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測定士の日記 https://sokuteishi.seesaa.net/

作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。

kuman
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2021/02/23

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  • デザイン・サンプリング10回目解説

    デザイン・サンプリングの10回目は問17が放射性物質のサンプリングに関する知識、 問18が統計に関する知識です。 ベクレル(Bq)とは、食品や土壌に含まれるセシウムなどの「放射能の総量」を表し、1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量であると定義されます。 ここで注目して欲しいのは1秒間あたりということです。ですから単位(Bq)の次元は(s-1)を持っているのと同じです。 空気中の…

  • 関係法令10回目解説

    関係法令の10回目は問17が粉じん障害防止規則、 問18が事務所衛生基準規則に関することです。 特定粉じん作業を行う作業場においては、発生源を密閉する、湿潤化するなどの発生源対策、局所排気装置の設置など工学的対策が必要で、局所排気装置は発生源の種類によって要求される形式が決められています。 特定粉じん作業では局所排気装置、プッシュプル換気装置の設置が必要で、全体換気装置では要件を満たしま…

  • 試験でゆとりを生むコツ

    先週久しぶりの現場に出て思ったことですが、現場は臨機応変に対応が必要ということです。作業の順序を間違えると手間ばかり増え、時間がかかってしまします。それがために測定のタイミングを逃してしまうと良い測定は出来ません。準備の段階から作業の手順を考えておくことが大切です。 ただし、現場というのはなにが起こるか判らないもの。工程の都合で、準備した順序を替えなければならないことは多々あります。想定して…

  • 労働衛生一般10回目解説

    労働衛生一般の10回目は問17が労働衛生保護具に関すること、問18が防毒マスクに関することです。 電動ファン付き呼吸用保護具は周辺の空気をろ過したあと、面体内に供給する呼吸用保護具です。したがって、酸素濃度が18%未満の場所では使用出来ません。 粉じんとオイルミストが混在する場合、液体、固体の両方に対応できることが必要です。また有害物質を含む場合は捕集効率の高いものを使用する必要があるの…

  • 分析概論9回目解説

    分析概論の9回目は問15が原子吸光光度法に関すること、問16が蛍光光度法に関することです。 フレーム原子吸光分析法は、高温のフレーム(炎)中で金属元素などがばらばらの原子の状態になり、蒸気として存在するとき基底状態にある原子が励起されるための光エネルギーの吸収を感知しています。このとき金属元素に吸収されるのは共鳴線のエネルギー線です。原子の吸収できる光のエネルギーは原子によって決まっており…

  • 合格したら考えて欲しいこと

    作業環境測定試験の願書は6月18日に締め切られましたが、願書を出した人は間違いなく受験できるよう日調整して下さい。 毎年、業務都合で受験できない人が多く出ているようでもったいないです。特に業務に就くために資格を取ろうとしている人は、試験を受けることを強く主張してもらっていいですから。 2種の資格は作業環境測定士としてはもちろんですが、労働衛生の専門家になるための第一ステップです、インダス…

  • デザイン・サンプリング9回目解説

    デザイン・サンプリングの9回目は問15が簡易測定器に関すること、問16が放射性物質の採取に関することです。 光散乱方式の光源には白色ランプ又はレーザー光源が用いられ、粉じんがこれを散乱し、受光部でこの光を検出して測定します。最近の相対濃度計は半導体レーザー光源が用いられています。粒子があまりにも小さいと光が十分反射せず、相対的に感度が低くなります。 検知管の変色域が斜めになった場合、変色…

  • 個人サンプラー法

    工場の測定に10年ぶりにいった。溶接をしている現場なので、ヒュームの測定が必要だからだ。今回の法令改正で来年3月31日までに測定は終わらさないといけないが、溶接をしている工場は大手だけでなく、街の中小の工場も溶接をしているところはすべて対象だ。 大手は一つの工場敷地内に何棟もあり、その棟の中で、グループごとに層別していく。つまり何か所も必要ということ。作業をしている全時間帯を対象にするか…

