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情報を処理するように忙しなく本を読むのではなく、じっくり、ゆったり読書時間を楽しみたい。そんな30代OLの読書ブログです。

志嶋あき
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2021/04/23

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  • 非色 有吉佐和子

    有吉佐和子さんの『非色』を読みました。この物語を読み、何を思えばいいのだろう。想像以上の重いショックに数日頭がぼーっとしてしまいました。どんなおはなし?色に非ず―。終戦直後黒人兵と結婚し、幼い子を連れニューヨークに渡った笑子だが、待っていた

  • 自転しながら公転する 山本文緒

    山本文緒さんの『自転しながら公転する』を読みました。山本文緒さんの作品を初めて読みましたが、またひとつ貴重な出会いをした気がします。どんなおはなし?母の看病のため実家に戻ってきた32歳の都(みやこ)。アウトレットモールのアパレルで契約社員と

  • 失敗の科学 マシュー・サイド

    『失敗の科学 ~失敗から学習する組織、学習できない組織~』という本を読みました。本書は失敗の構造や様々な業界における失敗の捉え方を紹介しています。豊富な事例とデータは説得力があり、紹介のとおり、小説のように面白い!内容でした。失敗はデータで

  • キッチン・セラピー 宇野碧

    宇野碧さんの『キッチン・セラピー』を読みました。表紙の絵がとても素敵です。心が疲れた夜はひとりキッチンに立ち、黙々と料理をする。それもありかもしれません。どんなおはなし?人生に行き詰った人たちが噂を聞きつけて訪れるのは、森の中にある町田診療

  • さみしい夜にはペンを持て 古賀史健

    とても大切なことが書いてある本でした。10代の頃に読んでいれば、もっと素直に自分と向き合うことができたんじゃないかと思います。古賀史健さんの『さみしい夜にはペンを持て』どうして「書く」ことが大事なのか。中学生向けに書かれたものということもあ

  • やがて訪れる春のために はらだみずき

    大野八生さんの表紙絵に惹かれ、本屋でたまたま手に取った本。はらだみずきさんの『やがて訪れる春のために』タイトルも素敵です。「自分で蒔いた種」という言葉は良くない場面で使われがちですが、いつか巡ってくる、その時のために準備をしておくという意味

  • たんぽぽの日々 俵万智

    『俵万智の子育て歌集 たんぽぽの日々』光彩の美しい写真を背景に浮かぶ、短歌とエッセイ。子育てをテーマに綴られた素敵な歌集でした。2022年の朝ドラ『舞い上がれ!』でちょっとした短歌ブームがおきましたね。私もドラマを見ていて、詩っていいなぁと

  • 水車小屋のネネ 津村記久子

    津村記久子さんの『水車小屋のネネ』を読みました。自分が無理なくできる程度ならば、もう迷いなく、惜しみなく、誰かの手助けをしようと強く心に思いました。どんなおはなし?誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ自分はおそらく、これまでに出

  • おつかれ、今日の私。 ジェーン・スー

    2人目の育休中にラジオやポッドキャストを聞くようになり、スーさんの番組に流れ着きました。何気ない雑談や悩み相談の回答まで、彼女の話にどうして魅了されるのでしょう。一番の理由は、ふわふわと巡る思考やモヤモヤと惑う不満を見事に言語化してくれると

  • モノが減ると「運」が増える 1日5分からの断捨離 やましたひでこ

    テレビ番組、やましたひでこさんの『ウチ、“断捨離”しました!』を毎週楽しみに観ています。依頼主が”断捨離”の提唱者である、やましたさんのアドバイスを聞きながら、家を片づけるという番組ですが、単なる片付け術を紹介するのではなく、その家の惨状か

  • ここだけのお金の使いかた アミの会

    本屋さんでふと目に留まり、『ここだけのお金の使いかた』を読みました。お金小説流行ってますね!生活感漂う話ってやっぱりおもしろい。7人の作家の短編集ですが、どれもそれぞれの特徴があり充実した本でした。どんなおはなし?給料は安いし、貯金も少ない

  • 落日 湊かなえ

    湊かなえさんの『落日』を読みました。苦しい過去を背負う映画監督と脚本家。「真実を描こう」その決心をきっかけに、バラバラに見えた物語のピースが繋がりはじめます。ラストの怒涛の伏線回収はお見事。湊かなえさんらしい作品でした。どんなおはなし?新人

  • 遠い山なみの光 カズオ・イシグロ

    カズオ・イシグロさんの『遠い山なみの光』を読みました。1982年の長篇デビュー作です。物語全体が薄暗く、暗いトンネルの中を歩いていくような物語でした。どんなおはなし?故国を去り英国に住む悦子は、娘の自殺に直面し、喪失感の中で自らの来し方に想

  • 私の生活改善運動 安藤茉莉子

    安藤茉莉子さんの『私の生活改善運動』を読みました。装丁もとても素敵な本です。自分の生活を少しでも心地いいものへ。そんな積み重ねが自分の人生をワクワクするほうに導いてくれるのかもしれません。どんな本?これは筆者である安達さん自身の生活改善運動

