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2022/01/23

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  • 483. みんなのバカンス

    昔お世話になった、年齢がひと回りくらい上の仕事仲間(アルゼンチン人)が 夏休みには4週間くらい必要 と説明してくれたことがある 彼曰く、「休暇に入る気持ち的な準備する1週間、休暇の2週間、そして仕事に戻る気持ちになるまでの1週間が必要だから」ということらしい 異次元の発言に、正直なところ羨ましいという感覚も湧かなかったけれど、日本にも有給休暇なるものがあるわけだし、これからはもう少し積極的に休暇を楽しみたい さて、この夏に劇場で観たかった映画を、幸運にも横浜のシネマリンにて鑑賞(他に劇場で観たい作品が多くて、うっかりしている間に関東圏ではここだけの上映になっていた) 伊勢佐木町の猥雑な雰囲気に…

  • 482. 堕ちた希望

    引用元:tiffjp.net 2018年のイタリア映画 イタリア、ナポリのイメージは温暖な気候に美しい海、陽気な人々に美味しい料理などだろう ところが最近(といってもここ15年くらい)はゴミ処理の問題が続き、それによる健康被害もあり、暗いニュースも多い イタリア4大マフィアのひとつ、カモッラの拠点であり、マフィアが北イタリア(或いは隣国)から産業廃棄物を運び込んで埋め始め、ゴミ処理をビジネスとしているために行政の頑張りで何とかなるレベルの話でもないらしい 本作は、そんなナポリ郊外にあるカステル・ヴォルトゥノという街が舞台 海沿いの観光地でもありながらカモッラと移民系組織の抗争が絶えない無法地帯…

  • 481. 天気の子

    引用元:yahoo.co.jp 先週、「すずめの戸締まり」の二回目を観てきた 一回目から数日しか経っていないこともあって、(楽しみな気持ちと同時に)最後まで集中できるか不安に感じながらの鑑賞 ストーリーが頭に入っているだけに、多少の前後関係の確認をする程度で、後は自分の好きなシーンやキャラクターに意識を傾けながら観たけれど、一回目に気になったりモヤモヤした部分も自然に受け入れられて、一回目よりも更に楽しめた もしも、二回目を迷っている人がいたら「是非!」とオススメしたい 伊豆諸島の島のひとつ、神津島を飛び出してきた高校生の帆高 フェリーで上京し、とりあえずネットカフェでバイト探しをするも、家出…

  • 480. 黒猫・白猫

    引用元:amazon.co.jp 1998年のフランス・ドイツ・ユーゴスラビア合作 原題はそのまま「Chat Noir, Chat Blanc」 ロマ族のマトゥコは中途半端に成功(?)している詐欺師 大きなヤマを狙ってはいるが、それを叶える才覚もない 今回はロシアの密輸船から石油を買うも(まさに蓋を開けてみれば)水を買わされていたことがわかる 起死回生とばかりに次は石油列車をハイジャックする計画をたてるもヤクザのダダンに邪魔されてあっけなく失敗、逆に大きな借金を抱えてしまう そこで借金返済のために(すでに彼女がいるのに)息子ザーレをダダンの妹と結婚させようと画策する 「オン・ザ・ミルキー・ロー…

  • 479. お早う

    引用元:amazon.co.jp 1959年の小津映画 都内の川沿い新興住宅地 小学生の男の子たちはみな大相撲に夢中 林家の長男実と弟の勇は、近所の家にお邪魔してはテレビを見せてもらうのが日課になっていた この兄弟の母親民子(三宅邦子)は、町内会の会計係として集めた婦人会の会費をお隣で組長をしている原口きく江宅のおばあちゃんに預けるも「そんな覚えはない」と言われちょっとした騒動になる 子どもたちはテレビを見るのに外出することを注意する母親に「だったらウチもテレビを買ってくれ」とせがむ あまりにしつこくせがんだせいで最後は父親の敬太朗(笠智衆)に「子供のクセにうるさい」、「黙ってろ」と叱られてし…

