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測定士の日記 https://sokuteishi.seesaa.net/

作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。

kuman
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2021/02/23

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  • 関係法令7回目解説

    関係法令の7回目は機械、器具に関することです。 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するため使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが42条の趣旨です。 再圧室というのは高気圧作業安全衛生規則に定められているもので、高圧室内作業者又は潜水作業者について救急処置を行うために設置するものです。こういったも…

  • 労働衛生一般7回目解説

    労働衛生一般も7回目は金属による健康障害に関することです。 ヒ素では皮膚に表れる角化症、黒皮症の他、クロムと同様に鼻中隔穿孔が揚げられます。 クロムは皮膚感作性の他、長期間のばく露では肺がん、鼻中隔穿孔などを引き起こします。 カドミウムによる肺気腫、腎障害、鉛による貧血、腹部疝痛、亜鉛ヒュームによる悪寒発熱関節痛など、無機ニッケル化合物による皮膚炎、気管支喘息などはこの機会に覚えて下さ…

  • 分析概論6回目解説

    分析凱概論の6回目は濃度の換算に関することです。 容量が50mL、密度1.10g/cm-3なので重量は50×1.10で55gあります。これの質量パーセントが20%なので、塩酸の重量は55×0.2gです。 これと水50mL、密度1.00g/cm-3が混ざる訳ですから、全重量105g中に塩酸55×2gあることになります。 よって、最も近い値は質量パ-セントとして10.5%ということです。 問題の解説はこれだけです。このようないわゆるサー…

  • デザイン・サンプリング6回目解説

    デザイン・サンプリングの6回目は個人サンプラー法に関することです。 個人サンプリング法による測定対象は低濃度管理物質が揚げられていますが、コバルト及びその無機化合物、3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン、トルエンジイソシアネートが上がっています。シアン化カリウム、マンガン及びその化合物は令和2年2月17日付けの基発0217第1号のガイドラインには上がっていません。 マンガン及びその化…

  • 関係法令6回目解説

    関係法令の6回目は製造許可に関することです。 製造に際して厚生労働大臣の許可が必要なものは、労働安全衛生法第56条第1項で定められていますが特定化学物質の第1類物質が該当します。 第1類物質7種は、ジクロルベンジジン及びその塩、アルファ-ナフチルアミン及びその塩、塩素化ビフェニル(PCB)、オルト-トリジン及びその塩、ジアニシジン及びその塩、ベリリウム及びその化合物、ベンゾトリクロリドです…

  • 労働衛生一般6回目解説

    労働衛生一般の6回目は粉じんの粒子に関することです。 粉じんの空気力学相当径はアンダーセンのような動的な手法によって求められるもので、顕微鏡によって求められる幾何学的相当径とは異なります。空気力学的相当径はその粒子と同じ終末沈降速度を持つ、密度1g/cm3の球形粒子の直径のことです。 吸入性粉じんの空気力学相当径によって沈着する部位は異なってきます。小さい粒子ほど肺の深部に到達し大きな粒子…

  • 分析概論5回目解説

    分析概論の5回目はpHの計算に関することです。 pHの定義とモル濃度の定義は与えられていますから、計算するだけです。 [H+]の書き方がモル濃度を示すというのは平衡定数を考えるときも同じ約束事ですから覚えておくように。 pHが1の溶液ではH+イオンが0.1mol/L(-log[0.1])ですから、これが5倍に薄められると0.02mol/L(-log[0.02])の溶液であるということです。 対数内の掛け算は元の真数では足…

  • デザイン・サンプリング5回目解説

    デザイン・サンプリングの5回目は騒音の測定に関することです。 騒音の測定では影響が及ぶ範囲として概ね80dB以上の場所を選定し、80dB未満のデータは評価から外します。これは平均値を下げてしまうことを避けるためです。 騒音の測定でも測定点の位置は6mを超えないごとに縦と横の線を引いた交点に置きます。測定位置での高さですが、作業者が立っているときの耳の位置を想定して120nm以上150cm以下としています。…

  • 関係法令5回目解説

    関係法令の5回目は作業環境測定士でなくても行える測定に関することです。 坑内作業では様々な制約が発生しますが、温度については28℃を超えるおそれのある場所について半月ごとに1回、気温の測定を行わなければなりません。 著しい騒音を発生する職場での騒音の測定は6か月ごとに1回、定期に等価騒音レベルを測定することになっています。 海水の滞留している暗渠内は酸素欠乏及び硫化水素の発生に両方に配…

  • 労働衛生一般5回目解説

    労働衛生一般の5回目は発がん物質に関することです。 ビス(クロロメチル)エーテルでは肺がん、ベンゼンでは白血病の他、塩化ビニルと同じく中枢神経系強制刺激性症状があげられています。 設問にあるベンゼンによる肺がんというのは明らかにおかしいと思って下さい。 見る文献にもよりますが、ベンジジン、β-ナフチルアミン、4-アミノジフェニル、4-ニトロジフェニルは尿路系腫瘍だけが健康障害に挙げられていま…

  • 分析概論4回目解説

    分析概論の4回目は気体の分圧に関することです。 気体の分圧はモル数の比で決まります。一酸化炭素84gは3mol、二酸化炭素88gは2molですから合計5mol。これが混合する訳ですから一酸化炭素の比率は3/5、二酸化炭素は2/5。0.6気圧分が一酸化炭素の分圧になります。 気体は種類に関わりなく1モルの体積が決まりますから、モル数の比だけを見ればいいのです。 空気の組成は窒素と酸素ですが、実はどちらも厄介…

  • デザイン・サンプリング4回目解説

    デザイン・サンプリングの4回目はB測定に関することです。 B測定は発散源に近接した場所で最も高濃度になると思われる位置及び時間を選んで行います。このとき労働者がその位置にいなくても、立ち入ることがある場所であれば、測定して差し支えありません。そのような場所が複数あり、どの位置が最も高濃度に達するか判らないときは、そのすべてで測定した値の最高値をB測定値として採用します。平均値を使うのではあ…

  • 関係法令4回目解説

    関係法令の4回目は作業環境測定の頻度や記録の保管期間に関することです。 作業環境測定の頻度と記録の保管についての出題です。 測定間隔は6ヶ月が原則ですが、これと異なっている放射性物質(1月)、鉛(1年)に注意して下さい。 有機溶剤、粉じん、特定化学物質は原則どおり6ヶ月です。 記録の保存期間についても抑えておいて下さい。 記録の保存は原則3年のものが多いが、これと違っている放射性…

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