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デザイナー羊男の毎日 https://hitsuji360.hatenablog.com/

羊男の私が毎日の暮らしの中で気づいたことをグラフィックデザイナーの目線で書きます。「話すように書く」が信条です。よろしくお願いします。

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2021/08/19

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  • スニーカー購入 ON

    久々に購入スイッチがONになつてね。 ここのところスニーカーを買う儀をブログに上げるのが定例になっているから、ま、今回も。 その名も「ON」。 スイスのブランドで、創業者がトライアスロンのアスリートという。足を痛めてそれでも楽しくウォーキングできる靴が欲しいから開発したそうな。ゴムホースチクワみたいに切ってを靴底に貼り付けて、今までにないクッション性を実現したとか。 このあたりのエピソードはネットに山ほど落ちているからご覧あれ。 私が購入したのは「クラウドサーファー」。 まさに「雲に乗る」ような感覚で、確かに今までのスニーカーとは違う。概念が変わるというと大袈裟か?その秘密がこのソールにあると…

  • ただの友達

    「ううん。彼ばただの友達だから」 そうか。「ただの友達」ってすごい褒め言葉だな。言われてみたいよ。

  • 運と縁と恩

    人が生きていくうえで、大事なものってなんだろう?いや、そんなこと考えてなかった。 ただ何となく言葉遊びをしててね。 うん、えん、おん。 前にも書いたけど、言葉は使い減りのしないオモチャなんだ、私にとって。歩きながら、電車の中で、お風呂でも。時と場所を選ばないしお金もかからないしね。 韻を踏んだ「うん、えん、おん」に漢字を当てたらあら不思議。なんだか意味深なんだ。 こうなると「あん」「いん」にも当てたくなろうってものだが、こういうのは無理したらダメなのよ。意味が薄まるからね。 ほら「かまわぬ」とか「IBM」の絵文字も無理してないでしょ。 運 いや、けっこう運に支配されてるよな私たち。 もちろん努…

  • どうでもいい話

    今電車に乗って座ったら、前に立ってしゃべってた大学生と思しき女子3人組。 「わたしメロンは好きだけど、メロン味のお菓子は好きじゃないんだよね」 どーでもいいわ。

  • 不思議な体験

    そうあれは本当に、今思い出しても信じられないような体験だった(ちょっと稲川淳二風に)。 「キツネにつままれる」とか「夢を見てるような」とか、そんな表現がピッタリくる。 原因がわかってもその不思議さはまだ自分の中に澱のように残ってて、ついぼんやり考えてしまうのね。そんなお話です。 東京駅の地下街にアロマという喫茶店があってさ。カフェっていうよりザ.喫茶店という趣。そこはモーニングサービスが充実してて結構人気なんだ。モーニングについては愛知県出身の私としては一過言あるのだが、それは長くなるから次回に譲ろう。 レトロカフェブームも手伝ってか混み合う店内。「前はここまでじゃなかったな」と思いつつ、空き…

  • お客様は神様です

    「お客様は神様です」とおっしゃっていたのは三波春夫だ。さすがに私もリアルタイムで聞いたわけではなく、ヒットした演歌歌手の伝説としてね。 まだ小学生だった自分は、「なんてへりくだった考え方なんだ」と思ったものだ。確かにこれほどの謙譲語はないだろう。「あなたの仰せの通りにいたします。文句ひとつ言いません」ってことだから。 最近では、少し違う解釈もあるのかななんて思ったり。業界が狭くてアレなんだけど、わたしの生業であるデザイナーなんて職業もそういう側面がけっこうある。 クライアントが「好きなようにやってよ」と言ってても額面通り受け取っちゃいけないよ。最終的な決定権はいつもお客様が握っていて、抗うこと…

  • イモトのWi-Fiとにしたんクリニック

    すごいなあ、西本社長。需要と供給こそがビジネスの根幹だということが実感としてわかる。 そう、わかっちゃいるんだが。なかなかね。 特筆すべきはそのタイミングと実行力か‥。 海外旅行で現地のWi-Fi使うの不安だなと思えば、空港で貸し出し。コロナで旅行者がいなくなったら、PCR検査で人びとの不安を払拭。そして今、またイモトのWi-Fiを復活させた。 これからにしたんはどうするんだろ?興味深いね。 西本社長の行動は、私たち庶民の潜在意識を映す鏡のようだ。

  • タイパ

    タイムパフォーマンスだってさ。ふーん、ま、けっこうなことで。 コスパもなんだか貧乏くさいと思ったけど、それ以上だな。時間の貧乏性というと言い過ぎ? でもそうだよね。じっくり取り組めば何かを得られるかもしれないのに、ちょっとかじって面白くなければボイですか。 音楽だって、アルバムなんか聴いていられない。「売れ線のシングルのサビだけ頂戴。あ、ギターソロ抜きでね」てなもんや。 いやちょっと待て。君が今聴いているのはなんだ?音楽だろう?音を楽しまなくちゃ。 損とか得意とか、貧乏臭くてイヤだわ、ホント。 前にも書いたけど、私がもっとも苦手としているのが「忙しそうな人」。忙しくしてることが「できる人」とい…

  • スキル

    CMは世間を映す鏡だなあ。いや、最近転職関係のテレビCM多いなと思って。それもエージェント系とかキャリアアップとか。 「えっ?こんなにいい条件で‥」 よし、いっちょ考えてみるか なんていかにも仕事できそうな顔で空をにらんだりしてね。 きゃーカッコいい。 オイラみたいにビジネススキルのない人間からすると「ひえー」って感じだよ。昔塾や予備校のCM見ておそれ慄いたのを思い出した。 みなさんどんなスキル持ってるのかな。まさか「エクセルできまーす」ってワケじゃあるまい。MBAとかプログラミングとかかな。でもさ、そんなにスキルって埋没してるんだろうか?そんなにスキルあるならなんで今の会社で活躍してないの?…

  • 高見え

    前に「悪目立ち」について書いたから、その逆も書こう。最近「高見え」って言うじゃないですか。主に女性が洋服を選ぶ時に発する言葉ですよ。 ん?ちょっと待った。どうして高く見えるといいんだ?「メリットは?」と思わず聞きたくなってさ。うるさくてゴメンね。 この話はけっこう深いような気がする。 社会の中で生きていく限りは人と関わり合っていかなくちゃならない。「どう見られているか」「どんな人に見られたいか」それがファッションの基本だということは前に書いた。 そして「高見え」。これは願望として「お金持ち」に分類されたがっているということなんだろう。裏を返せばコンプレックスなのかな。 ほんとのお金持ちはユニク…

  • 悪目立ち

    電車が遅れてる。先ほど急停車して、約15分の遅れ。「なんだよ。何のために早起きして出勤してるんだよ、JR」と朝から穏やかでない気持ちになる。その後のアナウンスで、どうやら線路に人が落ちたらしいと。 「そうなんだ。大丈夫だったかな」 こんな小さな事でイライラした自分にちょっと反省した。理由をアナウンスしてくれると、気持ちに折り合いがつくし、優しくもなれるもんだな。 JRだっていつも正確に運行してるのに、目立った遅延とかあると、ことさら文句言われたり。 いわゆる「悪目立ち」ってやつだ。 悪いものって目立つんだよ。困ったことに。 ちょっと前からZ世代という言葉が流行っていますね (詳しい説明は割愛)…

  • 広告のミスリード

    ユニクロといえばヒートテック、というほどすっかり看板商品になりました。なんでも10億枚突破したとか。 バリエーションもえらいことになってて、ヒートテック「極暖」シリーズ(エクストラウォーム)、ヒートテック「超極暖」シリーズ(ウルトラウォーム)、さらにこの後に「コットン」がついていたりで名前が長い長い。 私が今着用しているのは「普通の」ヒートテックというらしい。知らんがな。 「超」という言い回しが好きなアートディレクター佐藤可士和氏の関与があるのでは?というのは考えすぎか。 でもさ。正味な話、どう違うの?と。 ちょっとだけ調べたら、これヒートテックの技術が飛躍的に向上したワケではなさそうなんだな…

  • デジタルタトゥ 〜インターネットの匿名性?〜

    この間テレビのニュース番組でコメンテーターの口から出た言葉「デジタルタトゥ」。SNSの怖さとか啓蒙とか、そんな文脈でね。 「あ、確かにそうだな」と膝を打ったわけです。ニックネームで「内緒の話さ」というつもりで書いているこのブログだって、タトゥとして残ってしまう。 たまたま最近、連続強盗事件が起こっていて、警察がその気になれば簡単に足がついてしまうんだなあって。書いた後であわてて消したってダメさ。みんな残ってるんだよ。 イヤ別に萎縮しろって言ってる訳じゃない。思えばデジタルに限らず、あなたのそして私の一挙手一投足は世間に刻まれていく。 できれば、いいものを刻んでいけたらいいよねってお話。

