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  • 心電図の読み方①(基本の読み方) #心電図検定対策

    波形の名称と正常値 心拍数 心拍数の計算方法 脱分極と再分極 肢誘導と胸部誘導のベクトルの考え方 長軸方向 短軸方向 誘導と対応する部位 電気軸の評価 移行帯 波形の名称と正常値 PR間隔(PQ間隔):0.20秒未満(正確には0.12秒~0.20秒:3mm~5mm) QRS間隔:0.10秒未満(1.5mm~2.5mm) QT延長:RRの真ん中を超えると延長と考える(もしくは自動解析を参考にする) QT短縮:8mm以下で短縮 心拍数 正常値:60~100回/分 心拍数の計算方法 300÷RR間のマス目の数 1500÷RR間の目盛りの数 リズムストリップのR波の数×6 脱分極と再分極 QRS-T波…

  • 肺結節影のフォローアップ

    CT画像所見の分類 腫瘍径による良悪性の鑑別 腫瘍の形態による良悪性の鑑別 倍加時間(doubling time) 肺結節影のスクリーニング検査 肺結節のフォローアップ フォローするときの注意点 気管支鏡検査施行後の対応 悪性だった場合 良性だった場合 取れなかった場合 気管支鏡でアプローチ困難の場合 同時性多発肺癌の考え方 転移性肺腫瘍の考え方 CT画像所見の分類 Pure GGN:すりガラス影のみで形成 Part-solid GGN:すりガラス影と一部軟部組織陰影 Solid nodule:軟部組織濃度で形成 ✅Pure GGNは悪性腫瘍であれば上皮置換型の発育であり、増大スピードは比較的…

  • 心電図検定とは? 心電図検定1級の勉強方法

    こんにちは!呼吸器内科医のシンノスケです! この度、日本不整脈心電学会が主催する「第9回 心電図検定1級」を受験し合格しました🎉 この記事では、心電図検定1級の出題範囲や効率良く勉強する方法などについて皆様にシェアしたいと思います。 それでは参ります! 心電図検定とは? 受験した理由、受験するメリットは? 心電図検定の合格点、合格率は? 受験資格は?申し込みの注意点は? 出題形式は?試験時間は? 心電図検定1級の出題範囲は? 心電図検定1級の勉強時間は? 心電図検定1級合格へのルート ステップ1:ER心電図の超速診断を読む ステップ2:心電図マイスターチャンネルを視聴する ステップ3:心電図検…

  • 偶発腫瘍の対応

    肺結節 甲状腺偶発腫瘍 フローチャート 隈病院の超音波所見のクラス分類 FNAの適応 フォローアップ 良性結節に対する手術適応 副腎偶発腫瘍 肺結節 追記します 甲状腺偶発腫瘍 フローチャート 隈病院の超音波所見のクラス分類 *クラス2.5以下:良性疑い、クラス3:ボーダーライン、クラス3.5以上:悪性疑い Yokozawa T, Fukata S, Kuma K, et al: Thyroid cancer detected by ultrasound-guided fi ne-needle aspiration biopsy. World J Surg 1996; 20(7): 848-8…

  • 低血糖

    フローチャート 検査 治療 フローチャート 追記します 検査 ✅低血糖の補正(下記参照) ✅食事摂取量の確認 ✅インスリンや血糖降下薬の中止 ✅その他の低血糖を起こす薬剤の中止・変更(Ⅰa群抗不整脈薬、ACE、ARB、β-blocker、フルオロキノロン系、ST合剤、ペンタミジンなど) ✅採血:炎症反応(感染症の評価)、プロカルシトニン(敗血症の有無)、好酸球や電解質(副腎不全)、肝腎機能(インスリンの代謝低下)、ACTH、コルチゾール、FT4、TSH、血清CPR、血中インスリン値。必要なら抗インスリン抗体や抗インスリン受容体抗体。 ✅副腎不全が疑わしい場合はRapid ACTH試験 ✅鑑別が…

  • 認知症

    鑑別疾患 treatable dementiaの評価 鑑別疾患 追記します treatable dementiaの評価 ✅神経内科コンサルト ✅HDS-R、MMSEなどの評価 ✅血算、生化学、血糖、凝固、アンモニア、TSH、FT4、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸、血清梅毒検査 ✅頭部CT、MRI、SPECT ✅MIBG心筋シンチ ✅必要に応じて脳波や髄液検査 ランキングに参加中 読んでいただき感謝申し上げます。 クリックして投票いただけると励みになります! にほんブログ村 人気ブログランキング

  • オンコロジックエマージェンシー

    オンコロジックエマージェンシー 脳転移 フローチャート 対応 脊髄圧迫症状 骨転移 フローチャート 対応 発熱性好中球減少症 上大静脈症候群 気道狭窄 オンコロジックエマージェンシー 以下の病態に対しては緊急の対応を必要とする 脳転移による神経症状、頭蓋内圧亢進、癌性髄膜炎 脊髄圧迫症状(骨転移による圧迫、脊髄転移) 発熱性好中球減少症 上大静脈症候群 気道狭窄 心タンポナーデ 電解質異常、代謝異常(SIADH、高カルシウム血症、腫瘍崩壊症候群) 脳転移 フローチャート 追記します 対応 ✅脳神経外科コンサルト 手術適応 抗てんかん薬:イーケプラなど ステロイド処方例)デキサメサゾン1.65m…

  • 在宅酸素療法(HOT)

    在宅酸素療法の適応疾患 導入手順 HOT患者のフォロー 在宅酸素療法の値段 在宅酸素の限界 在宅酸素療法の適応疾患 高度慢性呼吸不全:目安は労作時SPO2≦90%のもの動脈血酸素分圧55mmHg以下のもの、および動脈血酸素分圧60mmHg以下で睡眠時または運動負荷時に著しい低酸素血症を来すものであって医師が在宅酸素療法を必要であると認めたもの。 肺高血圧症 慢性心不全NTHAⅢ度以上であると認められ、睡眠時のチェーンストークス呼吸が認められ、無呼吸低呼吸指数が20以下であることがPSG上で確認されている症例 チアノーゼ型先天性心疾患 群発頭痛 導入手順 安静時の血ガス 呼吸機能検査 6分間歩行…

  • 気管支鏡前チェックリスト

    気管支鏡前評価 気管支鏡前準備 気管支鏡前評価 ✅呼吸状態 酸素化不良の場合は施行不可(目安は酸素3Lで95%以下はリスク高い) 気管支喘息がある場合 ⇒ 術前にSABA吸入、コントロール不良の場合はSABA吸入に加えて術前にソル・メドロール40~125mgを投与。 結核の可能性 ⇒ 検査前に3連痰を確認。検査は最後に。N95マスク着用。 ✅血小板数 TBLB・TBNAは血小板5万以上、BALのみであれば2万以上あれば良い ✅凝固系 ✅抗凝固薬・抗血小板薬の有無 抗血小板薬、抗凝固薬の休薬について主科に相談 ⇒ 必要ならヘパリン置換 休薬ができない場合TBLB ⇒ バイアスピリンのみ継続可、そ…

  • 患者トラブルマネジメント

    自主退院します ハイリスク患者の自主退院 入院したくない ハイリスク患者が入院治療を拒否 検査・治療拒否 在宅調整が整っていないが、とにかく早く自宅退院したい 介護サービス・訪問診療/看護の導入拒否 自主退院します ❶ 退院/通院治療可能な状態かを考える(大丈夫そうでも、標準的な治療から逸脱する場合は安易に退院許可しない) ⇒ 退院許可できない場合は②へ ❷ 本人に入院継続を説得する。退院した場合のリスクを十分に説明する⇒ 本人を説得できない場合は③へ ❸ キーパーソンに連絡し、本人を説得してもらう⇒ 説得できない場合は④へ ❹ 入院継続が困難であることを上司に報告する。退院がハイリスクな場合…

  • 気管切開

    気管切開の適応 気切孔を閉じる手順 気管切開の適応 ✅遷延性意識障害 ✅長期の人工呼吸器管理 挿管後1週間後に評価。呼吸状態/画像所見の改善が見込めない場合は気管切開を考慮する。 少なくとも2週間後に抜管できない場合は気管切開を行う。 抜管の基準についてはこちらを参照 ✅上気道閉塞 ✅繰り返す病態の場合(もともと誤嚥や痰詰まりを繰り返しやすい等) 気切孔を閉じる手順 ① まずは人工呼吸器を離脱(離脱の手順はこちらを参照) ② 嚥下の評価を行う ⇒ 誤嚥のリスクが少なければ③へ ③ 吸痰回数/排痰を評価する カフ上吸引が4時間に1回以下、自己排痰可能 ⇒ スピーチカニューレに変更(窒息のリスクが…

  • 低Mg血症

    鑑別疾患 検査 治療 注射 痙攣や不整脈を発症している場合 鑑別疾患 検査 ✅心電図(心電図でQT延長、TdPを認める場合は循環器内科コンサルト) ✅被疑薬の変更・中止 ✅採血、Alb、K、Ca、P、Mg、ALP、Amy、BUN、Cr、血糖、HbA1c、TSH、FT4、尿中Mg(蓄尿)、尿Cre *FEMg=(尿Mg/血清Mg×0.7)/(尿Cre/血清Cre)、2%以上で腎排泄亢進。 ✅必要に応じて、iPTH(またはwhole PTH)、頸部エコー。 ✅アルドステロン症を疑う場合は、血漿アルドステロン濃度と血漿レニン活性。 治療 注射 硫酸Mg補正液1mEq/ml 20ml+生食100mlを…

