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きままに獣医師 https://seniortr4.blog.jp/

70歳越の獣医師です。 数年前に完全リタイアし、別な仕事をしようかと思っていましたが、 計画が大幅に狂い、いまだに少しだけ獣医師として仕事をしています。 ほぼ毎日ぶらぶらしつつ、少し仕事の幽遊自適な生活を送っています。

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2021/08/17

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  • ヒトからヒトへSFTS感染

    マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染が国内で初めて人から人への感染があったとの報道があります。日本国内で2023年4月にSFTS感染の男性患者から診察していた医師に感染が見られました。男性患者は死亡し、感染した医師は治癒しています。国内においてもマ

  • 犬のジアルジア症

    ジアルジア症は、犬を含め多くの動物に見られ、原虫のジアルジア(ランブル便毛虫)が消化管内に寄生・増殖することで主に下痢を発症する感染症です。感染しても無症状で経過することも多いですが、下痢、粘液便、食欲不振、腹痛、嘔吐、脱水などの症状が見られることもありま

  • 獣医病理医の診断Ⅱ 子犬に生肉

    東洋経済オンラインニュースでの生後4カ月令で亡くなったビーグル犬について記事では飼主さんが犬は肉食であるから肉を与えるのが良いと思い、生肉ばかり与えていて、くる病になり死亡したとの内容です、くる病は食事中のカルシウム不足、カルシウムとリンの不均衡、ビタミンD

  • 獣医病理医の診断Ⅰ 腎臓病の猫

    東洋経済オンラインニュースで腎臓病の猫と生後4カ月令で亡くなったビーグル犬について獣医病理医が書いた記事な紹介されていました。病理とは基本的には「病気の原因や発生の機序、死亡の原因の究明、病気の診断の確定」を目的とする医学の一分野です。ヒトと動物では対象は

  • 狂犬病予防注射実施率

    今朝のNHKニュース「おはよう日本」で狂犬病予防接種の実施率が7割に下がっていると放送されているのを見ました。これは先日NHKWEBで報道された内容のようです。1月7日に群馬県で狂犬病予防注射を受けていない犬に小学生など12人が噛まれたことから、SNSでは狂犬病に関して様

  • 動物病院診療費は高い?

    以前からも言われていることですが、最近もネットで「動物病院の診療費は高額では?」などの記事を見ました。なにを基準として、診療費の高いか安いかを判断するのかは、それぞれの人によって異なるかと思います。ご自分の医療費と比べてとか、予定していた金額と比べて、以

  • 犬のストルバイト結石

    今日尿検査した犬にストルバイト結石が見られました。ストルバイトはリン酸アンモニウムマグネシウムのことですが、一般t的にはストルバイトと言われています。尿結石にはシュウ酸カルシウム、尿酸塩、シスチンなどがありますが、ストルバイトは犬猫共に最も多く見られる尿結

  • ペットロス

    ペットロスとは愛するペットが亡くなり、精神的に落ち込んだり悲しんだりし、それに伴い身体的不調を示す状態を指し、食欲不振、喪失感、無気力、睡眠不足、集中力の低下、情緒不安定などの症状が見られます。ペットロスはペットの飼主さんであれば、どなたにも起こりうる症

  • 犬のアナフィラキシーショック

    アナフィラキシーとは免疫系が刺激を受け見られるアレルギー反応の中で、より短時間に過剰に反応して、全身に症状を見せる反応を呼びます。アナフィラキシーは原因物質(アレルゲン)の体内への摂取により始まります。食べる、触れる、吸い込む、刺されるなどにより、アレルゲ

  • 犬の食餌アレルギー

    食餌アレルギーとは食べものに含まれている特定の物質により身体に不利益となるアレルギー反応により症状の現れる疾患です。アレルギーを引き起こす原因は、食餌に含まれるたんぱく質です。身体が原因となるたんぱく質を異物(アレルゲン)として認識すると血液中の抗体が反応

  • 繁殖引退犬の問題

    1月11日はワンワンワンの日だそうです。知りませんでした。ワンワンワンにちなんでNHKの「おはよう日本」で繁殖引退犬の特集をやっていました。繁殖引退犬の劣悪環境での飼育管理や引き取り手の少なさ、引き取り後の困難さなどが放映されていました。令和3(2021)年に動物の愛

