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測定士の日記 https://sokuteishi.seesaa.net/

作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。

kuman
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2021/02/23

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  • 労働衛生一般8回目解説

    労働衛生一般の8回目は問13が電磁波、問14が電離放射線に関することです。 マイクロ波は赤外線より波長が長い電磁波です。マイクロ波は赤外線よりも波長が長く、照射部位の組織を加熱する作用があります。発熱による組織壊死が起こります。レーザーとは逆の領域です。 赤外線は可視光線よりも波長が長く、分子の振動に相当するレベルのエネルギー範囲であり、主な障害として白内障があげられています。 短波…

  • 分析概論7回目解説

    分析概論の7回目は問11が反応生成物量の問題、問12が中和滴定曲線に関する問題です。 炭酸カルシウムを塩酸で完全に溶解すると、次の反応がすべて完了したということです。 CaCO3 + 2HCl → CaCl2 + CO2 + H2O 1molの炭酸カルシウムから1moLの炭酸ガスが発生することになります。 炭酸カルシウムの分子量は与えれた数字から100となりますから0.2gは0.002mol つまり炭酸…

  • デザイン・サンプリング7回目解説

    デザイン・サンプリングの7回目は問11がろ過捕集方法、問12が液体捕集、直接捕集に関することです。 ガラス繊維ろ紙にふっ素樹脂加工を施すと、吸湿性が小さくなります。ブランクを小さくできるのでより濃度の低いレベルに対応できるようになります。 ナフタレンは昇華しますからろ過捕集そのものが適していません。 鉛に限らずヒュームは粒子径が小さいので分粒することにはあまり意味がありません。オープン…

  • 関係法令7回目解説

    関係法令の7回目は 問11が労働安全衛生規則、問12が特定化学物質障害予防規則に関することです。 常時50人以上又は常時女性30人以上の労働者を使用するときは、労働者が臥床することのできる休養室または休養所を男女別に設けなければならない。 有害なガス、蒸気又は粉じんを発散する場所においてはその作業場外に休憩の設備を設けなければならない。 労働者が常時就業する場所の温度が10℃以下である…

  • 来客の扱い方

    測定士の仕事をしているといろんな会社に行くことになるが、ルールもそれぞれ特色がある。また、その時の業績によっても訪問者の扱いが変わっていく。 私が仕事を始めた頃は俗にいう失われた20年となる前だったので、各企業とも羽振りが良かった。例えば、昼食などは食券がタダでもらえた。従業員も福利厚生の一環として基本的に食券は支給されていて、来客と一緒に食堂で昼食するといった感じ。おもてなしのひとつだっ…

  • 労働衛生一般7回目解説

    労働衛生一般の7回目は問11が騒音に関すること、問12が酸素欠乏に関することです。 騒音の暴露を受けると体がそれに対応してさまざまな変化を見せます。自律神経系や内分泌系にも影響を与え、交感神経の活動の亢進や副腎皮質ホルモンの分泌増加がみられます。そのため、人によってはめまいや動悸を引き起こすことがあります。耳鳴りを伴うようになるのもその変化のひとつです。 人が聴くことが出来る最小の音圧を20μ…

  • 分析概論6回目

    分析概論の6回目は問9が試薬の使用例、問10が検知管に関する出題です。 塩酸とアミン、水酸化ナトリウムと無機酸の液体捕集は中和反応を利用したもので、最も一般的な方法です。 活性炭素に吸着した成分を脱着する溶媒として二硫化炭素を用います。二硫化炭素は極性が小さく、活性炭と結びつきが強いため活性炭に吸着した成分をはがす役割をします。 メタノールは極性が強く金属キレートを生成した成分をはがすに…

  • デザイン・サンプリング6回目解説

    デザイン・サンプリングの6回目は問9が有害物質の性質や物性、問10が固体捕集方法に関する問題です。 作業環境測定で遊離ケイ酸として扱うのは石英、トリジマイト、クリストバライトの3種類です。 コールタールは常温常圧で液体であり、空気中には液状の微粒子として拡散します。いわゆるミスト状での拡散です。 ヒュームは金属が気体から一気に固体になった時に生成する非常に微細な粒子です。ミストは液滴であ…

  • 測定士の資格

    今日は試験解説を休んで、測定士の資格についてです。 最近1名仲間が減りました。家庭の事情なので、詳しくは申しませんが、1年ほど前に仲間に加わったばかりの若い測定士です。 前の会社でも活躍していたのは、現場の野帳を見れば判ります。実に几帳面に必要な情報が記録されています。 落ち着いたら、次の就職先でも測定士として活躍してほしい人材です。 測定士は初回の登録時に都道府県番号と個人番号が付与され、…

