問15 解説 局所排気装置の制御風速は囲い式で0.4m/s、外付け式の場合、側方吸引、下方吸引が0.5m/s、上方吸引が1.0m/sです。 特殊健康診断が必要になるのは屋内で有機溶剤が扱われている作業場です。 第1種有機溶剤、第2種有機溶剤では特殊健康診断も義務付けられています。特殊健康診断は6ヶ月ごとに行う必要があります。第3種有機溶剤はタンク内作業を行っている場合は特殊健康診断の対象になります。 第1種…
作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。
労働衛生一般の8回目は問13が電磁波、問14が電離放射線に関することです。 マイクロ波は赤外線より波長が長い電磁波です。マイクロ波は赤外線よりも波長が長く、照射部位の組織を加熱する作用があります。発熱による組織壊死が起こります。レーザーとは逆の領域です。 赤外線は可視光線よりも波長が長く、分子の振動に相当するレベルのエネルギー範囲であり、主な障害として白内障があげられています。 短波…
分析概論の7回目は問11が反応生成物量の問題、問12が中和滴定曲線に関する問題です。 炭酸カルシウムを塩酸で完全に溶解すると、次の反応がすべて完了したということです。 CaCO3 + 2HCl → CaCl2 + CO2 + H2O 1molの炭酸カルシウムから1moLの炭酸ガスが発生することになります。 炭酸カルシウムの分子量は与えれた数字から100となりますから0.2gは0.002mol つまり炭酸…
デザイン・サンプリングの7回目は問11がろ過捕集方法、問12が液体捕集、直接捕集に関することです。 ガラス繊維ろ紙にふっ素樹脂加工を施すと、吸湿性が小さくなります。ブランクを小さくできるのでより濃度の低いレベルに対応できるようになります。 ナフタレンは昇華しますからろ過捕集そのものが適していません。 鉛に限らずヒュームは粒子径が小さいので分粒することにはあまり意味がありません。オープン…
関係法令の7回目は 問11が労働安全衛生規則、問12が特定化学物質障害予防規則に関することです。 常時50人以上又は常時女性30人以上の労働者を使用するときは、労働者が臥床することのできる休養室または休養所を男女別に設けなければならない。 有害なガス、蒸気又は粉じんを発散する場所においてはその作業場外に休憩の設備を設けなければならない。 労働者が常時就業する場所の温度が10℃以下である…
測定士の仕事をしているといろんな会社に行くことになるが、ルールもそれぞれ特色がある。また、その時の業績によっても訪問者の扱いが変わっていく。 私が仕事を始めた頃は俗にいう失われた20年となる前だったので、各企業とも羽振りが良かった。例えば、昼食などは食券がタダでもらえた。従業員も福利厚生の一環として基本的に食券は支給されていて、来客と一緒に食堂で昼食するといった感じ。おもてなしのひとつだっ…
労働衛生一般の7回目は問11が騒音に関すること、問12が酸素欠乏に関することです。 騒音の暴露を受けると体がそれに対応してさまざまな変化を見せます。自律神経系や内分泌系にも影響を与え、交感神経の活動の亢進や副腎皮質ホルモンの分泌増加がみられます。そのため、人によってはめまいや動悸を引き起こすことがあります。耳鳴りを伴うようになるのもその変化のひとつです。 人が聴くことが出来る最小の音圧を20μ…
分析概論の6回目は問9が試薬の使用例、問10が検知管に関する出題です。 塩酸とアミン、水酸化ナトリウムと無機酸の液体捕集は中和反応を利用したもので、最も一般的な方法です。 活性炭素に吸着した成分を脱着する溶媒として二硫化炭素を用います。二硫化炭素は極性が小さく、活性炭と結びつきが強いため活性炭に吸着した成分をはがす役割をします。 メタノールは極性が強く金属キレートを生成した成分をはがすに…
デザイン・サンプリングの6回目は問9が有害物質の性質や物性、問10が固体捕集方法に関する問題です。 作業環境測定で遊離ケイ酸として扱うのは石英、トリジマイト、クリストバライトの3種類です。 コールタールは常温常圧で液体であり、空気中には液状の微粒子として拡散します。いわゆるミスト状での拡散です。 ヒュームは金属が気体から一気に固体になった時に生成する非常に微細な粒子です。ミストは液滴であ…
