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2021/08/18

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  • 高校野球あれこれ 第157号

    優勝候補を次々に撃破した新湊フィーバー/センバツ・旋風の記憶[1986年] 楊順行スポーツライター 3/13(水) 0:00 リニューアル前の甲子園(写真:アフロ) こういうのを、旋風というのだろう。1986年センバツ。前年秋のチーム打率.291で、出場32チーム中最下位だった新湊(富山)が、次々と優勝候補を倒してベスト4まで進んだのだ。 率いたのは、檜物政義監督。仏壇漆塗りの「塗師」として生計を立てながら、母校の指…

  • 高校野球あれこれ 第156号

    ライバルであり仲間でもあるWエース 投手陣の柱は佐藤(右)、石垣(左)の新2年生コンビ。練習も食事も常に一緒だというWエースは、互いに刺激を受け、与えながら成長してきた。初の甲子園でどんなピッチングを見せるのか 【YOJI-GEN】 扇の要に座る箱山がリードするのが、左腕・佐藤龍月、右腕・石垣元気の新2年生コンビだ。早くも2025年のドラフト候補に名が挙がる。 佐藤は、中学時代(東京城南ボーイズ)にWBS…

  • 高校野球あれこれ 第155号

    ​​星稜のエース・佐宗翼(2年)は、1年夏に甲子園のマウンドをすでに経験するなど名門のマウンドを守り続けてきた。今春はエースとして3度目の大舞台に臨む。昨秋は公式戦9試合に登板し、高い制球力でチームを明治神宮大会優勝まで押し上げた。甲子園でももちろん、悲願の全国優勝に向け最後まで腕を振り続ける。

  • 高校野球あれこれ 第154号

    「超激戦ブロック」を勝ち抜けるか大阪桐蔭 4強最右翼は? 投手優位確実のセンバツを展望する! 開幕目前の第96回センバツは、5年ぶりに大会前甲子園練習が復活し、選手たちは憧れの甲子園で汗を流した。組み合わせ抽選の結果、強豪集中ブロックがあり、優勝争いは予断を許さない。16カードを4つに分けて、展望してみたい。(文中の学年は4月からの新学年) Aブロック 神宮王者の星稜中心も、力のあるチーム多数 八…

  • 高校野球あれこれ 第153号

    意外! 池田の"さわやかイレブン"、実は12人いた?/センバツ・旋風の記憶[1974年] いまから50年前の1974年、センバツ。バックネットに直接ぶつかる大暴投から、大会が始まっている。投げたのは、池田(徳島)のエース・山本智久。開会式直後の第1試合、投球練習の第1球を、意図的に大暴投したのだ。 池田といえば71年夏、初めて甲子園に出場し、春はこの年が初めてだった。率いるのは、蔦文也。のちに"山びこ打線"と呼ばれる…

  • 高校野球あれこれ 第152号

    【センバツ出場32校紹介】創立173年目、史上最遅出場の耐久が、エース冷水中心に堅実な野球で快進撃狙う 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【耐久(和歌山)=初出場】 さかのぼること江戸時代の1852年(嘉永5)に創立された耐久が、センバツ初出場を手にして、1905年の創部以来、初の甲…

  • 高校野球あれこれ 第151号

    【センバツ出場32校紹介】関東一1番飛田&4番高橋の打力に注目!技巧派左腕・畠中も安定 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【関東一(東京)=8年ぶり7度目】 関東一は多彩な勝ち方で昨年秋の東京を制した。都大会初戦で14安打12得点と打線が爆発すると、2回戦では終盤に突き放しての快勝。…

  • 高校野球あれこれ 第150号

    【センバツ出場32校紹介】櫻田が東北大会決勝でノーヒットノーラン、安定した投手力を誇る青森山田がセンバツ初勝利に挑む 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【青森山田(青森)=8年ぶり3度目】 青森山田は投手力を武器に昨年秋の東北大会を8年ぶりに制した。櫻田 朔投手(2年)が東北大…

  • 高校野球あれこれ 第149号

    【センバツ出場32校紹介】昨年準V報徳学園が、強力投手陣を武器に22年ぶりの全国制覇狙う 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【報徳学園(兵庫)=2年連続23度目】 名門の復活だ。昨年センバツで準優勝した報徳学園が、今センバツも切符をつかみ、昨年の借りを返す機会が巡ってきた。強力右…

  • 高校野球あれこれ 第148号

    【センバツ出場32校紹介】経験豊かな髙尾ー只石バッテリー擁する広陵が03年以来の優勝を狙う 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【広陵(広島)=3年連続27度目】 過去、センバツでは優勝3回を誇る名門。昨年秋、広島を制すると、中国大会では史上初の3連覇を達成。22年秋から広島、中国…

  • 高校野球あれこれ 第147号

    【センバツ出場32校紹介】大阪桐蔭 史上初・秋の近畿3連覇を達成! エース平嶋、超1年生中野、主砲ラマルら逸材ズラリ! 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【大阪桐蔭(大阪)=5年連続15度目】 常勝軍団の大阪桐蔭は甲子園の常連。今年も投打に強力布陣を敷いての出場となる。秋の大阪を…

  • 高校野球あれこれ 第146号

    センバツでまた「不可解選考」 東海地区の“逆転現象”に「理解できない」との声も…なぜ、選考過程を透明化しないのか? 過去には「国会」で取り上げられたことも 1月26日、第96回選抜高校野球大会の選考委員会が大阪市内で行われ、出場する32校が発表された。今大会から“選出枠”に変更点があった。「21世紀枠」は3校から2校に減り、「一般選考枠」は、東北地区と東海地区が2校から3校に増えた。さらに、中国地区と四国地…

  • 高校野球あれこれ 第145号

    【センバツ】耐久&田辺の和歌山W公立校の旋風に期待! 智辯和歌山、市立和歌山以外の学校2校出場は32年ぶりの快挙! 今年のセンバツ出場校の中でも注目が集まるのは和歌山の2校。伝統校である田辺、耐久が同時出場したことだ。田辺は明治29年(1896年)に前身である田辺中が創立され、田辺中時代に2度の選抜に出場。昭和23年(1948年)4月に同校が創立された。 1996年夏に甲子園出場しており、今回の選抜は76年ぶり。現校名と…

