本日も引き続き、中学受験算数と中・高で学ぶ数学の関係を考察したいと思います。前回に引き続き、ラサール中学(2024年入試)の問題で考えます。 循環小数(循環節) まず、(1)です。 これは、基本的に高校レベル(数ⅠA)と思われますが、中学受
日本人が「劣化」したワケ…受験勉強で「学歴の高いバカ」が大量生産されている!
本日の記事はこちら ↓ なかなか過激なタイトルです。コンテンツの学力は役に立たない 和田 前回(『日本人は「世界一アタマが老化している」…中野信子と和田秀樹が警鐘を鳴らすワケ』参照)勉強のシステムハックが出ましたが、受験勉強を通じて身につけ
中学への算数と言えば、難関中学を目指すご家庭向きの教材として有名です。月刊誌の他に、難関中学を目指す受験生向けの以下のような教材が出版されています。上記の教材は確かに質の高い教材なのですが、難度が高く使い方が案外難しいので、利用対象者は限ら
(前回から間が空いてしまいましたが)本日の記事はこちら ↓今回は続編として駒場東邦中学の2022年の算数の入試問題を取り上げたいと思います。駒場東邦中学2022年大問3(超難問)過程をしっかりたどる力石田 今年の駒場東邦の問題は、どれも本格
現在改訂中の四谷大塚の「予習シリーズ」ですが、四谷大塚の教材購入サイトを見ると、夏期講習のテキストの情報がアップされていました。5年生の夏期講習テキスト及び5年生の下巻教材については、申込開始:7月8日(金)、発送開始:7月11(月)と予定
医学部“男女差別”不正入試訴訟 順天堂大に約800万円支払い命じる
本日の記事はこちら ↓2018年に明るみに出た医学部不正入試問題ですね。子供を東京医科大学への裏口入学させた文科省の役人の逮捕をきっかけに、不正入試が明らかとなり、東京医科大学、順天堂大学、昭和大学、北里大学など複数の大学で不適切な得点調整
「親が理数系に強いかは関係ない」中学受験で算数が得意な子が”幼少期”にやっていたこと
今回取り上げる記事はこちら ↓「親が理数に強いか」は関係ない 親が理数に強いと、子供も算数が得意になる。そう思い込んでいる人は少なくない。しかし、私はその考えには懐疑的だ。理数に強い親というのは、大学受験の成功体験を指す場合が多い。親の遺伝
本日の記事はこちら ↓ 英語独学の最強の武器「復文」とは何か? 私が推している勉強法に「復文」というものがあります。読書猿さんも推奨している勉強法で、これが実に独学者向きの学習法なのです。「復文」を簡単に説明すると、次のような流れです。①
本日の記事はこちら ↓ 今回は後編です。今年の中学入試問題より(渋幕中 2022年 大問2)渋幕中の2022年 大問2(問題文)渋幕中の2022年の大問2は以下のような問題です。出題テーマは、難関校が好んで出題する「場合の数」で、大学受験
本日の記事はこちら ↓長くなるので2回に分けます。変わる算数・数学の学習過程グルグルの図――今年1月に行われた第2回大学入学共通テストの数学の問題を見ると、これから小、中、高での学びが変化していくことが如実に示されていたと思います。石田 (
〈中学受験〉保護者の“妄想”に子どもを巻き込まない! 『反応しない練習』の草薙龍瞬さんに聞く
本日の記事はこちら ↓ここでの失敗には、2つの意味があります。1つは目先の受験が失敗すること。もう1つは志望校に合格した後に、子どもが伸びなくなることです。子どもの中には、中学受験の意味がよくわからない子もいます。親や塾の言いなりで勉強の意
本日の記事はこちら ↓ 日経新聞の連載です。記事の前半は多額の教育費(塾代)をかけないと難関大学には入れないという話。お決まりの、経済格差と学力格差の話です。「勉強する自由」が制限されている時代ならともかく、今の時代、お金をかけなくても勉強
前回は、東京出版から出ている「算数プラスワン問題集」を取り上げましたが、今回は「ステップアップ演習」です。ステップアップ演習の構成「ステップアップ演習」は「難関中を目指す人のための足固め」を目的にした問題集で、全部で346問(小問に分かれて
