chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 彼女への貢ぎ物

    葬儀では、彼女が来るのでは ないかと母も私も気が気では なかったけど、来ませんでした。 葬儀が終わり、少しの間は 遺品整理をしたり色々な 手続きで忙しくしていた。 そんな中、見覚えのない携帯電話の 使用料の振込用紙が送られてきた。 家族のではないし、父のでもないから 父が契...

  • お葬式

    一度アパートに帰って シャワーを浴びほんの少し 仮眠をとってから実家に行く。 色んな所へ連絡したり バタバタだった。 そんな中、近所に住む父の姉 が何も知らずに遊びにきた。 そう…うっかり私も母もその姉に 連絡するのを忘れてしまっていた。 他の親戚には知らせたのにね。 そし...

  • 亡くなった朝

    泣きたかったのに 彼女の大きすぎる声と 女優か!ってくらいの 声かけが気になって 冷めてしまって涙が引っ込んだ。 私って、こういう所が 冷たいのかな。冷めてると いうか、自分でも薄情だなー って思う所はある。 そして、父は息を引き取った。 最後は目から涙が、ツーっと 流れた...

  • 父の最後

    もう今晩…父は亡くなって しまうかもしれない。 彼女に会うわせてあげようと 思い彼女に電話した。 私からの電話にびっくりは していたものの 行ってもいいんですか? と言って、彼女は 病院にかけつけてくれた。 彼女が来たのが、分かっているのか 分かっていないのか…分からないけ...

  • 最後、父にしてあげられる事

    足をマッサージしながら 父との思い出を思い出していた。 楽しい思い出ばかりだったし なんだかんだ、いい父親だった。 頼りになる父だった。 思春期に父を汚いとかウザいとか 思った事もなかったし 大好きで自慢の父だった。 最後に何が出来るかな… 色々考えて 彼女に最後、合わせて...

  • 最後の夜

    私や夫のインフルエンザも 良くなり母も少ししたら 退院し父も家に戻ってきた。 でもそれから父の具合が 悪くなりまた入院する事に なった。 入院してからは、どんどん 具合が悪くなって入院してから 1ヶ月くらいして、もう 意識ももうろうとなってきた時 いつ、どうなってもおかしく...

  • 彼女に頼む。

    それから少しの間、父は 家で過ごした。 お正月も家で過ごす事が 出来た。 お正月が過ぎた頃、私は インフルエンザにかかって しまい2週間くらい寝込んでしまう。 かなり大変だった。私が少し良くなって きた頃、今度は夫にもうつり 夫が寝込んでしまう。私もまだ 本調子ではない為、...

  • 余命

    退院たけど父の具合は 悪かった。 退院してから2ヶ月ほどたった時 先生から話しがあると言われ 病院に行った。 父はすぐ隣の部屋で点滴を 受けていた。 先生から、余命3ヶ月ですね。 って、普通な感じで言われた。 しかも大きな声で。 隣の部屋といっても、カーテンで 仕切られてる...

  • 父の姉達

    父は3人の姉がいる。 二人は遠くに住んでいるけど 長女は近くに住んでいた。 私はその伯母に今回の件について 相談した。 一緒に怒ってくれると思ったし 女に一言、言ってくれるんじゃ ないかと思ったから。 そしたら伯母は、 「別にいいじゃない。お見舞いに 行きたい人は行けばい...

  • 退院

    彼女には今後いっさい 何も言うな! そう言う父の顔は今まで 見た事のない怖い顔でした。 父「悪いけど、俺はお前に子供が 出来ても孫が可愛くて仕方なくて 休みの日に孫と遊んだり…なんて 事はしないからな」 なんて事も言われました。 これには本当にショックでした。 ...

  • 父の怖い顔

    父の病室へむかった。 何事もなかったように 父と話をして その日はすぐに帰った。 女は…父に今日の事を 言うだろうか… 女の甘ったるい声が 頭から離れない。 イライラする声。 何年たった今でも 顔は思い出せないんだけど 声だけはなぜか忘れない。 それから2日くらいたってから...

  • 女と話す

    病室から出てくるのを 待ち構えて声をかけた。 始めて見るその人は そこそこ小綺麗にしてる スタイルの良い40代。 心臓がバクバクして声が 震えそうなのを抑えて 私「あの…すみません…吉岡さんですか?」 女「えっ…あ、はい。そうですけど」 私「私〇〇の娘です」 女「え……えっ...

  • 女に声をかける。

    病院に着いて妹と合流。 病室をこっそり除いてみると まだ女はいた。 女は父に何かペラペラと 話しをしている。 父は新聞を読みながら 相槌をうっているようだった。 ただの知人がお見舞いに 来ているなら、新聞なんて 読まないでしょ。 間違いない… 私達は病室には入らず 女が出て...

  • 手術後

    手術は何時間もかかった。 その間、病院でずっと待って いたのだけど、やる事もなく ただひたすら終わるのを待った。 一応手術は成功との事で 癌は全部とり除くことが出来たと 先生が言っていて、本当に ほっとした。 それから1ヶ月ほど入院する 事となり母は病院まで 車で40分かか...

