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おっさん理学療法士はこう考える https://ossanpt.com/

このブログは、30代のおっさん理学療法士4人が、仕事で感じたこと、勉強したこと、日頃考えていることなどを、気ままに発信していく居酒屋のような語り場である。

卵屋
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2022/03/31

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  • なぜ症例発表は嫌われるのか

    こんばんは、卵屋です。はじめに「筋力低下とありますが立ち上がりはできるんですよね?本当に筋力低下が原因なのでしょうか?」「なぜ◯◯の検査はとっていないんですか?」「ベランダの段差の情報がありませんが家族には測ってもらってないんですか?」「家

  • 理学療法士が3500万円貯めるまでの道筋3(後悔した事・してよかった事)

    はじめに前回の記事では、ここまでの資産推移について書かせていただきました。今回はその中で「後悔した事」「してよかった事」を中心に書きます。少しでも資産形成の参考になってくれれば幸いです。後悔した事よく調べずに契約した事住宅購入・長期契約前提

  • 理学療法士同士の結婚について考える2(デメリット)

    こんばんは卵屋です。前回、理学療法士同士の結婚のメリットについて考えた。→理学療法士同士の結婚について考える1(メリット)今回は主にデメリットについて考えてみる。デメリット仕事の話で喧嘩になるこれは夫婦間のトラブルで最もよく聞く話。夫婦の関

  • 理学療法士同士の結婚について考える1(メリット)

    はじめにこんばんは、卵屋です。今回は理学療法士同士の結婚について考えてみる。タイトルに「理学療法士同士」としたが、理学療法士と作業療法士、理学療法士と看護師など病院や施設で務めていると近しい職種間で結婚するパターンは多い。この記事を読んでい

  • 理学療法士をしていて楽しい瞬間

    はじめにこんばんは、卵屋です。理学療法士という仕事を始めて10年以上経つ。理学療法士は世の中にたくさんある職業のうちの一つで、要は「仕事」である。仕事なんて基本的に嫌なことの連続だ。朝眠たいなか起きて、電車に揺られながら出勤して、職員や患者

  • 理学療法士が3500万円貯めるまでの道筋2 (資産推移について)

    はじめに引き続きゲストのKSが書いています。前回、現在の家計事情について書かせてもらいました。(理学療法士が3500万円貯めるまでの道筋1)今回は今に至るまでの資産推移について書きたいと思います。資産額はすぐに動かせる資産額(貯金や投資)。

  • 理学療法士が3500万円貯めるまでの道筋1

    はじめにはじめまして、ゲストのKSと申します。ブログのおっさんたちから記事を書いてほしいと依頼されたので書きました。お金の話です。興味があれば読んでください。僕もおっさん理学療法士です。理学療法士は薄給だと言われていますが、これは本当です。

  • 数値だけでない 関節可動域を解釈する上での視点

    なめろうです。理学療法士の代表的な評価方法の1つである“関節可動域(以下ROMとする)テスト”学生時代から馴染みがあり、症例検討会などで必ずと言ってもいいほど登場し、臨床でも頻繁に活用しているかと思います。そんなROMを解釈する上で、あまり

  • 新年なんで「自己研鑽」について考えてみる

    皆さま、あけましておめでとうございます。新年早々、痛ましい災害や事故があり、早く事態が収まることを願っております。X(旧Twitter)を覗いていると、定期的に”自己研鑽はすべきかどうか?”とテーマで議論がされているように思う。自己研鑽は療

  • 雑談と信頼関係

    こんにちは、まめたです。2019年12月頃、武漢で発見された新型コロナウィルス(以下、コロナ)は世界で猛威を振るった。今まで当たり前であったことが当たり前でなくなり、今後の行方に少なからず不安を抱いたことを覚えている。しかし、そんなコロナも

  • 現役理学療法士が「運動学習」について語る5

    こんばんは、卵屋です。シリーズ運動学習第5弾。長かった運動学習シリーズも今回で最終回。最後は運動学習を考える上で大事にしなければならない5つのポイントについて解説する。これまでの記事はこちらからどうぞ現役理学療法士が「運動学習」について語る

