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リスク社会の科学教育―科学を統治する市民を育てるー https://gnekoneko.hatenablog.com/

科学技術は新型コロナ・ワクチンに見られるように社会を劇的に変える力を持っている.しかしこの力は大きなリスクをももたらしている.科学技術のリスクに対して社会は,市民はどのように対し,コントロールすればよいのか,教育はどうあるべきかを論じる.

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2021/07/11

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  • 教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 5 第三段階 教材作成

    教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 5 第三段階 教材作成

    第3段階(教育実践) 第3段階は教育実践の場である.ここでは教師は地域の事情や個々の学習者の学習状況を考慮して補足することはあるにしても,トランスサイエンス問題を直接教えることは最小限にとどめるのが望ましい.トランスサイエンス問題の内容及びトランスサイエンス問題を理解するための基礎となる科学的知識自体はカリキュラムと紐づいた資料や経験の組み合わせ(印刷物、動画、専門家どうしの討論の中継、現場見学,当事者の講演やインタビュー等)によって極力提供し、教師を教授者の役割から解放し、「学習者相互及び学習者と専門家を含むトランスサイエンス問題のステークホルダーとが議論する際のコーディネートを行う」ことに…

  • 	 教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 4 第二段階 教材作成

    教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 4 第二段階 教材作成

    第二段階(教材作成) 第一段階で生産的な議論が行われていれば、それ自体が良質な教材となりうる。大学生あるいはある程度トランスサイエンス問題についての学習をすすめてきた高校生には第一段階での議論をネットで中継し、リアルタイムで見せながら議論に参加してもらうようなこと、イメージとしてはNHKで放映されているマイケル・サンデルの「白熱教室」のような経験の機会を提供することも考えられる。しかし予備知識があまりない段階で、第一段階での専門家の議論をそのまま理解せよというのは非現実的であり,また専門家の議論で触れられることがなくても前々節(科学への留保付きの信頼)や前節(科学の方法論)で見た,トランスサイ…

  • 教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 4 第一段階その2 媒介の専門家の役割

    教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 4 第一段階その2 媒介の専門家の役割

    ではこの第一段階において媒介の専門家は何を行うのだろうか,その使命は3つある。 ①カリキュラム化するトランスサイエンス問題とその問題についての議論を提供する専門家の選択 学校や市民のニーズに応じてカリキュラム化するべきトランスサイエンス問題を選択し,その問題への議論を提供してくれる専門家への依頼を行う.専門家への依頼を行うに際しては,専門家の意見の布置を調べ(マッピング)、できるだけその布置に対応した専門家を選択し、依頼する。 ② 議論の前提の設定 議論に参加してもらう専門家には下記に述べる議論の前提を理解しておいてもらう必要がある.その前提を議論の前に提示し,また議論がこの前提を踏まえなくな…

  • 教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 3 第一段階

    教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 3 第一段階

    以下,各段階について具体的に述べていく. 第一段階(論点整理) この段階では何か特定のトランスサイエンス問題について、どのようなオルタナティブがありうるのか、その中からどのオルタナティブを選択するべきか、その根拠は何か、ということについて当該の問題の専門家が議論し、何が合意できるのか、何が合意できないのか、合意できない場合、それぞれの専門家の立論の前提が変化することで合意が可能となるのかならないのかといったことを詰めていく。たとえば近年,出生前診断の普及に伴い,胎児が遺伝性の疾患を持つと診断された場合の人工妊娠中絶が増えている.このことについて国家などの権力が優生学的にそれを利用することについ…

  • 教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 2

    教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 2

    分量がごく少ないですが,キリがいいので教師を支えるしくみが3つの段階からなることの最初の部分を述べておきます そのしくみは次の3段階からなる. 第一段階は論点整理の段階である.媒介の専門家(現在,このように認知された専門家が存在するわけではないが,科学論研究者などの科学をメタ的に分析する社会科学者,理科教育学の研究者などを想定している)が組織する専門家(たとえば問題が出生前診断である場合には出生前診断を推進したり批判する研究者やNPO,政策担当者等,対立するオルタナティブの主張を背景とした専門家が含まれていることが必要)相互の討論の場が設定される.ここで特定のトランスサイエンス問題について教育…