  • 災害時のペット避難

    今回の能登半島地震においても、ペットの避難に関して様々な問題が出ているようです。かつては災害時の避難の際には、ペットを置いていくように言われていましたが、東日本大震災を契機にペットとの同行避難が勧められるようになってきました。ペットと一緒の避難では、同行

  • 急性腎不全

    腎臓の疾患には多くの種類がありますが、腎臓病やその他の原因で腎臓の機能が75%以上消失した状態を腎不全と言います。腎不全には急性と慢性があり、急性は数日以内という短期間に機能低下を起こし、体内の水分の状態を正常に維持できなくなった状態です。慢性は徐々に腎臓

  • 脱水症

    脱水とは、身体を維持のに必要な水分が過剰に失われている状態です。水分は尿、便、皮膚、口、鼻などから常に失われていきますが、食物や飲水により補給されています。季節、環境、年齢、疾患などが誘因となって、過度に水分が消失すると脱水症状を出現することがあります。

  • 猫の泌尿器症候群

    猫の泌尿器症候群は下部尿路症候群、下部尿路疾患などとも言われますが、尿路の下部にあたる膀胱、尿道、尿道口などで結石、出血、排尿障害、頻尿などの症状を見る疾患をまとめた名称となります。疾病の原因としては、様々な要因が重なり発症するとされていますが、猫は本来

  • ペットの尿が赤い

    尿が赤みをおびている状態を赤色尿といいます。色は赤色に限らず、褐色やオレンジ色、黄色などに見えることもあります。尿が赤っぽく見えるのは尿の中に赤血球、ヘモグロビン、ビリルビンなどが存在するためです。 トイ

  • ペット誕生日偽装に環境省調査

    新聞報道によると、本年11月、環境省の要請により全国の自治体において、ペットオークション会場や繁殖業者への立ち入り検査が実施されています。動物愛護管理法(動物の愛護及び管理に関する法律)では、生後56日(8週)以下の幼い子犬や子猫の展示・販売は禁止されています。

  • 學校飼育動物の問題2

    RKBオンラインの記事を見た後、ネット検索していたらNHK政治マガジンで1月20日付け「消えたウサギ 働き方改革と命を学ぶ意義のはざまで」の表題のある記事を見つけました。かつてはどこの小学校でも見かけた、小鳥、ニワトリ、ウサギなどの学校飼育動物が今では見る機会が少

  • 学校飼育動物の問題1

    RKBオンラインの12月4日のニュースによると小学校で飼育されているウサギの悲惨な状況が報道されています。餌不足による痩せた個体、近親交配によるであろう奇形、半身不増のまま放置、多頭飼育崩壊などの悲惨な状況が語られています。私自身もかつて開業していた時代、小学

  • 犬の心不全

    心不全とは、心臓あるいは関連する臓器に何らかの異常が生じ、身体が必要とする血液を送りだせなくなり、様々な症状を起こす病態の総称です。特定の病名ではなく、症候群として見られます。心不全の分類としては時間的経過から分けられる急性心不全、慢性心不全や若齢時より

  • 犬の不整脈

    不整脈とは、一言では心臓の「脈の乱れ」を指しています。心臓は電気的刺激により一定のリズムで拍動しており、脈拍も一定のリズムで保たれています。心臓の拍動は、心臓上部にある洞結節から心筋内の通り道となる刺激伝導系へ伝わっていきます。このリズムの発生源や通り道

  • 食物不耐性

    食物(餌)アレルギーと似ている症状として、食物(餌)不耐性があります。食物(餌)アレルギーと食物(餌)不耐性をまとめて食物(餌)有害反応と表現されることもありますが、食物不耐性とは食品の材料にに対する特異体質や薬理学的な反応などが原因となって体調不良などを見せる状

  • 猫の食餌回数

    猫の食事回数については、飼主さんによりかなり異なっているようです、回数を決めて与えられる方、常に置き放しにされている方、日中だけ置き放しにされている方などいろいろな給餌法をされている飼主がいらっしゃいます。猫は本来自分の好みのタイミングで食餌をしています