今日は試験解説を休んで、測定士の資格についてです。 最近1名仲間が減りました。家庭の事情なので、詳しくは申しませんが、1年ほど前に仲間に加わったばかりの若い測定士です。 前の会社でも活躍していたのは、現場の野帳を見れば判ります。実に几帳面に必要な情報が記録されています。 落ち着いたら、次の就職先でも測定士として活躍してほしい人材です。 測定士は初回の登録時に都道府県番号と個人番号が付与され、…
関係法令の6回目は問9が作業環境測定基準に関する問題、問10が作業環境評価基準に関する問題です。 騒音の測定においても測定基準通り測定点を配置しますが、測定点の高さは人が立って作業するときの耳の位置を想定しており、床上120cm以上150cm以下です。粉じんの測定では高さを50cm以上150cm以下とすることになっています。この違いに注意して下さい。 騒音の測定では10分間の等価騒音レベルを測定しま…
労働衛生一般6回目は問9が温熱環境に関する問題、問10が局所振動に関する問題です。 WBGTは屋内の場合、乾球温度は評価に加えず、湿球温度、黒球温度から算出すし、乾球温度は用いません。屋外の場合は自然通風下での湿球示度、黒球示度、自然通風下での乾球温度から算出します。 算出値が大きいほど影響が大きいことを表します。熱に順化した人は順化していない人よりも高い値に耐えられることになります。 W…
分析概論の5回目は、問7、問8とも測定に使用する機器の問題です。 2種類の金属の接合部に生じる起電力の差をゼーベック効果といいます。白金抵抗温度計は純度の高い白金の抵抗値が温度とともに変化することを利用しておりゼーベック効果とは関係ありません。 マイクロシリンジはガラス部分に均等に目盛が打たれており、針の部分は計量には含まれていないのが一般的です。 ガス高圧容器の色は法令で黒、赤、緑、灰色など…
今日、作業環境測定士の受験申請書を取りに行ってもらった。 各地とも労働基準協会などで配布するので、受験予定の方は忘れずに取りに行くか、安全衛生技術試験協会から送ってもらうと良い。初めて受験する方は、受験資格のあることを証明する書類が必要になるので、取り寄せる時間も頭にいれておくこと。 試験協会のホームページはこちら。 https://www.exam.or.jp/ 厚生労働省管轄は人の要件を要求するものが多い…
デザイン・サンプリングの5回目は問7が物質の極性、問8が試料採取方法についてです。 分子の極性を考えるとき注目するのは分子の形と電荷の分布です。電荷の分布に影響するのは電子を引き付ける力(電気陰性度)の大小です。 二硫化炭素は分子が直線状で左右対称のため無極性です。ベンゼンはベンゼン環の電子が共役二重結合で電子の分布が均等。四塩化炭素は分子が4面体で電荷の分布が釣り合っています。そのため極性が…
関係法令の5回目は問7が機械、器具に関するもの、問8が作業環境測定士に関するものです。 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するために使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが労働安全衛生法第42条の趣旨です。 電動ファンつき呼吸用保護具、ろ過材及び面体を有する防じんマスクは厚生労働大臣の定める規格が規…
労働衛生一般の5回目は問7が金属による障害、問8が有機溶剤による人体影響の問題です。 金属による健康障害はまず接触による皮膚への障害、ついで粉じん等を吸入することによる気管枝、肺への障害、そして神経系統への障害とありますが、金属それぞれ影響の現れ方に特徴があります。 ヒ素では皮膚に現れる角化症、黒皮症。コバルトも皮膚への障害。クロムは鼻中隔穿孔。インジウムは呼吸器に現れる間質性肺炎。また…
