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  • その場所からじゃ見えないものがある

    今でこそ私は左翼で、くたばれ家父長制と刺繍したバッグを制作して持ち歩くほどやる気に満ちた左翼であるが、 恥ずかしながら、昔は自己責任論者でネトウヨ思考だった。 女性であることで自分は得しかしていないし、差別だ!って思うのはあなたが上手くやれていないからじゃないの?私は優秀な女性なので差別なんてされてませ〜ん!と思っている名誉男性だった。 女性差別を内在化してしまっていたので、 セクハラを上手くかわして、男性を立てることのできる自分は女性として素晴らしいと思っていた(オエ〜〜〜〜〜!!!) 変わったのは、「妻」「母」の名で呼ばれるようになってからだ。 「妻」や「母」の立場から見る世の中は凄まじか…

  • 捨てられない子供

    さらさらと、 指のあいだからこぼれ落ちるように、 私が少しずつなくしてきたものの事を考える。 一点の曇りもなく「また明日ね」を信じられた気持ち、 楽しかった今日の思い出のお絵かきを捨てたくない気持ち、 人から見て下手くそかどうかなんて考えずに、 自分で作ったお人形をかばんに付けた気持ち___ 一つ一つに思い出があるから、全てのものを捨てられない子供だった私は、 なんでも捨てられる大人になった。 卒業アルバムも、子供が赤ちゃんの頃に着ていた服も、臍の緒ですら捨てられる(まだ捨てていませんが)。 それはBUMP OF CHICKENが歌ってましたが「一緒に見た空を忘れても一緒にいた事は忘れない」と…

  • 祖父が死んだ

    祖父が死んだ。 97歳だった。 大人になってからは祖父への親愛の情よりも、 当たり前に押し付けられるドメスティックな労働により人生を奪われている母をもう解放してあげてほしいという気持ちが大きくなっていたし、 老衰で眠るように死んだということもあり、祖父の死にあまり悲しみは感じなかった。 死ぬ少し前、もう流動食しか食べられなくなっていた祖父に私は味噌汁を持っていった。 祖父は味噌汁を少し飲み、 タマスカちゃんが作ったのか と言い、 そうだよと答えると、 うまい、と、言った。 今日味噌汁を作っていたらそれを思い出した。 悲しくないと思っていたはずなのに、 泣けて泣けて仕方なかった。 私が作るご飯を…

  • 季節的なものなのか、最近調子が悪い。 昨日は保育所に刃物を持った男がというニュースを見たあと、 もうこの世界で生きているの無理…となって泣きながらお風呂に入った。 セーラー戦士が全員死んだ時のセーラームーンの目で湯船に浸かっているのを、 猫が浴槽のふちに座ってじっと見ていた。 反差別を掲げる政党が負け、 差別発言をした政治家がまた国会に送られた。 でも芸能人達は投票を呼びかける動画を公開し、 裁判官の国民審査では夫婦別姓は合憲であるとした裁判官達についた×の数が明らかに多かったそうだ。 ただ絶望していても何も変わらないのだから、少しずつでも変化していっている事に希望を見出してこのクソな世界を生…

  • 久しぶりに目が腫れるほど泣いた

    朝方、学生時代の夢を見た。 私の大好きな人がみんないて、 学校の帰りに誰かの家で遊んで、違う子の家にみんなでおしっこ漏れそうになるくらい笑いながら移動して、 そのまま泊まる、みたいな夢。 毎日友達に会えてた、そうじゃなくても会おうと思えばいつでも会えた、 好きなだけ好きなことの勉強に打ち込める環境にいたあの頃に、 その環境がいかに貴重なものなのかわかっていたらもっと大切に過ごしたのになぁと思って、 このコロナ禍で何年も会っていない人達のことが恋しくて泣いた。 気を遣わないで、同じ質量で会話のキャッチボールができる相手が私は身の回りにいない。 いま、私が日常的に会う人達というのは、 いわゆるママ…

  • 深淵を覗く時人は皆一人きり

    「大人は自由だ!でもその代わり…」 に続けて述べられるような事が子供にないわけでは決してないのだ。 その漠然としたさみしさの名付け方も知らないまま、 いのちそれ自体のさみしさのようなものに心をギュッと潰されるような夜がある(昼かもしれないが)。 経済的にとか、日常生活のあれこれの面で、誰かに助けられていたとしても、 自分の心の動きに気付き、名付け、 昇華しあるいは飼い慣らし、たまに忘れ、 それは誰もが一人きりでやるしかないのだ。 子供はそれを経験則から得たショートカットや必勝パターンも持たず課金もせずにやっているのだ。 子供をバカにしちゃいけないよ。

