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トランスニキ&クニヒコ
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2021/09/21

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  • Tサミットに参加させていただきました! byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 先日、胸潰し用下着(以下トラシャツと表記します)に関するzoom座談会に参加させていただきました。 「Tサミット」と題されたzoom座談会で、大阪府にある株式会社マルックス・LGBT事業部様の主催で、トラシャツに関する様々な意見を当事者同士で語り合うという内容でした。 参加者の皆さんの年齢は幅広く10代から50代の方が参加していました。治療状況もそれぞれ違い、治療していない方、ホルモン注射のみの方、オペ済みの方など様々な当事者の方がいらっしゃっていたので、貴重なお話を沢山聞くことができました。 LGBT事業部様は、胸の膨らみが気になるFTM向けのTシャツの開発に尽力されていて、トラシャツとは異なるアプローチで胸の膨らみをカバーできるTシャツの商品化を目指されています。 僕自身、「胸はトラシャツで潰すしかない」という固定観念があったので、この発想はとても新鮮に感じました。それに僕は胸がとても大きい方なので、トラシャツでは完全に潰しきれません。なので、どうしても猫背になりがちで背中が痛くなったり、トラシャツの締め付けで肌に痕がついたり擦れて傷んだりと、正直悩

  • 銀行口座の性別変更について byクニヒコ

    おはぴよクニヒコです 皆様お久しぶりです。僕の住んでいる地域もまん延防止措置になり、職場が休業になってしまったので実質ニートです。一日中猫をモチモチできると考えればそれもアリかもしれません。 それはそうと、今年の2月で治療を始めて10年目になります。 日常で自身がFTM当事者であるという事を意識することも年々減って、ここ数年では殆ど意識することなく、独身男性社会人として社会に揉まれ、猫を揉んでいます。 そんな中で、久しぶりに「あ、そうだ自分FTMだったわ」という出来事に遭遇しましたので、今回はそれを記事にしていこうと思います。 先日、キャッシュカードの磁気がダメになり、銀行にカードの再発行手続きに行ったのですが、その際に銀行員さんから「口座の性別変更」が出来ますと伝えられ、再発行ついでに男性名義に変更もしてきました。 「あ、これブログのネタになったりする?」と。 というわけで、後日銀行にカードを受け取りに行くタイミングで色々聞いてみたので書いていきます。 ※今回の記事は【みずほ銀行】での性別変更についてです。 他の銀行さんではどのような対応をしているのか不明ですのでご了承ください。 ・

  • FTMと婦人科 byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 寒い日が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしですか?風邪をひいたりしてないですか? 僕は先日、婦人科で子宮頸がん検診を受けてきました。なぜ、検診と受けたかというと…。実は、ホルモン注射を始める3ヵ月ほど前、去年の1月頃に一度検診を受けたことがあり、その時に「要精密検査」という結果が出ていました。しかし、婦人科へ行くことの抵抗感から、精密検査を受けずに1年が経っていました。そしてそのまま2022年になり、体の心配を払拭する為にも、勇気を出して婦人科に行って来ました。 ~実際に婦人科に行ってみた感想~ 今回、僕が行った病院は心療内科、内科、婦人科が併設されている病院でした。この病院は、ホルモン注射を打つのに通っている病院です。だから、僕がFTMということも看護師さんや、受付の方、医師の方は把握してくれいます。それもあって、男性的な容姿で婦人科の受付をした際には何も聞かれたりせずに済みました。 しかし、その後に待合室に通された時にちょっと肩身の狭い思いをしました。まず、周囲の女性たちが「男性がいる?」とチラチラと僕の方を見ていたので、僕は女性たちから離れた

  • 重複マイノリティの僕 byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 今日は僕が抱えている、重複マイノリティについて話していこうと思います。 ~重複マイノリティとは?~ この呼称は僕が勝手に使っているだけで、正式なものではありません。セクシャルマイノリティ、障害、キャリアに関する、幾つかの社会的マイノリティ要素を重複して持っているので、重複マイノリティと呼んでいます。 ~僕が持つマイノリティ要素~ まず、これは皆さん知っていると思いますが、僕はFTMです。そして男性が恋愛対象であるゲイです。この時点で、セクシャルマイノリティとしての2つの要素を持っています。 そして僕は、障害者手帳、障害年金ともに2級の精神疾患者であり、軽度自閉症とADHD当事者でもあります。さらに、今時では珍しい?中卒という学歴の人間です。 ここで簡単に挙げただけでも、多くの社会的マイノリティ要素を持っているのが僕なんです。これだけ色々な要素を持っていると、正直生きづらいことは多いです。 ~多くの社会的マイノリティ要素が生きづらさを生む~ この記事で書ききれないほど、山積みの生きづらさを抱えて、これまでの二十数年間を生きてきました。ただ、勘違いしていただ

  • 【対談】当事者として配慮をしていますか?Twitterアンケートを行いました!

