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2021/03/23

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  • 節約のために何を売り渡しているかを考える

    生活費を考えるとき、「何に金を使わないか」よりも、「何に金を使うべきか」を考えたほうがいい。節約はすればするほどハマるゲームのようなもので、些細な節約のために生活時間や快適さを売り渡してしまうものだから。 《そこそこやりくりすれば、年間五千ポンド(七〇万円)で生活するのはきわめて簡単だった。家賃を差しひいても、だ。ところが、お金を一切使えないとなったとたん、さまざまな問題が生じてくる。普通ならちょっとした買い物ですむことが、気の遠くなるような大仕事になってしまう。週五〇ポンドの薄給で暮らしているとして、ペンが書けなくなったとしよう。ペンなんて買えば安いものだ。誰だって、近くの店に駆けこんで二五…

  • 朝5時に恐ろしい光に包まれる

    なぜか朝の5時に起きている 狂っていた生活を正すために始めた早起きが過剰になってきて、7時起きが6時になり5時半になり最終的に5時起きになった 冬の朝5時は真夜中と変わらない 起きてから2時間近く待たないと朝日を浴びることもできない 睡眠リズムを保つためには寝起きに光を浴びることが重要なので、陽光の代わりに片手鍋くらいの大きさのLED電球を買って5時に電源タイマーをセットして点灯するようにした そうすると毎朝、部屋は非現実的な恐ろしい光で満たされる 超越的な存在が現れるときの光り方である 数日前に模様替えをして翌朝いつもどおり光で目が覚めて1日をはじめようとすると深夜1時だった 位置を変えたと…

  • セミリタイアでは現実から抜け出せない

    私にとってセミリタイアというのは、本編のストーリーを進めるのを放棄してミニゲームやアイテム集めに熱中するような感じだなと最近思う 全クリを諦めている だがゲームそのものから抜け出せるわけでもない たまに本編の方が顔を出してきて憂鬱な気分にもなる このような遊びを見出す能力が衰えたら、あるいは単純に飽きてしまったら、本編を進めることになるのだろう そのときには本編の方はもう詰んでいるかもしれないけれど かなり前に読んだミラン・クンデラ「存在の耐えられない軽さ」の主人公についての語りを思い出した 彼(主人公)は仕事や結婚が本質だと思いこんで励んでいるが、実は彼という人間にとって人生の本質は部屋で一…

  • TwitterやYouTubeに飽きる方法

    このごろは1日に10分くらいしかネットをしていない。まったくしない日も多くなってきている。 TwitterやYouTubeやブログの巡回を止めたのが大きい。TwitterやYouTubeにハマっていたころは常に見たい衝動に突き動かされていたが、1ヶ月ほど完全にブラウジングを止めて(ブロックアプリを用いて文字通り1秒もやらなかった)、再開してみると、どうしてこんな退屈なものに何時間も熱中していたのだろうと不思議な気分になった。感覚としては飽きてしまったという感じだ。やりすぎて飽きるのではなく、やらないと飽きるのだ。というか、すでに飽きていたことに、冷静になって気がつくといった方がいいかもしれない…

  • よく分からないモノを集める

    アニエス・ヴァルダの「アニエスによるヴァルダ」が素晴らしかった 監督のアニエス・ヴァルダ本人が映画を語る映画である かなり攻めた撮り方をするのでヌーヴェルバーグの祖母とも言われているらしい 夜の街に出てとりあえずカメラを回し素材を集めるところがよかった コインランドリーで髪をかきあげている女の後ろ姿を外から勝手に撮って一つのシーンにする このようなストリートスナップ的な映画の撮り方は今も許されるのだろうか 《自分たちでもよく分からないショットを集めたわ。映画の中には理解不能なものもある。沈黙か発言か、苦痛か静寂か。撮ったものが不明な場合もある。たとえば浜辺を歩くシーン。サビーヌたちは浜辺に横た…

  • 毎日更新をする意味

    このブログは以前好きだったブログがあってそれを読むのが毎日のささやかな楽しみだったから自分も何かやってみたいと思って練習のつもりで始めた 現在は練習かどうかも分からなくなっている そのブログは5年ほどは毎日更新されていたのだが、去年くらいから年に数回しか更新されなくなってしまった 著者は毎日更新をしなくなると書くことが途端に難しくなると言っていた やってみると確かにそうで毎日更新が一番楽というか、そうしないと書かなくなる そのブログは時期によって内容が大幅に変わった 基本は日常ブログだが小説を読んでいるように面白かった 保坂和志や山下澄人などの現代作家から強く影響されている文体で、書くことを楽…

  • 通勤中のサラリーマンは「死んだ魚の目」をしているか?