  • 元気です

    一つ前とその前の記事を読み返して慄いた。 なんだこの暗い人は!と思った。 現在、あの頃の500倍元気!毎日ハッピー! 脳みそに元気物質が足りてなかったのだ。 病院で抗うつ剤を処方されて飲み始めたら嘘のように元気になった。 というより、人生や生活を自分の手に取り戻せた。 あの状態は私個人の資質に起因する問題ではなく、 色々な要因が重なってたまたま脳みその中で元気物質が足りなくなる事案が発生していただけだった。 だから今元気ない人死にたい人何もできなくなってる人、 病院に行こうね。 あなたのせいじゃない、 あなたの性格に問題があるわけでもあなたのがんばりが足りないわけでもなくて、 ただ脳内で問題が…

  • 他界へのハガキ

    https://www.aozora.gr.jp/cards/001763/files/59951_73022.html これを読んでべそべそと泣いていた。 元気にはなってきたけど、身の回りの色々が気に入らない。 元気な時は元気に無視できることでも、 元気じゃない時は無視する元気がない、 なぜなら元気じゃないから。 結婚してから3人目が生まれるまで23区内で暮らしていた。 都会というほどでもない下町だったけど、 やはり都内なので便利だった。 ドラッグストアもスーパーもコンビニも児童館も公園も病院も幼稚園もぜんぶ徒歩圏内にあった。 便利は自由。 誰の助けがなくてもどこにでも行けたのだった。 生ま…

  • こわい

    時間が過ぎていくのが、何もかもが過去になるのが怖い。 若くてふわふわでうるさいくらいに元気な猫、 立っている肩にびよん!と飛び乗って餌をねだる猫、 水に濡れるのが嫌いなのにお風呂まで絶対に着いてくるこの可愛い猫が、 よぼよぼになって餌も食べなくなりジャンプもできなくなり死んでいくのももう考えるだけでつらいし、 ああうるさい、少しは一人になりたい、と思っているこの時間をいつか子供達が巣立ち猫も死んだ家で一人で懐かしく思い出すのだと思うと死にたくなる。 昨日までは元気だった。 夕方、バスケの八村選手の元に届く人種差別的なメッセージについてのツイートを見た。 そのメッセージ自体ひどいものだったけど、…

  • ピルその後2

    ジェミーナは2シート目を一列飲んだところ。 生理予定日あたりから出血があり、いまだに続いている。 おりものシート一枚で一日過ごせる程度の量。 婦人科で紹介状を貰って、心療内科に行ってきた。 初診なので1時間時間をとり、30分カウンセリング、30分診察。 こんなにじっくりと話を聞いてもらったのはいつぶりだろう。 今は、親友はなかなか会えず、家に大人は私だけなので、 必然的に話し相手は母や姉になる。 母は「良いことを言おう」とするから不快である。 しかも、ドヤ顔で披露してくるその「良いこと」が、手垢がつきまくった陳腐中の陳腐ってかんじのことばっかりなのよね。 人と過去は変えられない!自分が変わらな…

  • ピルその後

    ジェミーナを飲み始めて1カ月が経った。 最初はつわりのような吐き気と頭痛、 数日でそれはおさまったけど、倦怠感と眠気が続いた。 最後の週はいつものPMDDの症状と同じかんじ。 子供のおむつとか食事とかそういう最低限のことしかできないでひたすら死にたさに耐えていた。 この子達を殺して私も死のうか、とふっと頭によぎってしまう。 顔も洗う気力がなくて、前日の日焼け止めの上から今日の日焼け止めを塗る体たらく! いつも飲んでるお肌のためのサプリを飲む元気もなくて肌の調子もいまいちで余計ゲンナリする。 昨日は一日中ひどい頭痛と嵐のような下痢。 夕方になると頭痛は治り、死にたさがやっと消滅! 久しぶりにまと…