  • 478. エレニの帰郷

    引用元:amazon.co.jp 2008年のギリシャ・ドイツ・カナダ・ロシアの合作 舞台は1999年のローマ 映画監督の男(名前は「A」とされている、ウィレム・デフォー)は、映画の撮影が思う様に進まず、またその事で経営陣と揉めてイライラしていた そんなところに、精神的な問題を抱えている娘エレニから電話が入る 慌てて自宅に戻り、娘の部屋に入ったAは、そこで母のエレニ(イレーヌ・ジャコブ)から父のスピロス(ミシェル・ピコリ)に宛てた手紙を見つける 時は46年遡り、1953年のテミルタウ(アフガニスタン) ギリシャ難民の集会所でエレニとヤコブ(ブルーノ・ガンツ)はロシア革命記念日のニュース映画を観…

  • 477. C・C・ライダー

    引用元:cinemacafe.net 映画の話の前に、 昨夜のW杯初戦、ドイツ 1 - 2 日本 何とも見事な逆転勝利! 前半の苦しい戦いから、よく耐えて、持ち直して、逆転して、その後も守り切った 体力と気力と精神力とチームワークと、まさに総力で強豪国を上回った ひとまず、お疲れ様でございました! 原題「CC and Company」 1970年のアメリカ映画 「イージー・ライダー」が前年に公開され大ヒットした影響を受けての 本作なのだろうけれど、ヒッピーがバイクで移動するということ以外は趣の異なる作品 ザ・ヘッドと名乗るバイク集団は、時々詐欺まがいのことをして日銭を稼ぎながらバイクで移動する…

  • 476. THE WORKER'S CUP W杯の裏側

    引用元:cinemacafe.net いよいよカタールW杯が始まった 今日からは日本、ドイツ、スペイン、コスタリカが属するグループEの試合 突破が難しいグループではあるけれど、日本が勝ち進むには「予想外」を起こす必要があるのだから、思い切った戦い方をして欲しい ところで前々回の2014年ブラジル大会の開催前には、スタジアムの工期の遅れが指摘されていた 勝手にスケジュール管理の甘さを想像して「ブラジルらしいなあ」くらいにしか思っていなかったけれど、建設会社の談合やカラ入札、賄賂の授受などの不正行為という、根深い問題があったという 本作は、カタールW杯のスタジアム建設に従事する移民労働者たちのリア…

  • 475. 天井桟敷の人々

    引用元:natalie.mu 学生の頃、「最近のヒット作も、過去の名作も観まくるぞ!」とばかりに、映画のガイドブックを二冊購入した メインで使ったのは(☆の数での評価はあるものの)、客観的に羅列してあるもので、もう一方は、ベテラン映画評論家による座談会的な会話の記録や、彼らの(かなり偏った 思い入れたっぷりの)ランキングが載っていた そして、後者の中で圧倒的な支持を得ていたのが本作 「本作を観ずして、」的な物言いに過剰なものを感じ、「絶対に観るまい」と決めて、今まで生きてきたけれど(←大袈裟)、さすがにもうどうでも良くなったこともあって、このタイミングで鑑賞 原題は「Les enfants d…

  • 474. 国家が破産する日

    引用元:tsutaya.tsite.jp 今から25年前の1997年11月21日 急激な外貨流出に対応不能となった韓国政府は、国際通貨基金(IMF)に緊急融資を申請する タイから始まったアジア通貨危機の一連の流れで語られることもあるけれど、慢性的な借入金の長期の繰り越しや与信の甘さなど、韓国固有の問題が一部の企業の倒産によって露呈、ノンバンクはすべて営業停止となり金融システムが完全に麻痺した 数年後、実際に何人かの韓国人から「1997年のショックは大きかった」とか「あれで人生が変わった」という話を聞いた 1988年にソウルオリンピックも成功させ、当時は国民の85%以上が「自らを中間層」だと考え…