    こんにちは、トランスニキです! おはぴよ!クニヒコです! 今回は、Twitterで行ったアンケートの結果を元に 2人で色々語っていこうと思います アンケートのテーマは『トランスジェンダー当事者(マイノリティ)として、 周り(マジョリティー)に対して配慮をしていますか?』という内容です ~アンケート結果~ Twitterのアンケート機能を初めて使用したのですが、 予想以上の反響をいただき、116人が参加してくださいました ご協力ありがとうございます! 結果は…してないが34.5%、しているが65.5%でした! 6割以上が配慮をしているんだね。ここでは、具体的な配慮の内容に ついては問わなかったから、大体予想通りの結果に感じるなぁ やっぱり、何かしらの配慮をしている人が多数派なんだね アンケートに参加してくださった方の中には、「当事者として」は配慮していないという意見もあったんだけど、クニヒコくんはそれについてはどう? 僕は治療する前とし始めた後では、 具体的な配慮の内容は違うけど、しているよ! なるほど。僕も配慮している派かな ~どんな配慮をしてる?~ 具体的には、どんなことをしてる?

  • 埋没と性別違和 byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 前回、クニヒコ君が埋没について書いていたので、僕も埋没について話していこうと思います。 僕が埋没というライフスタイルを選んだ理由は、「女性で生まれてきたこと」が人生最大の汚点であり、弱点だからです。勘違いしないでください、これはあくまで僕個人の話であって、他のFTM当事者もそうだというわけではありません。 とにかく、女性として生まれてきたという事実を隠したい、その一心で埋没生活を選びました。まだ戸籍変更をしていないので、書類上は女性と表記されています。正直、そういう書類を見る度に吐き気がするくらい、僕にとって女性として生を受けたことが許せないんです。 正直に言います。僕はGID、性同一性障害であることをまだ受け入れきれていないんです。 埋没生活をしている今でも、時々性別違和で死にそうになる時があります。 だから、埋没をして男性として生活するということは、僕にとっての生きる意味なんです。 オープン派を否定するつもりはありません。むしろ、オープンに生きられる人は勇気がある人なんだと僕は思います。 もし僕が、自分の戸籍上の性別を第三者に知られてしまったら、きっ

  • 埋没について byクニヒコ

    ご機嫌いかがでござるか、クニヒコでござる。 今回は僕が埋没する理由について書いていこうと思います。 トランスジェンダー当事者と呼ばれる人たちには大きく分けて2種類いるかと思います。 自身のセクシャリティをオープンにして生活している方と、セクシャリティを明かさず埋没生活している方の2種類。 この2種類の中でいったら、僕は後者の埋没している当事者です。 なぜ僕が、埋没当事者として生きているのか、一番大きな理由は、平凡に男性として生きていきたいからです。 経験のある方もいるのではないかと思いますが、カミングアウトをしたとき、男性として扱ってくれようとはするけど、なんか違和感というか、そう扱わなければという配慮みたいなものを感じたことありませんか? 巷ではこれを配慮パスとか呼んでいるそうですね。 これをされるのが僕はちょっと苦手です。 相手も悪気があってやっているのではない、むしろ優しさでそうしてくれているのは分かります。だからこそ、それをやめてくれというのも言いにくいのです。 現在ホルモン注射で容姿も男性的になり、世の中で男性としてパスできている状況です。僕がFTMだと周囲に告げなければ上記

  • 【対談】男らしさについて

    こんにちは、トランスニキです クニヒコです。今回は男らしさについて語っていきます! ~男らしさについて考えたことある?~ クニヒコくんは、実際、男らしさについて考えたことってある? 男性として社会生活を送ろうと決めた時に、 自分自身が実践する場合の男らしさについて考えたよ ということは、治療を始めるって決めたときに考えたって感じ? そうだね。治療をするまでは、知識や感覚としての男らしさは概念としてあったけど、治療を始めて自分が実際に男性として生活するなかで、男らしさを身近なものとして考えるようになったなぁ なるほど。僕の場合は、子供の頃からなんとなく男らしさってなんだろうとか考えることはあったけど、やっぱりクニヒコくんと同じで、周りから男性と認識されるようになってからしっかり考えるようになったね ~男らしさってなに?~ じゃあ、男らしさって何だと思う? 僕が思う男らしさは、気前の良さと誠実であること。 あと、理論的な思考であることかなぁ うんうん まず、気前の良さは男性として社会人になると、お金を出す場が増えるから、そこでケチらない方が男らしいのかなって思ってる。器が広く見える…という