  • 苦手から始める作文教室 津村記久子

    津村記久子さんの『苦手から始める作文教室ー文章が書けたらいいことはある?』を読みました。10代向けの本であり、学校の課題等で作文に悩む学生を相手に、肩肘張らないスタイルで作文のコツ教えてくれるような内容です。学生向けといっても、趣味や仕事で

  • 母性 湊かなえ

    湊かなえさんの『母性』を読みました。湊かなえさんの作品は久しぶりに読みましたが、やはりこの独白を主軸にストーリーが紡がれていくスタイルは一気に不気味な世界観に引き込まれますね。愛という独りよがりで形のないもの。さらに、母から娘への“母性”と

  • 燕は戻ってこない 桐野夏生

    桐野夏生さんの『燕は戻ってこない』を読みました。代理母出産を題材にした長編小説。しかし、その裏に様々なテーマが見えてきます。子どもを授かれない夫婦に金銭を受け取って卵子や子宮を提供することは、ビジネス?社会的貢献?そこに対等な関係はあるのだ

  • 限りある時間の使い方 オリバー・バークマン

    『限りある時間の使い方』を読みました。全米ベストセラーの話題の本のようですね。よくある”効率的な時間の使い方”のハウツー本ではなく、時間そのものの捉え方を考えさせられる内容でした。「生産性とは、罠なのだ」というメッセージが衝撃的です。心に留

  • おいしいごはんが食べられますように 高瀬隼子

    第167回芥川賞受賞作、高瀬隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように』を読みました。弱い人は守られて当然という昨今の世の流れ。そんな現代社会に潜む不穏な職場の人間関係を描いた物語。ぞわぞわしたり、イライラしたり、不快な気持ちを掻き立て

  • 書く仕事がしたい 佐藤友美

    佐藤友美さんの『書く仕事がしたい』を読了。「さとゆみ」の愛称で知られ、ヘアライターを中心に文筆業で活躍されている佐藤友美さん。これはライターを目指す人に向けて書かれた本ですが、こうして趣味でブログを書いている私にもヒントになることがたくさん

  • さがしもの 角田光代

    角田光代さんの『さがしもの』を読みました。本にまつわる素敵なお話が詰まった短編集。ーあの頃の気持ちをふっと思い出すー誰が読んでも1つはこの本のなかにそんな物語を見つけるのではないでしょうか。内容(「BOOK」データベースより)「その本を見つ

  • 彼女の家計簿 原田ひ香

    原田ひ香さんの『彼女の家計簿』を読みました。時代を越えた女性たちの苦労を背負いながらも自らの足で必死に生きる姿がそこにはありました。非常に面白かったです。内容(「BOOK」データベースより)シングルマザーの里里の元へ、疎遠にしている母親から

  • 暮らしを変える書く力 一田憲子

    私の本棚には一田憲子さんの手がけた書籍がいくつもあります。「人と暮らし」をテーマに多くの取材をしている一田さん。そこに私のアンテナがよく反応してしまうのです。そして何より、風が通るようにそっとその人らしさを吹き込む一田さんの文章が好きです。

  • そのマンション、終の住処でいいですか? 原田ひ香

    原田ひ香さんの『そのマンション、終の住処でいいですか?』を読みました。タイトルから最近よく目にする、終活みたいなのをテーマにしたお話かなと思いましたが、それとはちょっと違いました。こんなおはなし有名建築家による一等地の中古マンション。誰もが

  • アレグリアとは仕事はできない 津村記久子

    ひとりのOLのコピー機との戦い。こんなテーマで小説を書けるのは、やはり津村さんしかいないと思う。津村記久子さんの『アレグリアとは仕事はできない』が最高におもしろかった。ミノベは地質調査会社で事務として働くOL。コピー機に悪態をつく冒頭のシー

  • 「雑木のある庭に暮らす」小澤典代

    念願の戸建住宅に引っ越し、何よりやりたかったこと。それは、庭づくり。庭づくりといっても、お花を綺麗に並べるようなものは私はあまり好みではなく、どこか里山を匂わせるような自然な演出の、いわば”雑木の庭”が大好きです。植える花木も樹木や多年草、

  • そういうふうにできている さくらももこ

    第二子妊娠中に母からもらった本。さくらももこさんの『そういうふうにできている』。妊娠発覚から出産までの実体験を綴ったエッセイです。出産後に始まる怒涛の日々に上書きされ、記憶が薄れてしまう“十月十日”という特別な期間。私は幸い一人目も二人目も

  • リボルバー 原田マハ

    親友か、ライバルか、それとも同志か。同じ時代に同じ夢を追った、ゴッホとゴーギャンの関係にスポットを当てたこの作品。原田マハさんの『リボルバー』を読みました。狂気の天才画家であったゴッホの最期が拳銃自殺であったことは有名ですが、当時有名でなか