    電車通勤するサラリーマンたちは「死んだ魚の目」をしているだろうか 死んだ魚の目なんてロック好きの中高生が使うような幼稚な表現だと思う 人は自分がどういう顔をしているか分かっていないもので朝なんてサラリーマンじゃなくても死んだ魚の目をしている もっといえば朝でなくとも電車の中でなくともそうである 人は誰かと一緒にいなければだいたい死んだ魚の目をしているものだ 特に電車の中というのはパブリックな場所ではあるけれど一人で過ごす無為な時間でもあって誰かに向けて表情を作る必要がない その目は精神や内面が反映されたものではなく環境に適応しているだけである 会社に到着すれば目も生き返る だから働いている人た…

  • セミリタイア生活をしても不安感は解消されない

    歯がぼろぼろになる夢を定期的に見るのだが、これは金を失う恐怖らしい この解釈は知り合い2人から別々に聞いたことがあるから一般的な説なのだろう 確かにそのとおりだ 私は食いっぱぐれる恐怖感というのは普通に働いていたころからずっと持っている だから寝太郎や大原扁理の本にハマって低コストな生活を目指してセミリタイア生活を送るようになった こういう生活を送っていて食いっぱぐれる不安から解放されたかというとそんなこともない どんな生活をしても金がなくなるという不安感はある この不安感は弱いものだが無くなることはなく、生きているあいだはずっと遠くで鳴りつづけるような気がする これは不安感が「金を失う」とい…

  • 働かない精神は放っておくと衰える

    バイト先にヘルプで出てくれないかと頼まれると二つ返事で受けてしまう 日給は1万円である セミリタイア民の私にとって1万円というのはとてつもない金額だ 油断するとシフトを増やしかねないので稼ぎすぎてはならないと自分を戒めている 働かない精神を日々育てていかねばならない ヘルプは感謝されるし人助けをしたような気になってしまう あなたたちのほうが感謝されるべきだよと私は思う

  • 粘らないでよかったと思うことばかり

    蒲田で仕事があった帰りに多摩川線に乗ると民家の植木が線路に倒れたらしく出発を見合わせていた よく乗る山手線とか京王線であれば復旧も早い しかし多摩川線は弱小路線である 対応ものんびりとしたものだった 私は席に座れていたので動き出すまで本を読んでいるつもりだった 車内アナウンスはやる気のない学生アルバイトがやっているような適当さで細切れに届く情報を整理せずにそのまま喋っていた 「えー、障害物があるとの情報で安全確認を…えー、障害物は、民家の樹です…線路に倒れているようで、えー…線路とそして架線にもかかっているようです 架線というのは、えー、電車に電力を配電するためにあるものです…出発時間は未定で…

  • 恐ろしい価格の絨毯を買う

    最近の父は自分のオフィスのインテリアを一新することに熱中している オフィスという名の秘密基地である 昨日は元値が90万円もする絨毯をだいぶ安く買えたと言っていた 絨毯というのは足の下に敷かれて毎日踏まれるあの布のことである 自分で稼いだ金で買っているのだから何を買おうが自由だが私は父が何かを買うたびに、その品物を褒めたりはせず素直にドン引きしている 聞いたわけではないが、もともとインテリアを一新するつもりはなかったのではないかと思う デスクを替えると椅子も替える必要が出てきて、そうするとソファーも、それなら絨毯も、と連鎖していったのではないか

  • 粉々になったサイドミラーを寒空の下拾い集めた

    散財家である父が買ったローテーブルを家具屋へ引き取りにいくのを手伝った 私はペーパードライバーなので運転は父である 車で十分ほどのすぐ近くにある店だったが店の裏に車を停める必要があり路地を回り込む その路地が幾筋にも分岐して道はどんどん細くなって車で通り抜けないほどになり、バックで引き返さなければならなかった 結構なスピードでバックするので「早いね」とか「うまいね」とか言い続けていたから父は調子に乗ったのだろうか 何かにぶつかった音がして見ると片方のサイドミラーがなくなっていた 私は助手席から降りて粉々になったサイドミラーを拾い集めた 父はなぜか降りなかった 気の利いたことも言えず、来たときと…

  • わざわざ私のために時間をつくってくれなくても

    Tを誘って上野のゴッホ展に行く Tは10月に仕事辞め12月に新しい職場に移る 11月の一ヶ月間が休みになる 「誘ってください」と言われていたから暇しているのだと思い誘ったのだが、彼は前日も前々日も飲み会に行っていたらしく疲れていた 1か月の間に旅行を3回もするらしい わざわざ私のために時間をつくってくれなくてもよかったのにと思う 彼とは持ち時間が違うので申し訳ないような気がする 午後3時待ち合わせで行ったのだがまさかの予約制で夕方6時半入場のチケットしか買えないと言われる 美術館で入場制限がかかるのははじめてである やめようかとも思ったが買うことにして3時間半を潰すためにアメ横の方へ行き居酒屋…

  • セミリタイアブログは読んでいるとすぐに飽きる

    久しぶりに一週間程度ブログを書いてみているがあまり楽しくない やる気がない 動機もなければ目的もない 生活時間はあり余っているしブログを書いているのはたかが20分程度だろうが時間がもったいない気がする こういうものはしばらく続けてみないと楽しさもわからないだろう だがそこに行き着くまでモチベーションが保てそうにない 自分自身、他のセミリタイアブログはすぐに飽きてしまって読まなくなった いまも読んでいるのは日常を書いているだけの日記ブログである 終わりなき日常をただ過ごしているだけのブログ だから私も自分の興味にしたがってそうするのがいいかもしれない もしくはあまり時間をかけていない今のうちにや…