  • 改名する名前の決め方 byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 今回は、改名をする際の名前の決め方について話していきます 当事者の皆さんの中には、改名予定の名前を通称名として使っている人も少なくないと思います。その名前はどのように決めましたか? この記事では、その名前の決め方について僕なりのオススメの方法をご紹介していこうと思います。 ~パートナーもしくは家族に考えてもらう~ まず、僕がどのように名前を決めたかというと、パートナーに僕に似合いそうな名前を考えてもらいました。その時、僕のこだわりとして、元の名前が『苗字3字 名1字』なので、改名後もそのバランスを崩したくなかったので、漢字1字の名前で改名したいと思っていました。だから、パートナーには、漢字1字で書ける名前の響きを考えてもらいました。そして、それをひらがなで書いてもらった後に、意味を調べながら合う漢字を考えました。 このように、パートナーもしくは家族に考えてもらうという方法もオススメです ~自分の生まれた年の名前ランキングを参考にする~ 次にオススメするのが、『自分の生まれた年の名前ランキングを参考にする』という方法です。当事者の中には、珍しい通称名を使わ

  • パス度マウント、カッコ悪いぞ byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 当事者のみなさんは、自分自身のパス度をどう捉えていますか? 「そろそろ女性とは認識されないだろう」「まだ女性に見えるかな?」という感じで、自身のパス度について考える人は多いかと思います。 もしくは、「○○くんより俺の方がパス度高いな」「あの人よりはマシなパス度だな」という感じで考える人も少なくないのではないでしょうか。 個人的には、他の当事者と自分を比較してしまうことは仕方ないことだし、それは決して悪いことではないと思っています。 ただ、そういう言葉を人に対して言ってしまう人がいるのが現実です。 「女にしか見えないよ」「○○くんは△△くんよりパス度低いよ」とかね。 正直言って、そういうセンシティブかつ相手の心に傷をつけるような発言を、平気で言ってしまう人間は滅茶苦茶カッコ悪いです。 仮に、そういう事を言っている本人が完パスだったとしても、ダサ過ぎる。 男として、じゃなくて人間としてダサい。 当事者間では、パス度についての話題はよくあがるので、感覚的にそこまでセンシティブでデリケートな部分だと気づいてない人もいます。 しかし、考えてみてください。もし、あな

  • 映画『ミッドナイトスワン』を見て byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 今更ながら『ミッドナイトスワン』を観て、その感想を書き綴りたくなりこの記事を書き始めました。 僕は映画マニアなので、まずは映画マニア的な感想としては、 中弛みしない場面展開、分かりやすい感情描写、複線、リアリティ全てにおいてバランス良く満足できる作品でした。 そして、いよいよトランスジェンダー当事者としての感想です。 正直、最初から最後まで号泣でした。 主人公の凪沙と同僚の瑞貴がショーパブで接客しているシーンで、女性数人を連れた男性客が「お前ら男に負けてるんだぞ」と女性を茶化す描写に、胸が痛くなりました。そう、トランスジェンダーなら誰しも経験がある「男よりカッコイイ」「女より女らしい」という悪意のない不意に出た発言。 そして、凪沙が息を荒げて帰宅し、号泣するシーンで「どうして私だけ、こんな体で生まれてきたの」この一言で号泣しました。一時期僕も、その思いが強くて自ら命を絶つことも考えていました。だからこそ、この凪沙のセリフに共感出来過ぎて…。 作中、ホルモン注射を受ける描写が2シーンほどあるのですが、そこで凪沙の担当医が「そろそろやらないの?」と性別適合手

