雨のにほひにあの日のきみが傍らでさそう 寒々とした景色も波打つリズムだけはふたりをやさしく包む 背負う荷物は軽い方がいいよ、とちからなく呟いて 水…
はじめまして。 アメブロではポエムや俳句、連載のSF小説などを公開しています。写真は、文章との関連はありませんが、季節の花や、街で偶然に出会った風景などを載せています。 今後も創作に励んでいきますので、よろしくお願いいたします。
1件〜100件
救急車のサイレンがエコーに遠ざかりバスタブに沈む 胸元に流れる汗も頬を伝う涙もきみは、知る由もない 最後のことばは呆気なかった… ぼくは、あすのトキメ…
ちからだけが、すべてなのか? 片側から叫ぶ正義は、完全なのか? 蝶は風に舞い山脈さえその形を変えてゆく この目に映る景色にはくり返しなど、ないけれど …
詩 こころ通わせる穏やかな会話が弾んだ後の帰り際、俄雨に濡れるのも構わず、二人は静かに唇を重ねた
ごめん… きみのこと、 ずっと、好きだったんだ にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 …
22時のにわか雨がとまどいを、穿つ 地面を叩く音は僕を乾いた世界から切り離す ちいさな勇気が、背中を押すと迸るように愛が生まれた 傘を忘れた、ずぶ濡れ…
息絶えた 電気ケトルを なでまわす にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 A…
無数に散らばった知恵に翻弄される そこに、優劣はなく刹那の欲望が、のさばり ささやかな抵抗は打ち砕かれる ふくれあがった世界は、やがて 疑いと諦めへの…
眠れぬ夜の、蜃気楼 時計の針の音を、数えてる にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 …
緑の梢は朝の光を浴びて、揺れ 釣り人は、辛抱強く水面の浮きを見つめる 犬は、芝生の上でボールを咥えた ヒンヤリとした清々しい空にはまだ、眠気の残るわた…
孤独でいることに淋しさを感じなくなった いや、むしろこころの箍が外されて自由を意識する 奔放になった視線は曇り空にさえ、虹を描く 夜更けのノイズを遠…
詩 リビングで映画のDVDを観ながら寛いでいると、突然君は立ち上がり空のペットボトルを集め始めた
あしたは 資源ごみの日だね にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Ama…
なにも声には出さないけれどもしっかりと、生きている 表現をあらわすのはいのち、あるものの欲求であり運命 言葉だけでは伝えきれないもの…それは、この世界…
歩数計 スマホアプリの おせっかい にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩…
そぼ降る雨が街の灯りを滲ませる夜だった 路上の水たまりはゆがんだ景色を映し流した涙の数が哀しい ぼくは、間違っていたのだろうか?繰り返す過ちは、視界を…
なにが、しあわせか?なんて誰も押しつけることはできない 荒ぶる波風に翻弄されて生きる形を変えてゆくのは紛れもない現実 さえずりに微笑む朝もことば少なに…
氾濫することばにふくれ上がった融通の利かない感情 さびしさに自分を失い後悔は、この先へ歩むちからを鈍らせる なにも頭に浮かべない時間もたいせつなのかも…
風に翻弄される吊り橋を渡り終えて穏やかな、ささやきにその身を委ねる カレンダーをめくる指先が震えるのは、なぜだろうか?あすは、誰にでも平等にやってくる…
詩 ダイエット中止を宣言した君を誘い街の蕎麦屋に入った僕は、天丼ともりそばを掻き込む姿に見惚れた
こんなに食べたの ひさしぶり~ぃ! にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩…
雨あがりの散歩道を行く 生垣のあいだから、バラの花が可憐に顔を覗かせていた ほのかにただよう、高貴な香りにこころ、ときめき 雲の切れ間にのぞむ青空を探…
夕焼けと タケノコ飯に アサリ汁 にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Am…
ぼくがきみに、してあげられることはもう、ないのだろう 雨上がりの午前4時の東の空が白い光を湛えはじめ風が啼く 想い出せばすれ違いばかりだったかも知れな…
脚を引きずるように歩く年老いた母はまるで、幼子のよう 人の流れは私たちを分かれて追い越し川に取り残された中洲になった気分になる 段差があれば母の手を取…
おかあさんの、となりでふとんにくるまれてぐっすりと、ねむったらぼくは、たのしいゆめをみた せなかのつばさをおもいきり、ひろげて あの、くものうえまでと…
