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  • 逃げる

      息を呑む会場を目の前にしたならば、消え去ることも容易であろう。ピーマンの空洞にいる私をどうか種明かししないでもらいたい。

  • 手当

      穴を見た。生きているのも不思議なくらいだ。血を見た。こんな量の血は初めてだ。よくもまぁ小さな体に詰め込んだもんだ。だけど、不思議と痛くない。辛くもない。むしろ心地いいくらいだ。人の手はこんなにも人を救うのだな。ありがとうその手を差し向けた君へ。

  • 自問

      煮えたぎる溶岩に一雫の涙を垂らす。涙は跡形もなく消え去り、何事も無かったかのように燃え盛る。ならばこの右腕を沈めてくれようか。融解する右腕を見送れば歪んだ景色を元に戻すことができるのではないか。いや、そんなことはない。そんなことはないんだ。

  • 悲涙

    存在していることが当たり前だった。そこには嘘のつきようもない。例えるならば背骨。ある日、突然失ったらどうすればいい。どうすることもできなさいさ。軟体動物になった私は、ただ食べやすい魚として食卓に並ぶことしかできないだろうよ。

  • 青い草

    信号は青なのに 人は渡っているのに 足が動かない どうして前に進むのか 果たして前が前なのか アスファルトが敷き詰められた道には 道草も咲くことがないのか

  • かげもの

     影踏みを覚えた幼子のように我を忘れてひたすらに影を追う。 線路際に落ちている影は人混みに揉まれて薄汚れてしまう。 空に舞う影はひらひらと漂うが透き通っていてもうじきただの空気となり果てるだろう。 海に流れた影は波に揺られてくらげになる。 街を歩けば不意に現れる影の正体は鳥。 影...

  • 同じ顔で同じ髪型して挙句の果てに布で半分隠してもう誰が誰だか分からないねそうなるともは中身で見分けるしかないんだけど、案外人の中身てそんなに種類ないよね。人の性格なんて片手で数えられるほどしかないと思うわ。じゃあ人ってなにさ。それは動く壁みたいなもんだね障害物にしかならないなんて...

  • 曲がらぬ意思

    水を零したのではない 真っすぐに進む意思を描きたかったのだ。

  • 行動

    あと一歩早く外に出ていたら、むしろ十歩遅ければなんて机上の空論で僕達は目の前で起きた出来事にしか触れることができないんだ。だからこそ今目の前にいる人にちゃんと伝えるべきだと思う。この生き様をありのままを突き刺して、また新たな出来事に巡り会うのだ。

  • かちんこちん

    あんれまぁ足が棒みたいになってら かっちんこっちんちんでまぁ しばらく役にたたねぇかぁ 前屈みで立っときゃな 時期に良くならァな なんだべさぁ 若いっていいべなぁ おらぁもわかぁときゃ ぎちぎちに働いてよォ かっちんこちんちんに なったもんだべや なぁんかぁちゃんに会いたくなったなぁ

  • 手比べ

    枯れ草に 重ねる手のひら シワの数は似てきたけれど お前はもう枯れている 私はまだまだ生きている また手比べしよう

  • 川がながれる しろく ふかく とほうもない 河川にたたずむ 小鳥を眺めて また川をながめる

  • さらば

    さらばだ 栄光の彼方 見える世界は空高く 藍色に染った血潮は 海へと帰るだろう いつかまた 紅き炎がなびく時 再会することを深く願う 答え おやすみなさい

  • home

    いつだって なにしたって なにもしなくたって そこに帰れば homeられる そんな場所を homeと呼びたい 答え homeられる=褒められる

  • バニラ

    背後からバニラのかほり つんと香り 鼻に溶ける 後ろにバニラ 決して振り返らない 夢は夢のまま そっとしとくのがいい 答え バニラのかほりはいい匂い だが発生源に期待してはいけない バニラが表すのは誘惑 甘い誘惑にのるとどうなるか おおよそ分かる 分かるが気になってしまう そんな...