  • 高校野球あれこれ 第144号

    【高校野球】常に求めるのは「甲子園基準」 創志学園の門馬敬治監督が短期間で成果を残せた理由 技術以前の取り組み 当たり前のことを、当たり前にする。常に求めているのは「甲子園基準」。 創志学園高野球部のテーマだ。活動拠点の赤坂グラウンドは、緊迫感にあふれていた。極端な話、仮に明日、センバツ初戦が組まれても、心身ともスタンバイは十分にできている。 朝8時に練習スタート。定期試験後の12月9日以…

  • 高校野球あれこれ 第143号

    立浪和義がいたPL学園「野球部は解散だ」悲劇から最強チームに…桑田・清原3年時に入学、関係者明かす“タツの素顔”「批判される現状ですが…」 2年連続最下位から勝負の3年目を迎える中日・立浪和義監督。どうすれば逆風を追い風に変えられるのか――PL学園時代のエピソードやプロ野球関係者の証言、監督2年間の検証を通して、2024年シーズンの光明を見出してゆく。 立浪和義とPL学園の同期生である野村弘樹(元横浜)は言…

  • 高校野球あれこれ 第142号

    どこよりも早い! 来春のセンバツ甲子園で注目したい逸材3名 ◆ アマチュア担当記者が推す来春センバツの注目選手 球春到来が遥か遠く感じる年の瀬とはいえ、高校球児は選抜出場を逆算した調整を進めている。 秋の日本一を決める11月の明治神宮大会高校の部では、星稜が32年ぶり3度目の優勝を果たした。 開幕時点では来秋ドラフト候補に挙がるような注目選手が少ない印象を受けていたものの、終わってみれば選…

  • 高校野球あれこれ 第141号

    甲子園出場“3回だけ”の新興校から今年は「ドラフト指名3人」のナゼ《5年連続プロ輩出》京都国際高のナゾを追う「最初は部員を揃えるために…」 今年も甲子園常連の名門校・強豪校の主力選手がまさかの「指名漏れ」に泣いたプロ野球ドラフト会議。その一方で、甲子園出場はわずか3回だけの京都国際高からは、同時に3人の選手が育成指名され、これで指名は5年連続となる。なぜ、同高の選手はプロ球団から“選ばれる”のだろう…

  • 高校野球あれこれ 第140号

    「指名してくれたチームに恩返しする気持ちを持ち続けろ」“球団から必要とされる選手”に育つ花咲徳栄・岩井隆監督の教えとは 花咲徳栄高校は、2015年埼玉西武4位の愛斗から昨年の藤田大清(日本ハム育成ドラフト1位)まで、8年連続でドラフト指名選手を輩出しており、今年は9年連続の記録がかかっている。 ただ、注目すべきはドラフト指名の連続記録だけではない。この間に指名を受けた9選手のうち8選手が今季、1軍の試…

  • 高校野球あれこれ 第139号

    九州王者・熊本国府の強さの秘密は指揮官のトラウマ? 神宮で全国レベルを経験し、満を持して初の甲子園へ 山田監督が甲子園で犯した拭い去れないミス 「じつは僕、やらかしているんですよ」 と語るのは、2023年秋の九州大会を制し、来春のセンバツ出場を決定的なものにした熊本国府の山田祐揮監督だ。 熊本工を卒業し、近大でもプレーした30歳の若き指揮官。高校2年時の2009年夏には、背番号17を付けて甲子園の…

  • 高校野球あれこれ 第138号

    近畿大会3連覇の大阪桐蔭に、またも怪物級投手が出現! あのドラフト1位投手と同じ軌跡を辿る! 森本栄浩毎日放送アナウンサー 11/6(月) 22:19 大阪桐蔭の189センチの大型右腕・森は、先輩の前田と同じ軌跡を描く(筆者撮影) 秋の近畿大会で、史上初の3連覇を達成した大阪桐蔭にまたも逸材が出現した。189センチの大型右腕・森陽樹(はるき・1年=タイトル写真)だ。初戦の高田商(奈良)との試合で3番手として登板す…

  • 高校野球あれこれ 第137号

    来春も近畿は難航必至? 報徳、近江、履正社、須磨翔風が線上! 抜け出すのはどのチームか? 神宮大会も終わり、高校野球はオフシーズンに入った。8日にはセンバツ21世紀枠の最終候補9校が発表される。同時に一般枠当落線上のチーム関係者は、やきもきしていることだろう。選考で、毎年のように難航するのが近畿地区。今回も線上は力のあるチームが多く、選出枠「6」を巡って議論百出が予想される。 当落線上は報徳、近…

  • 高校野球あれこれ 第136号

    神宮3連覇を逃し「現時点の自分では通用しない」 悔しさの残るマウンドとなった神宮大会。この経験を来年の日本一につなげられるか 【筆者提供】 平嶋は東京都中野区出身。中学時代は稲城シニアでプレーし、当時から大阪桐蔭に憧れを抱いていた。関東圏にも魅力のある強豪校は多いが、「大阪桐蔭で甲子園に行きたい」と地元を離れて大阪へやってきた。入学直後は関西弁に圧倒され、慣れない地での生活に不安もあったが、徐…

  • 高校野球あれこれ 第135号

    【日本ハム】ドラ1大学ナンバーワン左腕・細野晴希 即戦力ではなく1年目は「育成専念」のなぜ あくまで将来を見据えての「熟成」なのだろう。日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(21=東洋大)が球団側から破格とも言える「長期育成プラン」を打ち出され注目されている。 大学ナンバー1左腕の呼び声が高い細野は17日に東洋大・白山キャンパス内で球団スカウトらと入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高、年俸130…

  • 高校野球あれこれ 第134号

    球速120キロ未満→158キロ“ドラ1”へ 未来を見据えた指導…育成年代に必要な“見極め” 恩師が語る東洋大・細野晴希投手の中学時代…まずは“食べる努力”から 先月26日のドラフト会議で、日本ハムから1位指名を受けた東洋大・細野晴希投手。今ドラフト候補で最速の158キロを投じる左腕だが、東海大菅生中等部時代は体が小さく、球速も120キロに満たないピッチャーだったという。“ドラ1”の剛腕として名を馳せるようにな…