  • つまらなくなければ人生じゃない

    ここ2週間くらい資格の講習や仕事や飲み会で忙しい 明日も明後日も用事がある iPhoneのカレンダーが埋まっているのを見ると憂鬱な気分になる 今週が終われば来週はヒマだ 私はヒマでなければならないのだ カレンダーが文字で埋まっていると(精神的な)部屋が散らかっているような感じがする そういうときは埋まってきたその週をさらに埋めてしまって、翌週をまるまる空白にしたりする 予定を掃除するようなイメージである 予定が埋まっていないと気がすまないという人がいるがどう生まれ育ったらそのような人になれるのだろうかと思う 脳みそを借りてきてその人の思考を体験してみたい 向こうからしたらカレンダーをせっせと掃…

  • さまざまな老いのなかでもっとも嫌なもの

    昨日、まだ老いを感じていないと書いて思い出したけれどそういえば昔より眠りが浅くなった でもこれが老いだとはっきりとは認められていない うまくやればまた深い眠りにもどることができだろうとどこかで思っている自分がいる ボーヴォワールは老いは不意打ちだといったが、決定的なところまでこうやって目をそらし続けるから不意打ちになるのではないだろうか 眠りが浅くなるのも地味に嫌なことだけれど、さまざまな老いのなかでももっとも嫌なのが気力が落ちることだ 何もかも面倒くさがる祖母を見ているとそう思う もともと気力はない方なのでこれ以上落ちたらどうなるんだろうと思う 気力というものが筋肉のように鍛えられるならばい…

  • いずれ自己差別するようになる

    まだはっきりとした老いを感じたことはないがもうそろそろ感じはじめるころだと思う これから長い年月をかけて衰えていく 私はずっとサッカー部だったがこのあいだ会った友人が「ひさしぶりにリフティングをしてみたら数回しかできなかった」という 私の方はずっとボールを蹴っていないので若い記憶のままでリフティングなんて千回くらい余裕でできると思っていて現実を見ていない 老いが恐ろしいのは底なしに衰えつづけるところである 死を底と考えることもできるけれど、死は老いを止めるために機能するわけではない 老いは不意打ちだとヴォーヴォワールはいった 社会からの視線がかわったことにあるとき突然に気がつく 昨日できたこと…

  • 働いた方が楽だと思う日

    以前は毎晩晩酌していたが半年ほど前から酒をよしている だが飲み会の場では飲む 前夜に外で飲むイベントがあって今朝は二日酔いというほどでもないが気だるい朝を迎えた 朝のスタートでしくじるとなかなか調子を取り戻すことできない 普段飲まなくなったからか酒が少しでも残っていると行動する意欲を失う 自分の意思では何にも取り組めず本も読めないのでネットしたりNetflixをみたりして過ごす こんな日は抵抗せずに諦めている 夕方に湯に浸かり若干気分が晴れてその後散歩に出て40分ほど歩いたらようやく落ち着いてきた 湯と散歩の順序が逆になっている いや逆でいいのだ 人と外で会うときも飲まないでいられたらと思うが…

  • ベーシックインカムではつまらない

    知り合いが最近個人経営の中華料理屋に行かなくなったいう話をしていたので、私の方も最後に行ったのはいつだろうと考えて仕事のランチに誘われた店を思い出した 安い店だったが安さにはわけがあった 私は油淋鶏定食、同僚はレタスチャーハンを頼んだ 油淋鶏は2日前に揚げたんじゃないかと思うほど冷めたものがでてきた 同僚のレタスチャーハンにいたっては待てど暮らせどでてこなかった 私が食べ終わるころくらいに男が店に走り込んできてその手にビニール袋に包まれたレタスが入っているのが見えた 同僚は「いまから作んのかよ」と半笑いでキレていたが、それくらいだらしない適当な店に行きたくなるときがある 要するに場末感のある店…

  • 魔法をつかわない

    コーヒー代が半額になる魔法があるという 自家焙煎である 片手鍋で簡単にできるというのでやってみたが結果を見てやめることにした 普段飲んでいる焙煎済みの豆は200グラム1100円、高くもないが安くもないグレードである 一日20グラム使用するので110円、月3300円 これが自分で焙煎をすると1日40円ほどになり、月1200円 つまり差額は2100円 やる価値はあると思いブラジルの生豆を1キロ購入して何度か挑戦してみて一回だけ成功した 何度かやっていればうまくいくようになるだろう 焙煎中の煙で部屋が半日くさくなる 髪の毛にもにおいがつき風呂に入らないとずっと頭から香ばしいにおいが鼻先までおりてくる…