  • 犬の食餌回数

    食餌回数は何回ぐらいがいいのでしょうかとは、今でもしばしば飼主さんから質問を受けます。食餌回数は犬の年齢、体重、健康状態、活動レベル、飼育環境などにより異なってきます。一般的には、離乳期後は1日4~5回食餌を与え、成長と共に回数を減らしていき、成犬になると2

  • ペットショップのネット記事

    自宅での新聞購入を止めたためもあり、めったに新聞は眼にしないのですが、たまたま新聞を読んでいたところ、週刊新潮の広告が目に留まりました。 週刊新潮最新号 見出しより引用あるペットショップについての記事でしたが、デイーリー新潮の記事によると、繁殖場の問題や購

  • 犬の認知症の予防

    アメリカワシントン大学の研究チームの発表した論文によると犬の認知症予防に運動が効果的であるとされました。この論文によると、犬では「犬の認知機能障害(CCD)」の患者は1.4%あり、10歳以上の犬では、年齢が上がるにつれ認知症の確率が格段に増加します。犬の認知機能障害

  • ペット購入後トラブル

    先日、知人より購入したばかりの子犬に病気が見つかり、ペットショップと話し合いをしている最中だとの話を聞きました。このような話は、時々聞くことがあります。国民生活センターによると、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク)に登録されたペットに関連する相談件数は年

  • 犬の拾い癖

    犬の「拾い癖・拾い食い」とは、犬が勝手に落ちている物などを食べることですが、散歩中などの屋外に限らず、家庭内でも、落ちている有害・有毒な物や飼主さんが食べてほしくない物を食べることもあります。飼主さんと散歩中に犬が何かに興味を持ち食べた場合、最悪の場合犬

  • 犬の噛み癖

    犬の嚙み癖とは、飼主さんが制御できない状態の嚙む行動です。吠える、歯をむき出す、噛みつきといった一連の行動としての「攻撃行動」の中に含めることもありますが、そこまでは至らないが、制御が難しい噛む行動を現していることが多いようです。遊びの延長としてとらえら

  • 犬がうんちを食べて困る

    犬がうんちを食べて困るとは良く受ける相談の一つですが、自分のうんちを食べるときと、他の犬や動物のうんちを食べるときがあります。うんちを食べる行動は「食糞症」として名前が付けられています。動物において、うんちを食べる行為は異常行為とは言えず、自然界では様々

  • 猫の被毛が絡まる

    猫の毛玉で大きな心配事は、毛づくろいで毛を飲み込んでしまい、消化管内で留まることです。飲み込んだ毛は、通常は口から吐き出すなどで体外へ出されます。うまく体外へ排出されず、消化管内で塊状になり、停滞すると嘔吐や食欲不振などの消化器症状を見ることになり、稀に

  • ペットの仮病

    ペットの仮病とは、ペットが病気ではないのに、病気や体調不良のように装って振る舞うような行動を指しています。仮病は人だけでなく、犬や猫などでも使うことが分かってきました。しかし、人のように「病気のふりをする」「身体が悪いと思われたい」などとは考えません。ペ

  • アポカドレシピで犬中毒か?

    ネットの記事によると、主婦の友社が発行した『獣医さんが教える愛犬のための手作りごはん』に掲載された内容に、犬に食べさせてはいけないとされるアボカドを使ったレシピが掲載されていると読者より指摘されています。 この書籍は2020年発行の犬の手作りフードのレシピ本で

  • 犬の乳歯生え変わり

    先日、口に中から出血していると、受診された方がいました。受診時、口の中は異常がありませんでしたが、お話をお伺いすると、乳歯が抜けたところの出血であったと思われます。永久歯への生え変わりの時期には、歯茎から血が出ているのを見ることがあります。犬の乳歯は28本

  • 猫のトキソプラズマ症

    トキソプラズマ症は原虫の一種であるトキソプラズマによる感染症です。人を含む、ほとんどの哺乳動物が感染する人獣共通感染症です。ネコ科動物が主宿主、その他の動物は全て中間宿主となっています。トキソプラズマの生活環の中で、シスト、オーシスト、タキゾイドなどと呼