  • ICのテンプレート

    DNARのIC リハビリ転院のIC 療養型病院への転院のIC 老衰・誤嚥性肺炎のターミナルのIC DNARのIC ①「現在の病気が進行した場合」は急変の可能性がある。また原因不明で予期せぬ急変もありえます。②ただし年齢や基礎疾患を考えると蘇生処置(具体的には挿管・人工呼吸器や心臓マッサージ)はあまりお勧めできません。これらの処置が成功してもしなくても、デメリットが大きいと考えられるためです。③理由としては3つあります。1.蘇生処置は体にとって非常に負担をかける処置です。心臓マッサージは肋骨が折れるような体に侵襲を加える処置です。気管挿管も苦痛を伴うため、鎮静薬・鎮痛薬を使用して抑えつける必要が…

  • 呼吸器内科の術前評価

    一般的な術前評価 コンサルテーションの返信例 一秒率が800~1000ml以下の人、%VC<50%、%DLCO<50%の人 一秒率が1000~1200ml程度の人(%VCや%DLCOは50%以上の人) 呼吸機能ができない人や寝たきりの患者の評価方法について 抗酸菌感染症が否定できない場合の術前評価・対応について 緊急手術が必要な場合 抗酸菌の可能性は低いと思う場合 陳旧性が疑わしい場合 活動性結核がかなり疑わしい場合 結核が陽性となってしまったら COPD患者の術前評価 気管支喘息の術前評価 間質性肺炎の術前評価 肺外科の術前評価 一般的な術前評価 一秒量<1000ml、%VC 50%未満、%…

  • 呼吸器内科の初期診療セット

    酸素化低下の鑑別 突発性の酸素化低下の鑑別 よくある酸素化低下の鑑別 胸部CTの鑑別 ルーチンチェックリスト 酸素化低下の鑑別 突発性の酸素化低下の鑑別 肺塞栓、気胸、気道閉塞(痰詰まり、喉頭浮腫、アナフィラキシー、腫瘍、異物、声帯麻痺) よくある酸素化低下の鑑別 肺炎、喘息、COPD、心不全(ACS)、IP、PE、気胸、胸水、ARDS、無気肺、肺高血圧、上気道閉塞(痰詰まり、無気肺、喉頭浮腫、アナフィラキシー、腫瘍、異物、声帯麻痺) 胸部CTの鑑別 「忙しい人のための胸部CT読影」を参照 ルーチンチェックリスト ❶採血4本、ガス、BNP、プロカル、血培、喀痰検査(抗酸菌検査、グラム染色)、尿…

  • カルテのテンプレート

    内科学会推奨身体所見 問診 初診時身体所見 入院中のカルテ記載 内科学会推奨身体所見 追記します。 問診 【主訴】 【現病歴】 【既往歴/併存症】 【服薬歴】かかりつけ、漢方・サプリメント 【生活歴】 飲酒歴、喫煙歴 妊娠 【家族歴】 膠原病、悪性腫瘍 【アレルギー】 食事、薬 初診時身体所見 【バイタルサイン】 意識レベル:EVM、BT: ℃、BP: mmHg、HR: 回/分、RR: 回/分、SPO2: %(r.a.) 【身体所見】 <頭頸部> 瞳孔 3/3 迅速/迅速。 眼瞼結膜:貧血なし、眼球結膜:黄染なし。 頸静脈怒張なし。頸部リンパ節腫脹なし。 咽頭:発赤・腫脹なし。白苔付着なし。 …

  • ふるえ

    ふるえの鑑別 不随意運動の原因疾患 検査 ふるえの鑑別 追記します 不随意運動の原因疾患 追記します 検査 ✅薬剤の確認(抗精神薬による薬剤性パーキンソニズム、抗パーキンソン薬、β刺激薬など) ✅血算、生化学、血糖、凝固、血ガス、電解質(Na、Ca、Mg)、肝機能、腎機能、HbA1c、アンモニア、TSH、FT4、Cu、セルロプラスミン ✅頭部CT/頭部MRI ✅ビデオ撮像。不随意運動の確認のため表面筋電図。 ✅脳SPECT(パーキンソン症候群の評価のためにはDaTSCAN) ✅心筋MIBGシンチグラフィー(パーキンソン症候群の評価) ✅脳波(てんかんとの鑑別) ✅必要に応じて膠原病の評価(SL…

  • 心嚢液貯留

    鑑別 検査 治療 鑑別 癌性心膜炎、ACS(心破裂やDressler症候群)、大動脈解離、慢性心不全、ウイルス性心筋炎、たこつぼ心筋症、膠原病関連心膜炎、薬剤性心筋炎、放射線性心膜炎、結核性心膜炎、外傷性心膜炎、甲状腺機能低下症、尿毒症、サルコイドーシス、悪性リンパ腫など 検査 ✅心電図 ✅心エコー(穿刺部位の確認、心筋の壁肥厚の評価) ✅胸部X線写真、胸部CT ✅血算、生化学、血糖、凝固、赤沈、CK-MB、トロポニンT 、BNP 、AMY、CRP、TSH、FT4、RF、抗核抗体、抗ds-DNA抗体、フェリチン、MPO-ANCA、PR3-ANCA、可溶性IL-2R、クオンティフェロン、ACE、…

  • ステロイド使用時チェックリスト

    ステロイド投与時チェックリスト ①ステロイド投与前検査 ②PPI ③血糖測定 ④ST合剤 ⑤BP製剤 ステロイドユーザーのフォローアップ ステロイド投与時チェックリスト ①ステロイド投与前検査 ✅TG、T-Chol、LDL-C、HDL-C、HbA1c、HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体、HCV抗体、QFT、血液培養、胸部X線写真。 ✅大腿骨頸部・腰椎の骨密度評価。 ✅緑内障・糖尿病患者の場合は眼科診察。 HBs抗原陽性の場合はHBe抗原、HBe抗体、HBV-DNAを測定し消化器内科コンサルト。 HBs抗体、HBc抗体陽性の場合はHBV-DNAを測定。1.3logIU/ml以上で消化器内科コンサ…

  • 腹水の検査

    フローチャート 腹水の検査 SAAG SAAG≧1.1g/dl:門脈圧亢進パターン SAAG<1.1g/dl:非門脈圧亢進 その他の必要な検査 漏出性腹水の検査 滲出性腹水の検査 フローチャート その他の疾患:甲状腺機能低下症、膠原病関連腹水、悪性リンパ腫、アミロイドーシス 血清腹水:肝細胞癌rupture、消化管穿孔など Up to date:"Evaluation of adults with ascites"より改変 腹水の検査 ✅細胞数、細胞分画、糖、アミラーゼ、総蛋白、T-Chol、LDH、ALP、pH、細胞診(複数回提出することで感度上昇)、悪性所見がある場合はセルブロック作成(免…

  • 尿検査の評価

    血尿 顕微鏡的血尿、無症候性血尿 肉眼的血尿、有症候性血尿 フローチャート 蛋白尿 尿蛋白≧0.5g/日の推定 CKDの紹介基準 尿比重・尿浸透圧 尿浸透圧の計算方法 その他 血尿 顕微鏡的血尿、無症候性血尿 尿検査を沈査を含めて再検。(一過性血尿や月経によるものの可能性がある) ※女性であれば生理のタイミングを外して再検 ⇒ 血尿が持続する場合は下記フローチャートに沿って鑑別を行う 肉眼的血尿、有症候性血尿 結石、感染症、悪性腫瘍、血管の破綻(腎出血等)、糸球体性血尿の精査が必要。 ⇒ 尿定性・沈渣、尿細胞診、腹部エコー・腹部CT(必要に応じて造影CT) フローチャート 蛋白尿 ✅蛋白尿が1…

  • 発熱性好中球減少症

    フローチャート 初期対応 治療開始後3~4日後の評価 初期検査・処置 MASCCスコア 好中球減少による特殊な合併症 フローチャート 初期対応 発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン改訂第2版より改変 治療開始後3~4日後の評価 初期検査・処置 ✅実臨床では入院下で治療することがほとんど! ✅Fever workup 採血(血算、生化、血糖、凝固)、プロカルシトニン、血液培養、尿定性・沈渣、尿培養、胸部X線写真、炎症反応高値・鑑別を要する場合 ⇒ CT検査 ✅抗緑膿菌活性をもつ広域抗菌薬を投与(CFPM、MEPM、TAZ/PIPCなど) ✅G-CSF投与開始(使用方法はこちらを参照) ※ル…

  • 誤嚥性肺炎

    検査・処置 A-DROPシステム 耐性菌リスク 治療 A-DROP軽症~中等症 A-DROP重症もしくは耐性菌リスクを考慮する場合 敗血症または超重症例 誤嚥性肺炎のターミナルのIC 窒息の対応 検査・処置 ✅血算、生化、血糖、凝固、血ガス ✅胸部X線写真、胸部CT ✅喀痰塗抹・培養(抗酸菌培養も含めて) ✅落ち着くまで欠食 ⇒ 嚥下評価・リハビリ ⇒ 食事形態の変更・とろみ付け ✅喀痰が多い場合は去痰薬・ネブライザー ✅日中ギャッジアップ(15度~30度):咽頭に唾液が溜まらないようにする ✅口腔内清浄化(必要なら歯科受診) ✅鎮静薬・抗精神薬などを可能な限り整理する ✅食事が摂れなくなった…

  • 白血球減少

    フローチャート 鑑別疾患 薬剤性 検査 発熱性好中球減少症(FN)の対応 フローチャート 鑑別疾患 薬剤性 抗癌剤、抗甲状腺薬(チアマゾール、プロピルチオウラシル)、抗菌薬(ST合剤、VCM、リネゾリド、ダプトマイシン、ペニシリン系、セフェム系)、抗ウイルス薬(デノシン、ホスカルネット、バラシクロビル)、H2 blocker、アクテムラ、抗痙攣薬(カルバマゼピン、フェニトイン)、向精神薬、抗不整脈薬、ジゴキシン、スピロノラクトンなど 検査 ✅FNの対応・無熱性好中球減少症の対応 ✅原因が分からない場合は血液内科コンサルト ✅化学療法歴、放射線治療歴の確認 ✅被疑薬の中止・変更 ✅鉄欠乏性貧血を…