  • 苦しまないで死ぬ権利

    消防設備点検資格者の講習を受けてきた 講習中、講師が二酸化炭素をつかった消火設備の説明をしているときに操作ミスで死ぬ人がいるが麻酔のように効いて死ぬから苦まないといっていた いいことを聞いた 私は現在32だが老人になるころには、安楽死は日本は保守的だからまだ認められていないだろうが海外の安楽死ツーリズムがいまよりも使いやすくなるといいなと思っている たとえば60になったら誰でも外国人でも安楽死の権利が与えられるとかそういう国も出てくるかもしれない 苦しまないで死ぬ権利といえば現代的ではないだろうか まあ自分が実際にその歳になったらまだまだ生きたいと思うかも知れないけれど 死にたいというよりは、…

  • 信号機の前で自分がセミリタイア民だと自覚する

    以前は車が走っていても少しのスキを狙って赤信号を渡っていたが、最近は、車の通りがまったくない道でも、青に変わるまでぼうっと待つようになった。 なかば意識してはじめたことだが、いまでは無意識に足が止まるようになった。横断歩道に到着したときに信号が点滅していればすぐに諦める。早く青になれと思うこともなくなった。 そうしてぼうっと待っていると、自分は急ぐ必要がなくなったのだなと思う。毎回思うわけではないけれど、数日に一度は思う。というか、そう思うためにやりはじめたことだ。 こうやってセミリタイア民としてのリズムをつくろうとしているのかもしれない。 (↑ランキングに参加してます。よければ1クリックして…

  • 蛭子能収ほど雑な漫画を描ける漫画家は少ない

    テレ東でやっているYouTubeで蛭子能収が「テレビはギャラが高いから窮屈だが、漫画はギャラが低い分勝手に書けていい。編集者のいうことも聞いていない」と言っていた。 蛭子能収の漫画は基本的に途中で話の筋に行き詰まり、誰かを撲殺するというエンドになる。 蛭子能収の漫画には、作品としての質を高めていこうという意識が感じられない。だが一貫してそういうスタイルをとってきたわけではない。初期の頃の作品には向上心みたいなものがあった。少なくとも丁寧に書いていた。つねに撲殺は撲殺だが、撲殺の質が高かった。 蛭子能収にとっての「勝手に書く」には、好きなように書くというよりも、できるだけ適当に済ませるという意味…

  • 欲しいものができたときに思い出すソローの経済論

    私はもともとガジェット好きなので、新製品がでると心がひかれる。歴代のpomeraはすべて買ってきた。iPadProとMagicKeyboardの組み合わせ(13万円)は最高に可愛いと思い、買う寸前までいった。仕事をやめてからは何も買っていないが、感覚としては楽になった。 少し考えばわかることだったが、こうなってみないとわからなかった。それらは私にとってはただのおもちゃだった。現在所有しているのはMacBookAir(10万円)のみである。これ1台あれば問題ないというか、これだけにしてからの方がずっと作業しやすくなった。MacBookAirより安い中古のパソコンでもやれないことはないだろうが、キ…

  • 地獄から帰ってきた

    今日は消防設備点検のバイトだった。日曜出勤である。いろいろと設備の多い物件で「日曜は地獄ですよ」と脅されていたが、ぜんぜん大変じゃなかった。たまたま地獄じゃなかったのか、私だけ地獄と感じていないのか。「今日も地獄でした?」と最後に聞けばよかったのだが、感じが悪いような気がして止めておいた。 「どうでした?」と一緒に出勤した蛭子能収似の50歳のバイト同期のおじさんにだけ聞いてみると、彼はなぜかパチンコを話をしだした。彼は最近は娯楽が無いからパチンコをしているという。「パチンコ屋はね、いつでも開いているんですよ」。1パチが結構出るから楽しいと言っていた。確率の話とかいろいろと詳しく教えてもらった。…

  • コスパはセミリタイア生活の敵

    コスパでものを考えるとあれもこれもよく見えてくる。世の中はコスパがいいものであふれている。コスパがいいものの問題点は、それを買わなければ損をするという印象を植え付けられるところである。「何も買わないのがいちばん得」というのはそのとおりだが、たとえばスイカが1玉100円で売っていたら、買わないほうが得だと冷静に考えられるだろうか。私には無理だ。 買っていいコスパ商品と買うべきでないコスパ商品を分けることは困難だし、そんなことをいちいち見極めるのは疲れる。 最近は節約しようと考えない方がいいと思うようになった。節約とコスパは相性がいいからである。半額商品を狙うよりも、安く栄養がとれるメニューを定番…

  • 無愛想を通すのも能力

    愛想のいい人がブラックな発言をすると、その人の本性が見えたと思いがちだが、どちらかというとブラックな方がその人にとってエラーであることが多い。二面性というほどでもない。二面性というのは善悪や陽陰がせめぎ合っているような状態で、基本的に愛想が良いなら、口からなにかがポロッと出ても、文字通りエラーだと思えばいい。 しかしエラーというと、能力が高ければエラーをしにくいようなニュアンスがある。愛想のよさは能力としてとらえると矮小化されてしまうような気がするけれど、感情を自由にコントロールすることであり、練習すればできるから、そう言ってしまっていいのかもしれない。 逆に愛想がまったくない人が、能力がない…