  • 猫は室内飼育

    猫の室内飼育が推奨されるようになり、かなりの年数が経過してきましたが、残念ながら、いまだに猫は屋外を自由に動き回るのが良いと思われている飼主さんもいらっしゃるようです。室内飼育を勧める理由として、大きくは4つになります。*交通事故に会わない。屋外での事故に

  • 猫のコクシジウム症

    コクシジウムは原虫と呼ばれる単細胞生物の1種で、人や哺乳動物、鳥類などの消化管の細胞内に寄生しています。その種類は、非常に多いですが、主には、アイメリア、イソスポーラ、トキソプラズマを指ます。犬や猫などでは、通常はコクシジウムとはイソスポーラを指し、トキ

  • 犬のレプトスピラ症

    昨年秋、16年ぶりに沖縄県でレプロスピラ症の死亡者があったとのニュースがありました。レプトスピラ症は野生動物やペットをはじめ、人にも感染する人獣共通感染症です。人では世界的に患者に見られる疾患ですが、日本での感染者数は激減しています。地域的には沖縄県での発

  • 犬のマラセチア

    マラセチア症はマラセチア・パチデルマティスにより起こされる皮膚炎や外耳炎を主とする疾患です。マラセチアは脂肪を栄養源として、皮膚に常在している酵母様真菌です。マラセチアは人でも常在していますが、犬と人では種類が違います。マラセチア症を発症している犬から、

  • ペットのウサギ

    前の記事でウサギの多頭飼育崩壊を記載しましたが、ペットとして飼育されているウサギは犬、猫に次いで3番目の人気となっています。ウサギのペッとしての良さとしては、ほとんど鳴かない、散歩が不要、草食動物のため便の臭いが少ない(尿の臭いは強い)、単独飼育が可能、家畜

  • ウサギ多頭飼育崩壊

    ウサギ多頭飼育崩壊の記事をネットにて見ました。これ以外にも昨年暮れからいくつもの記事が寄せられています。今回の鳥取県の事例は、一畳程度の広さに約20匹がいて、子ウサギの死体も50匹ほど見つかったとのことです。飼育者は70才代の男性で、家族を失い、慰めのためペア

  • 学校飼育動物

    数日前(1月20日)の朝のNHKニュースだったと思いますが、小学校で動物を飼育している校数がかなり減少していると報じていました。小学校で動物を飼育している割合は、ある調査によると、1993年では約90%の少学校で動物が飼育されていましたが、2004年には80%程度となり、2015

  • 猫の飼育経費

    前回記事と同じくペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査の猫の飼育経費について記事にしてみました。生涯必要経費として131万円となっています。必要な経費に年による変動は犬ほど大きくはありませんが、2017年の107万円に比べ20%ほど増加しています。その中で主食用・副食

  • 犬の飼育経費

    ペットフード協会が毎年発表している全国犬猫飼育実態調査において、犬の飼育経費についてまとめられていました。経費としては、市販の主食用ペットフード。副食用ペットフード、医療費、保険料、ケア費用、雑貨、おもちゃ&衣料などに分けられています。犬種は超小型、小型

  • 多頭飼育崩壊

    このところネット記事にペットの多頭飼育による様々な弊害の記事が散見されます。ペットの多頭飼育とは、2頭以上の複数のペットを飼育することを指しますが、問題になるような多頭飼育は、頭数にかかわらず、飼育頭数が増え、飼育者が管理できなくなった状態に陥っている状況

  • 犬の膿皮症

    年が明け、今年も仕事が始まりましたが、初めての患者さんとして深在性膿皮症の犬を診ました。深在性膿皮症は膿皮症の中では症例はさほど多くありません。膿皮症とはその名前の通り、皮膚にできた膿を主症状とする病気です。一般的にみられる病気で、皮膚に見られるため飼主

  • 犬の糞線虫

    年末に子犬の下痢便から糞線虫を見ました。比較的珍しい寄生虫です。糞線虫属は50種類以上いますが、日本ではヒト糞線虫と猫糞線虫が確認されています。猫以外のタヌキやキツネなどの野生動物や犬にも寄生します。寄生する糞線虫はメスのみで、糞線虫の種類により虫卵あるい

  • 猫のサブスク

    今、猫のサブスクについてネット内で騒然としているようです。ネット記事をやこの会社のHPを見ると株式会社のら猫バンクが行う、月額380円の会員制サービス「ねこホーダイ」では保護シェルターの猫を無料で譲り受けることができ、飼えなくなったら無料で引き取られるシステム

  • 犬の食事回数は?

