今回のデートは住宅展示場にお邪魔することになりました。私はあまり興味が無かった……というより知らなかったです。綾子さんの希望で「面白そう!」となったために決まりました。調べてみたところ常設の会場も多く、週末はイベントをやっているようです。都内だとなかなか
今回のデートは住宅展示場にお邪魔することになりました。私はあまり興味が無かった……というより知らなかったです。綾子さんの希望で「面白そう!」となったために決まりました。調べてみたところ常設の会場も多く、週末はイベントをやっているようです。都内だとなかなか
前回のデートである程度希望の物件をお互いに出し合った後の話です。綾子さんから送られてきたいくつかの物件に対して、合意の上で内見の予約をしました。第一希望の場所は二人の中間地点で収納も広く間取りも良かったのでほとんど決めていたぐらいです。ただ、少しだけ予算
婚活と恋活……割と混同している人が多いと思われるテーマです。私自身、結婚相談所で活動をしなければ明確な違いに気が付かなかったと思います。恋活は「好きな人を探す」、婚活は「結婚する人を探す」という事ですよね。ここで問題となるのは「結婚する相手=好きな人」と
指輪も買って、住む家の話も出ています。両親との顔合わせは未だ出来ていませんが、これについては指輪が出来てからと決めている。真剣交際になってから約1ヶ月、デートも6回しています。少し早い気もしますが、後回しにするのも良くないでしょう。私は仲人さんにプロポー
住む場所というのは誰しも拘りのようなものがあると思います。独り暮らしをしていた時は自分の趣味で選ぶことが出来ました。当時は家賃は7万5千円、新築の1LDKとかなり良い場所に住んでいます。車も持っていたので駐車場代が5千円でした。ただし、場所は東京郊外(ほぼ埼玉県
指輪を買うことで婚活としては一気に進んだと言えるでしょう。仲人さんにもデート報告はしましたが、特にリアクションはありませんでした。おそらく順調なので特に口を出さないという事でしょう。それはそれで良いことだと思います。この先はきっとふたりで色々なことを決め
彼女が居なくなってから、胸の奥にはぽっかりと穴が開いたようでした。けれど、私たちはずっと一緒に居たわけではありません。高校を卒業してすぐ、前の彼氏と付き合って居た時は今と同じです。むしろ一緒に居た時間の方が少なかったと言えるでしょう。それなのに、今まで以
会話をしながらも心は決まっていました。もう私たちの関係は終わっていたのです。いつまでもそこから目を背けてはいけない。だからこれで最後にしなければならないと思いました。たとえ彼女が今の彼氏と別れても、同じことを繰り返すだけです。どこにも希望はないということ
突然の呼び出しの後。彼女は恋人とのいざこざを修復できたのでしょう。しばらくは連絡がありませんでした。そうなると寂しいのは私だけです。彼女の声が聴きたい。けれど簡単に電話をするわけにはいきません。新しく彼氏が出来た時、前とは違って「連絡しないで」とは言われ
私は結婚願望は強い方だと思います。会社の同期入社は次々と結婚して子供を作りました。焦る、というよりは純粋に羨ましいと感じています。私もいつかは結婚して子供を作り、育てていきたい。裕福な家庭というよりは平穏な未来を望んでいます。どこでもある、普通の家庭であ
彼女が付き合っている男性はかなり年上だと聞きました。私などよりもよっぽど大人なようで、色々な場所に連れて行ってくれるとのこと。それを自慢げに話しながらも、付き合い方には不満があるようです。中でも愛情表現が希薄なところが気に入らないようでした。「予定はなか
気が付けば出会ってから8年ほどの月日が経っていました。もちろん、その間ずっと彼女のことを思い続けていたとは言いません。他の女性に目が行くこともありました。けれど、私はモテない男です。恋人は出来なかった。だから彼女に執着したのか、と言われたらそれも違うと思
指輪を購入した後は少しだけ銀座の街を歩くことにしました。この先は楽しいだけのデートです。とはいえ、ブランドショップではかなりの時間を過ごしました。あまり遅くならないためにも今日は夕飯を食べてから解散する予定です。「あの……、良かったらちょっとお買い物して
指輪のデザインを決めてダイヤも選びました。これで指輪の購入は終わり……というわけではありません。私たちが購入したブランドショップではさらにオプションがあります。「ではオプションはどうしましょうか。インサイドに宝石を入れることも出来ますよ」刻印は無料ですが
指輪を買うとなったら話はさらに進みました。指のサイズを本格的に採寸をしたのは初めてです。サンプルの指輪を試して、一番心地よさそうなものにしました。基本的に嵌めたら外すのが難しいぐらいが良いようです。「指輪の跡がついても、圧迫される感じが無ければ大丈夫です
指輪のデザインは決まりました。あとはその時が来れば購入すれば良い。ようするに、ここでの仕事は終わったのです。購入する店舗は本店でなくても良いでしょう。店によって置いてあるダイヤは違うかもしれませんがそれも一期一会です。ただ、ひとつだけ気になっていたことが
この日、私たちは銀座に訪れました。銀座と言えばハイブランドの町、高級なイメージしかありません。東京でも郊外に住む私にとっては恐れ多い土地です。そんな場所に訪れたのには理由がありました。それは結婚指輪の下見です。前回は百貨店でいくつかのブランドをまとめて見
今の私の立ち位置はギリギリ引き返せるところに居ると思います。ここで真剣交際を終了しても婚約破棄にはならないでしょう。もちろん、そうすることでどれだけ綾子さんを傷つけてしまうかは理解しているつもりです。正直言えば、綾子さんの感情を加味するとすでに引き返すこ
綾子さんとは出会って間もないと言えばその通りかもしれません。けれど、お互いに真剣に婚活をしています。真面目に向き合っていた分、過ごした時間は軽いものではないのです。私は彼女を信じると決めました。ならばもう迷う必要はありません。きっかけはありますが明確な根
休日の夜、少し遅い時間の電車はそれほど混んではいませんでした。電車に揺られていると心地よく、座席に座っていると眠くなってしまうほどです。そういえば、今日はよく頭を使いました。こういう疲労感もなかなか良いものですね。けれど、眠ってしまうわけにはいきません。
結局、私たちはその後2時間ほど喫茶店で悩んでいました。最終的に1問だけ解けずに残った謎があります。ランチセットを頼んだとはいえ、あまり長居するのもお店に悪いでしょう。ここは仕方がありません。どうしてもわからないのでヒントを見ることにしました。「あああ!