  • 高校野球あれこれ 第133号

    大阪桐蔭にビックリ出現“189cmのスーパー1年生”「2年後のドラフト目玉」「異次元のスケール」森陽樹とは何者か? 衝撃の1年生…森陽樹とは何者か? 今年の近畿大会で前田級の衝撃を与えた1年生がいた。前田級とはつまり、2年後のドラフトで主役になり得る逸材ということだ。 森陽樹――宮崎県延岡市出身の16歳である。初戦の高田商業(奈良)戦と準々決勝・報徳学園(兵庫)戦に登板し、とりわけ勝てば来春のセンバツ切…

  • 高校野球あれこれ 第132号

    中国大会準Vの創志学園に感じた伸びしろ 名将が示した成長を促すための“引き出し” 11/6(月) 18:05配信 18 コメント18件 Full-Count 創志学園は秋季中国大会準V、伸びしろは「ここ一番」の勝負強さ 創志学園・門馬敬治監督【写真:喜岡桜】 高校野球の秋季中国大会は5日、岡山のマスカットスタジアムで決勝戦が行われ、広陵(広島)が創志学園(岡山)を2-1で下し、3年連続14回目の優勝を果たした。惜しく…

  • 高校野球あれこれ 第131号

    2023年プロ野球ドラフト会議特有の例年と変わった点について考察する 2023年のドラフト会議は例年といくつか相違点があったので、背景と個人的な考え含めて、考察していきたいと思う。 【独立リーグからの支配下指名が過去最多、2位指名2人という例年にない独立リーグ指名ラッシュはなぜ起きたのか】 2023年ドラフトにおいて、独立リーグからの指名は全体で23人(支配下6名、育成17名)と過去最高である。(20…

  • 高校野球あれこれ 第130号

    大阪2強の明暗分かれる! 大阪桐蔭は安泰、履正社はセンバツ微妙に 近畿のセンバツ出場校はどこだ? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 10/29(日) 23:59 大阪桐蔭は宿敵・報徳を1点差で破り、5年連続のセンバツを確実にした(筆者撮影) 近畿大会は2週目に入り、4強が出揃った。近畿のセンバツ出場枠は「6」で、準決勝進出チームの選出は確実になった。大阪桐蔭(大阪1位)は、報徳学園(兵庫1位)を1点差で振り切って5年…

  • 高校野球あれこれ 第129号

    【ドキュメント】あの夏、大谷翔平が甲子園を震撼させた「二本のライナー」帝京・伊藤拓郎、阿部健太郎が肌で感じた「怪物の片鱗」 右肘靭帯の損傷が発覚して以降もバッターとして活躍を続けるエンゼルス・大谷翔平。2位に10本差をつけているホームランはもちろん、3差2位の打点、3位につける首位打者のタイトル獲得も可能性があり、三冠王の期待も抱かせている。そんな大谷が花巻東高校時代に夏の聖地で残した怪物の片鱗を、…

  • 高校野球あれこれ 第128号

    佐々木麟太郎の米留学決断 「早熟化」も進むメジャー目指す新たな道となる可能性 高校通算140本塁打を誇る花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が10日、米国の大学留学を決断した。プロ志望届の提出期限が12日、ドラフト会議が26日に迫る中、高校最後の公式戦となった履正社(大阪)戦後に報道陣から進路について問われ「現段階ではプロ志望届を出さずにアメリカの大学に行くことを考えている」と海を渡る姿勢を示した…

  • 高校野球あれこれ 第127号

    草野球から“奇跡の復活”、「元ドラ1」野中徹博が歩んだ「不屈の野球人生」 甲子園では球史に残る投手戦 昨オフも12球団で計129人が戦力外通告を受けた。近年は独立リーグなどでプレーを続け、NPB復帰をはたした例もあるが、それほど多くはない。そんな厳しい実力社会において、1度は現役を引退しながら、5年後にNPB復帰をはたし、通算10年目で初勝利を挙げた“不屈の男”がいる。 男の名は野中徹博。中京高(現・中京大…

  • 高校野球あれこれ 第126号

    今秋の背番号「10」に隠れた、指揮官の決断 今朝丸は新チームで背番号10を背負ってマウンドに立つ 【写真:沢井史】 夏の県大会5回戦。報徳学園と実力は県内で双璧とされている神戸国際大付と激突した。 1-1の同点で迎えた4回。1死一塁からマウンドを受け継いだ今朝丸だったが、3番の久保勇吹に適時打を許して勝ち越された。さらに7回には二死二塁のピンチで6番の井関駿翔に投じたフォークを捉えられ、レフトへ運ばれ…

  • 高校野球あれこれ 第125号

    馬淵監督「12万8000人の高校球児の代表として世界大会に臨めるチーム」世界一の選手たち労う【U-18日本代表会見】 ■野球日本代表「侍ジャパン」U-18 代表 優勝記者会見 WBSC U‐18W杯の決勝で台湾を下し、悲願の初優勝を果たした野球のU‐18日本代表が11日に帰国し、会見した。 スモールベースボールを掲げ、決勝では3連続バントで逆転に成功した日本代表。チームを率いた馬淵史郎監督は「高校野球の代表が、ああいう…

  • 高校野球あれこれ 第124号

    江川卓が「僕の高校時代より速い」と評した右腕は? 甲子園で剛腕披露も、プロで苦しんだ「未完の大器」たち 高校生投手の歴代最速は、2019年に大船渡・佐々木朗希(現ロッテ)がマークした163キロ、甲子園大会では01年に日南学園・寺原隼人(元ソフトバンク、横浜など)が記録した158キロがトップ(いずれもスカウトのスピードガンが計測)。この両人をはじめ、ランキング上位の投手の多くがプロで活躍しているが、その一方…

  • 高校野球あれこれ 第123号

    「サインばれているのかな」仙台育英“じつは超不利だった”日程・相手…あの決勝前、須江航が初めて吐いた弱音「エネルギーが尽きてきました」 肌が弱いのだろう、日焼けで赤く腫れた顔がいつも以上に痛々しかった。 「そろそろエネルギーが尽きてきました。あと1試合ですけど、東北6県のみなさんや、宮城のみなさんは、明後日の2時、西の甲子園の方にパワーを送ってもらえたら、みなさんの気持ちを持って戦いたいと思い…