  • 訪問看護ステーションで働く理学療法士が知っていて損はない制度や仕組みの話 ~後編~

    なめろうです。前回の記事では、制度や仕組みについて書きましたが、今回は各制度で設けられているルールの中で、知っておいて損はないルールについて書いていきます。介護保険で知っておいて損はないルール介護保険にはサービスコードがあり、コード毎で単位

  • 経験年数10年超の 理学療法士の頭の中 ~”F”という考え方~

    少し前のブログ記事になるが、奥行の推論の際に、”F”という記号について説明した。下はブログで用いた数式になる。この”F”であるが、Factor(因子)の頭文字を取っており、括弧内の状況に関与する因子について説明している。この例では、歩行時の

  • 理学療法士がセクハラで訴えられないために

    こんにちは、まめたです。10年前と比べると、日本におけるハラスメントへの問題意識ははかなり高まっている。それは医療業界においても同じであり、職場における先輩-後輩間や、職員-患者間でのセクハラやパワハラへの意識も高まっている。理学療法士は患

  • 現役理学療法士が「運動学習」について語る4

    こんばんは、卵屋です。シリーズ運動学習第4弾。前回、運動制御の理論について解説した。今回はいよいよ運動学習について解説し私見を述べていく。これまでの記事はこちらからどうぞ現役理学療法士が「運動学習」について語る1現役理学療法士が「運動学習」

  • 訪問看護ステーションで働く理学療法士が知っていて損はない制度や仕組みの話~前編~

    なめろうです。訪問看護ステーションによって、理学療法士が担う業務に差はあります。管理者が基本的に何でもやってくれる訪問看護ステーションもあれば、スタッフ1人1人が表にたって、外部のケアマネ―ジャーなどとやり取りする職場もあります。今回は、訪

  • 名著から学ぶ理学療法士の姿勢~チーズはどこへ消えた?~

    突然であるが、皆さんは普段本屋を訪れる機会はあるだろうか?最近ではAmazonや楽天ブックスなどのECサイトを用いて手軽に本を購入できるため、わざわざ本屋に足を運ぶ必要がなくなった。実際に町の本屋を利用する人も少なくなったかもしれない。私も

  • 『演出』の仕方で相手の行動が変わる

    こんにちは、まめたです。前回の記事の"『何を言うか』ではなく『誰が言うか』"では、他者に影響を与えることができる人について書いた。そもそも他者に影響を与えることができるような『パワー』を持っていないと、伝えたいことも伝わ

  • 現役理学療法士が「運動学習」について語る3

    こんばんは、卵屋です。シリーズ「運動学習」、第3弾。前回は運動学習と運動制御との関係について解説した。今回は主要な運動制御理論について紹介し、いつものように私見を述べていく。これまでの記事はこちらからどうぞ現役理学療法士が「運動学習」につい

  • 訪問理学療法士が、退院前カンファレンスで知りたい情報

    なめろうです。久しぶりに訪問理学療法士っぽい記事を書いていこうと思います。前職の病院、現職の訪問とどちらの立場でも退院前カンファレンスに参加したことがありますので、その経験を活かした私見を書きます。まずは情報(内容)を整理します。私が参加し

  • 逆算思考力の重要性 ~奥行の推論 応用編~

    前回、奥行の推論の基礎編について解説した。詳細については、前回のブログを参照して頂きたいが、数式や記号が羅列されており、わかりにくかったかもしれない。後にも述べるが、奥行の推論の基礎編は、実際に経験した症例について、時系列を加味した上でより

  • 『何を言うか』ではなく、『誰が言うか』

    こんにちは、まめたです。理学療法に限らず、職場では部下や後輩に仕事の依頼をする場面が少なからずあると思う。もしかしたら、仕事の何らかの不具合に対して指導をする場面もあるだろう。そんな時、皆さんが伝えたことが指導された側に届いているだろうか?