  • ヘドロ

    世界が淀む 人も街並みもヘドロだ どうしてこんなことになった 道を踏み外したのか そんなはずはない そんなはず 戻って確かめてみるか そんな時間はない ならばどうすればいい どうすれば はらりと落ちる汗 とめどない焦り なんてくだらない世の中なんだ そうか 眼鏡が曇っていただけか...

  • 手遅れ

    #言葉の添え木  お題「手遅れ」 その瞬間 身体に緊張が走る 1秒前にはなかった感覚 咄嗟に 地面に這いつくばり 必死に腕を伸ばす さらに強ばる身体 届かない もう手遅れなんだ 二度とは戻らない夏 自販機の下の500円玉

  • セミコロン

    繰り返し 繰り返し セミコロン  セミコロン そんな生き様 死に恥をかきたくない 成れの果て 答え ;; (セミコロンセミコロン)

  • 10円

    小銭が多い日は足が重い おもむろにレジに置いた缶コーヒー あと10円足りなければ あなたともっと交われたのに あと10円足りなければ 世界が変わったかもしれないのに 答え 小銭が多いのでコンビニで缶コーヒーを買うとことにした。 ふと見上げるとそこには可愛い店員。 小銭が多いばかり...

  • 答え付き詩について

    まず大前提にこれは詩を始めて間もない若輩者の戯れ言と受け取ってください。 詩の理想 読み手が書き手の意志を想像し作品を完成させること。 問題点 ・作品を読んでも理解できない。 ・筆者に興味がない。 ・詩に興味が無い。 作者や詩に興味が無いと、例え詩を読んでくれたとしても「ふーん」...

  • まりも

    電車に跨る 正面にまりも まりもまりもまりも 私の正面 まりもまりもまりも まりもがいた

  • 解放

    五臓六腑にしみ渡る 酒 いつだったろうか 最後に 酒を飲んだのわ

  • 漆黒の翼

    ホストみたいな髪型をしたおじさんと 子育てに一段落したおばさんと 社会に馴染むことができなかった若者 それぞれに理由があるのに それぞれに正義があるというのに そこに生まれる混沌 それが僕の居場所

  • ティータイム

    紅茶と時間は双子のようだ ゆっくりと飲めば時は減速し 一気に飲み干せば時は加速する 1秒でもこの時間を長く味わいたいのに 緊張するほど喉が乾いて仕方ない

  • ちくわ

    今日はちくわが安い 真夜中 真っ暗で何も見えない 小腹を空かした少年は燻っている 冷蔵庫から取り出した ちくわを握りしめて そらを見上げるだけ 今日はちくわが安い 真夜中 眼下には摩天楼 行き場のない少女は憂いている 大して好きでもない ちくわを齧って そらを見上げるだけ 今日は...

  • いぬ。

     とある日のことだ。 私はいつものように犬の散歩へ出かける。 犬の名前は「いぬ」 それはまるで人に「ひとし」と名付けるようなものだ。 いつもと代わり映えのしない道。 本当はこの10年の間に建物が生えたり抜けたりしてちゃんと新陳代謝している。 だが毎日みているとそれは変わらない日常...

  • たい

    いたいいたいのたい いたいいたいのたい えびでたいをつりたい たいがつれたらさしみにしたい いたいいたいのたい たいしてやったことないけど たいがい、たいらげるよ

  • ちょこれいと

    もらった大事なちょこれいと ひとかじり ふたかじり 最後のひとかけこんくりいと 食べられた

  • 耳かじ

    耳をかじれば分かる どこにいたって 何をしていたって 耳をかじれば分かる ほらすぐそばに いるんだものね 耳をかじれば分かる

  • 同じ

    つくねも 地球も 豆腐も 変わらない

  • 丸い星

    遊ぼうよ 息を切らして 遊ぼうよ 思う存分 丸い星で

  • 天地無用

    深い穴に落ちて 落ちて落ちて 落ちて落ちて 落ち続けていたら 上と下がひっくり返って 空飛んでるみたいになった

  • 🧂

    塩をふれ。塩を。 あの空に塩ふってやれ ほらそこの道にも塩ふってやれ 真っ白になるくらいでいい塩梅だ これで味気ない日常ともおさらば

  • 布きれ

    糸ったってな 1本のように見えてな 何本の細い糸が連なってるんよ 糸1本きれたってことは 無数の手を離したっちゅうこっちゃ 大事にせんとな 置いてかれっぞ 無数の手のひらにバイバイされっぞ 掴んだ手は離したらいかんわ まずはそこからだわな