中学受験、偏差値が高い学校のほうが「探究的な学び」ができる? 小4母の質問に専門家がアドバイス〈dot.〉
本日の記事はこちら ↓「探求型学習」とは?矢萩:(中略)僕自身は知識や経験の有無や習熟度に関わらず、みんなが一緒に参加し、思考できる授業を「探究的な授業」と考えています。ですから、模範解答や正解はないですし、知識や経験に違いがある人が集まれ
過去2回にわたって「算数プラスワン問題集」を取り上げましたが、今回は関連テーマして「一行題」の重要性です。4~5年生で扱う一行題は易し目算数プラスワン問題集はいわゆる「一行題」問題集。問われているポイント(論点)を1つに絞った(問題構造が)
前回に引き続き、「算数プラスワン問題集」がテーマです。今回は、私見に基づく使用上の注意点です。はじめに算数プラスワン問題集は個人的には非常に気に入っている(かつ、我が家もお世話になった)問題集ですが、一方、取り扱いが案外難しく(期限のある中
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本日も引き続き、中学受験算数と中・高で学ぶ数学の関係を考察したいと思います。前回に引き続き、ラサール中学(2024年入試)の問題で考えます。 循環小数(循環節) まず、(1)です。 これは、基本的に高校レベル(数ⅠA)と思われますが、中学受
久々に時間に余裕ができたので、2024年の中学入試算数の問題を見てみました。 今回は、小学生向けの中学受験算数としてではなく、中学生の数学の視点から見てみたいと思います。 今回取り上げるのは(1)と(3)ですが、問題に入る前に小学生で習う以
本日の記事はこちら ↓ 大学受験には反省があるのです。不合格になったとき、まずやるべきことはこの1年の反省です、と多くの予備校の先生が言います。(中略)ところが、中学受験にはこれが許されていません。ずいぶん年上のお兄さんお姉さんたちが許さ
しばらく更新が滞ってしまいました。 2024年組の皆様も無事、中学受験シーズンを終えられたことと思います。 本当にお疲れ様でした。 受験が終わって一息つけたと思ったら、来月からはいよいよ中学校生活が始まります。 私立の場合、電車通学のケース
明日からいよいよ東京入試がスタートします。 子供の中学受験を(3年前に)経験した私ですが、毎年この時期になると何だか緊張してしまいます。知り合いのお子さん数人も(学齢的に)今年受験の予定なので、(同じ子供を持つ親として)「良い結果が出て欲し
今日は一日天気が悪かったことや、(中学生の)子供が英検を受けていることもあって、私も1月13日・14日に行われた共通テストの英語(リーディング)を解いてみました。 解いてみた印象は、「かなり手強い」です。数年前に「センター試験」の英語を解い
今週から首都圏では埼玉県の中学入試がスタートします。 受験生をお持ちのご家庭では、普段の年とは違う「緊張感のある年始」を迎えられていると思います。 埼玉入試で中学受験を終えられるご家庭、その後、千葉入試、東京入試、あるいは神奈川入試へと進ま
いよいよ年末です。 中学受験を間近に控えた受験生をお持ちのご家庭は、慌ただしい日々を送られていると思います。 さて、出願準備に必要な書類の準備は万全でしょうか。 (首都圏の)埼玉受験や千葉受験をされるご家庭では、すでに出願が始まっている学校
本日の記事はこちら ↓ 本書を描いて見えたものについておおたさんに寄せていただいた前編では、そこに描かれた3組の夫婦について分析いただいた。後編では、中学受験を機に「違い」が明らかになっていく「四つの段階」についてお伝えする。 第一段階 中
本日の記事はこちら ↓ まず、コミュニケーション力がない講師ですよね。コミュニケーション力のない家庭教師は結構多いです。(中略)自分の主義が強すぎて、相手に合わせて柔軟に変えられないタイプの先生は、やっぱり避けた方がいいです。 (中略) 保
本日の記事はこちら ↓ 小学6年生は、中学受験に向けた準備がいよいよ本格化すつつある時期を迎えました。 秋以降の模試の偏差値推移、志望校の過去問の相性といったことを念頭に、実際に受験する学校について検討するのはもう少し先になりますが、(我家
