臨床心理士の日々の心の動きを書くブログです。何となく眠れない夜や、社交辞令に疲れた昼、おそく起きた朝、そんな時間のお供に。小さな孤独にそっと寄り添えるような、そんなブログにしたいと思っています。
深夜のトイレにクモが出た。ギョッとするような大きさでもないが、見過ごすような小ささでもない。寝ぼけていたのもあって、ただボーッと眺め「どうか妻に見つからないうちにお逃げ」と祈りながらベッドに戻る。千尋を逃すハクの気持ちだ。 家に出る虫の、
新しい革靴を買った 革靴が好きだ。コツコツコツと、渋い音を鳴らしながら廊下を歩きたい。できる男感があっていとおかしだ。ところが、以前まで履いていた革靴はボロボロになってしまった。施設の子ども達とサッカーをしたからである。 施設の子ども達に誘
おつかいに出かけた。 私の働く児童福祉施設で体調不良の子どもが何人かでた。幸いコロナではなかったようだが、皆一様に胃腸が弱っている。お粥が必要だ。かくして大量の白粥が必要になった。 施設には備えがないので、白粥を買い出しに行かねばならない。
成人の日だ。 テレビをつければどの局も成人の日特集をやっている。オミクロン株の流行で式典が中止になっているという悲しいニュースもあるが、全体的に艶やかでおめでたい空気が漂っている。新成人の皆さん、20年間お疲れ様でした。今後もお世話になりま
ドラム式洗濯機が届いた。 先日購入したドラム式洗濯機が我が家に届いた。嬉しい。事前の搬入見積もりに来た業者は、私の家の洗面所の狭さを見て、「ドラム式は諦めたほうが良い」と苦笑していた。搬入の際に壁や洗面台を傷つける恐れがあるし、入ったとして
ダイニングテーブルを買った。 日本人の血が流れているからか、一人暮らしを始めてからずっと座卓で生活を営んできた。ご飯を食べるのも座卓、本を読むのも座卓、ブログを書くのも座卓。どうもこれでは腰が痛い。椅子が必要だと思い立つ。 とはいえ先に座卓
東京に雪が降った。 気がつくと、どこからともなく雪が降っていた。ひっそりと、しんしんと。東京で雪が降るのは珍しい。珍しいと言っても、オーロラほど希少ではなく、雷よりは少くないか、くらいだ。台風と同じくらいかもしれない。頻度を的確には表現でき
お金を使うのが苦手だ。 心理士になってそろそろ5年。ある程度仕事にも慣れてきて、お金も貯まってきた。心理士は研修費用や書籍代でお金が飛んでいく仕事だが、それなりにやりくりしながら、ある程度まとまった額の貯金ができた。 ところが、お金が貯まれ
仕事が始まった。 1週間前に仕事を納めたと思ったら、もうまた始めている。右手の人差し指を天高く上げ、「いや納めるんじゃなかったんかーい!!」ズコーッ!という平成初期のギャグ漫画のような、古臭いツッコミを入れたくなる。始まってしまった。 仕事
ドラマをぼーっと観た。 正月は家でダラダラ過ごしたい。目的もなくテレビをつけていると、TVドラマの一挙放送がやっていた。なんのドラマかもわからないし、何話目なのかもわからない。誰が主人公なのかもわからないし、どんな人間関係なのかもわからない
紅白歌合戦を観た もう去年の話だが、NHKの紅白歌合戦を観た。年末に家族で紅白を観ていると、なんだかんだ日本に産まれてよかったなと思う。これを愛国心と呼ぶかは議論が分かれるところ。 紅白は子どもからジジババまで、全ての世代が楽しめるようにデ
ユンゲラーが言うことを聞かない。 ポケットモンスター(ちぢめてポケモン)を買った。年末年始なんて実家に帰ってダラダラとするだけなのだから、今年は何か生産的なことをしようと思い、ポケモンのダイヤモンドパール(3作目?)のリメイクを買ってみた。
大晦日が今年もやってきた。 12月31日。一年で最後の1日である。いつもは夜に書いているこのブログも、まだ外の明るいアフタヌーンから書いている。なんだか贅沢な感じもするし、気合も入っている。一年の締めくくりに何を書こうか。 気合を入れてみ