  • 血小板増加

    フローチャート 鑑別疾患 検査 フローチャート 鑑別疾患 骨髄増殖性腫瘍(MPN) 慢性骨髄性白血病(CML)、慢性好中球性白血病(CNL)、真性多血症(PV)、原発性骨髄線維症(PMF)、本態性血小板血症(ET)、慢性好酸球性白血病(CEL) 検査 ✅血液内科コンサルト ✅被疑薬の確認 ✅ルーチン採血、目視、網赤血球(Ret)、エリスロポエチン、ビタミンB12(真性多血症で上昇)、NAPスコア(CMLの慢性期では低値、真性多血症では高値)。 ✅貧血を認める場合はFe、フェリチン、TIBC。 ✅偽性血小板増加の鑑別のため、必要に応じてクリオグロブリン。 ✅末梢血遺伝子変異解析:JAK2 V61…

  • 痙攣

    フローチャート 鑑別 検査 カルガリー失神・痙攣スコア ホストインの投与量 フローチャート 鑑別 V Vascular 脳血管障害、脳動静脈奇形、高血圧性脳症 I Infection 髄膜炎、脳炎、脳膿瘍 T trauma tumor 外傷 脳腫瘍 A Alcohol、アンモニア アルコール、肝性脳症 M Metabolic Medication 電解質(低Naなど)、ビタミンB1欠乏、尿毒症、低血糖、肝不全抗てんかん薬(血中濃度不足)、LVFX+NSAIDS、テオフィリン、ミダゾラム離脱、セフェピム脳症、てんかん薬の閾値を下げる薬(トラマドール、メトロニダゾール、抗うつ薬、クロザピンなど) …

  • 頻尿・尿失禁

    鑑別 検査 治療 ざっくりとした使い分け αブロッカー 抗コリン薬 β3作動薬 その他 鑑別 検査 ✅排尿回数の確認(1日8回以上または夜間に2回以上の場合に頻尿) ✅飲水量の確認 ✅薬剤歴の確認(抗コリン作用のある薬剤や利尿剤の確認) ✅可能ならIPSSや排尿日誌をつけてもらう ✅排尿後の残尿量の評価(ブラッダースキャン):50ml以下は残尿なし。200ml以上は残尿が多い。 ✅尿定性・沈渣、尿細胞診(尿路感染症や悪性腫瘍の除外) ✅血液検査:一般的な採血、男性ならPSA。 ✅エコー(腫瘍性病変の評価) ✅泌尿器科コンサルト ✅必要に応じて多尿の評価(多尿の鑑別はこちら) 治療 ざっくりとし…

  • 心電図の読み方(虚血編)

    心電図の基本波形 基線の引き方 異常Q波の定義 異常Q波の鑑別 鑑別疾患 病的意義のない異常Q波 亜急性/陳旧性心筋梗塞 左脚ブロック 急性肺血栓塞栓症 肥大型心筋症(特に非対称性中隔肥大:ASH) ST上昇・低下の定義 ミラーイメージ ST上昇の鑑別 鑑別疾患 AMI 早期再分極 左脚ブロック たこつぼ心筋症 心膜炎・心筋炎 Brugada症候群 ST低下の鑑別 鑑別疾患 心内膜下梗塞・虚血(非Q波心筋梗塞) 肥大型心筋症(ストレインパターン) 正常範囲のST-T変化 非特異的ST-T変化 右脚ブロック 左脚ブロック 右室肥大 WPW症候群 陰性T波の鑑別 鑑別疾患 心電図の基本波形 基線の…

  • リンパ節腫脹

    鑑別 検査 鑑別 CHICAGOで鑑別 検査 ✅被疑薬の変更・中止(MTX、タクロリムス、アロプリノール、アテノロール、カプトプリル、ヒドララジン、カルバマゼピン、フェニトイン、イソニアジド、金製剤等) ✅血算(目視)、生化、凝固、TP、Alb、蛋白分画(M蛋白の評価)、可溶性IL-2R、IgG(高値であればIgG4)、IgA、IgM、HTLV-1抗体(陽性ならWB法) ✅感染症の検査:VCA-IgM、VCA-IgG、EBNA、EBV-DNA、QFT、MAC抗体、C7-HRP。 必要に応じてHHV-6 IgM/IgG(疑わしい場合はDNA評価)、HIV抗体(陽性ならWB法)、ツツガムシ抗体(I…

  • 肺癌化学療法のインフォームドコンセント

    下記を本人およびキーパーソンに必ずICを行う ✅肺癌の診断、ステージ。 ✅治療方針の説明。 ✅化学療法は根治を目指す治療ではありません。元気な状態をなるべく維持して、癌と付き合っていくような治療です。 ✅また大なり小なり、副作用がほぼ100%出る治療であり、本人様のやる気が非常に大切になります。 ✅化学療法の説明、副作用、スケジュール。 ✅治療を続けるとどこかのタイミングで薬が効かなくなり、癌が大きくなる ⇒ その際は違う抗癌剤に変更し治療を継続する。 ✅はじめのうちは薬物療法が効きやすいものの、癌の耐性獲得により徐々に薬が効きにくくなる。 ✅化学療法の適応は「元気な人」が対象です。自分の身の…

  • 低Ca血症

    フローチャート 検査 低カルシウムの補正 Ca<7未満の症候性低Ca血症、心電図異常がある場合 緊急性の高くない低Ca血症 フローチャート (参考文献:Fukumoto S, et al . Endocr J 55 : 787―794, 2008) 薬剤性:抗RANKL抗体、BP製剤、カルシトニン、利尿剤、PPI、H2 blocker、フェニトイン、フェノバルビタール、カルバマゼピン、イソニアジド、テオフィリン、リファンピシン、クエン酸、ホスカルネット ビタミンD欠乏:慢性腎不全(1.25(OH)D・25(OH)Dともに低下する場合が多い)、日光曝露の減少、栄養失調 その他の原因:悪性腫瘍の骨…

  • 低P血症

    フローチャート 検査 治療 通常の補正 症候性または1.0 mg/dL以下の場合 フローチャート 検査 ✅採血、Alb、P、Ca、血ガス、尿定性・沈渣、尿中電解質(P、Cre)、iPTH、whole PTH、1.25(OH)D、25(OH)D、高カルシウム血症がある場合はPTHrP。(高カルシウム血症の鑑別はこちら) ✅必要に応じて甲状腺エコー、副甲状腺シンチ *FEPO₄=(尿P/血清P)/(尿Cre/血清Cre) 治療 ★一般的にはP≦2.0mg/dlで補正を開始する ★欠食⇒食事再開でPが低下するため、早めに補正しておくことも多い 通常の補正 ✅内服治療が原則 ホスリボン 3~6包分3 …

  • G-CSF製剤の使い方(血液疾患以外)

    1次予防 使用例 2次予防 使用例 治療的投与 急性白血病、悪性リンパ腫、小細胞肺癌、胚細胞腫瘍、神経芽細胞腫、小児がんの場合 その他の癌腫 1次予防 化学療法の1コース目からG-CSFを使用し発熱性好中球減少症(FN)を予防する目的 ✅FN発症率が20%以上のレジメンを使用する時、G-CSFの一次予防を行う。 ✅FN発症率が10~20%以上のレジメンを使用する時、以下の状況で一次予防を行う。 ・65歳以上 ・65歳以上でfull doseの化学療法を行っている ・化学療法、放射線療法施行歴 ・治療前の好中球減少 ・骨髄浸潤 ・最近の手術歴 ・PS不良 ・肝腎機能障害(ビリルビン>2.0、CC…

  • 間質性肺炎の急性期アプローチ

    間質性肺炎の鑑別疾患 検査 病歴聴取・身体所見 検査・治療のタイミング 化学療法再開の時期 BALの結果の解釈 間質性肺炎の鑑別疾患 検査 ✅喀痰培養(抗酸菌塗抹・培養・PCR)・血液培養採取 ✅蜂巣肺以外の間質性肺炎は基本は気管支鏡検査をできるならやるべき!!(感染の除外+IPの診断)⇒ 診断がつかなければVATSも考慮 ✅心不全の除外を必ず行う(心エコー、心電図、BNP) ✅薬剤性肺炎の可能性を考慮し、新規薬剤や被疑薬の変更・中止。 ✅膠原病肺の場合は必ず膠原病内科にコンサルト!! ✅悪性リンパ腫疑いの場合はBAL/組織のフローサイトメトリーやEBUS-TBNAも考慮。 ✅一般採血、血ガス…

  • 肺癌化学療法チェックリスト

    ステージングに必要な検査 化学療法開始前チェックリスト カルテ記載例 レジメンの選択 レジメン毎のチェックリスト ステージングに必要な検査 ✅PSの確認(化学療法の場合は基本PS2まで) ✅自宅に帰れる患者か?(自宅に帰れない人はPS3以上と考える) ✅認知機能は問題ないか?(認知機能の低下が著しい場合は治療は危険、BSCも検討) ✅週単位で増悪してないか?(週単位で増悪する場合は急ぐ必要あり) ✅採血 ■血算、生化、血糖(HbA1c)、凝固、尿定性・沈渣、腫瘍マーカー(CEA、シフラ、pro GRP)、eGFR計算(CCr)、KL-6/SP-D(腫瘍マーカーの代わりにもなるかもしれない、間質…

  • 全身倦怠感

    鑑別 最初の検査 鑑別 最初の検査 ✅採血4本、Hb、Na、K、Ca、Mg、P、TP、Alb、肝腎機能、CK、HbA1c、BNP、FT4、TSH、ACTH/コルチゾール(早朝採血が良い。ランダムも可)⇒ RAPID ACTH試験、尿定性・沈渣、心電図、心エコー、胸部X線写真、全身CT(悪性腫瘍や感染のfocusの評価) ✅熱源・炎症の精査:血液培養、β-Dグルカン、QFT、抗MAC抗体、全身造影CT、心エコー(IEの評価)、HBs抗原、HCV抗体、IgM-VCA抗体、IgG-VCA抗体、EBNA抗体、C7-HRP、HIV検査、IgG、IgA、IgM、赤沈、抗核抗体、RF、抗CCP抗体、補体、S…