  • 呪われてるのを自覚するのはこわいことだけど

    元夫が変わっていったのは転職してからだったが、 元夫の転職後の職場は(聞く限りだが)ものすごくホモソーシャルな環境だった。 Wikipediaからコピペしますが、 ホモソーシャル (英: homosocial) とは、恋愛または性的な意味を持たない、同性間の結びつきや関係性を意味する社会学の用語。 男性間のホモソーシャルは体育会系などで顕著に見られる緊密な絆で、しばしばミソジニーあるいはホモフォビアが伴う。ホモソーシャルな関係によって、強制的に異性を愛すること、そして女性の家事労働に頼ることが前提として成り立っている家父長制が構成される。 元夫は色々とクズだったが、元々はフラットなジェンダー観…

  • おまたは一本おしりは二本

    「ママ、おまたには一本線が入ってて、 おしりには二本線が入ってるよね」 と娘に言われた。 たしかにおまたには一本線が入ってるけど、 おしりに二本線?? 困惑していると、 「おまたには一本線が入ってて、 おしりには二本線があるからそれで見分けるんだよ!」 と誇らしげに「おしりおまた見分け法」をレクチャーしてくる娘。 パジャマの話でした。 子供用のパジャマって後ろがこんな感じになってておしりの丸みに沿うようになっているのです。 昨日の夜は、もう死のうー!もう死ぬぅー!死にてーよーーー!という気分だった。 PMDD酷すぎて月の半分鬱だから一週間前からピルを飲み始めたのだけれど、 副作用なのか生理中だ…

  • KINTO

    インスタントコーヒーを入れる容器を探していて、 KINTOのBOTTLEITを買ってみたらとても良かった。 注ぎ口に段がないからコーヒーが溜まらないし、 コルクの蓋も想像以上に気密性がある。 KINTOのボトルが好きで、BOTTLEITのドレッシングボトルと、 写真真ん中のウォーターボトルも愛用している。 その中ではウォーターボトルだけPCT樹脂だけど、 ガラスのような透明度で綺麗。 作りがシンプルで洗いやすくてすごく気に入っている。 で、そのBOTTLEITのコピー商品がダイソーで売っているのですよね。 もちろん、素材感や佇まいの美しさの差は歴然だし、 コルクの部分もダイソーの商品は粗くて気…

  • 娘不在の夜

    可愛さしかない奇跡の4歳こと我が娘が実家に泊まっているので残った子供2人と就寝。 2歳の末っ子はスピースピーと鼻くそのつまった寝息をたてている。 お気に入りのハローキティのもこもこパジャマを着て隣で眠る娘がいないととてもさみしい。 さっさとお風呂に入って寝ればいいのに、あったかくなってきた布団から出るのもなんとなく惜しい気がしてゴロゴロとネットなどして無為な時間を過ごしていると、 耳元で唐突に猫の鼻息が聞こえた。 横を見ると、いつのまにか顔のそばに音もなく忍び寄っていたらしい猫が、 渋谷のハチ公像のようなポーズでやたら胸を張って座ったまま寝ていた。 パチパチ音をたてて燃える薪ストーブのある部屋…

  • 猫がウンコを踏んだ、左足で

    猫のトイレの掃除をしていると、 目の前で猫がウンコをしはじめた。 ムリムリムリムリ…と、目に染みるほどくさいウンコが猫のお尻から出現する。 本日2度目のうんこ。快便で何より。 そして、カシャカシャカシャと後脚でウンコに砂をかけているのをなんとなく見ていたら、 モロに左足でウンコを踏んづけた。 今日出した中で一番大きい声で「アッ!!!!!」と言ってしまった。 猫は私の大声に驚くわけでもなく、残りの砂かけを終えるとトイレからひらりと出ていった。 そして数歩進んだところで左足を「ぷるぷるぷる」とやった。 わりとモリッとついていたウンコが飛び散った。 私はもう声も出さずにただそれを眺めていた。 猫は肉…

  • レイプ・カルチャーとは

    性暴力が存在することが普通のことだと捉えられていて、 レイプをしないように教えられるのではなく、「されない」ように教えられる文化のこと。 ちょっと用があるから家に来て欲しい、と言われて家に行ったらセックスを迫られた。 という話をネット上でしている人に対しての声のほとんどが、 「家に行ったら当たり前」「家に行くって"そういうこと"でしょ」 という内容だった。 幼いうちからの、性的同意についての教育が必要。 私の身体は私だけのもので、あなたの身体はあなただけのもの、 勝手に触らないようにしようね、勝手に触らせないようにしようね、と、 自分の子供達には常々言っているけど、 刷り込まれてしまったものを…

