20時45分、阪神梅田駅の改札を出る際、ふと気付いた。「昔、勤めとった会社の夜勤に行く時も、この時間にこの改札やったなぁ」と。目を擦りながらパソコンの画面を見詰め、休憩時間には半眠りでカップラーメンを食った日々。思い出したくない。戻りたくな
ロードバイクに乗る40代男性。 普段、マイペースに走っています。 ロード乗りにとって役立つ情報まったく無しの、日常的で主観的なブログを綴っています。
(1090)ロードバイクに乗れない休日は、歩いて尼崎の「天下一品」に行こう。-3
サイクルセンターサンワ。閉じられたシャッターの前で佇む俺。「あぁ…。毎週水曜と第二、第三木曜は休み…か」残念だ。本当に残念だ。何も、フレーム清掃用のクロスや、パーツクリーナーの予備を買えなかったことに対して、残念…ではない。俺は、仕事柄、土
(1089)ロードバイクに乗れない休日は、歩いて尼崎の「天下一品」に行こう。-2
ライド中、「退屈やなぁ」と思うことがある。おそらく、脚は回し続けているが、頭は暇だから…だろう。同じく、この日も「退屈やなぁ」。足は前に出し続けているが、頭は暇。家を出てから、既に30分。阪神尼崎の天下一品まで、まだ30分も歩き、そして退屈
(1088)ロードバイクに乗れない休日は、歩いて尼崎の「天下一品」に行こう。
目をこすりつつ、ベランダ窓を少し開ける。「あぁ…、降ってきそうやなぁ…」「しくじったわ…」当初、早朝に起床し、サイクリングロードを軽く走る予定だった。しかし、早朝に起床したことはしたが、二度寝。次に目覚めると、14時過ぎ。しかも、雨が降りそ
(1087)クランクを回しながら「悪夢」について考える。-2
前回からのつづき近所のサイクリングロード。クランクを回していると、知らないロード乗りに余裕で抜かされた。更に、知らないクロス乗りにも余裕で。「…」ダメだ。徹夜明けで体が疲れている上、寝たら寝たで悪夢の連続。俺は、精神的にも参っている。強い向
(1086)クランクを回しながら「悪夢」について考える。-1
やたらと長い残業も含む夜勤明け、家に帰るなり焼酎を一口飲んで、さっと布団に潜った。俺は疲れている。死ぬほど疲れている。徹底的に眠りたい。夢の中で、俺はパソコンの前に座っていた。画面には、携帯電話のシミュレーター。昔いた職場だ。プルルルル…。
(1085)思い出せ!ロードバイクに乗って見た景色を!-彩華ラーメン編-
忙しさにかまけて、身だしなみを疎かにしていた。3ヶ月半、髪を切っていない。たまに、「髪、めっちゃ伸びましたね?」。そう言われても、「イメチェンしよかと思ってまして」と返してきたが、もうダメだ。くだらない返しが通用しないレベルの、ただ汚ならし
(1084)ウエムラサイクルパーツへ行く前に、串かつ料理の活に寄った。
仕事で大阪の街をうろついた。夕方になり、「今日は有り難うございました」。同行者にそう言われ、「いえいえ、どういたしまして」。梅田の地下街で、お互いに会釈して別れる。「OK!」やっと、ひとりの時間が始まる。梅田にいるのは好都合だ。ウエムラサイ
(1083)鬱陶しい付き合いが嫌いな俺は、桜の花見に行かない。
「今日もよう頑張ったで、俺」朝からパソコンの前に座っていただけ…だが、一定の達成感を覚え、帰り支度を始める。と、ポケットに振動。「何や?」友人からのLINEだった。「来週の日曜、花見するんやけど、お前もけえへんか?AとBとC、DもEもFも参
(1082)丸亀製麺のいか天に苦しみ、ロードバイクに乗って夜勤へ。
体は疲れ切っているはず…なのに、アラームが鳴る3時間も前に目が覚めた。「うわぁ…」この後、夜勤が待っている。ギリギリまで睡眠を取りたい。しかし、起きてしまったのは仕方が無い。「仕事の前に、何か食っとこか」着替えて、近所のショッピングセンター
(1081)読者の皆さん、この不人気ブログに新機能を実装しました。
これからロードバイクを買おうと考えている人、既にロードに乗って毎日を楽しんでいる人。そのどちらにも、まったく役に立たないブログを書いているkrmです。どうも、こんにちは(こんにちはー!)。さて、今回はこの不人気ブログについて語りたい。先日、
先に断っておくが、いつも通り大した話ではない↓2ヶ月前から抱え込んでいた担当分の作業。その全てを終わらせ、「しばらくはのんびりできるなぁ」。椅子にもたれてぐったりしていると、「あぁ、あかんわぁ…」。軽い頭痛。風邪の予兆だ。昔から、期末テスト
(1079)仕事帰り、王将に寄って餃子と天津飯をテイクアウト。-2
「ほんま、食欲そそる最高の箱やで」「いつ見ても見事なもんやわぁ。王将は」テイクアウトの餃子。もう、箱からして美味そうだ。タレを豪快にぶっかけ、貪り食いたい衝動に駆られる。が、ここはひとつ、冷静になろう。俺が向き合うべきものは、餃子だけではな
(1078)仕事帰り、王将に寄って餃子と天津飯をテイクアウト。-1
パソコンをシャットダウンした後、机に突っ伏し「お疲れ、俺」。自分に声を掛ける(脳内で)。大して忙しくもなかったが、会社にいるだけで疲れた。さぁ、そんな自分を癒してあげたい。美味いもんを食って、酒を飲みたい。が、飲み屋に行くのは辛い。半日以上
(1077)ロードバイクに乗れない休日は、純ハイを飲んで…。-3
地下街の立ち飲み屋。串カツと純ハイのコンビネーションに魅力され、すぐにほろ酔い気分となった。「すみません。純ハイ、もう1杯」「あと、きす。なんきんにチーズ」止まらない。普段は、座ってゆっくり飲みたいと思う。が、気持ち良くなると、立ち飲みが苦
(1076)ロードバイクに乗れない休日は、純ハイを飲んで…。-2
ちびちびと、純ハイを飲みながら考える。結構、真剣に考える。間も無く、マル得セットの串カツ4本が揚がり、「どうぞ」となるわけだが、どの順番で食べ進めるのがベストか?これが、なかなか難しい。セットの串カツは、「牛」、「えび」、「青と」、「きす」
(1075)ロードバイクに乗れない休日は、純ハイを飲んで…。-1
たまの休みにサイクリングロードを走ろうと思ったが、ベランダから聞こえる、ポツ…ポツ…ポツ…。「ここのところ、このパターン多いなぁ」「ほんま、休みのたんびに雨やなぁ」布団の中でゴロゴロした後、意を決する。「よし、飲みに行こ!」近鉄難波駅の改札