  • 高校野球あれこれ 第122号

    真夏の甲子園を彩った球児たち 今大会最注目選手の花巻東・佐々木麟太郎は3割7分5厘の結果に 頂点には届かずとも球児たちは最高の舞台で躍動し、印象的な活躍を見せた。表情豊かに誰よりも熱く、そして敗戦の涙すら清々しい。第105回全国高校野球選手権記念大会で心を揺さぶったヒーローたちを紹介する。 ■佐々木麟太郎(花巻東(岩手)・内野手・3年) ささき・りんたろう/今大会最も注目を集めた打者。甲子園では3割7…

  • 高校野球あれこれ 第121号

    「筑波山でなく富士山登る」「目の前の3秒やりきる」…4強の土浦日大、躍進の理由 第105回全国高校野球選手権記念大会で、茨城県勢20年ぶりの4強入りを果たした土浦日大。この1年、選手や小菅勲監督は、全国で勝ち上がるための練習に本気で取り組み、それを着実に大舞台で披露した。 脅威の集中打 甲子園で1回に5得点以上の「ビッグイニング」を作り出したのは実に3度。チームの代名詞にもなった。専大松戸(…

  • 高校野球あれこれ 第120号

    ライバル校へ“禁断の移籍”で非難も 複数チームを甲子園に導いた高校野球の名将たち 開催中の夏の甲子園大会で、専大松戸・持丸修一監督が、8月12日の初戦(2回戦)で東海大甲府を下し、甲子園春夏通算8勝目を挙げた。持丸監督はこれまで竜ヶ崎一、藤代、常総学院、専大松戸の計4校を春夏の甲子園に導いており、佐賀商、千葉商、印旛、柏陵を率いた蒲原弘幸監督と並ぶ大会最多記録になる。そして、この両監督以外にも、複数…

  • 高校野球あれこれ 第119号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【MLB編】 甲子園で邂逅し、アメリカで再会した2人と、数々のドラマを生んだ稀代の右腕 大谷翔平:花巻東(岩手) 今さら語る必要のない“世界最高”の男にも、初々しさあふれる高校時…

  • 高校野球あれこれ 第118号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【日本ハム編】 甲子園でフィーバーを巻き起こした2人の主役 三和直樹 2023年7月21日 11:00 決勝で敗れたが、2018年夏の主役は吉田輝星だった 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアッ…

  • 高校野球あれこれ 第117号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【中日編】 夏の甲子園を制覇した“エース&守護神”、新4番は投手として春優勝 三和直樹 2023年7月20日 10:40 小笠原(中日)は”ダブルエース”の一人として2015年の夏を制した 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・…

  • 高校野球あれこれ 第116号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【ロッテ編】 2年春に全国制した左腕と甲子園にアーチを架けた男たち 三和直樹 2023年7月19日 11:15 最強世代の一人である藤原(ロッテ)は大舞台での勝負強さが光った 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別…

  • 高校野球あれこれ 第115号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【広島編】 甲子園決勝で“謝罪”した「4番・エース」と逆転満塁弾を浴びた右腕 三和直樹 2023年7月18日 11:05 堂林は中京大中京の「4番・エース」として2009年夏の甲子園を制した 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・…

  • 高校野球あれこれ 第114号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【楽天編】 “伝説の決勝”演じた右腕と奪三振記録を打ち立てた左腕 三和直樹 2023年7月17日 10:45 2006年夏、延長再試合の決勝戦を戦った駒大苫小牧のエース・田中(楽天)。初々しい表情が印象的だ 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライト…

  • 高校野球あれこれ 第113号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【巨人編】 1試合2発の和製大砲と、甲子園後に注目集めた次代エース 三和直樹 2023年7月16日 10:05 球界を代表するスラッガーに成長した岡本(巨人)は、3年春の甲子園で1試合2本塁打を放った 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当て…

  • 高校野球あれこれ 第112号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【西武編】 圧巻の投球で頂点に立ったエース、野手でプロ入りした男も 三和直樹 2023年7月15日 9:45 西武の現エース・髙橋(西武)は2年夏の甲子園を圧倒的な投球で制した 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団…

  • 高校野球あれこれ 第111号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【阪神編】 今季ブレイク中の右腕はセンバツ優勝投手だった 三和直樹 2023年7月15日 9:20 村上は智弁学園のエースとして2016年春の甲子園を制した 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピック…

  • 高校野球あれこれ 第110号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【ソフトバンク編】 小さな巨人とセンバツ優勝右腕、無念の暴投で夏を終えた男 三和直樹 2023年7月13日 11:10 球界を代表する遊撃手・今宮は高校時代から抜きんでた能力を見せつけていた 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 …

  • 高校野球あれこれ 第109号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【DeNA編】 センバツ優勝左腕と、大学で開花した2人の投手 三和直樹 2023年7月12日 10:30 2007年春の主役となった常葉菊川の田中。大阪桐蔭の中田との戦いも制した 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選…

  • 高校野球あれこれ 第108号

    第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回はオリックス編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。

  • 高校野球あれこれ 第107号

    第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回はヤクルト編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。

  • 高校野球あれこれ 第106号

    センバツ出場枠 地区で明暗「21世紀枠への意見は両極端だが役割を果たしてきたと自負」【高校野球】 来春センバツ(第96回選抜高校野球大会、甲子園球場)の出場校が東海、東北の2地区で増枠されることになった。これにより、中国・四国の「比較枠」と21世紀枠の1枠がそれぞれ減枠となる。 日本高校野球連盟(宝馨会長)が7日、第95回記念選抜高校野球大会の最終となる第4回運営委員会を大阪市内で開催し、昨年12月から…

  • 高校野球あれこれ 第105号<br />

    ~名勝負列伝-【31】宇部商×PL学園~ 1985年選手権大会 &lt;甲子園は清原のためにあるのか!!&gt; 今回は「名勝負列伝」です。桑田清原集大成の夏、3年生の決勝戦を振り返ります。