  • 473. パルプ・フィクション

    引用元:cinematoday.jp 1994年のアメリカ映画 パルム・ドールも受賞した(クエンティン)タランティーノ監督の大ヒット作 そして単なる商業的なヒット、カルチャー的な話題作というだけでなく「映画の新たな面白さに気付かせてくれた」作品だと思う サミュエル・L・ジャクソンやブルース・ウィリスなど豪華なキャスティングではあるけれど、当時すっかり過去の人(しかも古臭いイメージの)ジョン・トラボルタを主役のひとりに据えるという英断もみられる 94年という時代から想像すると「ダイ・ハード」(1988年)、「ダイ・ハード2」(1990年)のダイ・ヒットで(←くだらない!)ブルースウィリスのギャラ…

  • 472. 赤い砂漠

    引用元:amazon.co.jp 映画監督ミケランジェロ・アントニオーニを知ったのは、彼の作品ではなく、2000年にリリースされたカエターノ・ヴェローゾのアルバム「ノイチス・ド・ノルチ」に収録された「ミケランジェロ・アントニオーニ」という曲だった カエターノらしい、うっとりする様な美しいメロディに「ミケランジェロ・アントニオーニって誰なんだろう」と彼の作品を観始めた 1964年のイタリア・フランス映画 イタリア、ボローニャ近くの工業地帯で技師として働くウーゴ(カルロ・キオネッティ) 彼が働く工場に、妻のジュリアーナ(モニカ・ヴィッティ)と息子のバレリオが訪ねて来るところから物語は始まる ジュリ…

  • 471. すずめの戸締り

    もうコロナ関係なく、満員の映画館には(出来ることなら)行きたくないので、平日の夜の回にて鑑賞 その甲斐あって、前後左右2席以上空いた席で観ることができた 今回は新海誠の他の監督作品をおさらいしたり、本作の情報を可能な限り耳に入れない様に(そしてかなり期待)して劇場に向かったけれど、始まって数分で違和感があり「何だか嫌な予感がする」と思いながら鑑賞 その違和感というのは、話の展開に必然性が無さ過ぎて、以前「雲のむこう、約束の場所」で書いた「つき合わされている感」がずっと続いたこと アニメーションにしか描けない云々は理解するけれど、「どんな展開にも飛べますよ」とでも言うかの様な振り回され方に、気持…

  • 470. 後妻業の女

    引用元:amazon.co.jp 久しぶりに日本映画を 2016年の鶴橋康夫監督作品 大阪にある結婚相談所主催のパーティー 「好きなことは、読書と夜空を見上げることです」 と挨拶する小夜子(大竹しのぶ)は60代 そんな小夜子が可愛く映り、男性からのアプローチが絶えないくらい参加者の年齢層は高く、60代から70代中には80代の男性もいる高齢者向けのパーティーだった 耕造(津川雅彦)も、そんな小夜子に惹かれ結婚し、楽しい毎日を送っていた しかし間もなく耕造は亡くなってしまう 娘の尚子(長谷川京子)と朋美(尾野真千子)が葬式の準備をしていると、小夜子が突然公正証書を持ち出してくる そこには「小夜子が…

  • 469. パンチドランク・ラブ

    引用元:amazon.co.jp 2002年のアメリカ映画 ロマンティック・コメディと評されているけれど、恋愛ホラー?或いはバイオレンスと言った方が内容に近いと思う ロサンゼルスに住むバリー・イーガン(アダム・サンドラー)は、姦しい姉たちに囲まれて育ったせいか、女性に対してコンプレックスを抱え、しかもそれをイジられるとキレてしまう 一風変わった商品の卸売会社を経営しているものの、情熱と思いつきに任せた仕事ぶりでビジネスは軌道に乗っていない そんなある日、お節介な姉のひとりエリザベス(メアリー・リン・ライスカブ)が、同僚のリナ(エミリー・ワトソン)をバリーの職場に連れて来る 一目ですっかりリナを…