(1074)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~走りたくない、何もしたくない~
武庫大橋を渡ると西宮市に入る。俺の家はすぐそこだ。さっさと帰りたい。が、走る気力は0。もう、走りたくない。この日のライドは、泉佐野のホテルをチェックアウトした後にスタート。まず、うちの墓まで約15㎞。「南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛…」
(1073)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~楽しい毎日を送れなくなった俺~
前回からの続き。「この不人気ブログをなぁ、読んでもらえる機会が増えればぁ」そう願い、Twitterを始め、フォローしてくれる人が徐々に増えた。まぁ、ブログの閲覧数に大した影響は無かったが、こちらもフォローを返すことによって、「おおっ!」。人
(1072)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~Twitterで理解できないこと~
信号待ちの間、考える。「まずは梅田に出て、2号線を西へ…やな」「大阪を抜けて、尼崎、西宮」「あと15㎞ぐらいでゴールや」「帰って風呂入ったら、年越し蕎麦を食いに行かなあかんな」「んで、『墓参りの後、年越し蕎麦を食べました』ってツイートして」
その日はたまたま荷物の多い日で、ロードバイクには乗れず(積めず)、「しゃあないなぁ」と電車で通勤。会社では、根を詰めて作業に向き合った結果、夕方までに仕事が終わった。まぁ、やることをさっさとやって帰るのは理想的だが、困ったことがひとつ。「う
(1070)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~ヤンキー先輩のガハハハハ!~
四つ橋筋を北へ、梅田に向かって進む。オフィス街に囲まれたこの道は、普段、混んでいるが、さすがに大晦日なら空いてるはず…と判断した。ごちゃごちゃした大阪市内を抜けるには、頭を使わなければならない。前を向き、クランクを回していると、この付近にあ
(1069)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~俺は信号無視などしないし、それに…~
大和川大橋を渡り、堺市から大阪市内に入る。「あぁ、こっから交通量が多くなって、ごちゃごちゃごちゃごちゃして走りにくいんやろなぁ」嫌な予感しかしない。が、走って始めると、「あら?思ったほどちゃうなぁ。大晦日やからか?」。路上駐車の列が少し気に
(1068)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~いい思い出として残るライドと、そうでもないライド~
ロードバイクで遠出したのは、この日が初めてではない。印象深いのは、ロードを買った最初の夏、ウッキウキで計画した西宮~岡山1泊2日の旅。顔から胸から背中から汗が流れ続け、コンビニを見付けては水を買い、そして水分補給を試みたが、飲んでも飲んでも
友人と酒を飲んでいると、仕事への不満を聞くことが多い。「会社の体制が悪くてなぁ、仕事しにくいねん」とか、「俺はもっと評価されるべきや」とか。まぁ、日本全国どこの居酒屋にも、不満を口にしながら酒を飲んでる人がいるわけで、「面白くない思いをして
(1066)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~気持ち悪い影~
クランクを回していると、斜め前に俺の影が映る。日差しの加減だ。まぁ、いい。それはいい。気になるのは、真横に映るもうひとつの影。知らないロード乗りの影。「クソが…」いちいち時間を確認してないため、正確には分からない。現実には3分程度かも知れな
(1065)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~蕎麦屋を思う~
それなりに遠出した時は、脚を回しながら「のど飴でも舐めよか」。自然とそう思い、ハンドルにぶら下げたボトルホルダーを漁る。左手でハンドルを支え、右手で飴の包み紙を剥がしながら、「面倒くさいわ!」。結局、信号待ちのタイミングで飴を口に含む。が、
ある休日の午後、「暇やし、ちょっと走ろかぁ」。サイクリングジャージに袖を通していると、「カチャ…」。玄関で小さな音。「何やろ?」気になり、郵便受けを確認。「うん?」NHKからのハガキが入っていた。「えと、『すぐにご開封いただき、内容をご確認
ある休日の午後、「暇やし、ちょっと走ろかぁ」。サイクリングジャージに袖を通していると、「カチャ…」。玄関で小さな音。「何やろ?」気になり、郵便受けを確認。「うん?」NHKからのハガキが入っていた。「えと、『すぐにご開封いただき、内容をご確認
(1063)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~旅のアピール~
「いつになったら青に変わるんや?」信号を見詰めていると、「あっ」。一応、確認しておきたい。ジャケットのバックポケットをまさぐり、スマートフォンを取り出す。セーフ。取引先からの連絡は無かった。普段、取引先の人たちは、俺をコンビニみたいに思って
(1062)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~不人気ブログ脱却は無理だ~
無事に墓参りを終え、家へ帰る。距離は65㎞ほどか。ぱっと、「3時間やな」。そう思ったが、「いやいや」。脳内でもうひとりの俺がささやく。「3時間はありえへん。5、6時間ってとこやな。お前はな、赤信号地獄を味わって帰るんや」クランクを回しながら
(1061)鶏じゃんラーメンと熟成背脂醤油ラーメンに思うこと。
腹が減っても仕事はできる。まぁ、個人的な体質かも知れないが、仕事中、「腹減ったなぁ」と感じても問題無し。むしろ、ハングリーな方が集中力は増す。ただ、「眠たいわぁ」は本当にどうしようもない。眠気に襲われると仕事どころではない。というわけで、昼