本日の記事はこちら ↓ 気をつけたいのは、留学エージェンシーと学校をしっかりと見極めること。大手だから安心というわけでもないですし、中小だから懇切丁寧というわけでもないと思います。 極端に言えば、「懇切丁寧、かつ、リーズナブル」な留学エージ
本日の記事はこちら ↓親がお金をかけて環境を固めるよりも、意外と子どもに任せた方がうまくいくのかもしれません。確かに、そうかもしれません。親が(良かれと思って)お金をかけて環境を用意しても、子供は与えられることを「当たり前」と感じたり、逆に
本日の記事はこちら ↓「合格に向けた総合的な力」が培われるのは、6年生の秋から冬にかけてのこと。6年生はこの夏に膨大な時間をかけていままでの各科目の「復習」をおこなったにちがいない。しかしながら、それらは「単元別」であることが多い。一方、入
いよいよ夏休みも後半戦ですね。塾の夏期講習も後半に差し掛かってきてるので、お子様も少々疲れ気味かもしれません。夏休み前は「あれもやろう、これもやろう」と色々な学習計画を立てたかもしれませんが、恐らく、予想したほど成果が上がっていないと感じら
本日の記事はこちら ↓イライラしないもう一つの方法として、お父さんお母さんが何かまったく新しい学びをスタートしてみるのもいいかもしれません。案外、1週間前に習ったことも覚えていないものです。リアルタイムに自分が忘れてしまうような体験をしてい
本日の記事はここちら↓6年生の1学期までは、新しく学習する単元の概念説明から始まり、授業中に類題を解かせ、宿題で定着させるという流れのインプット学習だった。そのため、授業では先生の話を聞くことが中心だった。しかし、夏休みの講習はいきなり問題
本日の記事はこちら ↓6年生になっても伸び悩んでいたらまた、6年生になって、算数の成績が伸び悩んで不安を感じていたら、授業を減らすか、思い切って受講をやめてみましょう。一旦やめる理由はいくつかあります。1つ目は、残された時間を考えれば、必要
本日の記事はこちら ↓森上さんによると、以前の中学受験は、学力上位層が難関校に挑戦するのが主流だった。だが、中学受験が広まり、上位層に限らず多くの子どもが挑戦するようになったことで、「有名校に挑戦させたい親の意向を受け、子が苦しむケースも少
本日の記事はこちら ↓中学受験に挑戦する場合、一般的には学年が上がるにつれ家庭での保護者負担が増えていきます。(中略)「塾の宿題を中心に、家での学習計画は夫がエクセルで表を作って管理していました。『30分刻みで時間を見える化する』スタイルで
本日の記事はこちら ↓「中学受験は塾通いが必須といわれ、多くの親は小学3、4年生から子供を通わせて塾代はトータルで250万~300万円が相場になっています。首都圏の大手塾に3年間(小4~小6)通った場合の塾代の相場と思われます。我家の中学受
本日の記事はこちら ↓グループワークやプロジェクトを多く行うため、コミュニケーション力のある学生や、思考力がある学生など、さまざまな能力を持つ学生を各グループに分散させるために有効な方法を模索していた。(中略)入学方式別に学生の特徴にも傾向
本日の記事はこちら ↓ 記事によると、以下の6つの問題点が挙げられ、内部的に検証されたようです。 騒ぎを受けて、2月下旬、理事長の命で校内に入試検証委員会が立ち上がる。その内部資料「検証結果報告書」を入手した。ネットで集中的に批判を受けた次
本日の記事はこちら ↓改めて言うまでもないことですが、「英語をペラペラ話せる=仕事ができる」わけではありません。ところが早期英語教育になると、この大前提を忘れたような行動をとる保護者は少なくありません。早期英語教育への警鐘記事です。英語を早
本日の記事はこちら ↓ なかなか難しいテーマです。自分の“好き”を徹底的に追及することが重要自分の好きなことを徹底的にやる時間をもち、のめりこむほど好きなことを見つけることこそ、グローバルで活躍できる人材のベースとなる。「国際教育とは、ただ
