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ファンタジーの嵐と共に https://plaza.rakuten.co.jp/withfantasy/diary/202204040011/

小説、詩、エッセイと幅広く、テイストも変化させながらの創作に挑戦しています。 でも、それは実際のところ、なかなか難しいと思い知らされています^^;

瑠璃光院 秀和
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2022/04/08

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  • マトリックスメモリーズ インターミッション 2 (これまで登場した主要な登場人物 その2)

    マトリックスメモリーズ インターミッション 2 (これまで登場した主要な登場人物 その2) (※少しですが、内容にはネタバレを含みます) 【光軍総省所属:天の川銀河 第7艦艇 軍師団:オリオン連合

  • マトリックスメモリーズ インターミッション 1 (主要な登場人物)

    マトリックスメモリーズ インターミッション 1 (ここまでの主要な登場人物) (※少しですが、内容にはネタバレを含みます) 【地球人類】 ①菊池由佳「本名:エルフィア・シェルルーデ・ユウカ・ラーマ・

  • 第13章 真なる戦役 3

    第13章 真なる戦役 3 「ええ~っ?どうして?」 自身の両羽根が、少しずつ空間に溶けて消え始めている事に気が付いて、マヤは驚きの声を発した。 「ヤバっ!ウチ、何か計算間違いをした?」 マ

  • 第13章 真なる戦役 7

    第13章 真なる戦役 7 参謀次長ラッシール准将の言葉に、一瞬、ベーリックはたじろいだ様子を見せたが、やがて落ち着き払った表情に変わった。 「ふふふ、参謀次長が蒼ざめた顔で部屋に飛び込んで来る

  • 第13章 真なる戦役 6

    第13章 真なる戦役 6 ベーリックは自室で、フライズ軍から土産に貰った上位四次元のローザンシルト星で醸造されて三次元の物質に転換されたビリバリー酒を片手にお気に入りの葉巻を燻らせていた。 「

  • 第13章 真なる戦役 5

    第13章 真なる戦役 5 「はあ~っ」 八木沢は先刻から溜め息ばかりを付いていた。 これまでなら、この会議室に由佳やリルジーナそれからリンドウにマヤ、更にはハローズと氷室まで加わって賑やかに

  • 第13章 真なる戦役 1

    第13章 真なる戦役 1 地球のグリニッジ標準時間で12時を迎えた時、フライズ多次元連合艦隊旗艦の戦艦マーメイドに、両軍の錚々たる顔ぶれが集結していた。 ライトサイドからは、昨夜遅くにこの宙域

  • 第13章 真なる戦役 4

    第13章 真なる戦役 4 フライズ軍との調印式を終えて、八木沢はリルジーナやリンドウ達と共に空母ポイント・ビューウィックに帰還していた。 艦内の大ホールで盛大な祝勝会が催されて、顔も見知らぬビ

  • 第13章 真なる戦役 2

    第13章 真なる戦役 2 琴座の大ポータルの周辺宙域に数多くの戦闘艦が集結していた。 その中には、四次元と五次元の世界に戻るフライズの同盟艦隊を見送る為に、フライズ三次元艦隊の約一千隻が惜別の

  • 第12章 エデンにて 16

    第12章 エデンにて 16 息をしていないハローズをその場に残して、私は一旦、スーパーレディ号の運転席に戻った。 「スバオ、実は私はこの星には3人で来たの。敵の追撃から逃れようとワープトンネル

  • 第12章 エデンにて 15

    第12章 エデンにて 15 自室のドアをノックする音でシャオワンは眼を覚ました。 「執事官、どうした?」 「統領府のタンイー総参謀がおみえになりまして、拝謁室でお待ちでございます」 「総参謀

  • 第12章 エデンにて 6

    第12章 エデンにて 6 「ふぃ~、スッキリしたぁ~!さてと、スバオ君、小型の採取ボンベは完成したかしら?」 コクーンは、スバオが言った通りの快適な使い心地だった。 思い返せば、ビューウィッ

  • 第12章 エデンにて 14

    第12章 エデンにて 14 「お嬢、明日がマヤ様と約束されたエネルギー補填の期限です」 「確かに明日で、この星の時間で21日目を迎えるわね」 「少し余裕を見て、今日、これからテンペスト機へ向