  • 金がないからいま読んでいる本をゆっくり読める

    小説家の誰だったかは忘れたが以前Twitterで、最近はお金がないから本をゆっくり読んでいるとツイートしてて、いいなと思った。次の本を買う金が惜しいから、いま読んでいるものの時間をできるだけ引き伸ばすというニュアンスである。落ち着きのない読書人(ほとんどそうだと思う)は一冊の本を読み終わる前に、他の本に心うつりしている。読み終わる前、というのは控えめな表現で、実際は、読みはじめてすぐ、あるいは、読み始める前から他の本が気になっている。 なぜ心移りしやすいかといえば、今読んでいる本から逃げたいと思っているからである。本を読むというのは面白くても骨が折れる作業だから、あと何ページ残っているかついつ…

  • 路上にゲロを吐く権利

    タダで参加できるイベントにデモがある。 職場の労働組合の強制参加イベントとしてメーデーのデモに参加したことがある。デモは参加していみると結構楽しい。メーデーのデモなんか9割はなんとなくそこにいて、みんなが前に進んでいくから自分もその分だけ歩いていくという集合体だ。だらだらみんなで歩いていくというのは、ダルくはあるけど、遠足みたいな楽しさがある。 というかデモに参加している人は、なぜ参加しているかといえば、まず第一に暇だからだろう。忙しい人はデモに参加しない。私も暇でしようがないときはまたデモに参加しようと思うが、左派のデモは老人ばかりで浮きそうだ。 渋谷であった、路上で酒を飲ませろデモみたいな…

  • 体力を節約しなくていい生活

    仕事をやめてから、移動手段がもっぱら自転車になった。 家から自転車で30分ほど走ると渋谷に行けるのだが、あるとき青山ブックセンターに行ったとき、その日はミャンマーで軍事クーデターが起こった翌週くらいだった、在日ミャンマー人たちがデモ行進をしていた。夕方のことである。 青山ブックセンターがあるのは、いまは亡きこどもの城があったあたりで、国連もある。国連の前はバザーやフリマが開かれるくらいの広い敷地があり、デモを終えたおびただしい数のミャンマー人たちが座って騒いでいた。 若者の方が多かった。デモを終えた彼らは打ち上げをどこにするかみたいな話をしていた。そこは出会いの場になっていた。ナンパをして連絡…

  • 自分を捨てて大衆のなかの一人になる

    あんまり斜に構えないで、楽しめるものはなんでも楽しんでしまうことが大事ではないかと考えるようになった。桜が咲いたならその下で酒を飲んだほういいし、暑くなったら海に行ってみるべきだし、ブルーインパルスが近くを飛ぶならベランダに出てみることだ。 私はスポーツが好きなので、オリンピックはかなりガッツリ見た。テレビをつければ何かしらがやっていて毎日が楽しかった。散歩をしていると、天秤の絵が描かれたオリンピック反対のポスターがあり片方は命、もう片方がオリンピックで、オリンピックの方が重くなっていた。そのポスターはどことなくコミカルで逆にオリンピックを盛り上げているように感じた。 反対している人たちをかわ…

  • ゲームをするのをやめた

    数年に一度、ゲームしたい欲がわいてくる。そのたびにハードを買っては手放すということを繰り返していて3DSもSwitchも短期間のうちに売った。今回はPS4を買ってすぐに手放した。 今回のゲーム欲は職場の同僚がゲームの話をしていたのがきっかけである。彼は日本ファルコムという会社がつくっているゲームのファンで今度新作がでるので発売日に有給をとってやりこむ、というゲーマーにありがちな話であったが、そういう話はネットでよく見るだけで実際の人物からリアルな話として聴くのははじめてだった。帰りの電車で詳しく話してくれた感じからもワクワク感が伝わってきて、直接聞くとやりたくて仕方なくなってきた。 PS5を無…

  • いつもどおりの日常を過ごしている

    飼猫が死んで、1週間が経つ。いつもどおりの日常を過ごしている。悲しみにどっぷり浸ったりはしていない。たぶん親兄弟が死んでも親友が死んでもこんな感じなのかと思う。飯が喉を通らないということもない。特別なことはしていない。 本を読んだり、Netflixを観たりして過ごしている。連日の雨である。レインジャケットを着て、防水シューズを履いて、散歩に出ている。 内田百閒は、可愛がっていたノラが失踪してしまったとき、二十日間、風呂にも入らず、ろくに飯も食わず、悲しみにくれること以外はしていなかった。横尾忠則は入院までした。そういう悲しみ方ができる人が羨ましい。けれども自分を無理やりそういう状態に持っていっ…