  • いろんな人と話しがしたいな

    コロナ禍で人と話すことが特別なことになってしまった。自分とは違う (当たり前か)人格がそこにあり、考えがある。 昔、筑波大学出身の女の子と雑談しててさ。電車の席のことになったんだよね。 「端っこの席が人気なのはラクだからですよね」って。 そうだ、確かにもたれられるし、人に挟まれる窮屈感はない。 「でも、真ん中の席の方がドアが開いた時に寒くないんです。」 ああ。そういう考えもあるなあ。ちょっとバイアスかかってたかも。 頭のいい人ってそんな小さな事でも、違う角度で考えられるんだなあって。 いろんな人と話がしたいなあ。どうでもいい話の方がおもしろいのかもな。

  • サーカスは信頼でできている

    何が人を感動させるのか?これは私の永遠の課題かもしれません。一生かかってもわからないかもしれない。わかったつもりでいると、いつのまにか遠くに行ってしまう逃げ水のようなもの。このブログにしたって、言えないことはまだたくさんあります。まあ、それでもいくつかのことはやれたんじゃないかな?何事も「やる」というのは尊いことで、そこには神様のギフトがあるという経験則は間違っていません。単なる達成感だけではない。そこには「ひととのつながり」があるのです。サーカスの肝はなんだろうと考えたときに、「勇気」と答える人は多いでしょう。空中ブランコ、大道芸、熊の曲芸、猛獣使い。確かにそこにあるのは勇気に見える。でも本…

  • 価値観の逆転

    たとえば、ブランドものの財布って良いものだから値段が高いのですよね。とりあえずヴィトンやグッチでもイメージしてください。 造りがよかったり、材質がいいものつかってたり。そして心をグッとつかむデザイン、もっと言えば店舗のインテリアや店員さんのサービス、広告や販促イベント、ウェブサイトまで。 すべてが「これは良いモノです」というベクトルに向かっていることは、間違いありません。よく考えるとこれだけの労力とコストがかかっているのだから、もしかしたらそんなに高くないのかも‥とも思ってしまう。 で、ここからが本題なのだけれど。 いつのまにか、「良いモノだから高い」から「高いモノだから良い」になっているので…

  • そろそろ閉店します。

    本日は雨天なり。こんな天候にぴったりの話題、そうだな。 このブログも始めてちょうど1年を数えます。 よくもまあ毎日毎日、1年も続けたものです。 べつに書くことが嫌になったわけではありません。私の性格上どこかできりをつけようかなというのは思っていました。で、このタイミングなんです。 私、はてなブログPROの契約をしていたので(広告がなくてあれ?と思った方もみえたようです)その契約更新の時期がいいかなと。 ある程度ページビューが増えていたら更新しようかと少しは期待していましたが、これが驚くほど増えない。いまだに1日20満たない時もあるくらい。 まあ、役に立つ記事もないし、日記的なものは伸びないのは…

  • ファッションは少しずつ機能重視に

    通勤で東京駅を利用しています。いつものように京葉線ホームから東海道線に向かう途中、早朝でも人の流れに飲み込まれます。「あれ?」と思うのはファッションの変化ですね。 スーツが減っている これは前に新宿の街の時にも書きましたが、早朝の東京駅は出張組もいるはず。もう出張さえもカジュアルダウンなのかな。さらに見れば、少ないスーツの人も足下はスニーカーだったりします。そう、カジュアル化は靴→パンツ→シャツ→ジャケットの順で「下から」進んでいくのですね。まさにその変化の過程を私は見ているのかもしれません。 アパレル不遇の時代? 「紳士服」という古めかしいジャンルがあります。ちょっとオジさんっぽいけれど、1…

  • 祝 コンペ受注

    私事というか、自分の会社のことなのですが、久々にうれしかったので書きます。 デザインには競合コンペというものがあります。 なかなか傲慢なシステムなのですが、お客様が数社の業者を指名してデザインを作らせるワケですね。「よかったら作っていいよ」と。 前にも書いたけどコンペには私、懐疑的なんです。絶対いい関係は築けないし、デザインは単発で「勝つもの」となります。本当にクライアントのことを思って制作するモチベーションではないですねこれは。 ヒドイ時には参加費用も出ないし、落ちたら「はいさようなら」です。ちょっとバカにしていないか?とは思いますが、案件受注したい営業のために嫌な顔ひとつせずに(いやするか…

  • 許せるようになる50代

    私も昔に比べれば多少は丸くなったと思います。 逆に頑固になる人も多いとか。それもわかるなあ。 経験をたくさん積んでくると、背負ってきたものの重みを周りに言いたくなるのでしょうね。その点、私はそれほど重厚な人生を送ってきていないので身軽なのかもしれません。「許せる」ようになったこともいくつかありますよ。 その中でも、取るに足らない例をあげようかな。個人的にそういう軽いものが好きだから。 まずは何もつけずに 外食に言った時に、メニューとかに書いてある「まずは何もつけずに召し上がってください」の一文。「うるさいよなあ。好きなように食わせてくれよ」と思っていたけれど、今は許せる。いや、その通りにします…

  • 禁酒2カ月で思うこと

    正確に言うと2か月ちょっとですね。 まさか私がお酒を断つとはと、自分で驚いているくらいなんです。 きっかけは、成人病検診(4月末)の結果をよくするための追い込み。夏休みの宿題よろしく、最後のがんばりを見せた感じです。 それが1か月間だったのですが結果は「C判定」。「再検査を要する」というやつです。でも毎年駆け込み1週間だったのを1か月に変えたことで、数値はかなり良くなっていました。 「うん、せっかくだからもう少し続けてみよう」 そう、お得意のせっかくパワーですね。あと、お酒が体に与える悪影響をよく目にするようになったのも…。これもお酒と体についての興味が出てきたからだと思います。 ここまで読ん…

  • TSDO展に行ってきました ~佐藤卓のデザイン~

    佐藤卓 私にとって、スターであり、師であり、いつも気になっている人。 ちょっと語弊があるな。 スターといってもどこか身近に感じられるし、すごく尖っているわけでもない。デザインはフラットで生活の中に溶け込みながらも、良質で深遠な考え方やクオリティを提供し続けるクリエイターです。 師といっても実際にお目にかかったことさえないし、ホント雲の上の人。でもデビューから鮮烈な印象があって、いつも追っかけているうちに私の先生のような存在になっていました。 いつも気になっている人。これは掛け値なしにそうですね。そして最も重要なことかもしれません。モチベーションを落とすことなくいつも新鮮な驚きを与えてくれる。2…

  • 自然界にない色

    今、東京駅です。 東海道線のホームからは、東北新幹線がよく見えます。これは「こまち」じゃなくて「はやぶさ」かな?詳しくは鉄道オタクのみなさまに預けるとして、気になったのはこの色なんです。 ちなみに今朝6時半なのですが、文字通り「目の覚めるような」眩しいピンク。 この色ってあまり自然界では見ない色なんですよね。 「ピンクのお花があるじゃない?」 いえいえ、このマゼンタ100%はどこのお花畑で探してもないかと。 だからこそ、私がデザインするときには「パッと目立たせたい場面」で使うようにしています。非現実感を演出するのにはいい色なんです。ちょっと最近頻度が増えてきて、「いかんなあ」と思っていますが。…

  • なんてことないデザインVol.1 ~アレッシィの掛け時計~

    前に書いた記事で、わりと気に入ってるものがあります。 hitsuji360.hatenablog.com ここに書いた「アノニマスデザイン」は、気づきにくいけれど私たちの生活のいろんなところに溶け込んでいます。そりゃそうだ。そういう性格のデザインですからね。 私はそんな控えめで遠慮深い「モノ」たちが大好きなのです。 というわけで、「なんてことないデザイン」というカテゴリーを作りました。 私が買ったものや街でみつけたものを取り交ぜて、簡単な解説と私の思いを書いていきますね。 アレッシィの掛け時計 第一弾はこれ。わが家のリビングルームにあります。 ほんとに存在を忘れてしまうくらいの「なんてことなさ…

  • 犬の能力

    ここのところ言い訳っぽい記事が多いと自覚しながら書いています。 ちょっと仕事が忙しくなってきましたので、ショートな感じで(ヘアスタイルか)まとめていきたいなと。 さて、私犬の能力ってすごいなと思っています。 盲導犬、介助犬は言うに及ばず、牧羊犬、警察犬、麻薬探知犬、セラピードッグ…。 いや普通にお手お座りだけでも、人の言うことをある程度理解して従う動物なんて他にいないんじゃないかな?ま、いることはいるけどなんか次元が違う気がします。 そして、その能力がどれも「人間では及ばない」ものなんですよね。 もっとリスペクトされるべきだな、犬。 で、その能力の根底にあるのが「従順である」ということ。 だっ…

  • 日曜日のブログ ギターソロを飛ばす人

    えー、これから土日のブログはちょっと手を抜こうかなと思っています。 いや、手を抜くとは人聞きが悪い。「気軽に読める」軽い読み物にしたいなと思いまして。 いつも同じテンションで続けていくのは、書くのも読むのもしんどいのじゃないでしょうか? あと、基本土日はパソコンに向かっていないし、向かいたくもないのでスマートフォンによる入力を是とします。そうすると自然と難しい内容は打てないんですよね。 あとまとまった量も難しい。ちなみにこの記事はパソコンで打っていますが。 まあそもそも言うほどたいそうな記事は書いていないので、こんなに予防線を張るのも「なんだかなあ」とは思います。 なんにせよ、そういう感じでし…