  • ホル声?だからなに? byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 僕のTwitterをフォローしてくれている人なら、先日僕がツイートした「ホル声」についての呟きを目にしたかもしれません。その話題に関してもっと掘り下げて物申したかったので、今このブログを書いています。 まず、「ホル声」という単語の意味を知らない人の為に説明すると、「ホルモン注射によって声変わりしたFTM特有の声質」という意味で使われている単語です。 しかし、この単語が使われるシチュエーションとして…、「○○くんってホル声だよね」とか「ホル声だからシス男性の声には聞こえないよ」とか当事者同士の会話の中で使われることが多々あります。そのせいか、「ホル声になったらどうしよう…」と心配している当事者がいるのも事実です。 誰だ?最初にホル声なんて言葉で相手にマウントをとった輩は? もしそんな輩が目の前にいたら、ヒルかナメクジを食わせてやりたいくらいです。 そもそも、ホルモン注射による声変わりに個人差があるのは当たり前です。その人の元々の声帯の特徴や、ホルモン注射の量や頻度、発声する時の癖などの要因が重なって、声変わりをします。 だから、シス男性に限りなく近い声質の

  • ホルモン注射と多血症 byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 最近、めっきり寒くなってきましたね。僕は厚手のパーカーを着る日が増えました(笑) さて、今回は『ホルモン注射と多血症』について話していきます。 現在、エナルモンデポー125㎎を3週間に1度、ホルモン注射開始から6か月になりました。僕が通っている病院では、3本打つごとに血液検査をしています。 実際の検査結果を載せて、ホルモン注射でどのくらい体内が変化しているかお見せします。 ホル注4ヵ月時点 肝機能に関するGOT、GPTは正常値です。 しかし、赤血球数が女性数値で見ると、26オーバーしています。 そして、血色素も0.6オーバーしています。これは多血症傾向にあるということです。 ホル注開始から6ヵ月 そして6ヵ月時点での検査結果では、GOTが前回より3アップし、GPTが5アップしています。赤血球数も前回より14アップし、血色素も1.5アップしています。 これは、明らかに多血症の傾向が強くなっていることを示しています。 FTMのホルモン注射によって引き起こされる副作用でよく現れるのが、この多血症です。 多血症と言っても、あまりピンとこない方も多いかもしれません

  • 改名の手続き byトランスニキ

    今回は改名の為の手続きについてお話しします。 僕は今年の6月30日に、家庭裁判所から改名許可が下りました。 巷では、改名にはパス度が関係してる…なんて話を聞いたり、 「自分はパス度が低いから改名できないかも」なんて声を耳にしたりします。 これについて、僕が調べた限りで言えば「ほぼ関係ない」と認識しています。 どちらかと言えば、「どれだけその名前が自身の身辺で浸透しているか」だと思います。 それでは、改名について詳しく話していきましょう… ~改名の申立てをするまで~ まず、家庭裁判所に改名の申し立てをする前に必ずやっておくべきことがあります。 ・性同一性障害(GID)の診断書取得 ・名前の使用歴を示す資料を集める この2つは絶対にやっておかなければなりません。 まず、GIDの診断書の取得についてですが、大前提として改名する理由を示す資料がなければ改名の申し立てをしても通りません。このブログを読んでいる方は、GIDの当事者が多いと思いますので、ここで言う改名では、まずGIDの診断書を取得するところから準備を始めましょう。 僕の場合は、改名用の診断書を取得しました。 文面としては「性自認は男

  • 恋愛について byクニヒコ

    ご機嫌いかがでござるか、クニヒコでござる。 今回は、恋愛について書いていこうと思います。 こんなテーマを掲げておいてなんですが、誰が聞きたいのそれ…とノリツッコミをしてしまう自分がいます。 うちの猫ちゃん見せるので勘弁してください。 皆さん、クニヒコは隙あらば猫自慢するので注意が必要ですよ。 普段テキトーにお気楽に、自身がFTMだという事も特に意識などせず生活しているクニヒコですが、この恋愛に関しては悩みどころです。 僕の場合、FTMである事が恋愛するうえでネックになっているのは間違いないです。 不誠実かもしれませんが、FTMである事を言わないで済むならそうしたいという気持ちが強いです。 実際に今までお付き合いした方々には、僕がFTMだという事を事前に伝えることはせずお付き合いしていました。 途中でカミングアウトした方もいましたし、最後までカミングアウトせずに関係が終わった方もいます。 経験上、ある程度親しくなってからの事後報告の方が、FTMだと伝えても男性として以前と変わらず付き合いをしてもらえる事が多いかなと感じます。 まず普通に男性として出会って、関わって何も違和感が無ければ、今

