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  • 思考の改善について2 暗示法について

    前回の記事では物事の原因となる思考の重要性について述べた。しかし、思考とはその個人が今までの人生で積み重ねてきた習慣の上に成り立っているものであり、いきなり思考法を変えろと言われても、適切な方法論なしではなかなか難しい面もあると思う。日々の瞑想の実践を続けていれば、自然と良い方向に思考が向かうものだが、それとは別にもう一つ有効な方法がある。それが今回紹介する自己暗示法である。 催眠と瞑想は同じく変性意識状態を意図的に作り出すことによって、無意識に働きかけるものなのであるが、この自己暗示法は主に催眠の分野で多く用いられている。催眠術というのも胡散臭いものとして扱われてしまうきらいがあるが、実は非…

  • 思考の改善について

    ヴィパッサナー瞑想の解釈に引き続いて、ここでは精神的な健康を保ちより良い人生を生きるために重要な思考の改善について述べておこうと思う。うつ病にまで至る過程には人それぞれで様々な経緯があるのだが、一様に共通していると思われるのは、それが長年に渡る固着した否定的な思考の積み重ねによるものであるということではないだろうか。人生における様々な苦難や日常生活の慢性的な抑圧、生育環境、さらには個人が元々持っている性向など、理由は多々あれ、かなりの長期間に渡って形作られた負の自己イメージがある一定の閾値を超えると病的な症状となって現れてくるのである。 さらにうつ病を発症すると物事を肯定的に捉えることができな…

  • 瞑想について3 ヴィパッサナー瞑想の効果に対する仏教的解釈

    それでは今回は、自分の体や感覚、思考を観察していくだけというごく単純な瞑想法であるヴィパッサナー瞑想が、なぜ心理的な問題を解決していくことに役立つのかについて、自分が今持っている知識と経験の中から解説していく。 まず、仏教的な観点から瞑想の効果について考える際にもっとも重要な前提条件は、すべての物事は心によって作り出されているという仏教的な真理である。上座部仏教のもっとも代表的な経典である「法句経(ダンマパダ)」の冒頭の一節には、このことが如実に述べられている。 ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも、汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその人に付き従う…

  • 瞑想について2 瞑想のやり方について

    それでは今回の記事では具体的な瞑想の方法について解説していく。瞑想法は世の中に様々あり、中には初心者が実践するのは難しいものも多々ある。よくあるイメージを使った瞑想法は特に難易度が高く、継続していくのが難しいし、座禅のようにいきなり何も考えない無の境地に入れというのもほぼ不可能に近いと言ってよいだろう。 ここでまず瞑想の入門編として、誰でも確実かつ簡単に実践できる手軽な瞑想法をいくつか紹介してみよう。 眉間凝視法 1、あぐらで座り背筋を伸ばす。 2、呼吸を落ち着ける。 3、目をつぶり、眉間に意識を集中する。 これは筆者がインドの僧院に滞在していた際、現地の僧侶から教わったもっとも簡単とされる瞑…

  • 瞑想について

    今までの記事では主に体の健康という側面について記述してきた。うつ病になった原因というのは多くの場合確かに精神的な過負荷なのであろうが、一度病的な状態にまで進行してしまった場合は、まずは失われてしまった肉体の健康を取り戻すことが第一だからだ。以前にも述べたように人間の心身は互いに関連しあっており、もし肉体の均衡が崩れてしまった場合はそれが精神的にも悪影響を及ぼす。そして、精神的な健康を取り戻すのは、精神が目に見えずとらえどころのないものであるからこそ肉体的なそれに比べて遥かに難しい。だからこそまず第一に肉体的な健康を取り戻すことで、不必要な気分の落ち込みや不安感などを和らげ、目に見えない精神を強…

  • ヨーガについて

    前回までの記事で紹介してきた食事法や依存の断ち切り方、あるいは禁欲のすすめなどは、少なからぬ人たちにとってはあまりにも強い自制が必要となるために、実践が困難だと感じられてしまうからしれない。「頭ではわかっているのだけれど、なかなか現実にはうまくいかない」。生活習慣を正すことが良いことだとわかっているのに、なかなか以前の悪い習慣を抜け出せないのは、往々にしてそのような心理が原因であろう。 そんな時におすすめしたいのがヨーガの実践である。毎日20~30分ほど規則的に練習を積むだけで、数ヶ月もすれば集中力が身につくと同時に目先の欲求に左右されない自制心も強まり、さらに体が自然本来の状態を回復するため…