  • パールサティ書 3

    パールサティ書 3 1-1-10 ここで一旦、輪廻転生世界の基礎知識をお話するのは一休みして、皆様が最も重たいテーマだと感じられる「死」の実相についてお伝えをしたいと思います。 輪廻転生世界の基礎知識

  • 第12章 エデンにて 13

    第12章 エデンにて 13 翌朝、ホテルのチェックアウトが済むと、私はトーネ河の河畔に有るホタル狩りの名所を経由して別荘まで戻りたい旨を、フレデリクに願い出た。 「ほっほっほ、女神姐さんは余程

  • 第12章 エデンにて 12

    第12章 エデンにて 12 「マライ大師は、今から36万6千日程前に、セラの姉星からやって来たと伝えられている人物で、当時、世界大戦が勃発しそうな状態に有ったこの星に、和平千年の至福を神と天に

  • 第12章 エデンにて 11

    第12章 エデンにて 11 電力についてはイザベルだけでは無く、フレデリクにも全く知識が無かった。 念の為、フォトンエネルギーについても質問して見たが、これについても彼らは全く知らなかった。

  • 第12章 エデンにて 10

    第12章 エデンにて 10 「いや~、ユウカさん。見事なステージでしたね!わたしは驚きと感動で鳥肌が立ちましたよ」 イザベルとフレデリク、それから今夜のライブに関係した人達と一緒にホーリヅルの

  • 第12章 エデンにて 7

    第12章 エデンにて 7 それから私は、スバオに何とか幾つかの食器類を生成させて、パンとハムエッグだけの夕食を済ませた。 アルコールの方も色々とスバオに試させたが、結局、インデックスには生ビー

  • 第12章 エデンにて 8

    第12章 エデンにて 8 ラビ共和国の国都、ベルルースの街並みはこの世の物とは思えない眩しさに溢れ返っていた。 どの邸宅や店舗も、その外壁にはシルバーダイヤモンドの粉が吹き付けられていて、屋根

  • 第12章 エデンにて 9

    第12章 エデンにて 9 「ハ~イ、皆んな、元気にしてた~?今夜はあたしのライブを観に来て呉れて有難う。でもさぁ、最近はお客様が減ってしまってとても淋しい訳!何しろ約束された至福千年の時が過ぎて

  • 第12章 エデンにて 5

    第12章 エデンにて 5 防護服を着ているお陰で全く暑さは感じないのだが、砂漠の中と言う状況がヴィジュアル的にも喉の渇きを促すので私はまた得意の呪文を唱えた。 「出でよ、今と同じ物!」 私は

  • 第12章 エデンにて 4

    第12章 エデンにて 4 イザベルとの別れ際にイザベルから白兎馬に乗りたいと可成りせがまれたけど、この段階でスーパーバードを見せる訳には行かないと判断して、私は何とか次回に乗せると言う約束で事無

  • 第12章 エデンにて 3

    第12章 エデンにて 3 フレデリクに正体を言い当てられて、私は一瞬、答えに窮した。 この星の住民で無い事は、私がメタリックなシルバーに輝く防護服を着ているので推測は可能だろう。 彼らの衣服

  • 第12章 エデンにて 2

    第12章 エデンにて 2 イザベルが国民的なアイドルだと聞いて、私は改めてイザベルをまじまじと見た。 上衣は全体が渋い茜色に染め上げられていて、和服で言う所の共襟だけが深い藍色に成っている。

  • パールサティ書 2

    パールサティ書 2 1-1-6 こうした「物理次元」や「次元膜」とは別に、「輪廻転生世界」には「意識次元」と言う次元も存在します。 「意識次元」も又、「物理次元」と同じく「輪廻転生世界」に固有の

  • パールサティ書 1

    パールサティ書 (抄) for human beings パールサティ書 1 第1節 概論 1-1-1 わたくしの名前はパールサティ。 この天の川銀河に最初に誕生した女神、即ち「初代大女神エレノア」の三女です。

  • 第12章 エデンにて 1

    第12章 エデンにて 1 スーパーバード号から降り立った地点は、それまでの砂だけの世界とは打って変わって土の地面に低灌木が幾つも生えている地帯だった。 私は予め対象をロックオンしていたハンディ

