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  • 夏休みの過ごし方(宿題のやり方)は、人生の縮図である

    子どもなら、誰しも心を弾ませた「夏休み」。だが一つだけ、楽しみに水を差す存在があった。「夏休みの宿題」だ。夏休みの宿題をどう処理するのかには、大きく分けて3通りある。1,夏休みの前半で片付けて、後半思いっきり遊ぶ。2,計画を立てて、毎日少しずつ終わらせていく。3,夏休みの後半でまとめてやる。(または計画を通りにできなかった結果) まぁ、多くの人は3ではないだろうか。「夏休みの過ごし方(宿題のやり方)は、人生の縮図である」と言われたら、あなたはどう思うだろうか? 「あぁ、言われてみればそうかも」と思った人もいるだろう。今回は、「夏休みの過ごし方が、生き方にも表れる」といった話をしていきたい。色々…

  • AmazonAudible(聴き放題プラン)はコスパ最強だった

    正直、迷っていた。すでにKindleUnlimitedには入っているし、そのうえ、AmazonAudibleに加入してコンテンツを消化できるのか、と。それに、朗読で本の内容が頭に残るのかも疑わしかった。だが、すべて杞憂だった。Audibleにしてから、皿洗い中や散歩中、就寝前といったKindleが読めない時間帯にも本が読めるようになった。プロによる朗読も気に入っている。声に抑揚があり、頭にもしっかりと残る。本を読むのと遜色ない。※朗読に一流の声優を起用しており、声優ファンにもお勧め。今まで何を迷っていたのかと思う。なんなら、KindleUnlimitedを解約したっていいさ。それぐらいAudi…

  • 理解が深まり記憶にも残る、読書ノートの書き方

    私はノート術オタクである。さまざまなノート術を調べたり、実践したり、開発したりしてきた。そんな中、ノート術は7つの種類に分けられると知った。 ノート術を探求してきて至った結論がある。それは、読書ノートは万人にオススメできるノート術である、ということ。特にハウツー本や学術本にはうってつけだ。理解が深まり、記憶にも残る。読書ノートこそ最強の読書術と言える。では、どのように読書ノートを書いていけばいいのか。解説していこう。 読書ノートの書き方 読書ノートの書き方を説明する前に、まず読書のやり方について触れておきたい。当たり前だが、読書ノートを取る前に読書をしていなければならない。読書中、自分が重要だ…

  • 作品から何を読み取れるかは、知識ではなく経験がものを言う

    あなたは真の意味で作品を読めているだろうか。世の中には様々な作品がある。身近なもので言えば、小説や漫画、映画、工芸品、建築物などがそうだ。それら作品から何を読み取るのか、どんな所感を抱くのかは、知識ではなく、経験がものを言うと私は考えている。知識から作品を読み解けば、その他大勢と似たような解釈に着地する。たとえば、有名絵画を描いた画家の時代背景や生い立ちを知っていたとしよう。「最愛の人と別れた後に描いた絵だから悲壮感がある」といった感想を持ったとしても、それは知識から来たものでしかない。むしろ、前提知識なしに「この作品を描いた人、ハッピーだったかもね」といった所感を抱く人のほうがずっと作品と向…

  • パチンコ狂いの人間よりも自分は利口だと言い切れるのか?

    「きっとオツムが弱いんだろうな」パチンコにうつつを抜かしている人を見ていると、ついそう思ってしまう。勝っただの負けただのと騒いでいる暇があるのなら、バイトに充てたほうが堅実に稼げるし、勉強に充てれば将来の収入となって返ってくるかもしれないのに。何より、パチンコ屋が成り立っている構造を見れば、自分は搾取されているのだと気づくはずだ。こんな簡単なことに頭が回らないようでは、「オツムが弱い」と言わざるを得ない。そう。構造に頭が回れば、いかに愚かしいことをしているかに気づくはずだ。利口な経済人は、無駄なお金は使わない。できるだけ安く、お得になるよう時間とお金を使う。大きな長財布をパンパンに膨らませてい…