  • 砂パンダ

    砂けむりの中にパンダがいた 砂漠のど真ん中で颯爽と笹をかじってる さり気なく近寄って見ると パンダは僕に囁いた この笹、捧げるよ さっきまでの砂けむりが嘘のようだ

  • 輪廻

    砂と水を合わせて泥ができるの だから私を砂に埋めて 水をかけてごらんなさい 新たな命が芽吹きだすわ

  • 異形の者

    暗闇に潜む異形の者 照らし出されるその姿 息を潜める太陽を嘲笑い 蠢く鈍く太い指先 夢見る純朴な精神を蝕む 死人の如き目付き 今宵も滲み出てくる己 如何にして鎮めてくれようか

  • 創造

      パズルを組み合わせて家を作る 組み合わせは自由自在 高層マンション 二世帯住宅 平屋 空から見える街景色 作るって面白い

  • 金づち

    どろどろに溶けた金づち 釘を打ち付けても ぐにゃりと曲がって堪らない なんのための金づちなのか その意味を探している

  • あざらし

    あざらしの二足歩行 とてとて歩くその姿 見染めるあなたと私 二人はそこで雨ざらし

  • 青空

    アメーバみたいなもんだな くっついて離れて形を変えて アメンボみたいなもんだな 水面をすいすい歩き回って 赤ん坊みたいなもんだな 感情のままに取り乱して 明日は晴れるかな 晴れるといい青空が見たくて

  • 人々が互いに笑いあって 草 緑が山一体に生い茂って 草 冷蔵庫の奥に遭った漬物 草

  • しがらみ

    しがらみを超えた先にあるのはしがらみ しがらみを超える前にあるのはしがらみ しらがみの語感が気に入る夜はしがらみ

  • しょぼん

    しぼんだシャボン玉は遥か彼方へ しぼんだ小籠包は遥か彼方胃の中へ しぼんだカエルのは遥か彼方井の中へ しょぼくれた僕は遥か彼方どこへ

  • カチコチ

    カチコチカチコチ時計が刻むビート カチコチならない時計は冷凍庫へ

  • 言葉に溺れる

    真夜中に詩なんてものを考えていると混乱する ここが現実の世界なのか空想の世界なのか 表なのか裏なのか何をもってして表裏なのか たい焼きのあんこと皮を取り分けるように 今まさに私は言葉に溺れている

  • くっきり

    良き本は時間をかけてじっくり読むに限る 時間を書けてゆっくり煮だすと渋い茶が出来る 何だかしっくりこないのでふて寝する ぽっくりと行き倒れることができたならそれで本望 さっきからしゃっくりが止まらないのは何故だ どうしてこんな夜にどっぷりと風呂に浸かるのだろうか

  • 砂を噛む

    砂ぎもじゃりじゃり 孤独なビーナスなんて小洒落てる 小生意気にじゃこを咥えて美人ずら 邪険にすんなよ こちとら砂で髪がざらざらなんじゃ ドレスなんざ着たこともない 涼しい顔のビーナス これが私の素なんて冗談じゃない

  • 四隅の蜘蛛

    四隅に集まった黒い点を 集めてつないで線にする だから僕はクモを殺さない 絡め捕って野に放つ それだけで救われた気がするから

  • 突き動かされた月

     月が溶け出し水に浮かぶ あまりに可哀そうだったので、ひとすくい 手から月が零れ落ちていく せっかく天に帰れるというのに そんなところにへばりつくなんて 変わった月だと思う そこは狭くないかい 空の上は広いというのに なんだか腹が立ってきたので その水を飲みほしてやった 月はもう...