  • fragment 11 Sweetheart of Destiny

    fragment 11 Sweetheart of Destiny あたしの切り開かれた心の内臓にまだ血液が通っていたなんて 本来なら青く甘酸っぱい香りで醸される筈だったあたしの青春を あの残酷な出来事がどす黒い褐色に焼け爛れた

  • 第11章 交換 16

    第11章 交換 16 サンダーストームとレッドスコールは、フライズ多次元連合艦隊旗艦の戦艦マーメイドのハンガーに保管されていた。 リルジーナは、ベテルギウス守備艦隊総司令のガルバラス中将に連絡

  • fragment 10 マルカート

    fragment 10 マルカート その指先から滴れ落ちているリゾルートは誰に向けているのですか まさかこの悩めるアフタービートが悲しくも黄昏れてしまう結末を迎えるのに 君は毅然として立ち竦むその後ろ姿は僕

  • 第11章 交換 15

    第11章 交換 15 「八木沢さん、少し落ち着いて下さい。非公式とは言え、この場は両勢力の代表者による交渉の場ですから、最低限の外交マナーを守る必要が有りますよ」 八木沢の隣の席に座っていたリン

  • 第11章 交換 13

    第11章 交換 13 「皆さん、フライズ次元複合同盟艦隊旗艦のマーメイドにようこそ。私は総司令のホルスタールです」 ホルスタールはそう言うと、リルジーナ達に一礼した。 「副司令のビシュタル

  • 第11章 交換 14

    第11章 交換 14 「お早うございます、リルジーナ様。昨夜は良く眠れましたか?」 「お早うございます、ホルスタール様。ええ、貴方様のお心遣いのお陰でとても寛ぐ事が出来ました。ここがフライズさん

  • 第11章 交換 12

    第11章 交換 12 「お嬢、このレーダーは携帯用簡易レーダーなので、生体反応識別機能は付属されていませんが、この動きからは確かに直立動物の様に見えますね」 スバオはそう言うと、人影らしい半

  • 第11章 交換 11

    第11章 交換 11 私はこの車の後部座席にタンクとボンベを積み込むと運転席に座ってみた。 4本の車輪が大きくて幅広だからサンドバギーに違いはないだろうが、地球で多く見かけるピラーだけの物では無

  • 第11章 交換 10

    第11章 交換 10 マヤは小さな羽根を慌ただしくバタつかせながら、何かの準備を始めていた。 「マヤ、貴女、何してるの?」 「ユウカは小惑星帯のセレスに降り立った事が有ったやろ?だから、今度

  • 第11章 交換 9

    第11章 交換 9 レーダー監視室からの急報を知らせるサイレン風の音が、ペテルギウス守備艦隊旗艦サラマイノス級戦艦ベロノアバ・オブ・レジェンドの司令部作戦室に鳴り響いた。 「緊急事態が発生しま

  • 第11章 交換 8

    第11章 交換 8 「ユウカ、ハローズは未だ息と脈が有るみたいだから、コクーンに運ぶのを手伝って!ウチは力が弱いから」 私はマヤの言葉に従って、倒れて意識が無いハローズを背負うと、コクピットか

  • 第11章 交換 7

    第11章 交換 7 「マズい!」 「どうしたんですか?ジュンタール中尉」 「外をご覧下さい!リンドウ様」 「あれは?」 コクピットと後部キャビンからは、黒々と光輝く敵戦闘艦の艦影がレッド

  • 第7章 ライク ア エージェント 6

    第7章 ライク ア エージェント 6 「キキョウ、諜報員にも師弟関係って有るの?」 「まさか?橋本氏が勝手にそう宣言しているだけです。姫」 「軍隊なら呼び方は様々だけど要するにスパイ養成所、

  • 第11章 交換 6

    第11章 交換 6 ビシュタルトが聞き返したが 、ホルスタールは回答する代わりに三柱の副指令に命令を伝達した。 「総連合軍の旗艦マーメイドのホルスタールだ。我が軍の戦闘艦が起動停止に陥った原因は

  • 第11章 交換 5

    第11章 交換 5 「元々、我々軍部が猛反対したのに、教密院が無理矢理押し切った準備不足の侵攻作戦だ。その上、不測の事態に陥っているので若し死傷者を出さずにこの戦役を収めたら、勝利の凱旋と呼べる

