労働安全衛生上の話題や、リスク管理、危機管理などについて自由に 発信します。 また、ときには社会問題についても言及していきます。
1 さくらのブログに不具合発生 さくらのブログは、私が「実務家のための産業保健」で利用しているさくらのレンタルサーバの補助機能です。 さくらのレンタルサーバでは、ブログ作成のアカウントの新規受付を3月2日で停止するため、ブログ作成を検討している場合は、それまでに作成するよう…
1 人権問題で企業が炎上問題を起こす2つのパターン (1)意図的なヘイトを行うケース
1 厚労省が第三次産業の労働災害防止対策を要請
コロナの感染が怖くて出張を自家用車で行わせた。事業者のリスクは?
1 出張を自家用車で行わせるリスク
1 かつて労働災害は減少するのが当然であった
1 大切なことは法律順守ではない 福島第一の原発事故から10年が過ぎた。現在もなお、地元住民や避難民はその負の遺産に苦しんでいる。廃炉処理はおろか汚染水処理のめども立っていない。 福島第一の事故について、事故調査・検証委員会委員長を務めた畑村洋太郎氏が次のように述べておられる。この論稿は、大いに参考となるもので、3月号の第3回と合わ…
1 産業医の一部業務のリモート化 …
ミャンマーと企業のリスク管理。人権意識を持つのか持たないのか。
1 ミャンマーの軍事政権の人権侵害への国際社会の対応 ミャ…
1 緊急事態宣言ではウイルスに勝利できなかった 不思議なことに、誰もここまで長引くとは思っていなかったようだった。2020年3月末のことである。客観的にみて、その当時、ウイルスに勝利する方法など、何もなかったにもかかわらずである。 同年3月14日に改正特…
1 芸能従事者の事故防止対策の政府要請と芸能従事者の労働者性 3月26日に、フリーランスを含めた事故防止対策について、厚生労働省など3省1庁連名の文書が発出されている(※)。 ※ 他省庁にまたがる事業者団体宛の文書というのは、実は、かなり珍しいもの…
1 汚染水を薄めて排出?
1 厚生労働省の厚労科研の調査結果速報
1 事務所則及び安衛則の改正準備が進んでいる 3月24日に「事務所衛生基準のあり方に関する検討会」の報告書が公表された。 この報告書は、専門家の他労使の入った厚労省の委員会が提出したものである。労使が承認しているものなので、そのまま事務所則の改正につながる…
作業環境測定と特殊健康診断は行っている。リスクアセスメントは?
1 ある衛生管理者の方からの質問 …
1 マイクロソフトの世界労働者への調査
1 神奈川の異臭騒ぎ 「ガス臭い…
1 令和2年度(2020年度)労働衛生コンサルタント試験口述試験 令和2年度(2020年度)の口述試験の結果が厚生労働省から公表された。合格者の方に心よりお祝いを述べるとともに、惜しくも不合格となった方の健闘を称えたい。 さて、「試験協会NEWS(令和3年冬季号)」に、今年度の口述試験受験予定者数が載っている。この予定者数は、筆記試験合格者数…
1 労働災害とは 職場で新型コロナに感染した…
1 緊急事態解除の議論が分かりにくい
1 それは石綿含有製品の“発見”からはじまった
1 教育現場におけるデジタル教科書の拡大 <…
1 教育で最も難しいこととは 労働安全衛…
1 警察庁が「令和2年中における自殺の状況」を公表 予想されていたことではあるが、2020年の自殺者数は大幅に増加した。警視庁の「令和2年中における自殺の状況」による確定数値が3月16日に公表された。 下図は、私のサイトに掲示したもので、自殺者数を労働者と労働者以外に分けてグラフ化したものである。
1 それは違法な建築物だった …
1 はじめに 現在で、日本国の内外に様々なWEBサイトに、無償で利用できる化学物質のリスクアセスメントツールがアップされている。国内のサイトにアップされているツールで最もよく利用されているものは、おそらく厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」にアップされている「
1 2000年問題と北朝鮮のミサイル (1)我が国政府の危機管理のなさ 日本の政権が危機管理ができないのは、第二次大戦突入以前から一貫している。だが、大戦のときは自民党という政党は存在していなかった(※)ので本稿では触れない。まず、自民党の危機管理能力のなさを如実に表した例として2000年問題を挙げよう。などというと、すでに忘却の彼方の…
1 Visual Studio Codeを使ってみた
帰化した日本人の「旧姓」について。安衛法令上の免許と技能講習
1 旧姓をめぐる一部の誤解 労働安全衛生法の免許証と技能講習修了証の氏名欄に、旧姓と通称が併記できるようになる(2012年4月施行)ことは、このブログの「安衛法の免許証等への旧姓・通称の表示について」でもお知らせした。この記事でも述べている…
1 企業は行政通達って守らなくてもよい? これホント? 「行政から出される通達とは、行政の上級機関から下級機関に対して出される命令である。従って、国民(企業も国民が運営している)はこれを守る必要がない」と言われることがある。これは、本当だろうか? 実は、これは法的には正しいのである。事実、通達による行政指導に従わなかったからと言っ…