    現在は犬の1日の食事回数は2回が適当と一般的には推奨されています。アメリカの大学の老化を研究しているグループが、マウスでは1日1回の食事にすることで健康や寿命に良い影響があることを2019年に発表していましたが、2022年に発表した論文では、犬でも同様の結果が示さ

  • 直腸脱

    今日、知人より電話があり、急遽往診に行ってきました。かかりつけ医が休診だったため、私へ連絡したとのことです。今朝、気が付いたら子犬の肛門が1cm程飛び出しているとの内容でした,。直腸脱は直腸が肛門より飛び出している病気ですが、直腸粘膜だけが肛門から出てくる部

  • 流涙症

    このところ続いて流涙症の患者さんに会いました。流涙症は眼の周囲に涙が溢れ出ている状態にある病気です。涙が溢れると、主に鼻に近い付近の毛が濡れ、周辺の毛が赤茶色に変色します。通称「涙ヤケ」とも言われます。涙ヤケはマルチーズやシーズーなど白色や毛色の薄い犬種

  • 新規の業務

    今年こそは仕事を止めようと思っていましたが、逆に仕事が増えることとなってしまいました。従来から行っていたところとは別に、1軒のブリーダーさんのところへ時々いくこととなりました。6月よりマイクロチップの装着義務化されたことにより、子犬のマイクロチップの装着と

  • 犬の熱中症

    今年の6月はかつて記録にないほどの暑さとなり、各地で熱中症警報が出されていましたが、ペット達にも熱中症の患者さんが大変多くなっているようです。 日本気象協会が2019年に犬の飼主さんへ行った調査では、○回答のあった愛犬の4分の1が熱中症になった経験があます。○

  • 猫は同居の猫やヒトの名前を学習している

    高木佐保 、荒堀みのり、千々岩眸らの研究グループが、国際学術誌「Scientific Reports誌」にオンライン版に掲載された論文によるとネコがヒトとのコミュニケーションの中で、自然と同居する他の個体の名前を覚えていることがわかりました。調査、ネコが同居する他のネコやヒ

  • 犬フィラリアの感染時期

    犬フィラリア症を予防を確実にするためには、適切な時期に適切な期間、予防薬を投与することが必要です。不適切な予防では確実な予防効果が得られず、感染を起してしまうこともあり得ます。予防薬の投与には、フィラリア感染の時期を正しく理解することが必要になります。蚊

  • 犬フィラリアとは

    毎年暖かい気候となり、蚊がみられるようになると、ペットたちには犬フィラリアと呼ばれる犬糸状虫の予防の季節となってきます。フィラリアは寄生動物により、種類が異なりますが、日本で見られるフィラリアのほとんどは犬フィラリアです。犬フィラリアは、蚊の吸血により犬

  • ウクライナ避難民と狂犬病予防

    ウクライナから避難で日本へ来た人が、連れてきた犬をめぐり論争が起きているそうです。報道によると、日本に犬を連れて入国する際には狂犬病ワクチンを2回接種し、抗体の存在を証明する書類が必要となり、この書類がない場合は、動物検疫所で最大180日間隔離されます。飼主

  • 犬猫の飼養管理基準

    改正動物愛護管理法の最後に施行される部分が令和4(2022)年6月より施行されます。環境省令等で定める動物取扱業者の管理基準は令和3(2021)年より施行。マイクロチップの装着・登録義務等のマイクロチップ 関連の事項全般は令和4(2022)年6月より施行となっています。動物取扱