  • 第11章 交換 4

    第11章 交換 4 「おい、ホルスタール。戦場の雰囲気が何だか変だぞ!」 ホルスタールが乗船している旗艦を取り巻く様に布陣している五次元艦隊のビシュタルト副指令官が叫んだ。 「確かに狼狽えて

  • 第7章 ライク ア エージェント 14

    第7章 ライク ア エージェント 14 ケネシーが向かった次の行き先まで尾行するのに、あたし達は余り手間を掛けずに済んだ。 ケネシーが近くの駐車場で清算を済ますと、権藤のマンションから5km程し

  • 第7章 ライク ア エージェント 13

    第7章 ライク ア エージェント 13 エリカが権藤の甥、 里中博人から聞き出した権藤の電話番号の内、ひとつの番号はあたし達が狙っていた電話番号だった。 昨夜、その番号に女の声で「ネオスアンド

  • 第7章 ライク ア エージェント 12

    第7章 ライク ア エージェント 12 運が良ければ、今日中にエリカは自身のミッションをコンプリートする事が出来るかも知れなかった。 何故なら今日、エリカは権藤の甥とデートする中で、念願だった

  • 第7章 ライク ア エージェント 11

    第7章 ライク ア エージェント 11 「権藤さんが葛城さんのお仕事を応援して戴けると聞いて、ボクも一安心ですよ。ボクは米国には知り合いが多いけど日本では業界関連の企業しか紹介が出来ないので」

  • 第7章 ライク ア エージェント 10

    第7章 ライク ア エージェント 10 今日は権藤に素性を調べられても良い様に、表の要員である橋本に車の運転を頼んでいた。 女性陣が先にお店に着いて男達を待つのも何となく絵に成らない気がしたの

  • 第7章 ライク ア エージェント 9

    第7章 ライク ア エージェント 9 アイーフの創立30周年記念パーティは、あたしが予想した通りの盛況だった。 格式が高いホテルの広い会場には、未だ式典が始まっていないにも関わらず全ての立食用

  • 第7章 ライク ア エージェント 8

    第7章 ライク ア エージェント 8 田宮が用意したディナー は、和洋が折衷した献立に成っていた。 田宮はその献立のうち和の皿を調理して呉れていた。 彼の料理は、新鮮な素材の旨味を活かしつつ

  • 第7章 ライク ア エージェント 7

    第7章 ライク ア エージェント 7 「ミサト様、今、橋本に連絡を入れましたが、残念ながら今日は家族が上京していて彼らと過ごさなくてはならないそうで、皆様にはくれぐれも宜しくお伝え下さいとの事で

  • 第7章 ライク ア エージェント 5

    第7章 ライク ア エージェント 5 セキレイが運転するベンツが広い通りから目白の小さな森陰の方に曲がると、既に懐かしささえ感じるスグルの屋敷が見えて来た。 「これは皆様、お揃いでお見え戴ける

  • 第7章 ライク ア エージェント 4

    第7章 ライク ア エージェント 4 「先ず来週のアイーフ創立記念パーティが、あたしがイアーズのエージェントとして権藤とのファーストコンタクトする場に成るわ。そこで、桐谷氏にお願いしてパーティ終

  • 第7章 ライク ア エージェント 3

    第7章 ライク ア エージェント 3 「その話は面白そうだ。もし権藤が本当にゼブルの影に繋がっているのなら、その尻尾を摑まえたいから俺は姫を手伝うよ」 桐谷があたしに頼んだ権藤に関する調査依頼

  • 第7章 ライク ア エージェント 2

    第7章 ライク ア エージェント 2 スグルがあたしの為に設立してくれた経営コンサルタント会社、株式会社葛アドバイザリーアライアンスは大手町ビルヂングから程近い新築ビルの7階に有った。 このビ

  • 第7章 ライク ア エージェント 1

    第7章 ライク ア エージェント 1 「ゼブルの影とは、魔王ベルゼブブを信奉する闇の巨大コングロマリット、ゼブルズトーラスの下部組織群の総称だよ」 この部屋にはあたし達以外に誰も居なかったが、