  • 理学療法士を辞めて思うこと(追記)

    こんにちは。ゲストの名無しです。書いた記事に対して多くの人から反響をいただき、身に余る思いです。共感してくださる方、反対意見を言って下さる方、読んでくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。そこで、前回の記事では伝えきれなかった事を「追

  • 理学療法士を辞めて思うこと

    こんにちは。ゲストの名無しです。縁があり、記事を書かせていただく事になりました。まめたの記事の更新を楽しみにしていた読者様ごめんなさい!さて、本題です。理学療法士の仕事、どう思いますか?理学療法士になって正解でしたか?後悔していますか?この

  • 現役理学療法士が「運動学習」について語る2

    こんばんは、卵屋です。シリーズ運動学習、第2回目。1回目の記事はこちらからどうぞ→現役理学療法士が「運動学習」について語る1さっそく解説していく。ちなみに本記事は以下の書籍にかなり強く影響を受けている。➀セラピストのための運動学習ABC➁モ

  • 頭の悪い理学療法士は害なのか、考えてみます。

    なめろうです。反感を買いそうなタイトルでお騒がせします。“頭が悪い理学療法士”について考えてみます。頭が良い 頭が悪い の定義についてまずは、“頭が良い人” “頭が悪い人”というのがどういうことを指しているのか私なりに整理します。頭が良い人

  • よく目にするけどよくわかってないものを深堀しよう ①CRPについて

    臨床推論の話の途中なのだが、新しい企画を始めてみたいと考えている。題して、”よく目にするけどよくわかってないものを深堀しよう”シリーズである。なにが始まるのか、全く想像がつかないだろう。題名そのままの内容であるが、”普段臨床場面にてよく目に

  • 地域ケア会議で理学療法士が気をつけるべきポイント

    こんにちは、まめたです。最近は理学療法士が所属施設から地域に出ていく場面が増えてきている。特に地域ケア会議では、多職種がそれぞれの視点で事業所に対して、質問や助言をしていく場であるため、発言の内容によっては後味の悪い結果になりかねない。今回

  • 現役理学療法士が「運動学習」について語る1

    こんばんは卵屋です。今回から「運動学習」についてお話します。「運動学習」ってなんだ?この患者さんは下肢の筋力低下があるので歩行に介助が必要です。〇〇さんはもう少し筋力をつけると楽に立ち上がることができますよ。一人で起き上がれないのはまだ筋力

  • 理学療法士は、ケアマネージャーの資格を取得すべきか ~後編~

    なめろうです。前回の記事(理学療法士はケアマネージャーの資格を取得すべきか~前編~)の続き理学療法士とケアマネ―ジャーとの兼務をする なめろうの“ケアマネージャー資格取得に関する私見”を書いていきます。まず、誤解のないように言っておきたいの

  • 経験年数10年超の理学療法士の頭の中~記号と数式で紐解く奥行の推論~

    なかなか前回の記事が好評だったので少々驚いているが、今回も今までの臨床推論シリーズを加味しながら、私が普段行っている臨床推論の方法について説明していきたいと思う。何度も言うが、このブログ記事にある臨床推論方法については、私「りゅうぞう」の極

  • 介護予防教室を無難に成功させるポイント

    こんにちは、まめたです。高齢者の割合が増加傾向にある中、地域包括ケアシステムの醸成に向け、予防事業にも職域を拡げつつある理学療法士業界。今回はそんな予防事業の1つである介護予防教室について書いていきたい。とはいえ、大層な物事について論じるつ

  • ICFにおける「活動」と「参加」の違い

    こんばんは、卵屋です。今回はICFの「活動」と「参加」について深掘りする。ICFについては以前書いた記事(現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際5(課題・アプローチ点抽出、ICFについて))で詳しく説明した。他にも色んなサイトでICF自

  • 理学療法士は、ケアマネージャーの資格を取得すべきか ~前編~

    なめろうです。「ずっと理学療法士続けていけるかわからないし、何か別の資格を持っていたほうがいいかも」といったように、理由はひとつじゃないにしろ“理学療法士以外の道”を模索している理学療法士さんはいてるかと思います。その“何か別の資格”の候補

  • 経験年数10年超の理学療法士の頭の中~縦の推論と横の推論~

    ここ何回かに分けて、仮説設定ー検証作業を中心に、臨床推論についての記事を進めてきた。"臨床推論"という、なんとも取っつきにくくかつ需要が乏しいテーマだと我ながら思う。しかしながら、普段の臨床の質を向上させる上では欠かせな

  • よい転職とよくない転職

    こんにちは、まめたです。理学療法士を続けていると、誰しもが「違う職場で働こうかな」と一度は考えたことがあるのではないだろうか?私も同じように考えたことのある一人である。そして、現職場においても様々な理由で転職していくスタッフがいる。今回はそ