(1060)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~父親と俺のトラウマ~
信号待ちの間、サイコンに目をやり、走行距離を表示する。「うん、なるほど」うちの墓場まで、残り10㎞も無い。目的地に近付いているのは嬉しい。素直に嬉しい。ただ、その反面、近付けば近付くほど気持ちが沈む。「親父とバッティングしたら、どうしょう…
(1059)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~Mr.Hot~
ジャケットの襟を立て、首を埋める。「何や、昨日より寒い気がするなぁ」「う~ん」風はさほど強くない。単純に、気温が下がっただけか。「しくじったなぁ」今回の墓参りライド、1泊2日の旅。事前に、天気予報で降水確率はチェックした。ただ、気温は確認せ
(1058)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~心の葛藤~
12月31日。令和4年、最後の朝をホテルのベッドで迎えた。ゴロゴロしながらテレビを見詰めるが、頭には何も入ってこない。この日のスケジュールを考えると、気が滅入ってしまう。泉佐野から南へ15㎞ほど走って、墓参り。墓参りの後、北へ西へと65㎞走
(1057)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~鹿児島醤油に魅了される~
「ついにこの日が来たか」期待に胸を膨らませ、ホテルより目当てのラーメン屋へ向かったが、休み…。次に期待した居酒屋では体よく断られ、結局、ホテルの1階にある串カツ屋に入店。「疲れるわ…」そう思いながら、SPD-SLシューズで歩いた意味、時間、
(1056)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~だったら聞くなよ八剣伝~
以前より切望していたラーメン屋「大統領」。ついに、俺は来た(店の前までね)。そして、「うっわ!閉まってるやん!」。ショックはでかいが、仕方が無い。店には店の都合がある。年末なので、休みに入ったのだろう。OK。振り返らずに前を向こう。そうだ。
(1055)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~12月30日の大統領~
カチャカチャとアスファルトに刻む、足音を踏みしめるたびに…。「あぁ、歩きにくいわぁ」SPD-SLシューズを履いて歩くのは不快だ。普段することのないペンギン歩きは辛い。あと、階段を下りる時、ちょっと怖い。ロードバイクに乗って旅に出る際、いつも
(1054)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~関空泉佐野ファーストホテル~
「兵庫…県…西…宮市………、k…rm…と」輪行バッグを担ぎながら、字を書くのは難しい。「えっらい汚いけど、これ、読めるか?」かなり申し訳無い気持ちで、宿泊者カードをフロントスタッフに渡す。「お部屋は6階になります」「はい」カードキーを受け取
(1053)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~大丈夫ですか?~
泉佐野駅前で黄昏た後、「そろそろ行こかぁ」。サドルに跨がり、ゆっくりとロータリーを横切る。向かう先は、「関空泉佐野ファーストホテル」。確か、一泊¥5,500ぐらいの部屋が、虎の子の楽天ポイントを使うことで¥1,500になった。これは嬉しい。
(1052)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~泉佐野のシャコ~
信号待ちの間、暇潰しにサイコンをいじり、表示を切り替える。「おっ!走行距離、45㎞やわ!」「ゴールは近い…って言うか、ほぼゴール?」出発前、スマートフォンアプリの「自転車NAVITIME」で、家から泉佐野駅までの距離を確認した。そうだ。確か
(1051)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~悲惨な現実から逃れる方法~
岸和田を走る。予約したホテルがある泉佐野まで、残りあと7㎞ほどか。「OK。30分後には、風呂入って着替えてラーメン屋に行って…」一瞬、30分後の自分が頭に浮かんだ。が、同時に思う。「無理やろなぁ…」「30分なんて、絶対無理やわぁ…」溜め息。
(1050)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~脳内~
不快すぎる。高石市を南へ進み、泉大津を経て忠岡町に入ったが、かなり不快すぎる。信号と信号の間隔が短く、少し走っては赤信号、少し走っては赤信号を繰り返し、走った気分にならない。また、進んでいる…という実感も無い。信号が青に変わり、「うぉーー!
(1049)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~VS泉州の太陽~
高石市に入る。30年ほど前に祖母の家があった高石市。確か、阪和線の普通電車しか止まらない、随分と不便で小さな駅で降り、小さな家がひしめき合う住宅街の狭い路地を抜けた先。そう、しばらく進めば、学校と駄菓子屋があり、右へ左へ。駅から徒歩20分は
(1048)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~堺の名店を訪れたいが…~
堺市。クランクを回しながら、ふと思う。「泉佐野のホテルまで、あと25㎞ぐらいか。1時間ちょっとで着くなぁ」「余裕やな」気が楽になり、急に小腹が空いた。「何か食おかぁ」普段、堺を訪れる機会が少ない俺。よって、堺の美味い店を知らない。ただ、昔か
仕事の後、部屋で酒を飲んでいると、友人から電話が入った。「おぅ、krm。来週の土曜、何か予定あるか?」「俺なぁ、仕事やわ」「そうか。昼の2時か3時ぐらいからな、みんなで飲みに行こう思ってんねんけどな」「う~ん、早めに終わらせても、その時間は
(1046)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~フォローされても…~