  • パス度について byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 今回は少々厳しい言葉や、人によっては読むのが辛い話になるかもしれないので、 心が疲れている人や精神的に余裕がない人は、このページをそっと閉じることをおススメします。 今回はトランスジェンダーならほとんどの人が一度は悩むであろうパス度の話です。 治療をしていない人は特にパス度について考えることは多いかと思います。僕もそうでした。そして治療をしている人も、ふとそれについて考えることがあるかもしれません。 まず、結論から言ってしまえば、ホルモン注射をしたら誰しもある程度のパス度は得られるということです。声、肌質、その他もろもろ一気に男性化していくからです。 しかし、様々な理由からホルモン注射を出来ない当事者もいるのも事実でしょう。 その場合は、できる限りの努力でパス度を上げなければならない場面もあると思います。 さて、あなたの目の前に未治療のFTM当事者が2人いるとします。 その2人が全く同じ努力をしたとしましょう。さて、2人は同じパス度になれるでしょうか? 個人の意見としては、同じにはなれないと思います。 骨格、声、顔の造形、その人を取り巻く環境、その他諸々

  • 毛の話(ハゲ) byクニヒコ

    नमस्ते、クニヒコです。 毛の話最終章、ハゲ編です。 FTMが男性ホルモン治療をすると、当然ながら男性的な変化が起きます。ですので、体質や遺伝、生活習慣などにもよりますがハゲる人はハゲます。 嬉しい変化だけではないのが、ホルモンが魔法の薬ではない事の所以ですね。 ということで、今回も昔の写真から徐々にクニヒコの髪の毛事情について振り返っていきましょう。 こちらが治療半年ごろの生え際の写真です。 前回の使いまわしなのはご了承ください。 特段ハゲているという事もなく、普通の生え際ですね。 デコの形も広さもまぁ人並程度ではないでしょうか。 そしてこちらが、治療から5年くらい経ったデコの写真です。 ややM字になってきました。 この頃になると、治療前や治療初期から付き合いのある友人などに、生え際の後退を指摘されるようになります。 髪の毛とお別れの序章が始まりました。 ひじき好きでめっちゃ食べてたのに。 そしてこちらが現在の生え際です。 正面を向いたら、サイドの生え際が見えなくなってしまいました。 それにより前髪が消失しました。 散髪に行くときも、馴染みの床屋さんがこのハゲ部分をカバーしようと

  • 毛の話(髭編) byクニヒコ

    สวัสดี、クニヒコです。 毛シリーズ第二弾、今回は髭の話です。 FTMの男性ホルモン治療によって起こる変化で、髭に関しては、多くの当事者の方が期待しているのではないでしょうか。(クニヒコ調べ) かくいう僕も、治療で一番欲しい効果は髭でした。 というわけで早速写真と共に振り返っていきます。 こちらがホルモン半年ごろの写真。年齢でいうと10代後半です。 産毛以上髭未満みたいなびみょ~な毛が生えてます。 触るとそこに存在は感じますが、写真にはあまり写らないレベルですね。 まだイケイケの10代なので指先がめっちゃ調子こいてますね。 これは1年以上2年未満くらいの頃の写真。 顎はそこそこ生えてきてます。口髭は相変わらず中高生男子くらいですね。 この頃は、今ほど髭が太くなく、長さで濃く見せているようなそんな感じだったと思います。 こちらが現在、ホルモン注射9年目の髭の様子です。 結構しっかり硬めの髭が生えてきてくれました。 生えるスピードも剃ったその日の晩にはジョリっとするくらい伸びます。 そういえば最近、髭に白髪が数本生えるようになってきました。なぜなのか・・・ 今回もさりげなく猫ちゃんの存

  • 【インタビュー】Mさん(MtF50代)【後編】

    こんにちは、トランスニキです。 你好、クニヒコです! 前回に引き続き、Mさんへのインタビューの後編です! それでは、よろしくお願いします。 はい、よろしくお願いします。 【戸籍変更をしての変化】 戸籍の性別を変更して、大きく変わったことはありますか? 体も戸籍変わったことによって、女性らしくしなければという意識が 戸籍変更前よりも薄れましたね。それに、普段の服装も完全に女性の 格好で過ごせるようになって、女性用施設を利用することへの抵抗感も かなりなくなりました。 変更前は女性らしさへの意識が強かったということですか? そうですね。でも、女性の格好をすることで、「オカマ」や「女装男」 として見られるのではないかという不安も抱いていました。なので、服装はユニセックスなものが多かったと思います。 なるほど…。やはり当時は、女子トイレや女性専用のスペースに入ることに 対しての抵抗感が大きかったんですか? はい。トイレに関しては多目的トイレを利用していました。 MtFさんの場合、戸籍変更を終えるまでは多目的トイレを利用する って人は結構いらっしゃいますよね。 【トランスジェンダーの老後について

