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2021/06/06

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  • 【社会的促進】なぜ私たちは、電車の中で踊りださないのだろう?

    心理学の用語の1つに、社会的促進というものがある。これは、他者の存在が与える個人への影響を指す言葉だ。その効果を発揮させるために他者が特別なにかをする必要はなく、ただ居るだけで個人に影響を及ぼすのだという。 影響は、基本的に抑圧として現れる。また、それと同じぐらい促進としても現れる。表れの違いは、個人が抱える課題の難度によるという。いわく、他者の存在による影響は、個人が何らかの課題をこなすとき、課題が難しければ抑制として、課題が簡単であれば促進として現れるというのだ。 表れの違いの原因はいまも議論されているが、説の1つとして「他者からの評価を気にしているから」が挙げられている。課題が難しいとき、つまり課題の達成が確証されず失敗の可能性があるとき、評価を下してくるであろう他者の存在が気がかりとなり、遂行が抑制され...【社会的促進】なぜ私たちは、電車の中で踊りださないのだろう?

  • 政治家も、印象で選ばれることがある。

    私たちは、顔や印象などのわかりやすいもので決断しがちである。その特性は、政治においても発揮される。いくつかの文献を参考にする限り、男らしい面立ちや身振り手振で激しく訴えるなどの要素を持つ政治家は比較的選ばれやすかったという。また、自己中心的で「結果のためなら犠牲を厭わない」と公言できちゃうような、いわば過激な性格をもつ政治家も選ばれやすかったという。外交的な性格も同上である。 面立ちや身振り手振りは「自分は誰よりも優秀である」という印象を含み、過激な性格と外交的な姿勢はこれをためらわない要因になる。また、そういった印象に触れた私たちは「この人なら何とかしてくれるだろう」といった漠然とした期待を抱くのだ。 ただし、そうして選ばれた政治家がいい人かどうかとは別問題である。1920~40年代のヨーロッパが、その参考に...政治家も、印象で選ばれることがある。

  • お金というものは、思う以上に幸福に結びつかない。

    お金というものは、思う以上に幸福に結びつかない。お金は価値の変動こそあれど基本的には定量的なものであり、定量的なものは経験などの定性的なものと比べて幸福に作用しないのだ。主な理由としては、幸福そのものが定性的であること、飽きや慣れが発生することである「ただ欲しいものは手に入れるまでが一番楽しい」という体験が、その裏付けとなる。 なので、稼げている/稼げていないを幸福の軸にするのはお勧めしない。もし、幸福の軸を稼げている/稼げていないに合わせた場合、「私の時給2000円なんだけど、今カフェでゆっくりしているこの時間があったら4500円は稼げてた。なんてもったいない」せっかくの休日が台無しになってしまう。一応、稼げている/稼げていないが頭の中にある生活はお金稼ぎに対するやる気を上げるが、やはり幸福につながるかどうか...お金というものは、思う以上に幸福に結びつかない。

  • 所得の再分配の是非から知る、私たちの我儘さ。

    「あんなに稼いでいるのに、なんで脱税なんてするんだろう?」「そんなに稼いでいるのならば、ちょっとぐらい分けてくれてもいいじゃないか」現在、そう考える人が多数派だろう。だが、もし自分がそういわれる立場の人になったとき、つまり多大な資産を抱える富豪にでもなったとき、私たちはそういった問いに、なんと返すのだろうか。  私たちは、私たちが思う以上に自分本位に考えている。表れはあらゆる形で顕在するが、その1つに、税金や資産の再分配に対する考え方が挙げられる。具体的に言うと、「自分は周りよりも稼いでいる」と考える人は再分配に否定的であり、「自分は周りよりも稼げていない」と考える人は再分配に肯定的なのだという。 再分配というのは、所得であれ資産であれ格差が発生した時に、その格差を縮めるために行われるもの。基本的には、"稼いで...所得の再分配の是非から知る、私たちの我儘さ。

  • 「好きなことで、生きていく」のはやっぱり難しい。

    私たちは基本的に、熱意だけで物事を成すのは難しい。「私はこれがやりたい」の一点張りは、やりたいことの中に潜むやりたくないことに直面した時にすぐに折れる可能性があるからだ。また、環境の変化により選り好みが変わり、熱意の対象も変わってしまうことが考えられる。「好きなことで、生きていく」と意気込み動画配信者を目指すのは結構だが、企画・撮影・編集などの裏作業にも熱意が働くかは不明瞭であり、その熱意がずっと続くかの保証はどこにもない。一朝一夕で物事を成すのが難しい現代の場合、熱意だけで物事を始めるのは少々リスキーかもしれない。  仮に、熱意がきちんと続き事をある程度成せてきたか、あるいは熱意以外の拠り所ができたとしよう。その場合、次に直面するのは競争である。つまり、数字などの外的指標ではかられる、その指標で他人と競い合う...「好きなことで、生きていく」のはやっぱり難しい。

  • 頭を使うことで認知能力の衰えは防げる、とは言いきれない。

    いくつかの文献を参考にする限り、知的な活動が認知能力の老衰を食い止められるとは言えそうにない。 現状、健常な高齢者を対象とした研究で、過去に就いていた職業の専門度と認知能力の老衰の傾向にはある程度の関係性がある、とするお話はいくつか存在する。いわく、専門性が高く"頭を使う"ことが多かった職業に就いていた人は老衰のスピードが遅くなる、というのだ。これに類似するものとして、読書や議論などのいわゆる"頭を使う"作業をする人は老衰のスピードが遅い、なんて主張もある。こういったお話では、たいてい「刺激の多い人生と出来事が、私たちを老衰から守ってくれる」「能力は使わないと衰えていく、使えばその分老衰を遅延できる」なんて論調を展開する。この論調自体はあり得そうだし、実際に効果アリとする結果も出たという。 まぁ、"頭を使う"作...頭を使うことで認知能力の衰えは防げる、とは言いきれない。

  • 記事執筆の低迷と、自己治療の失敗。

      参考文献BruceP.Hermann(1984)UnsuccessfulSelf-TreatmentofaCaseof“Writer'sBlock”:APartialFailuretoReplicate.NicholasF.Skinner,ArthurH.Perlinietal.(1985)TheUnsuccessfulGroup-Treatmentof“Writer'sBlock”.GeoffreyN.Molloy(1983)TheUnsuccessfulSelf-TreatmentofaCaseof“Writer'sBlock”:AReplication.KennethR.Olson(1984)UnsuccessfulSelf-Treatmentof“Writer'sBlock”:AReviewofth...記事執筆の低迷と、自己治療の失敗。

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