納車日はいつ決まる?手続きにかかる時間・必要なもの・やること!
「納車までの期間はどれくらい?」新車と中古車の違い 車を買ってすぐに乗ることができたら嬉しいが、実際には車を受け取るまでには時間がかかる。 これは新車と中古車でも対応が異なるので、今から違いを見てみよう。 新車の納車までの期間 新車の場合、ディーラー店で車購入の契約をすると、店からメーカーに注文され、それに応じた車両が工場で生産、出荷されてディーラー店に届けられるという流れだ。つづいてディーラー店でディーラーオプションを取り付けるなどの納車準備が済めば、購入者に納車される。 以下はトヨタの公式サイトに記載されているアルファードの工場出荷時期のめどだ(画像は2021年4月9日時点のもので、時期によって変動がある)。 画像出典:トヨタ「アルファード」 これは注文してから工場による出荷までの時期なので、ディーラー店までの輸送などさらにある程度の期日を要することになる。 アルファードでは販売店で注文してから1か月から2か月ほどで工場から出荷となっている。ハイブリット車の場合には2か月程度、Executive Loungeというグレードでは2、3か月程度という目安だ。 ここから分かるように車種やグレードなどでも期間が違う。人気車であれば受注が多くて時間がかかりやすい。グレードやオプションの選択が要因となって生産に手間がかかることもある。 そのほか、ハイブリッドや電気自動車では作るために必要な部品を取り寄せなければならず、そのため出荷が遅くなるといった事情も考えられる。外車であれば半年や一年など長期間になりやすい。 こういう背景から、注文から納車までの期間は「数か月」単位で見通した方がいいだろう。1、2か月を基準に、3か月~半年、長いものだと一年ほどかかる車もあると捉えておこう。 新車でも在庫車なら早い 新車の納車に時間がかかるのは、注文してから生産するからだ。いわゆる受注生産という経営スタイルだ。 過去のように景気が良く需要が高まっている時代なら、見込みで大量に生産しておいた方がより短い時間で多くの車を売って利益を拡大化させることが可能だ。 しかし現在では景気が悪く、余計な在庫を持って赤字になるというデメリットが大きくなったため、見込み生産から受注生産へとシフトしている。
2021/05/28 18:00