  • 日本人は、読解力どころか、想像力まで低下してきている

    近年、日本の子どもたちの読解力が低下してきている。参考:「PISA読解力低下」は子どもたちからのSOS読解力とは、書かれている内容を正確に読み取ることを指す。これに加えて、書かれていないことを読む力(想像力)も低下してきているように私は思う。これは、子供だけではなく、大人も、だ。 私がこのことに気づきはじめたのは15年ほど前。TV番組を見ていたら、タレントが口にしたセリフをやたらとテロップが出てきたのを見た時だ。この様相を見ていて、「あぁ、こういった演出をしないと、視聴者は楽しめなくなったのか」と思った。実はこれ、TVだけではなく、ほか場面でも顕著に表れている。たとえば、日本と海外の映画のポス…

  • 断糖高脂質ダイエット(金森式)で−8kgに成功! 脂漏性皮膚炎も治った

    断糖高脂質(別名 金森式ダイエット)とは、糖質を1日5g以下、基礎代謝に必要なカロリーの大半を脂質・油から摂るダイエット法。考案者は金森重樹氏。Twitter上でのサロンでは、金森氏による啓蒙が行われ、実践者が日々の体重や体調を報告しあっている。「#金森式 #金森式ダイエット」と検索すると出てくる。 断糖高脂質ダイエットとの出会い 私は数年前から糖質制限ダイエットは実践していた。はじめのうちは順調に体重は落ちていたのだが、徐々に停滞し、微増するようになった。そんな折、昨年の12月にお米の通信販売を手伝う仕事が入り、その関係上、お米を食べることとなった。お米を食べる生活を三ヶ月続けたある日、股と…

  • 「面白い!!」と言われるエッセイの書き方

    自身の経験や考えを言葉で表現したい。そう考え、エッセイ(随筆)を書き始める人が増えている。しかし、いざ書き始めると、「エッセイの定義やルールってあるの?」「エッセイには、決まった型があるの?」といった疑問が湧いてくる。そんなエッセイにまつわる疑問や悩みに、私なりの答えを記しておこうと思う。 日記やブログ記事とは違うのか 「体験がエッセイの起点になるなら、日記やブログ記事もエッセイになるのか?」。まずこの疑問から答えていこう。日記とエッセイの違い。日記とエッセイどちらも体験を綴っているが、日記は自分だけが読むことを前提としている。一方エッセイは他人に読まれることを前提にしている。その点が大きく違…

  • 「なぜ?」の問いで抽象化できるとは限らない

    ツイッターを眺めていたら、自己分析の一環として自分の過去をノートに書き記し、アップしている人たちを見かけた。それも、ただ過去を書き記すだけではなく、「なぜ?」と問いかけ、抽象化に励んでいる。どうやら、昨年発売されたある書籍がきっかけで、大勢の人がこの自己分析に毎日勤しんでいるようだ。そんなツイートをいくつか見て気になったことがある。皆、抽象化するために「なぜ?」と問いかけているが、この「なぜ?」の問いかけは、答え方に注意を払わなければ、抽象化ではなく、逆に具体化してしまうことがあるのだ。私の目に入ったツイートも、抽象化ではなく具体化していたものが多くあった。では、「なぜ?」の問いに対して、何を…

  • 「馬鹿」とは状態ではなく、むしろ姿勢にある

    「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」 ミトおばさんが教えてくれたオレの好きな言葉なんだ。オレには、2人が怒っている理由はとても大切なことだと思えるんだ。(アニメ『HUNTER×HUNTER』 ゴンの台詞より) HUNTER×HUNTER モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者: 冨樫義博 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2012/12/04 メディア: Kindle版 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 人が何かに怒っているのを見て、「なぜ怒っているのだろう?」と考え、理解に努めようとするのが真に知性のある人の姿勢だ…