  • 禁欲について

    前回までの記事で、睡眠と食事の改善法について述べた。この二つの健康に対する根本的な基盤が正され、身体が本来の治癒力を取り戻していくに従って、過度な落ち込みや不安などと言った精神的な症状も徐々に緩和されていくことだろう。しかし、もう一点人間の健康の基盤を作る上で避けては通れない要素がある。すなわち人間の三大欲求の最後の残りである性欲のことだ。 性欲もまた人間にとって普遍のものであり、強い興奮や快楽をもたらし依存性も高いことから、資本主義社会では都合のよい商品として消費されている。特にこの日本ではそうだ。私達が簡単に手の届く範囲にどれだけ性的な消費財が溢れているかを数えてみるとよい。コンビニエンス…

  • 運動について

    うつ病を改善しようとする場合、適度な運動を日々の生活に取り入れることは、一般に考えられているよりもさらに効果的である。野生動物などを見ればわかるように、自然の産物としての人間の体は、日々一定量の活動をすることを前提として作られており、運動不足が種々の弊害をもたらすことは周知の事実である。運動不足が代謝の不活発を招き、肥満や糖尿病、心臓や循環器系の病気へと結びつくということは、日々メディアなどでも散々と取り上げられている。 身体活動・運動不足 生活習慣病とその予防 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 しかし、適度な運動はまた、精神神経系の機能向上にも大きな役割を果たす。軽い競技スポーツ…

  • 食事の改善について7 食品添加物・加工食品その他

    ・食品添加物・加工食品 現代の社会で広範に用いられている食品添加物もまた、自然界には存在しない物質であり、多くのものが人間の体に害を及ぼす可能性がある。食品添加物の使用はすでに当たり前のようなものになっていて、そうした食品を扱う企業はすでにそれなしでは商品を売り、利益を得ていくことができなくなっている。そして、危険な精神科領域の薬剤を売り込むときと同じように、徹底的な情報操作によって、あたかもそうした食品添加物に危険性がないかのように刷り込まれてしまう。 彼らはしばしば、「加工食品に含まれる程度の微量ならば健康に問題はない」だとか、「科学的な因果関係は証明されていない」などの、紋切型の文句で問…

  • 食事の改善について6 食べるべきでないものー精白穀物のみの食事・その他

    精白穀物のみの食事 これは全粒穀物職と対をなすものであるが、精白穀物のみを主食とした場合には心身の健康上に様々な害が現れてくる。その主たる原因はやはり、本来の全粒穀物に含まれているはずの豊富な栄養素が、精白穀物にはごっそりと抜け落ちてしまっていることだ。特に脳の機能の正常化に深く関わっているビタミンB群が決定的に不足してしまっていることは、うつ病からの回復に大きな弊害となってしまう。 精白穀物のみの食事をとった場合、体内の血糖値は急激に上昇するが、それに伴って体を調節する役目を担うはずの微量物質が欠落するため、心筋梗塞や脳梗塞など種々の病の危険性を飛躍的にあげる結果となってしまう。さらに体が本…

  • 食事の改善について5 食べるべきでないものー砂糖

    前回までに記したように、人間にとって最適な食事とは実は非常に単純で、しかも費用がかからないものである。元来、自然界に置いては飢餓にさらされる危険があるため、生物というのは本来の食性に適ったある一定程度の食物を摂取していれば、自ずと健康を保てるように作られているのだ。そして生物としての人間は相当程度に飢餓や栄養不足に対しても耐性を持っているため、基本的に毎日健康な食生活さえ心がけていれば、各々の栄養素のわずかな過不足はそこまで心配する必要もない。 しかし、不足に対して強力な適応能力を持っている人間の体も、過剰に関しては遥かに抵抗性が低い。人間が本来自然界で摂るべきでない物質を摂取し続けた場合、い…