喫茶店で美味しいベーグルと紅茶を頂いた後は謎解きに取り掛かります。キットと鉛筆を使って考えるのはなかなか面白いですね。撮影した目印を元に問題を解いていくのですが……。そう簡単に答えにはたどり着けません。「うーん……、難しい」「そうですねえ。私も苦戦中です
謎解きゲームの序盤は街歩きでした。キットを片手に街中にある目印を探しながら進みます。お店の看板や道路標識、街灯など様々なものがヒントになっていました。普段は気に留めない物ばかりですが、この時ばかりは必死で探します。「ああ、なるほど。そういうことか!」「え
指輪を見に行った翌週は「楽しむ」デートをすることにしました。綾子さんの趣味で謎解きゲームに参加します。個人的には「リアル脱出ゲーム」というのものが流行っていることは知っていました。しかし、実際に参加したことはありません。そもそも私はそれほど頭が良くありま
残念ながら増えたのは子供ではなく、猫です。しばらく更新が止まってしまったのは家事が増えたためでした。私たちは結婚後、しばらくは賃貸で同居していたのです。しかし、半年程度で思い切って新居を購入しました。本当に婚活を始めてから今まで激動の日々です。まさか結婚
そして、その時はやってきました。前のように明確に何かを言われたわけではありません。彼女の心が離れていった、その事実に気が付いたのです。好きな人だから、ずっと見ていたから、変化は分かる。それは本当に小さなものです。ひとつひとつは些細な事。たとえば、会話の時
正直言って、今の関係が長く続くとは思えませんでした。再会した時の彼女はちょうど恋人と別れたばかり。それは学生時代も同じでした。きっと私との関係は次の恋人が出来るまでの間だけの一時的なものなのでしょう。だから最初から覚悟していました。居なくなると分かってい
彼女と再会してから、今までのような「友達以上、恋人未満」になるのはあっという間でした。彼女のことを良く知っているからか、何となく、何を考えているのかが分かる。何を言われたら嫌な気持ちになるのか、どうしたら心地が良いのか……。これは今までにないことでした。
気が付けば3年が経ち、私は大学を卒業して社会人になりました。私には彼女の「夢」のような将来への大きな希望はありません。出来れば大好きだったゲームを製作する会社に入りたいなどとは考えていました。けれど……、私にはそのような才能はありません。好きなものを職業
私に対して唐突に別れを告げた事を恨んでいないと言えば嘘になります。どんなに好きな相手でも思い通りにならなければ不満に感じる。それは当たり前のことなのだと思います。好きだからこそ、期待をして何かを望んでしまう。好意の反対は嫌悪ではありません。無関心です。何
私の願いは予想通り叶いませんでした。一線を越えてから、たったの1カ月です。変わり身が早い……というわけでは無いのでしょう。おそらく彼女の中で恋愛は進行していたのだと思います。それを伝えなかったのは単に私に対して気持ちが無かっただけのこと。「好きな人が出来た
結局、指輪の下見と言いつつデザインとブランドは決まってしまいました。ただし、まだ購入には至っていません。ここはあくまでも百貨店です。事前予約した店舗で最終決定することになります。それは3週間後のこと。その頃には今と違う関係になっているのでしょうか。「他の
指輪はデザインだけではなく素材も重要な要素のひとつだそうです。紹介されたのはプラチナでしたが、ゴールドの指輪もあるとのこと。綾子さんはピンクゴールドが好きらしく、そちらの指輪も試してみることになりました。「ごめんなさい、退屈ですよね」「いえいえ、楽しいで
ダイヤの購入を見送った後は再び指輪のデザインを見ることになりました。まずは最初にダイヤの説明をしてくれたショップを見ます。それから順に綾子さんの好きなブランドを見ていくことになりました。「あの……予算大丈夫ですか?」「ごめんなさい、少なかったですか?」「
婚約指輪と言えばダイヤモンドです。あえて他の物を選ぶというのも面白いかもしれませんが、女性がどう思うか次第でしょう。女性にとっては自分のために考えて選び、お金を出して用意してくれた「誠意の証」と言えます。半端なものを贈るのは失礼になってしまうかもしれませ
おうちデートから1週間後。私たちは都心の百貨店に来ていました。それは結婚指輪を見るためです。綾子さんの見たいブランドは3つ。それぞれ来店予約を入れてあります。詳細はそちらで聞くとして、まずは百貨店で下見をすることにしたのです。百貨店そのものは何度か来たこ
少しセンシティブな記事で申し訳ありません。以前に言われた「女は35歳を過ぎたら需要が無くなる」という言葉がどうしても心に残ったのです。彼女に対して、私は真向から否定する言葉を言えませんでした。それは私が彼女にとって年上だからです。言ったのが同世代の女性であ