  • 【インタビュー】Mさん(MtF50代)【前編】

    こんにちは、トランスニキです。 ニーハオ、クニヒコです! 今回はインタビュー記事です。 今回は50代のMtF当事者のMさんに インタビューをさせていただきました。 はじめまして、Mです。東北出身、関東在住 飲食店を経営しています。 今回はインタビューをお受けいただき、ありがとうございます。 それでは、よろしくお願いします。 【性別違和のきっかけ】 まず、性別違和に気づいたきっかけを教えていただけますか? 最初に性別違和を感じたのは、小学3年生くらいですね。 女の子の遊びや少女漫画が魅力的に感じてました。 当時はどんな遊びをしていたんですか? 好きな少女漫画キャラクターのイラストなどを 描いて過ごしてましたね~ そうなんですね! 当時、性別違和に気づいてから悩みましたか? 当時は、性別違和という言葉は誰も知らない時代だったので 違和感や嫌悪感を感じるという選択肢すらありませんでした。 今とは全く違う価値観の時代だったんですね! 将来は女性として生きていきたいという気持はあったんですか 性転換については、カルーセル麻紀さんをテレビで見て知りました。 海外での手術、高額な費用から自分とは無縁

  • 診断書を取得なしで埋没 byクニヒコ

    サワディー、クニヒコです。 治療をしているトランス当事者の殆どが持っていると思われるGID診断書、自分はこの診断書を取得してません。 今回はそれについて書いていこうと思います。 当事者が治療を考えたときに、一番最初に取得する方が多いはずの診断書。 水戸黄門でいうところの紋所… 今でこそ即日で診断書が取れる病院などが出てきて、取得も容易になりましたが、自分が治療を始めた当時は精神科に1年間ほど通いカウンセリングしてから取得するものでした。 自分の住んでいる地域には専門の病院が無く、一番近くても2時間以上電車に乗って行く都内の精神科でした。 予約も希望通りに取れない、交通費も結構かかる… そして何より、自分の中で性自認もハッキリしているのに、これまでの事を振り返る必要があるのか?どうせ診断書を取得したとて、誰に見せるわけでもないから、無くてもいいのでは?という思いが強く、診断書なしで治療を始める方法について調べる様になりました。 診断書なしでホルモン治療が受けられる病院は、調べたら案外すぐ出てきました。 怪しい闇医者っぽいところから、比較的普通の病院まで、値段も相場と大して変わらない。 そ

  • 診断書取得について byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 これまで、僕の人生について綴ってきましたが、いよいよ具体的な治療に関する話を書いていこうと思います。そこで、まず今回は診断書について僕の体験と私見を織り交ぜて紹介していきます。 僕は2021年4月に診断書を取得しました。この記事を書いている5か月前ですね。 当事者の間でも、賛否両論なアノ病院に行きました。1日で診断書を取得できる有名なところです。病院の実名は出しません。それに関しては後で説明します。 まず、病院に行く2週間ほど前に予約をしました。 病院のHPに記載された番号に電話し、「初診でGID外来を受診したい」との旨を伝えると、「保険証と自分史を用意して来てください」と簡単な説明を受けて予約は完了。 そこからすぐに自分史を書き始めました。僕の場合は、Wordで文章を作成してA4の紙にプリントアウトして持って行ったので、手書きにこだわる必要はないと思います。 肝心な内容についてですが、普段文章を書く習慣がない人でも、そこまで気負う必要はありません。詳細な履歴書を書く感覚だと思っていただければ分かりやすいでしょう。 必ず書くことは… ・幼少期、中高時代、

  • 社会人編 byクニヒコ

    お元気ですか(井上〇水風)、クニヒコです。 スマブラとモンハン、そしてドブと過ごした中高生編が終わり、社会人編です。 それなりに楽しく青春時代を送ったクニヒコですが、とうとうこの時が来てしまいます。 そう、就職です。 FTMと自覚してから、高校卒業後の進路については結構悩みました。 大学に進学するべきか、就職するべきか… この頃になるとインターネットでGIDの病院のホームページ、FTM当事者やアテンド会社のブログなどを見たり、治療について調べるようになり、FTMがどういった過程を経て男性として生活していくのかを知りました。 そしてホルモン治療は原則18歳以上であれば打てるという情報に辿り着きます。 高校を卒業すれば治療が始められる、調べれば調べるほど、早く治療を開始したいという欲求が強くなります。 その結果、大学へは進学せずに就職して男性社会人として生きていくことに決めました。 学校からの紹介で就活をすれば、女子生徒である以上、女性社会人としてのスタートです。 男性として生きていくのであれば、卒業後自分で仕事を探すしかないだろうという事で、卒業後はフリーターをやりながら職探しをすること