  • 歯科医、美容師

    離婚以降、ケツの青い子供か死にかけのじいさんとしか触れ合っていない私は「生殖能力のある(とされる)年代の男性」に対する免疫がほぼ処女なので歯科医や美容師などに簡単にコロっといってしまう。 普段男性と会話すらしないのに、鏡ごしに見つめられながら髪を触られたり、 歯科医なんてさ、歯医者さんこわいよー!気分の時に優しくしてくるから吊橋効果も相まって求婚してしまいそうになるよ。 先日は薄い茶色の目をした儚げな歯科医に優しく唇をまくりあげられ歯石取りをされてしまった。 こんなんほぼ子作りやろ… 離婚から一年、チンコとかもう見たくねー!と思っていましたが、 最近はちょっとまた恋をしてみたいななんて思ったり…

  • 育んで守るもの

    血を分けた子供を産み育ててみて最も強く思ったことは、 血の繋がりなんてなんの意味もないな、ということだった。 産んだから親子なんじゃない。 この子を育てるぞ、この子を愛すぞ、という決意と覚悟をして、 向き合い、通じ合い、積み重ねた双方向の絆、それこそが親子の証なのだ。 母性神話なんてカスですよ。 虐待する親、子供を捨てる親、子供放置で遊び回る親、そんなの掃いて捨てるほどいるじゃん。 努力して、覚悟して、それで初めて手に入るのだ。 親子の絆、子供からの親に対する信頼というものは。 それでも小さな子供というのは親子関係が彼らの世界のほとんどを占めていて、「あなたが全て」という顔で無償の愛をくれる。…

  • 外から見たんじゃわからないよね

    妻が急死し借金を作りまくって首吊り自殺をしたアルコール依存症の叔父は、 飲み仲間達からは羽振りのいい明るい人だと思われていたらしい。 私もきっと周りからは元気な人と思われてるんだろうけど、 この一年間で2回ほど「まじで死のっかな!」と思った。 あれは別居したばかりの冬で、3人の子供を寝かせてから一人でゆっくりお風呂に入っていた。 脱衣所の電気は消して、クリスマスツリーに飾るみたいなフェアリーライトだけつけていた。 浴室のドアのガラスごしにぼんやり見えるその光を見ながら長い入浴をして、浴室から出た。 静かな暗い家、ライトがきらきらと光っていた。 ああ死のうかな、と、本当に唐突に思った。 おえおえ…

  • 映画「イエスタデイ」

    Amazon primeでイエスタデイという映画を見た。 スーパーで働きながら歌手を目指すもパッとしないジャックがひょんなことから「ビートルズが存在しない世界線」に飛ばされ、 ビートルズの歌を発表してスターダムに…という話。 主人公がとことん善人で、ハッピーエンドなのが良かった。 「ビートルズが存在しない世界線」でジョンレノンが生きていたシーンは泣いてしまった。 78歳になったジョンレノン、見てみたかったよなぁ。 見終わってからもずっと暖かい余韻の残る映画だった。 映画のことを思い出しながら、夕食の準備中にビートルズを聞いた。 in my life、オブラディオブラダ。 人生は祝福されている、…

  • 洗濯機へ。

    勝手にすすぎを一回にしないで下さい。

  • 鼻の記憶

    昨日子供にパシられていちごジャムを買いに行った帰り道、 自転車を漕いでいたら突然鼻が何かの匂いを思い出した。 正確に言えば思い出していたのは脳なんだろうけど、 鼻が思い出したとしか形容できない感覚だった。 鼻が思い出してるんだけど、 ああこの匂いなんだっけ、とギュウギュウ詰め込んだ引き出しからパンプス用靴下のもう片方を探すみたいに記憶の引き出しをあさる、その漁ってる場所は脳なかんじがする、という不思議な感覚。 そしてやっと探し当てたのは「ゆでぐりの匂い」でした。 ゆでぐりかよ!と、自転車(私の持ち物の中で一番高い18万円もした電動自転車)を漕ぎながら驚いた。 だってゆでぐりって、「人生で食べた…