  • 食事の改善について4 副食

    前回までの記事で、毎日食べ続けるべき主要な食物である全粒穀物と豆類について説明した。これら二つを日々の食生活の中心に据えるだけで栄養状態は驚くほど改善され、心身ともに少しずつ健康と安定を得ていくことができるようになるだろう。 しかしもちろん、これだけでは栄養的にはまだまだ不完全であり、全粒穀物と豆類で補いきれない栄養素は副食でまかなう必要がある。特に重要なのは穀物類には全く含まれていない、ビタミンAとビタミンCである。これらの栄養素は主に野菜や果物類に多く含まれるが、その内でももっとも栄養効果が高いのが、緑黄色野菜である。特に小松菜や菜の花といったアブラナ科の葉菜は、ほかの野菜類と比べても圧倒…

  • 食事の改善について3 主食についてー続き

    豆類 穀物と並んで人間の食生活の中で重要となるのが、この豆類である。穀物では補いきれないタンパク質とビタミン、ミネラル分を補給し、必要なエネルギーを供給する役割を担っている。全粒の穀物と豆類を組み合わせることで、肉食を行わずとも完璧なアミノ酸の均衡を達成することができ、人間が一日に必要とする栄養素の8割以上を賄うことができてしまうのである。 かつて日本では雑穀を混ぜた米と種々の大豆加工食品は、食卓の中心にあり、特に意図することがなくても日々の食生活の中でふんだんに豆類の豊富な栄養を享受することができた。しかし、現代の食生活では、ますます顧みられることがなくなってしまっている。それは食生活の欧米…

  • 食事の改善について2 主食について

    それでは人間の体に必要な栄養を満遍なく摂取し、心身の機能を健康な状態に保つためには具体的にどのような食事をしていったら良いのだろうか。実は基本的な食品の選び方をある程度押さえておけば、人間が必要とする食物は存外に単純で、高価な健康食品や奇をてらった過度の食事制限などは全く必要がない。そして幸運なことに、私たちが子供の頃から食べ慣れている日本食は国際的にも高く評価されるほど非常に健康的で理想的な食法に近く、それにある程度の変更を加えるだけで、無理なく長期間続けることができる完璧な食生活を実現できるのである。 ・穀物 まずいちばん始めに押さえておきたいのはやはり主食となる穀物である。穀物は古今東西…

  • 食事の改善について1

    人間は食べたものからできている。これは単純明快にして普遍の真理である。適切な食物は人間の健康な身体を形作るのみならず、心理的な安定にも大きな役割を担っている。人間の精神面を司る脳や神経系を正常に動かす数々の物質もまた、日常的に摂取している食物から作られていることを考えれば、これは当然というほど当然の理屈だろう。もし体にも神経系にも適切な栄養が供給されず、不摂生な食事ばかりを続けていると、その人間は自制を欠き、少しのことでいらだち、他者を率先して攻撃することで満足を得るような粗暴な人間へと変わっていってしまうだろう。 少し昔に、「スーパーサイズ・ミー」というドキュメンタリー映画があった。監督自身…

  • 睡眠の改善について6

    続き。 ・睡眠にまつわる薬草類を用いることで、上記の方法を補完する。 前回までの記事で睡眠を改善するための基本的な生活習慣の修正については述べたが、苦にならないほどに習慣化するには時間もかかるし、かなりの自制が必要にもなるだろう。そこで生活習慣を修正していく移行期間には、いくつかの有用な薬草類を補助的に用いることをおすすめする。 現代的な化学合成薬を擁護する国内の利益団体は、薬草療法に科学的証拠がないなどといまだに言っている。彼らは抗うつ薬を始めとする化学合成薬無数の害については全く目をつぶり、その数百分の一にも満たない薬草療法の副作用をおおげさに騒ぎ立てる。現代医薬品の開発には多額の費用がか…