美味しい夕食を食べ終えたら洗い物の時間です。しかし、こちらは綾子さんに断れてしまいました。個人的に料理を作るよりも洗い物の方が面倒だと思っています。なので、せめてそちらだけはと思ったのですが……。「今日はお招きしたので、どうか楽にしててください」「いや、
余計な会話をしてしまったせいで綾子さんの手を煩わせてしまったかもしれません。しかし、無事に夕飯が完成して運ばれてきました。何もしないのはさすがに申し訳ないので飲み物ぐらいは注がせて頂きます。さすが、節約されているのか飲み物もペットボトルではなくパックで出
お金の話をひと段落させて、いつものように談笑していたら少しは緊張もマシになってきました。そうなるとついつい、部屋の中を見てしまいます。収納の使い方や装飾なんかはさすがに女性だなと感心しました。……いえ、女性だからではなく綾子さんがそういう方なのですよね。
個人的に嗜好品については度を越さない限りは必要経費だと思っています。ストレスをためて体を壊すぐらいなら不健康でも楽しんだ方が良いというのが持論です。日々は生きるためだけにあるわけではないですからね。ただ「程度」は人によって違うのでしょう。たとえば私からす
買い物を済ませたらのんびりと綾子さんの家に向かって歩きます。道中は穏やかな会話をしていました。私にとっては知らない道ですが綾子さんにとっては通いなれた道。なんだか不思議な気持ちになります。「一応、オートロックなんですよー」そう言って玄関を開けてくれました
スーパーは駅のすぐ近くにありました。良くある立地ですね。ここで買い物をして綾子さんの家まで歩くことになります。入り口から中に入ろうとする綾子さんに先んじて買い物用のカゴを取りました。「荷物は持ちますからね!」「すみません、ありがとうございます」それほど多
真剣交際セミナーで色々と考えた翌日。ついにおうちデートの日がやってきました。正直言うと、女性の家に上がるというのは緊張します。何て言えば良いのか、入ってはいけない場所に行くような気分です。しかし、私と綾子さんは真剣交際をしています。これは通過儀礼なのでし
その日の朝は妙に清々しい陽気でした。昨日と今日で私の世界は変わった……などとは思いません。ただ、残念なことに隣で眠っている人への気持ちは相変わらずのようです。傍に居ることがたまらなく嬉しかった。ずっとこのままで居たい。今まで生きてきて、そんな風に思ったこ
私と彼女の関係は歪なまま太くなっていました。おそらく、彼女でなければ途中で関係を断っていたと思います。そして同じように私でなければここまで関係を続けることも無かったでしょう。私たちは知らず知らずのうちに、引き返せないところまで進んでしまっていたのかもしれ
再会してしばらくの間は幸福でした。多少の不満はありますが、満たされないことは仕方がないことです。そこはもう諦めることにしました。会えないよりはよっぽど良い。会えない時間が愛を育てると言いますが、片恋には余計な事です。行き場をなくした気持ちは、どこか歪んで
再会してから高校時代のような友人関係に戻るのはあっという間でした。実際に会うのは月に1,2回程度でしたが、メッセージは毎日やりとりをしています。週に2,3回は長電話、ひどい時は3時間以上も話すことがありました。友達以上、恋人未満……。状況は相変わらずです
ウェブセミナーを受けて気になったことはもう一つあります。それは家計管理の話です。私は独り暮らしの経験もあるので家賃や光熱費、生活費については一通り理解があります。実を言うと、これって凄く大切なことだと思うのです。実家暮らしでは分からなかった問題ですよね。
私たちが受けた真剣交際セミナーはウェブ参加でした。今回はそれぞれ自宅で閲覧する形で参加しています。セミナーの内容は「新生活スタートに向けて知っておくべきこと」です。何となく、この先の二人の関係性の変化についてだと思っていました。しかし内容は私が想像してい
お買い物は結局、ほとんど見ただけでした。購入しなくても楽しいものなのですね。キャラクターグッズなんて今まで気にしたこともありませんでした。こういうものはネットで見るよりも実物を見るに限ります。私は大抵、買い物は目的のものを手に入れたら他は見ないことが多い
無事に少し遅いお昼ご飯を頂いた後は予定通り観光名所へ向かいます。道中も相変わらずお話をしていました。中身はとても他愛のない日常のお話です。けれど、こういったことをこれから先ずっと積み重ねていくのでしょう。「プラネタリウムとか、少なくとも10年は行ってないと
博物館で楽しい時間を過ごした後は有名な観光名所へ向かいます。そこには綾子さんの好きなキャラクターの専門店があるとのこと。せっかくなのでそちらにも寄る予定でした。しかし、その前にお腹が空いてしまっています。「……営業していないみたいですね」「すみません、私