生きづらい…その言葉は真実なのか? 夜更けの漆黒の空に問いかけてみた 星々は眩く輝くばかりで私の存在など、取るに足らないようだ 俯いて見つめた手のひら…
詩 くり返す既視感のような何度目かの失恋話に、電話のむこうで呆れて無言になった親友へと僕は呟いた
なんでだろ? いつもおんなじ結果に なっちゃうんだよね… にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みにな…
ちきゅうは、くるくるまわる ちきゅうのじてんが、とまったら…! その、じてんそくどはびょうそく460メートルジェットひこうきの、やく2ばい すごく、は…
風そよぎ 鯉泳ぐ空 藤かほる にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Amazo…
すこし湿った空気がヒンヤリとするクリーム色の朝に、お気に入りのお店、ignis coffee さんへ行ってきました。 注文したのは、ピザ職人が焼き上…
短くなりはじめた影を探しながらアスファルトの上を歩く 街路樹はサワサワとゆれながら舗道にピンホールの水玉を描く 見上げた空は透き通るように青くぼくらの…
大型連休直前のこの日、埼玉県飯能市にある生活の木・薬香草園を訪れました。 車でワインディングを走って一時間半ちょうど良いドライブとなります。 開店直後の…
抱き枕とともに迎えた朝は昨夜の夢を憧れに変える ひとり身の寂しさも挨拶代わりのさえずりにこころの赦しを得る そして、傍らに置いたハーブの香りに目を細め…
詩 アパートのベランダで春の夜空を見上げ、ひたすら星が流れるのを待つ僕は、白く輝くスピカに訊いた
夢ばかり、追うことが そんなに、いけないことかな? にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります…
愛し、愛されたい…と、思う 出会いがあれば別れは必然なのか? 終わりは始まりの序章と捉えるべきか? たとえばこの僕が、こころの殻を打ち砕いて朝に夜に、…
泣き濡れて おぼろ月夜が 抱きすくめ にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊A…
余韻も残さずにぼくの目の前から消えた、きみ さよなら、さえ言う間もなく温度を失った 言い訳にすらならないひとりよがりの言葉が煙のように薄れてゆく 無音…
緑の若葉がそよ風にささやく私は、池の岸辺のベンチに座りきらめく水面を見つめながら戸惑いを押し込めながら、うつつに耽る 五月雨のような日々は、終わりを告…
失恋?…いい歳をして、なにをいまさら 痛みの疼くこころのささくれが鼓動を速める わかり合えなかった現実が僕を責めた 再会を望むのははしたないだろう ち…
ユリノキのそびえる散策路を行く もうすぐピンクいろのチューリップみたいな花を咲かすだろう 深呼吸をくり返すと昨晩の憂鬱が晴れてゆく 碧の影が傍らのオオ…
詩 人それぞれの価値観は一括りにはできないけれど、隣人の痛みに気付けるような生き方をしていきたい
海のむこうの出来事に想いを馳せるのも大切だけど まず…隣人に手を差しのべられる人でありたいよね にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂け…
こうじゃなきゃいけないなんてことは、ないんだ だから、きみはありのままでいてくれていい ほのかに笑って白い歯を見せる仕草が好きなんだ うぶなほどに純粋…
ハナミズキ パレードの波 夢誘う 村岡桃佳選手、二年後のパリでのご活躍も応援します。 にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもう…
ぼくは、待っている身じろぎもせずに、待っている肩の力をぬいて、待っている視線も定まらず、呼吸だけをくり返す 風がソヨソヨと、ささやいてさえずる鳥たちが…
三日ぶりの晴天に両手を広げてぼくは、その眩しさに目を細めた 燕のさえずりは高く低く歌い光に包まれた景色は、色をとり戻した きのうまでの憂鬱は流れるわ…
きみが夢の世界で戯れるころぼくは、雨垂れの音に耳をすます 朝を迎えれば花々は瑞々しさをたたえて陽光のなかで輝きを増すだろう 息苦しさを自覚する宵闇は想…
この地上に排除すべき存在なんてひとつもない 陽炎が沸き立つ炎天下でも石を穿つ雨が降りしきっても枯れかけた枝を落とす風が吹きすさんでも だれも、逆らうこ…
詩 刹那的な悦楽に陶酔し自身の殻に閉じ籠ったが故に、語るべき言葉を見失い、心が荒む君に僕は囁いた
見えない、じゃなくて… 見たくないんじゃないの? にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。…
