chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
歌詞のようなブログ(商標登録第6332108)/夏井くわみ https://lyricsworld111.jp/

私が書いた歌詞のようなフレーズのどこかがあなたのこころにふれますように。なお私の作品は評価を期待するものではないこと、解釈を特定するものではないことをご了承ください。

夏井くわみ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2022/01/11

arrow_drop_down
  • Weapon And Butter Swiss Roll

    ■Weapon And Butter Swiss Roll揚羽蝶(ちょう)の羽の粉が ただ目にしみただけ男と女の化粧の破片蝶番(ちょうつがい)外れた部屋ふたりは犯罪のかたち同じ色に染まるだけいっそ奪ってしまえばいい毒のような愛を注いで オーレ オーレ何も見えなくなればいい胸を裂くまやかしにさえ満たされるいっそくずれ落ちてしまえ 君の胸の砂丘 堰(せ)き止められないとけあって消えてゆこう噴水のように 悪夢が降るフレスコ画の空 さけ...

  • Yellow And Black

    ■Yellow And Blackわたしは黄色 あなたは黒混ぜればため息 くすんだグリーン足首に絡むチェーンに偽ダイヤ勝手なんだわ また逃げ口上ねリップ・スティックの数だけ恋して Yellow ふりほどくの腕の数だけ別れて Blackベンジャミン 駄目よ涙が止まらない ゴスペルはこんな時何の足にもならない説明なんかしないでよ なんにも聞いてないただ確かなことは Yellow And Blackわたしは黄色 あなたは黒ゴールドがかるグレイに変わる手...

  • Verse

    ■Verse僕たちは浅い呼吸の中にいたこれが恋であろうなどと僕たちは粗暴な狼狽えにいたこれが恋になろうなどとThe First Time We Met まだ春のみどりが雨だれのようにほほを打つこれが恋でなければ何を恋と呼ぶのか コンクリート&ビルアレイ 二人はVerse僕たちは深い失意の底にいたこれ以上はない幸せに僕たちはまだ春の夢を見ていた叫びは声にならず 花はくさりにThe First Time We Met やがて新しい季節のおとずれを聞いている出...

  • 粉雪のアリア

    ■粉雪のアリアブルージーン oh2人は来なかった約束をただ守ったように僕らはソウルを汚しちまったよいどれがいてただそれを 見ただけただ雪がふる ただ雪がふるくりかえす そら耳のWill You marry Me?あゝ粉雪のアリア誰かが投げた英字新聞にくるまれた赤い薔薇が死んでく髪の匂いはひんやり風信子(ヒヤシンス)あなたのすべては追憶にまぎれ最終上映 ふたりは見ないなにも見えなくなった 名を呼ぶようにあゝ白紙が降るBaby Bab...

  • ラブ・チャート・バスターズ

    ■ラブ・チャート・バスターズトロフィーなんかいらない情熱を勝ち取りたいだけさ自分を高める気持ちそいつが満点ならいいダイヤモンドだって圧力がなかったら この世になかった だから邪魔する奴 相手にしない NO.1 誰かが決めたNO.1じゃダメなんだNO.1 自分のNO.1をそうモノにするんだNO.1 順位じゃないんだ それでもきみにエントリーする LaLaLa ※自分が日々することで誰かに何かが伝わって想いが大きく広がりみんなも...

  • スカイラウンジ

    ■スカイラウンジラウンジで一杯やるのならいいそっけなく返事をしておいたあなたからの電話の声に ふと心ふるえたわたしなのに可愛いものね 2人なんでもない話題ばかりよ人影もまばらになる お互いちがうフライトを待つ日付も変わる 空港のスカイラウンジ日常忘れてアイラ・モルトグラスかたむけて名残り惜しむうず巻くライトは 記憶さかさまにきらめきながら沈ませてゆくデパーチャータイム気にしてもさよならは云わないの出国...

  • ふるさと

    ■ふるさとある時は朝まででたむろする店だある時は添い寝してくれる女の胸だある時はかたすぎる舗道のベッドだある時は訊かれても答えない場所だふるさとを訪ね歩いてゆくものがまたひとつふるさとから遠ざかるよふるさとは まるで金魚のようにそうひらりまた身をかわして逃げるのだ あぶく銭で 飲む わずかな酒が今夜のおれのふるさとさ青信号 だけど行くあてない心喧騒もふるさとだろうかと思うまあいいか おれは笑うよ ひ...