  • 教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 1

    教師の役割転換 公共圏のコーディネーターとしての教師の役割とそれを支えるしくみ 1

    教師への支援の必要性についてもう少し述べてみたい.一般的に言って政府見解(ここでは、各種基本計画・方針など政府から公的に発信された言説一般を政府の見解と考えておく)が教育を通じて国民へと下りてくるという構造は好ましくない。しかし現実には、教育、特に初等中等教育の場では、政府見解は、他の言説とは一線を画され、実質的に「権威ある「正しい」言説」とみなされることが多い。文科省―教育委員会という行政ルートから降りてくるということが背景にあることはもちろんだが、トランスサイエンス問題を扱う際の、いわば安全策が政府見解であることも大きいと私は考える。教師は授業のため教材研究を行い、授業の中で何を扱うか(教…

  • 開かれた公共圏としての教室とコーディネーターとしての教師

    開かれた公共圏としての教室とコーディネーターとしての教師

    資源エネルギー庁と文部科学省が共同で発行した「チャレンジ!原子力ワールド」という中学生用向け副読本(1)がある.2010年発行なので,福島第一原子力発電所事故の直前の発行といってもよい.この副読本では放射性物質の危険性に触れてはいるものの,そのすぐ後で「万一、事故発生という事態になっても周辺環境への放射性物質の放出を防止できるよう、何重にもわたる安全設計を行っています.」等と原発の必要性と安全性が力説されている.津波に対しても「大きな津波が遠くからおそってきたとしても、発電所の機能がそこなわれないよう設計しています」と記述されている.事故後,この副読本は現実とあまりに乖離した原発宣伝だとして批…

  • コミュニケーションとメタ認知への支援 1

    コミュニケーションとメタ認知への支援 1

    ではコミュニケーションとメタ認知への支援としてどんなものが考えられるだろうか。 やや項目が多く羅列的になってはしまうが、以下の4つを順次述べていきたい。 オルタナティブによる専門知の集約と市民による選択 対抗的公共圏の創造 価値観明確化と省察 人々の物語を知る 専門知と市民を媒介する専門家の存在 (1)オルタナティブによる専門知の集約と市民による選択 市民がトランスサイエンス問題を議論し.個人的・集団的意思決定を行う時のことを考えてみよう。たとえば原子力発電には経済性,エネルギー安全保障,安全性,世代間の平等,地域間の衡平など様々な公共善(社会全体にとっての共通の利益)が存在する。原子力発電に…

  • プリコラージュの知の本質―コミュニケーションとメタ認知

    プリコラージュの知の本質―コミュニケーションとメタ認知

    「ミニマム・エッセンシャルズのようにあらかじめ知識のリストを用意しておくわけではない。「知」と表現はしたものの、そこに何か実体的な知識領域が存在するわけではない。課題に取り組む実践の中でそのつど生成し、プロセスの中に立ち現れてくる総合的判断力であり、知識活用能力である」.前節で上記のように記したが,この節では.ここをもう少し説明してみたい. プリコラージュの知の話に入る前の補助線として、まず専門知について述べておこう。専門知を背景とした学問的専門職の典型は医師であろう。医師は医学部教育及び卒後教育で獲得した専門知を駆使して診療を行う。しかし医学知識は爆発的に増加しており、専門医であっても一人の…

  • プリコラージュの知を育むー課題特性

    プリコラージュの知を育むー課題特性

    ではこのようなつなぎ合わせる知.プリコラージュの知をどうすれば育んでいくことができるのだろうか。前提を確認しておこう。プリコラージュの知はこれまで多くのリテラシー論が依拠してきたミニマム・エッセンシャルズ(最低限の教養)とは異なる。ミニマム・エッセンシャルズは市民が共通に所持すべき知識・スキルを同定し、リスト化したものであらわされる。しかしプリコラージュの知は課題ごとに知識をはりあわせ、かき集めるものなので、ミニマム・エッセンシャルズのようにあらかじめ知識のリストを用意しておくわけではない。「知」と表現はしたものの、そこに何か実体的な知識領域が存在するわけではない。課題に取り組む実践の中でその…