  • 関係法令9回目解説

    関係法令の9回目は問15が有機溶剤中毒予防規則に関すること、問16が電離放射線障害防止規則に関することです。 有機溶剤中毒予防規則では取り扱い作業場において作業主任者の選任が義務付けられています。有機溶剤の種類による例外はありません。業務による例外は試験研究の業務であり、その他は選任の義務があります。 第1種有機溶剤を扱う業務を行う場所の表示は赤、第2種は黄色、第3種は青となります。 屋…

  • 法令改正のポイント 試験対策

    令和3年4月1日より溶接ヒュームが特定化学物質としての管理が必要となった。溶接ヒュームを発生する作業は特定粉じん作業としては扱われていないので、労働安全衛生法65条の作業環境測定を義務付けるものではない。ただし、事業者に要求される安全配慮義務、衛生的な環境を保つ義務は20条から28条の2までに記載があり、こちらの義務はかかってくる。今、事業者に求められているのはマンガンのそのもの測定結果を評価す…

  • 労働衛生一般9回目解説

    労働衛生一般の9回目は問15が有害物質の挙動に関すること、問16が局所排気装置に関することです。 混合有機溶剤では蒸気圧の高い物質から蒸発し、液相に残る溶剤の組成が変化していきます。そのため最初に発生した蒸気の組成と、あとから発生する蒸気の組成は異なります。 有機溶剤は空気の平均量よりも分子量が大きいので、単位体積当たりの重量は重くなります。したがって、空気中では低い場所に溜まりやすくな…

  • 分析概論8回目解説

    分析概論の8回目は問13がランバート・ベールの法則、問14が吸光光度法の一般的事項についてです。 吸光光度法が適用できる希薄溶液ではランバート・ベールの法則が成立します。 E=ε・c・d この式において モル吸光係数(ε)、吸光度(E)、溶液のモル濃度(c)、セルの光路長(d) 単位はセルの光路長(cm)、モル吸光係数(L/mol/cm)、モル濃度(mol/L)でEは無名数です。 …

  • 計算尺

    今日は資格試験での思い出を一つ。 今時、計算尺といって判る人がどれくらいいるだろうか。最も簡単な使い方は尺をスライドさせて、掛け算、割り算をすること。 目盛りが対数の間隔で打ってあり、掛け算は対数では足し算、割り算は対数では引き算になることを利用している。対数が苦手な人は一度経験してみるといい。公式の意味が良く判ると思う。 私は測定士の試験は受けていない。それは環境計量士として登録…

  • デザイン・サンプリング8回目解説

    デザイン・サンプリングの8回目は問13がデジタル粉じん計に関すること、問14が検知管に関することです。 相対濃度計では、粒子の散乱光を測定しているので、セルの中に取り込んだ粒子の流れの速さは指示値には影響しません。ただし、相対濃度計の吸引力は小さいので流れの速い場所では十分に粒子を取り込めない場合があります。 粒子の組成と粒径分布が一定で濃度が同じなら、相対濃度計の指示値は時間に比例して…

  • 災害統計

  • 安全衛生規則

    今日は試験解説を休んで回顧録を。 長い間測定の現場に出ているといろんな場面に遭遇することがあります。 圧延設備から出てきた製品を積み重ねて、結束する設備のある場所で、花を供えてあるのを見たことがあります。 何故かというと、ここで巻き込まれによる死亡事故が発生していたからです。現場では毎日、花瓶の水を替え、労災のあったことを忘れないようにされていましたが、やがてこれも途絶え、いつしか記憶の隅…

  • 関係法令8回目解説

    関係法令8回目は、問13が特定化学物質障害予防規則のうち測定、健康診断、設備に関すること、問14が有機溶剤の種類に関することです。 特定化学物質障害予防規則では物質の分類ごとに測定、健康管理、設備の要件が区分されており、これがこの規則を複雑にしています。 特別管理物質とは特定化学物質のうち発がん性があるか又はその疑いがある物質のことです。作業の記録は使用の都度残し、使用量や従事した時間は月…

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