午前三時に、風の啼く音で目を醒ます 夏の星座たちは天球の上で寡黙に瞬き ぼくは、ベランダに出ると煙草をくわえた 夢の名残りがこころにさざ波を立て 淋し…
花いかだ きしむ桟橋 風の影 にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Amaz…
草木も眠るころきみは、こわい夢をみたの、と電話でぼくを呼び出す 毛布にくるまり膝を抱える姿はまるで、おびえた子猫のよう 眠りのなかの夢の内容には大した…
髪をさらう春風にさくら色した花筏が浮かび水鳥が無邪気にたわむれる 緑の芝生をいろどるタンポポの黄色に興味をそそられて散歩中の犬が花を近づけた 立ち話を…
この日の午後に急遽決まった、翌朝の地元での映画撮影参加。それに備えて(?)、夕食は近所の焼肉屋さんへ…。美人姉妹と面倒見の良いお母さんで切り盛りする、ア…
誰もがかけがえのない物語りの主人公 たとえ脇役に廻ることがあっても代わりはきかないことを憶えておいて 自分をそこまで追い込むことができるのはあなたが、…
詩 菜の花畑の上をひらひらと舞う蝶との追いかけっこに夢中になる僕の姿に、君は嬉しそうにほほ笑んだ
あなたの、頭のなかって ほんと…こども、みたいだね にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。…
おはようっ!ぼくは、モジモジする そとであそぼうよ!うんっ、てへんじした さくらのはなびらがゆきのようにつもってみんなかけだす キャッ、キャッ、キャ!…
春雨や 去りゆく背中 恋ごころ にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Am…
やさしさに甘えて自分の世界に閉じこもる 音のするほうへ耳を傾ければささやきは風にかき消される 光を探し求めれば焦点の定まらない視線が輪郭を隠した ぼく…
逝った人に想いを馳せて指先にしたためる折り鶴 鶴は天国への道案内なのよ、ときみはまつ毛を震わせた 桜は春を待ち兼ねたように咲き誇りはかなく散ってゆく …
子どものはしゃぐ声がこだまする ボール遊び、鬼ごっこ、バドミントン レジャーシートの上には、お母さんたち 春の午後の公園の芝生は、華やいで 風にゆれる…
笑顔の泉はゆるやかな春の朝とともにこの世界を潤す 幕開けは待ちかねた花の開花を誘ってやってきた 凝り固まった肉体を脱ぎ捨てれば高原に吹くみどりの風を…
詩 他人の言葉に傷つき、酔った勢いで僕に当たり散らした君は、翌朝一番の電話口で、か細い声で呟いた
ゆうべは、言いすぎちゃった ごめんなさい… にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI…
ぼくは、ひとり閉じ籠る 藍色の空に陽が射す朝も花の香りに癒される午後も切なさがこみ上げる夕映えのころも散りばめられた星座が天を翔けるときにも ぼくは、…
しゃっくりと 夫婦喧嘩は 時で癒え にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊…
天に赦しを乞う犯した罪の過ちが眼前に晒されると手足を縛られた如くに身動きが利かなくなる 陽のあたる場所は身を焦がし淀んだ空気に息苦しさが増す 自身を責…
春の歓喜は、行ったり来たり 春を呼ぶ雪に、いのちが目を醒ます 春が訪れたらお気に入りのスニーカーを履いて 春からはじまる出会いに胸躍らせよう に…
ぼくは夜が更けるまできみの帰りを待っていた 母の給餌だけを頼りにする巣のなかの雛のように まどろむ意識はこの星空に飛び立ち街の灯りはどこか?と探す 心…
さくら色の残り香に目をひらくと 天使のほほえみを浮かべるきみは かすむ草原のむこうへと駆けだした はたして…幻なのか?夢なのか? するとぼくの耳の奥で…
詩 共に手を携え、一つの夢みる地へと歩んでいるはずだった二人は、足元に転がる小石に躓く様になった
いやなことから逃げて… いまが、楽しければ それで…いいのかい? にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励…
自分の前にはもう、光は射さないと思い込んでいた、あのころ 夜の闇は、泥沼のように深くもつれる足が空回りしていた 宵の空に瞬くキラ星たちは無言を決め込み…
桜愛で カップ酒啜る かすむ空 にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Ama…
はるか大陸のむこうではじまった戦火のもと美しい街並みが灰色の廃墟となる映像 いまだ癒えぬ震災の実質的な被害を凌駕する人びとの無関心が招く心許ない孤独 …