  • フレッシュペットフード

    日経トレンディ(日経BP社)2021年12月号の2022ヒット予測100の記事において18位に掲載されたのが「フレッシュペットフード」です。聞いたことのない言葉と思われた方もいらっしゃると思います。「フレッシュペットフード」とは人も食べられる新鮮な肉や野菜などの食材を材料

  • 高齢者と犬

    この度、東京都老年学研究所が、東京都内の65歳以上の1万人以上の高齢者を対象に犬か猫を飼育しているかアンケート調査と介護保険などのデータとの検討を行い、健康調査を行った結果が発表されました。犬を飼育している高齢者は、飼育していない高齢者と比較して、障害(疾病

  • マイクロチップ登録情報移管

    指定本年6月1日、改正動物愛護管理法の施行により、販売される犬猫へのマイクロチップの装着と登録が義務となりました。登録業務は環境省の指定登録機関「公益社団法人日本獣医師会」が行うことになり、6月1日より「犬と猫のマイクロチップ情報登録」システムによる登録事業

  • 動物愛護管理法 改正

    動物愛護(管理)法(動物の愛護及び管理に関する法律)は昭和48(1973)年制定され、その後何度か改正が行われてきました。今回は令和1(2019)年に改正が行われ、動物虐待に関する罰則の強化動物取扱業者に対するマイクロチップ装着の義務生後56日以下の犬猫の販売禁止(8週齢規制)

  • 愛玩動物看護師法

    令和元(2019)年6月に制定された「愛玩動物看護師法」は令和4(2022)年5月1日より施行されます。医療関連の国家資格は、医師をはじめ看護師、薬剤師、保健師、理学療法士、診療放射線技師など、たいへん多くありますが、動物の医療に関しての国家資格は、今まで獣医師しかあり

  • ペットの医療費

    ペットの保険を扱っているアニコムグループでは、年1回ペットに関する調査結果を発表してます。アニコムグループでは2010年より、アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の保険金支払い実績、独自に実施したアンケート調査の結果など、家庭どうぶつに関わるさまざまなデ

  • ペットの病院受診回数

    前回の記事と同じく、昨年(2021年)10月のペットフード協会の犬猫飼育実態調査では、動物病院へ受診する回数も調査しています。その調査結果によると、Ⅰ年間に動物病院を受診した回数は、犬では平均は4.70回でした。さらに年齢別にみると、受診回数の平均は0歳では3.82回、1

  • 犬・猫の寿命

    日本ペットフード協会が、昨年(2021年)10月にインターネットにて調査した犬猫飼育実態調査の結果を発表しています。この調査による犬の平均寿命を見ると、2021年では14.48才となっています。犬はサイズにより寿命が異なるとされていますが、超小型犬では15.19才、小型犬13.97

  • 突然の老犬の前庭疾患

    健康な犬で首を傾けるしぐさはかわいく見えますが、病気でも首を傾ける症状を見ることがあります。病気では耳に疾患がある場合や神経に障害がある場合が多いですが、老犬でしばしばみられる病気に前庭疾患があります。前庭疾患はあらゆる年齢で発症しますが、特に高齢になる

  • 動物病院の選び方

    農林水産水産省の資料では、動物病院の数は平成30年では、産業動物(牛や豚、馬など)の診療施設を除いて、約1万2千か所あるとされています。そのうち、約64%が獣医師1人の施設であり、5人以上の診療施設は僅か約7%しかありません。しかし、動物病院は規模が大きくても、

  • NHKニュース 犬が首を傾ける

    犬でしばしば見かける首を傾けるしぐさ。病気で首を傾けることも稀にはありますが、遠くで音が聞こえたり、普段聞かないような音が聞こえてきたり、飼主さんが話しかけている際などに見られたりします。飼主さんを見ながら、首を傾けたりしていると大変かわいらしく感じられ

  • ペットの安楽死

    ペットの安楽死とは飼主さんや獣医師の判断により、ペットの命を断つことです。ペットの安楽死をどの様に考えるかは、一人一人それぞれ異なっています。安楽死は適正な理由がなければ、行うべきではありませんが、その安楽死の判断が適正か否かは、飼主さんの判断に任されま