  • 睡眠の改善について5

    続き。 ・パソコンやスマートフォンなどの電子機器の設定を切り替えると同時に、使用を控えるようにする。 電子機器の画面を長時間見続けることが不眠と関係しているということは、以前から多くの人々の間で感覚的には知られていたことだろう。しかし近年になってようやく「ブルーライト」というものが体に与える悪影響が周知されるようになり、AndroidやWindowsといったOSにも標準でブルーライトを低減する機能が搭載されるようになっている。 ブルーライトが睡眠に悪影響を及ぼす理由は以下の通りだ。自然界では通常朝から昼にかけて全波長の光が太陽から放出されるが、夕方にはその内の青色光が低減され、やがて夜に至る。…

  • 睡眠の改善について4

    さらに前回の続き。 ・アルコール、ニコチン、カフェインなどの嗜好品を止めていく。 我々の日常生活の中で、上記の依存性のある成分はごく当たり前にありふれている。コンビニやスーパーに行けばごく簡単に酒や煙草を購入できる。お茶やコーヒーにカフェインが含まれているのは常識の範囲だが、実はある種の炭酸飲料やいわゆる「エナジードリンク」の類にも科学的に合成されたカフェインが大量に含まれている。これは過剰な砂糖と同じく、消費者を一時的な快楽をもたらすだけの無益な薬物に依存させて売上を伸ばそうという、資本側の明白な悪意に基づくものである。 しかし、それらの危険性を正しく認知している人は極稀であり、周りが使用し…

  • 睡眠の改善について3

    それでは前回に引き続き、うつ病からの回復に置いて最も重要な睡眠の改善法について述べていく。 ・夜は明かりを落とし、眠りたい時間には完全な暗闇にする。 朝から昼にかけて太陽の光と身体の活動によって賦活された交感神経系は、日没とともに周囲に光が失われることによって副交感神経優位へと移り変わっていく。それとともに昼間に放出されたセロトニンも睡眠物質であるメラトニンへと代謝が行われていく。よって、体に正常な朝、昼、夜の循環を取り戻させたい場合には、朝に光を浴びることと同じように、夜に強い光を浴びないことが重要になってくる。 しかし、現在の私達の生活は様々な文明の利器に囲まれており、きちんと意識をしてい…

  • 睡眠の改善について2

    それでは今回は具体的な睡眠の改善法について述べていくことにする。前回の記事で書いたとおり、うつ病患者の体内時計は慢性的に狂った状態にあり、それをいかにして正常なものにしていくのかがこの方法論の要となる。 一度身についてしまった生活習慣を変えていくのには、一朝一夕ではいかない部分がある。読者の方々は決して一日や二日の短期的な結果を追い求めることなく、毎日少しずつでも生活を向上させていけるように、着実な実践を重ねていくことを心がけてほしい。たとえば今日、昨日より3分間早く眠れることに成功したならば、20日で1時間、3ヶ月では4時間以上も睡眠時間を改善することができるのだ。苦しみの中にいる時こそ人は…

  • 睡眠の改善について1

    精神的な病を考える時、健康を司る人間の三大欲求の内でも睡眠の問題というのはもっとも大きなものだと言えるだろう。しかし睡眠というのは現代の社会ではとかく軽視されがちである。特に我が国の社会では、勉強から仕事に至るまで「いかに眠らずに耐えて頑張ったか」という実に非合理極まりない精神論が無意味に評価されてしまう傾向すらある。バブル期には「24時間戦えますか?」などと言った広告文句が持て囃され、現在では一日17時間にも及ぶいわゆるブラック企業の搾取労働が平気で放置され、挙げ句超短時間睡眠法などという人間の自然の生理を無視した異常な言説までが平気でまかりとおってしまう。 だが、睡眠とは人間は始めとする生…

  • 減薬・断薬について

    以前に述べたように精神科の薬には多大な副作用があり、患者自身が病の症状であると誤認してしまっているものの多くが、実は薬が原因となって引き起こされている可能性が高い。 精神科には絶対に行くな!ー抗うつ剤その他、精神医療系薬剤のの危険性について - うつ病を治すための個人的手法 よって、うつ病治療の第一歩となるのは、有害な処方薬物を止めてより穏やかな療法へと切り替えていくことである。例えば以下の記事などは、減薬・断薬がいかに病的な症状をなくすために有効であるかをよく物語っている。 40年間も苦しんだ「うつ」が完全に消えた理由 「卒業」に必要なのは薬だったのか (2ページ目) PRESIDENT…