  • 社会人編 byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 担任教師にブチ切れて中退した高校時代を経て、今回は中退後から成人までの社会人編です。 高校を辞めて16歳でニートとなった僕は、性別違和と共に新たな悩みを抱え始めていました。 それは、自分は男性が好きなんじゃないかということです。それまで、中学時代は女子生徒を好きになったこともありましたが、高校入学後からなんだか男子に視線がいくということがよくありました。男子ばかりの環境にいたせいで、そういう風になったんじゃないかと思っていたのですが、高校を辞めた後も僕の欲求は男性ばかりに向いていました。 初めて強烈な欲求に駆られたのは、ドラマ『高〇教師』に出ていた頃の若い赤〇英和でした。それは置いておいて、当時は「自分を男性と認識しながら、男性を恋愛対象として見ている」ということに、謎の罪悪感を抱きつつも、その背徳感に酔っていたこじらせた思春期でした。 当時、僕は、16歳でもすぐ始められるバイトとしてコンビニバイトを選び、時給780円という今じゃ絶対に考えられない給料で働いていました。それでも、月収10万以上は稼げていたので、頑張っていた方なんじゃないかな…。 そして僕

  • 中高生編 byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 昨日に引き続き、僕のこれまでの人生について話していこうと思います。 今回は、こじらせにこじらせた幼少期編に続いて、相も変わらず病んでいる中高編でございます。 中学校入学で1番のハードルとなったのは、もうご察しの通り制服です。 僕の中学は、80年代ですか?と聞きたくなるほどにスカートが長いセーラー服でした。 丈の短いスカートよりは幾分、精神的ストレスは軽かったとは思いますが、スカートはスカートなので、完全拒否してジャージ登校ばかりして怒られていたのを憶えています。 この頃には、僕のガリ勉モードも最高潮に達しており、放課後は最低5時間勉強し、その後寝るまではとにかく本を読むという狂気すら感じさせるある意味不健全な生活をしていました。 親は「そんなに勉強ばかりしていると、いつか頭がおかしくなるぞ」とよく言っていました。 当時は「勉強して損することなんてないんだから、勝手にやらせとけ」と反抗期丸出しでしたが、大人の言うことって案外トンデモないようで正しいんですよね。 過度な勉強と性別違和のストレスから、14歳にして精神疾患を発症しました。 はじめは、不眠、腹痛、

  • 中高生編 byクニヒコ

    ニーハオ、クニヒコです。 前回の幼少期の話から少し進んで、中高生くらいの頃の話をしていきます。 ランドセル問題をゴリ押しで乗り越え、わんぱく盛りのクニヒコにもとうとうトランスジェンダー当事者の殆どが直面する大きな問題が迫ってきます。 中学の制服問題です。 女子制服を着ること、嫌か嫌じゃないかでいえば当然嫌でした。が、この頃わんぱく盛りが落ち着き、少しませてきた自分は「まぁ、中学生ってものはね、そりゃ制服着るのは当たり前だからね。」と自分に言い聞かせて、半ば諦めに近い開き直りをしておりました。 制服を着て鏡で自分の姿を見てみると、これがまた似合わない。 そしてなにより、小学生の頃一緒に遊んでた男友達たちに「あぁ、やっぱりクニヒコは女子だもんな」こう思われるかもしれない、今までみたいに遊べなくなるかもしれない、それを考えたら少し憂鬱な気分になりました。 そんな心配とは裏腹に、制服が似合わないことを少し茶化しつつも、今まで通り扱ってくれる男友達や同級生に救われ、楽しい中学時代を過ごすことができました。 中学2年生の一年間だけ、父親の転勤の都合で中国の大連という街で過ごしましたが、日本と同様に