  • 犬の認知症

    人では、認知症とは、脳の病気や障害など多くの原因により、脳細胞が死んだり機能の低下により認知する機能が衰え、日常の生活に様々な障害がみられる状態を指します。原因の中ではアルツハイマー型や脳血管障害が多いとされていますが、まだ、十分には解明されていません。

  • ペットの老々介護

    近年人の介護において、老々介護は大きな問題となっています。老々介護とは高齢者が高齢者の介護をすることを言います。高齢化や核家族化により高齢者のみの家庭が増加している中、老々介護の家庭も増えています。これと同じように、ペットにおいても老々介護が問題になって

  • ペットの年齢換算

    飼主さんからしばしば受ける質問としては、「我家のペットは何歳でしょうか」、「自分とはどのくらい違うのか」などがあります。書籍やネットなどで、人との年齢換算をする表や計算式がみられますが、それらには若干の違いがみられます。計算式の作られた時代や、犬の大きさ

  • 丹頂鶴は見れたけど!

    根室から帯広に向かって、車を走らせているとあちらこちらで丹頂鶴を見かけました。地元の人からすると見慣れた光景と思いますが、旅行者の私としては感激しました。望遠レンズを持っていないので、この程度の大きさが精一杯です。丹頂鶴は夏は湿原に散らばって生活していて

  • NHKニュース 犬のおしっこ

    犬の尿で信号機が倒れたとのニュース以降、犬のトイレに関する記事が多くなっているようです。今朝(10月5日)のNHKニュースで、犬のトイレしつけについて放送されていました。子犬のしつけとして、トイレのしつけは大切ですが、それ以上に、成犬になってからのトイレのしつ

  • マイクロチップ装着義務化 登録料金

    「動物の愛護及び管理に関する法律施行令」の一部の改正が、9月24日に決定され、令和4年6月1日に施行される「動物の愛護及び管理に関する法律等の一部を改正する法律」の一部改正の犬猫の登録に関する手数料が決められました。令和4年6月1日に施行される改正法では、犬猫等の

  • 犬猫の飼育頭数

    日本ペットフード協会が毎年全国犬猫飼育実態調査をしています。今年の調査はまだ実施されていませんが、昨年の調査では、全国で飼育されている犬の頭数は848.9万頭、猫は964.4万頭となっています。犬は2012年の1153.4万頭を最高に、以降は毎年飼育頭数は減少し、2015年には9

  • ペットの災害準備

    秋の台風シーズンとなりましたが、台風に限らず、このところ毎年のように各地で大きな災害の発生がみられています。災害が発生したら、まずは飼主の身の安全の確保が大切です。飼主さんがペットの安全を守らなければなりません。避難が必要な場合は、原則としてペットとの同

  • 犬のワクチンの病気

    犬のワクチンで予防できる病気は、いくつもありますが、最も重要な病気は狂犬病です。この病気は、日本では過去の病気と言っても過言ではありませんが、世界で見るといまだに恐ろしい病気の一つです。狂犬病はリッサウイルス属の狂犬病ウイルスが原因の感染症です。人を含む

  • 犬のエキノコックス

    エキノコックス症は北海道民以外には、あまりなじみのないで病気ですが、なぜか、愛知県の一部地域で広がりを見せています。エキノコックス症が、北海道以外で報告されたのは2005年の埼玉県での感染が最初です。その後、2例目が2014年に愛知県で捕獲犬より虫卵の確認がありま

  • 猫のワクチンの病気

    猫のワクチンで予防できる病気としては猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペスウイルス感染症)猫カリシウイルス感染症猫汎白血球減少症(猫コロナウイルス感染症)猫白血病(猫白血病ウイルス感染症)猫免疫不全症(猫免疫不全ウイルス感染症)猫クラミジア症の6つがあります。猫ウイルス

  • 子猫のワクチン接種

    猫のワクチンも犬と同じように数種類の感染症に対するワクチンがあります。現在猫で使われているワクチンは以下の病気の予防のためです。猫免疫不全症(猫免疫不全ウイルス感染症)猫汎白血球減少症(猫コロナウイルス感染症)猫白血病(猫白血病ウイルス感染症)猫ウイルス性鼻気