  • 呼吸器内科外来チェックリスト

    COPD 気管支喘息 IPF 無治療の場合 治療を導入する場合 間質性肺炎のフォロー(ステロイド導入中) HOTの患者 肺非結核性抗酸菌症 治療する場合 治療しない場合 サルコイドーシス 無治療の場合 治療中の場合 ステロイドユーザーのフォローアップ 心エコー・心電図 各種申請の際の必要な検査・準備 IPFの特定疾患 身障者の申請 HOTの申請 COPD ✅COPDの増悪がないか確認(痰量増加、呼吸苦増悪、喘鳴、CAT5点以上増悪) ⇒ 増悪あれば採血・胸部X線写真、必要に応じて胸部CT ⇒ ABCアプローチ ✅3か月ごとにフォロー ✅半年に1回胸部X線写真、1年に1回胸部CTによるスクリーニ…

  • 呼吸器内科まとめ <INDEX>

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  • しびれ・異常感覚

    フローチャート しびれの表現 Red Flag Sign 鑑別疾患 多発神経障害 多発単神経障害 単神経障害 脊髄・神経根疾患 検査 対症療法 虚血性のしびれ 末梢神経障害によるしびれ 神経障害性疼痛 化学療法による神経障害性疼痛(特にプラチナ系) フローチャート しびれの表現 ✅知覚過敏(Hyperesthesia) ✅知覚鈍麻(Hypesthesia) ✅無感覚(Anesthesia) ✅異常感覚(dysesthesia) ✅錯感覚(paresthesia) Red Flag Sign ✅左右非対称性 ⇒脳梗塞、血管炎、感染性など ✅Length dependentではない(四肢近位障害も…

  • オピオイドの使い方

    WHO方式三段階鎮痛法 鎮痛薬使用の5原則 オピオイドの使い分け オピオイドの内服の使い方 オキシコドン フェントステープ モルヒネ オピオイドの点滴の使い方 基本組成 点滴早見表 モルヒネ点滴の指示テンプレ オキファスト・フェンタニル点滴の指示テンプレ オピオイド換算表 オピオイドスイッチングの適応 オピオイドスイッチングのやり方 経口薬→貼付剤 経口薬→注射薬 貼付剤→注射薬 貼付剤→経口薬 注射薬→経口薬 注射薬→貼付剤 WHO方式三段階鎮痛法 (引用:一般社団法人 日本ペインクリニック学会HPより) 鎮痛薬使用の5原則 ✅経口的に(by mouth) ✅時刻を決めて規則正しく(by t…

  • COVID-19の検査・治療(Ver.3)

    重症度分類 重症化リスク因子 重症化マーカー 実際に重症化するかどうか? 検査ルーチン 軽症例の治療フローチャート 中和抗体 モルヌピラビル(RNA合成酵素阻害剤) 中等症Ⅰの治療フローチャート レムデシビル(RNA合成酵素阻害剤) 中等症Ⅱ(酸素1~3L)の治療 中等症Ⅱ(酸素≧4L)の治療 ステロイドの投与方法 ヘパリンの使用方法 バリシチニブ投与時の注意事項 バリシチニブが使用できない場合に検討する治療 アクテムラ 胸部CTのタイミング ECMO ★治療の原則は厚生労働省発行の「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き」に従う 注)COVID-19の治療はエビデンスが少ない領域です。下記の…

  • DKAの治療

    DKAの誘因 DKAとHHSの鑑別 検査・処置 治療・フォローアップ DKAの誘因 The I's ✅Infection(感染症、シックデイ) ✅Inflammation(急性膵炎、熱傷など) ✅Insulin(1型DM、糖尿病治療のアドヒアランス不良) ✅Iatrogenesis(ステロイド、SGLT-2阻害剤など) ✅Infarction/Ischemia(虚血、梗塞) ✅Intoxication(アルコール、コカイン) ✅Infant(妊娠) DKAとHHSの鑑別 追記します 検査・処置 ✅感染症のwork upを忘れない!(fever work up) ✅採血4本、尿検査(ケトン体の評…

  • 睡眠導入剤

    薬剤まとめ 治療のポイント 不眠のタイプ別処方例 入眠困難 不安があり眠れない、眠れるか不安、肩こりがある 中途覚醒や早朝覚醒、熟眠感がない 悪夢を見る せん妄ハイリスク患者やせん妄発症患者での追加の睡眠導入剤 薬剤まとめ 治療のポイント ✅不眠の原因がないかを確認する 睡眠時無呼吸症候群、むずむず足症候群、うつ病、不安障害、疼痛、前立腺肥大、排尿障害、薬剤性(ステロイド、アルコールなど)、認知症、パーキンソン病、心不全、COPD、気管支喘息、GERD、甲状腺機能異常、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎。 ✅睡眠衛生指導を行う 就寝の4時間前以降のカフェイン摂取を控える、日中の運動を励行、昼寝はな…

  • 凝固異常

    血液凝固カスケード 鑑別疾患 検査 PTのみの延長の場合 APTTのみ延長の場合 PT、APTTともに延長 PT、APTTともに正常で出血傾向がある場合 血液凝固カスケード (引用:血液凝固因子の働き 血友病を知る 血友病の患者さん ヘモフィリアToday) 外因系:Ⅲ、Ⅶ(3+7=10) 内因系:Ⅷ、Ⅸ、Ⅺ、Ⅻ 共通系:Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ、Ⅹ(2×5=10) 鑑別疾患 検査 PTのみの延長の場合 薬剤性の除外、検査の再検(検査の不備の可能性)。 生化学(AST、ALT、ALP、γ-GTP、コリンエステラーゼ、TP、Alb)、凝固(PT、APTT、Fib、FDP、D-dimer、ATⅢ)、…

  • 胸水の対応

    主な鑑別疾患 胸水の検査 その他の必要な検査 漏出性胸水の場合 滲出性胸水の場合 胸水検査の解釈 Lightの基準 Heffnerの基準 各項目の評価 胸腔ドレーン留置の判断基準 ドレーンの管理 主な鑑別疾患 ★片側性胸水の場合は滲出性胸水の可能性高いため、胸水穿刺を積極的に考慮する 胸水の検査 ✅排液は1日1000mlまで(抜きすぎると再膨張性肺水腫になる) 細胞数、細胞分画、糖、アミラーゼ、総蛋白、LDH、pH、細胞診(悪性胸水の場合は3回提出することで感度上昇)、セルブロック(免染で原発巣の推定、必要に応じて遺伝子検索)、胸水一般・抗酸菌塗抹、一般培養(嫌気培養も含めて。血液培養ボトルで…

  • 心電図の読み方と鑑別(虚血編)

    心電図の基本波形 基線の引き方 STEMIの定義 ミラーイメージ ST上昇の鑑別 鑑別疾患 AMI 早期再分極 左脚ブロック 心膜炎 ST低下の鑑別 心電図の基本波形 (引用:http://otokononaasu.blog102.fc2.com/blog-entry-20.html) 基線の引き方 ST上昇の場合 ①T波終末とP波の始点を結んだライン(TPライン) ②P波の始点とP波の始点を結んだライン(PPライン) ST低下の場合 PとQの結合点(PQ junction) ※Ta波の存在により基線が下がるため STEMIの定義 ①ST上昇:連続する2つ以上の誘導で新規のJ点の上昇 V2,V…

  • 甲状腺機能異常

    FT4正常~高値のフローチャート FT4高値 FT4正常 甲状腺クリーゼの診断基準 FT4低値のフローチャート 甲状腺機能低下症の原疾患 薬剤性 FT4正常~高値のフローチャート FT4高値 ①TSH産生腫瘍 ②TRH産生腫瘍、SITSH、甲状腺ホルモン不応症(TRβ遺伝子検査が陰性であればT3抑制試験を確認) ③測定法への干渉 ④甲状腺ホルモン不応症(TRβ遺伝子検査) ⑤5'脱ヨード酵素欠損症 ⑥TSH産生腫瘍、TRH産生腫瘍 ⑦Non thyroidal illness、Low T3症候群 ⓼バセドウ病 ⑨無痛性甲状腺炎、T4過剰投与 ⑩非自己免疫性甲状腺機能亢進症 ⑪プランマー病、機能…

  • 高アミラーゼ血症

    フローチャート 薬剤性 その他 検査 P型高Amy血症の場合 S型高Amy血症の場合 アミラーゼクレアチニンクリアランスの計算 急性膵炎の重症度判定基準 フローチャート 薬剤性 P-Amy上昇 バルプロ酸、アザチオプリン、ステロイド S-Amy上昇 エフェドリン、テオフィリン、有機リン剤 その他 S-Amy上昇 全身麻酔、消化性潰瘍、イレウス、外傷、肝硬変、子宮外妊娠破裂など 検査 まずはP-Amyとリパーゼの確認!! P型高Amy血症の場合 消化器内科コンサルト、腹部造影CT、腹部エコー、採血(血算、生化、凝固、電解質、Ca、血ガス)、尿定性・沈査・尿中アミラーゼ、尿中電解質、尿中Crなどを…

  • ショック

    オーバービュー 鑑別 検査・処置 RUSH exam オーバービュー 鑑別 SHOCKで鑑別 検査・処置 さるも聴診器! ショックインデックス(心拍数/収縮期血圧)>1.0を確認 血算、生化学、凝固、血ガス、BNP、CK-MB、トロポニンT、プロカルシトニン、尿定性・沈査、敗血症疑いなら血液培養。 胸部X線写真、心電図、エコー(RUSH exam)、必要に応じて全身CT。 RUSH exam (引用:Adel Hamed Elbaih ,et al:Chin J Traumatol.2018 Jun;21(3):156-162.) ランキングに参加中 読んでいただき感謝申し上げます。 クリック…