  • 飼猫が死んだ

    5月10日に飼猫が死んだ。ゴールデンウィークあけで、仕事日だった。看取ることができなかった。週に1日しかない仕事の日にどうして重なってしまうのかと思った。 けれども猫の死が私の出かけたあとに訪れたのは、それまでの日々は生きていたということで、最後の10日間はずっとそばにいてやれた。この期間は本当に恩寵のように感じた。猫は目を覚ますたびに、周りを見回して、私を見つけると、起きたことを伝えるためにこちらに向かって口を開き、声を出さない鳴き方をした。 死ぬ前日もトイレに自分の足で行った。ちゃんとは歩けないので、私は猫の腹のところをもって体重を支えてやって足を動かすだけで進めるようにした。猫はトイレの…

  • 別れにむけた日々

    回復した老猫が食べてくれる餌を探して、ペットショップを1日に2往復くらいしている。ペースト状のものなら食べてくれるが、ウェットフードは汁だけ飲んで粒は食べない。 ある餌のおかげで寿命を伸ばすことができたというレビューが沢山ある。伸ばせる寿命は数ヶ月とか、半年とか、長くて1年くらいだけれど、その期間があるかないかでは全然違う。 Amazonレビューで「別れにむけた日々」という言葉が使われていた。 《愛猫くんは11月の終わりに旅立ちました。こちらの介護フードのおかげで延命でき、とてもとても濃い、別れにむけた日々を過ごすことができました。感謝しかありません。》 私も時間をもらうことができて本当によか…

  • 人のために生きるか、自分のために生きるか

    人のために生きていてたらもっと自分の時間を生きればよかったと思うだろうし、自分のためにばかり生きていたら逆のことを思うのだろう。 バランスをとるべきだという話ではない。大抵はどちらかに大きく偏るものである。 どの道を選んでも後悔すると思えば、気も楽になる。 死にかけの飼猫のそばで、何もしないで1日を過ごしているあいだ「自分のことばかりにかまけていないで、もっと飼猫の相手をしてやればよかった」と後悔していたら、その時間が与えられたようである。 飼猫がなんとか持ち直した。もう最後だなと思ったのは、おとといの深夜3時くらい。猫の目が覚めて、立てもしないのに、見えないものが見えるような目で神秘的になり…

  • 飼猫が死にかけているときにそばにいてやれる

    先週までは普通に元気だった飼猫が、餌を食べなくなり、昨夜は餌場にはいったもののその場でうずくまって動かなくなってしまった。調べてみると、老猫は24時間食べないとなると、かなり厳しい状況らしい。 今朝になってやっと少しだけマグロを食べ、餌も少し食べた。このまま回復してくれればいいが、なんとしても延命させたいとは思わない。強制給餌や点滴はしない。 本当のところはわからないが、見た目には、体に力が入らないだけで、辛そうなようすはない。ただ生命力が薄まっていくようだ。自分が死ぬときもこんなふうに死ねたらいいなと思う。 餌を食べたら少し元気が出てきたようで、たまにこっちに呼びかけてくれるようにもなった。…

  • バイトの日に飲むコーヒーと休日に飲むコーヒーの違い

    週1のアルバイトがだるくないといえば嘘になる。前日には「明日バイトかあ」と思う。 逆にバイトの翌日は強い休日感がある。新たに6連休が来るみたいな感じである。その感覚があるのは、バイトをした翌日だけで、その次の日からはいつもの日常的休日である。週1バイトはドラッグみたいなものだとも思う。 バイトの日は朝が早いから、インスタントコーヒーで済ませる。マキシムのスティックタイプのものである。支度を終わらせてから出勤までに残された20分程度で飲む。何かをしながらだと、飲むのを忘れてしまうので、インスタントコーヒーを飲む以外のことはしていない。4階の自室の窓から良くも悪くもない景色を眺めている。 バイトが…

  • 実家暮らしは恥ずかしいか?

    友人がSNSのプロフィールに「子供部屋おじさん」と書いていて、自分自身に蔑称を使うのは、一種の防御なのではないかと思った。周りから笑われる前に、自分で自分を笑うことで、周りからの攻撃に備える、というような。 私も実家に出戻りした身なので、現在は友人と同じ境遇である。そのことについて、人から蔑まれるのはしかたない。でも、そのような恥だと思われるような環境にもどることで、一人暮らしをしていて残業続きだったところから抜け出せたので、いい決断だったと思っている。 さまざまな蔑称が作り出すムードは、恥の感情をあおって、人を駆り立てる。私は男だからそうでもないが、独身の女性なんかはみんな大変だと思う。最近…

  • アルバイト先にヤバい人が入社した

    私と一緒に入ったアルバイトの50歳のおじさんがいろいろヤバいという噂を聞いていたが、はじめて出勤日が一緒になった。蛭子能収みたいな雰囲気の人だった。 その人はその日は上司とずっと交通費の交渉をしていた。住居が何拠点かあって、それぞれの場所から交通費を請求したいという話だった。さらにその日の分の交通費をいちいち手書きのメモに書いて渡そうとしていた。その手書きのメモもなぐり書きみたいなものだった。 上司は、半ギレというか、なんでそんな交渉をしなければならないのかと困惑していた。周りの社員たちはニヤつきながらそのやりとりを聞いていた。 仕事中もショートメールで常時連絡をとりあうが、彼はガラケー使いで…