  • 子犬のワクチン接種

    日本において利用されている犬のワクチンには多くの種類があります。その最も代表的なワクチンが狂犬病ワクチンです。狂犬病の予防注射は狂犬病予防法という法律により毎年の犬への接種が義務つけられています。狂犬病は、狂犬病ウイルスが原因の人獣共通感染症です。ヒトを

  • ケンネルコフ

    咳を特徴とする犬の病気は、ジステンパー、僧帽弁閉鎖不全症、気管虚脱などをはじめ、多くの病気がありますが、子犬の咳を引き起こす病気の1つとして代表的な病気が「ケンネルコフ」です。「ケンネルコフ」は、様々な種類のウイルスや細菌などを原因とし主として喉頭気管炎を

  • 子犬の咳

    今日は週に1回程度行っている仕事をしてきました。咳をしている子犬がいると、診てきました。犬では、咳はしばしばみられる症状の1つですが、様々な種類の咳があります。咳をする音も様々で、表現の仕方によっても変わりますが「ハフハフ」「ケフッケフッ」「カッカッ」「ゼ

  • ペット保険

    ペットには人間の健康保険のような制度がありませんので、病院に連れて行くと診療費は自由診療で、全額自己負担となります。ペット保険とは、動物病院などで医療行為を受けると、治療費や入院費などの費用の一部を保険会社が補償してくれる民間の医療保険サービスです。ペッ

  • 動物の診療費

    動物病院を受診する際、気になる事柄の一つ診療費があります。ヒトに比べてかなり高いと言われることも有りますが、これはヒトの診療費には健康保険制度により、自己負担分が診療費総額の3割以下になっていることによるもので高齢になると、1割の負担で済むことも有ります。

  • マダニご注意 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

    今年7月、重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome: SFTS)により死亡者が出たことが報道されました。SFTSはマダニを介して重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSV)に感染し、発症します。以前は重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSV

  • コロナだけでなく日本脳炎ワクチンも

    今はワクチンの話題と言えば、新型コロナワクチンと思われますが、日本脳炎ワクチンも不足しているそうです。ワクチン不足の原因は最大供給元のワクチンメーカーのトラブルによりワクチン生産が一時停止され、必要量が提供できない状況となっています。日本脳炎は、もはや過

  • 犬の尿 信号機倒す

    本日(7月19日)、ニュースを見ていると、今年2月三重県鈴鹿市で信号機が倒壊する事故があり、犬の散歩時の排尿について取り上げられていました。今月上旬に三重県警が、信号機倒壊の原因は犬の排尿により、腐食を速めたことによるとしています。この信号機は、他の信号機より

  • 犬や猫の熱中症

    昨日、獣医師会から送付されてきた中に、日本気象協会の発行する簡易な冊子「イヌ・ネコの熱中症予防 対策マニュアル」が同封されていました。これは、日本気象協会が行なっている、熱中症にかかる人を減らし、死亡する人をゼロににすることを目指している「熱中症ゼロへ」プ

  • イベルメクチン(駆虫薬)のコロナ治療治験

    医薬品メーカーの興和(名古屋)と北里大学が、経口駆虫薬のイベルメクチンを使った新型コロナ感染症の治療効果を確かめるための臨床試験を共同で始めると発表しました。イベルメクチンは、抗ウイルス効果があることはすでに分かっていて、以前から研究が進められていました

  • マイクロチップ義務化

    来年の6月より犬猫へのマイクロチップの装着が義務化されます。これは2019年に動物愛護法が改正され、来年6月1日より施行されるためです。ただし、義務になるのは販売業者ですので、各飼主さんが、今飼育している犬猫へのマイクロチップの装着は努力義務となっています。すで

  • チリー犬コロナワクチン接種

    昨日、ネットを見ていたら、南米チリの保健当局が犬のコロナワクチンを人に接種した獣医師を調べているとの記事を見つけました。昨年、新型コロナワクチンが到着する前に接種したようです。犬用のワクチンが人にどのような影響があるか分かりませんが、記事では、かなりの悪影響があるとの論文もある

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