  • 第6章 ゼブルズシャドウ 16

    第6章 ゼブルズシャドウ 16 「ショーゴさんもお元気そうで何よりだわ」 「お陰様で!新型ウィルスの方も、お役所やマスコミが散々煽った程では無かったので、仕事への支障も少なくて助かったよ」

  • 第6章 ゼブルズシャドウ 15

    第6章 ゼブルズシャドウ 15 「あたしは3日前の深夜に日本に戻ったところです。このお電話は東京の自宅から掛けています」 「そうでしたか?お疲れのところを恐縮ですが、実は葛城さんにお願いしたい

  • 第6章 ゼブルズシャドウ 14

    第6章 ゼブルズシャドウ 14 あたしは右足を擦りながら、スマホでの会話を続けていた。 スグルをエレベーターホールまで見送った際に、今度はソフトキスではなくもっと深いキスを交わせる流れだと判断

  • 第6章 ゼブルズシャドウ 13

    第6章 ゼブルズシャドウ 13 「リノベーションをするのかと思ったら、これじゃ単なるリフォ-ムだね?」 「前に棲んでいた大使の趣味が、あたしのセンスに合っていたのよ」 「まあ、ミサトさんさえ

  • 第11章 交換 3

    第11章 交換 3 果たして敵の残置艦隊は、私が思った通りペテルギウス守備艦隊と私達が最接近しても反撃する様子もなく、曳航艦に捕捉された。 パワー・オブ・ウォーウェアリネスの効果が有った事は間

  • 第11章 交換 2

    第11章 交換 2 「ユカ、これからどうする気?まさかこのままここで指を咥えて待ってんじゃないだろうね?ウチはそんなのご免だよ」 これまで珍しく何も口を挟まなかったマヤが、ここで口を開いた。

  • 第11章 交換 1

    第11章 交換 1 「敵艦影をレーダーが捕捉!」 ハローズが叫んだ。 「愈々ね」 「こ、これは一体?」 「どうしたの、ハローズ?」 「ユウカ様、アンチャラプレーンの入り口付近に待機して

  • 第10章 ベゼルブブの正義 16

    第10章 ベゼルブブの正義 16 「合同演習も無事に終わった様ね」 「ああ、俺が思っていたよりずっと、四次元の連中が三次元の実機に慣れるのは早かった」 「四次元粒子で構築されているとは言え、

  • 第10章 ベゼルブブの正義 15

    第10章 ベゼルブブの正義 15 初日の合同演習を終えた旗艦マーメイドの作戦室には、ホルスタールとネルク、モニターにビシュタルトを含めた三柱の副司令、それにゼクスが顔を揃えていた。 ゼクスは、

  • 第10章 ベゼルブブの正義 14

    第10章 ベゼルブブの正義 14 旗艦マーメイドのブリッジには、幾つかの色彩で色分けされた大量のドットが大型のレーダーモニターにくっきりと映し出されていた。 そのドットは、各色彩毎に群れを作っ

  • 第10章 ベゼルブブの正義 10

    第10章 ベゼルブブの正義 10 「どうやら、次元降下が緩やかに成った様ですね」 「船長、オルストマンの窪地への入り口が近付いたと言う事か?」 「ええ、間違いないと思われます。ホルスタール総

  • 第10章 ベゼルブブの正義 11

    第10章 ベゼルブブの正義 11 赤銅色の壁に覆われた巨大な琴座の大ポータルから、三次元の出口に向かって右側に袖の様な奥行きが有る空間が見えて、ホルスタール以下の五次元隊員を乗せた輸送船がその袖

  • 第10章 ベゼルブブの正義 13

    第10章 ベゼルブブの正義 13 「輪廻転生世界が何でも有りの世界だからなのか?フライズが統治している星々には、地母女神が存在しないのは」 「如何にも!輪廻転生世界の外の真なる大宇宙では、一部の特

  • 第10章 ベゼルブブの正義 12

    第10章 ベゼルブブの正義 12 「分かった。四次元同盟艦隊には、君が言う通りの指示を出そう」 「有難うございます。それから合同演習の初日は、四次元部隊は三次元の実機に未だ不慣れなので、我々三