作業環境測定士試験の解説を続けてきましたが、ここで一息。 資格取得を目指しておられる方へのアドバイスになるかどうかは判りませんが私の経験から一つ。 作業環境測定士は取得まで非常に費用も時間もかかります。 試験合格後、2種の講習、1種は科目ごと。最近の受講料を調べたわけではありませんが、全部取ろうと思ったら大方50万円くらいにはなると思います。また、全科目の受講には足掛け2年くらいは必要になるで…
分析概論の4回目は問5はpHの計算、問6は濃度の計算といった問題です。 pHの計算は化学の最初に勉強する基本的な内容ですが、対数の取り扱いに戸惑う人が多いようです。希薄溶液でのpHの定義は-log10[H+]です。 ここで[H+]というのは水素イオンの体積モル濃度を表します。つまり、0.1モルの塩酸水溶液があって100%電離していると水素イオンは0.1mol/Lだから、pHは1.0ということです。この溶液を水で2倍に薄めると…
デザイン・サンプリングの4回目は問5が騒音測定に関すること、問6が有害物質の蒸気圧に関することです。 騒音の測定は指定作業場での測定ではなく、測定士でなくても担当できる分野です。測定点の置き方は測定基準によって決められていて、粉じんに準じて行うことになります。試験で良く出題される論点は測定点の高さです。 騒音の場合は作業者が立っているときの耳の位置を想定しています。粉じんの場合は作業者が座って…
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問15 解説 局所排気装置の制御風速は囲い式で0.4m/s、外付け式の場合、側方吸引、下方吸引が0.5m/s、上方吸引が1.0m/sです。 特殊健康診断が必要になるのは屋内で有機溶剤が扱われている作業場です。 第1種有機溶剤、第2種有機溶剤では特殊健康診断も義務付けられています。特殊健康診断は6ヶ月ごとに行う必要があります。第3種有機溶剤はタンク内作業を行っている場合は特殊健康診断の対象になります。 第1種…
問15 解説 可視光線は赤外線から紫外線までの範囲にあり、赤外線の方の波長が長くなっています。黄色は赤外線に近い位置にありますから青い光より波長は長くなっています。 赤外線は可視光線よりも波長が長く、分子の振動に相当するレベルのエネルギー範囲であり、主な障害として白内障があげられています。赤外線の領域は広いので、波長の短い方から近赤外線、中赤外線、遠赤外線と分類することがあります。白内障に関係…
問14 解説 前問と同じです。 稀薄溶液の吸光度と濃度の関係はランバート・ベールの法則で示されます。 ランバート・ベールの法則 E=ε・c・d モル吸光係数(ε)と吸光度(E)、溶液のモル濃度(c)、セルの光路長(d) 単位はセルの光路長(cm)、モル吸光係数(L/mol/cm)、モル濃度(mol/L)でEは無名数です。 設問の条件では0.460=2.0×104×C×2が成り立っています。 物質の濃度C…
問14 解説 相対濃度計の感度は機械ごとに異なっているため、標準散乱板値も機械ごとに異なります。そのため測定前に機械ごとに確認しておく必要があります。 相対濃度計の散乱光の強さは粒子の大きさや数で決まります。光を反射するので粒子の色や粒子の面積、粒子径が散乱光の強度に影響します。同じ質量濃度なら0.3μmの粒子数より5μmの粒子数が少ないので、散乱光の強度は小さいことになります。 相対濃度計による…
問14 解説 有機溶剤は第1種有機溶剤、第2種有機溶剤、第3種有機溶剤に分類され、重量で5%を超えて含有するものが、対象になります。混合物の場合はその中で5%を超える成分があればその成分によって分類されます。まず第1種、第2種として分類され、それ以外は第3種となります。 第2種有機溶剤はそのものが5%を超えていなくても第1種と併せて5%を超えるならば、第2種として扱われます。当然、1種だけで5%を…
シャトルバスにのって万博に行きましたが、バスの運営には大阪市交通局の路線バスほか近鉄など一般の会社も関わっています。桜島と会場間の往復利用しましたが、行きも帰りも大阪市交通局のバスにあたりました。路線バス車両が使われていますが、電気で動いている最新のバスでした。直行バスだから、路線バスにある降車ボタンを押す必要はないのですが、路線バスだとついついボタンを押しそうになる不思議な感覚。じっさい帰り…