談笑しながら移動しているとあっという間に目的地に到着しました。ひとりで居るよりも移動時間が辛くありません。スマホをいじっているのも悪くはないですが、やはり会話がある方が良いですね。ここまでくると台本のような会話メモは必要なくなっています。「着いたー!」「
移動中も会話は絶えませんでした。やはり話したいことはたくさんあります。それはお互いのことを知る上でとても大切な事なのでしょう。過去のこともそうですが、直近のお話も多かったです。「とろ君はそうでもないかもだけど、ひどいお見合いもありましたよ」「どんな感じで
真剣交際に入ってから2回目のデートは1回目のデートの翌日でした。続けて同じ人に会うというのは婚活を始めてから初めての経験です。ちなみに、前日にお別れをした後はいつも通り仲人さんへ報告をしています。食事だけのデートで報告は面倒に思いましたが、これも大切なこ
前日の記事では禄でもない人はいない、と書きました。しかし、「碌な人が居ない」の根拠はいくつかに分類されているようです。私がざっと調べたところでは以下の通り。・最初から選ぶ立場で監督官のようにこちらを見てくる・理想をおしつけてくる・プロフィールや言動に嘘が
ネットでよく見かける「婚活している人は売れ残りで碌な人が居ない」というお話。私自身が売れ残りで禄でもないことは認めます。ただ、これまで婚活をしてきて「碌な人が居ない」と思ったことはありません。これはそもそも当たり前のことだと思います。なぜなら「高額な金額
真剣交際デート 1回目(4):言わなければいけないことと祝い酒
思っていたよりもスムーズに話が進み、食事も進みました。仲人さんとの面談直後だったのもあるのでしょう。決めるべきことは決めることが出来たと思います。ひとまず目先の予定は埋めることが出来ました。今まではずっと、複数の仮交際相手とのデートやお見合いで予定がいっ
結婚への最初の一歩、名前で呼び合うことを決めたら先のことも話します。こちらは結婚相談所から頂いた資料を持ってきました。スケジュールはある程度、共有した方が良いと思ったのです。私も綾子さんも仕事をしている身、週末が必ず空いているとは限りません。「それでは今
ひとまず待ち合わせ場所はお互いが住んでいる場所の中間地点としました。……私の意向で若干佐倉さんよりになっています。相手よりも自分が楽をする、というのがどうにも苦手な性分なのです。体力については自信がありますしね。「今日はすみません、急に呼んでしまって」「
仲人さんとの面談の後、私はすぐに佐倉さんにメッセージを送りました。面談で話したことを共有したかったのです。色々と考えましたが、私一人で悩んでもあまり意味はありません。この先は二人で考える必要がある。――仲人さんとの面談、無事に終わりました。 色々と共有
結局、夜遅くまで一緒に過ごすことになったわけですが……。結構な量のお酒を飲んだので彼女はかなり眠そうです。そしてお互いに実家暮らしです。私はともかく、彼女はあまり遅くなるわけにはいきません。私はお会計のタイミングを狙っていました。ここは私が出しておきたい
私の答えに彼女はしばらく俯いてしまいました。飲みすぎてしまったのか? またしても心配になります。しかし、それは杞憂でした。「ふふふ、やっぱり変わってないね。変な人」「また、そうやってからかって……」馬鹿にされるのは慣れていました。それでも、彼女の傍に居ら
予約したお店はそれほど混んでいませんでした。それでもさっと入れるのは便利ですね。キューとボールを借りたら、指定された台へ移動します。そこで電話をとってドリンクを注文。お金はバイト代があるので問題ありません。「なんか慣れてるね」「ん? まあ、友達とはしょっ
会える日が決まってからもやりとりは続きました。昔と同じように……とはさすがにいきません。あくまでも短いメッセージのやりとりです。日常的な、他愛のない内容がほとんどでした。それでも、彼女の現状を知れるのは嬉しかったです。正直に言うと、今までどうしていたのか
彼女から連絡が来ない間。私は必死で考えました。どうしたらもう一度会うことが出来るのか。けれど、どうしてよいのか分からない。待っていても彼女からの連絡はありません。このまま時間ばかりが過ぎて何も変わらないままなのは嫌だったのです。――最近、友達とよくビリヤ
謎のメッセージから数日間。私はモヤモヤとした気持ちで過ごしていました。期待半分、失望半分。揺れる感情の波が煩わしくて辛かったです。あんなメッセージが来なければ平和だったのに……。そう思うけれど、やはりメッセージそのものは嬉しかった。相変わらず矛盾している