住吉公園前の高燈籠。信号待ちの間、ぼんやりと眺めながら「もうちょっとで堺やなぁ」。大阪市から堺市に入ると、道が広くなり、信号と信号の間隔が長くなる。走りやすく、高速巡行に適したシチュエーションだ。しかし、俺の脚は高速巡行に対応していない。「
(1045)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~VSベネズエラの太陽~
26号線を南へ進む。家を出て、ここまでの走行距離は15㎞ほど。全く大した距離ではないため、脚は元気。まだまだ走れる。余裕で走れる。が、どうもおかしい。両腕が痛い。二の腕が痛い。信号待ちの間、「水分補給しとこか」。ボトルケージに手を伸ばたとこ
(1044)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~何も変わらない絶望~
なにわ筋を走り始めたところで、「しくじったな…」と思う。ここは大阪のメインストリート…ではないにしても、それなりの交通量があり、道の両サイドにはそれなりの歩行者。「うっわぁ」都合が悪い。俺にとって、それなりに都合が悪い。後々、ブログを書く時
休日の武庫川サイクリングロード。馴染みのサイクリングロード。汗まみれになり、「昨日よりも速く、ほんの少しでも速く…」。そう念じながら走っていたのは、随分と昔のことのように思える。今の俺は、スピードにもタイムにも興味が無い。知らないロード乗り
(1042)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~A子と喫茶店に~
「そろそろ決めなあかんなぁ」と思いながら、淀川大橋を渡り始める。この先を進めば、大阪市の中央市街地となり、快適に走ることは難しい。小刻みに設置された信号。確実に殺意を抱く。ならば、なるべく不快にならないルートを考えたい。が、「考えるん、面倒
(1041)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~自分を信用しようと思った~
クランクを回しながら、ふと考える。「何か忘れ物してへんよな?」俺は子供の頃からぼけっとしており、忘れ物が多かった。その度に教師から叩かれたが、特に改善することもなく大人になり、今は物よりもスケジュールを忘れることが多い。とまぁ、自慢じゃない
(1040)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~赤信号男~
武庫大橋を一気に下る。ロードバイクは、クランクを回さずとも勝手に加速していき、「このまま大阪を目指せ!」。心の中で叫んだ瞬間、信号は青から黄色に、そして赤へと変わった。出鼻を挫かれた気がしないでもないが、まぁ、いい。世の中が俺を中心に成り立
ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~嫌気とともにスタート~
さぁ、ロードバイクに乗って、墓参りへ出発!するはずが、予定より1時間20分遅れ。その理由は、ありえないアクシデントがあった…わけではない。はっきり言って、アクシデントなど何も無かった。俺は、布団の中でYouTubeを観ながらゴロゴロしていた
(1038)パーフェクトデンキ 藤沢店 佐藤さんからの電話-3
女性の声。「パーフェクトデンキ藤沢店、佐藤と申します。お預かりしておりましたお品物が戻りましたので、ご連絡させて頂きました。ご来店お待ちしております。では、失礼します」留守電を聞き、「0466-××-××××」からの電話が、単なる間違いであ
(1037)パーフェクトデンキ 藤沢店 佐藤さんからの電話-2
「krm、お前、もっと飲めよ」友人にビールを注がれる。「明日、早く出社せなあかんから、飲み過ぎはあかんねん…」と思いながらも、ついついぐいっと飲み干した。おっさんふたりの飲み会。「はぁ~」と溜め息をつき、「ちょっと聞いてくれよ」と友人。「最
(1036)パーフェクトデンキ 藤沢店 佐藤さんからの電話。-1
クランクを回していると、「何や?」。太ももに振動を感じる。脚を止め、ポケットからスマートフォンを取り出し、「何や?」。古い友人からの着信だった。「おぅ、krm!久し振りやな!」「まぁ、久し振りやな」「お前、今、何してんねん?」「今?ロードバ
(1035)ロードバイク超初心者の頃に戻りたい…と思った夜-2
「え!?ロードバイク、乗ってるんですか?何ていうのを?」近くの席でジョッキを握る、知らない男性客に問われ、「えぇ、まぁ、Bianchiのを」。ハイボールを飲みながら答える俺。「Bianchiですか~。自分も近いうちにロードを買おうと思ってて
(1034)ロードバイク超初心者の頃に戻りたい…と思った夜-1
仕事から帰り、「疲れたわぁ」と布団に横たわる。このまま焼酎でもちびちび飲んで、眠りにつきたい。が、「ええ加減、取りに行かなあかんよな…」と思う。「面倒くさ…」「面倒くさ…」「店のおばちゃんが持って来てくれたらええのに」「ほんま、気が利かんよ
天政のカレーそば。レンゲを手に取り、スープを一口。「うっわ!」辛いものが苦手な俺にとって、ややハード。「しくじった…。普通にスタミナそばを注文しといたらよかったわ…」そう後悔した次の瞬間、「え?美味い…」。辛さの後に旨味が追い掛けて来た。更
店先に張られたメニューに目を通すと、「肉そば」が気になる。どうも気になる。きっと美味いだろう。しかし、ここはひとつ「スタミナそば」にしよう。俺にとって、スタミナそばは特別な存在。基本中の基本であり、王道でもあり、とにかく特別なのだ。出汁に浮
サイクリングロードを往復する。家に帰って着替えた後、「難波のジュンク堂へ行こか」。駅に向かって歩き始めたが、「何…?めちゃめちゃ寒いやんけ…」。震えながら分析する。ロードバイクに乗る際、ペラペラでも暖かいアンダーウェアと長袖ジャージ、または
「休日の過ごし方」について考えながら、休日にサイクリングロードを走る。まず、俺は朝から晩まで座りっぱなしの仕事をしているため、休日に体を動かすのはとても良いことだ。サイクリングは良いことだ。本当に良いことだ。ただ、良くないのが酒。走った後、