実家に帰る。 12月30日。クリスマスムードがどんどん薄まっていき、年末の香りがしてくる。昨年はコロナが猛威を奮っていたので、帰省できなかった人も多いことだろう。今年はオミクロンの気配を感じつつも、何となく目を背けて帰省する人が増えてくる。
メルカリデビューをした 引越しの為の荷物の整理で本やゲームをブックオフに売った。本はそこそこの値段で売れたが、ゲームが渋い。私が涙を流しながらクリアした名作、ドラゴンクエストⅪ(11)は衝撃の10円という買取価格だった。 本を売るならブック
仕事を納めた メリーメリークリスマス!と浮かれていたのも束の間、あっという間にアンドハッピーニューイヤーだ。2021年が終わる。先駆けて今年の仕事が終わる。休みに入る。 暦通りの勤務だと、今年の休みは僅か6日間。カレンダーの一つ下の段には出
ホットクックさんにご飯を作ってもらった。 先日、我が家にホットクックさんが来た。新居への引っ越し祝いで貰った。ホットクックさんはすごい。食材を入れて、ポンとボタンを押すだけで、全自動で調理してくれる。未来がすぐそこに来ている。 本日は肉じゃ
手放すことにもコストがかかる。 引っ越しに伴って、大量の粗大ゴミが出た。ベッドのマットレスから始まり、洗濯機、電子レンジ、物干し竿、洗濯ラックなど、普通に生活していたら中々捨てる機会のないもの達を捨てることになった。 自治体の粗大ゴミ回収で
たけのこの里が好きだ。 きのこの山か、たけのこの里か。そんな100万回はこすられ続けた議論を、わざわざクリスマスにする必要があるだろうか。いや、ない。 私はたけのこの里が好きだ。理由は美味しいから。もっと言うと、きのこの山は、たけのこの里に
腰を痛めた。 クリスマスイブだというのに、昨日から腰が痛い。引っ越し作業での無理が祟ったか。腰という字は、身体の部分を表す「月(にくづき)」に「要」と書く。身体の要(かなめ)、もっとも大切な部分と言えるかもしれない。脳と脊髄の中枢神経系の方
近所のファミリーマートの前。ファミマの制服を着たおじさん2人。仲睦まじく雑談なんかをしながら、やいやいと。クリスマスの飾り付けをしている。 クリスマスの飾り付けをするには少し出遅れているような感じもするが、明日がクリスマスイブなのだから、
引っ越しをした。 引っ越しをテーマに何回ブログを書くのだろうか。だが今日が本番だったのだ、書かないわけにはいかない。 引っ越しは破壊と創造だ。新生活を創造するには、現在の生活を破壊しなければならない。 破壊はあっという間だ。引っ越し業者が来
男子トイレが苦手だ トイレの話をする。汚い話が苦手な方は『戻る』ボタンを押して、Googleの画像検索で『モルディブ』を検索して欲しい。行ったことはないけれど、モルディブの海は美しいはずだから。 男子トイレが苦手だ。私はおじさんと呼ばれる歳
引っ越しの準備が捗らない 引っ越しまであと2日を切った。もう仕事の休みは無いので平日に準備を積み重ねなければならない。計画的に、少しずつ、コツコツと。大胆に、それでいて繊細に。そんなこんなで現在の進捗率は、多めに見積もって8%程度である。ブ
神田沙也加さんが急逝された。 お会いしたこともないし、ご冥福を祈るような間柄ではないけれど、好きな人だったので悲しい。どんな人生だったのか全く知らないし、神田さんにとってどんな死だったのかもわからない。ただ、もうこの世にいないという事実が、
うまく言語化できないことを書く初めにこう書いておけば、グダグダとしても許されるはずである。 私は臨床心理士として日々業務を行なっている。様々なオリエンテーションがあれど、私は心理士の行う支援を『クライエントに変化をもたらすもの』だと考えてい