  • 人工呼吸器の管理

    人工呼吸器の設定 アラーム設定 人工呼吸器で直接変更できないもの 呼気を延長させる方法 トラブルシューティング DOPEアプローチ 酸素化低下 一回換気量低下 気道内圧上昇 呼吸数上昇 人工呼吸器が同調しない時の対応 対応 ウィーニング 人工呼吸器の設定 状態が安定し、自発呼吸がしっかりあるならCPAP+PSに変更する。 アラーム設定 人工呼吸器で直接変更できないもの ☑呼吸数を減らすこと(ガッツリ鎮静をかけないと無理だから) ☑呼気の時間を変更すること 呼気を延長させる方法 注)一般的に呼気を延長させると換気量が低下するので注意してください! <従量換気の場合> ①吸気流量を上げる ⇒②矩形…

  • 多血症

    フローチャート 鑑別疾患 検査 治療 フローチャート 鑑別疾患 検査 血液内科コンサルト。被疑薬の確認。 ルーチン採血、目視、網赤血球(Ret)、UA、BNP、ビタミンB12、NAPスコア、エリスロポエチン、尿定性・沈査(血尿の有無→細胞診で腎腫瘍の確認)。 末梢血遺伝子変異解析:JAK2 V617F変異を確認。 心エコー・心電図(心不全の確認)、胸部・腹部CTや腹部エコー(肺疾患の有無、脾腫の有無、腎腫瘍の有無の確認)。 必要に応じて下記を提出。 骨髄穿刺、ポリソムノグラフィー(睡眠時無呼吸や肺胞低換気の確認)、その他の末梢血遺伝子変異(bcr/abl、JAK2 exon12 mutatio…

  • 医療系おすすめアプリ9選

    こんにちは! 呼吸器内科医のシンノスケです! 今回の記事では医療系のおすすめアプリを公開いたします。 特に臨床の現場で使用頻度の高いアプリを厳選させていただきました!! とても便利なものばかりなので、是非最後までご覧ください。 HOKUTO(ホクト)-医師向け臨床支援アプリ M2+Launcher、医書jpアプリ Diagnosaurus DDx 血ガスと計算機 EasyNST グラレジ 呼吸器診療メモ irAEナビ おわりに HOKUTO(ホクト)-医師向け臨床支援アプリ HOKUTO(ホクト)-医師向け臨床支援アプリ 開発元:HOKUTO CO.,LTD. 無料 posted withアプ…

  • 悪心・嘔吐

    鑑別 検査 対症療法 ドパミンD2受容体拮抗薬 フェノチアジン系薬 抗ヒスタミン薬(H1blocker) 化学療法患者の遅発性嘔吐の予防・原因不明の悪心に使用 予期嘔吐 鑑別 I HAVE NAUSEAで鑑別する Intoxication 中毒(オピオイド、化学療法、その他の薬剤) Hypoglycemia 低血糖 Abdominal 腹部 Vestibbular 前庭(耳) Eye 緑内障 Neurological 脳血管障害、脳腫瘍、癌性髄膜症、脳炎、髄膜炎、高血圧性脳症 AMI、Aorta AMI、大動脈解離 Uremia/Urinary tract/UTI 腎盂腎炎、尿管結石、尿毒症 …

  • めまい・ふらつき

    オーバービュー 鑑別 Red Flag sign 検査 HINTS plus Head Impulse Test Nystagmus(方向交代性眼振) Test of Skew deviation(斜偏位) まとめ BPPVの診断と治療 後半規管型BPPVの診断と治療 水平半規管型BPPVの診断と治療 対症療法 救急外来の治療 内服処方 オーバービュー 鑑別 「頭」か「耳」か「前失神」か 中枢性 小脳梗塞・出血、脳幹梗塞、脳腫瘍、TIA、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症 末梢性 BPPV、メニエール病、前庭神経炎、外リンパ瘻 前失神 失神(意識消失)の項を参照 その他 薬剤性、多発性硬化症、パーキ…

  • 非専門医のための2型糖尿病診療(安定期)

    糖尿病の診断基準 治療開始の目安 コントロール目標 若年者のコントロール目標 高齢者(65歳以上)のコントロール目標 初診時の検査項目 インスリン分泌能の指標 インスリン抵抗性の指標 治療ステップ1 若年者かつ腎機能正常の場合 高齢者または腎機能低下患者の場合 治療ステップ2 若年者かつ腎機能正常の場合 高齢者または腎機能低下患者の場合 治療ステップ3 インスリンの導入 フォローアップのためのルーチン検査 シックデイルール 糖尿病の診断基準 *糖尿病型 空腹時血糖≧126mg/dl、75gOGTT≧200mg/dl、HbA1c(NGSP)≧6.5% 治療開始の目安 HbA1c(NGSP)≧8.…

  • 血液ガス分析の解釈

    血ガス分析の解釈の手順 AG開大性代謝性アシドーシス 鑑別疾患 AG正常代謝性アシドーシス(高Cl性代謝性アシドーシス) 鑑別疾患 代謝性アルカローシス 鑑別疾患 呼吸性アシドーシス 鑑別疾患 呼吸性アルカローシス 鑑別疾患 代謝性アシドーシスの補正 血ガス分析の解釈の手順 ①PHからアシデミアかアルカレミアかを判断する ②呼吸性か代謝性か判断する ③アニオンギャップを計算する アニオンギャップの正常値:12±2 低アルブミン血症がある場合の正常値:{12-(4.0-Alb)×2.5}±2 ④アニオンギャップが開大している場合は補正HCO₃⁻を計算する 補正HCO₃⁻が26以上の場合は「代謝性…

  • 高免疫グロブリン血症

    鑑別 最初の検査 多クローン性の場合の追加検査 鑑別 多クローン性 慢性炎症性疾患(感染症、慢性肝炎、炎症性腸疾患)、膠原病、自己免疫疾患、悪性腫瘍、悪性リンパ腫(AITL等)、リンパ増殖性疾患(IgG4、キャッスルマン、TAFRO症候群)など 単クローン性 多発性骨髄腫(正常免疫グロブリン抑制)、MGUS、原発性マクログロブリン血症(IgM上昇+その他減少)、H鎖病(重鎖病)、POEMS症候群、アミロイドーシス、システミックキャピラリーリーク症候群、TEMPI症候群など 最初の検査 採血4本、目視、TP、Alb、IgG、IgG4、IgA、IgM、蛋白分画 上記を提出の上で 多クローン性の場合…

  • 健診異常・生活習慣病の診療

    フォローアップ まず始めに フォロー間隔 高血圧 リスク評価 管理目標 治療開始基準 食事運動療法 薬物治療 高LDL-C血症 LDL-Cの計算式 簡易版吹田スコア 管理目標 食事運動療法 治療 スタチンが使用できない場合 高TG血症 治療 フィブラート系 EPA製剤 ニコチン酸製剤 高尿酸血症 生活指導 痛風発作時の治療 安定期の治療 血尿 蛋白尿 骨訴訟症 糖尿病 参考文献 フォローアップ まず始めに まずは健康診断の結果を持参してもらう。 労働者:一般定期健診(会社の検診) 被扶養者など健診が受けれない人(40歳~74歳):特定検診(メタボ検診) 75歳以上:後期高齢者健康診査 何等かの…

  • 下血

    オーバービュー 鑑別 最初の検査と処置 便潜血陽性の対応 出血時のマインドマップ 抗凝固薬のリバース 抗凝固薬のリバースの適応 ワーファリン ダビガトラン その他のDOAC オーバービュー 鑑別 痔核、医原性(内視鏡治療後、浣腸後)、憩室出血、虚血性腸炎、感染性大腸炎(細菌性、CMV腸炎)、CD腸炎、大腸癌、大腸ポリープ、宿便性潰瘍(長期臥床)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、血管形成異常 最初の検査と処置 採血4本(Hb、血ガス、凝固、Fe、フェリチン、TIBC)、BUN/Cre比やRetの測定(上部の出血・急性出血の評価)、必要そうなら輸血検査(血液型、不規則抗体スクリーニング、…

  • ALP高値の鑑別

    フローチャート 検査 ASTやALTも上昇している場合 γ-GTPとALPの両方が上昇している場合 ALPの単独の上昇 フローチャート 検査 ASTやALTも上昇している場合 肝機能障害の項目を参照 γ-GTPとALPの両方が上昇している場合 まずは腹部エコー・腹部CT、被疑薬の変更・中止、消化器内科コンサルト ⇒胆道閉塞が疑われる場合はERCPや造影CT。腫瘤性病変を認める場合は造影CT(ダイナミック)や造影MRI ⇒血算、生化、末梢血塗抹検査(血液疾患の評価)、蛋白分画、TSH、FT4、抗核抗体、免疫グロブリン(IgG, IgA, IgM) ⇒ IgG高値の場合はIgG4(IgG4-SCの…

  • キーパーソンの選定

    キーパーソンとは キーパーソンの選定 ICのポイント 血縁者不在の場合のキーパーソンの選定 本人の判断能力が十分な場合 本人の判断能力が不十分な場合 意識がない場合 後見人がいる場合 キーパーソン不在時の対応とIC 参考資料 キーパーソンとは ・病状説明に本人とともに同席 ・家族間の意見をまとめ、本人と話し合い、意思決定の手助けを行う ・本人の意思決定能力がない場合に医療同意を行う ※本人の代わりに「入退院時の手続き」「入院中の日用品の準備」などを行うことも多いが、他の家族に頼んでも良い。 キーパーソンの選定 ・基本は「配偶者」または「成人した子供」を選択する。 ・なるべくすぐに来院できる者を…