  • エレノア・ドクトリン 7

    エレノア・ドクトリン 7 extra 1-6 大精霊の触媒を介する事なく、生命のスパークリングによってこの大宇宙の「一次元点宇宙」に誕生した「始源の大女神」の三女のわたくしエレノアですが、わたくしはこ

  • エレノア・ドクトリン 8

    エレノア・ドクトリン 8 extra 1-10 ところで、こうした「夢」は、現在ではわたくしだけが見る訳では有りません。 わたくしから六世代毎の「権母女神」は、隔世遺伝で「夢」を見る能力を持って誕生し

  • 第10章 ベゼルブブの正義 8

    第10章 ベゼルブブの正義 8 「ビシュタルトは行っちゃたね。これで少しは静かに対策について考えられるわ」 メルリアは、ゾーマントと共にホルスタールに勧められたテーブルの椅子に腰掛けた。 「

  • 第10章 ベゼルブブの正義 9

    第10章 ベゼルブブの正義 9 「五次元で、三次元のマテリアルボディが事前に再現出来れば、こんな別の意味で苦しい思いをしなくても良いのだが。地球人類の完璧な人体データが有るのに、何とももどかしい

  • 第10章 ベゼルブブの正義 4

    第10章 ベゼルブブの正義 4 「話の概要は以上だ!諸君のご意見を賜りたい」 乗り移った四次元輸送船の会議室で、ホルスタールはフライズ四次元同盟艦隊の指導者達に向ってそう言った。 「我々、同

  • エレノア・ドクトリン 9

    エレノア・ドクトリン 9 extra 1-16 ここまでお話をして来て、わたくしはふと思ったのですが、もしかしたら皆さんの中には「この大宇宙の物理次元」と「輪廻転生世界の物理密度次元」に関して混同が有る

  • エレノア・ドクトリン 6

    エレノア・ドクトリン 6 extra 1-1 エレノア・ドクトリンは、真に必要な時だけにわたくしがテレパシーで伝えて来たものです。 テレパシーなので、甚大な情報力でも短時間で伝える事が出来ます。

  • 第10章 ベゼルブブの正義 5

    第10章 ベゼルブブの正義 5 「その事は、光と闇の双方の文献に同じ記載が有るのですじゃ。光側は大女神エレノアの末娘で有るパールサティが自分の娘達に語ったサティ光示録に、そして闇側の方はルシファ

  • エレノア・ドクトリン 5

    エレノア・ドクトリン 5 1-1-7-1 ②生命体が経験する「出来事」の効果性は何処で誰が判断しているのか?についてですが、その答えはどちらも「ワンネスから与えられた

  • エレノア・ドクトリン 4

    エレノア・ドクトリン 4 1-1-6-1 先ず「出来事はどこで起こっているのか?」から話を始めよう。 答えは、「生命体がワンネスから授かったワンネスの一部であった細

  • エレノア・ドクトリン 2

    エレノア・ドクトリン 2 1-1-3-1 如何なる生命体も、ワンネスが持つ無限に限りなく近い数の細胞の一粒から「生命のスパークリング」と呼ばれる儀式を経て誕生する。

  • エレノア・ドクトリン 3

    エレノア・ドクトリン 3 1-1-5-1 わたくしはそれからも夢の中で、わたくしのまだ見ぬ妹に語りかけた。 そしてわたくしはその妹を名前で呼びたいと思った。 勿論

  • 第10章 ベゼルブブの正義 6

    第10章 ベゼルブブの正義 6 「おーい、ホルスタール、生きてるか?」 「ビシュタルトか?まあ、何とかな」 ホルスタールはエーテルボディ専用のディメンションダウナーから立ち上がると、覚束ない

  • 第10章 ベゼルブブの正義 7

    第10章 ベゼルブブの正義 7 「こちらにお揃いでしたか。お二人共、ご気分は如何ですか?」 その時、ゾーマントがメルリアを伴ってコクーン室に入って来た。 「俺が五次元に転生してから、史上最悪

  • 第10章 ベゼルブブの正義 3

    第10章 ベゼルブブの正義 3 「ご気分は如何ですか?」 今回の作戦を遂行するに当って軍医長に任命されたゾーマント教督は、目覚めたばかりのホルスタールに言葉を掛けた。 「流石に頭が重くて、今