  • 理学療法士と作業療法士の違い問題を考える

    「理学療法士と作業療法士って何が違うの?」患者さんから、はたまたこの業界になじみのない方々から幾度となくされてきたこの質問。SNS上では「PTのOT化」「OTのPT化」など揶揄したり、ときには誉め言葉として使ったり、人はみな理学療法士と作業

  • 少しでもストレスを減らそう!プライドの高い理学療法士への処世術

    なめろうです。プライドの高い人。この世に一定数存在し、理学療法士も例外ではありません。プライドの高い理学療法士とのやりとりってストレス溜まりますよね。私は、それで理学療法士が嫌いになったこともありました。ただ、そんなやつのせいで仕事に影響す

  • 臨床推論における仮説設定-検証作業 ③仮説検証作業と結果からの推論

    いよいよこのシリーズもクライマックスを迎える。これまでに、①仮説設定の方法と、②仮説検証のタイミングについて触れてきた。ここからは、最後のパート、仮説検証作業と結果からの推論に焦点を当てて進める。ただ、言い訳となるが、この記事はちょっとした

  • 自律する職員の育て方

    こんにちは、まめたです。昨今の人材育成において、『自律』や『主体的』といった言葉がキーワードに上がることが多くなっている。時代の移り変わりと共に、自ら考え、行動できる人物が必要となってきていることの現れと思われる。また、理学療法士業界で以前

  • 上司に気に入られる理学療法士の条件とは2(姿勢・態度)

    こんばんは、卵屋です。前回の記事(上司に気に入られる理学療法士の条件とは1(能力))からの続き。今回は上司に気に入られる理学療法士の姿勢や態度について独断と偏見で解説する。はじめに前回、上司に気に入られるための能力について解説したが、では能

  • 医療業界とインフレ

    なめろうです。テレビを観ていると「歴史歴な円安だ」「世界的なインフレが起こっている」「明日から〇〇品目が値上げされます」「賃金が上がらない」といった経済に関するニュースを頻繁に目にすることが多いですよね。実際に自分の生活に影響をあることも実

  • 臨床推論における仮説設定-検証作業 ②仮説検証のタイミング

    以前のブログにて、仮説設定の方法について述べた。臨床推論の中では、仮説設定が重要であり、その仮説に基いて事象の解釈をおこなって行くことで、より確からしい判断と将来に繋がる経験が得られることができる。仮説設定-検証作業における重要なポイントと

  • 理学療法士の新人教育2

    こんにちは、まめたです。4月から入職した新人理学療法士は職場の環境に慣れただろうか?少しずつ先輩の顔や名前、職場のルールなども覚え、雰囲気に慣れてきたことだろう。さて前回、『理学療法士の新人教育』について書かせてもらった。その際に少し触

  • 上司に気に入られる理学療法士の条件とは1(能力)

    こんばんは、卵屋です。はじめに「上司に気に入られたい。」そう思わない社会人はいないはず。「うちの上司は馬鹿だからまったく頼りにならないのよね。」「上司に好かれるかどうかなんてどうでもいい。目の前の患者さんに全力を尽くしていれば評価はされるも

  • 新人理学療法士向け 業務ミス・漏れ対策!

    なめろうです。新年度がはじまって約1か月。徐々に職場にも慣れてきた反面、覚える業務が多くて悩んでいる新人理学療法士さんもいてるんではないでしょうか。そして、その新人理学療法士の指導係についている方も悩んでいるのではないでしょうか。今回は、そ

  • 人事考課で役立つ”目標設定から実行に関わるカイゼン活動8つのステップ”

    新年度に入って半月が過ぎた。今年度も人事考課にて、人事面談や目標管理シートなるもので、今年度の目標や取り組み内容について、上司と相談する施設も多いだろう。前回のブログでは、”人事考課における目標管理シートの書き方”として具体的な目標設定の方

  • 理学療法士の新人教育

    こんにちは、まめたです。4月になり、学校には新1年生が、某有名企業には新人社員が入っている様子を、メディアを通して見かける今日この頃である。これは医療業界も同じで、理学療法士の新人が入った職場もあるかと思う。そんな新しく入ってくる新人を10

  • 理学療法士のマッサージは「悪」か?