はるかぜは野にさく黄色い花をゆらして ミツバチたちはいそがしそうにとびまわる ぼくのからだをあたためるおてんとうさまが あたらしいきせつをつれてきた…
夢にうなされうわずった自分の声に目覚めるとそこには、いつもの天井があった むき出しの感情に狼狽え昨夜の後悔の果てにゆれるキャンドルの炎を見つめた 嘔気…
きみのぬくもりが残るベッドに身を投げる そして、まぶたを閉じローズの芳香に身を預けた 月光は青いベールのむこうでこの身を癒し 重くなった踵はやすらかな…
詩 土手一面に咲き誇る菜の花畑で君は、無邪気に走り回り、汗を拭うとペットボトルの水を太陽に翳した
ツバメは、いつ くるかなぁ~? にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Am…
夢のなかで出会った懐かしいひと でも、その顔に想い出は残っていない やさしい瞳だけが、こころをくすぐった そして、身支度するぼくの指先が宙を探る 混沌…
恋をして 鏡みている 夜更けかな にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Am…
大きな外科手術を受けたあとのような非現実感をともなった痛みにあえぐ 朦朧とした意識が、靄のようにむこうを隠し途切れとぎれの、眠りを妨げる夢に唇を歪めた…
春が目を醒ました ぼくは布団を跳ね除けると南向きの窓を開け眠気覚ましの呼吸をくりかえす 梅の花は、満開に早咲きの桜も、それを追いかける それでも… ソ…
二羽の水鳥がそのしなやかな翼を広げて 夜明けすぎの風と戯れるように東へとむかう 夜明けの明星は、短い仕事を終えて青空に紛れてゆく ふいに届く梅の花の香…
そのとき、幕はしずかに降りた 鳥のさえずりすら、届かない 耳鳴りばかりに戸惑う夜明けを迎える 羞恥の過去を否定し矯正を促す、きみは なにものも恐れる…
詩 瞳を輝かせ、息もつかずにまだ見ぬ世界を語る女友達に、冷めたコーヒーを口にしながら僕は言った
夢を追うことは 悪いことじゃ、ないよ にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI…
ぼくは狭いアパートの部屋でアイロンをかける 旅人がその道すがらの人にため息をつくような しゃがれた記憶を残すシャツの皺を伸ばすために 躊躇いと、苦しみ…
仁王立ち 春一番に あらがう身 にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Amaz…
背がのびるようにってぼくは牛乳をたくさんのむ ごはんもいっぱい食べて好ききらいはしないよ でも…キノコのなかまはちょっと、にがてかな? だって、ヘンな…
この日は、東京・千駄ヶ谷のスタジオで撮影でした。日の出まえの暗いうちからアパートの部屋を出て、電車に揺られて現場へと向かいます。 今回は、オーディショ…
うららかな陽射しに微睡む午後 梅干しの酸っぱさに目を醒ます 湯呑みの緑茶は鼻腔を潤し癒し 飾り気のない会話に仲間を労る にほんブログ村上記のバナ…
自由が霞みのむこうでゆれている 正論のない争いに小首をかしげるぼく 乾いた砲弾の音に涙さえ枯れた瞳 無責任なきれいごとが虚しく、ちいさな胸をすり抜ける…
詩 愛おしい君に、僕は心労わる言葉を送り、二人だけで過ごす時間を増やす程、頑なに殻に閉じこもった
わたし… ひとりじゃ、なにもできないよ。 にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 A…
疲れて眠るやすらぎはきのうのワンシーンをセピアに変える 重くなったからだを沈めるとその呼吸はゆるやかになる あのころはまだこころ通わせることをためらい…
暮れなずむ 梅一輪と 祝い酒 にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Amazo…
橙色の朝焼けに鳥たちがさえずりをはじめるころ やすらかな夢の途中の夢のなかで記憶を辿る ひたむきに、がむしゃらに目の前の現実に対峙していた、あのころ …
ことばを語るのを拒んだきみの唇 濡れた瞳がぼくのこころに、さざ波をたてる 発作のあとの静寂は永遠に感じられてまた、耳鳴りがはじまる ベルガモットの香り…
凍てついた夜明け前の空気をおもいきり吸い込んで こころおだやかな、ひとときをよろこびに変えた 電線の上でたがいに寄り添う小鳥たちは、白い上弦の月を見上…
しらないまちへと、やってきたにもつをいっぱいトラックにのせてガタゴト ブルル~んながいじかん、ゆられてた まわりのけしきがかわるとすいこむくうきのにお…
