昨年の7月から工事を続けてきた「苅田港新松山地区土地造成(敷砂)工事(R5-3工区)」については、先週の金曜に竣工検査を受けて、無事竣工しました。DCIM\100MEDIA\DJI_0295.JPG今回の敷砂工事は、今回と同様の工法を予定し
「あちこちにある」けど、中を覗き見る機会がない「土木の現場」。そんな土木の現場の「面白さ」を、現場監督目線で綴っていきます。土木の世界の面白さを知っていただき、興味をもってもらえれば幸いです。
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昨年の7月から工事を続けてきた「苅田港新松山地区土地造成(敷砂)工事(R5-3工区)」については、先週の金曜に竣工検査を受けて、無事竣工しました。DCIM\100MEDIA\DJI_0295.JPG今回の敷砂工事は、今回と同様の工法を予定し
埋立地の造成工事の現場では、橋梁の現場やケーソン製作工事のような「高所に立つ機会」というのは非常に少ないです。が。今回の工事に入る前に、「あ~、今回は高いところの”恐怖心”と戦う場面があるなぁ、、、」と、その場面を想像したらちょっとブルーに
「砂」は資源として枯渇する方向にあるため、近年価格が高騰している、ということを先日の記事でご紹介しました。それを受けて、福岡県でも「海砂」に代わる材料の使用を模索していて、ここ苅田の「敷砂」工事においては、「クリンカアッシュ」と呼ばれる砂状
この工事においては、うちの工区だけで約20,000m3、6工区全体で言えば約120,000m3を超える量の砂を現場全体に敷き詰めます。わずか50㎝の厚み、と言えども、面積が広い分、膨大な量。土木特有の「m3=立法メートル(業界用語では「リュ
先日、この現場において「砂を敷く」理由について、「泥の上で作業するための足場として」「その後の地盤改良における水の通り道として」、という説明をしました。しかし、「砂を敷く」理由はそれだけではないなぁ、、、と前回の記事を書きながら思っていたの
今回も現場作業を行う中で、将来の「担い手」に現場のことを知ってもらうための「現場見学会」を実施しました。一組は福岡県立八幡工業高校の土木科の高校生たち。そしてもう一組は西日本工業大学工学部の土木工学系の大学生たち。一般の方々にとって、埋立地
ここ、新松山地区の「緑地帯」部分は、以前から書いているように、春から秋までの間は「葛」が猛威を振るいます。この葛、非常に栄養価が高く、日本では昔から牛や馬の「ごちそう」として愛用されてきた植物です。せっかく、飼料として優秀で且つ、採っても採
苅田港の新松山地区の埋立地造成に携わるようになって、7年が経ちます。ここで工事を担当するたびに、思いを強くしていくもの。それは、、、現場周辺に、刈っても刈っても生えてくる、雑草たちを何かうまく活用できないのか、ということ。DCIM\100M
先週から、この工事のメインの工種である「水搬式敷砂工」の施工が始まりました。この「水搬式」という工法は、土木工事に従事している我々でも、なかなかお目にかかるものではありません。港湾工事のうち、浚渫土受入用の埋立地の地盤改良工事に従事していな
先日、現場を「巨大なプール」という風に表現しました。先日の記事でも書いたように、その巨大なプールを満たすべく、隣接する海からポンプで海水を汲み上げ、プールの中に注いでいます。10月の23日から注水を開始し、目標の水位まであと50㎝ほど。水位
夏以降進めてきた、築堤の嵩上、遮水シート張りなどの現場内に海水を張るための「準備作業」も終わり、いよいよ海水の注水作業が始まりました。今回の工事は、海底を掘って出た「浚渫土」が溜まった「超軟弱地盤」上に張ったシートの上に、厚さ50㎝で砂を敷
まだまだ日中は暑い日が続いていますが、朝晩はすっかり涼しくなり、秋がやってきたなと感じます。秋と言えば、我々の業界を代表する資格「土木施工管理技士」の試験が、一級は10月1日、二級は10月22日にあります。今、受験予定者は必死で勉強中。とい
土木の現場にも、ICTが導入され始めてもう7,8年が経ちます。以前このブログでもご紹介したとおり、ドローを飛ばして点群データを作ったり、3次元データを作成してそれに基づいてショベルカー等で施工したり、というような施工も珍しくなくなりました。
この会社に入って、今年ではや8年が経ち、9年目に入りました。入社した当初から「言いたいことは遠慮なく言う」でやってきたので、きっと周りからは「あいつは10年くらい居るような顔をして物を言う」と思われていたんだろうなぁ、と今となっては思います