  • プリコラージュの知

    プリコラージュの知

    プリコラージュ(フランス語)とは「寄せ集めてつくる」という意味であり,「器用仕事」とも訳される.たとえば服のデザインの分野では,ありあわせの布を組み合わせて新しいデザインや服を作りだす仕事をさして使われる.レヴィー・ストロースは,人類学の調査の中で,「未開人」と見なされてきた先住民が、西洋の知識体系とは異なるが,独自の論理で世界を秩序付ける思考様式を持つことを発見し,これを「具体の科学」と呼び,プリコラージュになぞらえて説明した(1). プリコラージュは近代科学の考え方とは対照的な思考である.近代科学は対象となる現象を世界から切りだす.たとえば生物学は世界の中から生物を抜き出す.あるいは栄養学…

  • 判断を統合する―善き生のための思慮深さ 序説

    判断を統合する―善き生のための思慮深さ 序説

    日本の科学技術社会論を主導し,その基礎を作りあげた村上陽一郎は「科学者とは何か」(1)の中で「缶ミルクの教訓」と題してアメリカの食品会社の発展途上国支援の失敗を述べている.その会社は善意のキャンペーンとして,飢餓に悩むアフリカの家庭に自社の粉ミルクを配る支援を行った.飢餓で母乳の出ない母親への粉ミルク配布は子どもの栄養状態の改善に役立つという意図の下でこの事業は進められたが,現実には悲惨な結果を招いてしまった.現地では哺乳瓶を洗浄する清潔な水が使えず,哺乳瓶内で細菌が繁殖して,感染症で死亡する赤ちゃんが激増したのである.村上はこの事態を「缶ミルクによってアフリカの飢餓を救えると思いこんだアメリ…

  • 統計的議論についての着目点

    統計的議論についての着目点

    先に疫学を市民教育の場で扱う際には「統計的手法(ある程度は必要)は最小限度にとどめ,意思決定の教訓となるような事例(公害病等疫学が意思決定の根拠として利用された事例)における疫学の利用を,必要に応じて法的・制度的・倫理的な側面にも触れながら学習するケースメソッドの手法をとるのが良い」と述べた。これは具体的には市民のリテラシーとしては、統計的手法の細部ではなく、あるケース(たとえば有害物質による疾患の広がり)をめぐる議論について、どこに着目して吟味すればいいかということが重要となるということである。 ではそれらの議論の統計に関連した部分についてはどこに注目すればよいだろうか。2006年のPISA…

  • 「分析による麻痺」を避ける 及び 疫学は個人ではなく集団を考える時に意味を持つ

    「分析による麻痺」を避ける 及び 疫学は個人ではなく集団を考える時に意味を持つ

    1 「分析による麻痺」を避ける 一般に科学においても法律においても統計学で言う第一種の過誤(因果関係がないのに因果関係があることにしてしまう,犯人でないのに有罪にしてしまう)よりも第二種の過誤(因果関係があるのに因果関係がないことにしてしまう,犯人であるのに無罪にしてしまう)が犯されすいように見える,つまり慎重な判断が好まれる.データがそろってから,証拠がそろってから因果関係を推定する論文や答申が作成される,あるいは起訴が行われるのである.藤垣は水俣病をこの第二種の過誤がおこった例として説明している(1).行政,特に規制行政にも似たような傾向が見られる.豊島の産業廃棄物不法投棄や熱海市伊豆山の…

  • 疫学の考え方

    疫学の考え方

    1850年ごろのロンドンではコレラがしばしば流行し、多くの死者が出ていた。当時はコレラが細菌で引き起こされるということは知られておらず、瘴気(悪い空気)が原因であると考えられていた。ジョン・スノーは当時ロンドンに在住していた医師であるが、飲み水が原因ではないかという疑いを持っていた。折からスノーは1854年のソーホー地区におけるコレラ大流行に遭遇し、住民への聞き取り調査によって特定の井戸(ブロード・ストリートの井戸)の水を飲んだ住民に限定してコレラが発生していることを突き止めた。そして井戸を管理していた教区当局を説得してコレラの発生を収束させることに成功した。スノーはその後も研究を続け,同じ地…