  • 私たちはまだ夢見ている

    ■私たちはまだ夢見ている夢やぶれても 私たちはまだ夢見ている夢の向こうに 私たちは今を見つけてる何番目の夢でも それが最初終わらない夢のはなしをしましょうたとえ無力さに打ち砕かれてもたとえなすすべががなく思えても 生きてくことに 私たちはまだ夢見ているすべて失くしても 私たちは何かを得ているカルテの数だけ傷が あったとしても目を開けてそしてまたはじめましょうたとえ見捨てられても私たち最後まで自分を見捨...

  • 貸し倉庫(コンテナ)

    ■貸し倉庫(コンテナ)軸にふれたようにカモメが一勢に飛び立つ過去の粉塵が舞う埋め立て地のこの一帯貸し倉庫(コンテナ)は架空の名義で埋まってゆく閉められた秘密の鍵束は誰が持ってる猶予期間はあと半年ふたりの一切合切は倉庫が保管しているあんたがあんたでなけりゃ とうに別れられたのにあたしたち 一体何やってんのサ倉庫には密入国者が中にいるかもねきっとヤバいものを売人が匿しているよ睦(むつ)みあう若い子が中にいるか...

  • ちょる節

    ■ちょる節お酒は手酌で飲めりゃいい古傷にそっとしみりゃいいあてないこころのままでいい霧笛はぼんやり灯りゃいいおとこは愛想のないがいい好かれようなんてしなくていいあいづちなんかはなくていいわからぬはなしと言えばいい方言のなつかしさに恋しただけすれ違う東京のひとごみに この古道具屋は時が経たない ああ 言わぬがわかれというもんさあなたに泣いちょる 心はちょる節人にはかざりはなくていいお世辞はなくてもそれが...

  • 女豹

    ■女豹 後ろめたいことが あなたには何かおありですか誠実そうな男がまた あたしに挙(あ)げられてゆくやましいことが そう あなたの背後(うしろ)におありですか善良そうな男がまた この爪で暴き立てられてくまことしやかな嘘 あなたには心当たりないですか気の弱そうな男がまた 小さく追いつめられてく金の出どころは どこかあなた答えられますか実直そうな男がまた あたしの網にかかってく烏瓜のように紅く哀しみが照る ...

  • 已んぬる哉(やんぬるかな)

    ■已んぬる哉(やんぬるかな)釈迦が岳に八剣山 転法輪岳糸雨(しう)のむこうの湖は鉛(なまり)鬼と仏もおなじと思う これからふたりは女の山と男の山を 降りてゆく怒れ 燃える 木々の葉たちよここで死のうとあなたは言うけど遮(さえぎ)るように百舌鳥(もず)が一声鳴いたあと 僕はあなたの目を見て言う きみとは終わった若き日には若さはすぐ 消えると知らず そう気づく頃は すでに若くもなく 打ちくだかれてさまよう果...

  • 恋文

    ■恋文嫌いです あなたのことをまだ好きな私 嫌いですあの日あなたに 求愛された国分寺 月日やり過ごした それは断りではない 愛しさゆえの女ってわかりずらいの じき逢魔が時あなたを待たせ わたしも待った篠つく雨は降りやまないでももういいでしょう「愛しています」そう手紙を締めくくりさよならと書かない これは恋文ですひとりです こうしていると例えようのない 寂しさと恋しさがある 生きてるくぼみふたりぶん かすか...

  • 流伝(るでん)

    ■流伝(るでん)胸のかがり縫いがほどけてふたりは悲しむ冬空が降りてきてこごえる 白椿 雪になるほーれ ほーれ 届かないものなどないと言ってよほーれ ほーれ 木々のむこうからコノハズクが啼かなくなっても誰にも伝えられない その伝えは私たちだけに 伝わる 流伝(るでん)言わんといて下さい優しいそんな言いがかりこのうでが 彷徨う辺りからっぽな空を 旅してくほーれほーれ 貌(かたち)なきものそこにあるものほーれほーれ 永遠な...

  • Crane Dance

    ■Crane Danceそれもこれも すべて許された気でいた愛に名を借りただけで女はバックレスの背中でYESしか言わなかった 炙(あぶ)り絵のように 傷は 浮かぶ影 YOSARE YOSARE 雪の降る音薄衣(うすぎぬ)ひとつ抱くようなCrane Dance 息せき切るように Crane Dance 互いを惜しんだ折れそうな首をからめああ ひとはひとであるほど鳥だねそれは永遠に つづく月と太陽は同じ空では会えないそれはあきれるほどはかない想いは組み敷...