通常であれば、現場作業が終わった後、何週間か置いてから現場事務所などの片付け、となることが多いのですが。。。今回、現場が終わったのが月末。リース品の費用のことなどを考えると、なるべく「月内」に色々返しておきたい。で、28日に検査が終了したら
3月28日に竣工検査を受け、工事は無事完了しました。この数年、数か月スパンの短い工事の担当が続いていたので、今回のほぼ一年という工期はすごく長く感じました。実際に現場が動いていたのは7か月ほどで、待期期間が4か月ほどあったのも、長く感じた理
現場での作業が終わり、次は「竣工検査」の準備がメインになってきます。我々土木の現場監督にとって、重要なスキルの一つが「測量」に関するもの。図面上に示された工事目的物を、図面に示された通りの場所に作るには、位置や高さの指示と工事中の確認、そし
前回「現場が滅茶苦茶寒い!」的なことを書きましたが。今日は、すっかり「春の陽気」。朝礼の時にはまだ寒いですが、昼間は防寒着を着ていると汗ばむほど。もう、春は間近だな、と感じる日差し。さて、現場の方はというと。DCIM\100MEDIA\DJ
しばらく、現場の寒さも和らいでいましたが。今朝は、再び真冬の寒さ。今や、築堤はヤードから200m以上に伸びた「半島」状になっているので、遮るもののない埋立地の中では「海の上」と変わらない風が吹きつけます。いや、というかここは元々海の上。DC
今回の現場の「築堤盛土工」は、当初「ICT施工」を実施する予定でした。「ICT施工」とは、ドローン、もしくはレーザースキャナーによって盛土施工前の現況を点群データ化し、三次元で作成した設計データに基づいてマシンコントロールもしくはマシンガイ
さて、2月に入ってから、現場では「築堤盛土工」を行っています。今回の工事の目的は「埠頭用地」を造成するために、土砂処分場内を分割するための「仕切堤」と呼ばれる盛土を構築すること。そのために泥の中にセメント材を練りこんで固める「地盤改良」を実
昨年の7月に、弊社は本社を移転しました。我々現場監督にとっては「職場=現場、現場事務所」なので、本社が移転して新しくなっても、ほとんどそこで過ごすことはありません。昨日は、会社が移転して初めて「会社で昼ご飯を食べる」ことに。いつもは、パソコ
「最強寒波」と呼ばれるだけあって、今回の寒波は寒さのレベルが違いましたね。ここ北九州で最低気温が「マイナス3度」なんて、ほとんど記憶にありません。木曜日の朝、事務所の外を見ると、、、DCP PHOTO氷に閉じ込められた「雨ダス」君。。。氷の
「学校で習う事って、大人になったら使わない事が多い。無駄だ!」とか言う声を、時々上げている人を見かけます。「サインとかコサインとか、勉強する意味わかんない。使わないじゃん!!」まぁ、確かに。日常生活を送る分には、あまり使うことはないのでしょ
皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。+++++++++++++++++++++++++++++昨年の年末から、「空撮」担当としては懸案事項がありました。それは、国の方針で取付が義務付けられた「リモート
皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。+++++++++++++++++++++++++++++昨年の年末から、「空撮」担当としては懸案事項がありました。それは、国の方針で取付が義務付けられた「リモート
いや、急に寒さがやってきて、冬本番。現場の仕事で、なにが辛いですか? と聞かれたとき、強いて挙げるとしたらこの「冬の寒さ」。もちろん、最近は寒さ対策のインナーも色んな種類があるし、電熱式のベストとか、防寒着も性能のいいものが出て来ていますが
新型コロナウィルスに感染して、11月9日から10日間、仕事から離脱しておりました。この約3年間、職場で感染者が出ても、家族が感染しても、持ちこたえて来たので「多分、無症状だっただけでもう罹ってるんだろ」と思っていましたが。実際に罹ってみると
先日、食事時に家族と話をしていた時のこと。「人手不足」に関することを伝えるニュースを見ながら、「うちらの業界も人が不足しているから、『土木業界で働いてみたい』って人がいたら紹介して~」と冗談で言ったところ、中学生の子供から「『土木』って仕事