  • 科学的成果物の前提となる変数の同定と当該変数をめぐる議論の理解

    科学的成果物の前提となる変数の同定と当該変数をめぐる議論の理解

    「科学技術へのクライアントシップ」の節で「前提による議論の拘束」について述べた が、以下ではこれを「批判的に考える」という文脈の中において,変数という形で具体化してみたい。 小学校理科の伝統的教材として振り子がある.振り子の周期を決める条件を探求する教 材である.振り子の長さ,振れ幅(角度),振り子のおもりの重さをいろいろ変化させて,この3つの条件(以下変数と呼ぶ)のどれが周期を決めているのかをさぐっていくわけだが,その際の定番の実験方法は,この3つの変数のうち、どれか2つ、たとえばおもりの重さと振れ幅を固定して、振り子の長さという一つの変数のみを変化させ、その変数の影響を検出する方法である。…

  • 批判的に考えるー科学の方法論

    批判的に考えるー科学の方法論

    本節では市民の意思決定の質を高めるために必要な要素として科学の方法論があることを述べる.とはいっても,私は,これまでの科学教育で扱われてきたような科学者の科学的探究をモデルとした方法論が必要だと考えているわけではない.科学的研究をモデルとした方法論である仮説設定,研究計画の作成,実験,考察といった流れの体験は理科のリテラシーとして重要なものだが,トランスサイエンス問題を考える場合には,科学的探究を実践することそのものよりも,当該のトランスサイエンス問題を論じる際に参照される科学的成果物(典型的には論文だが,有害物質の規制基準や環境アセスメントなど科学が主要なプレーヤーとしてかかわるもの一般をさ…

  • 問いの宛先

    問いの宛先

    自然科学は自然現象をモデル化する営みである。モデルを洗練させることによって科学の予測力と現実世界への応用可能性は拡大していく。典型的な例はニュートン力学からアインシュタインの相対論への発展である.水星の近日点移動などニュートン力学では理解できなかった現象を相対論で理解できるようになり,また相対論により人工衛星と地上の時刻合わせを行うことによってGPSが可能になっている. 多様な要素が複雑にかかわり,システムのふるまいが予測しにくい気象システムや海洋生態系についても,現実世界での観測量とコンピューター上のモデルによるシミュレーションを突き合わせることによって、より予測力の高いモデルを作成し,天気…

  • メタ的なフレーミング

    メタ的なフレーミング

    「科学の社会化」の章でスチュワート・リチャーズの「科学・哲学・社会」の中の「巨大増殖炉計画はプルトニウムの頻繁な輸送を必要とするが、それは偶発的事故とテロリストの攻撃という当然の危険を伴うのである。そのために列車と原子炉用地の警戒のために大部隊の憲兵が必要になるであろう。これは原子力と個人的自由との非両立性という恐れをやがて起こすであろう」(1)という記述を紹介し、「プルトニウムという物質の持つ性質、それを利用する核燃料サイクルという科学技術体系そのものが権力の再配分の原因となる。集権化をもたらすのである」と述べた。 高速増殖炉というトランスサイエンス問題について意思決定する際には,高速増殖炉…

  • 不適切な前提を置いている立論に対しては、それについて批判的に検討しておくか、または排除する

    不適切な前提を置いている立論に対しては、それについて批判的に検討しておくか、または排除する

    フレーミングは「価値観の選択の問題」とすぐ上で述べたが,明らかに不適切な前提をもとにした立論の場合、それを教育の場に持ち込むと事実認識を誤らせかねない。現実世界から事実を切り取ってくるフレーミングは価値観によって異なってくるので、価値観と事実を明確に切り分けることは難しいが、だれの目から見ても不適切と思われる前提はありうる.もちろん虚偽の場合は論外だが,多くの場合,先行研究から都合のよい部分だけを切り取って,それを前提として立論されることが多い.たとえば原発について経済学者の池田信夫は「原発事故で過去50年に出た死者はチェルノブイリ事故の60人だけだが、WHOによれば、世界で毎年700万人が大…

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