6、7年ぐらい前になるかもしれないが、地元にコメダ珈琲が近所に進出してきたばかりの頃、休日に友人といそいそコーヒーを飲みに行ってみた。 当時の感想は、「コーヒーまずい。。。」のひと言につきた。 ランチタイムだったので、何かオーダーして食べた記憶はあるが、味は普通で見た目もチープで、なんだか全体的にセンスないなぁと思った記憶が残っている。 次に弟夫婦が訪ねてきた際も、「あの時は体調でも悪かったのかも。」と思い直して2回目の来店を果たしてみたものの、やっぱりコーヒーはマズくて、それ以来一度も利用していない。(コメダさんごめんなさい) 最近になって、よく視聴しているYouTuberの人が、コメダ珈琲…
小学生の頃、夏は死にたいぐらい憂鬱だった。 大袈裟な、と思われるかもしれないが、本当に夏になると、毎年あることのために「死にたい」と思っていた。 思うだけならまだしも、一度どうやったら死ねるかを真剣に考えたこともある。 小学生低学年の女の子をそこまで憂鬱にさせるあるものとは何かというと、水泳の授業だ。 最近はプールを備えていない学校もあると聞くが、田舎の学校は土地も広いし25メートルプールを備えているのが普通だった。 夏になると体育の授業はすべて水泳の授業に変わる。 クラスメイトは大喜びだが私は毎年絶望の淵に立たされる思いだった。 なんでそんなに憂鬱なのかって、それはもう単純に泳げないから。 …
今日は雨の土曜日。 わたしは雨の日は嫌いではありません。 お出かけの時はもちろん、ちょっとだけ憂鬱な気分にもなりますが。。。雨が、浮足立ち、せかせかする日常の時を遅くしてくれるような、落ち着きを与えてくれるような、そんな気がします。 さて、そんなしっとりとした雨の前日の金曜の夜。 夕飯の後に、急にスイッチが入ってキッチンの水切りかごをエイヤッと処分しました。 水切りカゴを捨てたらスッキリした、とか、なくても大丈夫だった、というインスタグラムやツイッターの記事やコメントを見るたびに、心がチクチクと刺激されて、モヤモヤした気持ちになる日々。 だけどいつも心の中で、「これがなければもっと広く使えるの…
今日から7月。 わたしは7月生まれということもあり、夜寝苦しいのはちょっと嫌なのだけど夏は得意な季節だ。 得意な季節というのは、つまり自分の体にパワーを感じて、不調が少ないということ。 若いころと違い、壮年になって中高年になっていく過程で、体が気温、湿度、日光の量など、自然の要素の影響を受けやすくなるように思う。 昔は単純に、「夏が好き!」とか、「凛とした空気を感じる秋はいいよね!」とか、変化を受け止める内容もすごく単純というかシンプルだったと思う。 私の場合、秋や春はとても好きな季節にもかかわらず、ここ数年は体調的にとても不安定になりやすくなった。 胃が重たくなるし、体調を崩しやすい。 逆に…
幼いころ、隣に住むアキラくんという1つ年下の男の子と仲が良かった。 アキラくんのお母さんのことは、うちの両親や祖母は「みさこちゃん」と呼んでいて、 今思えば子供のころから知ってるのでそう呼んでいたんだと思う。 今日のお話はこのアキラくんのママ、「みさこちゃん」。 みさこちゃんは当時20代後半ぐらいだったと思われるのだけど、いわゆるべっぴんさん。 細身でスタイルもよく、顔も一般的にはお美しい整った顔立ちの人だった。 でも、みさこちゃんはそれだけで終わらないのでこうやって書くことにする。 当時(1970~1978年頃)流行ってたんだろうけど、くるぶし丈の派手なワンピースにカチューシャ、 ギラギラゴ…
仕事のスイッチ -モーニングルーティーンはオーブンの余熱のようなもの
毎朝起きたらやることが決まっています。 その中のひとつがヨガ。 インドのカリスマのような軟体さは持ち合わせていないので、 ストレッチ寄りの簡単なヨガです。 でも、2年ほど続いています。 時間はたったの15分。 たった15分で仕事のスイッチが入ります。 これをやらなかった時、「あ、今日はヨガやらなかったから。」と、 何か上手くいかないことがあると、ヨガスルーを原因に思ってしまうほど。 それぐらい、朝やることの中では自分のスイッチとなっています。 それは、お料理やお菓子を作る時のオーブンの余熱のようなものだと思う。 余熱せずにお菓子を作ったことありますか? 失敗したことがある人は分かると思うのです…
突然ですが、 「あなたはアナログタイプですか?デジタルタイプですか?」 ん? どういうこと?? こういうことです。 本は紙派? 電子派? 時計は文字盤と針が好み? 数字表示が使いやすい? スケジュールは手帳管理? それともPCや携帯のアプリ?? わたしはというと、利用はどちらもしている。 でも、心地がいいもの、自分に合っていると感じるのは、 本だったら紙。 時計だったら文字盤と針。 スケジュールだったら手帳、という具合になる。 例えば本は、形として目に触れること自体が好きだ。 もっというと、本屋自体が好き。 整然と積まれ、ディスプレイされている本たちの佇まい、 店内に流れる静かな音楽、 本棚の…
松浦弥太郎さんの著書に、 「おいしいおにぎりが作れるならば。」 というエッセイ集がある。 松浦さんが小学生だった頃、 学校で初めて料理を習った時の体験が思い出話とともに綴られているのだが、大好きな話で忘れられない。 家庭科の授業でポテトサラダと目玉焼きを習ったそうだが、決められた手順どおりに作ったそれらは、味気ない実験のようだったと綴っている。 その後、家に帰った松浦さんは、お母さんに授業のことを話すと、松浦さんのお母さんは、 「それは料理ではない、先生は間違っているわ。」 と言いい、松浦さんに「ひとつだけ料理を教えましょう。」と言って、ふたりでおにぎりを握るのだ。 松浦さんがこのエッセイで伝…
今日、とあるカフェに立ち寄った。 本を読むためだ。 なぜこのカフェを選んだのかというと、 飲み物がカップに入って提供されるからだ。 これだけだと「?」なので説明を追加すると、 使い捨ての紙やプラスチックの容器ではなく、コーヒーカップで提供されるということ。 本を読むので少し時間をかけての滞在になるため、 ロイヤルミルクティーのラージサイズをオーダーした。 「席までお持ちしますので番号札をお渡しします。」 ドリンク担当のお姉さんに番号の入った卓上札を渡され、人の少ないエリアの席に座った。 どこにでもあるチェーンのカフェなのだけど、 本屋さんの中にあるカフェで、おしゃべりをする人が比較的少ないので…
5月が近づき、木々の緑が色濃くなる季節になると思い出す。 もう30年ほど前になる。 わたしは二十歳そこそこぐらいだった。 5月も半ばの時期なると、わたしの祖母は決まって毎年ちまき作りをした。 最近の若い子は知らない人も多いかも。 中華おこわのことではない、とまず言っておこう。 笹の葉でぐるぐる巻きにされたお餅のこと。 何の味付けもされていないシンプルな白いお餅がくるまれていて、 お醤油をつけて食べる。 若かったわたしは、 どうせ開けるのに、なんでわざわざ葉っぱでグルグル巻きにする必要があるのか。 手を掛ける時間と行程が、その後の食べる行為の単純さと全然見合ってない、 と感じ、ちまき作りはなんと…
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