1 喫煙による死亡リスクの高さは? 昨日のこのブログの記事「不慮の事故等(死亡原因)による死亡件数」で、喫煙による超過死亡者数が、1年間に12〜13万人になるとお示しした。この数値は、厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室が2012年2月27日の「
1 様々な原因(事故等)による死者数 政府の統計による様々な原因による死者数をまとめてみた。なお、死者の定義が統計によって異なっており、単純に比較できるものではない。あくまでも「この程度」という感覚で見て欲しい。また、それぞれの死者には重複があり得ることをお断りしておく。
1 60歳を過ぎて5つのことを止めた 60歳を過ぎて役人生活に終わりを告げてから5つのものを止めようと決めた。 といっても、あくまでも「原則として」に過ぎないのだが。 その5つとは、アルコール、煙草、エレベータ、エスカレータ及びテレビである。こういうと驚かれることがあるが、実は、それまでもほとんど使っていなかったものだ。
1 企業のメンタルヘルス対策の目的は「安全配慮義務」の履行ではない 「企業のメンタルヘルス対策の目的は、安全配慮義務のためだ」
1 五輪のリスク評価はできているのか 昨日、このブログで「菅総理は、五輪によるコロナ感染者数の予測を示せ!」という記事を書いたところ、絶妙のタイミングで橋本五輪組織委会長が医学的、科学的な知見を踏まえ、専門家、政府、都と連携して、国民に“これであればできるんだ”という安心感を持っ…
1 五輪によるコロナ感染のリスク管理はどうなっている?
1 まさかのサポート停止 あれっ、何か表…
1 ジャングルジム火災による死亡事故 木製ジャングルジムが発火し、火災で5歳の児童がなくなるという痛ましい事件が起きたのは、2016年11月の神宮外苑のイベントでのことであった。 火災が起きたジャングルジムは、木製の角棒を組み合わせたもので、同年11月16日に掲載された朝日新聞DIGITALの写真(火災の前日に写されたもの)を見ると、内部にかなりの量の木屑が巻き付けられ、一番外…
1 安衛法上の免許証等への旧姓・通称
1 インダストリアル・ハイジニストって誰 先日、このブログでも取り上げた「職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会中間とりまとめ」だが、その内容は、一定の条件の下で国の規制を離れた自由な管理を認めることを志向するものとなっている。分かりやすく言えば、事業場における化学物質管理の…
1 福島県で地震発生2021年2月13日福島県を中心に最大震度6強の地震が東北地方を襲った。気象庁は、速やかに津波の危険はないと発表をした。これは正しい対応だった。そのことで、人々は避難行動のための余裕を持つことができた。だが、2011年の震災で日本を恐怖のどん底に落とした福島第一はどのような状況なのだろうか。午前2時になって、菅総理は記者団の取材に応じた。そして…
1 職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会中間とりまとめ 厚生労働省から「職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会中間とりまとめ」が2020年1月に公表されている。その冒頭に国のリ…
1 労働安全衛生規則等の改正 2020年2月25日に、安衛則の改正が公布された。主な内容は、これまで氏名欄への旧姓や通称の標記が認められていなかった点を改正し、併記ではあるが旧姓や通称の表示が認められるようになるものである。また、併せて安衛法上の免許の申請書と免許証から性別表示がなくなるのである。ご存知の方も多いと思うが、運転免許証ではすでに実施されていること…
1 新型コロナのリスク評価 新型コロナが騒がれ始めたとき、2020年の2月頃、正直に言って「恐れすぎ」という気がした。確かに新型コロナの感染リスクに対して必要な対応は採るべきだが、どのような対応にもデメリットは存在している。やりすぎもまた、弊害があるのだ。 新型コロナの問題は重大なものではあるが、従来型の肺炎で亡くなる方や、結核で亡くなる方に比して、新型コロナで亡くなる…
1 保護具の利用実態 保護具を効果的に使用するためには、�@正しいものを選び、➁正しく使用して、�B正しく管理しなければない。このことは、誰でも判っていることなのだが、残念ながら我が国の職場ではそれが実践されていないケースが非常に多いのである。私は、その大きな原因は事業者の「法令遵守主義」にあると思っている。「法令遵守」は良いことではないかと思われるかもしれ…
1 溶接ヒュームの測定に関する行政通達 溶接ヒュームの測定に関して、厚生労働省の安全衛生部化学物質対策課長名の通達でQandAが出されている。確かに、今回の改正が、分かりにくい面があることは事実だろう。そもそも母材か溶加材にマンガンを使用している場合、屋内のアーク溶接作業については、…
1 コロナ禍と危機感 昨年の初めにコロナ禍が騒がれたとき、ここまで長引くと思っていた人はあまりいなかったと思う。 2020年3月末に患者数が急増して恐怖感を覚えたものだが、緊急事態宣言が発令されると患者数は大きく減少した。 その後、国民もリスクに慣れてしまい、東京、大阪の大都市圏でも新規患者数が急増しても、あまり恐怖感を感じなくなってしまった。それはそれで冷静な対…
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