  • 日めくりだより 高山なおみ

    テーブルの上は何も置かずにきれいに整え、一切の生活音を遮断する。丁寧に入れた一杯のコーヒーを片手に1ページずつ慈しむように読みたい一冊。高山なおみさんの『日めくりだより』。高山なおみさんの本は本屋さんでもよく目につき、いつも素敵だなあと思っ

  • 本心 平野啓一郎

    平野啓一郎さんの作品はどれも読みごたえがあり、ストーリーもおもしろい。でも、一言で感想を述べよと言われるととても難しい。一つの作品にいろんなテーマが転がっていて、深く追求しなければ得られない答えが水面下にどっぷりと潜んでるような気がしてなり

  • おもかげ 浅田次郎

    浅田次郎さんの『おもかげ』を読了。ずっと蓋をしてきた自分の満たされない想いが死を目前にして溢れだす。過酷な道ながらも、ひたすら前を向き歩んできたひとりの男の人生がそこにはありました。生死のさまよいと不思議な旅エリート会社員として定年まで勤め

  • 自分の時間を取り戻そう ちきりん

    子どもが生まれてから圧倒的に自分の時間が減りました。「自分の時間」と一口に言っても様々ですが、好きなことに打ち込む時間、特に私の場合は本をじっくり読む、ということが難しくなりました。本屋も以前のように周回しながらじっくり吟味するという夢のよ

  • つまらない住宅地のすべての家 津村記久子

    津村記久子さんの最新刊。『つまらない住宅地のすべての家』です。発売を楽しみに待っていました。少し時間が経ってしまいましたが、紹介します。今回はなんかもう、タイトルから津村ワールドが溢れ出ているような気がします。パラっと最初のページをめくれば

  • スマホ脳 アンデシュ・ハンセン

    スマホ依存が問題視されはじめた昨今、私も自分事と受け止めつつも、そもそもスマホ依存の何が問題なのか理論的に説明できる自信はありませんでした。ただ何となく、電車のなかで大半の人々がスマホをいじっている光景を異様に思ったり、ネット情報を見ている

  • 会計は一粒のチョコレートの中に 林 總

    林 總 さんといえば、ベストセラー作品『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? 』でお馴染みの会計の達人です。ちなみに、我が家は著者の『正しい家計管理』も家計簿の作成の参考にしております。さて、私は会計に対してすごく興味はあるものの、

  • 流人道中記 浅田次郎

    浅田次郎の『流人道中記』を読了。読売新聞で連載されていた小説が好評の末に単行本となりました。物語の完成度、目頭が熱くなる締め方はさすが、浅田次郎さんです。どんな話かというと時代は江戸末期。旗本という高い身分でありながら、姦通の罪を犯したとし

  • 大阪 岸政彦 柴崎友香

    本屋で目に留まった一冊。岸政彦さん、柴崎友香さん共著の『大阪』です。柴崎友香さんの小説は何冊か読んだことがあり、同じ大阪の人であるうえに、出身高校やら出身大学が自分と所縁のある学校だったりして、勝手に身近な存在に感じています。その柴崎さんが

  • 暮らしをまわす ―ためず、まよわず、よどみなく― 本多さおり

    本多さおりさんの新刊が出ましたね。『暮らしをまわす ためず、まよわず、よどみなく』という本です。今回は収納方法ではなく、毎日の生活をスムーズにまわしていくための段取りが紹介されています。他人の生活をそっと覗きながら良いとこ取りできる、そんな

  • できたねパチパチ いりやまさとし

    今年のお正月に家族でふらっと本屋さんへ行きました。てくてく歩く1歳半の娘と絵本コーナーに。彩り豊かな世界に私の心も弾みます。もちろん私以上に目を輝かせた娘は平置きされた絵本を「あ!あ!」と次々と指をさしながら物色。そして、迷わずしっかりと手

  • イヤシノウタ 吉本ばなな

    久しぶりに手に取った吉本ばななさんの本。『イヤシノウタ』を読みました。日々の暮らしで感じること、青春時代の思い出、家族への想いなどが綴られたエッセイです。語りかけるような文章が心地よく、何気ない日常におもしろいことがたくさん詰まっていること

  • 家族じまい 桜木紫乃

    桜木紫乃さんの『家族じまい』を読了。家族のかたち、そこにスタンダードなものなどないのかもしれない。時のながれとともに変化していくそれを、自分のなかでどう折り合いをつけ、家族をしまい、自分の人生も終えるのか。”家族と正面から向き合う”というこ

  • ポトスライムの舟 津村記久子

    津村記久子さんの芥川賞受賞作、『ポトスライムの舟』を読みました。生活を回すためだけに働いている虚しさ、やるせなさを描きながらも、どこか一筋の光を感じさせてくれる物語でした。どんなあらすじかと少しお話しますと、、契約社員として工場勤務を続ける

  • とわの庭 小川糸

    小川糸さんの新刊『とわの庭』を読みました。装丁デザインがとても素敵な本です。さて、小川糸さんというと、ご自身の経験からか母親との確執を背景に描いた物語が多いですが、この小説もまた”母の歪んだ愛”が物語のベースになっております。母親に置き去り

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