  • 漢字暗記を4カ月続けた結果、加速的暗記法を見出した

    「あれっ、漢字が書けない」そんな経験をしたことはないだろうか。これを読まれている、ほぼ全員が経験していると思う。手で漢字を書く機会がめっきり減り、「読めるけど書けない」という状態に陥っているのだ。元々私は漢字に明るいほうではないのだが、小学生低学年レベルの漢字が書けなかった時はさすがにショックを覚えた。そして漢字を一から勉強し直そうと心に決めた。2017年10月4日のことだった。それから4ヶ月(2018年2月4日)、毎日10~20分間の勉強を続けた。成果は、漢字検定7級~準2級の漢字が正解率85点で書けるまでになった。漢字が書けるようになったのは嬉しい限りだが、思いがけない副産物まで手に入った…

  • 道徳的思考が視野狭窄にしてしまう

    何か事件が起きるたび、日本人はすぐに善悪で考える癖がある。物事を善悪で考えてもいいのだが、問題なのは「善悪で思考したら、それ以外の視点で考えなくなる」という点である。私はそれを「道徳的思考の弊害」と呼ぶ。違法サイト『漫画村』を例に挙げてみよう。最近、この『漫画村』について、2名の漫画家が意見を出した。 彼らは、「出版不況を漫画村の所為にするのはズレている」と主張。だが、記事を見た人の中には「犯罪を容認するのか」と批判する者も大勢いた。私が記事を見る限り、漫画家2名は「出版業界の衰退」と「善悪の話」を分けて主張している。にも関わらず、批判者たちは「善悪の話」にまた引っ張り戻して批判しているわけだ…

  • ノートやメモの紙メーカーは、『LIFE』で決まり!!

    今までずっと自分に合う紙を探してきた。いくつもの紙を試し、最終的に絞り込んだのが『Liscio-1』と『LIFE』。なぜ、この二つが残ったのか。理由は、万年筆での書き心地が良かった点とインクが裏抜けしにくい点だ。紙色は、『Liscio-1』は白色、『LIFE』はクリーム色。色は『Liscio-1』のほうが好きだ。クリーム色が嫌いというわけではないが、できれば白がいい。この点は、『Liscio-1』のほうが勝っていた。 大和出版印刷 Liscio-1 A5ノート(8mm罫) 出版社/メーカー: 大和出版印刷株式会社 メディア: オフィス用品 この商品を含むブログを見る 勝敗を分けたのは、紙の種類…

  • 何のために勉強するのか

    学生時代、誰もが「何のために勉強するのか」「何の役に立つのか」といった問いを持った経験があるだろう。実は私も、この問いへの答えが見出せず、ドロップアウトしてしまった口である。大人になってからも、「なぜ勉強するのか」といったテーマを扱った書籍を色々と読んでみたが、どれもピンとこなかった。だがある日、偶然その答えが見つかった。いや、正確に言うと答えは見つかっていないのだが、それに相当する“違う答え”を見つけたのだ。その”違う答え”は、ヴィクトール・フランクルの名著『夜と霧』にあった。 我々が人生の意味を問うてはいけません。我々は人生に問われている立場であり、我々が人生の意味を出さなければならないの…

  • 正しいやり方(情報)を知るだけで、ダイエットも勉強も超効率化する

    糖質制限を始めて2ヶ月弱、-5kgの減量に成功。この調子でいけば、目標体重まで4カ月あれば達成できる。糖質制限を始める前、カロリー制限を幾度も試みた。だが、1日1500カロリー以下に抑えているにも関わらず、一向に体重は落ちなかった。断酒もした。1日90分のウォーキングと腹筋も加えた。だが、体重は落ちず、それどころか漸増していた。どうしていいかと悩んでいたら、糖質制限がダイエットに効くという話を思い出した。正直、糖質制限に対して私は半信半疑だった。だが、他にする術がない。駄目元で糖質制限を始めることにした。1週後、体重が1kg近く減量していた。どんなにカロリー制限をしても落ちなかった体重が簡単に…