高校を卒業して大学生になった私は分かりやすく外見からいじりました。髪型を変えて、洋服を買って、言葉遣いを変える……。所謂大学デビューというヤツです。以前と違って人には積極的に声をかけるようにしたら友人もたくさん出来ました。特に仲の良い友人とは家まで遊びに
最初の提案ですでにその難易度に怯みました。しかし、仲人さんのアドバイスは続きます。残された交際期間はたったの2ヵ月。私には時間を無駄に使う余裕はありません。「手を繋げるようなら次はお家デートに挑戦して下さい。 日帰りで構いませんので、自宅でくつろげるかどう
結婚するまでにやるべき事がたくさんあることは解りました。相談所の退会についてもある程度は自分の裁量で決めることが出来る。しかし、ひとつだけ問題があります。それは私と佐倉さんの交際期間。仮交際は1か月程度なので、残りは2ヵ月です。基本的に3ヵ月以上交際が続
仲人さんに提示された今後の予定について、少しばかり絶句してしまいました。私にとって現実味があまりなかったのです。佐倉さんとは1か月前まで会ったこともない他人。そして今は一応、真剣交際中ですが未だに敬語で話している間柄です。真剣交際とは要するに「結婚を前提と
結婚相談所に行くのは一ヵ月ぶり。……なんだか久しぶりな気がします。社会人になってから時間が経つのは本当に早かった。でも、それだけ何も無かったということなのでしょう。婚活を始めてから色々な事が動き出しました。それは必ずしも良い事とは限らないかもしれません。
仲人さんとの電話の後、いつもの時間に佐倉さんとLINEでやりとりをしました。ファーストコールから欠かすことなく毎日、何らかのやりとりが続いています。よく「成婚するカップルのLINE頻度は毎日」と聞きますが本当でした。けれどこれは自然なことではありません。 私は意
私は仮交際と並行してお見合いも次々と組んでいました。ひとえに「いつ交際終了になっても良いように」という理由です。多くの人と仮交際をしたいという意図ではありません。結果として終盤はほぼお断りになってしまいましたが……。それでも良い人が居たら仮交際をするつも
佐倉さんとのデートを終えた翌日。仲人さんとは電話で連絡をすることになりました。仕事中ではあったのですが、どちらが優先事項なのかと言われたら婚活です。真剣交際については夢見心地ですがぼんやりとしているわけにはいきません。やらなければいけないことはたくさんあ
晴れて真剣交際となった後、色々なことを話しました。それは住みたい家の話であったり、家族の話であったり、行きたいデートスポットだったり……。この日は楽しい話題に終始しました。そして次に会う約束をします。美味しい料理とお酒を頂いて、ひとまずの解散となりました
私の気持ちはすでに仲人さんを通じて佐倉さんには伝わっていたはずです。そして私も佐倉さんは同じ気持ちだと仲人さんから連絡を受けている。それでも……返事を待っている間は緊張しました。少しだけ驚いた様子の佐倉さん。告白をする方も大変ですが待つ方もヤキモキするの
今日のデートで真剣交際を打診する。その意志はずっと変わりませんでした。そして告白の言葉は出来るだけ私の口から言いたい。古い考えですが、その方が男らしいと思ったのです。「実は気になっていたのですが……。 LINEで言っていた『違うところ』って何ですか?」「……
帰りの電車に乗り込んでしばらくすると、佐倉さんは船を漕ぎだしました。やはり歩き疲れていたのでしょう。私は自転車で鍛えていますし、一応は男です。体力的なものは流石に佐倉さんよりも上だと思います。「大丈夫ですか? 駅まで寝てて良いですよ」「いえ! そんな悪い
竹林のお寺を巡ったあとは一度バスで駅まで引き返しました。大仏が見たいという佐倉さんの希望を尊重して電車で少しだけ移動します。普段の私なら普通に歩きますが、そんな事をしたら佐倉さんが疲れてしまう。少しは気を使ったつもりです。「はああ、楽しかった!」「少し休憩
佐倉さんと4回目のデート(6):言っておかなければならないこと
昼食を終えた後は再び神社巡りを再開します。次の目的地は竹林で有名な場所だそうです。また少し歩くのですが、ここで予想外のことが起きました。「すみません、とろ男さん。またかと思うかもしれませんが……。 とろ男さんに言っておかなければならないことがあるのです」
デート記事の途中で申し訳ありません。どうやら本日でブログ開設から1年が経ったようです。正直……ここまで長くなるとは思っていませんでした。内容的にはまだ婚活始めてから3ヶ月後ぐらいのことを書いています。振り返ってみるとやはり怒涛の1年でした。生活もがらりと
神社でおみくじを引いた後はきちんとお参りをしました。二礼二拍手一礼の御作法は私でも一応、知っています。手水舎も最近はコロナの影響で柄杓は使わないのですね……。何だか少し寂しい気がしました。「あの、参拝した後は社務所に寄っても良いですか?」「もちろんです!