「そのBianchi、どこで買ったん!?なぁ、どこで買ったん!?」通勤中、信号待ちの間、知らないおっちゃんに絡まれて「死ぬほど面倒くさいよなぁ…」。真剣に「俺って日頃の行いが悪いんかなぁ」と考えつつ、おっちゃんの顔に目を向け、質問に答えよう
「こんにちは!これこれ、3万!これ、3万!」信号待ちの間、真横に止まったクロスバイクのおっちゃんから急に話し掛けられ、「誰…?何…?」。「なぁ、これ3万!」「これ!」あまりにも唐突で、「こいつ、狂ってんのか…?」と思ったが、どうやら、おっち
目薬を差し、ティッシュで目の周りを拭いた後、またパソコンの画面に目を戻す。パチパチパチ…と入力しては考え込み、「この作業、納期までに終わるんやろか…?」不安で不安で仕方無い。ただ、今の俺は、作業と向き合い進めるしかない。朝の8時過ぎに出社し
(1026)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-16
鳴門まで、あと10㎞も無い。30分ほどクランクを回していれば、Nさん(50代 男性 鳴門で真鯛釣りをする人)たちとの待ち合わせ場所、渡船乗場に着く。「OK」ライドの終わりが見えた。渡船乗場の駐車場に駐められたNさんの車。そのトランクにロード
(1025)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-15
ボトルの水で顔を洗う。その効果は分からないが、「眠気を消し去った(はず)」と自分に言い聞かせ、サドルに跨がった。相変わらず、強い向かい風に打たれ、立ち向かう気力は0。ただ、だらだらとクランクを回す。まぁ、このペースでも、ゴールの鳴門へは30
(1024)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-14
阿波しらさぎ大橋を渡っていると、「あっ」。ふと、スマートフォンの通知が気になり、脚を止めた。俺の中で、ライド中に嫌なことの1位は雨。次にガタガタの道。交通量や信号が多い道も嫌い。そして、LINEやメール、電話の通知も大嫌い。走っている間は、
(1023)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-13
「死後の世界は存在するのか?」以前、この問いに対して、飲み友達のMさん(70代 男性)は「ある」と答えた。彼には、実体験があると言う。とんでもない病気を患い、生きるか死ぬかの手術をした時のこと。まず、お花畑が見えた…と。ふらふら歩き進んだ先
(1022)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-12
デビルマンを拝んだ後、「そろそろ戻ろかぁ」とサドルに跨がったが、ちょっと待て。帰りのルートを決めていない。ここはひとつ、落ち着いて考えよう。鳴門の渡船乗り場で、Nさん(50代 男性)たちと待ち合わせている。今頃、彼らは真鯛釣りに勤しんでいる
肌寒いが心地好い。外の風に当たり、酔いを覚ます。しばらくして豊川に戻り、「瓶ビールをもう1本」。厨房にいるTさん(40代 女性 同級生であり、この店の女将)より「まいど~」の声。互いにビールを注ぎ、ふたりで飲む。「なぁ、krmくんとこに、L
着物姿のTさん(40代 女性)にビールを注いでもらう。「有り難う。でも、気ぃ使ってくれんでもええで」「ええからええから。今日は雨やし、他にお客さん来てくれへんやろし、ゆっくりして行ってね」確かに、お客さんが来てくれる雰囲気は0。現時点で、客
あまり縁の無い路線の電車に乗り、よほどのことが無い限り降りることの無い駅で降りた。傘を差すとパチパチ…パチパチ…。駅前を少し歩けば、美味そうな焼鳥屋にうどん屋。興味深い。「ここに入ろか」「いやいや、そらあかんわ」俺は「酒肴・豊川」に向かわな
肌寒くなったせいか、クランクを回しても汗を掻かない。まぁ、暑いのも汗でびしょびしょになるのも嫌いだが、「一滴の汗も流れへんのは寂しいな」。そう感じる。どうも、体を動かした気分にならない。少しでも汗を掻こうと、インナーで走る。シャカシャカ…シ
(1017)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-11
徳島駅を東へ少し進むと、こぢんまりとした繁華街。「夜に来てみたいなぁ」「ええ飲み屋があったら、入りたいなぁ」以前からそう思っていたが、今のところ、機会は訪れていない。「ここやな」ある交差点で脚を止める。まぁ、「ある交差点」と記すのは、「自分
(1016)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-10
「だらだらしてても始まらんし、そろそろ走ろかぁ」ベンチから立ち上がり、ハンドルを握る。車道に目を向けると、「ちょっと混んでるなぁ」。歩道を選択する。どうせ、歩行者などほとんどいない。ゆっくりと、のんびりと歩道を進もう。徳島駅周辺は、過去に何
(1015)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-9
吉野川の向こう側に、徳島市の市街地がある。そう、今回の目的地まで、あと少しだ。鳴門市をスタートして、ここまで10㎞そこら。まぁ、大した距離ではないが、俺は頑張ったと思う。途中まで、眠くて眠くて仕方が無い中、本当によく走ったと思う。何だろう?
夏のある日、「たまには大阪の方へ走りに行こかぁ」と、サドルに跨がった。「シャワシャワシャワシャワ…」クマゼミの鳴き声がうるさく、そして暑苦しく、「こいつら、何匹おるねん?」と思う。うちの近所には緑が少ない。にも関わらず、大量の「シャワシャワ
(1013)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-8
おそらく、徳島の市街地まで、さほど遠くはない。おそらく、しばらく進めば2つか3つの橋があり、それを渡ればたどり着く。すぐに。睡魔と闘いながらクランクを回していると、背中に振動。「まさか、取引先からの電話か…?」心臓が握り潰されそうな気持ちに
(1012)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-7