今日は夏至で、太陽の出いている昼時間が最も長い日ですね。本来なら梅雨時で、太陽の光を浴びることが少ないはずですが、全く暑い一日になりました。ただし、地軸が傾いている関係で朝の日の出時間はまだまだ早くなりますし、夕方の日の入りの時間は既に早くなっています。日の出から日の入りまでのトータルの時間が最も長いというだけです。 朝顔のように短日植物は日に当たる時間が短くなるこれから花を開くようになり…
問14 解説 酸素欠乏となる場所は概ね酸素濃度が18%を下回る場所とされており、これを下回るといろいろな障害が出始めます。16%程度になると頭痛、目めまい、吐き気、集中力の低下などが出現し作業を継続することが困難になってきます。 大脳皮質は集中力の必要な作業、意思決定などをつかさどりますから、正常な判断、行動を起こすことに支障が出ます。簡単な計算が出来なくなったり、自分が置かれた状況の判断が出来な…
問13 解説 稀薄溶液の吸光度と濃度の関係はランバート・ベールの法則で示されます。 ランバート・ベールの法則 E=ε・c・d モル吸光係数(ε)と吸光度(E)、溶液のモル濃度(c)、セルの光路長(d) 単位はセルの光路長(cm)、モル吸光係数(L/mol/cm)、モル濃度(mol/L)でEは無名数です。 吸光度は、物質の濃度に比例し、光路長にも比例することを示しています。 物質の吸光度は…
問13 解説 液体捕集では吸収液と対象物質が反応することを利用するものと、単に溶解することを利用するものがあります。溶解するものは物質が変化するのではなく溶液にそのまま溶け込んでいるだけです。 小型ガス吸収管で反応を利用する場合も、溶解利用する場合も通気速度が速くなると捕集効率は小さくります。 ミゼットインピンジャーは粒子の慣性衝突を利用していますから、粒子が小さくなれば慣性力も小さくなり捕…
問13 解説 特定化学設備は労働安全衛生法施行令第15条第1項第10号に定義されており、同施行令別表第3第2号に掲げる第2類物質のうち厚生労働省令で定めるもの(特定第2類物質)又は同表第3号に掲げる第3類物質を製造し、又は取り扱う設備で、移動式以外のものをいうとされています。またその附属設備も含まれます。 管理特定化学設備とは、特定化学設備のうち発熱反応が行われる反応槽等で、異常化学反応等によ…
今日は父の日ですが、高齢になると食が細くなり、体も細くなるといわれています。しっかり運動して食べることといわれますが、消化にも負担が掛りますから、普段から食べる習慣を持っていないと食べても身につきません。 運動することでエネルギーが補われないと、体は筋肉を分解してエネルギーを産出するので、体が細ってしまうのです。そのためエネルギー源に糖質を取るのはNGで脂質の方が良いといわれていますね。 …
明日は父の日ですが、母の日に比べて世の中が静かだと感じるのは私だけでしょうか。 母の日ならカーネーションといった定番がありますが、父の日はそういった定番がありません。 そして、今の日本でも替わらないのは、父親と過ごす時間の少なさでしょうか。子供の頃から母親と接する時間の方が、圧倒的に多いように思います。 核家族化が進んで、子供と両親だけまたは片親だけという世帯が増え、親とさらにその親つまり…
問13 解説 は周波数特性の重みづけ曲線を示していますが、低周波の落ち込みが大きく、高周波側の落ち込みが少ないのがA特性です。低周波、高周波とも落ち込みが小さくほぼ均等なのはC特性です。高周波域で膨らみがある曲線は周波数補正では考えません。 人がばく露を受ける騒音の測定ではA特性を用いて行います。C測定は作業者に騒音計を付けてもらって測定することで、これもA特性を用いて行います。C測定を用いる…
問12 解説 容量分析の一次標準物質は秤量するときに安定であることが要求されます。したがって、固体で吸湿性が少なく、微細な粉末になっているものが利用されます。フタル酸塩、シュウ酸塩、炭酸塩などが用いられています。 硝酸銀の水溶液に塩化ナトリウムを加えると塩化銀が沈潜を創ります。この沈殿は溶解度が低く、塩素がほぼ定量的に沈潜を生成するので、標定に用いることが出来ます。 中和滴定で塩酸の標定では…