  • 468. オン・ザ・ミルキー・ロード

    引用元:amazon.co.jp 2016年のセルビア映画(イギリス・アメリカとの合作) 初めて観るエミール・クストリッツア監督作品 終らない隣国との戦争で演奏家としての仕事がなくなり、今はミルクを配って生計を立てているコスタ(エミール・クストリッツア) 彼は肩にハヤブサを乗せ、自らはロバに乗って兵士たちのいる前線までミルクを届けていた 彼の雇い主の美しい娘ミレナ(スロボダ・ミチャロヴィッチ)は、そんなコスタに思いを寄せていた そしてもう一人の美しい女性(モニカ・ベルッチ)が、戦争に出ている兄(ミキ・マノイロビッチ)の花嫁としてローマからやってくる 隣国との間に休戦協定が結ばれ、平和が訪れた村…

  • 467. 君の名は。

    引用元:yahoo.co.jp ここ数年、劇場でも密集しない空間に慣れているせいか、「すずめの戸締り」は、まだ観に行けていないので、今更ながら2016年の大ヒット作を 近く、1000年に一度と言われる彗星が見られるというニュースで盛り上がる日本 東京の四谷に住む、男子校に通っている瀧(タキ)は、仲の良い友人に囲まれ、イタリアンレストランでのバイトも忙しく、充実した日々を送っていた 唯一気になるのは、最近田舎町に暮らす女子高生になる夢をみること 一方、飛騨地方にある糸守町に暮らす女子高生の三葉は、田舎町特有の人間関係や、町長である父親との関係などに限界を感じ、東京で暮らすことに憧れていた そして…

  • 466. フットルース

    引用元:amazon.co.jp 1984年のアメリカ映画 まさしく80年代ど真ん中のアメリカといった作品だろう 何といってもMTV全盛の時代で、本作のサウンドトラックは「フラッシュダンス」と並んでTVから、そしてFMから流れ続けた 本作のサウンドトラックは2019年のデータでは累計900万枚も売れ、歴代サントラ盤ランキングでも第6位になっている 1. 「ボディーガード」(1992) 1800万枚 2. 「パープル・レイン」(1984) 1300万枚 3. 「ダーティー・ダンシング」(1987) 1100万枚 3. 「タイタニック」(1997) 1100万枚 5. 「ライオンキング」(1994…

  • 465. ダイナー

    引用元:filmarks.com 前回に続いてバリー・レヴィンソン監督のデビュー作(1982年) 時は1959年、監督自身の出身地であるボルチモアにあるダイナーをたまり場にする、5人の若者たち 毎夜、音楽を聴きながら車を走らせ、ダイナーで夜通し騒ぎ、お酒を飲み、女の子の話をし、アメフトの試合や身の回りのあらゆることを賭け事にする毎日 賭け金が払えずに困る者もいれば、贔屓のアメフトチームに関する試験に合格しなければ結婚できないと彼女に迫る者、家族との軋轢から逃れるために泥酔する者、それぞれ夢を持ちながらもしがない現実とのギャップを瞬時忘れるためにダイナーに集まってくる 若き日のミッキー・ロークや…

  • 464. スリーパーズ

    引用元:Yahoo.co.jp 1996年のアメリカ映画 「ダイナー」や「わが心のボルチモア」、「グッドモーニング、ベトナム」そして「レインマン」と内容の濃い作品を数多く残しているバリー・レヴィンソン監督の手による 主役ではないけれど、ロバート・デ・ニーロとダスティン・ホフマンが共演している貴重な作品 本作の翌年「ウワサの真相 / ワグ・ザ・ドッグ」でもふたりの共演があったけれど、こちらもバリー・レヴィンソン監督の作品 ロレンツォ、マイケル、トミー、ジョンの四人の少年たちはいつも一緒に遊んでいた ある日、悪ふざけが過ぎてしまい過失傷害の罪で少年院に送られてしまう 四人を普段からよく知る神父ボビ…