  • 長生きすれば傷多し

    長生きすれば傷多し、でも早死によりはマシかもしれません。 昨日の記事はちょっと生々しい感じで心がざわついたりしたのですが、後で読み返しておもしろいのは、こういう「傷」のあるものなんだなあ。当たり障りのないものはかんたに書けるけれど、あんまり面白くないのであります。 だからといって、毎日傷を負っていたら、体がもちません。絆創膏いくつあればいいの?って感じ。ま、絆創膏で済むくらいの傷なら良しとしましょ。 では、世に言う「おもしろい小説やエッセイ」って書いた人はなかなかの重症なんじゃなかろうか?他人事ながら心配です。 ま、何に付けプロってすごいよなあ。 そして身を削ってこそのプロとも言えそうです。デ…

  • 今日は書きたいことを書く

    何かを吐露することは、それだけでたぶんストレスの発散になるのではないかなと思います。日記の効用もそういうものが多くを占めているような気がするしね。 「人に読まれない」のが日記の特徴ではあるけれど、本当にそういうものが存在するのかちょっと疑問ではあります。どこかで「誰かに読んでほしい」と思っていないと文章って書けないのじゃないでしょうか。 毎日更新しているこのブログも、やっぱり不特定の誰かに向けて書いています。いつもはネタどうしようかとか汲々としているのですが今日は何もない、ただ自分の感じていることを書いてみようかなと。これは不特定の誰かだからこその所業ではありますね。 承認欲求の強い人 ここ数…

  • スローなブギにしてくれ

    このタイトルを見て…。 小説を思い浮かべた人、映画を思い浮かべた人、音楽を思い浮かべた人。 あなたはどれですか?それともどれも当てはまらない? だとしたらちょっと寂しいな。 スローなブギにしてくれ (角川文庫) 作者:片岡 義男 KADOKAWA Amazon スローなブギにしてくれ 角川映画 THE BEST [DVD] 浅野温子 Amazon スローなブギにしてくれ (I want you) Sony Music Direct(Japan)Inc. Amazon 私、小説も映画も観ていません。でも姉が初めて買ったシングルレコードがこの「スローなブギにしてくれ」だったのが印象的なんです。 ど…

  • アイデアって何でしょうね? ~再録~

    どんな仕事でも、アイデアは大事なんでしょうね。たとえば老舗の寿司屋さんでも、ずっと同じことをやっているワケじゃない。いや、もしかしたら永年続く伝統の暖簾よりもアイデアのほうが大事というかもしれません。そんなアイデアのお話を…。デザイナーというと、いつも新しいアイデアを出すのに苦労しているイメージがあるかもしれません。デザイナーに限らず、アイデアというものがどんな業種でも「出さなきゃいけないもの」と思われがちなのも事実です。会議で「ジャストアイデアですが…」とか言って話を切り出すと、「むむっ、お主できるな」という感じが出せます。でもね。ほんっとうにできる人はわざわざアイデアなんか出さないんです、…

  • ジャニーズとお笑いの相性

    いつからだろう?ジャニーズのアイドルが「お笑い」に足を踏み入れたのは。 私の記憶が確かなら、たぶんその先駆けは「SMAP×SMAP]だと思います。 当時そりゃ話題になったもの。私と同世代のすでに中年の域に入ったオジサンも、「スマスマ」見た?なんて訳知り顔で話していた記憶があるなあ。 私個人としてはまったく面白いとは思いませんでした。特に彼らのコントと呼ばれるものに、モヤモヤした違和感を感じていたのだと。 アイドルがどれだけ奇抜なメイクをしても、おどけた行動をしたって、その下には「かっこいい」というベースがある。なんだか予定調和なんですよね。「痛み」がない。 まあ、当時は画期的だったことは認めま…

  • 呼び方について

    これはたぶん個人的なこだわりじゃないかって思うのです。 抵抗のある呼び方があって、例えば「作業」という言葉を使いたくない、使われたくない時期がありました。 それは仕事について3年くらい目かなあ。それなりに一通りは仕事を覚えて、自分の力でデザインできるようになったころのお話。 なんだか肩に力が入っていて、「デザインでこの会社を、いやクライアントの会社を良くしてやるぜ」と息巻いていました。といってもそんなに実力がともなっていたワケではないので、自分というよりも「デザイン」に過度な期待を持っていたのです。若かりし自分よ、なつかしいなあ。そんな自分は実は嫌いじゃないよ。 そんな時代に、自分のやっている…

  • 望んだ未来

    この記事は、「同じようなことを書いたなあ」という記憶があったので、探してみたらやっぱりありました。でも表現のしかたが違うとけっこうニュアンスって変わるものですね。中島らもさんが自虐的に「同じネタ、違う出版社で使いまわす事件」を面白おかしく書いていましたが、まあそれも一つの芸にしてしまうたくましさが欲しいところです。さて。 昨日のことです。 私は電車の中でスマホを見ていました。 ふと顔を上げると他の乗客全員が自分のスマホを見ています。私はあわててスマホをカバンにしまいました。「俺は違うぞ」ということなのか?自分の行動に訝しくなった昼下がりの出来事です。なんだろうこのバランス感覚。 誰も私の行動な…

  • ホンダステップワゴン3ナンバー化について

    「子供と一緒にどこ行こう」 これは初代ステップワゴンのキャッチコピーです。まさにホンダステップワゴンの性格を言い得ていますよね。まだ子供の小さなお父さんが、家族をどこかに連れていくためのクルマ。すごく明確なコンセプトです。 そこにはエンジンの性能や装備の高級感や「自分を大きく見せる」要素はまったくありません。ビートルズのオブレディ・オブラダに乗せて、子供が夢見るような世界が展開されるテレビCMはいまだに記憶に残っています。 アートディレクターの佐藤可士和の出世作でもありますが、これは顧客の価値にフォーカスした好例でしょうね。 そんな庶民の味方、ステップワゴンも6代目になりました。 デザインはす…

  • 究極のマーケティング ~価値と価格のバランス~

    今、唐突に思いつきました。 いや、ずっと頭のどこかで考え続けていたことが突然実を結ぶことってありますよね。 マーケティングについては仕事の性質上当然のごとく考えますし、いろんな法則やツール、参考書籍なんか山ほどあるのです。 その目的はたった一つ。 「どうやったら人はモノを買うか」 それだけなんです。 で、私の仮説として出した答えがこれです。 「価値と価格のバランス」 結局のところ、最終的な決定はここでおこなわれています。 クオリティ、デザイン、安全性、利便性、先進性…。どれも大事だし、答えとして間違いじゃありません。ただ、その優位点を「価値」として昇華していますか?ということなんですね。 言い…

  • 日本語っておもしろいなあ ~日本語ツンデレ言葉~

    あらためて日本語が好きです。 国語学者の金田一秀穂のラジオを拝聴して影響を受けたかもしれません。 まあそれ以前から「日本語の文章を読む」のは私のライフワークであり、楽しみでもありました。といっても日本語以外は全然おぼつかないので、他国の言語と比べて云々ということは言えないのですが。 よく日本語は難しいという話を耳にします。漢字、ひらがな、カタカナが混在するし、アルファベットの26文字に比べてひらがなは50文字あります。表現だって、同じことを言うのにものすごい数の言い回しがある。ただこのあたりを深掘りしいくとキリがないし、先に言ったように他の言語のことはあまり知らないので書かないほうが身の為かな…

  • 金田一秀穂先生の温かいことば

    すみません。記事の掲載順序を間違えてしまいました。もし、お時間ありましたらこれを読んだ後に昨日のをお読みいただきたく。 あなたに質問、「金田一」といえば? 「少年の事件簿」という元気な声が聞こえてきそうです。うん、間違いじゃないよ。 ちょっとご年配の方なら「耕助シリーズ」かな?それもイイネ。 あと一つ、忘れちゃいけないのが「金田一秀穂」です。 辞書編纂で「金田一」といえば「京助」「春彦」「秀穂」と3代にわたっての文字エリートなんです。お宅の辞書の表紙にもどれかの名前が入っていませんか? そんな言葉のプロ。それも3代に渡っての超名門な方なので、勝手に神格化して「大先生」とお呼びしたくなるのです。…

  • 金田一秀穂先生についてもう一度

    先日の記事で金田一秀穂先生のラジオ放送について書きました。 なんだかその後もこの国語学者先生が気になっていて、時間のある時に調べていたのです。代々続く国語研究の大家に生まれてその道を継いだことは知っていましたが、その人となりの背景がわかりました。 小さい頃から老成しているといわれて、“諦める、努力しない”が僕の信条と語る金田一先生。 ネフローゼ症候群という病気で小学校時代に長期の入院をして、同じ症状の患者さんが何人も死んでいく。それは努力しないから亡くなるのではないのです。 がんばっても本人の力ではどうしようもない。少し良くなっても次の日にはまた悪くなる…。 「努力は何の役にも立たない。無駄だ…

