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農業LABブログ https://ppn-lab.hatenablog.com/

農業で問題になる線虫や農業資材の研究をしています 診断や防除のご相談などあれば連絡ください マクロ撮影した生き物の写真についても書いています

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2021/12/10

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  • 【TOP3】有害線虫はどうやってあなたの畑に入るのか

    タイトルの通り、どうやって自分の畑に悪い線虫がやってくるのかというお話です 線虫は歩いてこない 農機具の貸し借り・よその農家さんの出入り 通販で作物の苗を購入して植えた 観光客が畑に出入り まとめ センチュウ (おもしろ生態とかしこい防ぎ方) 作者:敏郎, 三枝 農山漁村文化協会 Amazon 線虫は歩いてこない イラストのように線虫には足が生えていませんから、 線虫自らがあなたの畑を訪問することはありません ほとんどは人が原因で入ってきます ではどのように侵入してくるのでしょうか? 農機具の貸し借り・よその農家さんの出入り 可能性が高いのがこれです 農機具を貸し借りした場合、丁寧に土を落とさ…

  • 【実験】リキダス散布でコネギの再生試験【21.11.28版】

    タイトルの通り、家庭菜園で6月くらいからコネギを作っては消費していたので、 全体を切り戻すタイミングで資材の試験をしてみました 背景 今回、気になっていた資材はこちら『リキダス(ハイポネックス社製)』 ハイポネックスが少し眉唾な商品を出したなぁと思っていたので、購入して使用してみることにしました 入ってる成分や説明からストレスがかかった時に使うような資材と判断しまして、低温・切り戻しストレスがかかるタイミングで断続的に使用してみます ハイポネックスジャパン 活力剤 ハイポネックス リキダス 800ml ハイポネックス Amazon 材料と方法 リキダスについて 100-1000培で使用する活力…

  • 【撮影方法】カメムシの卵の殻に生えたカビ【少し解説】

    今日は庭木の葉裏にカメムシの卵が産みつけられて、ふ化した後の殻にカビが生えていたのを見つけたので、撮影してみました カメムシの卵はたまに見るのですが、カビが中に詰まってるのは初めてだったのでちょっと興奮しました 葉の裏に産み付けられた卵の殻 なんとなく、殻の中にカビが生えているのが分かりますね 撮影機材はOlympus TG-5にディフューザーを装着したもの 若干、手振れしてしまってるのが悔やまれます... OLYMPUS デジタルカメラ Tough TG-6 レッド 1200万画素CMOS F2.0 15m 防水 100kgf耐荷重 GPS 内蔵Wi-Fi TG-6RED オリンパス Ama…

  • 【効果】土壌改良材ってなんだ【安全】

    以前に農業資材の記事を書きましたが、こちらには土壌改良材は入れてませんでした ppn-lab.hatenablog.com 土壌改良材は上記ブログで取り扱った資材の中では立ち位置が曖昧であえていれてませんでした 今回は土壌改良材について業界の裏話も含めて書きたいと思います 肥料・土つくり資材大事典 化学肥料 有機質肥料 土壌改良材 堆肥素材 用土価格: 20953 円楽天で詳細を見る 土壌改良材とは何か? 肥料・農薬と土壌改良材の違いは? 土壌改良材は安全なのか? バーミキュライトのアスベスト問題 「ころしやくん」問題 土壌改良材の効果は保証されてるのか? 裏話~土壌改良材から肥料にクラスチェ…

  • 【完封】秋作の大根-ネグサレセンチュウ防除体系【できるかな?】

    Twitterの質問箱に大根のネグサレセンチュウ防除の話がきたので、個人的に防除体系を組んでみました ↓ どんな被害が出るかは下記のリンク 主に肌荒れの症状で商品価値が下がります 水ぶくれ+中心に褐変が出来て白い大根の肌が汚く見えてしまいます www.jppn.ne.jp 今回の質問者の方が春大根か秋大根か分からないので、とりあえず秋大根の栽培時期を例に防除体系を組んでみました ↓秋大根の栽培時期 ↓ ちなみにネグサレセンチュウ 写真右上が頭部で太い口針が見える 体系に組み込んだ主な資材 緑肥 農薬 肥料・土壌改良剤 慣行防除 減農薬防除 大根に聞いて対策を変えるフレキシブル防除体系 体系に組…

  • 畑地の雑草 小さな花写真

    以前、ブログで紹介したオリンパスのTG-5でマクロ撮影してきました そろそろ雑草の花も減ってくるので、撮り納めかな~ 見るたびに撮ってるんですが、飽きないですね OLYMPUS デジタルカメラ OLYMPUS Tough TG-6 [ブラック]【KK9N0D18P】価格: 44800 円楽天で詳細を見る カタバミ ナズナ ハコベ ツタバウンラン カタバミ 撮影日:2021/11/21 噛むと酸っぱいらしい 大体、こんなサイズ感の花をマクロで撮影してます ナズナ 2021/11/21撮影 春の草のイメージですが、秋にも咲くんですね 種を包む皮はハート型を思わせる可愛らしい形をしています 若葉は薬…