オンラインで人と会うことについて。 心理療法の研修に参加した。研修といっても、Zoomを用いたオンライン研修である。生身の人間から受け取る刺激は多いのだ、オンラインではどうにも物足りない。そんな古い脳みそを見事に撃ち抜かれた。Zoomってす
「牛乳ってどんな味?」 小3の男の子からの質問だ。答えに窮する。飲んだらわかるよ、という言葉が喉元まで出てくるが、慌てて飲み込む。この子は乳製品のアレルギーなのだ。飲むことはできない。何とか言葉で伝えられないか。 牛乳の味ってどんな味だ。牛
日々誰かに救われながら生きている。 職場で子ども達とクリスマス会をした。事前の打ち合わせなしに、唐突に皆の前に出て話す機会があったりして、とても緊張した。足が震えていたので間違いない。声だけは震えないようにと、お腹にグッと力を入れて何とか乗
ワールドトリガーを読む ワールドトリガーが好きだ。ジャンプで連載されている(現在はジャンプSQへ移籍)少年漫画だ。現在24巻まで出ている。鬼滅の刃や呪術廻戦の影に隠れているが、とんでもない名作である。 ジャンルで言うとSFアクション漫画にな
引っ越しの片付けをしている。 毎日引越しの話ばかりで恐縮に思っている。引越しというのはとてもエネルギーを使うことなので、日々引越しの事ばかり考えている。脳内メーカーで見たら8割は引越しで埋め尽くされているに違いない。残りの1割は世界平和で、
東京ディズニーシーへ行った。 ディズニーはすごい。ディズニー映画をほとんど見たことがない私が行っても、園内をスキップして歩きたくなるくらい楽しい。スタッフの対応も丁寧だ。園内だったら何が起きても助けてもらえる、そんな安心感がある。私がプレイ
本を売るならブックオフ♪ 幼き頃から洗脳を受けて育った。引っ越しをしようというのに、本棚を埋め尽くす大量の本。はて、どうしようか、と考える。「はて、」の段階で頭の中に流れてくるブックオフの広告。本を売るならブックオフ♪ いや、そんな時代は終
部屋の中にクモがいた。 一人暮らしの部屋に、動く影があった。クモだ。足がちゃんと8本あるか、パッと見では数えられないくらいのサイズ感なので、大したことはない。ティッシュで包んで窓から逃す。 一人暮らしの部屋に動くものがあるというのは、不思議
ナンのおかわりがしたい インド人(ネパール人?)が経営している本格派のカレー屋が好きだ。焼きたてのナンが最高に美味しい。しかも、ナンのおかわりが無料なところが多い。嬉しい。ご飯のおかわり無料よりも何故かグレイトフルな印象を受ける。同じ炭水化
「あなたのバッグ、あきらめないで!」 仕事の帰り道だ。こんな謳い文句に足が止まる。革製品の修理を承るお店らしい。右手のビジネスバッグをみる。 合皮だがデザインが素敵で、もう4年近く使っている。家庭訪問で虐待加害親にバッキバキに怒鳴られた時も
クリスマスに飽きてきた。 駅前に大きなクリスマスツリー。コンビニ行けばクリスマスの飾り付け。スーパーにはお菓子の詰まった長靴が並ぶ。クリスマスだ。街がクリスマスになっている。しかしどうだろうか、少し飽きてきていないだろうか。 10月31日の
学んだこともいつか忘れる。引っ越しのために部屋を片付けていると、様々な学びの形跡が出てくる。 例えば中国語の教科書。私は1年間中国に留学していたことがある。もう10年近く前の話である。当時は日常会話くらいは話せたし、国際中国語検定の最上級を
引っ越しが近づいている。 引っ越しはとても疲れる。中でも疲れるのは物件探しや、引っ越し業者選びである。相場をわかっていないと余計なお金をたくさん取られてしまう。そのことが疲れる。 今日は引っ越しの見積もりをお願いした。能年玲奈(以下、のん)
引っ越しをすることになった。 引っ越しというのはすごいエネルギーだ。家にあるものを全て他の場所に移動させる。特に今回の引っ越しは、今よりいくらか狭い部屋になるので捨てるものも多い。喪失感が伴う。 自分の物がそこにあるということに、私は自分の