フェンスにロードバイクを立て掛け、俺はしゃがんだ。「あかんわ…。眠たすぎるわ…」「どうしたらええんやろ?」目的地の徳島駅周辺まで、まだ10㎞ほどあるが、真っ直ぐ走る自信が無い。ハンドルがふらついて車にはねられる。そんなイメージしか湧かない。
(1011)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-6
鳴門駅の近くまで来た…のはいいが、これからどこへ走ればいいか決まっていない。悩む。ジャージのバックポケットからスマートフォンを取り出し、時間を確認すると、「9時半かぁ」。この時、近くで真鯛を釣っているNさん(50代 男性)たちとの待ち合わせ
(1010)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-5
赤信号に何度か捕まりながら、鳴門駅へとクランクを回す。「そやそや、この角を左に曲がって…やな」道が少し狭くなり、右側に公園が見えた。「何や?あの黒いのは?」脚を止める。「おぉ、機関車が置いてあるわぁ」「何回も走った道やのに、今まで気付けへん
(1009)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-4
渡船乗り場から鳴門駅へのルートはいくつかあるが、これまで何度も走ったため、それなりに把握しているつもりだ。「今日はあの道で行こかぁ」それなりに広く、交通量の少ない道を選択。それなりに走りやすくて良い。「あっ」信号が赤に変わり、ブレーキ。左足
(1008)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-3
バッタンバッタン…ガタガタガタ…と、周りが騒がしい。おそらく、Nさん(50代 男性)とEさん(60代 男性)が、車から釣具を降ろしているのだろう。「あぁ、『釣りは6時スタートの予定です』って言うてたなぁ。もう、そんな時間かぁ。なるほど」まぁ
(1007)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-2
3時10分。ハンドルに手を添え、夜の町をぼんやり眺めていると、近くに白い車が止まった。「krmさん、おはようございます」窓から顔を出すNさん(50代 男性 趣味は釣り)。「どうも、おはようございます」車に近寄り、トランクにロードバイクを積も
(1006)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-1
「近々、鳴門に行きませんか?」Nさん(50代 男性 趣味は釣り)から誘われたのは、2ヶ月ほど前だったと思う。「あぁ、いいっすね。行きましょうか」「では、日にちや待ち合わせ時間など、決まったら連絡しますね」「はい、宜しくお願いします」過去にも
テーブルに置いたスマートフォンを握り、「心霊写真の鑑定、この人にお願いしたらええわ」と思った。過去記事に掲載し、「写ってません…?」とHさん(ブログの読者)に言われた廃墟の画像。本当に写っているかどうか、隣で酒を飲むMさん(70代 男性 飲
仕事帰りに「もうちょっと走ろか」と、遠回りして尼崎をうろついた。買い物もせず、何となくクランクを回すだけ。クランクを回しながらも、どうも気になる。Hさん(このブログの読者)が、「映ってません?」とコメントした、過去記事の画像。真ん中と右に霊
武庫川サイクリングロードを走る。まぁ、休日のルーティンみたいなもの。見慣れた景色と走り慣れたコースに、何の感動も覚えず、ただただ脚を回すだけ。ただただ脚を回すだけ。回しながらも、考えることと言えば「心霊写真」。正確には「心霊画像」だろうか。
生駒にある宝山寺。聖天さんという商売の神様が祀られている。もう何年前かは忘れたが、飲み友達のMさん(70代 男性 飲食店オーナー)より、「宝山寺にお参りしたら仕事がうまくいくよ」。そんなアドバイスをもらい、毎月1日と16日の縁日には、なるべ
平日に休みを取った。マイナンバーカードを受け取りに、役所へ行くためだ。俺個人としては、「そんなもん、どうでもええやんけ」だが、胃がんを患う母親から「早く取りなさい」。そう言われると、素直に従うしかない。昼前に目が覚め、布団の上で考える。「夕
洗濯物をベランダに干した後、一仕事終えた気分となり、布団の上に横たわる。「居心地ええけど、このままゴロゴロしてたら休日が終わってまうなぁ。勿体無いよなぁ」頭では分かっている。ただ、体がだらけきっている。「ほんまにこれでええんか?洗濯して寝る
(999)ロードバイクには乗らず、友ヶ島を歩く~俺の愛した新大阪-新横浜~
野奈浦桟橋。フェリーの時刻表に目をやると、次の便は13時30分。予定していた便だ。しかし、現在時刻は12時。「おいおい、1時間半も待たなあかんのか?」「何して時間を潰すねん?」考える。「第1砲台跡と第4砲台跡は探索してないなぁ。今から行って
第3砲台と弾薬支庫をうろつき、「そろそろ行こかぁ」。煉瓦造りのトンネルをくぐると、広場に出た。先ほどまで、地下施設や鬱蒼とした木々の中にいたせいか、日光が煩わしい。また、耳元で「プーン」。蚊の飛ぶ音も煩わしい。顔の前で、横で、手を振り回して
天下一品 ららぽーと甲子園店。前に並ぶ黒いTシャツを着たおっさんが、「こってりの大!」と注文し、順番が俺に回った。「こってりの並、ネギ大盛。あと、辛子味噌」店員に千円札を渡す。注文口の前で5分ほどぼんやりしていると、「お待たせしました」。こ
クロスバイクに乗っていた頃は、何度かあった。しかし、ロードバイクに乗って約10年、チェーンが外れたのは今回が初めてだ(と思う)。「あ~、面倒くさいなぁ」気が滅入りながらも、小さなサドルバッグのファスナーを下ろす。サドルバッグの中から、軍手を
「帰ってからラーメンでも食いに行こかぁ」クランクを回しながら、ぼんやりと考える。「どの店に行こかぁ?」数年前の俺なら、美味いラーメンを求めて電車に乗って…だったが、もうそこまでの熱意は無い。「近場で開いてる店はどこやろ?」サイコンに目をやり
(994)ロードバイクには乗らず、友ヶ島を歩く~3人のうちの1人~