  • 元殺し屋の暮らし方

    前回、寝太郎のYouTubeについて、作り込まれていないこと、雑にやることのよさについて書いたが、今日またチャンネルを見に行ったら、チャンネル名が「現役を退いて余生を静かに小屋で過ごす元殺し屋」に変わっていた。 笑った。 (↑ランキングに参加してます。よければ1クリックしてね◎)

  • 作り込まないこと、雑にやること

    寝太郎がYouTubeで小屋作りの動画をアップしはじめたときに「できるだけ雑につくりたい」と言っていたが、あるときに動画にBGMをつけてみたらそれっぽくなってしまったと落ち込んでいた。 雑につくりたいというのは、作り込まれたものがつまらないということである。いかにもYouTubeらしく編集してテロップをたくさんつけてとやっていると、動画はどんどん派手にパッケージングされていく。 静かな雰囲気が売りの動画も、その静かさが強調されて逆にうるさく感じてくる。 プライベートビデオの延長のような感じで雑に撮りつづけるのも難しいのだと思う。撮っているうちに技術が身について演出欲のようなものが出てくるだろう…

  • なぜ他人がサボっているとムカつくのだろうか

    トム・ルッツという人の本に、いつまでもカウチから起き上がってこない息子になぜ憤りを抱いてしまうのか、ということを書いてあったが、私も同じようなことでイライラしがちである。 私は自分が怠け者であるにも関わらず、他人には勤労主義を押し付けるところがある。 なぜ他人が怠けているのをみるとイライラするのだろう。仕事をしているときとか、隣の席の同僚の手がずっと止まっていたり、なんどもトイレに行くのを見て「今日もサボってんなコイツ」と思っていた。言葉にするわけではないけれど。 その同僚がサボったところで私の仕事が増えるわけではなかったから、彼がいくらサボろうが問題なかったはずなのだ。 ついつい自分を棚にあ…

  • 急いでも急がなくても結果はほぼ同じ

    消防設備点検のアルバイトの4日目に行った。契約は週1程度なのだが、初月なので、仕事に早く慣れるために前半に一気に入れた。なまった体にはキツかったがだいぶ慣れたのでよかった。 3日目から部屋まわりもはじめて、それも4日目には一応落ちついてできるようになった。小走りで急いでやるのと、だらだらゆっくり歩いてやるとので、時間の差はほとんどなかった。だからだらだらやろうと思う。 仕事疲れの半分は気が急いているせいだと思う。 担当の部屋数をこなしているうちに、あっというまに時間が過ぎていく。普通に忙しいし、住民とのコミュニケーションで気疲れもする。けれども暇で時間がなかなか過ぎないよりはいい。 部屋まわり…

  • エドワード・バーナードのように暮らしたかった

    サマセット・モームの書いた「エドワード・バナードの転落」という短編小説がある。岩波文庫の『モーム短編集(上)』に収録されている。 1921年に書かれたフィクションだが、私はセミリタイアとは、金銭的な話以前に、こういう価値観を持てるかどうかが大事だと思う。そうじゃないと、計画倒れになるのではないか。 話はシンプルで、エドワード・バーナードが「転落」するのである。 シカゴで事業に失敗したエドワードは婚約者を残して、再起を掛け単身タヒチに出向く。そして何年も戻ってこず、手紙も返さなくなる。そこでしびれを切らした親友が婚約者のためにタヒチに連れ戻しに行く。親友は、かつてシカゴにいたころの事業家のエドワ…

  • 明日の仕事のことを考えない方法

    プレッシャーのない楽な仕事であれば、仕事前日の憂鬱もなくなると思っていたのだが、そうではないようだ。 飛び石で仕事をすると前日の憂鬱が毎回ある。せっかくの休みなのに、のんびりした気分でいられない。よくよく考えれば、特にプレッシャーになる要素もないのだがなぜか憂鬱になる。 仕事自体が嫌いというより、仕事の前日が嫌いなのかもしれない。仕事を始めてしまえば、目の前のことをこなしていくだけなので、なんとも思わない。一刻も早くこの時間から逃れたいとも思わない。仕事の前日のもやもやした感じは、実際の仕事と乖離している気がする。 連勤は、明日の仕事を思って憂鬱になる暇がないのがメリットだと思う。仕事から帰っ…

  • アルバイト初日の感想

    昨日は新しくはじめたアルバイトの初日だった。 消防点検のバイトである。消化器や火災報知器なんかが正常に作動するかを点検する仕事で、いかにも楽そうだと思って興味を持った。 全体の年齢層が高く、中年になっても続けられる。新しいところにも80歳くらいのアルバイトのおじいちゃんがいた。あとはだいたい40〜50代で全員男だ。私はこういう色気のない職場のほうが気楽である。 先月、一ヶ月でやめたところは、会社集合解散で、実働8時間で日給1万、車で小さい物件をいくつも走りまわるのでそこそこ忙しかった。いちばん嫌だったのは、作業が終わってから会社に帰って、特にやることもなく無理やりつくりだした雑用的なデスクワー…