  • 鱗雲

    鱗雲に乗って 飛び石連休 飛び移った先は生け簀 私はすでに魚

  • 永住

  • 流動

    私が去ったあとの足跡に 重ねてふらつく 君の愛おしさよ いざさらば 背中を強ばらせ 先を急ぐ

  • 誰も

    時計を分解したら  それが何の歯車か分かりますか パソコンをぶっ壊したら    それが何の部品だったか分かりますか 人を粉々にしたら それが誰だか分かりますか 誰にも分からない 僕も 誰も だからこそ前に進めるときもある

  • 好み

  • ぺしんっ

    シャボン玉をぺしんっ シャボン玉をぺしんっ 何が楽しいのかって? それが分からないからやってるんだよ

  • 常識的に考えて

    僕らの時代のJKがカバンにヌイグルミを沢山つけていたように   今のJKは小型扇風機を持たなくてはならない

  • カメレオン

    カメレオンってのがいるな やつは変装の名人だ 何にでもなり代われる でもその代わりな 自分になる事が出来ないんだな

  • 棒倒し

    手前側を掘れば 手前に倒れる 反対側を掘られりゃ 反対側に倒れる いつもそう 棒倒しのような人生

  • チーズバーガー

    愛、それは迸る血潮 愛、それは芳醇な香り 愛、それは抑えられない肉欲 愛、全てを挟み込んで縁とする

  • 今日

    今日はお腹がやけに空いているので食べ過ぎて 今日は昼からやけに眠たいので寝すぎて そんなこんなの繰り返し

  • 箱庭

    扉が開けば誰かが乗り降りする  決まった時間に決まった箱へ なんて精巧に作られた 箱庭でやんの

  • ハットトリック

  • 人形浄瑠璃

  • 時間

    僕は時間が嫌いだ なぜこんなに息苦しいものを作ったのか 時間通りに始まる仕事 時間通りに動き出す電車 めまいがしてくる こんなものがあるから人は穏やかではいられなくなるのだ 今すぐ消し去って欲しい ただ一つ 君との約束の時間だけには遅れる訳にはいかない

  • バッチ

    人が作ったバッチを人は欲しがる 人が作ったバッチをつけた人は人に崇められる 人は崇められると嬉しくなる 人はもっと人が作ったバッチが欲しくなる 人は人が作ったバッチをつけることでしか生きられない

  • ポスター

    ポスター越しの黒い目 そんな目で何が見えるのか そんな目で何を見ようとしているのか 彼女は俯きがちだが その一点をひたすら見つめている 私の目は奪われるばかり

  • 秋の日差しに差し込まれ 秋の風に癒される 10月の気温は読めないが 確かに秋をそこに感じる

  • 誘い

    呼んでいるのか私を ここから連れ出そうとしているか 確かに過去にも未来にも後悔はない しかし、ここを出る道理がない 探せばまだやれることはあるはずだ あるはずなのに そのいざないに抗うことができない どうりで今日は眠いはずだ

  • MP切れ

    木が湿気ているのか 火の付きが悪い こんなことなら極大魔法なんて放つんじゃなかった

  • 運が良すぎて怖くなるなら 運が悪すぎて面白いでもいいじゃないか

  • じたばた

    横たわった水槽 足元には土砂が散乱している 水を求めてじたばたもがく金魚 どうしても自分を重ねてしまう なんでこんなことしてしまったんだろう

  • ティーバッグ

    穴の開いたティーバッグから茶葉が漏れ出している 元々同じ場所にいるのに一つ壁を越えれば怪訝に扱われる 僕だってそっち側に行きたいよ なんでこんな壁に閉じ込められていなきゃならないんだ 僕の存在、鬱陶しさ、香り、全て混ぜ合わせて飲み干してほしい

  • 城下町

    シルフの風に乗り 上空から見降ろす城下町 そこには貧富の差などを感じず その雄大さを存分に桜花するばかり

  • 入口

    トラックに轢かれた 居眠り運転じゃない わざと飛び込んだんだ 金が目的なわけでもない もうこの世に未練が無くなったのだ 不思議と痛みは感じない これはもう二度とは戻ってこれないというサインなのか こういう時は走馬灯を見るって聞いてたんだけどな 思い出したいこと何てないもんな さっ...