問12 解説 分粒装置を使用するのは吸入性粉じんを対象とする場合です。通常の有害性を評価する場合は体内に取り込まれる物質全部を対象としますから、分粒は行いません。現在、吸入性を評価しているのはマンガン及ぶその化合物、インジウム化合物、鉱物性粉じんです。 多孔状フィルターのポアサイズは物理的な粒子径を示しており、捕集できる最小粒子を示したものではありません。実際には慣性衝突、ブラウン運動などで…
問12 解説 労働安全衛生法で扱う特定化学物質は労働安全衛生法施行令で定めており、これを第1類、第2類、第3類に分類していますから特定化学物質は必ずどれかに該当します。 特別管理物質とは、第1類物質、第2類物質のうちでがん原生物質およびその疑いのある物質をいいます。第1類物質のうち塩素化ビフェニルは特別管理物質ではありませ。 特別管理物質はPCB以外の第1類物質6種と第2類物質のうち38種…
問12 解説 振動加速度は空間での評価になるため、3軸方向の振動加速度レベルの実効値で評価します。 日振動ばく露量は、周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値と1日のばく露時間から求められこの値が5.0m/s2を超えないよう、振動のばく露時間の抑制、低振動工具の選定を行うようにします。 1日の暴露限界値は5.0m/s2で、一連続の振動暴露時間は10分以内とすることが作業指針で定められています。日振動ば…
昨日は万博の入場者が多かったようですが、なんだかんだいってもやはり万博。目標入場者数だけでは計れない何かがあるのかもこれは期限が押し詰まってきて9月くらいになるともっと拍車が掛るかも知れません。頭の良い人は既に何回も足を運んで満喫した後です。私は頭が悪いので、入場のルールさえ理解していません。前売り券だけは持っていますけれど。 お米も本当に欲しいものを買っているでしょうか。安いからと言って…
梅雨に時期になると雨に濡れたあじさいが光を放つようになります。 青い花がひときわきれいに見えますが、青は寒色なので、蒸し暑くなるこれからの時期、見ていて涼感を感じるからかもしれません。 赤というか淡いピンク色もきれいですが、私は青の方が好きです。花の色は土の酸度で決まります。リトマス紙とは反対で青は酸性、赤はアルカリ性の土に育ちます。石灰を巻いて土をアルカリ性にするとピンク色になります。地…
問7 化学物質Aとそれによってヒトに生じる主要ながんBとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。 A B 1 エチレンオキシド 肺がん 2 コールタール 皮膚がん 3 無機ヒ素化合物 皮膚がん 4 ベンゾトリクロリド 肺がん 5 ベンゼン 白血病 問7 解説 エチレンオキシド、ベンゼンでは白血…
問6 有機化合物Aを50mg含む水溶液100mLにヘキサン5.0mLを加えて振り混ぜ、Aをヘキサンに抽出したところ、その質量は40mgであった。有機化合物Aの水とヘキサン間の分配係数の値として、正しい値は次のうちどれか。 ただし、分配係数は次式で表される。 分配係数=[A]ヘキサン/[A]水 1 16 2 20 3 40 4 60 5 80 問6 解説 分配係数は「有機」/「水」が同体積の溶媒で成り立ちます。分配係数1…
問6 指定作業場における次の作業環境測定のうち、個人サンプリング法による測定(C・D測定)の対象となるものはどれか。 1 ウレタン樹脂を製造する工程において、トリレンジイソシアネートの投入作業を行う単位作業場所におけるトリレンジイソシアネートの測定 2 ガラス製品を製造する工程において、フッ酸を用いてガラスの表面処理を行う単位作業場所におけるフッ化水素の測定 3 有機化合物をメチル化する工程に…
