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風の記憶 https://torukin007.hateblo.jp/

風と光と人々の思いをお届けします。良い風が届きますように、山形庄内から。

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2021/05/10

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  • 白ツツジが咲く頃

    白ツツジが好きです。ツツジの花の白色は、ひと雨で茶色く変色してしまうほど短命ですが、咲いた瞬間の花の白さは思わず溜め息が出てしまうほど綺麗な純白色です。特に、雨に濡れた白ツツジは透明感が増し、それはまるで穢れの無い純真を表したような白。白ツツジ一つの季節に、ほんの一瞬だけの無垢白色。この白色が終わる頃、季節は夏へと向かいます。 白ツツジの花言葉は「初恋」『人が心から恋をするのはただ一度だけである。それが初恋だ。それから後の数々の恋は、初恋ほど無意識なものではない。』~ ラ・ブリュイエール(フランスの作家) 撮影場所山形県酒田市撮影DATENikon Z 6NIKKOR Z MC 105mm f…

  • 五月の庄内平野、鳥海山_その2

    庄内地方を含めて「米どころ」と言われる地域は東北地方や新潟に多いので、米は寒い地域で採れるものと思われがちですが、そもそも米は熱帯地方が原産地の植物です。では何故この地域に米どころが集中するかというと、それは品種改良などの人々の努力と、豊富な「水」なのです。東北地方や新潟は、大きな川の下流に大きな平野が広がり、冬は雪がたくさん降り、山々に積もった膨大な雪が春から秋にかけてとけて川に流れこみ、一年中平野を潤すので水不足の心配がありません。それに、夏の暑さも実は南の地域に負けないぐらい高くなり(しかも夜は涼しくなる)米の生育に適しているのです。庄内平野には現在、約4万ヘクタールの水田があり、減反な…

  • 五月の庄内平野、鳥海山_その1

    五月に入ると庄内地方の田んぼでは田おこしが始まり、いよいよ水が入ります。水が土に十分なじんだら代掻きを行い、その後一斉に田植えが始まります。水が入り、代掻きをし、トロトロになった土が沈殿した田んぼは水鏡のようになります。そこに鳥海山が映し出される風景を「逆さ鳥海」とよんでいます。代掻きをした後、稲の苗を植え付ける前までのほんの一時、風が止んだときにだけ見られる逆さ鳥海。それはまるで山の神が山から降りてきて、田んぼに入る儀式のような風景。今でも庄内の農家は、山の神が田んぼに降りてきて田の神となり、稲を見守ってくれると信じているのです。どんなに機械化されても、稲作技術が進んでも、自然に感謝する気持…

  • 「いこいの村」のチューリップ

    山形県鶴岡市の「森林公園 いこいの村」でチューリップを撮影しました。ここはかつては、湯野浜温泉に隣接する県の宿泊施設「いこいの村 庄内」の敷地内に10万本ものチューリップが咲き誇った東北でも最大級のチューリップ園でしたが、2016年に施設が閉鎖された後、チューリップ園は放置され荒れるがままの状態だったのだそうです。見かねた地元の方たちがチューリップ園の再生に取り組み、2020年春から「森林公園 いこいの村」として復活。オランダ大使館や地元郵便局長会から球根の寄贈を受けたりして、今季は4万5000本のチューリップが咲いていました。子ども達が小さい頃に家族で何度も訪れたチューリップ園。20年ぶりに…

  • 水芭蕉

    「水芭蕉」というと、唱歌『夏の思い出』という歌が有名ですよね。『夏の思い出』(作詞:江間章子 作曲:中田喜直)夏が来れば思い出す 遙かな尾瀬 遠い空霧の中に浮かびくる やさしい影 野の小径水芭蕉の花が咲いている 夢見て咲いている水のほとりしゃくなげ色にたそがれる遙かな尾瀬 遠い空この歌のタイトルから連想して水芭蕉は夏の花と勘違いされるようですが、もちろん春を告げる花です。よく歌詞を読めば、都会の初夏の頃に遙か遠くの尾瀬に思いをはせ、尾瀬は今が春なのだなぁ・・・、水芭蕉が夢を見るように咲いていたっけなぁ・・・、と思い出にふける歌だというのが分かります。水芭蕉。庄内では4月中頃ぐらい、ちょうど桜が…

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