  • ほぼ日の素因数分解 ~原寸大動物園~

    文字通りほぼ毎日のように、「ほぼ日」を見ています。 ビジネスとしていろんな賞を受賞していたり、世間の評価が高く株式上場も果たしていることから、私のようなチンピラが正当な評価ができるわけもありません。だから極力控えめにその魅力を考えて書いてみたいと思います。 すごくフラットでリベラルで、老若男女誰もが楽しめるコンテンツをコンスタントに出し続けることは本当にすごいこと。ただし、そこには何か一つの「クセ」というか「味わい」といおうか、ま、とにかくそういった独特の考え方があることは確かなのです。 それは、ほぼ日ファンと言われる人がほぼ一定のトーン(特性)を持っていることからもわかる。 その要因は、ズバ…

  • 人はリスクを嫌うもの 黒ひげとワニ (再録)

    いつぞやに書いた記事を再度掲載いたします。 それほど気に入っている記事というワケではありませんが、な~んとなく日曜日にあくびでもしながら読むのにいいかなと思いまして。 黒ひげ危機一発 よくばりパーティー タカラトミー(TAKARA TOMY) Amazon これ、知ってます? オモチャなんですが、ゲーム要素が強い「黒ひげ危機一髪」です。私が子供の頃からありますが、今でもほとんど形を変えずにあるのですね。似たようなので「いたいワニ」というのもあります。ルールはまったく同じ。 XMLMRY 痛いワニ 特大 ワニワニパニックおもちゃ 口歯咬合 危機一発ゲーム 電池不要 忘年会・クリスマス・新年・パー…

  • コース料理とコンサート

    コース料理なんて滅多に食べられないものでしたが、外食感が得られることから最近増えているかも。まあその分リーズナブルな外食を控えるようになりましたね。 だからプラマイゼロ(むしろマイ)でいいんです。 特別な食事にお金を払ったほうが意味があるということですか。コロナでお金の使い方も考えるようになったなあ。 コースと言ってもせいぜいランチなので、平均すると3,000円くらいかな。 二人で6,000円。おっと、けっこうな出費ではありますが「今まで節約したから」という自分へのご褒美にちょうどいいのかもしれません。なにか「いいこと」がないと日々の生活がつらくていけない。 で、先日は自由が丘でカジュアルフレ…

  • 叱ること、教えること

    長年同じ職場で働いているとそれなりに「人に教える立場」になります。 それは一般的な会社もそうだし、コンビニやファミレスのアルバイトでもそうかもしれない。私はデザインというちょっと特殊な仕事に就いているつもりでいましたが、どんな仕事でも「教える」というのはややこしいものだと思います。 教え方といえばよく「叱る」と「怒る」の違いについて言われますね。 「叱る」は相手のことを成長を思って注意やアドバイスすること 「怒る」は自分の感情にまかせて相手を叱責すること 子供の教育でもよく言われることですが、実際にはそんなにスパッと割り切れるものじゃありません。人間だもの、感情だってあるしすべて理想的にはいき…

  • 「山路問題」について ~サンプル文字の怖い世界~

    山路を登りながら、こう考えた。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。情に棹させば流される。 夏目漱石の「草枕」の一節ですが、これがいわゆる「サンプル文字」として使われているのですね。どういうことか? まだ文章が固まっていないけれど、デザインのイメージ制作だけ先に進めたいときに「とりあえず」の文章を入れておくのです。こんな感じにね。 「○○○○」とか「××××」というやりかたもありますが、イメージがうまく伝わりません。そこで草枕登場というワケなのです。 この機能はAdobeイラストレータ(2017以降)に最初か…

  • つまらないものですが… ~その2~

    「つまらないものですが」でもう1話。 先日、娘の結婚式の「顔合わせ」というのがありまして。 新郎新婦の両親どうしが顔を合わせるという文字通りの「顔合わせ」。当人同士はすっかり仲良しですが、その親は「いったいどんなおうちの方なんだろう?」という興味がある。というか気になっちゃう感じですよね。そんなこんなを解消して「ま、いい関係になりましょう」という行事なんです。で、いきなり見ず知らずのお父さまお母さまと対面することになります。 結婚というのは(他人事みたいだけど)どこか奇妙なものだと思います。 娘はネットで「顔合わせ」の段取りやアイテムについて調べていました。 それをもとに新郎くんと入念な打ち合…

  • つまらないものですが… ~その1~

    例えば、どこかに遊びに行って同僚にお菓子なんかのお土産を買ってきたとします。 渡すときなんて言いますか? 「お口に合うかわかりませんが…」 「たいしたものじゃなくて悪いけど…」 とかかな?それとも 「イヤー、楽しかったですよ。ちょっと渋滞に巻き込まれたけど」 といった旅行の感想かな。 日本人はこういうとき全般的に謙虚なんだと思います。 そこまで卑下しているわけじゃないけど、ことさらアピールもしない。奥ゆかしいですね。もし本当に口に合わなかったときに困らせない配慮もあるかもしれません。 私はこういうとき(なぜか)けっこう厚かましいので、 「これ、すごく美味しいからさ」 などと言いながら渡すことが…

  • Amazonの表示を日本語に戻したいときの対処法

    Amazonの表示が英語になっちゃったよ。こんな感じに… 「よし、この際だから英語をマスターしてバイリンガルになっちゃうぜ」 という前向きすぎるあなた 以外のあなたへ…。 困った困った、こまどり姉妹というあなたへ。 対処法を伝授しましょう。 まあこういうのって、ググればいくらでも(タラちゃんでも)方法が見つかるものですが、意外と決め手になるのがなかったりするのです。といってもこれがホントに決定打になるかは正直わかりませんので、だまされたと思って試してみてくださいな。 (ちなみにこうなる原因はわかりません。) ではレッツラゴー! ①ピンク線で囲んだところをタップしてください。 するとこの画面にな…

  • ゆでたまごをきれいにむく方法

    テレビでは毎日のように100均ネタやっています。コストコが終わると100均、そして無印良品の繰り返しで、「これね、知ってる」というものが増えてきました。 ひな壇のタレントさんだって絶対知ってると思うけどクイズではうまくはずすし、いかにも今知りましたって感じで「へーっ。これは欲しいな」ってなもんです。 そりゃそうか。 でも、本当に「これ便利だなあ」というのが意外に登場しないのも不思議な話でして。 ワタクシの最近のヒット商品をご紹介したい。 ところでゆでたまごをむくときに、新しい卵ってうまくむけずにイライラしたことないですか?茹でるときに塩を入れたり、茹でてからバリバリに割ったり…。どれも抜本的な…

  • 創作料理あるある

    創作料理と銘打っているお店で、おいしいものを食べた記憶がありません。 食べたあとに「あ、これ創作っぽいな」というのなら美味しいお店はありますね。KIHACHIとか。 料理ってそんなに思いつきで「美味しいもの」はできないと思うのですよ。どんなものでもある程度の定着期間は要るし、新しくできた料理でいきなり「おいしい!」というのもなんかおかしいでしょう?そういう意味では料理にも社会性が必要だとどこかのブログで読みました。うん、確かにそうだな。 あと今までに何万通りという料理が作られてきたことを考えると、美味しいと言われる組み合わせはその歴史が証明しているともいえそうです。数年シェフをやった人が思いつ…

  • デザイナーの職業病 「こだわり」の話

    ドライフラワーに関しての発言はけっこうインパクトあったなあと。 驚きましたかね、これ読んでる普通の方は。 読み返してみて、自分でもちょっと異常なくらいに「美観」や「物事のありかた」にこだわりを持っていることに驚いています。 あと、「意味のないもの」や「矛盾しているもの」に対しても厳しい目で見ている気がする。あ、受け入れないということではありません。 そうなんです。自覚はあるのです。ただデザイナーみんながそういうわけではありませんので誤解なきよう。 ですから、街を歩いていてもいろんなものが気になります。 ・このポスターはなぜこのフォントを使っているのか? ・なぜここまでインテリアにこだわったカフ…

  • 禁酒1か月で得られたこと

    毎年、成人病検診していますか? サラリーマンなら社会保険庁からのお達しにより、受けていることと思います。 私もご多分に漏れず毎年4~6月くらいに健診に足を運びますし、仕事でも健診関係のクライアントを手掛けることから興味もあります。 もちろん、自分の身体なのでその結果についてもね。 夏休みの宿題よろしくギリギリのギリで悪い数値を改善するため奮闘するワタクシですが、私の場合はいつも決まって悪いのは「コレステロール」。 ご存知の方も多いでしょうが、すべてのコレステロールが悪いというわけではありません。コレステロールは細菌に対する抵抗力を高めたり肌や紙に潤いを与えるっ重要な役割も持っています。(中性脂…

  • ドライフラワーがどうしても許せない ~朽ちない花の暴力~

    初めに言っておきます。 「ドライフラワーが嫌いです」 いつになく語気の強い感じにちょっと引いた方もみえるかもしれません。 ちょっと前に流行った歌のことではありませんが、この単語が出てくるだけで嫌悪感を感じるくらいに嫌いなのです。 ドライフラワーには、それに類するブリザーブドフラワーなども含まれます。要するに「朽ちない花」。造花もそうなんですが、まだ「私はフィギュアですよ」という控えめさがあるぶん我慢できるのかな。まあ積極的に飾ろうとは思いませんが。 「花は散るからこそ美しい」なんて言うとそれこそ昔の歌みたいですね(一世風靡SEPIAって知ってます?)。私が言いたいのは散るから美しいというよりも…