  • 今日は雨 ベランダのサンダルが濡れてしまった

    自分と違うものはひとくくりにして名前を付けてラベルを貼ってしまえば自分は無印の「普通」でいられる。 「無思想」を自称するのって、そういう思考が透けて見えてる。 「普通」とそれ以外。「普通」と違うものだけ名前が付けられて、 「普通」なのは無いのと一緒、あるのは異端ただそれだけです、というスタンス。 無思想の人なんていないでしょう、みんなそれぞれ何か思ってるでしょう。 ただそれを言って「めんどくさいやつ」ってなるのが嫌なだけなんでしょう。 議論もできない未成熟な人間関係なんて捨てちゃえばいい。

  • もうみんな他人のことなんてほっとこうぜ

    小一の息子が学校で絵の具セットを注文。 水色地にスヌーピーが描いてあってボタンがキラキラしているものを選んだ。 女子達に「女の子みたい」と言われたらしい。 「何を選ぶかとか何をするかとかに性別なんて関係ないのにね!」 と憤っていた。 「子供」というやわらかな人格にとって大切なのは、 まずは「自分」の土台というか軸をしっかりさせることなのではないかと思っている。 私は私であり、いついかなる時もどんな自分でも尊いのだと思える強固な土台。 どんな「らしさ」も押し付けられる必要はないのだとはねのける事のできる強さというか図太さを、 手にして欲しいと願っている。 私もまだまだ若輩者ですが、煩雑な雑音を「…

  • LINEのメモ

    LINEのメモに書いてあった、ブログに書こうと思っていたであろうこと。 吉川晃司かと思ったらムロツヨシだった。 これはヒゲを生やしてグレイヘアーの男性がテレビに出ていて、 吉川晃司だと思っていたらムロツヨシだったんですね。 いつのまにかムロツヨシがちょいしぶオヤジ感を出していた。ただそれだけです。何も面白くないです。 連絡帳、マッキー…は買うものメモ。 「無から髪を出現させている赤ちゃん」というのは、 ハゲ頭に生えているホヤホヤの産毛のような髪を無理矢理縛っているものだからゴムでくくられている部分だけが髪密度が高くなりそこだけ髪を遠くから視認できる状態になっていたのです。 エコバッグがいつも足…

  • 愛がありますか?

    うちの息子は今2歳。 と書き出して、 この文章のリズムはどこかで聞き覚えがある、と思った。 3歳、のほうがしっくりくるな。タタタタタタタタタタンタン… とても懐かしくて、何度も何度も読んだリズム… そうだ。 「ケリの明日美は元番長」だ。 実家にあった少女漫画だ。 確か題名は「愛がありますか?」。 検索したらAmazonにあった。 懐かしい… この漫画が物心ついた時からあって、 携帯もなかったあの頃、家にいて暇な時は実家にある黄ばんだ漫画を読んで過ごしていた。 ドラえもん、アラレちゃん、21エモン、銀河鉄道999、陸奥A子、小さな恋のものがたり、草むらのちいちゃん…そして、「愛がありますか?」。…

  • 私達はそれを誰かに押し付けている

    引っ越したはいいけど下水とガスが使えない。 工事が終わっていないのだ。 でも、実家にいることに耐えられなくなって引っ越しを強行したのでした。 で、どのように生活しているかといえば、 ガスはどうにでもなる。 電磁調理器も電子レンジもあるしカセットコンロもオーブンもある。 下水はちょっと困る。 食器洗いは使った水を溜めておいて、窓から庭に捨てている。 お湯も出ないから手が冷たいが、昔はみんなこうしていたのだなぁ。 トイレも流せないから、介護用のポータブルトイレを使っている。 最初は使い捨ての、ペットシーツでできた袋のようなものを使っていたけど、 あれは15枚入りで1800円もするんですよね〜。 試…

  • 当たり前だと見過ごしてることを

    子供はその目を通して私に見せてくれる。 最近引っ越しました。 元々テレビのルックスが好きではなかったのもあるが、 元夫が金もないのに買いやがった無駄に大きいテレビをこの家にはどうしても置きたくなくて、 我が家でテレビが必要とされるシーンは主に子供がゲームする時だけなのだしゲームを大画面でやりたい時はプロジェクターでやって、 テレビが必要だと思った時はプライベートビエラを買おう、という結論が出たのでした。 私はアマプラとかしか見ないし。 で、今日プロジェクターが届いた。 数年前断捨離熱が最も高かった頃、学生時代に15万で買ったプロジェクター(しばざきこうがcmしていた)をジモティという売買サイト…

