書評

タイトルをクリックするとさらに詳しく感想を書いてます。※本の表紙の著作権についてはコチラをご参照ください。「古文書講師になれました―わたしの独学体験」著者 : 宇野藍子 柏書房 (2017/6/1)ある日 突然 古文書の魅力に目覚めた作者が、独学で古文書講師になるまでの体験記・これから何かを独学で学ぼうとする人に「自分も頑張ろう」と奮起を与える1冊 ・具体的に独学法が書いているので、心構えや古文書を学びたい人（生涯...

書評「古文書講師になれました-わたしの独学体験-」宇野藍子

●あらすじ歴史の素養もなかった作者が、ある日 突然 古文書の魅力に目覚める！独学で古文書講師になるまでの体験記。 ●ここが「すごい！」と思ったポイント3つ ❶作者のガッツがすごい！これから何かを独学で学ぼうとする人に「自分も頑張ろう」と奮起を与える1冊 ❷具体的に独学法が書いているので、心構えや古文書を学びたい人（生涯学習1級インストラクター取得）へ大いに参考になる ❸古文書って？古文書講師って？？とい...

史跡巡り「鳥羽城跡」水軍大将・九鬼嘉隆が築いた城

今回の史跡巡りは、三重県鳥羽市の『鳥羽城跡』です^^ ここは、日本初の鉄甲船を作ったことで有名な「九鬼嘉隆」が築いたお城。 残っているのは、ほぼ石垣のみといった感じですが… この石垣がまた立派で！！ しかも、野面積みだ～＼(◎o◎)／！ 野面積みというのは、自然石をそのまま積んだものです。 石の加工具合によって造られた年代が特定され、 江戸時代以降の石垣の石は、角がピシっと整形されてて隙間なく密着してま...

書評「津軽双花」葉室麟

*1●3行あらすじ 関ケ原で戦った石田三成と徳川家康。その娘である「辰姫（三成娘）」と「満天姫（家康養女）」が、奇しくも東北の大名・津軽信枚の正室・側室となった。女たちの関ケ原が今ここに始まる？！●見所ポイント①ドロドロ展開になりそうな背景なのに、ヒロイン2人が矜持を持った清々しい女性のため、見苦しい真似は一切しない！②それでも心の奥に秘めた互いへの嫉妬の念が切ない③夫・津軽信枚が、複雑な境遇にも関わら...

長曾我部盛親「寺小屋師匠となった土佐国主」

今回ご紹介する武将は「長宗我部盛親」（ちょうそかべもりちか）長宗我部といえば、四国統一を目指した『元親』が有名ですが、 盛親はその跡継ぎにして、長宗我部本家を潰してしまった暗愚の2代目？！ そんな盛親の独断と偏見に満ちた注目ポイントは… ①生まれは気楽な四男坊。長兄の戦死で、まさかの跡継ぎに大抜擢？！ ②傍観のまま関ケ原を敗走！土佐国主から一介の牢人にまで大転落！？ ③大岩祐夢として生きた第2の人生...

高松凌雲「病に敵味方なし！幕末のスーパードクター」

今回、ご紹介する偉人は『高松凌雲』一体どんな偉人なのか？4行で説明すると… ①パリに留学！最先端医療を習得した幕末一のスーパードクター ②幕府への恩に報いる！旧幕臣勢力とともに五稜郭へ ③病に敵味方なし！箱館戦争で敵兵も治療した赤十字運動の先駆者 ④医は仁術なり！貧民を無料で診察する組織・同愛社の創立者 長い話になりますが、今年の大河ドラマ『青天を衝け』にも出演するので、一緒に楽しんで頂けると幸いです^...

渡辺勘兵衛「10万石を夢見て石田三成に500石で仕え続けた忠臣」

むかしむかしの戦国時代。渡辺勘兵衛という、一人の武士がいました。 とても強い猛将で、羽柴秀吉や柴田勝家などから ｢ぜひとも、わしの家臣になってくれ。禄は2万石だそう｣ と、熱心にお願いされていました。 しかし、勘兵衛は全て断ります。 「わしを家臣にしたかったら、10万石だしてみよ」 そんな時。 石田三成という、秀吉に仕える若い小姓が訪ねてきました。 勘兵衛は、仕官を請う秀吉が、しつこく使いを出したの...

永井尚志「日本を開国に導いた外国奉行」

今回ご紹介する偉人は『永井尚志（ながいなおゆき）』です。 ご存知でしょうか？今年の大河ドラマ『青天を衝け』にも、影は薄いけど出演してるんですよ♪ （演：中村靖日さん） 武田真治さん演じる、ムキムキすぎる勘定奉行！小栗忠順のインパクトが強すぎて、モブ幕臣Aのような存在感ですが…^^;『永井尚志』も応援しましょう！ さて何をした人なのか？3行で説明すると… ①幕末の外国奉行！諸外国と渡り合って日本を開国へと...