多いことは豊かさだろうか。 金曜日は休日への入口だ。輝いている。仕事にも精が出る。 土日は幸せな休日だ。この日のために生きている、と言ったら過言だ。仕事も楽しい。 月曜日は休日の終わり、平日の始まり。憂鬱だ。水曜日は週の真ん中、チェックポイ
何も書くことがない まずい、ブログに書くことがない。早く眠りたいのに、ブログを書き終わらないと眠れない。毎日ブログ更新という、ブログに書くことがないと眠れない人生プランを立ててしまったのは誰だ。私だ。 最近買ったコアラマットレスという、最高
12月になった。今年も残すところあと1ヶ月。1年なんてあっという間だ。 「1年なんてあっという間」毎年思っている気がする。本当にそうだろうか。1年は1年だ。冷静に考えれば体感時間はあまり変わらないような気もする。何かカラクリがあるに違いない
佐川急便のお兄さんが謎の長方体を持ってきた。 テトリスの細長い棒のようなその箱を、おもむろにドスンッと置いて帰っていく。でかい。おそるおそる開封すると、丸められた特大のヨガマットが顔を出す。いや。ヨガマットではない。マットレスだ。ベッド用の
ベットの上にワイングラス。中には赤いワインが注がれている。不安定で危ない。もしこぼれてしまったら白いシーツが真っ赤に染まる。ヒヤヒヤしながら見ていると、こともあろうかそのグラスの隣で、大の大人がピョンピョンと、ティガーのように跳ねている。
毎日ブログ更新というのを初めて今日で49日目だ。 振り返りを行うにはどうにも中途半端な日数だが、今日は書くことがない。ブログを書いてみて今思っていることを書く。 ブログを始めたばかりは、日々思ったことを「これは心理学でいうところの〇〇で・・
イーサリアムを買った話。の続き。前回の続きだが、わざわざ前回を読むほどではない。イーサリアムという仮想通貨を買ったが、その値動きの激しさに辟易した、そういう話だ。 仮想通貨や株の価値は完全に他者からの評価で決まる。人気や信頼が高まれば価格(
イーサリアムを買ってみた イーサリアムというのは暗号資産(仮想通貨)の一種だ。暗号資産と言えばビットコインが有名だが、アウトローを攻めたいと思い、イーサリアムにした。要するに知識がないのである。 とにかく知識がない。暗号資産が何者かもわから
継続は力なり という言葉がある。継続することは力になる。そんなことはわかっているのだ。わかってはいるけれど、難しい。わかりきったことではなくて、方法を教えて欲しい。 継続するには習慣にすることが大切だ。これも言われ尽くされている。そんなこと
金のないやつぁ俺んとこへこい♪ こんな歌謡曲が頭に残る。みんな大好きなお金の話だ。住民税、所得税、消費税。こうして息をして血を巡らせるだけでもお金がかかる世の中である。お金はもともと人が豊かになるために生まれたものであるはずなのに、心が貧し
よ~く考えよ~♪お金は大事だよ~♪ こんなCMが頭に残る。みんな大好きなお金の話だ。家賃、食費、光熱費。こうして息をして血を巡らせるだけでもお金がかかる世の中である。お金はもともと人が豊かになるために生まれたものであるはずなのに、心が貧しく
ムンクの「叫び」を茶化すんじゃないそう憤りながら美術館を出たのを強烈に覚えている。 もう4年も前のことだ。東京でムンク展が開催され、あの有名な「叫び」が来日したと聞いて、軽い気持ちで観に行った。ムンクの苦悩に満ちた生涯を辿りながら、その作品
年度末に引っ越しをすることになった。 不動産屋を回って家を探す。住まいは生活の重要な基盤だ。どうしても色々と条件をつけて探したくなる。お風呂とトイレは別がいいし、1階は防犯上避けたい。リビングはソファーがおけるくらいの広さで、キッチンは二口