  • 463. アルフレード・アルフレード

    引用元:amazon.co.jp 突然ですがクイズです 下にある国別データは何の率でしょう? フランス 3.54% ポルトガル 3.37% アメリカ 2.50% 日本 1.65% イタリア 1.51% こちらは離婚率(答えがパッと見えてしまわないように色を変えてみた)のデータ 人口1000人当たりの%ということらしい 離婚のデータに関しては、年間の離婚件数を同年の婚姻数で割ったデータも存在するので、定義の確認が必要 そうしないと上記(太字)の場合、国によっては50%とか60%とかになってしまう(離婚した夫婦は、結婚した年に関係なくカウントされるから当然高い%になる) そもそも年代が違えば婚姻率…

  • 462. 冬の旅

    大好きなアニエス・ヴァルダの、まだ観ていない名作が上映されると知って、「パイナップル・ツアーズ」、「WANDA/ワンダ」に続いて、今年3回目のイメージフォーラム 原題は「Sans toit ni loi」(「屋根も無く、法も無く」の意) モナという名の少女が、放浪の旅の中で遭遇する出来事と、その過程で出会った人々がモナについて語るシーンが交差しながら描かれる作品 目的地も、会いたい人も、経験したいことなどが特にあるでもなく、「放浪そのものが目的のような旅」を続けるモナ お金が無くなったら働きはするものの、報酬の対価としての労働時間を提供するだけ 痛々しいほどに、それ以上は提供しない、搾取されな…

  • 461. 雲のむこう、約束の場所

    引用元:hulu.jp 旅先の宿を予約する時には、(コスト的に許す範囲で)目的地にアクセスしやすい場所にあるホテルを選ぶようにしている ホテルにジムやプールがある必要はないし、バーやレストラン、窓からの景色でホテルを選ぶことも無い 唯一の例外は、2018年にベルリンに行った時に「テレビ塔がよく見える部屋」を探したこと 昔、写真で見てから、この何とも言えない(モダンなのか古臭いのか)雰囲気の塔に惹かれてしまい、ベルリンに行く時にはテレビ塔を訪れるだけではなく、テレビ塔を部屋からずっと眺めていたいと思った 1969年に完成したベルリンテレビ塔は、バウハウスの影響を受けた建築家ヘルマン・ヘンゼルマン…

  • 460. 秒速5センチメートル

    引用元:cwfilms.jp 新海誠の監督作品とは知らず、「雲のむこう、約束の場所」より先に観た作品 三つの短編を繋いだオムニバス 1) 桜花抄 時は1990年代前半 貴樹と明里は、互いに東京の小学校に越してきた転校生 性格的にも通じるものを感じていたふたりは、周囲から仲の良さを冷やかされ(揶揄われ)ながらも、信頼し合っていた そんなある日、父親の転勤で明里が栃木に行ってしまう 中学生になり、最初の夏に明里から手紙が届き、それ以来ふたりは文通をするようになる そして三学期に入ると、貴樹も鹿児島に転向することになり、引っ越しの準備を進める中、貴樹は明里に会いに栃木へと向かう 2) コスモナウト …

  • 459. ゴッドファーザー PARTⅢ

    引用元:filmarks.com 1990年に公開された16年振りの続編 本作の公開はリアルタイムだったから、初回は劇場で鑑賞 「過去の名作」として観た前二作と比較すると、16年もの長い間隔が空いてしまったこともあって、「違和感がある」という声が当時多かった記憶があるけれど、個人的にはリアルタイムで楽しめる興奮の方が大きかった ヴィトー亡き後、コルレオーネ・ファミリーを率いてきたマイケル(アル・パチーノ) 妻ケイ(ダイアン・キートン)との「裏社会から足を洗う」という約束を果たすためにシチリア復興のために多額の寄付を行い、バチカンから勲章を授けられるシーンから本作は始まる そのバチカンと深くかか…