  • 明日から新しいアルバイトをする

    明日から新しいアルバイトをはじめる。消防設備点検のバイトで、月に5〜6日程度働く予定である。 先月に別の消防設備点検のアルバイトをはじめたところだったが、そこは月に10日勤務の契約だった。最初は週2〜3日くらいで働いてもいいかと思っていたのだが、いざやってみると、ぜんぜん多いなと思った。休みの中にたまに労働がある感じでなくて、労働のなかに休みが多めにあるという感じだった。 私はこれまでどうやってフルタイムで働いてきたのだろう? 月10日の勤務は、日曜の夜の憂鬱が何度もくるようだった。もっともらしい理由を言ってすぐに辞めた。 そして今回、もっと条件がゆるいところがちょうどよく見つかったのである。…

  • 飲酒翌日の「なんとなくだるい」がセミリタイア生活を駄目にする

    酒をやめようと思っている。 セミリタイア生活と酒は、切り離さないとならない。この二つが合わさると、生活がダメになるという確信がある。これは一般的な話ではなくて個人的な問題である。 私はアル中ではないけれど、飲まない日をおくことが難しい。毎日晩酌をしてしまう。飲む量はビール500缶を1〜2本だから二日酔いまではならないのだが、生活は少しずつダメになる。 いままで飲まない期間を2、3ヶ月とるというのは、何度もやってきた。毎回このまま飲まないでいけるかなと思うのだが油断して晩酌が再開してしまう。休みの日は、だいたい夕方の5時くらいに飲む。5時になったら飲みたくなるわけではなくて、昼過ぎから、5時にな…

  • なぜ完全リタイアではなく、セミリタイアなのか

    なぜ完全リタイアではなく、セミリタイアなのか。どうしてアルバイトをするのか。自分でもよく忘れるから、書いておきたい。 私は実家に戻り、実家が持っている小さいマンションを継ぐ関係で管理の仕事をしているので、家賃収入の一部をもらっていて、それだけで働かなくてもやっていける。だから私のセミリタイアはぬるま湯である。これはセミリタイアを標榜したニート生活ではないのか、とも思う。まあセミリタイアもニートも、ただの現代語でたいした差はない。プー太郎でもいい。 無職中の収支はこんな感じだった。 ・収入:現在のマンション収入=10万・支出:実家への家賃3万+食費雑費交際費3万+税金2万=8万 こんな感じだから…

  • 90歳になっても働き続ける老人は哀れではない

    けさ、ニュース番組で90歳のおばあちゃんがデスクワークをしている映像が流れた。老人の再雇用の特集である。その会社は結構な割合が再雇用で、そのおばあちゃんは「今回は、パワーポイントではなく、ワードでつくりました」みたいなことを上司に話していた。 彼女はたぶん年金もたんまりともらっているだろう。道楽で働いている。その人がいつまでも働くせいで若者の仕事を奪っているという話もあるが、現状、日本の労働力は年々足りなくなっているのだから、社会にとってマイナスとはいいきれない。老人が再雇用で働くせいで若者の賃金にまで影響するのは問題だとは思う。 働くこと=生きることになっている人がかなりの割合いる。週に5日…

  • フルタイムの会社を辞めてから1ヶ月は浮遊感があった

    週5日のフルタイムの仕事をやめたのが一昨年の年末で、やめるタイミングで実家に帰ってきた。年の離れた弟が数年前に家を出てから、部屋がひとつ空いていたので、そこに戻ることにしたのだ。 一人暮らしをしていたときは、貯金は100〜200万を行ったりきたりで、一定期間無職になることは難しいと思っていた。だから次の仕事を決めてから、職場をやめていた。 未来のプランのない無職生活は今回がはじめてだった。 私の両親は特に口うるさくない。というか、ぜひ実家に帰ってこいみたいな感じだった。実家には月3万円を入れることになった。私の部屋は7帖くらいあり、快適にすべく椅子を買ったり散財した。いま考えると、おそろしい金…

  • 自己紹介とこのブログについて

    こんにちは、ソボジロと申します。1989年生まれ、31歳(2021年現在)の男です。週2日程度の労働で暮らしています。 新卒で普通に就職して、30歳まではずっとフルタイム労働でした。大半の人がそうかと思いますが、週5日で働くのが当然であり、それ以外の選択肢は考えもしなかった。 フルタイム労働以外の生き方があると知ったのは20代の終わりでした。高村友也の「Bライフ10万円で家を建てて生活する」をたまたま読み、大原扁理の「20代で隠居」が決定打になった。週に2日だけ働き、残りの5日を休みにして暮らす大原扁理の生活。最低限の生活にはほとんど金がかからない。その分だけを稼げばいい。こんな単純なことをど…

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