  • スパムおにぎり

    ずっとスパムおにぎりが食べてみたかった。 先日、沖縄出身の知人がスパムをくれたので、 ついにその機会がやってきた。 コンビーフ方式の缶をくるくると開ける。 ちなみに私はコンビーフのことを意味わからん食べ物だと思っているのでコンビーフの缶など開けたことがないはずなんですけど、 スルスルと開けられたのは前世の記憶でしょうか。 みっちり入った謎ピンクで猫カン臭のするスパム…正確にはランチョンミートでしたが、 それはなんだか嫌な予感がする物体だった。 でもあんなにもスパムおにぎり!スパムおにぎり!と世間で人気なのだから美味しいに違いない。 いざ!実食! ランチョンミートはまずかった。 わけわからんくら…

  • 人生は続いていく

    風邪で欠席する息子の連絡帳を登校班の集合場所まで持っていく。 幼稚園は欠席の連絡はオンラインでできるシステムがある。 こういう所が嫌い、小学校って。 祖母が亡くなった。 あまり好きな祖母ではなかったし93歳だったので涙合計5粒くらいの悲しみ。 すぐそこに死体がある。 普通に考えたらものすごい非日常なんだけど、 仏間に寝てる死体を私達は当たり前に受け止めて、 綺麗にしてもらってよかったねと死体を慈しんだりしている。 祖父は祖母を全く大事にしていなかったけど、 一人で「俺もすぐ行くからよぅ」なんて話しかけていた。 「さっさと死ね」と祖母を嫌っていた父の目が赤い気がした。 いつも爪の間に泥がつまって…

  • 懐かしい匂い

    人生で一番ノスタルジックな匂いはプリントゴッコの版を作るときにビカッ!てしたあとの電球の匂いです。 あれを嗅いだら泣き崩れるな。 寒い冬の日に両親と姉と(私には兄もいるけどとくに仲良くないから思い出の一員からハブってる)原稿を書いてビカッ!てやってインクをのせて一枚一枚ピッてした。 まだ若かった父と母、石油ストーブの匂い、おもちの食べ過ぎにちゅうい!という自分では面白いと思っていた年賀状の文言…うう… その時は最後だって意識してなかったけど、 今思えばあれが最後だったなってことがたくさんある。 母と西新井で見た映画、おんぶひもで息子をおんぶしたこと、おばあちゃんとの会話。 今からでもできること…

  • 育児ハック

    子供にイライラしてしまう時ありますよね。 そんな時は鬼滅の刃18巻の、伊之助の母・琴葉が伊之助に言っていたセリフを声に出して言うのです。 「可愛いね 伊之助 ちっちゃいおてて 伊之助はあったかいね 私の宝物 一緒にいられて幸せだねぇ」 伊之助を自分の子供の名前に変えてつぶやけば、 この我が子との時間がどんなに有り難く貴重なものか思い出せますよ! はぁ。義勇…すき

  • 猫はいいよ

    というわけで私は今子猫を飼っているのである。 今までずっと自分は犬のほうが好きだと思っていたし、 猫は犬みたいに抱っこしてー抱っこしてーと来ないからつまらんと思っていた。 でもそんなんどうでもよくなるくらい子猫たん可愛い。ありえないくらい可愛い。 デザインがバグってる。これは現実か?神正気か?こんなに可愛さにステ全振りした生き物がいたら世界の均衡が崩れてしまう! か細いしっぽはぴこぴこと動き、成人式で振袖着るときにつける襟巻きよりもふわふわで、 ニャーン…とかフィクションみたいに鳴くのである。 もう何もしたくない。ずっと見てたい。 しかも子猫は私に懐いていて、手を入れたら必死でよじ登ってくるん…

  • 猫が来た

    我が家に猫がやってきました。 先週、姉の家の目の前の民家の庭で子猫がニャーニャー鳴いていた。 私は今新居の工事が終わるまで一時的に実家に住んでいるので、 「大事にしていた鳩レース用の鳩を食べられた恨み」を長年くすぶらせている父と「猫は家をボロボロにするしそもそも室内で動物放し飼うのはきたねー」と思っている祖父がいる実家に猫を連れ帰るのは不可能である。 でも、鳴き続ける超小さい赤ちゃん猫が気になり、何度も見に行った。 猫発見の翌日、子猫の鳴き声は前日より小さくなっていた。 私は良い年こいて「猫チャンがしんじゃうよーーーー!!!」と両親に泣きつき猫を連れ帰る許可を得たがその猫がいる民家の主はちょっ…

  • 贅沢だな〜!