  • 高校野球あれこれ 第104号

    甲子園で打ちまくり! 「プロ入りはせず」も“超高校級”と呼ばれた強打者たちの記憶 甲子園大会では、毎年超高校級の強打者たちがプロのスカウトから熱い視線を送られているが、彼らの中には、甲子園で活躍したにもかかわらず、最終的にプロに行かなかった選手もいる。 2000年夏、チーム大会最多安打100、同本塁打11など、記録ラッシュの“史上最強打線”で全国制覇した智弁和歌山の4番打者・池辺啓二もその一…

  • 高校野球あれこれ 第103号

    ~甲子園に旋風を起こしたチーム-【8】1987年春のPL学園~ 「逆転のPL」が復活した春 今回は久しぶりに「甲子園に旋風を起こしたチーム」です。この年はPL学園が春夏連覇しますが、夏の選手権は春優勝の貫禄と自信からすべての試合で3点差以上の勝利と接戦で苦戦した試合はありませんでしたので、好勝負が多かった春の大会、その中でも延長戦になった準々決勝と準決勝を振り返ります。

  • 高校野球あれこれ 第102号

    ~名勝負列伝-【30】横 浜×関大一~ 1998年選抜大会 &lt;松坂の甲子園物語はここから夏へと続いていく&gt; 高校野球あれこれ 第32号で春選抜の横浜-PL学園を振り返りましたが、翌日の決勝も熱戦の名勝負。神奈川勢と大阪勢が甲子園の決勝で対戦するのは、この大会が初だった。 最後の打者を空振りの三振にとると、横浜の選手がエース松坂のもとに駆け寄る。優勝候補の筆頭にあげられたチームが伸びやかに力を発揮して、栄…

  • 高校野球あれこれ 第101号

    【センバツ2023】山梨学院、光った長打力 二、三塁打数は他校の倍以上 センバツ総括 1日に閉幕した第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は、山梨学院の県勢初優勝で幕を閉じた。長打が少ない大会だったが、山梨学院は長打力で他をリードした。 記念大会で36校が出場し、試合数が例年より多いにもかかわらず、2桁得点は前回、前々回より3試合少ない1…

  • 高校野球あれこれ 第100号

    【センバツ2023】「甲子園で勝てなくなった。なぜ…」歴史的センバツV・山梨学院の吉田監督はいかに“再起”したか? 試合後に語った「優勝で帳消し」の真意 青い空と白い雲。 かの名物アナウンサー、植草貞夫の名調子のような景色が広がる甲子園球場で、スカイブルーが欣喜雀躍(きんきじゃくやく)のごとく飛び跳ねる。 4月1日。青のアクセントカラーが鮮やかなユニフォームをまとう山梨学院が、センバツで山梨県勢初と…

  • 高校野球あれこれ 第99号

    【センバツ2023】甲子園優勝メンバー「7人」残るも…仙台育英はなぜ“エースを先発させなかった”? 須江航監督が明かした「采配の真意」と「1つの後悔」 仙台育英はベンチ入りメンバー18人のうち、7人が昨夏の全国制覇を経験していた。 「140キロクインテット」と呼ばれ、優勝を支えた豪華投手陣では現エースの高橋煌稀、湯田統真、仁田陽翔が残り、野手も現キャプテンの山田脩也ら4人が主力だった。 うちは12番目く…

  • 高校野球あれこれ 第98号

    【センバツ2023】涙の大阪桐蔭…西谷監督は“負け直後の円陣”で何を語った? エース前田悠伍が挙げた敗因と「打てないチーム」と思えないポテンシャル 2023年のセンバツは山梨学院の県勢初優勝で幕を閉じた。その中で甲子園優勝経験のある名門校も“夏に繋がる”様々な試みにトライしていた。その戦いぶりを振り返る。 高校野球が終わったわけではない。それでも、何人もの選手が涙を拭っていた。勝って当たり前の重圧な…

  • 高校野球あれこれ 第97号

    ※ 今回の報徳学園は実に高校生らしく、甲子園の観客を魅了し、味方につける、魅力 たっぷりなチームだったと思う。「逆転の報徳」お見事でした。感動しました。

  • 高校野球あれこれ 第96号

    《独占手記》「2度の電撃解任を乗り越えて…」甲子園常連「強打の日大三」を作り上げた小倉全由監督が“引退表明”「高校野球は誰のものか?」最後に問いかけた 高校野球界の名将として知られる日大三高の小倉全由監督が3月末をもって監督を退任することがわかった。 「私が来るまでの三高は『洗練された野球』と言われていましたが、私が来て2001年の夏に全国制覇を成し遂げて以降は、『強打の日大三』と言われるようにな…

  • 高校野球あれこれ 第95号

    【センバツ名勝負伝説】 あと1人からの非情のドラマ!まさかのサヨナラエラー まさかのイレギュラーで…… 1989年4月5日決勝 東邦(愛知)3x-2上宮(大阪) 元号が平成にあらたまり、初めての大会だった。 1989年4月5日、決勝のカードは、前年センバツ準優勝の東邦(愛知)と、近畿大会で敗れギリギリの出場ながら、超高校級スラッガーと言われた元木大介らタレントぞろいの野球巧者・上宮(大阪)。優勝候…

  • 高校野球あれこれ 第94号

    センバツ甲子園「ベスト8」を予想した 注目の大阪桐蔭、仙台育英は勝ち上がれるか 3月18日に開幕するセンバツ高校野球大会。10日には組合せ抽選会が行われ、初戦の対戦カードが決まった。第95回の記念大会ということで例年よりも4校多い36校が出場するが、各ブロックを勝ち抜いて準々決勝に進出するチームはどこになるのか。秋季大会の戦いぶりなどから予想してみたいと思う。 * * * 【第1ブロック】 大分…

  • 高校野球あれこれ 第93号

    可能性があるのはわずか15校の偉大な記録『4元号勝利』 今センバツで達成を狙うチームは? 長い歴史を持つ高校野球には様々な記録がある。中でも特に歴史の重みを感じさせるのが、大正、昭和、平成、令和にまたがる『4元号勝利』である。前回、今大会に出場する名門校の勝利数や優勝回数について詳しく述べたが、この記録は数ではない。いかに長く活躍し続けているかということで、令和になった段階で可能性があったのはわず…