  • 第10章 ベゼルブブの正義 2

    第10章 ベゼルブブの正義 2 ホルスタールは、五次元素材で出来た巨大な輸送艦の司令室で、第一次元層、即ち次元的三位一体を構成している五次元、四次元、三次元の軍勢による合同演習に思いを馳せていた

  • 後編: 第10章 ベゼルブブの正義 1

    後編 Memory of Eden but origin 第10章 ベゼルブブの正義 1 「なあ、ホルスタール。今度の光の勢力との一大決戦、俺達は勝てると思うか?」 ホルスタールと呼ばれた聖大主教は、大きくかぶりを

  • ドクトリン用語解説 1

    ドクトリン用語解説 1 1-1 001 ◎時間・・・ ワンネスがこの大宇宙に転生する以前から備えていた「スパーク(閃き)」のひとつで、ワンネスに於ける過去世の記憶がスパークした物である。 時

  • ドクトリン用語解説 2

    ドクトリン用語解説 2 1-1 0011 ◎創造・・・ 「3種類のエレメンツ(ワンネスエレメンツ、ワンネスオールザットイズエレメンツ、オールザットイズエレメンツ)」が、この大宇宙に於いて初めて発現し

  • 第9章 アンチャラ戦役 17

    第9章 アンチャラ戦役 17 「おい、氷室。お前、やけにあのガラパゴスの話を真剣に聴いていたな」 八木沢は私の部屋に入るなり、氷室にそう訊いた。 私は、これからもずっと八木沢はアストラルのマ

  • 第9章 アンチャラ戦役 15

    第9章 アンチャラ戦役 15 「ユウカ様、セレス様がサラフィーリア様から受けられたメッセージをお伝えしますね」 「あっ、私の細胞に、緑色の液体が染み込んで来ている!」 「ユウカ様のエネルギー

  • 第9章 アンチャラ戦役 16

    第9章 アンチャラ戦役 16 「皆様がご存知の通り、ユウカ様は今は未だ女神属性を取得されていませんので、白シリウス王朝最後のプリンセスと言う地位では有りますが、このオリオン全宙域を守護しておられ

  • エレノア・ドクトリン 1

    エレノア・ドクトリン 1 第1部 空間創誕記 始源の宇宙編 第1章 揺り籠に眠るエレノア 1-1-1-1 その場所は時間だけがリニアに流れる夢だけを見続ける揺り籠だった。 まだ光もなく、まして闇な

  • 第9章 アンチャラ戦役 14

    第9章 アンチャラ戦役 14 私はテンペストのパッセンジャーシートで、ハローズと共にテストが開始されるのを待っていた。 今日は、氷室を交えた私のテストの成否に関わらず、ビューウィックのヴィトゲ

  • 第9章 アンチャラ戦役 10

    第9章 アンチャラ戦役 10 「八木ちん、他に何か質問が有る?」 「そうだな、明日の増幅テストだが、俺は何に向ってお前のパワーをぶっ放せば良いんだ?そんなに都合よく敵さんが襲撃して来るとは思え

  • 第9章 アンチャラ戦役 12

    第9章 アンチャラ戦役 12 「八木沢様、それでは改めてターゲットの船体をイメージして下さい」 「分かった」 世界の海戦史上、類を見ない一方的な結果に終わった日本海海戦の勝因と敗因については

  • 第9章 アンチャラ戦役 14

    第9章 アンチャラ戦役 14 私はテンペストのパッセンジャーシートで、ハローズと共にテストが開始されるのを待っていた。 今日は、氷室を交えた私のテストの成否に関わらず、ビューウィックのヴィトゲ

  • 第9章 アンチャラ戦役 11

    第9章 アンチャラ戦役 11 俺はカタパルトの17番格納庫の前に立っていた。 俺が山羊部屋からモリヤの笛で運び込まれたこの場所は、由佳が言っていた通りの巨大な宇宙空母艇だった。 ここにはライ

  • 第9章 アンチャラ戦役 13

    第9章 アンチャラ戦役 13 「決戦を明後日に控えての土壇場で、しかも急なお話でユウカ様には何とも申し上げ様がないのですが、実は・・・」 由佳は、リンドウの話をじっくりと真剣に聴き入った。

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