  • 内科一般のおすすめ参考書

    こんにちは! 呼吸器内科医のシンノスケです! 今回の記事では、内科の分野毎におすすめの参考書を紹介します。 他にもお勧めしたい参考書が見つかった場合は、この記事に適宜追記していきます! それでは宜しくお願いいたします。 一般内科 Common Diseaseの診療ガイドライン 内科外来マニュアル 呼吸器内科 ポケット呼吸器診療 循環器内科 循環器治療薬ファイル 腎臓内科 レジデントのための腎臓病診療マニュアル 血液透析患者マネジメント 糖尿病・内分泌内科 内分泌機能検査実施マニュアル チャートでわかる 糖尿病治療薬処方のトリセツ 感染症内科 感染症プラチナマニュアル 一般内科 (functio…

  • 麻痺・脱力

    鑑別 片側性 両側性 検査 脳梗塞の初期対応まとめ フローチャート NIHSSスコア t-PAの適応 鑑別 脊髄病変・末梢性病変:運動障害+感覚障害 神経筋接合部疾患・筋疾患・運動ニューロン疾患:純粋運動障害 片側性 両側性 検査 ・脳梗塞疑いの場合は下記の脳梗塞の初期対応まとめを参照。 ・神経内科/整形外科コンサルト ・採血4本(血算、生化、血糖、凝固)、電解質(K、Mg、Ca) ・薬剤歴の確認 ⇒ 被疑薬の変更・中止。 ・突然発症の片側性の脱力は頭部CT⇒頭部MRI ・突然発症の両側性の脱力であれば頭部+脊髄CT⇒脊髄MRI(単純/造影) ・神経根症状を疑う場合は脊椎X線(前屈位・後屈位)…

  • 腰背部痛

    フローチャート 鑑別 TUNA FISH 検査 対症療法 急性腰痛症 尿管結石 フローチャート 鑑別 FACET+PICK(ER)で鑑別 Fracture 骨折 Aortic Disease 大動脈解離、大動脈瘤 Compression 膿瘍、椎間板ヘルニア、脊損、馬尾症候群、脊椎カリエス、血腫 Epidural infection 硬膜外膿瘍、化膿性椎体炎、腸腰筋膿瘍 Tumor 腫瘍(骨転移、多発性骨髄腫) ⇧Red Flag Pancreatitis 急性膵炎 InflammationInfarction 血清反応陰性脊椎炎腎梗塞、脾梗塞 Cardio AMI Kidney 腎盂腎炎、尿…

  • 高Na血症

    フローチャート 検査 多尿の鑑別 治療 ①不足水分量の評価 ②Na補正速度 尿崩症の治療 中枢性尿崩症 腎性尿崩症 フローチャート ・中枢性尿崩症 脳腫瘍、脳卒中、下垂体卒中、外傷、脳炎、髄膜炎、低酸素脳症、自己免疫性(下垂体炎、IgG4関連疾患)、肉芽腫性疾患(ランゲルハンス組織球症、サルコイドーシス)、遺伝性、特発性 ・腎性尿崩症 薬剤(デメクロサイクリン、リチウム、シスプラチン、ホスカルネット、アムホテリシンB)、高Ca血症、低K血症、サルコイドーシス、アミロイドーシス、多発性骨髄腫、多発性嚢胞腎、尿管閉塞、妊娠尿崩症、遺伝性 検査 体液評価4点セット→体液量の評価 薬剤性高Naがないか…

  • 嗄声

    鑑別 検査 鑑別 迷走神経障害、反回神経麻痺 頭頚部手術・胸部手術 挿管後 悪性腫瘍の浸潤 大動脈瘤 脳血管障害(上位運動ニューロン障害による「仮性球麻痺」やワレンベルグ症候群などによる「球麻痺」) 多発性神経炎 特発性声帯麻痺 薬剤性 ステロイド沈着 真菌性喉頭炎(吸入ステロイドの影響) 声帯血種(血栓溶解薬、抗血栓薬、PDE-5阻害薬) 化学性喉頭炎(ビスホスホネート) 咳嗽(ACE阻害剤) 粘膜の乾燥(抗コリン薬、利尿剤、抗ヒスタミン薬、シェーグレン) 喉頭ジストニア(抗精神薬) 性ホルモンの産生変化(テストステロンやダナゾール) その他 急性喉頭炎、急性喉頭蓋炎 アナフィラキシー ウイ…

  • 汎血球減少

    フローチャート 鑑別疾患 薬剤性 最初の検査 追加検査 フローチャート 鑑別疾患 血液疾患(白血病、悪性リンパ腫、PNH、MDS、再生不良性貧血など)、薬剤性(多い)、重症感染症(DIC)、血球貪食症候群(腫瘍関連、感染症関連、自己免疫性、薬剤関連性など)、化学療法(治療関連MDSも含む)、自己免疫疾患(SLE、シェーグレン、Felty症候群)、骨髄癌腫症、ビタミンB12欠乏(悪性貧血)、葉酸欠乏、銅欠乏症、アルコール中毒、サルコイドーシス、抗酸菌症(粟粒結核など)、脾機能亢進(肝硬変、特発性門脈圧亢進症)。 薬剤性 抗菌薬(バンコマイシン、リネゾリド、デノシン、テトラサイクリン、ST合剤、リ…

  • 感染症の検査と臨床判断

    プロカルシトニン 肺炎球菌抗原 レジオネラ抗原 マイコプラズマ迅速抗原 CDチェック β-Dグルカン PCP肺炎を疑う場合 アスペルギルス症を疑う場合 ICU患者のカンジダ菌血症 クリプトコッカス抗原 アスペルギルス抗原 アスペルギルス抗体 カンジダ抗原 C7-HRP 抗MAC抗体 QFTとT-SPOT プロカルシトニン *そこまで感度が高い検査ではないので、陰性だからといって安易に抗菌薬不使用を選択するのは危険。 ★個人的には0.15ng/ml以下の場合は細菌感染症は否定的と考えている。 0.5未満では敗血症は否定的だが局所の細菌感染症の可能性がある。 0.5以上で敗血症の可能性あり 2.0…

  • 食欲不振、体重減少

    鑑別 検査 超高齢者の食欲不振 食欲不振の原因精査 対症療法 鑑別 ABCDEF TRIPSで鑑別!! AbdominalAnemia 慢性胃炎、消化性潰瘍、機能性ディスペプシア、炎症性腸疾患、イレウス、便秘、GERD、食道カンジダ、放射線性食道炎・宿酔など貧血 Brain 脳出血(慢性硬膜下血種)、脳梗塞、脳腫瘍、癌性髄膜症、パーキンソン病 Cardio うっ血性心不全、心筋梗塞 Drug ElectrolyteEndocrine 低Na、高Ca、Zn欠乏、Fe欠乏、ビタミンB1・B2・B12欠乏甲状腺クリーゼ、甲状腺機能低下症、副腎不全、DKA、HHS、副甲状腺機能亢進症 Frail 低栄…

  • 頭痛

    オーバービュー 鑑別 SNOOP 検査 対症療法 一般的な1次性頭痛の対症療法 片頭痛や群発頭痛で症状が強い場合 オーバービュー 鑑別 ★出血と感染の除外が一番重要 table { border-collapse: collapse; } th { border: solid 1px #666666; color: #000000; background-color: #ff9999; } td { border: solid 1px #666666; color: #000000; background-color: #ffffff; } ◆2次性頭痛 脳血管障害 SAH、脳出血、硬膜外血種…

  • 輸血療法

    RBC(赤血球) 基本単位 適応 予測上昇Hb値 PC(血小板) 基本単位 適応 禁忌 予測上昇値 CCI FFP(新鮮凍結血漿) 基本単位 適応 予測上昇値 輸血合併症 RBC(赤血球) 基本単位 1単位=140ml、2単位から使用 2単位を1~2時間で投与を行う。(心不全の場合は3~4時間で投与) 適応 ◆急性出血 出血量に応じて輸血を行う(Hb値を輸血の参考にはしない)。Hb≦6.0g/dLでほぼ必須。 ◆慢性貧血 Hb<7.0の場合に輸血を考慮。 ◆心疾患 Hb8~10g/dLを目標に輸血を行う。 ◆大量輸血時 RBCとPCを両方輸血する場合(外傷性の出血時など) RBC:PC:FFP…

  • FDP/D-dimerの上昇

    鑑別疾患 急性期DICスコア 血栓症の評価 鑑別疾患 ★とりあえず①と②だけ考えれば十分 ①DIC ②血栓症 ③その他の疾患(外傷、骨折、急性大動脈解離、悪性腫瘍、慢性炎症、TMAなど) 急性期DICスコア スコア SIRS 血小板数 PT FDP 0点 0~2項目 12万以上 1.2未満 10未満 1点 3項目以上陽性 8万以上12万未満あるいは24時間以内に30%以上の減少 1.2以上 10以上、25未満 2点 ー ー ー ー 3点 ー 8万未満あるいは24時間以内に50%以上の減少 ー 25以上 血栓症の評価 DVT/PEの検査・治療を参照 👇 ポチっと押していただけると励みになります!…

  • DVT/PEの検査・治療

    DVT Well's スコア DVTのフローチャート PE Well's スコア PEのフローチャート 治療 抗凝固薬の使い分け イグザレルト(リバーロキサバン) エリキュース(アピキサバン) ダビガトラン(プラザキサ) リクシアナ(エドキサバン) DVT Well's スコア 癌 +1 麻痺あるいは最近のギプス装着 +1 ベッド安静3日以上または術後4週未満 +1 下肢全体の腫脹 +1 下腿直径差3㎝以上 +1 患肢のpitting edema +1 患肢の表面静脈拡張 +1 診断がDVTらしくない ー2 DVTのフローチャート PE Well's スコア PEやDVTの既往 +1.5 心拍…

  • COVID-19の検査・治療(Ver.2)

    重症度分類 重症化リスク因子 重症化マーカー 実際に重症化するかどうか? 変異株について 検査ルーチン 治療フローチャート ステロイドの投与方法 ヘパリンの使用方法 バリシチニブ投与時の注意事項 挿管するかどうかの検討 ECMO ★治療の原則は厚生労働省発行の「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き」に従う 注)COVID-19の治療はエビデンスが少ない領域です。下記の治療内容については筆者が学会等で勉強したこと、筆者の感覚的な内容が多分に含まれています。参考程度と考えてください。 重症度分類 軽症:肺炎像なし 中等症Ⅰ:肺炎像あり。酸素化低下なし。 中等症Ⅱ:肺炎像あり。酸素化低下あり。 重…