  • 火炎男

    燃え盛る業火の中 たたずむ男が一人 灼熱の炎に抱かれる彼は 愛を欲している だがその力がある限り 近づくものは塵芥となり果てる 彼はいつも独りだ

  • 生誕

    もう駄目だ この世に何の未練もない あいつらは人間じゃない きっとオークか何かだ まるで俺の話を聞いちゃいない こんな魔物が蔓延る世界は腐ってる 腐ったものは捨てるべきだ もうこんな世界はいらない 焼き尽くそう何もかも

  • 金髪女

    九死に現れし金髪の少女 凛とした背中にどこか気品さえも感じる その容姿よりも大きな剣を携えて 悪を次から次へと飲み込んでいく 少女はその強さとは裏腹に どこか物悲しい表情を浮かべていた

  • 最強の男

    彼は生まれながらに最強だった   彼はその運命か幾多の悪を打ち破る   彼は戦いを挑まれたら断らない   彼は敗北を知らない   彼は地位も名誉も富も得た   彼の目は力を失っていく   彼は今も最強のまま

  • 辛辣

    カタン   コトン   チリコンカン   二皿目

  • 春一番

     あの子に吹いた 風のうしろに 僕がいる

  • 家族

    お父さん、塩   お母さん、砂糖   お兄ちゃん、梅干し   僕、ご飯

  • 車はガソリンで動く   電車は電気で動く   水車は水で回る   人は?   人間は何で動くのか

  • 一方通行

    この道を歩けば   あの人を思い出す   僕はいくつになっても   この道を歩くだろう

  • 雲の上

      雲の上   もくもく   あの上に行きたいと   そう思っていたあの頃   もくもく   もくもく   今はもっと近くにあるけど   やっぱり上に行くことはできない   そう思いタバコの火をそっと消した

  • バナナ

    バナナが1本。 2つ並べてババナナ。   3つ並べてバババナナ。   そんなバナナ。

  • 夏よ。   俺は目覚まし時計は使わないんだ。   夏よ。   いいから止めてくれ。   夏よ。   雨上がりの晴天に。   夏よ。   今年もお前は来たんだな。

  • 壁ドン

  • 塩辛

    いつか君がいなくなってしまうなら 君の内蔵を引きずり出して 塩辛にする ご飯の時は必ず君を思い出す そのぬくもりを忘れないために

  • しれっと

    しれっとトイレット やっとこ便座蹴っ飛ばすっと さっと座ってすくっと立つっと きっと心は晴れ晴れっと

  • 決定事項

    誰かを求める時、その誰かは決まっている

  • 暴風

    風で看板が甲板に あわてて乾パン、かばんにパンパン カバさん、すかさずカムバック 寒波が来る前に乾杯しよう 缶かんをその場に放置で頭かんかん その心意気に完敗さ 安パイに振り込んだらドンマイだ

  • ストーリー

    ストーリーを現実に懇求すると興が冷める

  • 車窓

    車窓越しならあなたを見つめられる

  • 雨粒

    窓についた雨粒が助けを求めている 私にはどうすることもできない その行方を眺めるばかりだ

  • 台風一家

    雨が泣いている それ見て風ちゃんおろおろ 太陽さん早々とお手上げ 雲さんとりあえず、もっくもく お月様、雲の後ろで大奮闘 うっすら聞こえる星君たちの声援 雨が泣いている こりゃしばらく泣き止まなそう

  • 終点

    次は終点です。だなんて 勝手なこと言ってくれるじゃないか まだこんな所で終われるわけないだろ  この先のもっと先が知りたいんだ 勝手に終わらせないでくれ もっと長く夢を見させてくれ 折り返してゆく電車 私はもう引き返せない

  • 瓶の底が割れている 横側が割れてもいいのに 底だけ綺麗に割れてる 器用なもんだね 漏れだした牛乳も笑ってる まったく底が知れないなぁ

  • かいじゅう

    うまれかわってかいじゅうになりたい びるよりもおおきなからだでばたふらいしたい でんしゃにすぎのきをさしてくしかつにしたい うちゅうよりもたかくてをあげてたくしーをとめたい いまよりもやりたいこといっぱい かいじゅうていそがしいんだなぁ

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