  • 【節約】ネコブセンチュウのセルフ診断【依頼不要】

    色々な作物に寄生しては問題を起こすネコブセンチュウ 以前、ある地域を調査した時はだいたい調査した畑の半分から検出されました (そして畑の持ち主はあまり自覚がなかった...) 地味に収穫を減らしたり、ある時は激発して全滅に追いやられたり、土壌病害が出やすくなったりと困りごとを運んでくるネコブセンチュウ そんなネコブセンチュウが自分の畑に入ってるかどうかを知るのは、専門機関に依頼しないと分からないと思っていませんか? 実は栽培しながら分かるセルフ診断方法があります 今回はその方法について書いていきますので、不要な土壌消毒を止めて土とお財布に優しい土壌管理をしましょう センチュウ (おもしろ生態とか…

  • 【カメラ】小さな生き物の撮影法【顕微鏡】

    農業関係の仕事をする上で生き物観察は欠かせません 特に農業害虫は小さいので、マクロ撮影がメインになるかなと思います ということで、個人的におススメのカメラや機材などを紹介していきます (完全に趣味の領域ですが...笑) 屋外でのデジカメ撮影はこれで決まり! 趣味として撮影するならOM-D E-M1+LAOWAがオススメ 屋外で顕微鏡観察するならコレ! 本格的な顕微鏡の購入を考えるならAmscopeがオススメ おわりに 屋外でのデジカメ撮影はこれで決まり! OLYMPUS デジタルカメラ Tough TG-5 ブラック 1200万画素CMOS F2.0 15m 防水 100kgf耐荷重 GPS+…

  • 【農業系】研究者に向いてる人の特徴【3選】

    私自身が博士(農学)を取得して企業の研究職に就いておりまして、色々な人を見てきました その中で成功している人の特徴からある程度共通する人物像がありましたので記事にしてみました いつも一定の余裕がある 「ま、いいか」でとりあえず置いておける 人付き合いが良い 終わりに 理系のための研究生活ガイド 第2版 (ブルーバックス) [ 坪田 一男 ]価格: 1100 円楽天で詳細を見る はじめての研究生活マニュアル 作者:幹雄, 西澤 化学同人 Amazon いつも一定の余裕がある 成功して余裕があるのか、余裕があるから成功してるのか 常にキャパがいっぱいいっぱいということが少ないように思います 後のメ…

  • 【打倒線虫】季節によって薬剤を変えてかしこく倒す!

    タイトルの通り、最近の研究で季節によって使用する薬剤を変えた方が効率的にネコブセンチュウを防除できることが報告されました 引用論文 土壌くん蒸剤 3 種のサツマイモネコブセンチュウ(ティレンクス目:メロイドギネ科)二期幼虫および卵に対する温度別殺虫効果 論文の目的はなんなのか? どんなことが分かったのか? なんで、冬にクロピクとDDで効果が出にくいのか? この論文から分かる効果的な農薬の処方は? 論文の目的はなんなのか? 線虫に対する農薬として以下のものが一般的に使用されます ・くん蒸剤(クロルピクリン、D-Dなど) ・粒剤(バイデート、バスアミドなど) くん蒸剤は潅注して土壌中で急激にガス化…

  • イモグサレセンチュウが増えにくいニンニク品種

    もしかしたら、今後のイモグサレセンチュウ問題に役立つかもしれない論文を見つけたので、ご紹介です 論文名 Propagation of Ditylenchus destructor on garlic storage leaf (イモグサレセンチュウのニンニク貯蔵葉での増殖) フリーで見れるので、読んでみてください (ただ、全文英語なんですよね...) 英語が苦手な方は以下に内容の解説をしますので、是非読んでください (※グラフ画像などは上記論文からの引用です) 論文の目的 論文の中身 要点 具体的な内容 論文の中身から分かること 論文の目的 論文の目的自体はイモグサレセンチュウ単体でニンニクを…

  • ポンコツ農学者の哲学

    自分の勉強と情報収集のアウトプットとしてブログやってます 内容はかなり固いというか専門的な内容を書いているなぁと自分で思います そんな自分もざっくりした思いで研究生活を送ってるので、ゆるゆるな研究者もいるなぁと知ってもらえれば若い人も「農業の研究でもするかね~」となるかな?という思いもあります 私は(一応)農学博士で企業の研究部門に勤めてます そんな自分が研究生活で心がけていることや農業の研究をしていて楽しいなと思うことを備忘録として留めておこうかな...というのがメインの目的なのでちょこちょこ更新するかも知れません というのがこの記事です ×研究 〇兼究 ~農業研究の良いところ~ ×勉強 〇…

  • 海外から新たに侵入した【ジャガイモシロシストセンチュウ】は今...?