商店街を見ながら歩いていくといよいよ大きな神社が見えてきました。さすがの交通量ですが、神社の境内に入ると途端に静かになります。大鳥居の前でぺこりとご挨拶。そのまま参道を抜けて階段を登っていきます。「凄く良い雰囲気ですね。さっきまでの街中の喧騒が嘘みたいで
商店街は観光スポットになっているだけあって人で溢れていました。うん、コロナはもうすぐ終わりですね。世界がまわり始めているのを感じて嬉しくなりました。「凄い人ですね〜!」「ですねえ! あ、あのお菓子美味しそう!」「あ、本当だ。食べますか?」「うーん、魅力的
目的地の駅まではそこそこ長い時間を電車に揺られて移動します。こういう時間も意外と気を使ってしまいますよね。会話に詰まってしまったらどうしようかすごく心配でした。デート4回目と言ってまだまだ知り合って1ヶ月程度です。「佐倉さんは普段、あんまり電車に乗らない
前日の疲労はありましたが、朝はそれほど辛くありませんでした。千葉さんからのお返事も少しがっかりしましたが仕方のないことです。そもそも私からも断るつもりだったので気にするほどのことではありません。むしろ、清々しい気持ちで今日を迎えることが出来たと言っても過
千葉さんとのお見合いの翌日。佐倉さんと勝負のデートへ出かける直前に仲人さんからの連絡がありました。おお、ついに佐倉さんから真剣交際の打診について返事があったのか。……と思ったのですが、違いました。――千葉さんからお見合いのお返事がありました。 残念なが
恋愛については過去の記事で少し書きました。個人的にもう誰かを好きになりたいとは思っていないのです。それは居なくなった人の件ですごく傷ついたから……というわけではありません。純粋に煩わしいのです。私は他人が自分の思い通りにならないことを知っている。それなの
花里さんとのデート、そしてデート報告の後は佐倉さんへメッセージを送りました。佐倉さんにはすでに結婚相談所から真剣交際への打診が届いていると思います。しかし……仲人さんから私への連絡は未だありません。もしかしたら佐倉さんも悩んでいるのかもしれない。ただ私の
お見合い同様、次に会う気が無いのに「また会いましょう」と言うのは良くない。それは本当にそうだと思います。それでも私がそう言ったのには一つの賭けがあったのです。もしも……私が佐倉さんと会う前に日程の連絡をくれたのなら。その時はもう一度考え直そうと思いました
そして、デートは終わりの時間を迎えました。食事を終えて、お酒が無くなれば解散することになる。もちろん、この後に誘うなんてことはしません。花里さんは仕事で忙しかったのです。早く休ませてあげたい。「すみません、少し席を外しても良いですか? お手洗いに行ってき
美味しい食事をしながらお酒を飲むのは本当に楽しいものです。独りでもそれなりですが、会話をする相手が居るとさらに楽しくなります。私はきっとこういう時間が欲しかったのでしょう。コロナ禍で自分の感情が浮き彫りになった気がします。独りで居るのは簡単なことですが、
メインの料理を決めたら、会話はいつものように日常の話から始めました。花里さんとは普段のやり取りはあまりありません。LINEについては2日に1往復程度です。佐倉さんとは毎日3~4往復。ここでもかなりの差がついていると思います。佐倉さんと会う時は普段のやり取りか
待ち合わせは例のごとく、お店の席だったのでスムーズでした。いつものように15分前に到着して花里さんを待ちます。もちろん、お店は予約済み。洋食屋さんで、入り口もそれほど難しくありません。口コミや料理の味も大事ですが、待ち合わせのしやすさも大事なポイントですね
今までのように会って話すだけなら滞りなく今日は終わるでしょう。そして、花里さんとの関係は進まず、交際終了となる。今回の交際終了はお相手様から突き付けられるわけではなく、私から断ることになります。出来ればそうしたくはないのですが、佐倉さんを選ぶのなら否応は
千葉さんとのお見合いが終わった後は自宅に戻ってシャワーを浴びました。スーツを脱いで、私服に着替えます。待ち合わせは夕方、お店に直接なので時間的なゆとりはありました。今のうちに千葉さんにお断りのお返事をすることも出来ます。しかし、その日のうちにお断りを出す
私は女性との交際経験がほとんどありません。それは言い換えると「女性と付き合おうとする努力」をしてこなかったということです。気が利かなかったり、デリカシーが無かったり……。要するに女性の考えが分からず、女性そのものも知らないということです。モテるためにはど
千葉さんについても評価しておきます。合格点は50点。今まで、このラインを下回った人はいませんでした。ではいつも通りの配点で確認してみます。■評価年齢:15点(3歳下)収入:0点(不明)見た目:2点会話の楽しさ:3点趣味、共通点:5点柔軟性:2点マナー:5点居心地:5
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今回のデートは住宅展示場にお邪魔することになりました。私はあまり興味が無かった……というより知らなかったです。綾子さんの希望で「面白そう!」となったために決まりました。調べてみたところ常設の会場も多く、週末はイベントをやっているようです。都内だとなかなか
前回のデートである程度希望の物件をお互いに出し合った後の話です。綾子さんから送られてきたいくつかの物件に対して、合意の上で内見の予約をしました。第一希望の場所は二人の中間地点で収納も広く間取りも良かったのでほとんど決めていたぐらいです。ただ、少しだけ予算