  • 関係法令6回目解説

    関係法令の6回目は問9が作業環境測定基準に関する問題、問10が作業環境評価基準に関する問題です。 騒音の測定においても測定基準通り測定点を配置しますが、測定点の高さは人が立って作業するときの耳の位置を想定しており、床上120cm以上150cm以下です。粉じんの測定では高さを50cm以上150cm以下とすることになっています。この違いに注意して下さい。 騒音の測定では10分間の等価騒音レベルを測定しま…

  • 労働衛生一般6回目解説

    労働衛生一般6回目は問9が温熱環境に関する問題、問10が局所振動に関する問題です。 WBGTは屋内の場合、乾球温度は評価に加えず、湿球温度、黒球温度から算出すし、乾球温度は用いません。屋外の場合は自然通風下での湿球示度、黒球示度、自然通風下での乾球温度から算出します。 算出値が大きいほど影響が大きいことを表します。熱に順化した人は順化していない人よりも高い値に耐えられることになります。 W…

  • 分析概論5回目解説

    分析概論の5回目は、問7、問8とも測定に使用する機器の問題です。 2種類の金属の接合部に生じる起電力の差をゼーベック効果といいます。白金抵抗温度計は純度の高い白金の抵抗値が温度とともに変化することを利用しておりゼーベック効果とは関係ありません。 マイクロシリンジはガラス部分に均等に目盛が打たれており、針の部分は計量には含まれていないのが一般的です。 ガス高圧容器の色は法令で黒、赤、緑、灰色など…

  • 受験申請書

    今日、作業環境測定士の受験申請書を取りに行ってもらった。 各地とも労働基準協会などで配布するので、受験予定の方は忘れずに取りに行くか、安全衛生技術試験協会から送ってもらうと良い。初めて受験する方は、受験資格のあることを証明する書類が必要になるので、取り寄せる時間も頭にいれておくこと。 試験協会のホームページはこちら。 https://www.exam.or.jp/ 厚生労働省管轄は人の要件を要求するものが多い…

  • デザイン・サンプリング5回目解説

    デザイン・サンプリングの5回目は問7が物質の極性、問8が試料採取方法についてです。 分子の極性を考えるとき注目するのは分子の形と電荷の分布です。電荷の分布に影響するのは電子を引き付ける力(電気陰性度)の大小です。 二硫化炭素は分子が直線状で左右対称のため無極性です。ベンゼンはベンゼン環の電子が共役二重結合で電子の分布が均等。四塩化炭素は分子が4面体で電荷の分布が釣り合っています。そのため極性が…

  • 関係法令5回目解説

    関係法令の5回目は問7が機械、器具に関するもの、問8が作業環境測定士に関するものです。 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するために使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが労働安全衛生法第42条の趣旨です。 電動ファンつき呼吸用保護具、ろ過材及び面体を有する防じんマスクは厚生労働大臣の定める規格が規…

  • 労働衛生一般の5回目解説

    労働衛生一般の5回目は問7が金属による障害、問8が有機溶剤による人体影響の問題です。 金属による健康障害はまず接触による皮膚への障害、ついで粉じん等を吸入することによる気管枝、肺への障害、そして神経系統への障害とありますが、金属それぞれ影響の現れ方に特徴があります。 ヒ素では皮膚に現れる角化症、黒皮症。コバルトも皮膚への障害。クロムは鼻中隔穿孔。インジウムは呼吸器に現れる間質性肺炎。また…

  • 作業環境測定士 その先にあるもの

    作業環境測定士試験の解説を続けてきましたが、ここで一息。 資格取得を目指しておられる方へのアドバイスになるかどうかは判りませんが私の経験から一つ。 作業環境測定士は取得まで非常に費用も時間もかかります。 試験合格後、2種の講習、1種は科目ごと。最近の受講料を調べたわけではありませんが、全部取ろうと思ったら大方50万円くらいにはなると思います。また、全科目の受講には足掛け2年くらいは必要になるで…

  • 分析概論 4回目解説

    分析概論の4回目は問5はpHの計算、問6は濃度の計算といった問題です。 pHの計算は化学の最初に勉強する基本的な内容ですが、対数の取り扱いに戸惑う人が多いようです。希薄溶液でのpHの定義は-log10[H+]です。 ここで[H+]というのは水素イオンの体積モル濃度を表します。つまり、0.1モルの塩酸水溶液があって100%電離していると水素イオンは0.1mol/Lだから、pHは1.0ということです。この溶液を水で2倍に薄めると…

  • デザイン・サンプリング4回目解説

    デザイン・サンプリングの4回目は問5が騒音測定に関すること、問6が有害物質の蒸気圧に関することです。 騒音の測定は指定作業場での測定ではなく、測定士でなくても担当できる分野です。測定点の置き方は測定基準によって決められていて、粉じんに準じて行うことになります。試験で良く出題される論点は測定点の高さです。 騒音の場合は作業者が立っているときの耳の位置を想定しています。粉じんの場合は作業者が座って…

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