問6 次の作業のうち、法令上、作業主任者の選任が規定されていないものはどれか。 1 特定粉じん作業 2 屋外作業場において、特定化学物質のうち、第2類物質を製造する作業 3 屋内作業場において、金属をアーク溶接する作業 4 屋内作業場において、第3種有機溶剤等を用いて行う洗浄の作業 5 酸素欠乏危険場所における作業 問6 解説 作業主任者の選任については特定化学物質障害予防規則などの特別…
問6 化学物質等による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 アクリルアミドによる健康障害では、皮膚の剝離、末梢神経炎などがみられる。 2 N,N-ジメチルホルムアミドのばく露では、頭痛、めまい、肝機能障害などがみられる。 3 塩化ビニルによる中毒では、レイノー現象、指端骨溶解や肝血管肉腫などがみられる。 4 フッ化水素による慢性中毒では、骨の硬化や斑状歯がみられる。 5 …
問5 6.0mol・L-1の水酸化ナトリウム溶液の密度は1.20g・cm-3である。この溶液の水酸化ナトリウムの質量パーセント濃度として、正しい値は次のうちどれか。ただし、水酸化ナトリウムのモル質量を40.0g・mol-1とする。 116% 218% 320% 422% 524% 問5 解説 6.0mol/Lの水酸化ナトリウムですから1L当たりに6.0×40g=240gの水酸化ナトリウムあるということです。この溶液の密度が1.2g/cm3なの…
問5 次の有害物質のうち、1気圧において、沸点が最も低いものはどれか。 1 アセトン 2 エチルエーテル 3 エチレンオキシド 4 ジクロロメタン 5 二硫化炭素 問5 解説 有害物質の特性に関する問題です。 エチレンオキシドは沸点が10.7℃で作業環境の標準状態とされる25℃では気体です。 アセトン、エチルエーテル、ジクロロメタン、二硫化炭素は常温では液体です。 物性値を覚える必要はあ…
問5 作業環境測定に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。 1 気温が28℃をこえ、又はこえるおそれのある坑内の作業場については、半月以内ごとに1回、定期に、当該作業場における気温を測定しなければならない。 2 多量のドライアイスを取り扱う業務を行う屋内作業場については、半月以内ごとに1回、定期に、当該屋内作業場における気温及び湿度を測定しなければならない。 3 溶融ガラスから…
問5 化学物質等の性状及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 昇華性を有する化学物質は、環境空気中では気体及び固体粒子が共存していることがある。 2 ヒュームの一次粒子の粒径は、一般に、1µm以下である。 3 ミストは、空気中に浮遊する液体の微粒子で、粒径は、5~100µm程度である。 4 気体の液体への溶解度は、一般に、液体の温度が高いほど大きい。 5 混合有機溶剤から出る…
問4 有機化合物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 アセトニトリルは、-CN基をもっている。 2 酢酸は、-COOH基をもっている。 3 トルエンは、-CH3基をもっている。 4 ホルムアルデヒドは、 C=O基をもっている。 5 ジエチルエーテルは、-OH基をもっている。 問4 解説 アセトニトリルはCH3CNでシアン基を持っています。 酢酸はCH3COOHでカルボキシル基を持っていま…
問4 有害物質のB測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 B測定を行う必要がある単位作業場所で、連続する2作業日にわたって測定を行う場合は、第1日目と第2日目ともに、B測定を行う。 2 B測定に光散乱方式の粉じん計を用いる場合は、10分間連続測定を行う。 3 B測定に圧電天秤方式の粉じん計を用いる場合は、測定時間を2分に合びんわせて、連続して5回測定を行う。 4 相対濃度指示方法に…
問4 法令により、定期に作業環境測定を行うべき作業環境測定対象A、測定頻度B及び記録の保存期間Cの組合せとして、誤っているものはどれか。 A B C 1 空気中の放射性物質の濃度 1か月以内ごとに1回 5年 2 空気中のシクロヘキサノールの濃度 6か月以内ごとに1回 3年 3 空気中のシク…