  • 抽象化思考力を鍛える3つの方法&類推思考力を鍛える4つの方法

    本記事は、抽象化思考と類推(アナロジー)思考の鍛え方について解説している。興味があれば一読して欲しい。 抽象化思考と類推思考を鍛えよ 類推とは、事象Aを抽象化してその構造(特徴や要点)を見出し、類似する事象Bを見つけ出して結びつけることである。類推のキーとなるのは、抽象化である。抽象化ができなければ、事象の構造を見出すことはできず、類推することもできない。もし、抽象化する力があれば、類推できるばかりか、発想力が高まり、今までとは違った世界が見えるようになる。この点について、私以外の方の言葉を借りて説明したいと思う。まずは、書籍『メタ思考トレーニング』(著 細谷 功)から。 アナロジーのプロセス…

  • 一人二役の時代が足音を立ててやってきた

    つい最近まで、一人の男がネットを賑わしていた。キングコング西野である。西野氏は、自身の絵本をWEB上で無料公開したのだが、それが他のクリエイターに悪影響を及ぼすといった批判が多方から飛び交った。批判している人たちの中には、何かしらの形でクリエイティブな仕事に関わっている人もいたはずだ。本件を見ていて、一人のアーティストを思い出した。村上隆氏である。彼もまた、アーティストから非難されている一人だ。私は森美術館で開催された『村上隆の五百羅漢図展』に足を運んだことがある。他の作品展と違うのは、写真撮影が許されていたことだ。皆、スマホのシャッター音を鳴らしながら作品を観賞していた。撮影を許しているのは…

  • 生産性を高めたい人は必読! 生産性が理解できる書籍3選

    今話題のワード「生産性」。一時的な流行りではなく、この先も一生意識していかなくてはならない言葉だ。なぜなら、生産性を度外視して仕事を続けていれば、競争社会からいずれ弾かれてしまうからだ。 今回、生産性について記した書籍3冊紹介したい。1冊目は、「生産性」の概念を詳細に説いた『生産性』(著 伊賀 泰代)。2冊目は、生産性をマクロ経済レベルで説いた『新・所得倍増論』(著 デービッド・アトキンソン)。3冊目は、生産性を個人レベルで説いた『自分の時間を取り戻そう』(著 ちきりん)。では、紹介していこう。 そもそも生産性って何? 書籍『生産性』から生産性の定義を引用しよう。 生産性は「成果物」と、その成…

  • 文章作成に必要な3つの思考法

    人は文章を書く前に、必ず思考する。その意味において、文章は思考を投影したものと言えるだろう。優れた文章を書きたければ、思考力を鍛えるしかない。では、思考力を鍛えるにはどうしたらいいのか。一つに、優れた思考の型に倣うと良い。 今回、種々ある思考法の中から、とりわけ文章作成にそのまま使えるものを3つ紹介したい。その3つとは ・列挙型(法)・展開型(法)・多角型(法)である。では、一つずつ説明していこう。 1、列挙型 とりわけ目にする機会が多い文章の型の一つが列挙型だ。主張を唱え、理由(論拠)を挙げていく思考法である。主張を支える理由(論拠)に有効なのは、科学的見地や統計データなどの客観的な証拠だ。…

  • 頻繁かつ顕著に表れるバイアスと回避方法

    人は、自身の持つ思い込みや先入観により、情報を間違って解釈したり、偏った情報だけを見て、さらに思い込みを強固にしてしまう。その結果、客観的に物事を見ることができなくなり、事実誤認や偏見を有した意見を述べるようになる。こうした事実誤認や偏見をもたらす思い込みや先入観を「バイアス」と呼ぶ。客観的かつ冷静に情報を正しく認識し、可能な限りバイアスを省くには、バイアスを知ることだ。今回、種々あるバイアスの中から3種類を紹介する。この3種類のバイアスは、日常、頻繁かつ顕著に表れるバイアスであるため覚えておくといいだろう。 1. 確証バイアス 自分が欲するように世界を理解しようとする態度を指す。結論がすでに…