  • コネチカット・バード

    ■コネチカット・バードミニチュア・タウンには 同じようなさびしいひとが住んでいるディーゼル・トラックで出かけた父はあれきり二度と戻らない父が母に贈ったバラは今も庭に揺れるのに私は愛を知らないコネチカット・バード この胸に降りて来てよコネチカット・バード 見えぬものを見えるようには私は歌えないコネチカット・バード彼を乗せたバスが行ったあとを落ち葉の渦が追いかけただけ傷つく余地なんかないほどいつも傷つい...

  • RUBY

    ■RUBYあなたの車でラジオを聞きたかっただけなの君はそう言った切りで黙りこむサイドシートまのびしたかなしみ どこを走ってもどこも同じ気がする どこにも行けないよ僕たちだけが逃げてゆくワイパーのむこうの街フロントグラス 赤信号が雨粒に身を投げてひとつずつ落ちる それはRUBYだってあなたがいけないわ無断でわたしを愛したなんだかわからないままで幸せが上滑りしてった不幸の残高がゼロになったって積み上げたものはむな...

  • この星をきらめかせるのは僕らだ

    ■この星をきらめかせるのは僕らだ 単体で存在していないのに独りだなんて思いこんじゃって社会の実態 嘆いてもダルダルのタマシイじゃね(ねー)イジケテ隅っこにいても自分が○したならばそれが僕のまん中僕らはひとに見えても ヒキガエルか ドブネズミさ 雨のカーテンのむこうに太陽を掲げ 世界を押し上げよう逃げろ 逃げろ 苦痛の支配から昨日までのKOをOKにするのは今日何しているのかも忘れてるこんなんじゃなかったと思っても...

  • 虹いろのさかな

    ■虹いろのさかな泡となれと そいつはおれを呼ぶ眺めるだけの人生に飽きただろうとはじめてみろ おまえには出来る海の底から来いと そいつはおれに言うおまえは一匹のさかな さかなさ荒れたこころの大海原を 泳いでこいと力尽きるまで 力尽きるまで涸れたひとの流れをさかのぼれボロボロに鱗(うろこ)も剥がれ 血に染まったようなそいつが虹いろのさかなさ 投げうつがいい 自分を捨てされば巨大なうねりに揉まれても怖...

  • 卒業

    ■卒業物干し場から 眺めてたいつも曇ってたような空僕らの時代そのもので東京ぐらし 長くてもふいにあの頃を思い出す都会に慣れない自分がいい夢は先輩の彼女を奪うことずいぶん残酷なことをたくらんだものだ世間の不機嫌は 自分が機嫌を直せばいいまだ卒業などしない だんだら坂の胸の部家に俺がまだいる相変わらず仏頂面の苦虫でありますゆたかなことが 貧しさにいつかすりかわっていたんだ僕らは一体どうした喧嘩もせずに 激論...

  • ぐみ

    ■ぐみ髪をながして光を押し込んでミルクいろの午後に花柄スカート泣く君は君のこだまを聞いて僕は僕のこだまに揺れて そしてふたりが残された現実味を帯びるその言葉をけっして言わない僕らの代わりに雨が優しい魚眼レンズに夏は潜んでゆくゆるくなったネジがそこらに散らばるよ互いのうしろめたさをふと耳の裏に隠すそれはそれは岸辺の景色落下速度で浮かびあがるふぞろいなぐみの実がとても不自然に赤いよ こころの味 わからない...

  • ミズスマシのように生きても

    ■ミズスマシのように生きても イガグリぶつけかえしても世間様にはそれも無駄骨実話じゃなきゃいいことばかり結果ダルダルのタマシイイジケテ隅っこにいても君に○してもらえたらそれが僕のまん中ミズスマシのように生きても所詮 僕は君の前では ヒキガエルか ドブネズミさ 今夜の雨は優しいねねぇ君はわらってばかり着ぐるみをどれだけ脱いだら大人になれるの 昨日までのKOをOKにするのは今日でもさっき気づいたんだよ僕らにある...

  • 遅れる時計

    ■遅れる時計たとえばこんな時さよならとだけ言えたならどんなに気が楽でしょう愛がこみ上げてくる口をつき頬うずめるのは熱い想いばかりなの時間を決めるのはひとの心よふたりには時計が遅れることは むしろ好都合だったのあなたでしょう私でしょう時計の針がかさなれば終わりにふれあう唯一正確に刻まれるのが わかれならそれはそれでさみしいふたりは違っていたわだからこんなに離れたくないと手を伸ばし抱きしめあった私を一番...