  • 高Ca血症

    フローチャート 検査 治療 ①脱水の補正 ②カルシトニン製剤、ビスホスホネート製剤 ③利尿剤 ④ステロイド フローチャート 続発性副甲状腺機能亢進症:慢性腎不全、ビタミンD摂取低下や作用不全(抗てんかん薬による代謝障害)、低P血症、PTH不応症など 薬剤性:活性型ビタミンD製剤、カルシウム製剤、サイアザイド利尿薬、テオフィリン、ビタミンA、炭酸リチウム、テリパラチド、エストロゲン製剤など 検査 被疑薬の中止・変更。 採血、Alb、Ca、P、Mg、TSH、FT4、iPTH、whole PTH、PTHrP、1.25(OH)D、25(OH)D、尿中CaとCr。 大量補液が必要になるため心エコー。 *…

  • K補正薬

    低K血症 緊急性が高い場合 そこまで緊急性が高くない場合 高K血症 K≧6.0mEq/Lの場合 K<6.0mEq/Lの場合 GI療法のやり方 低K血症 ★K<3.0mEq/Lで補正を開始する 緊急性が高い場合 補正速度は10~20mEq/hで静脈投与(急速静注すると心停止するので注意!!) 末梢点滴で補正する場合は血管痛を起こすので40mEq/L以下の濃度にする。 <処方例> KCL注20mEq 1Aを生食500mlに溶解して1時間以上かけて点滴。 そこまで緊急性が高くない場合 ・アスパラカリウム 300mg 3~9錠分3 朝昼夕食後 ・アスパラカリウム散 3~6包分3 朝昼夕食後 高K血症 …

  • 【ボイスブログ】コロナウイルスと妊婦さんのあれこれ【第3回】

    とある内科医のカンファ室 第3回 ~コロナウイルスと妊婦さんのあれこれ~(再生時間17分程度) 今回はコロナウイルスと妊婦さんの諸問題についてざっくばらんにお話します。 先に断っておきますが、この辺りの話は施設や産婦人科医によって対応が異なります。 あくまで、一介の呼吸器内科医がお話する内容ですので、うわさ話程度の気持ちで気軽にお聞きください! スキマ時間や寝る前の御伴にどうぞ。 感想やコメントもお待ちしております😊 👇 ランキングに参加中!ポチっと押して投票いただけると励みになります! にほんブログ村 人気ブログランキング

  • 喘鳴

    オーバービュー 鑑別 Stridorの場合は気道閉塞を考える。(痰詰まり、喉頭浮腫、アナフィラキシー、腫瘍、異物、声帯麻痺) wheezeの場合は気管支喘息、COPD、ACO、心不全、急性気管支炎、肺塞栓、GERD、気管気管支軟化症、カルチノイド腫瘍など。 検査 採血4本、血ガス、BNP、胸部X線、心電図。 必要に応じて胸部CT、心エコー。 上気道閉塞が疑わしい場合は、頸部・胸部CT(±造影CT)、耳鼻科ファイバー ⇒ 緊急気道確保 気管支喘息発作が疑われる場合の対処 ★Silent chestの場合はアドレナリン筋注+気管挿管!! ☆治療ステップ1 ・べネトリン0.5ml(小児0.3ml)+…

  • 高K血症

    初期対応 ★緊急性の確認 ◆完全房室ブロックや徐脈がある場合 緊急ペーシング ◆心電図異常がある場合(テント上T波、P波、QRSの開大) 8.5%グルコン酸カルシウム10mlを5分で静注(1/4ずつ分割投与) ◆腎不全+K>7.0、代謝性アシドーシス、うっ血性心不全 緊急透析 フローチャート 検査 心電図、被疑薬の中止・変更、血ガス。必要に応じてカリウム制限食へ。 尿定性・沈査、尿中電解質(Na、K、Cl、Cr。随時尿でも可)、尿浸透圧、採血(K、Ca、Mg、P、血清浸透圧、FT4、TSH、ACTH、コルチゾール、血糖、HbA1c、血漿アルドステロン濃度と血漿レニン活性) *TTKG=(UK/…

  • 【書評】内分泌機能検査実施マニュアル

    (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))}) …

  • 低K血症

    フローチャート 最初の検査 心電図、被疑薬の中止・変更。 尿定性・沈査、尿中電解質(NaとK、随時尿でも可)、尿浸透圧、採血(K、Ca、Mg、P、血清浸透圧、FT4、TSH、血糖、HbA1c、血漿アルドステロン濃度と血漿レニン活性) *PAC/PRA>200でアルドステロン症疑い *TTKG=(UK/PK)/(UOsm/POsm) 追加検査 血ガス、高Ca血症がある場合は高Ca血症の鑑別、クッシングを疑う場合は早朝ACTH・コルチゾール、アルドステロン症や腎血管性高血圧を疑う場合は腹部エコー、腹部造影CT、褐色細胞腫を疑う場合は尿中メタネフリン、ノルメタネフリン、RTAを疑う場合は抗核抗体、S…

  • 好酸球増加

    鑑別疾患 ★特に好酸球≧1500の症例は重症疾患の可能性があり注意!! (皮膚、肺、消化器、心筋、神経などの臓器障害の合併が多くなる。) 薬剤性(多い)、アレルギー疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹、アレルギー性鼻炎)、慢性好酸球性肺炎、ABPA、血管炎(EGPA、GPA)、副腎不全、好酸球性血管性浮腫、PIE症候群、骨髄増殖性疾患(慢性好酸球性白血病など)、悪性リンパ腫、サルコイドーシス、結核、ニューモシスチス肺炎、HIV、好酸球性副鼻腔炎、好酸球性胃腸症、好酸球性心筋症、コレステロール塞栓症、寄生虫など 最初の検査 採血4本(凝固まで)、白血球分画、目視、CK、CK-MB、トロ…

  • 下痢の対症療法

    整腸剤 ラックビー、ミヤBM 3包分3 毎食後 ビオフェルミンR 3錠分3 毎食後 👈Rなので抗生剤使用中も使える! 止痢薬 感染性下痢を否定した上で止痢薬を使用 ロペミン1mg 1回1~2CP 1日1~2回 タンニン酸アルブミン 1回1g 1日3回 TKIやイリノテカンによる下痢には半夏瀉心湯 7.5g 分3 毎食前 👇 ランキングに参加中!ポチっと押して投票いただけると励みになります! にほんブログ村 人気ブログランキング

  • 吐血

    オーバービュー 鑑別 胃十二指腸潰瘍(ピロリ菌、NSAIDS、ステロイドなど)、食道静脈瘤破裂、胃静脈瘤破裂、悪性腫瘍、Mallory-Weiss症候群、胃穿孔、食道破裂、逆流性食道炎、食道潰瘍、急性胃粘膜病変(AGML)、その他の腫瘍(GIST、リンパ腫、カルチノイド)など 最初の検査と処置 ★消化器内科コンサルト ➼ Mallory-Weiss症候群以外は緊急内視鏡!! 採血4本(Hb、血ガス、凝固、Fe、フェリチン、TIBC)、輸血検査(血液型、不規則抗体スクリーニング、クロスマッチ)、胸部X線写真(誤嚥の評価と喀血の除外)、胸腹部造影CT(急ぐ場合は単純でも可!出血点の評価とfree …

  • 降圧薬

    降圧薬の「ABCD」 A:ACE阻害薬、ARB B:βブロッカー C:Caブロッカー D:サイアザイド利尿薬(Diuretics) 降圧薬のおおまかな選択基準 ★第一選択は「ACE阻害薬、ARB」または「Caブロッカー」 ★2種類以上の薬を服用する場合は原則「別系統」の薬を内服する。 ★βブロッカーとサイアザイド利尿剤は降圧目的での単剤使用は原則しない!(併用) ①基礎疾患のない人 高齢者:Caブロッカー>ACE-I、ARB(高齢者はCaブロッカーの方が降圧しやすい) 若年者:ARB>ACE-I、Caブロッカー(ARBが降圧作用が強い) ②高血圧緊急症 Caブロッカー(ニカルジピン) ③狭心症…

  • 【ボイスブログ】コロナ診療あるある【第2回】

    とある内科医のカンファ室 第2回 ~コロナ診療あるある~(再生時間10分程度) 今回は医療従事者以外、誰も共感できないニッチなあるあるを皆様に共有したいと思います。 スキマ時間や寝る前の御伴に是非御視聴ください。 コメントや感想もお待ちしております❕❕ 👇 ランキングに参加中!ポチっと押して投票いただけると励みになります! にほんブログ村 人気ブログランキング

  • 敗血症の治療

    診断基準 quick SOFA(qSOFA) ①意識の変容 ②呼吸数≧22回/分 ③収縮期血圧≦100mmHg 2項目以上を満たす場合は敗血症を疑い、集中治療管理を考慮する 検査 採血、凝固(DICの評価)、血ガス(乳酸値の評価)、BNP、プロカルシトニン(可能ならプレセプシン)、血中エンドトキシン、免疫グロブリン(IgG補充必要?)、血液培養、尿培養、胸部X線写真、全身CT(必要に応じて造影CT)、心エコー(大量補液するので心機能を評価)。 輸液や昇圧剤の反応が不十分な場合はTSH、FT3、FT4、ACTH、コルチゾールの提出を検討する。 EGDT ★6時間以内に目標達成を目指す 治療 <輸…