  • 幼少期 byクニヒコ

    皆さんこんにちは、クニヒコです。 今回は幼少期の話をしていきます。 恐らく多くのトランスジェンダー当事者が性違和を自覚するのが、幼少期から十代ぐらいの頃かと思います。 かくいう自分も、初めて性違和らしきものを自覚したのは、小学校入学時のランドセルの色問題でしょうか。 当時、赤と黒以外の色のランドセルがメジャーではなかった時代、祖母からそれはとても立派な牛革の真っ赤なランドセルをプレゼントされました。 泣くほどではなかったですが、黒がいいとゴネて周囲を困らせたと記憶しています。 そんな自分に父が一言「ヒーロー戦隊のリーダーだって赤だろ。だからこれでいいじゃん」と。 なるほど、確かにそっか!自分リーダーとおソロじゃん。 お気楽メンタル馬鹿はすでにこの頃から培われたいたものと思います。 あっさりと言いくるめられたクニヒコは、さながら戦隊ヒーローのリーダーの気分で小学校デビューを果たします。 しかしそれも束の間、3年生くらいの頃気付いてしまいます。 そんな訳あるかと… 大人はなんてズルいんだ…気付いてからの半年は、ランドセルを祖母に申し訳ないレベルで乱暴に扱い遂にランドセルを破壊、晴れてリュッ

  • 幼少期 byトランスニキ

    こんにちは、トランスニキです。 昨晩、僕が住んでいる街では突然大雨が降って運悪くびしょ濡れになってしまい、少しだけ憂鬱な気分になりました。 さて、今回は僕の幼少期についてお話していきます。 他の当事者と比べて、僕は比較的早い段階で性別違和を覚えたタイプだと思います。 幼い頃、親に連れられて出かけた時に、知らない人から「坊ちゃん」「僕ちゃん」と呼ばれて、親が「女の子なんですよ」と訂正しているのを聞いてモヤモヤしたのを、今でも憶えています。 きっと、その頃から性別へのこだわりが強かったんだと思います。 小学校に入学する際にも、トランスジェンダーの典型的なランドセルの色問題も経験しました。しかし、幼いながらに僕の心の中には常に一種の諦めがあり、全てを「しょうがない」で必死に消化していました。 これは完全に周囲の大人からの影響でした。 僕の家族は何かと問題があると、「しょうがない」という言葉を口にしていました。あくまで、ポジティブな意味で…です。しかし、子供の僕は悪い方向で影響を受けてしまったのです。 小学生ながら、女子扱いは相当苦痛でした。それでも「こうやって生まれてしまったから、しょうがな

  • はじめまして byクニヒコ

    皆さん初めましてクニヒコです。 トランスニキとはリア友の関係にあたり、今回こういった形で自分たちの事について記事を書いてみないかと誘われ今に至ります。 思い返せば、こうしたFTMとしての経験というか、経歴というか、、、人に伝える機会など殆どなかったので、治療を始めた当時の事など思い出しながら書いていこうと思っています。 まず初めに簡単な自己紹介を。 名前はクニヒコといいます。実際は全く別の名前ですが、身バレ等を避ける為こちらではこの名前を使っていきます。 年齢は20代後半で関東の地方都市で接客業をしています。 FTMとしての経歴ですが、2012年の多分3月ぐらい?からホルモン治療をしています。 だいたい月一くらいで近所の泌尿器科に行って打っています。 今まで打った本数とかはもはや覚えておりません。 多分2018年の5月頃だったと思いますが、ギャンブルで大勝ちしたので、それを期に都内の某クリニックで胸オペをしました。 そして所謂診断書というものは取得してません。 運がいいのかどうなのか、無くても意外と何とかなるもんです。 社会人になってからは男性として埋没しながら、色々な業種を経験してき

  • はじめまして byトランスニキ

    はじめまして、トランスニキです。 この度、FTM当事者やFTM当事者の家族や周りの人に向けたブログを始めることになりました。 きっかけとしては、僕自身がTwitter上で''トランスニキ''の名前で、FTMやトランスジェンダー、LGBTについて発信したところ、予想していた以上に反響があったからです。 近頃は当事者が発信する情報も増えて、供給過多なんじゃないかと思っていたのですが、案外まだ情報が足りていないんだと気づかされました。 そして、僕はFTMでありながらも恋愛対象が男性という''FTMゲイ''と呼ばれるセクシャルで、少数派の中でも更に少数派ということもあり情報も少ないのです。 だからこそ、このブログを通して同じFTM当事者の方や、FTMをパートナーにもつ方などなど、色々な方の役に立てたらいいな…と思っています! そんなことを言っておりますが、このブログを読んでいる皆さんの中には僕について知っている方は少ない、いや、多分いないと思うので軽く自己紹介を…。 僕、トランスニキは現在20代中盤のFTMゲイです。今年の上半期に開業届を出して、自営業で生計を立てています。 こうして改めて自己

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