  • 458. ゴッドファーザー PARTⅡ

    引用元:filmarks.com 「前作」からわずか二年で公開された続編 前作を観終わると自動的に本作を観てしまうので、結果として同じ回数鑑賞している(二作品を観るのに6時間半かかるというのに) 続編共にアカデミー作品賞を獲った(史上唯一)記録は伊達じゃない 「現在」と「過去」の二部構成になっていて、ヴィトー(マーロン・ブランド)の後を継いだマイケル (アル・パチーノ)がドンとして成長すると同時に苦悩する「現在」と、幼少のヴィトー(ロバート・デ・ニーロ)がシチリア島からニューヨークに来てのし上がっていく「過去」が交差しながら描かれていく <現在> ニューヨーク5大ファミリーのドンたちを暗殺し、…

  • 457. ゴッドファーザー

    引用元:amazon.co.jp 1972年のアメリカ映画 ちょうど半世紀前の作品になる 学生の時にレンタルビデオで観て以来、今回でおそらく5、6回目の鑑賞 ファミリーの相関図も頭に入っているから(ストーリーを追うのではなく)雰囲気に浸りながら鑑賞できるのは快適 物語はコルレオーネ・ファミリーの長女、コニーの結婚式のシーンから始まる 時は終戦直後の1945年 ニューヨークの5大ファミリー(イタリア系マフィア)の中でも最大勢力を誇るコルレオーネ家には、長のドン・コルレオーネことヴィトー(マーロン・ブランド)の下に、長男のソニー(ジェームズ・カーン)、次男のフレド(ジョン・カザール)、そして三男の…

  • 456. ザ・ファン

    引用元:Yahoo.co.jp 1996年のアメリカ映画 1991年に公開された「ケープ・フィアー」を彷彿とさせるデ・ニーロがサイコ・キラーを演じるスリラー映画 サンフランシスコでナイフの製造・販売をする会社に勤めているギル(ロバート・デ・ニーロ)は大の野球ファン、というよりも地元ジャイアンツの熱狂的なファン 彼は開幕を前にして、いつにも増して興奮していた その理由はアトランタ・ブレーブスから地元サンフランシスコにスター選手のボビーが移籍してくるから 別れた妻と住んでいる息子のリッチーを開幕戦に誘い一緒に観戦していたが、大事な仕事も抱えていたために途中でスタジアムを離れてしまう ギルが息子を置…

  • 455. バベル

    引用元:amazon.co.jp 2006年のアメリカ映画 公開時かなり話題になったこともあって、観ようとは思いながらも、随分と経ってしまった モロッコ、サンディエゴからティファナ、そして東京という三つのエリアでそれぞれのストーリーが交差する アメリカ人夫婦のリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)は、過去のある出来事巡って大きなわだかまりを抱えたままモロッコに仲直り旅行(?)をしていた 観光バスで山道を移動中、地元の子供が遠距離から悪ふざけで撃ったライフルの銃弾がスーザンの肩を貫く そのころ夫妻がサンディエゴに残したふたりの子供(女の子はエル・ファニング)は、長年お…

  • 454. ラッキー

    引用元:uplink.co.jp コロナ禍になってから飛躍的に鑑賞映画の本数が増えた ひとつひとつの作品を楽しめてはいるけれど、正直なところ観終わってから反芻するまでの作品となると、その数は限られてしまう 本数が少なければ、自然に余韻に浸るけれど、ハイペース(3-4本)な週末には、観終わった直後に次の作品を観始めることも それはそれで「楽しいシネマライフ」ではあるのだけれど、時々そんなペースを許さない、強烈なボディー・ブロウのような作品に出会うことがある 2017年のアメリカ映画 90歳になるひとり暮らしのラッキー(ハリー・ディーン・スタントン)の日課は、コーヒーを飲み、タバコを吸い、馴染みの…

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