    こんばんは卵屋です。理学療法士マッサージ問題。オムツ交換問題同様、SNSを定期的ににぎわすこの話題。SNS、またリアルの世界でも、「理学療法士はマッサージ屋さんじゃない」「モミモミ理学療法士」など、どちらかと言うと理学療法士のマッサージを否

  • 理学療法とコミュニケーションとEQ(Emotional Intelligence Quotient)

    なめろうです。「理学療法士として、最も必要な能力は?」こんなテーマで、友達や同僚の理学療法士と話をすると楽しいですよね。「技術が大事だ」「知識が一番必要だろう」など様々な意見があると思いますが、私が最も必要な能力は“コミュニケーション能力”

  • 療法士向け 人事考課における目標管理シートの書き方

    仮説設定ー検証作業についての記事が終わっていないが、新年度も始まるため、今回は少し脱線して、”人事考課における目標管理シートの書き方”といった内容で進めていこうと思う。普段から年度頭に目標を設定し、それを年度末に再評価するという部門も多いと

  • 管理職に向かない人材

    こんにちは、まめたです。私の職場における役割は管理職である。職場には私以外にも管理職がいるが、中には部下から揶揄されるような管理職もいる。今回は、そんな経験から、管理職には向いていないと考える人材をあげていく。言動の不一致例えば、・部下には

  • 理学療法 × 漫才

    ツッコミ「どうもーどうも、ミルクボーイですー」ボケ&ツッコミ「お願いしますー、ありがとうございますー」ツッコミ「あー ありがとうございますー、ねっ、今『クレンザックのバネの下に入れる小さい玉』をいただきましたけどもね」ボケ&ツッコミ「ありが

  • 自転車、バイクで訪問している理学療法士の雨対策

    なめろうです。自転車やバイクで訪問している理学療法士さん、雨の日ってテンション激下がりしますよね。映画やドラマとかで「雨が好き」なんてセリフを言う主人公がいますが、その主人公が訪問理学療法士だったら、きっとそんなセリフは言わなくなると確信で

  • 臨床推論における仮説設定-検証作業 ①仮説設定の方法

    前回のブログでは、臨床推論における仮説設定-検証作業の序論として、仮説の概要についての内容を記載した。詳しくは前回のブログを見て頂けると幸いだが、”仮説”という概念を意識することによって、様々な事象を先入観なく、客観的に知覚することが可能に

  • 理学療法士のジレンマ『疾患別リハビリテーション』

    こんにちは、まめたです。理学療法士は国で決められた診療報酬に沿って仕事をしている。しかし、決められた診療報酬で仕事をしているため、実際のところ治ろうが治るまいが患者さんからいただく金額は変わらない。今回はそんな理学療法士のジレンマについて考

  • 理学療法士はオムツ交換をすべきか?

    こんばんは卵屋です。理学療法士オムツ交換論争。定期的にSNSをにぎわすこの話題。今回はこのことについて考えてみる。オムツ交換以外にも「トイレ介助」「更衣介助」「食事介助」など、一般的に看護師さんや介護士さんに割り当てられている業務をリハビリ

  • 理学療法士の人事考課制度を適切に運用するために気をつけること

    なめろうです。今回のテーマは“人事考課”です。同サイトでも、“人事考課”、“人事評価”をテーマにした記事はいくつかありますが、今回は“運用”に着目します。中間管理職である現在は、考課する側、される側の両方の立場でもあるのですが、制度を運用す

  • ~新人・若手療法士向け~ 臨床推論における”仮説”について考える

    前回のブログでは、CAST studyという循環器領域で有名な論文を用いて、検証の必要性について述べた。CAST studyの内容は前回のブログを参照して頂きたいのだが、簡単に説明すると、心筋梗塞後の不整脈死予防のために抗不整脈薬を投与した

  • 理学療法とサッカーと再現性

    こんにちは、まめたです。2022年のカタールワールドカップで、日本は同じグループリーグのドイツならびにスペインという格上に勝利し、決勝トーナメントへ進出。決勝トーナメント初戦でクロアチアに敗れたもののベスト16入りを果たし、日本中を沸かせた

  • 現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際7(治療プログラム立案)

    こんばんは卵屋です。評価シリーズ第7弾。評価シリーズの最後です。これまでの流れを振り返る。これまでの記事はこちらからどうぞ。現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際1(概要)現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際2(情報収集、検査測定