    旅番組とかで地元の農家の食卓とかを見せてもらった時に芸能人が言う「贅沢だな〜!」が腹立たしい。 「ウワァ〜、贅沢だな〜!」 「最高の贅沢ですね〜!」 このお決まりの、そもそもメディアにしゃしゃりでてきて仮にもリポートをして日銭を稼ぐんなら「お決まりの台詞」なんか言わないようがんばれや!と思うんですがそのミニにタコもとい耳にタコな使い古されて埃がかぶるどころか腐臭すら漂わせる言い回しの、 何が嫌かって、 贅沢って「必要以上に物やお金を使う、それらを惜しまない、ふさわしい程度をこえる」って意味じゃろ。 だからその場面では「豪華だなー!」とかのほうがよりふさわしいと思うのですが。知らんけど。 あとな…

  • 9/28の記事について

    先月の28日に書いたナイアシンフラッシュに関する記事を非公開にしました。 いきなり500mgを飲み、フラッシュ起きないじゃーん!つまんねー!と更に500mgを飲んだあの記事です。 無事ナイアシンフラッシュを体験し真っ赤になり、しばらくしてそれも綺麗に治った(記事にはここまで書いてました。これを読んで真似する人がいたら申し訳ないので非公開にしました。)私は翌日「肌の調子いい〜!今晩も飲もう〜!」と思いながら呑気にケンタッキーフライドチキンを食べていました。 チキンを2本食べ終えた頃、くるぶしのあたりが痒くてぷちっと腫れていることに気付きました。 蚊に刺されたかな?とムヒを塗り、ポテトなどつまんで…

  • 空気のような…

    当たり前すぎて気付かなかったけど、 私こんなにも愛してたんだ、こんなにも大きな存在だったんだ。 ドラえもんが私にとってそんな存在だったことに最近気付きました。 昔ドラえもんで地底人の話を読んだ時、あまりに地底人が可愛くて、 私は人生初の「可愛すぎてつらい」という感情に悶えた。 地底人のことを、地底人がこんなにも可愛かった事を忘れたくなくて、地底人の絵を模写した… なぜか、「この地底人のことも今私がこんなにも地底人を可愛いと思ったこともいつか忘れてしまう」と思ってそれに超怯えてたのよね。 大丈夫…36歳になっても覚えてるよ…あの日の私よ…。 で、ドラえもんを愛している私は先日近くのマルイのキャラ…

  • 親愛の情のぬけがら

    用があり久しぶりに元夫と電話で話した。 私は元夫に未練は露ほどもないし、考えれば考えるほどに彼はくだらない人間だった。 でも、親しかった頃と変わらない口調で会話し電話を切った時、なんだか悲しくなった。 もう彼を愛していないけど、愛していた時の記憶はあって、親愛の情はもうないのにそのぬけがらは中々の存在感を持ってそこにあった。 今思えば、今思えばだけどその抜けがらの中身はいらないものだったよ。 でも、命がけでそれに在って欲しいと思った歳月が確かにあった。きらきら輝く美しい瞬間も、たくさん、たくさん。

  • 夢日記

    夢日記 - 糞母日記

  • 自分で取れ

    大阪なおみさんと伊藤詩織さんがタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。嬉しい。 ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏が亡くなり、彼女の「次の判事は大統領がトランプじゃなくなってから決めてほしい」という望みが叶いそうもないとのこと。 女性蔑視に立ち向かう人々に対する批判(大抵が批判にすらなっていない、対話不可能な文盲ミソジニストの発狂だが)を見聞きするたび、 なんなのこの世の中はと絶望しそうになるけど、 ギンズバーグさん、一ミリでも世界を良くするため頑張ってみるよ…となんとか心を奮い立たせてる。 べつに何もしてない私ですらこの絶望感。彼女達のすごさよ。 特権を持つ側はただ一つ正義によ…