例えば深夜の交差点。歩行者用の信号は赤。とはいえ、ジョナサンも閉店しているような時間である、車通りは一切ない。こんな時、あなたはどうするだろうか。 もしかしたら多くの人が赤信号でも左右の安全を確認して渡るかもしれない。私はそれが何とも居心
スーパーマーケットのことを「スーパー」と略すのは何故なのだろうか。 ポケットモンスターを縮めて「ポケモン」これはわかる。東京リベンジャーズを略して「東リベ」これもわかる。スーパーマッケットのことを、略して「スーパー」。これがわからない。 マ
菅田将暉さんと小松菜奈さんが結婚した。 結婚というのはおめでたいことだ。末長く幸せになってほしいと思う。だが、小松菜奈さんとはいったいどなたのことか、私にはわからない。世間に置いていかれている感じがして悲しい。 自分が時代の流れについていけ
お土産が好きだ。 人からもらうのも嬉しいが、自分で自分に買うお土産が好きだ。形に残る物がいい。 観光地の土産物屋に並ぶダサいキーホルダー、謎の置物、無駄にでかいマグネット。「誰が買うんだこんな物」と一度は思ったことがあるかもしれない。その
「恥の多い生涯を送ってきました」 太宰治の人間失格。その有名な冒頭である。 恥、というのはできるだけ避けて生きていきたいのだけれど、そう上手くはいかないものである。会議でプレゼンをすれば『あの発言は余計だったな、、」と頭を抱え、飲み会に参加
子どもとの関わりは一筋縄ではいかない。 ある子どもにうまくいった対応が他の子どもには全く通じない。そういったことばかりだ。常に手持ちのカードを確認し、目の前の子どもに、目の前の状況に、どのようなカードが合いそうかを考える必要がある。 手持
イヤホンを失くした。 相当ふんぱつして買ったAirPods Proなのでとても悲しい。悲しんだのも束の間、すぐに発見された。温泉旅館に忘れていたらしい。自宅まで郵送で送ってもらえることになった。突然の分離となったAirPodsと、今更どんな
温泉旅行に来ている。 温泉の聖地、伊豆。畑毛温泉(はたげおんせん)である。畑毛温泉は「ぬる湯」で知られる湯治の場、のようである。浴場にデカデカと書いてあったので間違いない。熱海の温泉街から車で10分。ひっそりとした、だが由緒正しき温泉であ
「②どうして当店を選びましたか?(複数選択できます)」 初めて訪れた整体院の問診票に書かれた質問だ。台湾出身の店長のようで、少し日本語がおぼつかない。「どうして」と聞かれると、『何か不味かっただろうか』と考えてしまうのは日本人独特の思考なの
久しぶりにサイゼリヤ行った。 その値段の安さから、高校生の頃は大変お世話になっていた。心の故郷だ。299円のドリアを「美味い美味い」と頬張りながら、一生ここに通うんだ、と友と共に誓い合った。 あれから10数年。社会人となった私は、都会の忙
仕事をサボって(休みをとって)映画を観に行った。『老後の資金がありません!』 老後の資金がない。心配だ。それでも生きているとお金が減っていく。どうにかせねば。ざっくり言うとこんな映画である。映画の内容や結末についてはここでは触れないが、と
『誰にでもできる!今すぐできる!毎月の収入を2万円アップする方法!!』 YouTubeを貪っていたら、こんな魅力的なタイトルの動画に出会う。毎月の収入が2万円アップする。そんなうまい話が、とも思うが、2万円という数字が妙に生々しい。1ヶ月で
バリウムを飲む年齢になってしまった。 おじさんは何故かバリウムの話をする。何故だろうか。若い頃、幾度となくおじさん(時にはおばさん)からバリウムの話を聞いた。うんざりだ。何故おじさんはバリウムの話をするのか。若者にバリウムの話をしたらお得
思い込みの力は偉大だ。 我が家のお米は「米唐番」が守っている。「米唐番」というのは米びつ用の防虫剤である。唐辛子型のケースの中に、有効成分と思われる赤いゼリー上の物体が煌めいている。このお陰で、お米に虫が湧くことがない。高床式倉庫にしなく