  • 嘘をつく

    父の病気が判明して すぐに手術する事になった。 父には違う病名を言ってほしい と病院の先生にも頼んでおいた から父は自分が癌だなんて 全く考えてもいなかっただろう。 私も父の前では明るく、いつも 通りを心がけていた。 それでも、手術後の父は痩せ細り 黄疸も出ていて見るからに...

  • 父の病気

    結婚式から少しして 父は大きな病院で検査をした。 そして検査から少しして母から 父の病気が判明したと 電話があった。 手術をしないとならなくて 手術は1ヶ月後となった。 それまで毎週末、実家に行った。 行った所でどうなる訳でも ないけど、父の事も母の事も心配で。 父には病名...

  • 彼女

    結婚式で家族がいないから 父は堂々と彼女と会っていたのかな。 多分、彼女の家に泊まったりも していたに違いない。 彼女はご両親二人とも他界していて 1人暮らしだから、父が泊まっても 問題ない。 なんでこんな事が分かったかと いうと、母は色々と調べていたから。 彼女の家まで突...

  • 結婚式

    祖母の事が色々とあったけど 毎日は平凡に過ぎていった。 私は社会人として働いていて 何年かたっていた。 そして長くお付き合いしていた 方と結婚する事となった。 結婚式は海外で挙げたくて 色々と準備を進めていた頃 父がよく、体調を崩す事があった。 病院には行ったけどどこが悪い...

  • その後

    私は現場にいなかったから 分からないけど、妹が言うには かなりシュールだったらしい。 確かに、真っ暗な部屋の隅で 体育座りしているペロ。 ベッドにはズロース… 祖母は祖父が生きていた頃から 菊池さんと関係があったのか 祖父が亡くなってからなのかは 分からないけど、菊池さんに...

  • ペロ菊池

    部屋のドアを開けて部屋の電気を つけた… ベッドの布団は乱れていて下着が。 そしてペロ菊池さんがベッドと壁の間で 体育座りをして丸まってる… 妹「菊池さん?大丈夫?何やってるの?」 菊池さん「お腹が痛いの…」 そこに婆さんが、わざとらしく 大きな声で 婆さん「え!菊池さんど...

  • 次の日…

    次の日、…家に帰ってから 妹に昨日の出来事を詳しく 聞いた。 隣の親戚の家に駆け込んで 親戚のおばさんに事情を話し おばさんと一緒にまた家に 戻ったんだよね。それで玄関で 何度かおばあちゃん呼んだらさ おばあちゃんが部屋から出てきた のよ。 「あ〜…妹ちゃんか… おばあち...

  • 怖い

    それから少しして 仕事が終わった頃に妹から携帯に 電話がかかってきた。 「お姉ちゃん大変!なんか家の中が 変だよ。おばあちゃんがいるはず なんだけど、呼んでも返事がない。 お婆ちゃんの部屋もドア少し開けたら 昼間なのにカーテン閉まってて真っ暗 で怖くて入れない」 私はドロボ...

  • 祖父母の事

    今日は祖父母の話。 父方の祖母と祖父とは 一緒に暮らしていた。 祖父は、穏やかで静かで優しくて 几帳面。 それに比べ祖母は… 派手でガサツでタバコを吸って 朝からお化粧バッチリな人。 でも若い頃は物凄く美人だった。 そんな祖母に祖父はゾッコンだったみたい。 だからなのか、祖...

  • 怒られた記憶

    私は父に怒られた事が ほとんどない。 中学生の時に塾をさぼって 友達と映画を見に行ったのが バレて怒られたくらい。 あとは、10代後半 彼氏が一人暮らしをしていた アパートがうちから車で10分くらい の所にあってよく行っていて 帰るのが夜中1時とかになってしまう 事が頻繁に...

  • どうする事も出来ない

    父に女がいたのが分かったけど 父にその事を問い詰める事は 出来なかった。 母が知らないなら、わざわざ私が 話して事を大きくするのも、母を 悲しませるのも嫌だった。 どうする事も出来ないし それに不倫してる父でも、やっぱり 嫌いにはなれなかった。 妹ともその話はしなかった。 ...

  • 発覚

    学生だった私は毎日が楽しかった。 大好きな彼氏もいたし 友達とスキー、温泉、カラオケ バイト…毎日が充実してた。 父もよく休みの日は出掛けていた。 母と出掛ける事もよくあったけど 母はスキーもゴルフもやらない。 父はスキー、ゴルフにもよく行っていた。 毎週よく行くなー疲れな...

  • 父の事

    父は真面目で面白くて 私は父が大好きでした。 私が学生の頃は父の会社の人達と 一緒にスキーに連れていって くれたり、就職してからは 仕事の話しもよくしていました。 ある時、駅に迎えにきてくれた 事がありました。その時の父は いつもより明るくて饒舌で ウキウキしてるように見え...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、沙耶さんをフォローしませんか?

ハンドル名
沙耶さん
ブログタイトル
不倫のDNA
フォロー
不倫のDNA

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用