  • マラカンダ

    ■マラカンダ四角い箱に男をしまい色とりどりに想うけどつゆとも気づかせたりはしないあなたを部屋に招き入れるさあ 夜の刺繍に 手を貸して鋭角的に広がるあなたの吐息が熱いわ慈しむような憐れむまなざしでつつみこむ 不埒な私よ女の庭で男は迷う それが恋なのマラカンダ マラカンダ 手に負えないわ自堕落な炎に 焦がれて 天に舞う 紅マラカンダ極彩色の宝石箱ねまっ逆さまに堕ちる夢誰かに手引きをさせたくなるあなたを好きでも彼...

  • 落下傘

    ■落下傘順延された試合は中止になった競技場に雨の歓声次々くり出す色彩はやがて胸を白く潜ませていった 君はどうなの どうって?別にってそんなふうに 僕たちは 究極的なものから安易なものを選び身を染めてった△急き立てても 届かないまま想いのパラシューターが しみるぜ白昼の花火 胸に幾つも上がる 幸せは存在しなかった 存在するのは思い込みの軌跡この悲しみは僕だけのもの宇宙にめがけ 僕はただ叫んでゆく △ 開運ネコ...

  • Rainbow Like Yours

    ■Rainbow Like Yours発泡酒の缶 プルタブ引いたらふたりなんか終わったもういいってば言わないでってばそんなやさしさにムカつく理由知り猫も あたしの膝に来てるしコンタクトも外して ぼやけて何も見えない隙にあなた出ていってよふたりの愛はかわいくない子 すぐぶんむくれちゃうしもう殺すって のろけてた頃も そういえばあったね あー欠伸がでるあなたが使った バスタオルがテーブルにきゅんと丸まってて 思わず抱きし...

  • 泣くよ

    ■泣くよ耳のうしろにいくつも折り畳むあなたのささやきを拒絶出来ない わたしは絶望したいのかなぁ押し潰されてしまう胸の嫉妬は美しいですか?さよならを全部並べてもさよならにならない でもこれが本当に最後です諦めて諦めて残ったものがあなたでも うんうんわたしは泣くよ 泣くよ 泣くよたった一瞬あなたの頭のなか横切れたそれだけでそれはわたしの 一生それだけの価値があるふたりで作った秘密の場所で前よりひとりになった...

  • 施錠

    ■施錠御苑前で 降りるところを乗り過ごしたふりであいつは尾いて来たドアの前 抱きすくめられ私の足もとに落ちたコンビニの袋 新月が割れてころがり雑木林に聳(そび)えた都心の夜景愛しさより痩せた体が当たり前にまかり通る心当たりのない夜をため息がまた施錠する虚しさに満たされてこの部屋はもぬけの殻なのに私は私を明け渡そうとはしないの周知の仲 それでもふたりは見ない 聞かない 言わない知らない人と笑ってよごれきっ...

  • 太陽の食卓

    ■太陽の食卓犬も食わぬという喧嘩また早口の応酬何しろ僕らはよく食べるテーブルにひろげる 無理難題引きずり出してお互いこき下ろすリザーブしてよ バトルのひとつ美味しくいただけなきゃフォアグラもキャビアも代用品で作れるけど格別のディナー 味のある 喧嘩が出来る相手は 君だけはやくお皿並べてよ 太陽の食卓下手な料理を待っているくちの回らぬ押し問答ともかく大好物はそう焦げた口調の Iirony こぜりあいをしながら...

  • 封をした手紙

    ■封をした手紙さざめく船出のざわめき招待客のあいだを抜けて腕を組んで ゆっくり歩く二人の後ろ姿 雑多なネオンに紛れあれは旧正月 ぎこちない 夢を見て つぶらにおじぎした封をした手紙は読まないよそれぞれの胸の底にしまったきり二度とあれからひとりでいることにも 馴れてチューベローズの香り やけにまぶしいあらためてまた今はなき両親の思いに感謝している 自由でいて さびしい町をうろつけば 傘を忘れた メアリー・ポピ...

  • 帽子のかげ

    ■帽子のかげ頬に影が落ちるように帽子を斜めにかぶる 日盛りの中表情ひとつ私はあなたに読ませない神秘な女にみえるでしょう不思議な話をしてるでしょう わからないでよ 心よすべて消えても 心よおまえは 私たちに眠りかける愛を話しかけるさよならじゃないさよならしましょう あなたにとりとめもなく微笑みかけて慣れた仕草もしみる頃気だるい風が吹けばいい初めてあなたを見てるみたい角度でまるで違う人ね正面だけの女をずらせ...