婚活と恋活……割と混同している人が多いと思われるテーマです。私自身、結婚相談所で活動をしなければ明確な違いに気が付かなかったと思います。恋活は「好きな人を探す」、婚活は「結婚する人を探す」という事ですよね。ここで問題となるのは「結婚する相手=好きな人」と
指輪も買って、住む家の話も出ています。両親との顔合わせは未だ出来ていませんが、これについては指輪が出来てからと決めている。真剣交際になってから約1ヶ月、デートも6回しています。少し早い気もしますが、後回しにするのも良くないでしょう。私は仲人さんにプロポー
住む場所というのは誰しも拘りのようなものがあると思います。独り暮らしをしていた時は自分の趣味で選ぶことが出来ました。当時は家賃は7万5千円、新築の1LDKとかなり良い場所に住んでいます。車も持っていたので駐車場代が5千円でした。ただし、場所は東京郊外(ほぼ埼玉県
指輪を買うことで婚活としては一気に進んだと言えるでしょう。仲人さんにもデート報告はしましたが、特にリアクションはありませんでした。おそらく順調なので特に口を出さないという事でしょう。それはそれで良いことだと思います。この先はきっとふたりで色々なことを決め
彼女が居なくなってから、胸の奥にはぽっかりと穴が開いたようでした。けれど、私たちはずっと一緒に居たわけではありません。高校を卒業してすぐ、前の彼氏と付き合って居た時は今と同じです。むしろ一緒に居た時間の方が少なかったと言えるでしょう。それなのに、今まで以
会話をしながらも心は決まっていました。もう私たちの関係は終わっていたのです。いつまでもそこから目を背けてはいけない。だからこれで最後にしなければならないと思いました。たとえ彼女が今の彼氏と別れても、同じことを繰り返すだけです。どこにも希望はないということ
突然の呼び出しの後。彼女は恋人とのいざこざを修復できたのでしょう。しばらくは連絡がありませんでした。そうなると寂しいのは私だけです。彼女の声が聴きたい。けれど簡単に電話をするわけにはいきません。新しく彼氏が出来た時、前とは違って「連絡しないで」とは言われ
私は結婚願望は強い方だと思います。会社の同期入社は次々と結婚して子供を作りました。焦る、というよりは純粋に羨ましいと感じています。私もいつかは結婚して子供を作り、育てていきたい。裕福な家庭というよりは平穏な未来を望んでいます。どこでもある、普通の家庭であ
彼女が付き合っている男性はかなり年上だと聞きました。私などよりもよっぽど大人なようで、色々な場所に連れて行ってくれるとのこと。それを自慢げに話しながらも、付き合い方には不満があるようです。中でも愛情表現が希薄なところが気に入らないようでした。「予定はなか
気が付けば出会ってから8年ほどの月日が経っていました。もちろん、その間ずっと彼女のことを思い続けていたとは言いません。他の女性に目が行くこともありました。けれど、私はモテない男です。恋人は出来なかった。だから彼女に執着したのか、と言われたらそれも違うと思
指輪を購入した後は少しだけ銀座の街を歩くことにしました。この先は楽しいだけのデートです。とはいえ、ブランドショップではかなりの時間を過ごしました。あまり遅くならないためにも今日は夕飯を食べてから解散する予定です。「あの……、良かったらちょっとお買い物して
指輪のデザインを決めてダイヤも選びました。これで指輪の購入は終わり……というわけではありません。私たちが購入したブランドショップではさらにオプションがあります。「ではオプションはどうしましょうか。インサイドに宝石を入れることも出来ますよ」刻印は無料ですが
指輪を買うとなったら話はさらに進みました。指のサイズを本格的に採寸をしたのは初めてです。サンプルの指輪を試して、一番心地よさそうなものにしました。基本的に嵌めたら外すのが難しいぐらいが良いようです。「指輪の跡がついても、圧迫される感じが無ければ大丈夫です
指輪のデザインは決まりました。あとはその時が来れば購入すれば良い。ようするに、ここでの仕事は終わったのです。購入する店舗は本店でなくても良いでしょう。店によって置いてあるダイヤは違うかもしれませんがそれも一期一会です。ただ、ひとつだけ気になっていたことが
この日、私たちは銀座に訪れました。銀座と言えばハイブランドの町、高級なイメージしかありません。東京でも郊外に住む私にとっては恐れ多い土地です。そんな場所に訪れたのには理由がありました。それは結婚指輪の下見です。前回は百貨店でいくつかのブランドをまとめて見
今の私の立ち位置はギリギリ引き返せるところに居ると思います。ここで真剣交際を終了しても婚約破棄にはならないでしょう。もちろん、そうすることでどれだけ綾子さんを傷つけてしまうかは理解しているつもりです。正直言えば、綾子さんの感情を加味するとすでに引き返すこ
綾子さんとは出会って間もないと言えばその通りかもしれません。けれど、お互いに真剣に婚活をしています。真面目に向き合っていた分、過ごした時間は軽いものではないのです。私は彼女を信じると決めました。ならばもう迷う必要はありません。きっかけはありますが明確な根
休日の夜、少し遅い時間の電車はそれほど混んではいませんでした。電車に揺られていると心地よく、座席に座っていると眠くなってしまうほどです。そういえば、今日はよく頭を使いました。こういう疲労感もなかなか良いものですね。けれど、眠ってしまうわけにはいきません。
休日の朝。自転車を趣味にしていた私は死ぬほど早く起きていました。何なら出発が午前2時なんて日もあります。睡眠時間なんて3時間あれば十分!それが今や、午前7時にのんびり起きて眠い目を擦っています。起きたらご飯を食べて、歯を磨いたらお相手様のプロフィールを確