  • 訪問リハの終了(卒業)について考えました ~後編~

    なめろうです。前回に引き続き“訪問リハの終了”についての私見を書いていきます。前回の記事では、対象者(家族含め)が望み、仕事として成立しているのであれば、終了しなくても良いの内、終了しなくても良いの部分の理由を書きました。終了しなくてもとい

  • ”新人・若手療法士向け” CAST studyから考える、臨床推論のススメ

    “アウトカム”と聞いて、皆さんはどういったものかピンとくるだろうか。先日、大阪で行われた理学療法士のとある大規模な学会の特別企画にて、 理学療法における”アウトカム”について議論されていた。臨床研究を行ったことがあるものや、原著論文を常日頃

  • リハビリにおける上司への報告・連絡・相談

    こんにちは、まめたです。リハビリテーションのスタッフ間においても上司と部下の関係があり、部下から報告や相談を受けることがある。皆さんも上司や先輩へ報告したり、部下や後輩から相談を受ける場面があると思う。そんな仕事の場面で『その内容をこのタイ

  • 現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際6(目標設定)

    こんばんは卵屋です。評価シリーズ第6弾。これまでの流れを振り返る。これまでの記事はこちらからどうぞ。現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際1(概要)現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際2(情報収集、検査測定、動作観察)現役理学療法

  • 訪問リハの終了(卒業)について考えました

    なめろうです。あちこちで議論されているだろう訪問リハの終了(卒業)このテーマに回答するにあたり多面的な視点(理学療法士視点、利用者視点、経営者視点、政治的視点)があり、絶対的な答えはないですが、私の結論を先に言っておくと、対象者(家族含め)

  • 血の気が多いことは良いことなのか?

    さて、これまで酸素供給の観点から様々な視点で話を進めてきた。前回は、ヘモグロビンの役割を踏まえ貧血に関して掘り下げてみた。これまでのおさらいにはなるが、血液中の酸素の大部分はヘモグロビンによって運ばれる。すなわち、ヘモグロビンが減少する貧血

  • リハビリとクレーム対応

    こんにちは、まめたです。お店で食事をしている時や商品を購入している時に、隣でお客さんが店員に対してクレームを言っている様子を見かけたことはあるだろうか?人によってはクレームを受ける側、クレームを言う側、どちらも経験したことがあると思う。リハ

  • 現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際5(課題・アプローチ点抽出、ICFについて)

    こんばんは、卵屋です。評価シリーズ第5弾。ここまでの流れを振り返る。前回で、統合と解釈までの解説が終わった。前回までの記事はこちらからどうぞ。現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際1(概要)現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際2(

  • 管理職として求められる力を身につけるためにやっておけること

    なめろうです。前回は“管理職として求められる力”について書きました。今回は“その求められる力を身につけるためにやっておけること”について、30代理学療法士なめろうの経験談を気ままに語っていこうと思います。やっておけること4選組織にとっての“

  • コメディカルが知っておくべき”貧血”の話

    「なんか今日は頭がふらつくな・・」「それ 貧血 じゃない?レバーとかほうれん草食べないと!」「でも、よく血の気が多いって言われてるから大丈夫かな。ガハハハ…」……こんな会話を一度くらいは耳にしたことがあるだろう。この様に、貧血 は巷でもよく

  • 理学療法士と失語症

    こんにちは、まめたです。理学療法士として勤務していると、急性期・回復期・生活期に関わらず脳血管疾患による後遺症をお持ちの患者さんに関わる機会があるかと思う。その中でも、高次脳機能障害や言語聴覚士の領域でもある失語症は直接治療する訳ではないが

  • 現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際4(統合と解釈)

    こんばんは卵屋です。現役理学療法士が教える評価シリーズ第4弾、ここまでの流れを振り返る。過去3回の記事はこちらからどうぞ。現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際1(概要)現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際2(情報収集、検査測定、

  • 管理職として求められる力 ~管理職はマネージャーなのかリーダーなのか~

    なめろうです。30代にもなってくると、何かしらの管理職(部長、主任、リーダーなど)に就いている理学療法士は増えてきます。今回のタイトルである「管理職はマネージャーなのかリーダーなのか」について、管理職をしている理学療法士に問うた場合、明快な