  • 記憶に残る読書術

    大抵の本は、一読して終わる。翌日にはその内容のほとんどを忘れている。無用な本であれば、そんな読み方でも構わないだろう。だが、良書に出合えたなら、その内容を頭に留めておきたい、自分の血肉にしたいと誰もが思うはずだ。「何度も読み返そう」と思い本棚に納めたはいいが、途端に安心しきってしまい、ついには読み返さない。そんな経験はないだろうか。私は幾度もある。そこで認識を改めた。良書であろうとも、基本、読み返すことは稀であると。その稀な機会を待つのではなく、出合ったときに、出来る限り血肉にさせたほうがいい。そんな読書の在り方を考案してみた。 記憶に残る読書法 やることは簡単だ。 ① 気に入った箇所に線を引…

  • 文章作成に必要なものは「文章力」ではない

    今回は、「文章作成」について、ショウペンハウエル氏の言葉を借りながら綴っていきたいと思う。 読書について 他二篇 (岩波文庫) 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤忍随 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1983/07 メディア: 文庫 購入: 27人 クリック: 297回 この商品を含むブログ (181件) を見る では、始めから核心を突く言葉を紹介しよう。 「賢くあることが正しい文章作成の源泉である。」(p62) ごもっとも。誤解している方も多いが、いい文章を書くために必要なのは文章力ではなく、思考力である。文章力とは、思考内容を文字に正しく出力す…

  • 1851年出版の『読書について』が出版業界の問題点を鋭く突いている

    久々に名著に出合えた。哲学者ショウペンハウエル氏の著書『読書について』だ。本ブログでは2回に分けて本著を紹介していきたいと思う。第一回目は、出版業界についての記述を紹介しよう。 読書について 他二篇 (岩波文庫) 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤忍随 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1983/07 メディア: 文庫 購入: 27人 クリック: 297回 この商品を含むブログ (181件) を見る 『読書について』は、1851年ドイツで出版され、日本では1960年に翻訳本が出版され。これから紹介する引用は、150年以上前のドイツの出版業界を指してい…

  • 文系か理系かに分ける意味はない

    「自分のこと文系だと思う? それとも理系?」このような質問を私は何度か聞かれた経験がある。あなたもあるかと思う。私は決まって「しいて言えば理系だけど」と返答をする。往々にして相手からは「文系だと思った。読書家だし、経済や政治への関心も高いから」と返ってくる。しかしこれはおかしな話だ。文系か理系かに分ける意味があるだろうか。いや、そもそも分けることができるのだろうか?経済や政治、読書や映画を論じる際、私は主に論理的思考を用いている。発言や行動に矛盾はないか、あるとすれば原因(変化)はどこにあるのか。言動の背景にあるものは何か、それを証明(または示唆)する事象はあるのか。論理展開に飛躍はないか、読…

  • 「まだ日本で消耗しているの?」が来る日まで

    「将来、海外に移住するわ」とある一流企業に勤めている友人から出た言葉だ。彼は着実にキャリアアップの道を歩んでおり、時折、私と意見交換や雑話をする。移住する理由は、「日本に将来がない」「いる意味がない」という考えからきている。私は別言して聞き返した。「つまり、日本という集団(国)に所属していても自分という個にメリットがないから、他の集団(国)に移る(移住)ってことだね」「そうそう。日本にいるメリットは大してないよ。てか、いるコストが高すぎる。海外でも生活・仕事できるスキルがあるなら、移住したほうが賢明だね」この話を聞いて、私はNHK番組『NHKスペシャル “新富裕層”vs.国家~富をめぐる攻防~…