  • 精神科医に頼らないうつ病治療の概要について

    さて、前置きが長くなってしまったが、本記事からはいよいよ具体的なうつ病治療の方法について述べていこうと思う。もちろんこれから述べる方法論は絶対というものではなく、あくまで私個人が様々な実践の中から合理的で有益だったと判断したものを載せていくのみである。読者の皆様は、その中から自分に活かせそうなものを見つけ、さらにそれを参考にしながら自分なりに改良を加えるなどしてより効果的なやり方を探っていってほしいと思う。大切なのは決して諦めないこと、そして一つの方法が駄目でも必ず他にも道はあると信じ、実践をやめないことである。 このブログでは「これをやったらうつ病が良くなった」というような一つの治療法を押し…

  • 代替医療というものについて

    「代替医療」という言葉がある。英語の"Alternative Medicine"の訳語で、1970年代頃にアメリカで生まれ、我が国でも1990年代半ば頃から徐々に普及していった。それぞれの臓器や神経系など部分のみをしか見ようとせず、攻撃的な薬剤や外科療法で病気に打ち勝とうとする現代医学に代わって、人間の体の全体性や心身相関をより重視し、生活習慣の改善や各種の伝統療法などを含めた包括的な治療法を目指そうという考え方である。 現代医学はどの治療体系よりも発達した病気の分類と診断、そして抗生物質による細菌感染の克服、救急救命技術や怪我の治療技術など数々の有益な面を持っていることは否定し得ない。反面う…

  • うつ病は甘えなのか

    前回の記事で抗うつ剤にまつわる巧妙な市場戦略について書いた。 精神科には絶対に行くな!ー抗うつ剤その他、精神医療系薬剤のの危険性について - うつ病を治すための個人的手法 では、私は世間で紋切型に叫ばれるように、「うつ病などという病気は存在しない」「うつ病は甘えだ」と思っているのか。答えはNOだ。 この手の人間は、「そんな病気は昔は存在しなかった」「現代人が恵まれすぎていることが原因だ」などとしたり顔で叫ぶ。しかし、歴史を紐解いてみれば、病的な感情鈍麻や人間的な能力の停滞、持続的な自殺企図などをともなう精神的な病気は古代から一貫して記録され続けていることがわかるだろう。古代ギリシアのヒポクラテ…

  • 精神科には絶対に行くな!ー抗うつ剤その他、精神医療系薬剤のの危険性について

    うつ病という言葉が世間で注目を集め始めたのは、90年代後半から00年代前半にかけてだったろう。当時テレビCMなどでは「うつ病は誰でもかかる病気です」などと大々的に広告を打ち、街中には神経内科クリニックがそれこそ雨後の竹の子のように乱立し始めていた。 しかし、それと同時に目立ち始めたのは、いわゆるひきこもりや自殺の増加など、それまで考えらもしなかったような個人の精神的不調を原因とする社会問題の増加だった。 普通に考えれば、医者に行って病を治すための薬を飲めば健康を回復することができるはずである。しかし、結果は全くの真逆。これは一体どういうことであろうか。実はここに精神科医療、ひいては現代医学とい…

  • このブログの趣旨について

    うつ病というものが社会注目を集めだしてからすでに20年近くの月日が流れようしている。その間、精神的な症状に対する投薬治療はごく一般的なものとなったが、問題は一向に解決される気配もなく、むしろ患者の数は増加していく一方である様に思える。中には10年、20年、いやそれ以上もこの病と付き合い続け、社会的、経済的にも窮地に立たされている方々も多いであろう。 自分自身が同じような経験をしたことがない者にとっては、日頃の生活の中で感じる通常の気分の落ち込みと区別がつかず、ともすればいわゆるただの「甘え」として集団攻撃の対象となってしまうこともある。そんな世間の無知と悪意がさらに患者自身を追い詰め、出口のな…

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うつ病を治すための個人的手法
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うつ病を治すための個人的手法

個人的経験からうつ病の効果的な治し方について解説していく。

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