  • 酸素供給を紐解いていく

    さて、今回は酸素供給を軸に記事を進めていきたいと思う。その前に、前回のブログの問いに対して答えてみよう。問題:静脈血の酸素飽和度(SvO2)はいくつだろうか?正解は、約75%である。これに関して、どういった印象を持つだろうか。動脈血が100

  • 理学療法士と物品交渉

    こんにちは、まめたです。職場で新しい物品を購入しようとする時に、なかなか承認されないことはないだろうか?「せっかく患者さんにとって良い提案をしているのに、なぜ病院や上司は承認してくれないのだろうか」などと憤ったりすることはないだろうか?今回

  • 現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際3(ニーズ)

    こんばんは卵屋です。今回も理学療法評価の続きをやっていきます。現役理学療法士が教える評価の流れシリーズ第3弾。ここまでの流れを振り返る。理学療法評価の流れのうち前半部分、情報を集めるパートについては前回まででまとめた。前回、前々回の記事はこ

  • 理学療法士とお金~給料編~

    なめろうです。先日、「原価の倍の値段でラーメンを販売している。ぼったくり。飲食店に対しての信用がなくなった」ということに対して「何もわかっていないな」「バカなのか」と叩かれているスレをみることがありました。私はこう思いました「理解が乏しいと

  • 呼吸の本質的な意味について考えてみる

    さて、過去4回に渡って様々な角度からSpO2について述べてきた。一通り目を通して頂けると、SpO2を臨床場面にて用いる上での最低限の知識は備わっているだろう。しかしながら、SpO2は臨床場面での呼吸を診る上での代表的な指標の一つに過ぎず、”

  • 患者さんからの「ありがとう」の意味

    こんにちは、まめたです。理学療法士に関わらず、医療や介護の現場で働いていると、患者さんから「ありがとう」と言われる場面に遭遇することがある。今回はその「ありがとう」という言葉が発せられる背景について考えたい。ある日突然、社会的弱者となるある

  • 現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際2(詳細前半)

    こんばんは卵屋です。前回の記事「現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際(概要)」で理学療法評価の概要について述べた。今回は各論、理学療法評価の詳細といくつかの補足、また実際に臨床で働く現役理学療法士だからこそ分かる「裏情報」をお伝えする

  • 理学療法士とお金の話 ~収益編~

    なめろうです。理学療法士とお金というタイトルで“収益編”と“給料編”と2回にわたり、書いていきます。普段、リハビリする中で、自分がいくら稼いでいるのか と考えている方は少ないかもしれません。ただ、単位数のことで上司から言われたり、同僚と給料

  • SpO2の落とし穴に落ちないために重要な3つのポイント 後編

    さて、今回は前回に記事にしたSpO2の落とし穴に落ちないために重要なポイントの続きになる。前回は測定誤差について述べた。ただ、それだけでは前回の冒頭に記載した問題文に答えることはできない。そこで今回は、残りの2つのポイントについて述べていき

  • メタ認知と人材育成

    こんにちは、まめたです。皆さんの周囲には、人間関係における失敗を繰り返してしまい、指導をしてもなかなか改善がみられないスタッフはいないだろうか?もしかしたらそこには、メタ認知が関係しているかもしれない。今回はそんなスタッフについて考えていき

  • 現役理学療法士が教える「評価」の流れと実際

    こんばんは卵屋です。今回は実習生や若手理学療法士さんたちの参考になればと、理学療法評価の流れを現役おっさん理学療法士の頭の中をオープンにしながら整理していく。理学療法評価とは?理学療法評価とは、理学療法という一連の過程のなかで、患者に関する

  • 訪問の移動手段について考えてみました

    なめろうです。在宅への転職を考えている、もしくは転職を予定している理学療法士さん。訪問での移動手段はお決まりでしょうか?毎日仕事する中で、移動手段をどれに選択するかは、割と大事になってきます。そこで、今回は4つの観点で、移動手段別に私なりに

  • SpO2の落とし穴に落ちないために重要な3つのポイント 前編

    過去2回にわたって、SpO2に関する基本的な知識とSpO2の測定原理について説明した。内容については重要なものと考えるが、やや臨床に応用する上ではわかりくい内容であったかもしれない。今回の記事はよりSpO2の臨床視点での話になるため、過去2

  • 人事考課で結果を出すには?