  • 憲法記念日 ~花はどこへ行った~

    野に咲く花はどこへ行った 遠い昔の物語 野に咲く花は少女の胸に そっと優しく抱かれていた かわいい少女はどこへ行った 遠い昔の物語 かわいい少女は大人になって恋をして ある若者に抱かれていた その若者はどこへ行った 遠い昔の物語 その若者は兵隊にとられて 戦場の炎に抱かれてしまった その若者はどうなった その戦場でどうなった その若者は死んでしまった 小さなお墓に埋められた 小さなお墓はどうなった 長い月日が流れた お墓の周りに花が咲いて そっとやさしく抱かれていた その咲く花はどこへ行った 遠い昔の物語 その咲く花は少女の胸に そっとやさしく抱かれていた 野に咲く花はどこへ行った 遠い昔の物…

  • 記憶力とサービス精神 その2

    コロナワクチン3回目の報告です。 副反応まったくなしの無反応。あ、七五調になってる。 熱も出なければだるさもまったくなしで、家族も私に対して無反応ということにあいなりました。まあ、苦しくないのが何よりじゃないですか。いいんですよ、これで。 で、そうだ昨日の続きだ。昨日のはこれを読んでくださいね。 hitsuji360.hatenablog.com 記憶力とサービス精神 その2 要するに女性の得意分野として記憶力が欠かせないファクターであるということです。 対して、男性の得意分野(と言っていいのか迷いますが)はサービス精神と密接に関係していそうだよと。 ほとんどが自分の経験とそれに基づく仮説なの…

  • 記憶力とサービス精神 その1

    ここのところ下書きが増えています。ちょっと思いついたときに、スマホを出してブログ画面のタイトルだけちゃっちゃと書いちゃう。そんなのが増えてくると、それをきちんとした文章にするのが億劫になるのですね。基本怠け者ですから。 んで、とりあえずそこから「これは今書いてみたいな」というものを選ぶことになります。これは単純に軽い話題ならいいかというとそうでもない。その時の気分なんですよねえ。 記憶力とサービス精神 このタイトル、そのときの私が何を言おうとしたか一瞬わかりませんでした。ま、そういうタイトルが多いのですが。 よーく考えて、思い出して…。 そうだ、女性と男性の得意分野のお話だ。 女性って記憶力い…

  • さあ、連休が始まりました

    10連休ってハンパなく長い。A Long Vacationです。 hitsuji360.hatenablog.com ちょっと組織変更がありまして所属が本社(工場)になったせいで、カレンダーも印刷機の稼働に合わせることになりました。 働くのは営業と一緒なので不自由極まりないのですが(営業さんにもご不便おかけします)、企業の杓子定規な部分が垣間見えますね。 んなワケでして、持て余すくらいの連休初日であります。 何をしようかな~と考えることもなく、前から予約していたコロナワクチン接種第三回目に出かけて午前中が終わりました。 今日の看護師さんは注射がめっちゃうまくて、「え?ホントに刺したの」というく…

  • 会社を辞めたY君のはなし(再録)

    テレワークがメインになってくると「会社って何なんだろう」という素朴で根源的な疑問が湧いてきます。コミュニケーションは人との関係を円滑にするためのものですが、それが仕事のためだけではなかったことがなんとなくわかってきました。 家族や友達にはない、仕事仲間やパートナーとの関係性は私の好みだったようです。 そんな気持ちもあって、過去に書いた記事を再録します。 Y君は私の息子くらいの年齢で、入社時も私が面接しました。 とらえどころのない宇宙人みたいな面と、すごく常識人の面、両方を持ち合わせていてそれが彼の中で矛盾なく同居していました。 面接の前に、彼が面接シートに記載したブログを見て、「なぜ、これを面…

  • 買い物に求めるストーリー ~マツコ&有吉かりそめ天国を観ていて~

    先日テレビ(マツコ&有吉 かりそめ天国)を観ていて、有吉弘行のひと言に「ああ、そうだな」と膝を打ちました。 余談ですが、どうも最近の有吉はとがった部分を完全に封印していますね。テレビ局の方針なのかスポンサーの意向なのかわかりません。本人が「もうこういうのはいいかな」と思ったかもしれないし。今は「普通の人の感覚をわかってる芸能人」として、「こんなこと思わないですか?」という論調が多い。 まあコンプライアンスとかあるだろうし炎上も怖いし、しかたない部分もあるのでしょう。でもちょっと地味な印象を受けますね。ま、いいか。 買い物にストーリーを求める男 有吉「買い物するときにさ、男ってストーリーを求める…

  • さて、コーヒーでも淹れましょう

    在宅ワークのお供と言えばコーヒーでしょう。 「コーヒーを淹れる」という行為が癒しの時間になるとは、思ってもみなかったです。 最初はドリップバックですませていましたが、今や断然手で淹れるタイプの虜です。 コーヒーメーカーはメルカリで売ってしまいましたので。 でもね。一人で飲むのならコーヒーメーカーって必要ないのですよ。 コーヒーメーカーのしくみって結局のところ 「お湯を上から少しづつ落とす」 というだけなんです。このために用意したり洗ったりするくらいなら自分でやりますよ。いや、むしろやらせてください。仕事にも疲れたし…。 あ、やっぱり現実逃避なんだ。そうさ、昔受験勉強しているときだって意味なく鉛…

  • 書評「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子著

    昨日の続きです。 というワケで、電車読書用に何冊か本屋もしくはアマゾンで購入しています。 最近おもしろいなと思った1冊が田辺聖子さんの「嫌妻権」。これもまたいつか、書評を書くと思います。 実は幼少のころから田辺聖子さんのエッセイは読んでいました。 母親がファンで、源氏物語や小倉百人一首の愛蔵版を寝る前に読むことを日課にしていました。エッセイも新刊が出ると買っていたので、私はとっつきやすいエッセイのほうをつまみ食いする感覚で読んでいたのです。 たぶんこれが私の初エッセイなんじゃないかな。「こんなおもしろい種類の本があるんだなあ」と、けっこうなカルチャーショックだったし影響を受けました(今でも)。…

  • きれいな文章の作家さんが好きです。

    電車の中の時間、どうしていますか?という内容の記事を以前に書きましたね。 hitsuji360.hatenablog.com hitsuji360.hatenablog.com っていいますか、電車ネタ多いなあ。あらためて「電車」で検索したらかなり出てきました。ネタの宝庫ともいえるし、それだけ多くの時間を過ごしているともいえる。 で、今日はその時間つぶし(あんまりな言い方)の代表選手である読書についてちょっと続けて書いていこうと思います。 本を読むのに一番適しているのが電車です。適度な雑音や椅子の座り心地、移動しているあの感覚…。これ以上はないですね。家なんかだと途中で用事を思い出したりしてこ…

  • サラリーマン風 隣の芝生は青く見える(再録)

    本日は約1年前に書いた記事のリライトです。 1年前の俺よ、なかなかおもしろいこと言ってるね。もう1年近く経つのかあ。 初心にかえるのも大事だなと、思いました。 ではどうぞ。 タイトルのことわざをサラリーマン風にしたらどうなるか?思いついてしまったのでここに記します。ぜひお読みください。(途中で出てきますよ) 私が今の会社に入って1年くらい経った頃、同期と顔を合わせると「いつ辞めようかな」と言うのが挨拶みたいになっていました。 「俺が本気出せばすごいんだ。こんな会社じゃもったいないぜ」という幻想にとらわれている頃です。 思えば、あの頃に「俺はこの会社でがんばって社長になる」と言っていた同期は今、…

  • クルマの思い出

    家の近所にちょっと面白いクルマやさん(たぶん中古車販売)がありまして。 いつも私好みのクルマが数台置いてあるのです。 昔、私が乗っていたスプリンターAE86、往年の名車いすゞ117クーペ、あまり見たことのないBMWの最近のモデルだとか、新旧とりまぜて私を喜ばせています(そのつもりはないのですがね)。ポルシェやマセラティ、フェラーリなんかも時々は顔を見せますので防犯の為か近年、丈夫なゲートを設けていました。 でも、私のツボはやっぱり旧車かなあ。今のクルマもかっこいいけれど、昔のクルマってなんか「作ってる人の夢」が感じられるのですね。 で、ここ数週間置いてあって気になってるのがこちらなんです。 こ…

  • 健康食品の経験

    今日ここに書くのは、私の健康食品の体験談ではありません。 青汁もグルコサミンもとりあえずまだ飲んでいませんし。 興味はあります。健食のよいところは医薬品ではないので、リスクが少ないところかなあ。逆に言えば効き目が保証されていないのですね。 「健康効果が期待される」という言い回し、最近よく聞きませんか? 二重にも三重にも薬事法からのツッコミを回避している言い回しです。なんたって、「効果」が「期待」「される」のですから。主体的な要素を極力なくしてる。 それでも市民権を得てきました、健康食品。 理由としては、やはり需要が増えたことが大きいのでしょう。 「病気になってから薬を飲む」という考え方から、「…

  • 秋元康の詩に学んだこと

    最近、秋元康先生のテレビ出演が多くなってないですか? 前にラジオの番組を持った話を書いたけど、 hitsuji360.hatenablog.com そこから堰を切ったように露出が増えた感じです。ただテレビでの秋元氏はラジオとは違ってもう少し実利的な「人に響く作詞法」を説く役割が与えられています。 ラジオよりもテレビのほうが「わかりやすさ」を求められるメディアだということがよくわかる。まあ、これはこれで面白いからいいのです。裏方の人の話ってあまりテレビ的じゃないけれど、私はすごく好きなんですよね。 で、彼の作詞の作法がまた面白いのです。比較として同じベテラン作詞家の「松本隆」が出てくるのですが、…

  • 日清紡のCM CGだとちょっとガッカリ?