  • 高校野球あれこれ 第92号

    悪夢の逆転サヨナラ負けから痺れる“1-0”投手戦まで…記憶に残る「センバツ決勝」3選 ◆ 今年は第95回の記念大会 3月18日に開幕を迎える『第95回記念選抜高等学校野球大会』。通称“春のセンバツ”は正式名称の通り今年が95回目の記念大会ということで、例年よりも4校多い36校が聖地・甲子園に集結する。 ◆ 1989年4月5日:東邦-上宮 この年のセンバツは元木大介率いる地元大阪の上宮が大きな注目を集め、前…

  • 高校野球あれこれ 第91号

    甲子園の「私立独占」を許すな! 存在感を示す公立高校の“逆襲” 強豪の私立校で進む“プロ化” 3月18日に開幕する第95回選抜高校野球大会。2度目の大会連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)、前哨戦といえる明治神宮大会の決勝で同校と接戦を演じた広陵(広島)、昨年夏の甲子園優勝メンバーが多く残る仙台育英(宮城)が優勝候補の中心と見られている。他にも上位進出が有力視されているチームは、いずれも“私立高校”である。 …

  • 高校野球あれこれ 第90号

    甲子園305勝、優勝20回! 今センバツ出場の近畿4強のすさまじいまでの成績 昨年秋の近畿大会は名門の活躍が目立った。優勝した大阪桐蔭を始め、準優勝の報徳学園(兵庫)、4強の智弁和歌山、龍谷大平安(京都=タイトル写真)と豪華な顔ぶれで、4校すべてが春夏の甲子園で優勝している。まずはこの4校のすさまじいまでの成績をご紹介しよう。 龍谷大平安=103勝(歴代2位)優勝4回(春1、夏3) 大阪桐蔭=72勝(同9…

  • 高校野球あれこれ 第89号

    <北陸記者リポート>選手が北陸を選んだわけ 常勝・敦賀気比、倒すため /福井 「敦賀気比を倒すためです」。北陸野球部には、北陸進学を選んだ理由についてこう説明する選手が何人かいる。なぜ敦賀気比を倒したいのか。その疑問の答えには、敦賀気比のコーチを経て2019年から指導する林孝臣監督(40)が「革命を起こそう」と作り上げたチームの特色が関係している。 ◇県内出身中心に 敦賀気比は、全国的…

  • 高校野球あれこれ 第88号

    大阪桐蔭のエースに広陵のスラッガー...。 センバツの注目選手を一挙紹介! 今年は春の甲子園で、誰が主役になるのか? 1月27日に第95回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校36校が発表された。その出場校の中には、今秋のドラフト会議をにぎわせそうな逸材が何人もいる。 毎年、春のセンバツでスカウト陣の評価を高め…

  • 高校野球あれこれ 第87号

    高校野球「強豪校」の寡占化がさらに…“格差是正”には、「甲子園大会」の見直しも必要か “顔ぶれの固定化” 1月27日に第95回選抜高校野球の出場校を決める選考委員会が行われ、2023年の高校野球シーズンが徐々に近づく時期となった。今年も中心となりそうなチームは、昨年選抜の覇者である大阪桐蔭(大阪)と、東北勢悲願の夏の甲子園優勝を果たした仙台育英(宮城)の2校だが、ここ数年を振り返ってみると甲子園で勝ち進…

  • 高校野球あれこれ 第86号

    センバツの開幕まで1か月あまり。先月27日の選考会で、近畿勢は名門校、伝統校の名が次々と呼び上げられた。近年の甲子園では大阪桐蔭を中心とした近畿勢の活躍が目立っている。今春も近畿勢は強く、好選手も多い。中でも報徳学園(兵庫)は投打に戦力が充実し、昨秋は大阪桐蔭に肉薄した。 名門・報徳の堀は驚異のセカンド送球 名門を牽引するのは捕手で主将の堀柊那(しゅうな=2年)。前チームから主力として活躍し、…

  • 高校野球あれこれ 第85号

    指名漏れ、戦力外…苦しむ大阪桐蔭「最強世代」 春夏連覇から4年、波乱万丈の現在地 山田はまさかの指名漏れ、根尾は投手転向、柿木と横川は育成契約に 甲子園春夏連覇から4年、大阪桐蔭の「最強世代」が波乱万丈の1年を過ごした。高卒でプロに進んだ根尾昂、藤原恭大らは試行錯誤の年に。今季は同世代の大卒選手たちが入ってくることから、1軍の戦力として結果を求められるだろう。また、大学に進学した山田健太、中川卓也…

  • 高校野球あれこれ 第84号

    中日期待の若手に即戦力の名手、ドラフト注目の逸材も 18年の東邦は実力者揃いだった 2018年の第100回大会の夏甲子園を盛り上げたミレニアム世代は、3月で学生野球を引退し、4月からNPB、社会人野球などあらゆるステージに進み、それぞれの野球人生を歩んでいく。その中から、今回は18年センバツに出場した東邦(愛知)の当…

  • 高校野球あれこれ 第83号

    今季、甲子園でブレイクするのは、名将率いるこのチームだ! 近江がつけてくれた優勝ロードを歩めるか? 「このチームで甲子園へいきたいという思いは強い」。昨秋の滋賀大会で初優勝した直後、彦根総合を率いて2年目の宮崎裕也監督(61)は、喜ぶ様子も見せず、淡々と話した。県立の北大津を春夏6度、甲子園へ導いた湖国の名将だ。続く近畿大会でも、近大新宮(和歌山)を4-2で破って(タイトル写真)、センバツ出場に王手…

  • 高校野球あれこれ 第82号

    「山田君と話がしたい」指名漏れの後、計8社からオファー 必要とされていると知り、立ち直れた 昨年のドラフト会議で、ある意味一番話題になったのは、立教大学の山田健太(4年、大阪桐蔭)が指名されなかったことだった。あれからおよそ3カ月。内定している日本生命での野球継続が決まり、すでに「2年後」に向かっている山田に、いまだから話せることや、ドラフト後に母校で教育実習をした経験などについてじっくり聞いた。…

