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アートのみかた https://note.com/lachi

西洋美術・日本美術・現代アート、デザイン史などの美術解説をするアートテラーのブログです。 ネットラジオ(Podcast、Spotifyなど)やYouTubeなどのこぼれ話を記載指定ます。

アートテラー らち
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2022/01/31

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  • Q:表現の方法論を教えて下さい

    なぜその作品が作られたのか。 作者はどんな思いだったのか。 時々、その源に触れてみたいと思うこともあります。 今回はこんな質問が来ていましたのでnoteで回答していきます。 前半は質問への回答、後半の有料ではこの疑問に対する違和感を載せています。 質問者様への疑問というよりは、なんでこんな疑問が生まれるんだろうという所です。 こんばんは、都内の動物病院で事務職をしております。 美術に関心があり、らち様のYouTube動画が好きで一番よく見ています。またpodcastの方もちょこちょこ聞いております。 最近とあるアーティストさんの講座に参加しました。内容の素晴らしさもさることなが

  • グランマ・モーゼス展70代から始める素敵な画家人生

    田舎のおばあちゃんが描いた絵が驚きの実績!? トルーマン大統領から表彰を受けたり、ドキュメンタリー映画がアカデミー賞ノミネート、TIME誌の表紙を飾るなど、大活躍のおばあちゃんです。 今回のnoteは実際に行った感想&ぶらぶら美術博物館の備忘録です。 アメリカの田舎で暮らす農場の主婦でした。妹の勧めで絵を描き始め、80・90歳と徐々に上達、101歳で亡くなるまでには既に国民画家として活躍するまでになりました。 人気画家になっても暮らしぶりは変わらず、展示では子供服やパッチワークの大きなマットのようなものも展示されており「はおばあちゃん」って感じの展覧会でし

  • 明治最後の浮世絵は血だらけで哀しい絵

    三島由紀夫が「血みどろ絵」と形容して以来、血みどろ浮世絵と語られた月岡芳年の作品。 初めて見た時はとても怖かった。しかし、当時浮世絵は新聞や雑誌程度の役割しかなかったものに対し、月岡の浮世絵はどこか作品性を感じる。 連作「月百姿」を拝見した時は、その後ろ姿にドラマを感じました。ということで今回日曜美術館を拝見したのがきっかけで、月岡について記述しておこうかと思います🤲 「月百姿」シリーズ 54. 『名月や来てみよかしのひたい際 深見自休』明治18-25 「血まみれの絵」制作意図 月岡芳年(よしとし)1839年4月30日 幕末から明治にかけ活躍し、最後の浮世絵

  • 芸術家はあだ名だらけ!?本名とかけ離れたトンデモニックネーム

    本名を隠し顔を隠して配信することが普通になった今の時代。 インターネットができ、匿名でやりとりができる黎明期を越え、今はネット名がまるで本名のような識別性、固有性を持っています。そして一気に親しみやすさを感じますよね。 しかし時代を遡ってみると、過去の芸術家もあだ名で呼び合う風潮があったようです。今回はそんな芸術家・アーティストたちを紹介していこうかと思います。 改めまして。アートテラーとして名前を頂きました、良知です。 いただいたからにはそれらしいブログでも書こうかと思いまして、久々のnoteです。 美術史において、特にあだ名文化が現れたのはゴシック期からルネサンス期です。 当

  • 人生は視野が狭くなる程ドラマチック

    なぜ恋の歌が多いんだろう。 いや正確には、恋の歌の方が目立っているように感じるのは何でだろう。 ヒットし易い、共感を得易いのが恋の題材なのだろうか。 そんなことを巡らせたきっかけは、草間彌生について調べていた時のことでした。 今週のラジオで恐らく話していると思います(リンクは下記) でもその草間彌生のエピソードでこの「恋歌は多い話」まで繋げるのは、明らかに脱線するだろうなあ、と思ったのでこっちのnoteに綴っておくことにしました。 草間彌生のエピソードを聞きたい方はこちら 水玉の正体 さて、とはいえちょっとだけ草間彌生の話をしておきますと。 草間と言えばバチバチのカ