詩 温暖化の波は止まず、くだらない面子の凌ぎあいで東西の軍事衝突の危機も迫るなか、君は吐き捨てた
人類って 愚か、ね… にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Amazon(ア…
心細さが堆積する寒さが身を切る夜に うす暗いアパートの部屋でひとりがま口の小銭をかぞえる 蒼白い星々はなにも語らずカモミールティーの香りがしこりをほぐ…
風花に 凍える花弁 透きとおる にほんブログ村上記のバナーをポチっとして頂けるととてもうれしいです。たいへん励みになります。 AI崩壊Ama…
雨上がりの透きとおった空に白い雲が流れた 虹はかかるだろうか、と東に目を凝らすぼくは たったひとり街角で傘をたたみ一瞬の孤独を楽しんでいる 舗道の喧騒…
残酷な運命のさなかで涙に溺れるひとがいる むせび泣き、声を殺しひっそりと孤独を抱えて 暗闇に紛れるともし火を見つけることはできるだろうか? 止まない…
木漏れ日がささやきを届ける公園のベンチ 南風が灰色の冬を引き剥がすようにわた雲を流した あたらしい季節の到来はいつも唐突で、ぼくたちを翻弄する よろこ…
この日は、WebCM撮影参加のため渋谷を訪れました。 誰もが知っているシステム製品のPRのための動画です。例によって、守秘義務があるため商品を特定でき…
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海まで、走ろうか? …うん、つれてって 【虹の音がきこえる】 わたくし、太田原豊のデビュー作です。ご感想をぜひ、お寄せください……
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つかのまの 晴れ間見上げる 走り梅雨 【虹の音がきこえる】 わたくし、太田原豊のデビュー作です。ご感想をぜひ、お寄せください… 不安や緊張を…
湿り気を纏った灰色の空 陰をつくらない梢は、寡黙にゆれる 遠くの踏切の音に懐かしさを抱く こころはこの鬱陶しい雲を突き抜けて その上に拡がる紺碧の舞…
前回のおはなし… 地球深部探査船「ちきゅう」に乗る神木の恋人、美紗は彼女が勤務するクリニックのカンファレンスに出席する。 そこで大腿骨骨幹部骨折を負い…
あめふり みんなでラン ラン ラン おいけの カエルはケロ ケロ ケロロ のきしたの ツバメさんチュ チュ チュチュッ いねむり にゃんこあらあら …
霧が舞い降りてしっぽりと朝を包む 見馴れた景色も墨をながしたモノトーンに変わる 視界は滲み足音は遠ざかる 肌に張りつく湿度はわずかに体温を下げて い…
あした…てんきに、なぁ~れっ! にほんブログ村クリック、ありがとうございます。とても励みになります。 【虹の音がきこえる】 わたくし、…
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傘の華 梅雨の知らせに みどり蒸す にほんブログ村クリック、ありがとうございます。とても励みになります。 【虹の音がきこえる】 わた…
蒸し暑さを閉じ込めた空を見上げ 去年の名残りの埃をはらう 訪れる季節は馴染んだくり返しではなく あたらしいいのちが奔放に駆け出す 模様替えを終えた…
前回のおはなし… 神木は船長の沖原から、津島の提唱するタマゴサンド・モデルについての詳細を聞く。 一見、荒唐無稽のような理論であるが、微生物が産生す…
小ぬか雨がまつ毛をくすぐる 蝶は若葉にかかった花の袂で翅をいたわる 燕は愛しくさえずり巣のなかのいのちをあたためる 濡れた路面は黒ずんでにほい立ち …
風そよぐ皐月のそらに黄揚羽蝶がひらひらと舞う 芽吹いた若葉はみずみずしくかがやき 陽炎をうつす日光に彩りがあざやかになる 通りを往くわたしは影を探し…
あの虹のなかを、おもいっきり飛びたいな… にほんブログ村 【虹の音がきこえる】 わたくし、太田原豊のデビュー作です。ご感想をぜひ、お寄せく…
前回のおはなし… 「ちきゅう」を襲ったマッコウクジラの群れは去り、船長の沖原は胸を撫で下ろす。 直後、パニック発作に見舞われた津島の部屋を訪れ、そこ…
鯉のぼり 泳ぐ深空に 黄砂立ち にほんブログ村 【虹の音がきこえる】 わたくし、太田原豊のデビュー作です。ご感想をぜひ、お寄せください……
春の香りを運ぶたおやかな木漏れ日 しらこばとの声に少年だった日々を綴る 心許ない生活も時の流れに逆らわず 足元でほころぶ勿忘草に我が身を預ける …
前回のおはなし… 神木の施した精神安定剤の注射のおかげもあって、津島のパニック発作は治まった。 そして、過去のトラウマとなった手術室での事故のことを…
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