  • ビエンベニード デ ヌエボ

    ■ビエンベニード デ ヌエボお前だね 近づいてくる影だけでわかるのさ忍びよる気配でそうさまさにそれが今夜だとにごり水に 孑孑(ぼうふら) がわくこの街はそっぽ向く産み月の女から漏れる蒼い月影がただようビエンベニード デ ヌエボリボンで結わえたおんなたち従えてお前は鈴を鳴らす月日が後ずさりするお前は上を見る 俺は下を見るさて今夜何が起きるか ビエンベニード デ ヌエボお察しさ その魂胆誰ひとり出迎えぬ時計台昔を指...

  • Authentic

    ■Authenticもう笑うしかないよ不仲なくせにつるむあなたとやつれたハートだるいの私の膝がしらが笑う夢なんてもどかしくて物欲さえもなくてお互い全然話を聞いてないバカにもなりそこないのAuthentic画像加工し過ぎてもう誰だかわからないそういうやつなの2人不気味にきょとんとしてる その顔期待しすぎは損よどうでもいいけど注意書きなんて無視して酔ったまま立ったままするあごあげて私のゲームを 取り上げないでねぇねぇねぇも...

  • 愛すれどパリの灯は遠く

    ■愛すれどパリの灯は遠く女が次のバッグを買うときには次の恋人をそこに入れるため男に高価なバッグねだるときはその恋をじき処分する合図よ※もう会うのはやめにしましょうあなたにささやく バッグから秘密がこぼれる 綺麗なものほど壊れやすいの 遠くで眺めてただけなら傷つきもしなかったわゆれるゆれる 愛すれどパリの灯は遠く ※バッグをかざるためだけの部屋がある過去の恋の博物館みたいね心許(こころもと)なく音もな...

  • Heat The Jack

    ■Heat The Jackラジエーターの焦げる匂いがする窓を開けると髪に星 Wowかつてふたりは空中分解した陰影がよこがおに走る運命をジャッジしないで チャンスに賭けてみない?Heat The Jack 太陽と月が同じ水平線に浮かぶようにHeat The Jack あなたを探してわたしを探して Heat The Jackケモノのタマシイ憑依してフルスピードスピンオフは始まってる心映し空のいろ しっちゃかめっちゃかでもブーツで向こうを張るわ迷うときには鼻...

  • 試着室

    ■試着室かがみは静まりかえってみすぼらしい女が映る私ごとくずれて座りこむハンガーのままの洋服もう応答のない電話を片手に握りしめてるのよひとりになれる場所探して居心地悪い店内抜けて世界は斜線だらけ ひしめきあう色ばかりあなたがいない それだけでこれまでの私全部 にじんで あふれるつめまでやせてしまったわイヤリングひとつ外したら私の重心はのけぞって下に下にと倒れこむ自分にだって他人行儀よ私は服などほしくな...

  • 脱ぐわ(Je vais me mettre à nue)

    ■脱ぐわ(Je vais me mettre à nue)脱ぐわ 重い女ひとり消える脱ぐわ 辛い過去の女捨てる脱ぐわ 痛い女鏡抜ける脱ぐわ わるい女化粧拭う脱ぐわ あこぎ女 芝居 捨てる脱ぐわ 酔った女しらふになる脱ぐわ 玄人女ジャムも塗らずに脱ぐわ 固いトースト一枚でもあなたが脱がせてくれないからこんな小さな布 私から脱ぐわあなたをらくにさせてあげる 男も本当は脱がされたいのそうよ気持ちのことよ脱ぐわ 心に着ぶくれした...

  • パリに愛されていた

    ■パリに愛されていた ろくすっぽ女を知っちゃいない 横暴な口のききかたさえ むしろ嫌いになれない理由 ひとときも油断させない彼 そんな彼が嗜(たしな)みをおぼえ うでをあげて すっかり ただのいいおとこになりさがる いろんな想いが胸を過(よ)ぎり あらん限り浴びせ倒し 彼を責めて 泣いたわ Ah 何かが終わる わるで生意気で ものもしらない男 だから手を貸した あの頃ふたり パリに愛されていた たっぷ...

  • ドール

    ■ドールいるよね この部屋 視線をかんじるあのひとに監視されてる気がする そのときいきなり 着信が鳴って出たら切れてる おまけに非通知ともだちに頼んで いてもらったらおかしなこともなにもない 決まって翌朝欠伸(あくび)しながらともだち肩すくめ言うのよ 「気のせいよ」団地の階段に座り込んでた子供時代のあの子に戻るわたしがこころでうずくまるドール わたしを操縦しようとするドール あのひとの手が壁にうかぶ...