  • アルファベットと漢字:文字の意匠デザイン

    毎週ラジオで美術番組を収録していますが、そこでは話せない余韻というか、美術とは直接関係ないことを残しておきたいなあと思い、久しぶりにnoteを開きました。思いついたことをダラダラと書き綴りたい欲求のために書いてます。 文字がそんな得意ではなく、話の人なので美術とかデザインの話が気になる方は、よろしければラジオとかyoutubeをお楽しみください。 さて、今回のきっかけはyoutubeを見あさってた時の話です。 「日」には様々な読み方があって外国人には難しいと言う内容。他にもコメント欄では「生」が150種以上の読み方がある等。 しかし日本人にとって(いや少なく

  • いじめ何故起こる?組織においての人間関係の考察

    テキストでは_お久しぶりです。 今日は修業?してきた時の話と、その時に考えを巡らせたうちの一つを書き留めておこうと思います。 それが今回のタイトル「組織においての人間関係の考察」です。 さてその話をする前に、なぜそれを考え始めたかを書きたい。 きっかけは友人の地獄の訓練エピソードを聞いた時のことでした笑 富士にある管理者養成学校という激やばの養成施設があるらしく、そこで数十万のカリキュラムを二回受けたらしく。 まあその内容がぶっ飛んでいて「とりあえず罵声を浴びさせられる」「駅前で大声で謎の校歌を歌う」「夜の森を数十キロ歩かされる」とのこと。

  • 才能だけじゃ輝けない 本当に大切なもの

    伊藤若冲といえば、江戸の芸術黄金時代。日本史では化政文化、日本美術史では江戸中期と言われる時代の、京都の絵師。 今回第120回でこの鶏ばっか描いている若冲についてお話しさせていただきました。 Podcastアフタートーク 番組としては、どうしても西洋史を取り上げた回の方が多いため、(記録に豊富に残ってるのはどうしても西洋なので)久々に日本美術史をやった印象でした。この若冲を取り上げたことで改めて、美術史全体を見直すきっかけになったと思います。 歴史×美術史は最強 私は高校から美術科だったので、授業の半分はデッサンやデザインの授業、美術史の授業でした。そのため最低限の教科単位しか

  • イギリス美術は面白い【ロンドン・ナショナルギャラリー展】

    Podcastアフタートーク 第119回も無事収録が終わり、今回は特にお気に入りの回になりました。 1人の画家にフォーカスするより、全体を話すことには労力が要るんですが、やるとやるでハマります。美術史というと主に西洋美術、しかもさらにフォーカスして、イタリア史であり、バロック以降はフランス・スペインや新教の国(ドイツ、オランダ)へと舞台がだんだん移っていきます。 そのためイギリスは、全体からするとあまりスポットライトが当たらず、だがしかし魅力溢れる美術史です。 念願のロンドン・ナショナルギャラリー展 本来なら3月3日からの開だったロンドン・ナショナルギャラリー展。 残念ながら

  • 純粋に美しいと思える【ウォーターハウス】

    Podcastアフタートーク 第118回イギリス・ラファエル前派第三世代、ウォーターハウスの収録が終わりました。(といっても、もう119回も終わってますが笑) 今回も凄く面白かったです。なにせイギリス美術というものが、西洋美術史全体で見たときに浮上してくる時期ってそんなにない。この黄金の時代(産業革命以降、ヴィクトリア女王の時代)ですら、産業技術はのちにドイツにすぐ追いつかれてしまうし、文化的にも、フランスの系譜や、その後爆発的に伸びたアメリカ美術と比べたら、目おとりしてしまうかもしれない。 追い抜くわけではないラファエル前派 ウォーターハウスは、その当時のイギリスの若手アー

  • 神話がアートを魅力的にみせる【ゴーギャン】

    Podcastアフタートーク 第117回ポール・ゴーギャン配信完了しまいた。 やー今回もめちゃくちゃ面白かった。かなり我の強いアーティストではあるので、おそらくこれで後世に残るまでの人物になってなかったら、単にめんどくさいじいさんって印象だったのかもしれない。 でも特にこの時代では我の強さ、強烈に個性的な感性を持っている人物のほうが歴史に残っているように思う。 当たり前が当たり前でなくなる時代。無常を強制的に突きつけられる時代。 あと、ゴーギャン目線だと南フランスのアルルに行ったエピソードは、あまり特筆してこないなあという印象がありました。相方のゴッホ目線だと、ゴッホの画家人生の大き