  • 去痰薬

    ★ムコダイン・ムコソルバン・ムコフィリンを覚えれば十分です! <慢性期の粘稠度の高い痰(キレの悪い痰)を出しやすくする薬> ※サーファクタントを増やし痰を出しやすくするが、痰の量は逆に増える方向に働くので注意 ◆ビソルボン ビソルボン吸入液0.2% 2ml+ベネトリン0.5ml+生食8ml ネブライザー吸入 1日3回 *アスピリン喘息には禁忌 ◆ムコソルバン ムコソルバンL錠 45mg 1錠分1 <痰の量を減らす薬> ◆カルボシステイン カルボシステイン 500mg 3錠分3 ★COPDにエビデンスあり ◆クリアナール クリアナール200㎎ 6錠分3 <急性期のキレが悪い喀痰> ◆ムコフィリン…

  • 【ボイスブログ】コロナについて思うこと【第1回】

    とある内科医のカンファ室 第1回 コロナワクチンについて/コロナを2類から5類に下げる?/コロナの現在の治療について 今回よりボイスブログを始めてみました。 スキマ時間や寝る前の御伴に是非ご視聴ください。 感想やコメントお待ちしております❕❕ 👇 ポチっと押していただけると励みになります! 人気ブログランキング にほんブログ村

  • 下痢

    オーバービュー 鑑別 ①~④の順番で考える ①まずはRed flag signの確認!(大腸型腸炎の確認) ②若年者の急性の嘔吐・下痢・心窩部不快感 ⇒ほぼほぼ急性ウイルス性胃腸炎 ③高齢者(特に入院中)、抗菌薬投与後の下痢、PPI使用など ⇒CDチェック ④その他の鑑別疾患 鑑別の絞り込み! ★Red flag sign 38.5度以上の発熱、血便、脱水、強い腹痛・渋り腹、免疫力低下患者 ★大腸型か小腸型か? ざっくり言うと・・・ 大腸型:高熱や強い腹痛、血便が出やすい。細菌性腸炎が多い! 小腸型:大腸型よりは緊急性が低い。嘔吐を伴うことが多い。ウイルス性腸炎が多い。 ☆食う寝る出すの問診⇒…

  • 高CK血症

    フローチャート 最初の検査 採血、CK-MB、トロポニンT、K、P、TSH、FT4、凝固(DICや血栓による虚血の評価)、尿定性・沈査(ミオグロビン尿の確認)。 CK-MBがCKの1/10以上の場合は心電図・心エコー・胸部X線写真を施行。 薬剤歴・病歴・感染症の確認。 痛みが強い場合は造影CTと血ガス(急性動脈閉塞症や壊死性筋膜炎などの鑑別) 薬剤: スタチン系、フィブラート系、アルコール、抗精神薬、抗うつ薬、ニューキノロン系、ST合剤、テオフィリン、ステロイド、コルヒチン、筋弛緩薬、覚醒剤など。 炎症性ミオパチーの検査 皮膚筋炎、多発性筋炎、SLE、シェーグレン、強皮症、関節リウマチ、MCT…

  • 浮腫

    オーバービュー 鑑別 ※血管性浮腫:HAE、好酸球性血管性浮腫、ACEによる浮腫、特発性など その他:クッシング症候群、パルボウイルスB19、リンパ増殖性疾患(POEMS症候群やTAFRO症候群など) 検査 <全身性> 採血、凝固、肝機能、腎機能、TP、Alb、BNP、FT4、TSH、尿定性・沈査、胸部レントゲン、心エコー、心電図。 低Alb血症がある場合は原因検索(低Alb血症の項目を参照)。 腎機能障害の原因検索 ⇒ 腎機能障害の項目を参照。 必要に応じて、造影CT(血栓や巨大腫瘤による広範囲な静脈閉塞)、ACTH、コルチゾール、膠原病の精査(抗核抗体、RF、抗CCP抗体、赤沈)、好酸球、…

  • 【書評】ER・ICU診療を深める1

    // リンク ER・ICU診療を深める1 おすすめ度 ★★★★☆ 読みやすさ ★★★★★ 実用度 ★★★☆☆ 専門性 ★★☆☆☆ ERやICUのTIPSをまとめた本になります。 2よりも1の方が特にお勧めです。 今読んでも非常にためになる内容ばかりですが、 中でも「絶対的無輸血・相対的無輸血」「酸素療法」の項目は必見です。 他の参考書にはなかなか書いていない細かい情報を知ることができます。 👇 ポチっと押していただけると励みになります! 人気ブログランキング にほんブログ村

  • 関節痛

    オーバービュー 鑑別 化膿性関節炎、痛風、偽痛風、変形性関節症、肩関節周囲炎、外傷性、感染性心内膜炎(菌血症)、RA、SLE、MCTD、血清反応陰性脊椎関節症、リウマチ性多発筋痛症、RS3PE(PMRの類縁疾患)、成人Still病、JIA、血管炎、サルコイドーシス、反応性関節炎(Reiter症候群、尿道炎や消化器感染症の後に起こる)、結核性関節炎、淋菌性関節炎(播種性の化膿性関節炎)、パルボウイルスB19による関節炎、肝炎ウイルス、甲状腺機能低下症、骨転移や筋転移、肺性肥厚性骨関節症(悪性腫瘍)、無菌性骨壊死、薬剤性 ※薬剤性:G-CSF、DPP-4阻害剤、アロマターゼ阻害剤、SSRI、尿酸値…

  • 低Na血症

    フローチャート 検査 血清OSM→低張性低Na血症の確認 体液評価4点セット→体液量の評価 薬剤性低Naがないかどうか確認(利尿剤の他にも!) 尿検査(尿Na、Cr、BUN)、尿Osm、TSH、FT4、早朝のACTH・コルチゾール(起床時・食前に安静30分後に採血)、バソプレシン(AVP)、血漿アルドステロン濃度(PAC)、血漿レニン活性(PRA) 副腎不全が疑われる場合はRapid ACTH試験(内分泌内科に相談) ※高張性や等張性低Na血症の中で「偽性低Na血症(高血糖や高TGによる)」が疑わしい場合は血ガスで電解質を評価する。 低張性低Na血症の治療 ◆意識障害や痙攣がある、Naが非常に…

  • ブログの公式キャラクターを作成しました!!

    こんにちは! シンノスケです。 平素より沢山の方々にブログを御訪問いただいており、大変嬉しく思っています。 当ブログを始めてなんと1ヶ月を迎えました! この度、ブログのオリジナルキャラクターを作成しました。 それがこちらになります👇 今後はこのキャラクターに様々な場面で登場してもらいたいと思います(^^) 研修医や若手内科医向けの病棟マニュアル作成をメインコンテンツとして発信していますが、今後は絵日記やLineスタンプなどにも挑戦していけたらと考えております。 今後とも応援のほど何卒よろしくお願いいたします!! 👇 ポチっと押していただけると励みになります! 人気ブログランキング にほんブログ…

  • 利尿薬

    ループ利尿薬 <静注> フロセミド(20mg/A) 0.5A~1Aをiv(最大投与量は40~80㎎/回) 腎機能障害がある場合はCr×20㎎をiv ※通常は100㎎以上のivは行わない <持続注射> 適応:静注の反応が鈍い場合、血圧がやや不安定な重症心不全など フロセミド100㎎+生食40mlで希釈しTotal50mlで使用する。(2mg/ml組成) eGFR≧75の時:1~2ml/hrで開始 25<eGFR<75の時:2~4ml/hrで開始 <内服> ・フロセミド 静注量と同量~2倍量が必要(バイオアベイラビリティが低い) ・アゾセミド、トラセミド 長時間作動型利尿剤。 フロセミド40㎎≒ア…

  • 低アルブミン血症

    鑑別 低栄養(高齢者で非常に多い)、炎症による消耗、ネフローゼ症候群、肝硬変、吸収不良症候群(まれ)。 検査 ①まずは低栄養・炎症の原因を治療する。 ★ご飯が食べれない人はなるべく早期(少なくとも1週間以内)に経管栄養! (遅れて経管栄養をしても、栄養状態が立ち上がらず泥沼になるケースが多い。) ②低栄養や炎症による消耗が否定的であれば、その他の原因を検索する。 ・ネフローゼ 尿定性・沈査 ⇒蛋白尿があるなら随時尿検査にて尿蛋白/尿Cr比(1日推定尿蛋白) ⇒蛋白尿多いなら1日蓄尿。 T-chol(肝硬変で減少、ネフローゼで低下)、TP、Alb ネフローゼの原因精査(腎機能障害の鑑別を参考に)…

  • 血小板減少

    フローチャート 鑑別疾患 ★血小板は10万未満になったら評価するべし! 偽性血小板減少症、DIC(重症感染症)、TTP、HUS、膠原病(SLE:エバンス症候群、SJS、成人スティル病)、化学療法(治療関連MDSも含む)、薬剤性(HITを含む)、肝硬変、ITP、サイトメガロウイルス、EBウイルス、血球貪食症候群、血液疾患(再生不良性貧血、MDS、白血病、骨髄癆(骨髄癌腫症など)、巨赤芽球性貧血)、慢性DIC(大動脈瘤、心室瘤、巨大血管腫、固形癌)、IgG4関連疾患、キャッスルマン病、TAFRO症候群、抗リン脂質抗体症候群、特殊な感染症(SFTS、レプトスピラ、リケッチア)、先天性血小板減少症など…

  • 貧血

    貧血の鑑別フローチャート その他:薬剤性血球減少、体液貯留による希釈 最初の検査 ★Hb≦10g/dl、Hbが2以上低下した場合に積極的に精査する。 便潜血、採血(BUN/Cre比)、網赤血球(Ret)、Fe、フェリチン、TIBC、UIBC 急性の出血が疑われる場合は造影CT ⇒ 緊急止血(緊急内視鏡やIVR)を検討。 鉄欠乏性貧血や便潜血陽性の場合は内視鏡検査を施行する。 RPI RPI=〔網赤血球数%×(患者Ht/正常Ht)〕/成熟因子 Ht:成人男性=40-50%、成人女性:35-45% 成熟因子:Ht36-45で1.0、26-35で1.5、16-25で2.0、15未満で2.5 ★RPI…

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