ひんやりとした第3砲台跡の地下施設。階段を上り地上へ出ると、「あかんわぁ」。蝉の鳴き声を聞いただけで、灼熱地獄に戻った気分。Tシャツが汗まみれになるのも時間の問題だろう。先を見越し、上半身裸になろうかと思う。考えてみると…だ。夏の暑い時期、
(993)ロードバイクには乗らず、友ヶ島を歩く~カッ…カッ…カッ…~
照明に照らされた、細い煉瓦の通路。突き当たりには、外光が差し込むスペースが見えた。「中庭やろか?」地面に円形の大きな溝がふたつ。おそらく、360°砲撃可能な砲座が設置されていたのだろう。まぁ、今ではその「跡」が残るだけで、何だろう?少し勿体
第3砲台跡。案内看板の前で立ち止まり、フェイスタオルで顔を拭きながら、その内容に目を通した。が、暑さのせいで集中力や理解力が欠落している。頭に入ってこない。「前にネットで調べたら、煉瓦造りの迷宮みたいな画像があったな。まぁ、そういう場所なん
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20時45分、阪神梅田駅の改札を出る際、ふと気付いた。「昔、勤めとった会社の夜勤に行く時も、この時間にこの改札やったなぁ」と。目を擦りながらパソコンの画面を見詰め、休憩時間には半眠りでカップラーメンを食った日々。思い出したくない。戻りたくな
思ったよりも早く残業が終わり、少し嬉しくなった。「最悪は回避したな」「ほな、帰ろか」小さな幸せを感じつつクランクを回していると、「もう、明日になってまう時間やなぁ」。サイコンに目をやり、朝っぱらから長時間働いたことを実感する。何だろう。急に
つづき宝山寺のお参りを済ませ、「何か食って帰ろか」。考える。焼鳥なら、日本橋の「秋吉」がいい。ここの豚レバー、「あか」が美味い。鳥ではないが逸品だ。焼肉なら、難波の「いろりや」か「こいろり」。2,500円もあれば、飲んで食って腹一杯になれて
つづき毎月1日と16日は、生駒山にある宝山寺の縁日で、時間があればお参りするよう心掛けている。と言うわけで、3月1日、ロードバイクには乗らず、近鉄電車に乗って生駒へと向かう車内、「何や!?」。ジャケットの胸ポケットから振動。スマートフォンを
つづき出社後、すぐにパソコンを起動。メールチェックに取り掛かる。「え、何十通あんねん…?」まぁ、大半のメールは俺の作業に直接関係しないが、全体の流れを把握するため、それなりに、適当に、目を通す。中には、「お世話になっています。krm殿」から
つづき「テェレテレテレ…、テェレテレテレ…」枕元に置いたスマートフォンが着信音を鳴らし、俺は飛び起きた。この日は、医者に宣告された父親の人生最終日。おそらく、「お父さん、もうあかんわ…。すぐに病院に来て…」。切羽詰まった母親からの電話に違い
つづき昨日、救急車で病院に運ばれ、医者の話では、今日か明日には死ぬ父親。「はぁ…」俺は、午後からも、普段と変わらずパソコンに向かったが、父親のことを考えると、どうしても集中できない。「はぁ…」「仕事、終われへんで…」「どうしよ…?」集中力ア
つづきパチパチ…。パチパチパチ…。朝っぱらからパソコンに向き合い、キーボードを叩く。忙しい。2つの作業を抱えて忙しい。1つ目は、元々、この日に俺が対応し、完了する作業。2つ目は、これから5日間ほど、他人に任せる作業の引き継ぎ資料を作ること。
つづきクリーニング屋に喪服を出した帰り、家に向かってとぼとぼ歩いていると、「餃子の王将」の看板が目に入った。正直、腹は減っていない。と言うか、食欲が湧かない。父親が明後日か明々後日には、あの世へ行くのだ。食べる気になれない。ただ、「何も食べ
つづき楽しみにしていた横浜旅行が、明日の晩から始まる…はずなのに、イレギュラー。急に父親の具合が悪くなり、救急車で病院に運ばれた。で、医者の話では、「もって2日か3日です」と。本当に、「いきなりすぎるやろ!」だ。が、父親との関係が良好では無
つづき「お父さんのことやけどなぁ、お医者さんが言うにはな、『もって2日か3日』やって…」「…」父親の余命。病院にいる母親から電話で伝えられ、一瞬、頭が真っ白になった。大学卒業直前、無職になることが濃厚な俺に、父親は狂ったように怒り(酔っ払っ
2月9日。夕方、特にトラブルも無く仕事を終え、「お疲れ様、俺」ロードバイクを担いで会社を出た。家へとクランクを回す。普段なら、「寒いんじゃ、ボケ!」と文句を言いながら走るが、この日は違う。明日の夜から、俺は旅立つのだ。古くからの友人I(京都
右足の人差し指付け根と、左足の甲。この通風発作中の部位にダメージを与えないよう、ゆっくりゆっくり歩く。行き先は飯屋。本当は飲み屋に入りたいところだが、我慢するしかない。通風中の飲酒は避けるべきだ。「我慢できるよな?お前の自制心の強さは筋金入
夜勤明け、昼前に帰宅し、それと同時に布団にくるまる。「うふふ。今から30時間も働かんでええなんて、幸せすぎるやろ」自然とニヤニヤしてしまう。布団の中で、ニヤニヤ、ニヤニヤ。まぁ、時間に余裕があれば、近所のサイクリングロードに出掛けるのが普段
通勤中、ペダルを踏む右足の裏に、「何や?」。違和感を覚える。ソックスの中にゴミでも入っているのか?「う~ん」どうも、気持ちが悪い。外灯の下、シューズとソックスを脱いで確認したい。ただ、時間が無い。夜勤に遅れてしまう。足の裏の確認は、会社に着
通勤中、ペダルを踏む右足の裏に、「何や?」。違和感を覚える。ソックスの中にゴミでも入っているのか?「う~ん」どうも、気持ちが悪い。外灯の下、シューズとソックスを脱いで確認したい。ただ、時間が無い。夜勤に遅れてしまう。足の裏の確認は、会社に着
つづき「本当にお疲れ様、俺」面倒くさい作業を終え、ロードバイクを担いで会社を出る。そして、いつもなら「さぁ、帰ろ」とサドルに乗っかるところだが、違う。楽しみな横浜旅行を共にする、友人I(40代 男性 京都府在住)に電話を掛けたい。旅行につい
つづき「本当にお疲れ様、俺」面倒くさい作業を終え、ロードバイクを担いで会社を出る。そして、いつもなら「さぁ、帰ろ」とサドルに乗っかるところだが、違う。楽しみな横浜旅行を共にする、友人I(40代 男性 京都府在住)に電話を掛けたい。旅行につい