  • Fanatic

    ■Fanaticあぶれた奴らが騒ぐ街ニューハンプシャーから流れて来た かわいた叫びが愛なのかプレビューばかりを見てるよう白い兵士は西に黒い鷹は東の空へ シンメトリーな夜シシーがお出ましになりそうザマないさ お前といたらバカ笑いでも出来そうなものを Fanatic 男だって泣く さびしさに胸をやぶることもあるんだよ赤裸々なまでにはぎとられているお前といた場所はリンク切れうらないの札は床に巡礼者の列はつづく娼婦のモンゴメ...

  • くどき文句

    ■くどき文句特別なことは何もせず安い酒場をこよなく愛し人の悪口はくちにせずいいところを見つめてる 男なんてカッコわるい流行りすたりは気にしない ただ流れる人たちを飽きもせず見つめてる誰に言うでもない こんな男のくどき文句 ため息や嘆きの向こうにかすかな夢などかざしてみてる疲れが骨身にしみる時たまには自分もほめてやるないものは作りゃいい仕事でも夢でも何だって出遅れててもいいんだよ全体を見渡せる風に聞かせ...

  • あやとりあそび

    ■あやとりあそび化粧おとして 女をやめられたら世話ないわ かがみも見ないすがおになって なおさら女になるわ女はしんどい 男もつらいひとつ ふたつ 糸をとるたびみっつ よっつ 罪をかさねるあなたのゆびとわたしのゆび裏にかえして 表にもどる次会う時を聞かない何になる何になる ほかのものにはなれても 愛にはなれないふたりは儚い糸ですね あそびも哀しや あやとりあそびあなたにさびしい なんて言ったら夜の ...

  • Villa Fegotto

    ■Villa Fegottoサフラン色のゆうべに君はかなしみに浸す金のバレエシューズ僕は僕でわけもなくうつろにおどけてみせる 大きめなヘリンボーンで おだやかに蝕まれてく 声にならないこの胸の崩落Villa Fegotto 神の庭に来て のこり日の手のひらでVilla Fegotto ちょっとそんなに真面目な顔するなよ 君君の中にいる僕と僕の中の君の 比率が変わったね修正液もないしね接着剤もないんだ僕らも過ぎてゆく解体しながら何かを築いてゆく未...

  • 僕たちは会わずに恋をしていた

    ■僕たちは会わずに恋をしていたそこのソファーはエンプティここのナイフはペナルティ壁の絵画は少し傾いて僕らはアンリアリティーツェッペリンのギターリフは鳴り続けるグラスに苦い気泡があがる 拾う声は途切れがち電話の向こうで 笑いのこし ふと他人になる顔隠したままでキスする心はいつも閲覧用の夜にいた僕たちは会わずに恋をしていたさよならなんかに意味はない漂う匿名でいたから耳のうしろ熱く押さえて 目を閉じむしろ何...

  • 金色堂

    ■金色堂 やがて煌々と僕らを照らすのは身を潜めてた闇の声だ身体の中で響きわたる塔は指先までも倒れ込ませるきみの横顔を照らすように僕は最後のマッチを擦(す)る急ブレーキ踏めばスピンする高速下にダイブしようかみるみる間に火は広がるその時仏の御心を知る開かれた最後のドア 金色堂血も涙もない そいつは僕たちさけがれ知らぬ怒り呑み込む臨月のきみその子の父親はそうだったのか 僕じゃないのか蛍光灯のあかりさえもた...

  • ちょる節

    ■ちょる節花をかざればそこだけあかるい光の射す部屋ぼんやりさびしいお昼のお酒もなんだか酔えないくちべに引けば目もとが悲しい時計だけが正しく過ぎてく日々はカレンダーに すり抜けてゆくクスンと笑ってしまう つけ爪のラインストーン空に並べると脱け殻で埋まる なんか過去の女ただあなたがいないだけで それだけで 私全部いなくなった もうわかっちょるっちゃ ぶちかなしゅうてもはあ 行くしかないっちゃ 泣いちょる レコ...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、夏井くわみさんをフォローしませんか?

ハンドル名
夏井くわみさん
ブログタイトル
歌詞のようなブログ(商標登録第6332108)/夏井くわみ
フォロー
歌詞のようなブログ(商標登録第6332108)/夏井くわみ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用