お見合いの日々は未だ続きます。当初の予定では仮交際人数が3人になった時点でお見合いよりも仮交際に集中するつもりでした。しかし、とてもそういう気持ちにはなれなかったのです。音信不通の磯谷さんに、やりとりがほとんど出来ない梅野さん。私の状況はとても仮交際相手
霧山さんとの仮交際成立は正直に言って嬉しかったです。歳下で可愛いというのはポイントが高い。……こう書くと私も男なのだな、と思ってしまいます。ただ、それだけで結婚したいとなるわけではありません。これまで婚活を続けてきたおかげか、難しいと思うことや、自分が相
これまで、怒涛のように色々な事がありました。ここで一度、まとめておきたいと思います。本当に長い1か月でした。そして、本当に色々な事があった。この歳になってから考えさせられる事ばかりとは驚きです。5/7 :秋月さんとお見合い→3回目の面談5/8 :磯谷さんとお見合い→
突然の差し込みで申し訳ありません。表題の通りですが、先日、成婚退会しました。詳しい事はこのブログで書いている時系列に沿ってちゃんと書きます。ただ、この報告はしておいた方が良いと思い、記事にしました。なお、ちゃんとプロポーズをしての成婚退会となります。お互
そしてやってきたファーストコールの時間。私は意を決してスマホを手にとりました。ファーストコールそのものはすでに4回目ですが、3回目までは連続だったので電話をかけるのは久しぶりです。なんていうか、緊張感は相変わらず半端ない。コール音が鳴っている時間が一番、
お見合いダブルヘッダーの翌日。お昼休みに例のごとく寝ているとスマホの通知が告げました。「交際が成立しました。 つきましては本日もしくは明日中にファーストコールをお願い致します」……なんだか久しぶりのメッセージです。凄く嬉しい気持ちになるけれど、この後の電
生徒会執行部に入ってからというもの、私の生活は妙に目まぐるしくなりました。毎日が充実しているのを実感します。これまでの人生がいかに無駄だったのかを思い知りました。目的は居なくなった人ですが、生徒会の仕事にはやりがいを感じます。そんな中、居なくなった人とふ
彼女の容姿は取り立てて美しいというわけではありません。けれど、当時の私は心を奪われていました。笑った顔は誰よりも可愛いと感じていたのです。今思うと恥ずかしくて死にそうになりますね。「とろ男くんってさ、生徒会執行部に向いてると思うな」うん、そんなわけはない
あまり需要の無いお話ですが、せっかくですので書かせて下さい。……というか、しばらく更新が難しくなりそうなのでストック記事を出しています。今後も時々、こういう記事が出るかもしれませんがご了承頂けると嬉しいです。例のごとく、知っている人は見ないでくださいね。
お見合いダブルヘッダーを終えて、帰宅した後。久しぶりにワインを買ってきました。普段はビールな私ですが、酔いたい時は少し強めのお酒を飲みます。……本来ならウィスキーと行きたいですが翌日は仕事ですからね。部屋に戻って温めた総菜とお酒に舌鼓を打つのは本当に幸せ
実は交際を希望しない場合はシステム上、選択肢の中から理由を回答する必要があります。それは以下の通り。・会話がはずまなかった・写真と印象が違った・価値観や性格が合わなさそうだった・マナーが良くなかったこれまで私はこの中から選んで回答した事はありません。いつ
いつも通り、お見合いの後は得点換算してみます。交際希望を出すのは50点以上。今までの方はほぼ全員越えていました。■評価年齢:10点(2歳下)収入:11点(550万円)見た目:5点会話の楽しさ:5点趣味、共通点:3点柔軟性:1点マナー:5点居心地:2点合計:42点■その他の
来栖川さん主体で進んでいったお見合いですが、このままでいけません。お話の終盤で私は趣味の話を切り出そうとタイミングをうかがっていました。会話の流れを中断することなくスムーズに話を移行させるのはなかなか難しいものです。そして、来栖川さんのお話が途切れたとこ
お見合いの序盤に適切なのはお仕事の話。これはもはやセオリーになってきました。最初に少し食い違いが発生しましたが、それは私の勝手な思い。気を取り直していつも通り話を進めていきます。しかし、この「いつも通り」というのは厄介ですね。毎回違う結果になるのが面白い
着席して飲み物を頼むとほっと一息、という感じでした。どうやら来栖川さんはかなり急いで来てくれたようです。少しだけ遅刻したとはいえ、こういうところは好感触ですね。会いに来てくれたみたいで嬉しい気持ちになりました。「今日は忙しいところ、ありがとうございます」
喫茶店ではコーヒーを飲みながら来栖川さんのプロフィールに目を通していました。しかし……よく考えたらコーヒーを飲みすぎです。霧山さんとのお見合い中もコーヒーを飲んでいました。そしてこの後もコーヒーになるはず。何だか少し胃が痛くなったのでミルクを入れて飲むこ
霧山さんとのお見合いで精神力はごっそりと削られましたが、本日はダブルヘッダーです。お昼ご飯を食べる気にはならなかったので、駅近くの喫茶店でプロフィールを確認しました。■プロフィール名前:来栖川さん身長:155cm体重:48kg年齢:1歳下職業:看護師年収:550万趣味
霧山さんについても、いつも通り配点で確認してみます。50点を越えたら交際希望。……とはいえ、今までのお相手様は全て50点を越えてきています。■評価年齢:25点(5歳下)収入:7点(350万円)見た目:9点会話の楽しさ:4点趣味、共通点:5点柔軟性:6点マナー:5点居心地
ところどころで妙な間はありましたが、お見合いそのものは滞りなく進んだと思います。仕事の話、趣味の話、家庭環境の話、学生時代の話、好きな食べ物、最近行った場所……。内容はマニュアル通りで、会話の内容も当たり障りが無かったはず。ただ、やはり「この人でないと駄