    最初に言っておきますが、そんなに嫌いじゃありません。むしろ好きなほうですね。 www.youtube.com 日清紡〜♪ 名前は知らないけど〜 日清紡〜♪ 何をしてるかは知らない そうだな。 たぶん紡績関係なことは察しがつくけれど、最近は多角化が進んでいるだろうからいろんな分野で活躍していることでしょう。 私たちの暮らしにも恩恵があるのは確かでしょうが、具体的には「知らない〜♪」 まあ、今から日清紡に電話して聞くのも迷惑だし「ネットで調べてね」といったところですか。 そもそもが個人向けの商売はやっていない、こういう会社のブランド広告って何のためにやっているのでしょうね。 ミラバケッソのクラレと…

  • 「大きさ」というファクターを見逃さないように

    物事をすべて「情報」ととらえると、大事な何かを見逃してしまいそうになります。 私がデザイン制作でもっともよく使うソフトはアドビ・イラストレーターなのですが、大きな特徴として「どれだけ拡大してもデータの精度が落ちない」ということがいえる。極端な話、カードサイズでも畳一畳分でも遜色なく出力できます。 ややもすると、カードと看板を=(イコール)で結んでしまいそうになりますが、それは机上の空論ならぬ、PC上の空論に過ぎません。データはあくまでもデータであって、出力すればそこには現実の「モノ」が現れることになるからです。 ちょっと喩えがわかりにくいですね。 例えば映画はどうでしょう? これだけネットフリ…

  • 新しいフォントを作りました。

    IT関連のタイトルや見出しに使えるもので、文字っぽくないものが欲しいなあと思っていまして、なければ作ろうということでこしらえました。 ドット文字自体はすごく種類が出回っているのですが、案外使いやすいものがなかったり。 うん。やっぱり作ろう。 けっこうカワイイでしょう。 昔のファミコンの文字ってこんなんじゃなかったっけ? 5×5のマスを埋めて作っているのがミソなんです。 いろいろ試したのですがこれが一番バランスがとりやすく、かつ文字っぽくない。そこそこ読みやすいし。 参考までに 横3×縦4だとこんな感じ これでもかわいいし、スペースをとらないからいいんだけど表現できない文字や数字が出てきちゃうの…

  • チートデイとは何か? 最近知ったカタカナ用語

    出ました、カタカナ用語。なんだかんだ言って好きなんじゃないの?と言われそう。ああ、そうかもしれん。しかも知ると使いたくなるのがカタカナ用語の魔力。自重しなくては。いつのまにか嫌味なオジサンになっちゃうよ。で、なんでしたっけ。ああチートデイだ。チートデイとは日本語に訳すと「騙す日、ごまかす日」を意味します。わかりやすいのがダイエット。減量をスムーズに行うために大幅な変化を加え、自分の身体を騙す日です(デイという言葉通り実施するのは基本的に1日のみ)。減量期間中、丸1日だけ摂取カロリーを増量して、飢餓状態を防ごうとする身体を騙して満足させるという科学的な根拠もあるのですね。精神論ではないのでダイエ…

  • もしも英語が使えたら

    もしもピアノが弾けたなら~♪ 反応したあなたはけっこうご年配の方ですか?ピアノが弾けたならもうちょっとモテてたかなあ。そんな邪念でピアノ弾いてたらうまくならないですよね。 そうか、だから竹本ピアノが儲かるのか。 いやピアノじゃなくて英語でした。お題の言い回しについ「池中玄太80キロ」を思い出しただけです。 英語が使えたら楽しいだろうなあ。海外旅行がもっと有意義なものになること確実ですよ。何度か海外には行っていますが、ガイドの後をついていくか、ありきたりの必要最小限の言葉で用を済ませるくらいが私の実情であります。 そうだ、ハワイに行ったときに道がわからずに困っていたら、地元の青年が助けてくれたこ…

  • クッキーの広告利用について思うこと

    クッキーと言っても、バレンタインのお返しじゃありません。 まあ文脈でお分かりになるかとは思いますが、Cookie は、アクセスしたウェブサイトによって作成されるファイルです。 閲覧情報を保存することで、オンラインでのユーザー エクスペリエンスを向上させるという。サイトでは、Cookie を使用して、ユーザーのログイン状態を維持したり、ユーザーのサイトの利用設定を記憶したり、ユーザーの地域に関連する情報を提供したりできます。 というような専門的な説明は私らしくないので、早々に切り上げて本題に。 グーグルがChromeの「クッキーのネット広告企業などに提供される仕組み」を停止すると発表したのが20…

  • 糸井重里とコピーについて

    ずっと続けていることってありますか? いや、努力してとかそういうことじゃなく、「甘いものを食べてるよ」でもいいんです。煩悩の末に続いていることでさえ、私には尊いものですね。継続するってすばらしい。私はあまり物事に執着がないのか、続いたものって本当に少ないです。 あ、ここでは仕事である「デザイン」は除外しています。これを言うと違う話になっちゃうので。それ以外で…。 そこそこ見通しがつくと、分かった気になっちゃうのが困りもの。ホントは何もわかっていないのに。まあ、そんな自分と50年以上つきあってきたのだから「仕方ないかな」とも思えるのですが。 毎日読んでる「ほぼ日」 そんな私でも、毎日続けているの…

  • YMOについて語りたい

    ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー(2018年リマスタリング) アーティスト:YELLOW MAGIC ORCHESTRA ソニー・ミュージックダイレクト Amazon もう日本の音楽シーンにとって「突然変異」としか言いようがないです。 そしてこの変異が音楽シーンを変えてしまったと言っても過言ではありません。 そのくらい、画期的な音楽とアートのユニット(と言ったほうが正確だ)だと思います。 「電子レンジの発明は宇宙人の仕業」ということがまことしやかに語られますが、無理もないですよね。少しづつの進化ではなく、いきなり完成品が現れたんだもの。 そのくらいのインパクトがあるのです、YMOには。すごく…

  • ありがとうの街へ 四街道市

    テレ朝ニュースでたまたま見かけた記事に感じ入ってしまいました。 信号のない横断歩道で一時停止した車にお礼をする取り組みが、千葉県四街道市で行われています。入学式を終えたばかりの新1年生およそ200人が、実際の横断歩道を使って早速、実践しました。警察官:「止まってくれた車の運転手さんにお辞儀をします。ありがとうございます」お辞儀をした小学生:「(ドライバーが)喜んでくれるかなって。これからも(お礼を)続ける、止まってくれたら」四街道市では、信号のない横断歩道で一時停止した車にお礼をする取り組みを進めていて、ドライバーと歩行者が双方に思いやることで一時停止への意識の変化が期待されています。千葉県警…

  • アイデアってなんでしょうね 再録

    前に書いた記事のリライト(ほぼそのまま)です。 なんとなく気分がのらないときにリライトしますが、ちょっと昔の自分と向き合うようなくすぐったさがありますね。 デザイナーというと、いつも新しいアイデアを出すのに苦労しているイメージがあるかもしれません。デザイナーに限らず、アイデアというものがどんな業種でも「出さなきゃいけないもの」と思われがちなのも事実です。 会議で「ジャストアイデアですが…」とか言って話を切り出すと、「むむっ、お主できるな」という感じが出せます。 でもね。ほんっとうにできる人はわざわざアイデアなんか出さないんです、きっと。 「アイデアマン」という言葉がありますが、ノーベル賞をとっ…

  • 一万円札が舞っている光景

    すごく唐突なお話で恐縮してしまうのですが…。 昨日のことです。クルマを運転していまして、ちょうど六本木一丁目のあたり(首都高の真下)に差し掛かったあたりで私の視界の端にある紙辺を確認しました。 運転中ってけっこう注意力が働くので小さなものでも見つけられるのでしょうが、それは「明らかにお札(1万円札)」だ」と。 風に舞っていてすごい勢いで移動していたのに、私の動体視力ってすごいな。たぶん「お金」への執着心がすごいせいもあるかも。おそろしや…。 どうしたかって? いま一つお金だという自信がなかったし、クルマの流れもあるのでそのまま通り過ぎてしまいました。私の後ろのトラックがハザード(非常点滅灯)を…

  • 日本一美しいデザイン

    近所のスーパーのチラシがすごく美しいと感じました。 あ、もうこの情報は古いので財布持って出かけないようにね。 これ、毎週月曜日と火曜日に撒かれるのですが、いつもこのクオリティをキープしています。このすごさ、わかります? すべての情報が無理なくバランスよく収まっています。単調にならないようにベタ白抜きをアクセントに使いながら、全体のコントラストも完璧。1色刷りはコストをかけない方策なんだけど、結局はこれが読みやすいです。 本当に機能を突き詰めるとデザインは美しくなるという典型ですね。 まあ、だれも美しさは求めていないのだけれど。長なすが1かご100円(安いな!)ということが重要なのだから、私のよ…