美容室に髪を切りに行く。シャンプーの匂い。シャクシャクと心地よいハサミの音。自分の髪が短くなっていくのをボーッと眺める。日常から離れた穏やかな時間だ。 しかし、今日は気が重い。初めて訪れる美容室だからだ。いつものお店はコロナの不況で潰れて
眠い。 私は睡眠が好きだ。寝てる時間が一番幸せといっても良い。一日一回は必ず寝るほどである。平日でも仕事終わりにどうにか時間を捻出して必ず寝るし、休みの日はクタクタで何もやる気にならないが、睡眠だけは欠かさず摂ってしまう。それほど睡眠が好
可能性がある、ということ。それはとても前向きで明るいことだけれど、実際にはどこか悲しさを含んでいる。 児童福祉の世界で傷ついた子どもたちと日々関わっていると、「もっとこうしてあげたい」「救ってあげたい」そうした思いが湧いてくる。何となく
ふるさと納税の期限が迫っている。そろそろどこに寄付をするかを決めなくてはならない。だけど何だか気が重いところもある。どこか品性に欠ける気がするのだ。 ふるさと納税というのは、地方間の税収格差を是正するために始まった、自分の居住地以外の自治
例えばの話。例えば、自宅マンションの隣にとても恐ろしい人が住んでいたとする。毎朝すれ違うたびに「死ね」だの「殺す」だの、暴言を吐かれる。怖い。恐る恐る生活していたが、ある日ついに顔面を殴られる。これはもう我慢の限界だ、と思い立って警察に相
衆議院選挙から明けて一夜。結果についてアレコレ語るつもりはない。ただ、私は選挙というものが苦手だ。勿論、選挙が行われるとなれば各政党のマニュフェストは一通り目を通すし、必ず投票に行く。だが、選挙が苦手だ。選挙は悲しい。 選挙は競争だ。誰か
今日は衆議院選挙の当日だ。これを書いている現在は既に投票は終わり、開票中である。これからの日本がどうなっていくのか。その方向性が決まっていく大切なイベントである。この一大イベントのためか、渋谷は仮装をした若者で溢れかえっているようだ。日本
ハッピーハロウィーン! 明日はいよいよハロウィーンだ。コロナもようやく一段落した。今年こそ、思いっきりハローをウィーンしたい。しかし、テンションが上がってきたところで、ふと我に帰る。ハロウィーンとは、一体何をどうするイベントだろうか。曖昧模
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」 人は悩み多き生き物だ。これはかの有名なシェイクスピアのハムレットの名台詞である。「死ぬべきか」という翻訳が強烈だが、ここで言う「死」と言うのは命を断つことではない。これまでの生き方を捨て、自分の本
大谷翔平がホームランを打つ。会場が沸く。翔平がベースを一つ一つ踏みしめながらホームに戻ってくる。興奮したチームメイトがハイタッチを求める。実況者の興奮した声が聞こえる。そしてまた、翔平がホームランを打つ。会場が沸く。もう30分程経っただろ
残業が終わって帰路に着く。エネルギーはもうない。抜け殻のような身体を電車に預け、今朝意気揚々と車両に乗り込んだ場所まで連れ戻される。この辺りからいつもあまり記憶がない。帰巣本能のままに、足が家に向かって動く。トヨタも驚愕の自動運転である。
コロナが収束に向かっている。気がする。東京都の1日の感染者数は、3日連続で30人を下回っているようだ。「コロナに打ち勝った!」「何とか乗り切った」というよりは「いつの間にか終わっていた」という思いが強い。どうして収まったのだろうか。 勿論
ドレミファソラシド~♪子ども達が演奏する鍵盤ハーモニカの音が聞こえる。とても素敵な音色だが、私はこの音を聞くと高校時代のシャトルランを思い出してしまう。記憶の蓋が開いてしまう。 シャトルランは地獄だ。まず一斉にスタートラインに並ぶ。ドレミ