  • 高校野球あれこれ 第81号

    【センバツ出場校一覧】連覇狙う大阪桐蔭、東海大菅生ら出場36校決定!初出場は5校、21世紀枠は氷見、城東、石橋 第95回記念選抜高等学校野球大会(3月18日開幕・阪神甲子園球場)の出場校を決める選抜委員会が27日に行われ、出場36校(一般選考枠32校、神宮大会枠1校、21世紀枠3校)が出そろった。記念大会の今大会は東北、関東、東海、四国の4地区で出場校が1枠増。これまで高野連から出場校に対し行われていた電話連…

  • 高校野球あれこれ 第80号

    センバツ出場校「もやもや選考基準」が続く不可解 選考ガイドラインは導入されてもいまだ不透明 今号で記念すべき100回目。そろそろ選抜高校野球の出場校が決まります。高校野球では秋季地区大会で好成績を残した高校は今春のセンバツ高校野球(春の甲子園)への出場が有望視される。しかし「確定」したわけではない。 「第94回選抜高等学校野球大会」の選考で、昨年の秋季東海大会で準優勝した神奈川県の聖隷ク…

  • 高校野球あれこれ 第79号

    最速1.81秒の世代屈指の強肩捕手 公式戦はほとんど盗塁阻止 明治神宮大会史上初となる連覇を成し遂げた大阪桐蔭(大阪)を中心に、2023年の高校野球も大いに盛り上がるに違いない。そんな大阪桐蔭を苦しめた数少ない学校は、兵庫の名門・報徳学園だ。 近畿大会決勝で0対1で敗れたものの、最後まで1点を争う好ゲームを見せた。敗戦は受け止めるべき課題ではあるが、収穫もあった一戦だろう。ただ、「同じ相…

  • 高校野球あれこれ 第78号

    「全国3冠」大阪桐蔭3年生の進路が決定、川原投手はホンダ鈴鹿、海老根外野手はSUBARUへ DeNAにドラフト1位で入団した松尾汐恩捕手を擁して「全国3冠」に輝いた大阪桐蔭高3年生の進路が固まった。2021年秋の明治神宮大会、2022年春の第94回選抜高校野球大会、2022年秋の国体で優勝。2022年夏の甲子園制覇だけが成し遂げられなかったチーム。プロ志望届を提出したもののドラフト指名から外れた川原嗣貴投手が社会人野球の…

  • 高校野球あれこれ 第77号

    ウィキペディアには載っていない名将が死去。3校を甲子園に導いた樺木義則氏の軌跡をたどる 行く先々できっちりと結果を出す 間もなく春のセンバツの出場校が決まる。高校球児の大目標である甲子園は、監督としてもたどり着くのが難しいところである。 その甲子園に3校を導いた名将が1月2日に死去した。神奈川・武相高、東京・修徳高、そして母校の石川・金沢高で監督を務めた樺木義則氏(享年77)である。武…

  • 高校野球あれこれ 第76号

    高校野球の名将「“野球の上手い子が逆上がりできない”ってよくあるの、知ってます?」甲子園優勝監督が岡山で“単身赴任”…驚きの毎日 秋の熊野(三重県)に強豪高校チームが集まり、迎え撃つ地元チームも交えて練習試合を行なう。恒例の催しが、今年も紀伊半島の熊野市を中心に、2日間にわたって開催された。 今年の参加校は、北から、弘前東高、鶴岡東高、健大高崎高、昌平高、関東一高、敦賀気比高、…

  • 高校野球あれこれ 第75号

    【高校野球】 “強い横浜”へ信念を持って戦い続ける村田浩明監督と選手たち 秋季関東大会が幕を開けた10月22日、埼玉・大宮公園野球場のベンチ裏で、出番を待つ横浜・村田浩明監督(36)と偶然に顔を合わせた。 「思い出深い球場なんです。高校3年秋の国体の決勝で、ダルビッシュ投手の東北(宮城)を破って優勝しましたからね」。当時、横浜の捕手だった村田監督は、現中日の涌井秀章投手(36)をリード…

  • 高校野球あれこれ 第74号

    センス抜群の大型遊撃手、大阪桐蔭1番打者の将来が楽しみ 将来どこまで大きく成長するか分からないくらい、楽しみな遊撃手が大阪桐蔭(大阪)にいる。背番号6を背負う、小川 大地内野手(2年)は182センチ、78キロのバランスの取れた体型を持つ大型遊撃手。安定した守備と積極的な打撃で、「1番遊撃手」として大阪桐蔭の明治神宮大会連覇に大きく貢献した。

  • 高校野球あれこれ 第73号

    大阪桐蔭がもたらした「神宮枠」の行方やいかに? 近畿のセンバツ出場校あるあるにも影響? 大阪桐蔭が神宮大会連覇を果たし、来春センバツの「神宮枠」を持ち帰った。これで近畿からは7校が一般枠で出場することになる。この恩恵にあずかるのはどのチームか?そして94回のセンバツの歴史で、近畿にだけ存在する出場校あるあるとは?

  • 高校野球あれこれ 第72号

    投げっぷりはエース以上、大阪桐蔭の背番号10右腕に大きな成長を期待 大阪桐蔭(大阪)は今秋の明治神宮大会で初の連覇を成し遂げた。背番号1を背負う主将の前田 悠伍投手(2年)に注目が集まるなか、個人的には大きく成長しそうな右腕に期待している。背番号10の南 恒誠投手(2年)。とにかく投げっぷりがいい。

  • 高校野球あれこれ 第71号

    センバツ有力のクラーク記念国際のエースの将来像は阪神・青柳か? 大阪桐蔭に大敗しても期待が持てる理由 クラーク記念国際(北海道)の背番号1、新岡 歩輝投手(2年)は、前チームでは遊撃手として甲子園に出場。今年は全道大会を1人で投げきり、優勝に導いた。昨年、札幌ドームでの公式練習で投げている姿を見ていたが、常時130キロ後半の速球と、切れ味の鋭いスライダーを投げ分ける投手になるとは想像できなかっ…

  • 高校野球あれこれ 第70号

    前田三夫と小倉全由。 東京の高校野球を牽引した2人の接点とは 12月3日、東京都高野連は指導者講習会を都内の海城高で3年ぶりに開催した。集まった約100校、230人の指導者の前に、講師として登壇したのが前田三夫氏。帝京高を50年にわたって率い、甲子園通算51勝、春夏合計3回の優勝を誇る。現在は名誉監督についている。