  • へたなコピーにも効き目あり

    これから少しづつ暖かくなっていくと気になるのは害虫。虫嫌いの私には恐怖の季節の始まりでもあります。 昔からテレビCMや広告が気になっていたキンチョーですが、確信犯と知りながら「すごいなあ」と言わざるを得ない。 いきなり、G関係の話ですみません。このネーミングもかなり的を射ていますよ。 部屋を煙でモウモウにさせずに憎きGだけを駆除するというのは、多くの主婦の共感を得られるものでしょう。ドラッグストアなんかで、この商品名を見たら手に取ってしまうかも。まあ幸運なことに私の家ではGをほとんど見ないのでまだ触手は伸びていませんが、見ないから居ないとは限らないしなあ。1本買っておこうかな。 それはともかく…

  • 平和について考える 〜ロシア、ウクライナとウィル・スミス

    こういうのは、あんまり読みたくないんだろうなと思います。でも今日は自分のために書こう。 連日報道される戦争のニュースに、どうも気持ちが晴れない「やりきれないな」という悲しさが自分の中にあります。 ロシアの蛮行についてどうだとか、国連安保理の軍事的制裁をどう考えるかとかを論議するつもりは(ここでは)ありません。 ただ、一度「平和について考えておかなきゃ」と誰に言われたからでもなく、それでも強く思います。私の脆弱な語彙では語られる範囲も少ないとは思いますが、文章にすることで考えをまとめておく意味はあるかと。 私が生まれて初めて目にする「身近に存在する戦争」は、親から聞かされた過去の戦争と何ら変わり…

  • 風邪を引いたときにすべきこと

    本当は違うことを書くつもりでしたが、実は昨日1日風を引いておりましてけっこうつらかったので急遽「風邪」について書くことにします。 そのせいか、昨日の記事はなんとなくフラフラと要領を得ない感じだったかと。書くのもなかなかにつらかったから。読みにくいなと思った方、失礼いたしました。 今日は昨日に比べるとだいぶよくなりました。では実際になにをしたか? それを含めてここに記します。 症状は… 私の場合は、まずお腹がシクシク痛み出しました。とくに食後ですね。これが不定期に繰り返します。下痢ではないのにお腹が痛いというのは今まであまりありませんでした。そして、体の寒気です。在宅ワークで家の中で作業していた…

  • GABAの広告 ~嘘ではありません~

    嘘ではありません www.youtube.com これを最初に見たのは、電車の中吊り広告でした。 「なるほど、うまいねえ」というタイプの広告って珍しくなったなあって変な感想を持ったので覚えていたんです。 今はもっと「ビールがうまい」というような直接的な感じか、反対に企業広告みたいなイメージ寄りのものがほとんどじゃないかな。 こういうトンチ系のは、80年代に流行った記憶があります。 たぶん、世の中に余裕があったのでしょうね。ちょっと語弊があるかもしれませんが、「面白いもの」に価値があったし、広告の魔法が信じられていた。 糸井重里や川崎徹なんかの横文字職業(コピーライター・CMディレクター)がその…

  • 逆算のデザイン

    デザインについて調べるたびに、いろんな「大事なコト」が出てきます。 ・デザインは細部に宿る ・デザインは引き算だ ・ワンコンセプト、ワンアイデアにすべきだ ・ユーザー目線で考えるべし などなど どれも間違いじゃないです。どれが一番?と言われると、「うーん」とうなってしまいますね。大事なのはコンセプトだというのは、自信を持って言えます。 木に例えてみましょうか。 コンセプトがすべての考え方の幹になっていて、ユーザー目線というのは根になるのかな。そこに細部のディテール(枝葉)を付加していくのだけれど、足すばかりではなく「引き算」が大事だよと。そんな感じです。 絵に描くとわかりやすいのですが、ちょっ…

  • 背広の下のロックンロール 中島みゆきの名曲

    自分が通ってこなかった音楽たちがあります。 別にそのアーティストに興味がないわけじゃないけれど、限られた時間とお金の中で聴いていられるのは、やはり限られた音楽になるわけで。 私の場合は、最初に感銘を受けたナイアガラファミリーを軸にした関連する音楽、それと仲のいい友達から教わって聴いた音楽で事足りていた感じです。 そこから漏れていて、世間ではそれなりにヒットした音楽。その人の話題になるとあまり話に参加できなくなるようなアーティストたちはけっこういます。 ・矢野顕子 ・ブルーハーツ ・BOOWY ・B’Z 学生時代と違い、経済的に余裕ができた今「聴いてみようかな」と思うこともあるけれど、なんだか触…

  • 気持ちのいい矛盾

    気持ちのいい矛盾…。 そんなものがあるのかい? いやいや、そんなものだらけですよ。 「何かを磨く」って言いますよね。これ、表面をピカピカにするようなときに使う言葉なんです。あたかも表面の傷とか凸凹をとっているようだけれど、実は細かい傷をたくさん付けているんですよね。それでピカピカにしているという。 それに気づいたときに「ああ、気持ちいい」と思いました。 なんだか人生みたいじゃないですか? すごくいい人になろうと思ったら、取り繕うだけじゃダメなんだよなあ。 やっぱり、小さな傷をたくさん負わないと光り輝くことはできないんです。 でもね。その傷をわざわざ顕微鏡で人に見せる必要もなくてさ。 「ああ、あ…

  • 理論武装できている時だけ偉そうに振る舞うことのカッコ悪さ

    どこで読んだかは忘れましたが、「考えるとはどういうことか?」という内容の記事が印象に残っています。 よかったら下の課題を考えてみてください。 あるレストランが経営不振でピンチです。どうすればいいですか? ・現場スタッフの一人は、「元気よく応対し、笑顔でお客様に接します」と言った。 ・店長は、「メニューの内容を考え直し、お客様の嗜好に合わせたサービスを考えます」と言う。 ・オーナーは、「この店舗を閉鎖し、違った業態の店を検討する」と。 実はどれも間違っていないのですね。それぞれが自分の職分の中でベストな答えを考えています。 ここでは「考える」とは「解」を求めることで、それが「思う」との違いである…

  • 小学校2年生の学力があれば ~EXIT兼近のコメントに寄せて~

    ついさっき、めざましテレビを見ていたんです。朝食をとりながら。 何かの宣伝イベントだと思うのですが数人のタレントに「やりたいこと」を聞くタームがあり、EXITの番に。 りんたろーは「ハーレーにまたがりたい」ということで、すでに買っていたバイクの写真を公開。なかなか立派なものです。ただし、あまりの大きさと特殊なライディングポジションなので運転することができず、もっぱらインスタ用だそうで。残念。 そのあと、兼近に話が振られて 「僕、中卒なんで高卒の資格を取りたいんですよね。」 という願望を語りました。続けて 「で、今の学力を測ったら小2だったんスよね~」 事の真偽はわかりませんが、兼近としては「芸…

  • 「すごくいい」は求められていない?

    いきなり余談からですが、ご勘弁を。 私、毎日ブログを書いています。 アクセス数はずっと低空飛行で気が滅入るので、あまり見ないようにしているのですが、3月26日と27日だけ異常に伸びたのです。といっても何千何万ということではなく、1日に187という…。私にしては多いということなんですけどね。 何だったんだろう。この2日に何が起こったんだろう? 大したことではないのですが、ちょっとだけ気になる感じ。 以前に上白石萌音さんのネタを書いたときに伸びたことはありましたが、あれはTwitterでのアクセスによるものだったかと。 今回はその要素もないし。 記事もそんなに凝った内容ではなく軽めの雑談でした。 …

  • ナイアガラトライアングル VOL.2 についての考察2

    【Amazon.co.jp限定】NIAGARA TRIANGLE Vol.2 VOX (完全生産限定盤 VOX) (メガジャケ付) アーティスト:ナイアガラ トライアングル SMR Amazon 01. A面で恋をして (作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一)02. 彼女はデリケート (作詞・作曲:佐野元春)03. Bye Bye C-Boy (作詞・作曲:佐野元春)04. マンハッタンブリッヂにたたずんで (作詞・作曲:佐野元春)05. Nobody (作詞・作曲:杉真理)06. ガールフレンド (作詞・作曲:杉真理)07. 夢みる渚 (作詞・作曲:杉真理)08. Love Her (作詞・作曲:杉…

  • ナイアガラトライアングル VOL.2 についての考察1

    【Amazon.co.jp限定】NIAGARA TRIANGLE Vol.2 VOX (完全生産限定盤 VOX) (メガジャケ付) アーティスト:ナイアガラ トライアングル SMR Amazon 01. A面で恋をして (作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一)02. 彼女はデリケート (作詞・作曲:佐野元春)03. Bye Bye C-Boy (作詞・作曲:佐野元春)04. マンハッタンブリッヂにたたずんで (作詞・作曲:佐野元春)05. Nobody (作詞・作曲:杉真理)06. ガールフレンド (作詞・作曲:杉真理)07. 夢みる渚 (作詞・作曲:杉真理)08. Love Her (作詞・作曲:杉…