    ここ5年で2種類の新しい植物寄生性線虫の侵入を許してしまった日本 侵入を許すと何が問題なのでしょうか? 何の作物に対する線虫が侵入したのでしょうか? 侵入した地域はその後どうなったのでしょうか? 今回はジャガイモシロシストセンチュウについての記事です ※ちなみに百姓貴族(7)(荒川弘)にもチラッとシストセンチュウの話題が出てました 笑 百姓貴族(7) (ウィングス・コミックス・デラックス) [ 荒川弘 ]価格: 836 円楽天で詳細を見る 新しい植物寄生性線虫が侵入することの何が問題なのか? 何の作物に対する線虫が侵入したのか? 侵入した地域のその後 今回のシロシストセンチュウの侵入に関する所…

  • みどりの食料戦略システムで本当は何を狙っているのか?

    2021年5月に政府が発表した「みどりの食料戦略システム」 政府の本当の狙いとは何なのか? 農業生産(畑作)に限定してですが個人的な見解をまとめてみました 陰謀論的なアレではありません のであしからず('ω')ノ 1.みどりの食料戦略システムとはなにか? 2. おぼろげながら浮かんできた46%という数字を現実にするために...? 3. 農業のどこで脱炭素するのか? 4. 農業界に脱炭素を押し付ける代償は? 5. 良いこともある? 1.みどりの食料戦略システムとはなにか? SDGsや持続可能な農業という言葉が現実味を持って語られるようになった昨今、政府も農業にテコ入れをしようと2050年までに有…

  • 個人的に効果のあった殺線虫剤(粒剤)ランキング

    個人的に効果の高い殺線虫剤をランキングしてみました ※あくまで個人的な感想ですが過去の研究結果や自主的な試験に基づく感想です くん蒸剤(クロルピクリンやD-D剤)は非常に効果が高く、皆さんご存知だと思うので、今回はランキングから外して、使用しやすい粒剤について記載してます 1. ビーラム粒剤 2. ラグビー粒剤、バスアミド微粒剤 3. ネマトリンエース粒剤、ネマキック粒剤 個人的な所感 1. ビーラム粒剤 殺虫剤 ビーラム粒剤 20kg価格: 15980 円楽天で詳細を見る 殺線虫剤としては最近販売された農薬です 有効成分はフルオピラムというもので、うどんこ病で使用されるオルフィンフロアブルな…

  • トマトにカビが生えてたから顕微鏡でみてやったわ

    タイトルの通りです 愛するミニトマトにカビが生えてたから色々なスケールで観察してやったわ 食べようと思って収穫したらこの状態ですわ 一瞬、オエッてなったけど愛するトマトを侵した奴の面を拝もうと思いまして もう少し拡大したらこんな もうね、カビっていうかコケですね 殺虫殺菌剤 住友化学園芸 ベニカXネクストスプレー 1000ml価格: 1500 円楽天で詳細を見る そして、ついに犯人の面を拝めるところまで...! 絵筆でかき取って顕微鏡下へIN! まぁ別に普通のカビなんで許しました 灰色カビ病とかではなさそうだししっかり繁殖段階まで行ってた うちのトマトはさぞ旨かっただろう... そもそも大した…

  • 流行りのBLOF理論とはなんなのか?

    最近、色々なところで目にするBLOF(ブロフ)理論 Biological farmingの略だそうで生物学的農業、生態系調和型農業を意味するそうです では、どういう農業なのか所感を交えながら見ていきたいと思います 1. BLOF理論の目標 2. BLOFの要とは? 3. 植物はアミノ酸・ペプチド・タンパク質を吸収できるのか? 4. BLOFで慣行以上の収穫量は得られるのか? 1. BLOF理論の目標 BLOF理論の目標についてですが、私はBLOF理論信者ではないので推して知るべしなのですが、詰まるところ「持続可能な農業の創出」だと思っています 具体的には有機農業についてサイエンスに基づく体系確…

  • 線虫に対する天敵微生物資材はなぜ効かないのか?

    線虫天敵資材についての記事です

  • 【利用場面】農薬、特定農薬、バイオスティミュラント、肥料【整理】

    最近、色々なカテゴリーの農業資材が出てきて頭が追い付かないなぁ(;・∀・) ということで、自分の頭の中を含めて少し整理してみます 個人的には以下の写真のようなイメージです では、ひとつずつ見ていきましょう 農薬 特定農薬 バイオスティミュラント 肥料 農薬 知らない人はいないでしょう 農薬取締法により安全性検査・環境中での動態検査・効果試験等、多数の試験が義務付けられています 1剤開発するのに10年以上、200-300億円程度かかるので、新しい農薬開発の会社を興そうと思っても参入障壁が非常に高いものとなっています また、農薬と一言で言っても様々な病気に対する農薬があります 病気や害虫によって効…

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