電車の中にヒラリヒラリと蛾が1匹。何処からか乗り込んできたようだ。乗客達は、無賃乗車をしていることが許せないのか、蛾からは距離を取り、近寄ってくると追い払ったりしていた。蛾はヒラリヒラリと電球の周りを飛び回っては、時折乗客に近づき、手で払
どうしても思った通りにならない。人生そんなもんだ、なんて簡単には諦められないものである。 ジュワ~ン。調味料と食材が熱々のフライパンの上で混ざり合う音がする。それぞれの下ごしらえを乗り越え、一堂に会する、熱い展開だ。料理をしていて一番気持
別の形で出会いたかった。そんな風に思うことが日常の中ではしばしば起きる。 例えば、先日ホットヨガに体験レッスンに行った時のインストラクターさん。とてもハキハキと話し、活力に満ちてヨガを教えている。気持ちの良い人だ。しかし体験レッスンなので
電車に乗る。秋の穏やかな夕日が窓から差し込み、手元にひらいた小説の文字が心地よく光る。気持ちが良いけれど、どこか寂しさを感じるような、昼と夜の間をつなぐ繊細な時間だ。そんな贅沢なひとときは、乗り込んできた10人前後の男子高校生の集団によっ
実家を整理していると、私が中学3年生の頃にしたためていた日記が出てきた。中3の日記、というワードだけで全身が不快感に包まれる方もいるのではないだろうか。梅干しと聞いただけで唾液が溢れてくる感覚に似ている。何が書かれていたかは勿論ここには記
ブログを開設して一週間と少し。早くも書くことがなくなってしまった。心理学の概念でいうところの「ネタ切れ」である。これは不味い。どうしてこうなってしまったんだろうか。 言語化は難しい。日々感じることや思うことは沢山あるけれど、それを言語に変
寒い。 急に寒くなっている。先週は最高気温が25℃前後あったのに、今週は15℃前後しかない。急に10℃も下がっている。これは寒いわけである。にも関わらず、私たちは澄ました顔をして、「急に寒くなりましたね」などと世界一安全な世間話に勤しんで
私はひげ剃りが苦手だ。1日の始まりである神聖な朝に、顔に刃物を突き立て、ひげと戦わなくてはならない。毎日だ。負ければ容赦なく皮膚を裂かれ、血が滲むのである。戦の日々にうんざりした私に、彗星の如く現れた救世主こそ、ひげの永久脱毛だ。永久脱毛
「仕事と私、どっちが大事なの?」 仕事一筋という方はパートナーに一度は言われたことのあるセリフかもしれない。背筋が一瞬にしてチンアナゴのように伸びる恐ろしい質問だ。どのように答えるのが正解だろうか。ネットで模範解答を探してみた。「どちらも大
6時10分に目覚ましが鳴り響く。10分程度のヨガで体を伸ばし、シャワーを浴びて朝食を取る。コーヒーを飲みながら5分間ボーッと過ごしたら、歯を磨いて服を着替える。7時20分、マスクを装着して出勤する。以上、地球上の誰も興味のないであろう私の
金ピカに光る3頭身のドラゴンが招き猫のように立っている。物欲しげな顔でこちらを見つめ、左手を差し出す。せっせと貯めた魔法の石をいくつか差し出し、左手をレバーのようにそっと下げる。ガコン!と小気味の良い音がして、ドラゴンのお腹が開き、ポロン
家に帰って手を洗う。ハンドソープをつけて20秒、シャコシャコと入念に。「お見事です!」と褒めてくれるのは、ママでもなければパパでもなく、おじいちゃん、おばあちゃん、お隣さんでもない。手首に佇むアップルウォッチだ。 アップルウォッチは誰より
スマホの契約会社をソフトバンクからワイモバイルに変えることにした。それだけで月々4000円も安くなるのだから、変更しない理由を探す方が難しい。月々4000円安くなるということは、毎月支払うお金が4000円減ることと言っても過言ではない。ソ
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