  • 素人が無理して芸術を語らなくたっていいんだよ

    私はショパンが好きだ。聴いているだけで不思議と心が安らぐ。散歩中や移動中、イヤホンで聴く音楽はショパンと決まっている。雨天の憂鬱な時間や退屈な休日にも部屋にこもり聴いている。一通りクラッシックを聴いてきたが、ショパンが一番肌に合うようだ。そんな私だが、「ショパンの何が素晴らしいのか」と問われても、「よくわからないけれど落ち着く」としか答えられない。造詣深い一言も含蓄ある回答もできやしない。なぜなら私は、作曲をしたこともなければ、ピアノを弾いたこともないからだ。ショパンに限らず、クラシックの深遠さを理解できるのは、作曲家か演奏家だけだ。以前、こんな話を聞いた。「家に遊びに来た友人から『なんで同じ…

  • 正論を唱えても、「はい論破」できない理由とは

    今回は、安保法案を例に「正論」について語りたいと思う。 私は、正義がいくつもあるように、正論もいくつもあると考えている。なぜなら、立脚点の数だけ論が立てられ、論の数だけ正論も立てられるからだ。※立脚点とは、よりどころとする地点。考えたり行動したりするときの立場。正論とは、立脚点から結論までの前提条件をはじめ、根拠や理路に矛盾や飛躍がなく、辻褄があっている論を指す。安保法案を例に解説しよう。憲法の視座から立脚して論理展開すれば、必然的に安保反対になる。「国は憲法を侵してはならない→安保法案は違憲である→安保法案は反対」。国防の視座から立脚すれば、必然的に安保賛成になる。「中国は日本に対して武力行…

  • 私がポジショニング戦略をとらない理由

    他社に負けない分野を見つけて特化させる。こうしたポジショニング戦略は、マーケティングにおいて必須とされている。私もコンサルタントの立場から、クライアントへ特定の分野に絞って特化するよう指導し、WEBコンテンツでもそのように述べている。では私自身、ポジショニング戦略をきっちりしているのかというと、実は、全くしていない。重要性を理解しているにも関わらず、“あえて”していないのだ。今回は、私がポジショニング戦略を取らない3つの理由について述べたいと思う。 理由1 独自の理論を否定しないため 私の下には、多種多様な業界から相談が入る。中には「そんな仕事があったのか」と思うような業界からも。多業界から相…

  • 寿司職人が何年も修行するのは、本当にバカな行為なのか

    1年前、ホリエモンこと堀江貴文氏が運営する「ホリエモンチャンネル」で放映されたQ&Aが物議を醸した。(2014年12月26日放送)視聴者の質問「コロンビアで寿司屋を開きたいのですが、どう思いますか?」ホリエモンの回答「いいんじゃないですか。寿司アカデミーに通えば数か月でノウハウが学べますよ。開店資金も自分で貯めずに、現地の金持ちに出資してもらえばいいよ。“自分はノウハウあるから店の運営やりますよ”ってね」 ここに出てくる寿司アカデミーとは、寿司職人が身に付けるべき基本的な技を2カ月で習得できると謳う養成学校である。従来、寿司職人になるには「飯炊き3年握り8年」と言われ、長年の修行を要する。それ…

  • 大学生の読書時間ゼロは、思考力に大きな弊害をもたらす

    2016年2月24日、全国大学生活協同組合連合会が発表した生活実態調査によると、読書に充てる時間を「ゼロ」と答えた学生は45.2%にのぼり、調査を始めた2004年で最も高い結果となった。一方、スマートフォンに充てる1日の平均利用時間は155.9分。 この調査結果を受けて、あなたはどう感じただろうか。この手の話が上がるたび、「若者の活字離れ問題」が騒がれる。だが私は、悲観するほど活字離れをしていないと考えている。スマートフォンの利用時間155.9分の中には、ネットニュースやブログなどを閲覧している時間もあるはずだ。つまり、形は違えど、それなりに活字には触れていると推察する。では、何の弊害もないの…