  • 美術配信してたら文字書きたくなった話

    podcastアフタートーク 「そんない美術の時間」というARTのラジオ番組を始めてから約1年。番組内では、毎回一人の画家をピックアップして話を進めているわけですが。 実は話きれてないこともたくさんあるわけです。 ~美術を身近にする番組~ 視覚的情報の全くないラジオ形式で美術史を伝えてる というのも、番組構成がそうさせているんですよね。Podcastで私が最も重視しているのは美術を身近に感じてもらうことです。なので難しい言葉をあまり使わず、登場人物の名前も殆ど出さない。(名前を出してもあまり触れない)最初の一歩として番組を作っています。 なぜ美術を詳しく話さない工夫

  • 大学のアップデート時代

    さてさて、【アートのミカタ】を駆け抜けて投稿していきましたnoteですが、今はひとまずお休み(お引越し)をし、音声コンテンツとしてお届けするスタイルに変更いたしました。 2017年にしていたこと、 2018年にしていたこと、 2019年にしていたこと。 目まぐるしく自分の取組みスタイルを変えていった私ですが、今年もよろしくお願いします。 既得権益への疑問が浮きぼりになる時代 先日、こんな引用RTを飛ばしてみました。 私が受験生だった頃から「東京芸大(芸大)いっても、大半は露頭に迷っているイメージ」というものを高校時代に思っていました。まあ、あくまでそれも外

  • note移転のお知らせ

    2019年8月より、美術の音声番組をpodcast/audiobook.jpにて配信させていただくこととなりました。 こちらのnoteで公開していた美術に関するまとめ、さらにはデザイン思考/アート思考に関する情報は、そちらにて毎週配信をしております。 noteユーザーの皆様には、長らくご愛顧いただきありがとうございました。 今後も邁進するべく、新しい挑戦を繰り返していきます。 今回は一つの節目としてのご報告。こちらのnoteは、たまに書けるように残しておきます。ひとまず、ありがとうございました。またよろしくお願いします。

  • 日本伝統工芸がアートでもデザインでもない理由

    デッサンも絵画も外国産 小学生の頃からぼんやりと芸術の世界で食べていきたいと奮闘し、その結果デザイナーという肩書きを持つことができました私ですが、小学生の時の水彩画教室も、中学から行きだした美術予備校でも、基礎の基礎として『デッサン』を教わりました。 結論からいうと、デッサンとは15世紀ほどから始まったルネサンス期によるものです。イタリア(ローマ)の歴史を辿ると、デッサンが生まれるべくして生まれた絵画の基礎であると言えるでしょう。 しかし、私たちの住む日本では、芸術は全く別の歩み方をしてきました。 その歴史を紐解けば、日本伝統工芸がアートでもデザインでもないことが明白になります

  • 【アートのミカタ30】シャガール Marc Chagall

    【概要】100年前のアバンギャルド 絵画にイラスト、舞台デザインに陶芸、タペストリー、版画、ステンドグラス。さらには絵本まで。ジャンル問わずに活躍したロシア出身の画家。 さらにアウトプットが多彩なだけでなく、影響を受けたスタイル(インプット)も多彩です。 キュビズムにフォービズム、表現主義、シュルレアリズム…。 様々な前衛芸術に触発され、独自解釈から展開していたシャガールの作品は、どれも独創的でまさにアバンギャルドと言えるのではないでしょうか。 時代的にはエコール・ド・パリ(パリ派)*1)と呼ばれ、このような奇抜(古典的でない)な作品は度々見かけることとなったようです。 記

  • 意味不明な現代アート/説明したがらない日本人

    意味不明は当たり前? 「(現代アートは)わからないのが普通だと思うですよ。だって他人の頭の中なんかわかるわけがないです。人類すべてを好きになるのは無理なのと同じで、嫌いなものは嫌いだし、興味持てないこともいくらでもあるです。」 とある質問スレから拝借させていただきました、現代アートの解釈です(*1 結論からいうと、この解釈は半分正しく、しかし説明不足だと考えています。 確かに「現代アートがわからない」という話はよく耳にしますし、日本に限らず「私は芸術はよくわからない」と海外の友人にも言われることもあります。 しかしここで私が最初に定義しておきたい内容は「know」と「unde