  • ファシリティ・マネジメントという考え方

    東京に住んで、東京で働いていると「ビル」は風景になります。 愛知県から転勤で上京した時に、私はたくさんのビルにびびっていたのではと思い返しています。見上げるようなビル群は、どこか権威の象徴のようにも見えます。それが自社ビルじゃなくても、「私の会社はこんなに立派なんですよ」と無言で語っているような。 特に私のように田舎から出てきた人には、非現実さえ感じる。これだけのものを作るのにどれだけの人が関わって、どれだけの面倒な手続きがあったのか。考えると気が遠くなりそう。その頃はまだ若かったし、気負いみたいなものがあったんでしょうね。 俺もなにかを成し遂げてやるぞ的な。 でもね。よく見てご覧なさい。ビル…

  • 後輩に気を使われたお話

    ちょっと仕事関係の話やナッジ理論のお話が続きましたので、軽い話題をば…。 後輩に気を遣われる寂しさ 年齢を重ねると…、いや簡単に言おう。オッサンになると後輩に気を遣われることがあります。また最近の若い人ってすごく気を遣ってくれるのです。若かった昔の自分に見習わせたいほどにね。しかし生意気だったなあ若いときは。 気を遣ってくれるのはありがたいことだし感謝もしなくちゃと思うのですが、時々一抹の寂しさを感じてしまう。若い人に気を遣わせていることへの「なんか悪いなあ」という気持ちも一緒にね。 H君、君は名ホストだ 何を言っているのかわからないと思うので具体的なエピソードを。 先日、後輩(営業)とお得意…

  • 大事な仕事は忙しい人に頼め

    昨日の記事とちょっと関係あるかもしれません。普段からよく言っていたり聞いたりすることば「忙しい」について…。 忙しいとは何か? 心を亡くすると書いて「忙」。漢字というのは実によくできているなあと最近富に思います。ついでにいえば「忙殺」という言葉もあるくらいで、「やることが多すぎて何も考えられなくなる状態」を示しているのか?と思いました。語源はわかりませんので忙しくない方は、お近くの言語学者にお聞きください。 ただ、ここで出てくるのは「やることが多い状態」が果たして悪いことなのか?という疑問です。 私も会社に入って数十年、「人は暇になるとロクなことは考えない」と言う真理を肌で感じてきましたし、自…

  • アワーレートに対する違和感 報酬は「苦労」に支払われるのか?

    ここ7回連続でナッジ理論シリーズを続けてきましたが、通常運転に戻します。 hitsuji360.hatenablog.com しかし、アレですね。元ネタがあるというのはある意味ラクです。 とりあえず書き始めに頭を悩ますことがありません。いつもここに15分くらいかかったりしますから。 まあそのぶん、内容に関してはきちんと自分の考えに落とし込まないといけない大変さはあります。あと、きちんと主旨が伝わっているかに腐心するのでむしろたくさん気を遣いました。疲れた…。 とはいえゼロから何かを生み出すことは不可能なので、結局は何か(対象物)から影響を受けた物事について書くことに変わりはありません。前置きが…

  • ナッジ理論⑥ 狙うのは、心の扉がひらく瞬間

    ナッジ理論シリーズもこれで最後となります。 なかなか読みごたえがあったのでは? 最後を飾るのは「心の扉がひらく瞬間」にフォーカスします。 効果的なDM(ダイレクトメール)、4つの要素 例えばあなたがDMをお客様に送りたいと思ったときに、 ・誰に(ターゲット) ・いつ(発送時期) ・何を(内容) ・どのように(デザイン) を考えなくてはなりません。 重要度は、ほぼ並べた通りだと思います。デザインは最後なんですね。 優先順位を間違えるとせっかくの予算と労力が無駄になることが目に見えています。 ここで注目したいのは、「誰に?」の次に鎮座する「いつ?」。 内容はもちろん一番大事なのですが、ここではター…

  • ナッジ理論⑤ 約束は守りたくなるのが、人の性

    いやぁ おもしろいなぁ、ナッジ理論。私もブログに書くことで理解を深めています。もともと「人一倍理解速度が遅いのでは?」という懸念はありましたが、気にしない。最後に自分のモノにできればいいんです。人と比べることが一番つまらないことです。 いきなり脱線ですが、今回は「自分への約束」というお話。このシリーズも佳境を迎えました。 手帳は自分への約束 手帳持っていますか? 私は手放せない手帳を1冊持っています。いろいろ試しましたが、無印良品のB4タイプが一番合っている感じ。仕事もプライベートもこの1冊で十分まかなえます。 手帳の話は、細かく書くと長くなるのでかいつまんで…。 スケジューラの部分に予定を書…

  • ナッジ理論④ みんな気になる、みんなの行動

    さあ、長期シリーズでお送りしている「ナッジ理論」も折り返し地点を超えました。 いま一つ反応がわかりませんが、このまま最後まで走り続けます。 本日は、「みんなで渡ればコワくない」を逆から見たようなお話です。 払っていないのは私だけ? 英国で実際におこなわれた施策です。税金見納者にあてた納税を促すレターの中に入れた文章です。 「○○市では10人中9人が税金を決められた期日内に納めています。 あなたのような未納者もほとんどが既に納めました。」 この文章を入れないものと、入れたもので比べた結果5%もの違いがでたそうです。 ああ、これはわかるなあ。わたしはこの感覚、日本人っぽいと思っていましたが、他の国…

  • ナッジ理論③ 得る喜びよりも、失う悲しみ

    奇しくもつい先日これと同じような記事を書いていました。 hitsuji360.hatenablog.com これです。なんとなく感覚的に書いていたけれど、こういう理論に基づいていたんだなあと妙に納得しています。 自分の持っているものや一度手に入れたものを失うことと、無料でもらえたり安く手に入ったりすることが天秤にかけられたときに正しい判断ができるか?ということがテーマです。 資料には私がこしらえた喩えよりも優れたものが載っていました。 1000円もらえるの?1000円とられるの? A「無条件で1000円もらえます」 B「じゃんけんで勝ったら2000円もらえます。 負けたら0円です」 あなたなら…

  • ナッジ理論② 簡単にする、簡単にみせる

    明確な指示には素直に従う 現代人は好むと好まざるとにかかわらず、情報の渦のなかにいます。 いうなれば情報の買い手市場。そんな中で取捨選択していると自然と「難しそうなもの」は除外していませんか? これは私の職業であるデザイナーが、最も気にしている習性だと言っても過言ではありません。 ちょっと関連した記事を前に書いていたので掲載しますね。 hitsuji360.hatenablog.com ここでも書いていますが、まずは「わかりにくいもの」を「わかりやすく」 。なぜなら、最初の数秒で人はこれを見るべきか?見ないべきか?を判断し、見ないべきものの筆頭が「難しそうなもの」だからです。 「難しい」と書き…

  • ナッジ理論 ①「選ばなくていい」は最強の選択肢

    ちょっと昨日の補足から 「人は必ずしも最適な選択をしているわけではない」 これはナッジ理論の根本となる考え方です。 たとえば夏休みの宿題を ・早めに片付ける子供 ・計画的にコツコツとこなす子供 ・「やらなければ」と思いながらギリギリになってしまう子供 がいますと。 最後のは私か?ちなみに一昨日、会社の同僚2名に聞いたら私を含めて三者三葉でした。言い訳っぽいけれど、私が怠け者だからではなく「人は常に合理的な判断に基づいて行動しない」ということなんです。 ではどうやったら計画的に宿題をしてもらえるか? それを「よりよい方向に誘導する」のがナッジ理論です。 「選ばなくていい」は最強の選択肢 同僚との…

  • ナッジ理論の解釈 0章

    www.mhlw.go.jp 厚生労働省のサイトに面白い資料がありました。 日本のがん検診の受診率は改善されつつありますが、まだ40%という状況。厚労省も受診率を上げることで医療費の引き下げを図りたいところです。日本人の医療費が安いのは公的医療保険の恩恵によるもので、税金が源泉になっているワケですね。 「予防医療によりこの状況をなんとかしたい」という命題を受けた諮問機関やシンクタンクが知恵を絞っていて、その一つがこの資料です。余談ですが、病院や検査センターは受診率が上がることで国から補助金がもらえます。民間のシンクタンクはこの補助金を糧に運営されており、私が働いている印刷会社とタッグを組んで仕…

  • 書評「ドライブ・マイ・カー」

    また、この作品の周りがざわつき始めましたね。映画が国内外の受賞やノミネートで脚光を浴びています。前にざわついたのは小説の登場人物の故郷「中頓別町」からクレームがついたというあまりありがたくない話題であったと記憶しています。タバコのポイ捨てを当たり前にするようなシーン描写が地域のイメージ悪化につながるという理由でした。今、文庫本を引っ張り出して見てみましたが、文庫の時点で「上十二滝町」になっていました。どうやら映画では「上十二滝村」となっているらしいです。実名に意味のある作家なので、ある意味リスキーなんでしょう。もう一回読んでみましたせっかくなので、読んでみました。あいかわらず「ひとに勧めたくな…

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