  • クラウドソーシングがもたらしたのは、「働き方革命」ではなく「働き方崩壊」だった

    「クラウドソーシングは、働き方革命を起こす」などと言われて久しいが、現実は全くの逆だった。最低賃金以下で働くのが関の山だ。事の発端は、このツイートから始まった。 クラウドワークスは登録数80万人で二十万円以上稼ぐのは111人。ということは0.0138%。ネットでみつける在宅の仕事で生きていくのは甘い考えだよ。と社会の厳しさを教えてくれるデータ。。 pic.twitter.com/KWpHwBVcKy— Kabu Berry (yama) (@nagoya_kabuoff) 2016年2月21日 20万円以上を稼いでるのは80万人中たったの111人(全体の0.0138%)。予想を遥かに下回る数字…

  • ブロガーがnoteで売っているお金儲け情報は、完全に情報商材

    前回、noteの流行について記事を書いた。今回は、前回よりも抽象度を上げた視点で解説したい。 おさらいとして、今、ブロガー界隈でnoteが流行っている。火付け役は、イケダハヤト氏とはあちゅう氏。noteでコンテンツを売り、サロンへも勧誘している。さて、この事象を抽象度を上げて見てみると、ある既視感を覚える。それは、情報商材の構造と瓜二つであることにだ。これについて、Twitterでも呟いたのでそちらを参照。 「noteで100万円稼いだ方法教えます⇨有料記事を買ってください⇨より詳しい情報や仲間を得たければサロンに入会してください」「アフィリで100万円稼いだ方法教えます⇨情報商材を買ってくだ…

  • 書籍との比較から見えてくる、情報商材の作り方・売り方

    先日、知人からこんな質問を受けた。「情報商材って、今後どうなると思いますか?」。通常のコンサルティングでは、こんな質問は出てこない。私が相手をする人たちは、もうすでに商材を持っているか、これから作ろうとする人たちばかりだからだ。利害関係のない知人だからこそ、出てきた素朴な疑問だ。先の質問に対して、私はこう答えた。「おそらく今後も残る」。念のために補足しておくが、情報商材とは、広義で言えば書籍や音楽CDも含まれる。ただ、知人が指しているのは、WEB上で数千円や数万円で販売されている、俗に言う「情報商材」のことだ。ご存知の通り、情報商材は怪しさプンプンである。そんな“怪しい商材(業界)”としてレッ…

  • noteやsynapseでのコンテンツ販売はアリかナシか

    ここ最近、note(ノート)が注目を集めている。noteを知らない人のために説明すると、コラム、小説、マンガ、音楽、写真、ビデオといったコンテンツを、誰でも有料で販売できるプラットホームである。どちらかというと、クリエイターを対象にした趣がある。 私も2年前にアカウントを取得して、そのまま放置していた。公開されて間もなかったため、アカウントを有している人も少なく、つまらなかったからだ。それが今、再燃の兆しを見せている。火付け役は、はあちゅう氏とイケダハヤト氏。共にブロガ―界隈では影響力のある人物だ。特にイケダハヤト氏はnoteの普及にご執心のようで、Twitter上で啓蒙する姿を何度も目にした…

  • えっ!? 一つのスキルを極めれば生き残れるって、まだ信じてるの

    近年発行された書籍を読んでいると、二つ以上のスキルを持つ必要性を説く記述をよく目にする。それだけ、ビジネスの最先端を行く人たちが一つのスキルでは生き残ってはいけないことに気づき始めている兆候だろう。私も、一つの専門領域でスキルを磨きさえすれば生き残っていけるという考えは、すでに「過去の成功法則」となり果てたと見ている。いまや、一つではなく二つ以上の専門性が求められる時代となっている。 スキルを二つ以上持つ必要性 そもそもなぜスキルを二つ以上持つ必要があるのか。その理由は大きく分けて二つある。一つ目の理由は、事業の短命化だ。1983年頃、「会社の寿命は30年」と言われていた事業寿命も、今や3年前…

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