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デジタル社会に向けてメンバーとの議論を通じ知りえたこと、内外の識者から学んだことなど、様々な観点から問題提起します。よりよい社会に向けた議論のたたき台になればと考えています。

Kazuo Adachi
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2021/05/18

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  • 好循環な経済社会に向けた課題

    Where does our public money go? 長期化するデフレからの脱却を目標に安倍前政権が掲げたアベノミクスですが、肝心の持続的な経済成長軌道には乗れていないようです。下の絵のように、“大胆な金融緩和”や“機動的な財政政策”が、“民間投資を喚起する成長戦略”に向けたジャンプ台だとすれば、大量に投入された公的資金は、経済の成長戦略にどのような効果をもたらしたのでしょうか? コロナ・パンデミックにさらされている今日で成長戦略などを考えるの時期尚早だと言われる方もおられると思いますが、コロナ後を見据えた社会のあり方への模索は、今だからこそ必要ではないかと思います。そこで今回のブログでは、公開されている各種経済指標をもとに、依然として成長軌道に乗ることができないわが国の経済環境について私なりの考察を試みたいと思います。 さて、全銀協は、『全国銀行 預金貸出金速報』を毎月公表しています。この資料から、2010年度から2020年度までの総預金と貸出金の年度ごとの実績をグラフにしてみました。 貸出金の対前年度伸び率(オレンジ色の折れ線グラフ)に注目すると、2010年度ではマイナス水準だった伸び率が、アベノミクスが開始された2012年度に至るまでが急拡大したことが見て取れますが、それ以降はほぼ一定の伸び率をキープしているようです。2020年度に再び急拡大したのは、コロナ禍による緊急融資制度による運転資金貸出しによるものが大きいように思われます。一方で、総預金の伸びはかなり順調に推移しています。 また、日本政策金融公庫が公表している『融資実績推移』では、年を追うごとに融資実績が下降傾向を示しています。 景気拡大局面にあったにも関わらず生活水準が伴わなかった理由は、総務省統計局の『国民経済計算』の数値にそのヒントがみられるように思います。下のグラフは、国内総生産(支出側)と民間最終消費支出に物価水準を含めたものですが、2013年下期を境に物価水準だけが上昇軌道にあることが見て取れます。 つまり、平均的な国民の多くは消費支出をなんとか抑えながら家計をやりくりしている生活実態が見えてきます。これが、戦後2番目の長期好景気と言われる経済状況下においても、生活実感としてそう感じられなかった理由の一つではないだろうかと思うのです。

  • パンデミックが社会にもたらしたもの

    コロナパンデミックを教訓に、医療体制を中心に今後のデジタル活用について考えた

  • コロナで思い知らされたわが国の医療

    目次 1. 日本の医療体制の脆弱性2. 病院と診療所との違いは?3. 病院と介護機能の混在4. 医療機関へのガバナンス体制5. デジタルを活用した最適な医療パフォーマンスの構築 Contents1 日本の医療体制の脆弱性2 病院と診療所との

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