  • お酒に関して少し

    山口くんが飲酒運転。 彼、というかアルコールも薬物も依存症に関してはもっと「医療的なアプローチが必要な疾患」という報道をしてほしいと思うわけですが、 私も今思えばアルコール依存症だったと思う。 周りの人は私のことをただのお酒好きだと思っていたし、 私が「また飲み過ぎてやらかしてしまった」と思うような事もそれを見ていた人達は笑い話にしていた。 人間関係が壊れたり大事な何かを失ったりしたことはなかったけど、 飲み始めたら途中でやめることができなくて、酔い潰れるまで飲んでいた。 お酒をおいしいと思った事はなかった。 でも、お酒を飲んだらそこに何かすてきなものがあるような気がして飲んでいたんだな。 「…

  • 斬新な犬糞処理をする男性

    毎日自転車で犬を散歩させている人がいるのだけど、 その人の糞拾いの方法が斬新。 魚をすくう網でうんこを受け、 その網をそのまま自転車のかごにぽいと入れて立ち去るのである。 その網どうするんだ? まあその網はゾンビが着てるTシャツくらい茶色くなっているのできっと中身を庭とかに捨てるだけなんだろうけど。 子供つながりで仲良くなった人、いわゆるママ友で、しばしば遊ぶ人達がいるんだけど、 その人達はとてもいい人達だけど、話しててモヤモヤすることがよくある。 女の子って◯◯じゃん?とか、やっぱ男の子ってそうだよねー!とか。 私は主語を大きくしてる話を聞くのが本当に苦痛でわりとまじで嫌なんだけど、 性差別…

  • 夢日記

    こうちゃんというのは長男。 一緒に卒業できたのがとても嬉しかった。 夢の中で、卒業式の途中で、あっ私とこうちゃんは学年が違うんだ と気付いた。 目が覚めて、こうちゃんとおはようのハグをして、涙が出た。 「時間がどんどん過ぎていく」と思った。

  • 狂気の隣人 2

    そしてパンク魔は、マジでやばい人類として、忌み嫌われる通り越して関わったら死・あるのみ!な全力回避推奨物件認定をされたのだった。 そして先日、すぐ近くで子供用の自転車が倒れている横に血溜まりがあって野次馬が数人集まっていた、と姉が言った。 えーっ!誰か事故に遭ったの?子供?そんな悲劇が起きてしまったの? 我々はとても心配した。 心配していると、パンク魔宅の前にパトカーと救急車が来た。 父は、パンク魔が誰かに刺されたのかも!?と言って、 気になりすぎるので園芸トーク希望を装って先程の野次馬の一人に電話した。 すると事の真相は、「パンク魔がゴミ捨て場から盗んできた折り畳み自転車で転んだ」だけだった…

  • 狂気の隣人 1

    この町には鼻つまみものがいる。 ゴミ捨て場を一日中監視する、 近所の犬飼育家庭に「犬うるさい」と落書きする、 犬飼育家庭の庭にクギ入りソーセージを投げ込む、 犬飼育家庭に放火予告の電話をするなどして、 近隣住民から忌み嫌われている。 ある日、彼の子供を注意した住民の車のタイヤがパンクしていた。 その後も次々とパンクする近隣住民所有車(きんりんじゅうみんしょゆうぐるま)のタイヤ達! タイヤはどれも何か鋭利なもので刺されていた。 全員が、一寸の迷いもなく、犯人はあいつだろうな、と思った。 そしてある夜、「今夜奴は現れる」と予感した一人の住民が駐車場で張り込んだ。 車内で隠れていると、案の定鼻つまみ…

  • 元気になった

    なんだかおセンチな日々を過ごしていた最近だったが、 ここ数日元気。 離婚から半年、やっと全ての手続きが終わったことと、 元夫の家族とのあれこれを解決したことが大きかったみたい。 自分ではダメージを受けているという認識はなかったとしても、 心の片隅にひっかかっている、程度のことが実はじわじわとダメージを蓄積させていたという事はよくあると思う。 知らないうちにタイヤに刺さったちいさなトゲがいつのまにかタイヤをへなへなにしてしまうみたいに。 タイヤにトゲ刺さったことねーけど。 顔認証 戸惑うほどの化粧して 結婚生活最期の日を待つ

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