  • 高校野球あれこれ 第69号

    「1強」大阪桐蔭を止めるために来春センバツ出場校がやるべきこと 秋の日本一を目指す明治神宮大会は、大阪桐蔭(近畿=大阪)が5点差を逆転して広陵(中国=広島)を下し、大会史上初の2年連続優勝。来春のセンバツでも優勝候補筆頭として連覇を狙う。

  • 高校野球あれこれ 第68号

    【来春センバツ出場校予想】 大阪桐蔭が神宮大会Vで近畿が1枠増に ◇24日 明治神宮野球大会高校の部決勝 大阪桐蔭6―5広陵(神宮) 大阪桐蔭が広陵(広島)を破り、高校の部では大会初の連覇を達成した。今大会の優勝校の地区に与えられる来春センバツの神宮大会枠は近畿地区に与えられる。

  • 高校野球あれこれ 第67号

    5年前、大阪桐蔭で起きた“選手間の対立”…いま明かされる「最強チーム」の転機とは? 山田健太「癖が強い選手ばっかりでしたから」 大阪桐蔭OBの小泉航平は、同校の監督である恩師、西谷浩一の言葉に耳を疑った。 「まだ弱い? なのに優勝したんですか?」 西谷が「まだ弱い」と評したチームは、昨秋の明治神宮大会で初優勝を遂げた。だからこそ、小泉はそう訝しがったのである。

  • 高校野球あれこれ 第66号

    新チームを挟んで夏、春の2季連続甲子園出場を果たす難しさ 今夏出場校が続々と敗退 来春センバツ出場の重要な参考資料となる高校野球の秋季東京大会の決勝が13日に行われ、東海大菅生が2年ぶり4度目の優勝を果たし、来春選抜出場の当確ランプをともした。これで各地区大会の全日程が終了したが、都道府県大会では今夏の甲子園に出場した高校が続々と敗退。新チームに移行しての2季連続で甲子園に出場する難しさ…

  • 高校野球あれこれ 第65号

    3季連続準決勝の壁に阻まれた帝京 甲子園へドラフト候補の主戦・高橋蒼人は「高校野球人生のすべてをかけて取り組む」/高校野球リポート 名将からつながれたバトン 帝京高は2011年夏以来、甲子園から遠ざかっている(春のセンバツは2010年)。春1度、夏2度の甲子園優勝へ導いた前田三夫監督は昨夏の東東京大会限りで勇退し、教え子である金田優哉監督にバトンがつながれた。

  • 高校野球あれこれ 第64号

    大阪桐蔭のエースも…この秋のプロ入りが叶わなかった高校生の逸材たち ◆ まさかの“指名漏れ” 今年は10月20日に開催されたプロ野球のドラフト会議。 育成ドラフトを含めて126名が指名を受け、夢へのスタートラインに立った。 その一方で、指名が有力視されていながら、見送られた選手も少なくない。 ここでは、今年のドラフトでは縁がなかった有望選手にフォーカス。今回は高…

  • 高校野球あれこれ 第63号

    ~名勝負列伝-【29】花巻東×明 豊~ &lt;花巻東・菊池が降板、奮い立つ仲間「自分たちの力証明」&gt; 最大の試練が訪れた。2009年8月21日。岩手代表の花巻東は、大分代表の明豊と4強の座を争っていた。4点リードの五回裏。それまで1人の走者も許していなかったエース、菊池雄星の様子がおかしい。 最初に気づいたのは二塁手の柏葉康貴だ。「腰を手で触ってましたから」。無死一、三塁で6番打者への2…

  • 高校野球あれこれ 第62号

    甲子園、国際大会大活躍の大型右腕、U-18代表外野手など指名漏れとなった超高校級の逸材たち 10月20日、ドラフト会議が行われ、支配下登録選手が69人、育成選手は57人の計126人が指名された。多くの選手が華々しい指名の瞬間を迎えた中、指名漏れしている選手も多くいる。 プロ志望届を提出したのは高校生が154人、大学生が187人だった。 指名数を見ると絞られた指名をしている。改めてプロの厳しさ…

  • 高校野球あれこれ 第61号

    須江航監督の「予感」を外した仙台育英の「弟ズ」 来春の選抜選出当確に「短い時間で選手が頑張った」 ◇秋季東北大会準決勝 仙台育英 2―1 能代松陽(2022年10月14日 荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた) 今夏の甲子園で東北勢初の日本一に輝いた仙台育英(宮城)が14日、秋季東北大会準決勝で能代松陽(秋田)を2―1で下し、2年ぶりの決勝進出を決めた。東北地区は来春選抜の出場枠が3校で選出を決…

  • 高校野球あれこれ 第60号

    ~名勝負列伝-【28】松商学園×四日市工~ &lt;本格派投手同士の対戦&gt; 1991年夏の大会。松商学園対四日市工戦をとりあげます。大会屈指の好投手上田佳範と井手元健一朗の投げ合いとなったこの試合は延長16回に及ぶ死闘となりました。

  • 高校野球あれこれ 第59号

    大阪桐蔭4人衆はどうなる ドラフトで「1チームから3人以上指名」“総崩れ”の例は 毎年多くの選手がドラフトで指名されてプロ入りを果たしているが、強豪チームとなると同じ年に複数の候補選手がいることも珍しくない。昨年も小園健太(DeNA1位)と松川虎生(ロッテ1位)が市和歌山から揃って1位指名を受けているが、同時に3人以上の指名となるとやはりなかなかあるものではない。古くは法政三羽ガラスと言われた田淵幸…

  • 高校野球あれこれ 第58号

    夏の甲子園で「世紀の落球」 元開星中堅手「野球、今も好き」 仙台育英(宮城)の初優勝で幕を閉じた夏の甲子園。全国の高校球児憧れの大舞台で「世紀の落球」をした人がいる。松江市の会社員、本田紘章(ひろあき)さん(29)。2010年、開星(松江市)の中堅手として夏の甲子園に出場。九回表2死で平凡なフライを捕球できず…

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