  • 【アートのミカタ29】ジョット Giotto di Bondone

    【概要】暗黒時代の巨匠 何世紀も失っていた芸術に再び日の目を見せたフィレンツェの輝き。 そう賞賛したのは14世紀の小説家ボカッチィオです。(『デカメロン』というインパクト大のタイトルを書いた人) 現代の私たちにとってもっとも難解な芸術の時代であると言っても過言ではないかもしれません。なにせこの中世時代に描かれた絵画には、現代には見慣れてしまった写実性や内容の意味深さを全く感じられないからでしょう。 しかしこの中世(あえて暗黒時代と使いましたが)において、ジョットの存在はとても大きく、後の芸術家が芸術家として名をあげるためには、このようなパイオニアの存在はとても大きかったと言え

  • 【アートのミカタ28】イワン・クラムスコイ Ива́н Никола́евич Крамско́й

    【概要】北のモナリザを描いた人 彼の名がマイナーなのは、我々日本人がまだロシア美術をあまり知らないからでしょう。 彼の代表作『見知らぬ女 Unknown Lady』を語るだけでも充分一記事かけてしまいそうなほど素敵な作品です。この邦題がとっても素敵ですし、この女性に隠されたストーリも、なんともロマンチック。 見知らぬ女 Unknown Lady 1883 ですがこのストーリーは後半にとっておき、まずはクラムスコイの生きた背景から芸術の軌跡を辿っていきましょう。 なぜ美的センスを磨くのか。科学の発展に伴い、心を作る芸術的思考もより広く知ってもらいたい。このブログは、

  • 【アートのミカタ27】クリムトGustav Klimt

    【概要】エロい女と金ピカ装飾 前回、モローのという画家の紹介に「ファム・ファタル(悪女)」の話に触れました。今回題材とするグスタフ・クリムト(1862-1918)もまた、ファム・ファタルをテーマに掲げた作品が目立ちます。 クリムトの作品は、女性自身はとっても写実的に描かれている反面、装飾や背景がとっても平面的です。これはモローの時にも似たような感覚がありましたが、クリムトとモローの違いといえば、何と言ってもこの豪華な装飾です。 ユディト(1901) この作風に至ったウィーン(自国)の背景や、彼が歴史の移り変わりでどうゆう立場に立っていたのかを、お話していこう

  • 【アートのミカタ26】モローGustave Moreau

    【概要】悪女の達人 モローという画家を語るには、「サロメ」について語る必要があります。 何故ならこの神話に登場する、どちらかというと母親にそそのかされた慎ましやかな娘が、モローの手によって悪女へと堂々イメチェンを果たしたからです。 サロメとは(詳しくはリンク先をご覧ください。) 洗練者ヨハネにイビられた女性が、腹立たしさの末に「あいつの首チョンパしたいわ」と娘に告げて。その娘(サロメ)が本当に皿に男の首持ってくるというエピソードがあります。 洗礼者ヨハネの首を所望する、悪女サロメの絵画10選。妖艶な踊りで求めるは首… : メメント・モリ -西洋美術の謎と闇- サロメ

  • 【アートのミカタ25】ボッティチェリ Sandro Botticelli

    【概要】初期ルネサンスの巨匠 彼の名は知らなくとも、この代表作に見覚えのある人は多いのではないでしょうか。15世紀前半から16世紀、正にルネサンスがノリに乗ったイタリアで活躍した画家です。ルネサンスといえば、レオナルド・ダ・ビンチより7歳年上ですね。 当時の基準からは珍しく、多彩なジャンルを描いていたマルチな画家だったそうです。宗教画・神話・寓話・肖像画・さらに文学的テーマを描いた作品など。教会や公的機関、王侯の一族など、依頼主も素晴らしいものだったようです。 現在では知らない人はいない程有名な作品・画家となりましたが、実は彼の名が認知(再評価)されたのは19世紀でした。 それま