問4 化学物質の吸収、代謝、蓄積等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 多くの有機化合物は、肝臓で代謝されて排泄される。 2 キシレンは、代謝されて、尿中に主にメチル馬尿酸として排泄される。 3 テトラクロロエチレンの代謝物としてトリクロロ酢酸がある。 4 n-ヘキサンの生物学的モニタリング指標は、尿中のシクロヘキサノンである。 5 鉛の生物学的モニタリングの指標として、赤血…
静岡で40℃を記録したということですが、自然環境で40℃は想定外なので危険ですね。温度計が壊れてしまったのか見間違いかと思うことがあります。 作業環境の現場ではしばしば経験する温度ですがこちらはそれを想定して準備して行きますからなんとか対応していけます。しかし油断すると熱中症になる確率は高いです。 私は若い頃、午前中に脱水状態にな全く水を受け付けなくなった経験があります。水を飲めるのは熱中症に…
七夕には願い事を短冊に書いて、笹につるしましたが、子供の頃に何を書いたかなんて覚えていないと思います。 願い事をして夢が叶うわけではありませんが、夢を持つことは大事です。しかし、夢はいつまで経っても夢のままというわけにはいきません。何かに向かって努力することは大事です。それが自己満足に終わったとしても、その人にとって、一生懸命にやったというおもいが大事ですね。 死ぬときになって何をやってき…
各地で35度以上の猛暑日になっていますが梅雨は明けてません。来週はぐずつき気味で雨が降るようですが、これだけ一気に気温が上がると野菜の他果物も生育異常が出て、まだ値段が上がるかもしれません。 上がるのは株価だけでいいのですが、気温が上がるとそれなりに夏稼ぎ時の企業間儲かります。30度を超えるとアイスクリームより氷が売れるようになりますから、しばらくは氷菓子の売り上げが上がるでしょう。しかし、体は…
問3 有機化合物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 フェノールの水溶液は、アルカリ性を示す。 2 アニリンの水溶液は、アルカリ性を示す。 3 プロピオン酸の水溶液は、酸性を示す。 4 プロパンは、常温・常圧(25℃、1気圧)で気体である。 5 酢酸は、エタノールの酸化によって生じる。 問3 解説 フェノールは水溶液中で水酸基を遊離できませんから、アルカリ性は示しません。…
問3 有害物質のA測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 測定点と測定点の間隔は、6mを超えない等間隔であれば、縦方向と横方向は異なってもよい。 2 2年間にわたって第1管理区分であった単位作業場所では、測定点の数を5未満とすることができる。 3 測定点の数を5未満とすることができる単位作業場所でも、各測定点で繰り返し測定を行うことによって、測定値の総数は5以上とする。 4 …
問3 次の業務に労働者を常時就かせるとき、法令に基づく安全又は衛生のための特別の教育を行わなければならないものはどれか。 1 廃棄物の焼却施設において焼却灰を取り扱う業務 2 レーザー光線による金属加工の業務 3 特定化学物質を製造する業務 4 鉛ライニングの業務 5 有機溶剤等を用いて行う洗浄の業務 問3 解説 安全衛生教育、特別教育に関する出題です。 特別教育が必要とされる業務は、…
問3 化学物質による健康影響及びその管理指標等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 1 量—影響関係とは、個体について、有害物質へのばく露量と、ある生体影響の大きさとの関係を示したものである。 2 量—反応関係とは、集団について、有害物質へのばく露量と、ある生体影響を表す個体の割合との関係を示したものである。 3 最小毒性量(LOAEL)とは、毒性試験において有害な影響が認められた最小…