久々の更新になりました。今年は複数の知人のお子さんが中学入試を迎えていたので、今月初旬から中旬にかけて「どうだったのだろうか?」と気になっていたのですが、皆さん無事に進学先が決まったようで、一安心しています。頑張ったお子さんたちは、残り少な
いよいよ明日から東京入試がスタートします。今週そして来週まで続くタイトな入試スケジュール。既に中学受験を終えた我家ですが、当時のことを思い出すと緊張してしまいます。幸い明日は天候的にも恵まれ、暖かい日となる予報です。 また、明日以降も天候的
本日の記事はこちら ↓Bさんは、その後、なんとか努力してクラスに溶け込んでいったというが、いまでも、当時を振り返って、こんな気持ちになるという。 「もし東大入学直後、首都圏の名門出身者との条件の違いを前に、悲観的な気持ちになって「ついてい
新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 さて、6年生はいよいよ入試本番を迎えま
既に志望校ラインナップが固まっている2023年入試の受験生にはあまり関係ないのですが…。本日の記事はこちら ↓今回受験する子供たちは3年間「コロナづけ」で、楽しみな行事が中止になったり、感染予防に気を配ったり、ものすごくきつかったと思います
本日の記事はこちら ↓ 突っ込み所のある記事です。● 言語習得には、途方もないほど膨大な時間がかかる帰国子女でもなく、最近になってはじめて英語に触れたような子が、英語力を武器に世界で活躍することなどできるのでしょうか。結論から言えばイエスで
本日の記事はこちら ↓■「逆算思考」をやめるまず考えていただきたいのは、子どもの「学力」とは何を指すかということです。・テストの点数を上げたい。なぜなら、受験に役立つから・受験していい学校に入りたい。なぜなら、いい企業に就職できそうだから・
四谷大塚の予習シリーズ6年上の改訂版が発売され、12月12日(月)から発送が開始されるようです。予習シリーズ(算数)の改訂に関しては、記事の末尾にある関連記事でも取り上げていますが、一言で言えば、「カリキュラムの前倒し」です。5年生の下巻ま
本日の記事はこちら ↓記事の内容は、首都圏模試センターの合判模試(最終回)の保護者会で話された内容のようです。そういえば、明日は四谷大塚の合不合判定テスト(←「不合」というネーミングが凄いですが…)の最終回。最後の模試が終わると、小学6年生
本日の記事はこちら ↓ 「11×11~19×19」を爆速で暗算できる おみやげ算とは? さっそくですが、おみやげ算の計算法について説明します。(例)18×17=①18×17の右の「17の一の位の7」をおみやげとして、左の18に渡します。する
本日の記事はこちら ⇩本稿では、VAMOSの代表である富永雄輔氏の最新刊『ひとりっ子の学力の伸ばし方』(ダイヤモンド社)から、「英語の成績を上げるコツ」について特別に一部を抜粋して紹介する。小学校で英語が教科として扱われるようになり、入試問
本日の記事はこちら ↓広尾学園からは実際にどのくらいの海外大学合格者と進学者数がいるのでしょうか。植松先生はこの点を具体的な数値を挙げて説明してくれました。「2022年度の海外大学合格者総数184名、2021年度が222名とありますが、受験
本日の記事はこちら ↓ 久々に突っ込みどころ満載の記事です。ひとりっ子の子育ての場合、兄や姉という比較対象がないため、親はつい「自分が子どもだった頃」と比べてものを考えてしまいます。しかし、そこにはおよそ30年の開きがあります。その間に、
本日の記事はこちら ↓小学校の算数の延長線上に、中学校の数学があります。算数と数学は、レールが敷かれた1本の道のように連なっているため、小学校高学年の算数の内容が理解できていないと、つまりレールから外れてしまうと、中学校の数学も理解できませ
本日の記事はこちら ↓記事に登場する人物像は脚色されていることが多く、仮に、記事の主人公(本人)が記事を読んだとしても、自分のことだと気づかないくらい脚色されていることも少なくありません。というわけで、フィクションの部分があったり、いくつか