    こんにちは、まめたです。私は職場で中間管理職の役割を担っており、その役割の中には人事考課というものがある。今回はそんな人事考課について、当職場の現状も踏まえ、普段私が感じていることを記載していく。人事考課とはまず、人事考課についてWikip

  • 「患者さんのため」が絶対的ではない理由(仕事のバランス理論)

    こんばんは、卵屋です。PT 「患者さんに『売店で〇〇を買ってきて欲しい』と言われました。行ってきていいですか?」PT 「担当患者さんが帰ったときにきちんと家に上がれるか心配なので退院の日に家についていこうと思います。」PT 「私は特に問題な

  • 理学療法士のキャリアについて考える。組織で出世する人間の要素とは?

    今週はなめろうです。毎年、約1万の合格者が出ている理学療法士厚生労働省が平成31年に発表している資料では、平成31年時点で供給数が需要数を上回っており、2040年には供給数が需要数の約1.5倍になると言われています。未来のことなので絶対はな

  • SpO2の測定原理を知っているだろうか?

    前回は、SpO2の概要的なことについて述べた。呼吸をかじったことのある方であれば、退屈な内容だったかもしれない。前回の内容において、SO2は酸素飽和度という全ヘモグロビン中の酸化ヘモグロビンの割合を意味すると述べた。また、SaO2は動脈血酸

  • 理学療法士の悪しき慣習

    こんにちは、まめたです。今回は理学療法士業界にはびこる悪しき慣習について考えたい。「先生」と呼び合う理学療法士たち研修会など理学療法士たちが集まる場に行くと、決まって「○○先生」と呼び合う姿をよく目にする。言われた方もまんざらではない顔で応

  • 予後予測に経験は必要か?

    こんばんは、卵屋です。「予後予測には経験が必要だ。」この言葉は理学療法士ならば誰でも一度は聞いたことがあるのではないだろうか。さてこの主張は正しいであろうか。さらに主張の真偽とは別に「本来どうあるべき」であろうか。今回はそんなお話。予後予測

  • 採用面接者目線の話

    なめろうです。今回のテーマは「面接」です。私は立場上、採用面接に面接する側として参加することがあります。面接する側としての数を重ねるうちに、薄っすらと自分なりに“ポイントにするところ”がわかってきたような気もしているので、現時点で考えている

  • SpO2について十分に理解できているだろうか? SpO2を再考して臨床に活かす!

    今週はりゅうぞうが担当する。今まで挙げた3つの記事(理学療法士と急性期と私・急性期病院で働く理学療法士の日常・急性期病院で10年以上働いて感じたメリット3選)は、主に急性期病院という領域について、経験則を踏まえて話を進めてきた。ブログを開始

  • モチベーション(最終編)

    こんにちは、まめたです。前回まで、『外発的動機付けタイプが継続するためには?』『モチベーションを左右する環境とは?』『スタッフのモチベーションが上がる関わり方とは?』と、モチベーションについていろいろ書いてきた。正直ここまで来るのに長かった

  • なぜ回復期PTはマウントをとられやすいのか?

    こんばんは、卵屋です。回復期PTは誰にマウントをとられやすいのか?日々色んな人と関わっているとマウントをとろうとする人が多いことに気付く。これは理学療法士(PT)に限った話ではないが、理学療法士も例外なくマウントをとりたがる。私がよく見かけ

  • 在宅PTに立ちはだかる壁

    なめろうです。今回は“在宅PTの立ちはだかる壁”についてご紹介します。内容としては、業務的なものではなく、在宅という職場環境にフォーカスを当てて書いていこうと思います。 ペットの壁 おもてなしの壁 空調の壁 Gの壁※紹介をはじめる前

  • 急性期病院で10年以上働いて感じたメリット3選

    今週はりゅうぞうが担当する。新しい年度になって半月が経過したが、そろそろ新しい体制にも落ち着いてきた頃だろうか。私の病院にも新卒が入職し新しい体制になっている。当の新人も悪戦苦闘しながら日々頑張っている様子。徐々に理想と現実の狭間で葛藤する

  • モチベーション(他者編 その2)

    こんにちは、まめたです。前回のテーマである『モチベーションを左右する環境とは?』ではマズローの欲求5段階説の下層にあたる生理的欲求と安全欲求について、理学療法士が直面しやすい痛みやお金などの話題を私なりの解釈でお伝えさせていただいた。今回は

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