つづき普段はロードバイクに乗って通勤しているが、この日は電車通勤。大阪に出て、ちょっとした打ち合わせに顔を出すためだ。で、夕方となり、大阪での予定を終えた後「ええ時間やし、飲んで帰ろかぁ」。曾根崎の「たよし」に寄った。たよしには、15年ほど
つづき普段はロードバイクに乗って通勤しているが、この日は電車通勤。大阪に出て、ちょっとした打ち合わせに顔を出すためだ。で、夕方となり、大阪での予定を終えた後「ええ時間やし、飲んで帰ろかぁ」。曾根崎の「たよし」に寄った。たよしには、15年ほど
サイクルセンターサンワ。閉じられたシャッターの前で佇む俺。「あぁ…。毎週水曜と第二、第三木曜は休み…か」残念だ。本当に残念だ。何も、フレーム清掃用のクロスや、パーツクリーナーの予備を買えなかったことに対して、残念…ではない。俺は、仕事柄、土
ライド中、「退屈やなぁ」と思うことがある。おそらく、脚は回し続けているが、頭は暇だから…だろう。同じく、この日も「退屈やなぁ」。足は前に出し続けているが、頭は暇。家を出てから、既に30分。阪神尼崎の天下一品まで、まだ30分も歩き、そして退屈
目をこすりつつ、ベランダ窓を少し開ける。「あぁ…、降ってきそうやなぁ…」「しくじったわ…」当初、早朝に起床し、サイクリングロードを軽く走る予定だった。しかし、早朝に起床したことはしたが、二度寝。次に目覚めると、14時過ぎ。しかも、雨が降りそ
前回からのつづき近所のサイクリングロード。クランクを回していると、知らないロード乗りに余裕で抜かされた。更に、知らないクロス乗りにも余裕で。「…」ダメだ。徹夜明けで体が疲れている上、寝たら寝たで悪夢の連続。俺は、精神的にも参っている。強い向
やたらと長い残業も含む夜勤明け、家に帰るなり焼酎を一口飲んで、さっと布団に潜った。俺は疲れている。死ぬほど疲れている。徹底的に眠りたい。夢の中で、俺はパソコンの前に座っていた。画面には、携帯電話のシミュレーター。昔いた職場だ。プルルルル…。
忙しさにかまけて、身だしなみを疎かにしていた。3ヶ月半、髪を切っていない。たまに、「髪、めっちゃ伸びましたね?」。そう言われても、「イメチェンしよかと思ってまして」と返してきたが、もうダメだ。くだらない返しが通用しないレベルの、ただ汚ならし
仕事で大阪の街をうろついた。夕方になり、「今日は有り難うございました」。同行者にそう言われ、「いえいえ、どういたしまして」。梅田の地下街で、お互いに会釈して別れる。「OK!」やっと、ひとりの時間が始まる。梅田にいるのは好都合だ。ウエムラサイ
「今日もよう頑張ったで、俺」朝からパソコンの前に座っていただけ…だが、一定の達成感を覚え、帰り支度を始める。と、ポケットに振動。「何や?」友人からのLINEだった。「来週の日曜、花見するんやけど、お前もけえへんか?AとBとC、DもEもFも参
体は疲れ切っているはず…なのに、アラームが鳴る3時間も前に目が覚めた。「うわぁ…」この後、夜勤が待っている。ギリギリまで睡眠を取りたい。しかし、起きてしまったのは仕方が無い。「仕事の前に、何か食っとこか」着替えて、近所のショッピングセンター
これからロードバイクを買おうと考えている人、既にロードに乗って毎日を楽しんでいる人。そのどちらにも、まったく役に立たないブログを書いているkrmです。どうも、こんにちは(こんにちはー!)。さて、今回はこの不人気ブログについて語りたい。先日、
先に断っておくが、いつも通り大した話ではない↓2ヶ月前から抱え込んでいた担当分の作業。その全てを終わらせ、「しばらくはのんびりできるなぁ」。椅子にもたれてぐったりしていると、「あぁ、あかんわぁ…」。軽い頭痛。風邪の予兆だ。昔から、期末テスト
「ほんま、食欲そそる最高の箱やで」「いつ見ても見事なもんやわぁ。王将は」テイクアウトの餃子。もう、箱からして美味そうだ。タレを豪快にぶっかけ、貪り食いたい衝動に駆られる。が、ここはひとつ、冷静になろう。俺が向き合うべきものは、餃子だけではな
パソコンをシャットダウンした後、机に突っ伏し「お疲れ、俺」。自分に声を掛ける(脳内で)。大して忙しくもなかったが、会社にいるだけで疲れた。さぁ、そんな自分を癒してあげたい。美味いもんを食って、酒を飲みたい。が、飲み屋に行くのは辛い。半日以上
地下街の立ち飲み屋。串カツと純ハイのコンビネーションに魅力され、すぐにほろ酔い気分となった。「すみません。純ハイ、もう1杯」「あと、きす。なんきんにチーズ」止まらない。普段は、座ってゆっくり飲みたいと思う。が、気持ち良くなると、立ち飲みが苦
ちびちびと、純ハイを飲みながら考える。結構、真剣に考える。間も無く、マル得セットの串カツ4本が揚がり、「どうぞ」となるわけだが、どの順番で食べ進めるのがベストか?これが、なかなか難しい。セットの串カツは、「牛」、「えび」、「青と」、「きす」
たまの休みにサイクリングロードを走ろうと思ったが、ベランダから聞こえる、ポツ…ポツ…ポツ…。「ここのところ、このパターン多いなぁ」「ほんま、休みのたんびに雨やなぁ」布団の中でゴロゴロした後、意を決する。「よし、飲みに行こ!」近鉄難波駅の改札
武庫大橋を渡ると西宮市に入る。俺の家はすぐそこだ。さっさと帰りたい。が、走る気力は0。もう、走りたくない。この日のライドは、泉佐野のホテルをチェックアウトした後にスタート。まず、うちの墓まで約15㎞。「南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛…」
前回からの続き。「この不人気ブログをなぁ、読んでもらえる機会が増えればぁ」そう願い、Twitterを始め、フォローしてくれる人が徐々に増えた。まぁ、ブログの閲覧数に大した影響は無かったが、こちらもフォローを返すことによって、「おおっ!」。人
信号待ちの間、考える。「まずは梅田に出て、2号線を西へ…やな」「大阪を抜けて、尼崎、西宮」「あと15㎞ぐらいでゴールや」「帰って風呂入ったら、年越し蕎麦を食いに行かなあかんな」「んで、『墓参りの後、年越し蕎麦を食べました』ってツイートして」
その日はたまたま荷物の多い日で、ロードバイクには乗れず(積めず)、「しゃあないなぁ」と電車で通勤。会社では、根を詰めて作業に向き合った結果、夕方までに仕事が終わった。まぁ、やることをさっさとやって帰るのは理想的だが、困ったことがひとつ。「う