  • 【アートのミカタ24】万葉集

    【概要】令和で注目の和歌集 新元号が決まり、その繋がりから万葉集が注目を集めています。 中国から借りてきた漢字を、自分達が使っていた口語言葉で読まれることで発展しました。その歴史の中で生まれた日本最古の歌集ですね。 「万」とありますが、実際には一万首もあったわけではなく、約4500首(全20巻、当時は巻物)なのだそうです。 新元号「令和(れいわ)」の由来や意味…万葉集「梅花の歌」の作者は?わかりやすく解説|ヤドカリコ.com新元号「令和」の由来は、「万葉集」の梅花の歌が出典です。首相によると「日本の四季折々の文化と自然を、これからの世代にも引きyadokariko.com

  • 【アートのミカタ23】野田弘志

    【概要】平成天皇の肖像画 平成の世も終わりを迎え、令和に向かって期待が膨らむこの頃。 そんな中、先月3月に天皇に収められた肖像画が話題を集めています。 天皇皇后両陛下 初の肖像画 - Portrait Painting of Their Majesties the Emperor and Empress of Japan天皇皇后両陛下 初の肖像画が退位を前に完成 宮内庁公表へ 5月21日 15時14分 皇室 天皇皇后両陛下の承諾を得て描かれart-culture.world 今回は、この写真を超えた美しさを誇る写実画家のお話をしていこうと思います。 なぜ美的

  • 【アートのミカタ22】伊藤若冲

    【概要】極彩色の異端絵師 2016年の若冲展では7時間待ちだったとされるほど、近年注目を集めていた絵師、伊藤若冲。少し前までは、あまり人気のある絵師だとは思いませんでしたが、日本のブームは凄まじいですね。 王道絵師たちとは打ってかわり、エキゾチックで奇妙な作風が、新しさを感じさせたのでしょうか。描写といい色使いといい、奇想芸術には圧倒されるばかりです。 今回は、そんな若冲についてまとめていきます。 なぜ美的センスをくのか。科学の発展に伴い、心を作る芸術的思考もより広く知ってもらいたい。 このブログは、歴史上の偉大な画家たちをテーマに、少しでも多くの人にアート思考を築くきっかけに

  • 【アートのミカタ21】クールベ Gustave Courbet

    【概要】印象派前夜の写実主義リーダー イケメン画家ギュスターヴ・クールべ(1819-1877) 歴史的にはヨーロッパ諸国1848年革命の真っ只中で、労働者階級の不満が爆発したことによる、国をあげてのいざこざが相次ぎました。 私は世界史の畑に居ないので詳しくないのですが、確かにこの18-19世紀は革命ばっかりなようですね。 ヨーロッパ中が、これまでの「当たり前」に反論し、ゼロイチで変えていこうと躍起だっていたのだと感じます。 さて美術史の分野では、その革命の着地点として「印象派」など新たな芸術のあり方が、幾つも生まれてきました。 その印象派より少し前(むしろ被ってるくらい)に登場し

  • 【アートのミカタ20】クラーナハLucas Cranach der Ältere

    【概要】ルネサンス期、生粋のドイツ画風 北方ルネサンスを代表するドイツ画家ルーカス・クラーナハ(クラナッハ/クラナハ)。1472-1553年 イタリア・ローマを中心としたルネサンス期(14~16世紀)に、ローマより北側の国や地域を「北方ルネサンス」と総称しています。 これは北方ルネサンスが、本場ローマのルネサンスに対抗して独自の道を歩まんと奮闘する地なのですが。 そんな場所で、クラーナハはどのように画家としてのキャリアを築いていくのでしょうか。 なぜ美的センスをくのか。科学の発展に伴い、心を作る芸術的思考もより広く知ってもらいたい。 このブログは、歴史上の偉大な画家たちをテーマ

  • 【アートのミカタ19】コシノジュンコ Junko Koshino

    【人物】パリコレ学のアノ人! 世界で活躍する日本人ファッションデザイナー。 林先生が驚く初耳学などでも近年テレビへの露出もされていますね。 何だろう…。あのパリコレ学を見ていると、、私がこうしてブログで毎週、何千字もかけて話している言葉より、ぎゅっと短くつら抜かれた気持ちです。恐れ多いとは理屈ではわかっていても、やっぱり悔しいなあ。 百聞は一見にしかず、かっこいいなあ。 ということで、今回はコシノジュンコさんについて書いていこうと思います。 「髙田賢三×コシノジュンコ」の成功の要因 -- とっておきのエピソードを伺いました! 時事とトレンド

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