巣穴の近くに、メスのカワセミが留まっていました。 しばらくすると、オスがやって来てメスの傍に留まりました。 互いに何か言っているようです。 すると、2羽がそろって飛び立ちました。 そしてオスは巣穴に入り、メスは向きを変えて飛んで行きました。 先ほどのやり取りは、「あなた、卵の面倒見なさいよ。 私はお腹空いてんだから・・・」とでも言っていたのでしょうか。 ちょっと距離が遠かったので、聞き取れません...
(前回の続き) お行儀良く挨拶をしているように見えますが、これはカワセミ同士が牽制(けんせい)し合っている状態です。 そして戦いが始まりました。突っ込んでくるメスに対して、オスは水中に潜り攻撃をかわしました。 オスの上を通り越してしまうメス。でもメスは諦めません。再び反転してオスを追いかけます。 しばらく追いかけ合ったのち、枝に留まり少し休憩する両者。(メス)(オス) しかし、すぐに牽制し合い、追...
今日は、Bポイントのオスと、Cポイントのメスのにらみ合いを1時間近く見てきました。 現場はBポイントの餌場です。今月に入ってCポイントのカワセミのつがいがチョコチョコ縄張りに侵入していました。 雨で巣穴が崩れたCポイントのつがい、新たな繁殖場所を求めて、ついに起こるべくして起こったバトルです。 「リ、リ、リ、リ、リ・・・」 カワセミ2羽の警戒音が聞こえてきました。鳴き声がする場所に足を向けると、水際の...
鴨川の河川敷でキジとキツネを見た。童話のタイトルみたいだが、実際に両方いたのだから仕方ない。 あまりにポピュラーな名前の動物たちだが、岸辺で出会える確率はかなり低い。自分が良く行く鴨川では、せいぜい年に1回あるかどうかだ。 特にオスのキジは、動物園で見た以外では初めてだったし、キツネも去年の7月以来なので、ほぼ1年ぶりだった。 でも二つ同時ではなく、別々に会いたかった。 この日、ヒバリの様子を見...
セッカの雌雄はほぼ同色と言われていますが、繁殖期にはその見分けができます。 繁殖期のオスは口の中が黒く、クチバシを閉じているときでも、付け根の黒がはっきりしています。(飛び立つセッカのオス)『ヒ、ヒ、ヒ、ヒ・・・』と、草むらから鳴きながら舞い上がり、『ツェ、ツェ、ツェ、ツェ・・・』と鳴きながら降下してきます。姿を見つけ、ピント合わせができた頃には、10m向こうに飛んで行ってる事の方がしばしばです...
梅小路公園の『朱雀の庭』を出たあと、周囲にあった綺麗な花が目についた。植物園ほど大きなものではないが、公園内の幾つかの場所に花壇があって、初夏の今の時期、色とりどりの花を咲かせている。 カメラでパチパチやっていると、声を掛けられた。「綺麗なお花でしょ。今が一番良いときです。どんどん写してあげてください。」(アルセア) 聞けば、この花を管理されているボランティアの幹事の方だった。週3回、この花壇の...
掘った巣穴の場所の問題が、B地点とC地点で明暗を分けたようです。 C地点のつがいのカワセミが掘った巣穴は、川淵の低い土手でした。やはり、前日の大雨で崩れていました。ここで、2羽の姿を確認することはできませんでした。 少し上流の餌取ポイントに、C地点のメスが留っているのを見つけました。オスを待っている様子でしたが、数分で元の巣穴の方へ飛んで行ってしまいました。 ●B地点のカワセミ B地点のつがいの営巣...
前回の梅小路公園朱雀の庭の続きです。 朱雀の庭を抜けると、いのちの森に入る木道に出る。京都市内で長い木道がある場所はあまりないので、ここを通るだけでも嬉しかったりする。 2009年8月に、ここのレポートを書いたことがあるが、『藪蚊のビオトープ』とか色々と悪口を書いてしまった。 今回は子連れで来ていたことと、直前に朱雀の庭でカワセミを見かけていたので、モチベーションが上がっていた。 当時と違い、今...
週末のお出かけで、小さな子供を遊ばせるのに良い所はないかと考えた。河原は暑いし、山に入る元気もない。人が少なくてゆっくり出来るところは・・・ そうだ、あそこなら子供が喜ぶ細い道や飛び石もある。それに起伏のある坂道や木道もある。 というわけで、先日10数年ぶりに梅小路公園内にある『朱雀の庭・いのちの森』へ行ってきた。 梅小路公園は、元はJR貨物の梅小路駅跡地で、1995年4月に開園された総合公園だ。...
カワセミは川沿いに川面を飛ぶのが普通だが、ここのカワセミは、巣穴が岸辺後方の奥まった土手にあるらしく、自分たちの頭越しに飛んで来ることが多い。 川沿いに真っすぐ水平に飛んでいるカワセミは、カワセミと同じぐらいの距離の水面(カワセミの少し手前あたり)を狙えば、割とピントが合い易い。でも目線が高く、何もない空間を飛んで来られと写真に収めるのが正直難しい。 それでもたまに、ファインダーで上手く捉えて、...
巣穴堀りの続きを勇んで見に行き、さらに驚きの展開になっていました。 今日はメスが川辺に張り出した植物の根に留まり、オスを待っている様子でした。 オスは帰ってくると、2つの巣穴を通り越して、まさかの3つ目の巣穴の入り口に着地しました。 そこは、前の2つの巣穴より少しだけ奥まった位置でした。抱卵をしたり、育雛をしたりするには目立たない場所ではありますが、川面からの高さがどうかと思えます。 今日はオスが...
鴨川南部のカワセミたちの縄張りは、数百メートルと範囲が狭いので、時々、時季外れのバトルが起きたりする。 この日も一羽のメスが、『ツェ、ツェ、ツェ・・・』と声を上げながら、岸辺の枝に留まっていた。オスのパートナーを呼んでいるらしい。 この枝はカワセミたちの待ち合わせ場所だ。四条河原町の東南角や、渋谷のハチ公前みたいなもので、縄張りが重なり合うこの辺りでは、複数のカワセミがやって来る。 しばらくする...
新たな巣穴堀りの続きです。 翌日16日は天気が回復し、巣穴づくりを1時間程見てきました。今日は左の2つ目の巣穴が大きくなっていました。(前日の穴。まだ小さかったが・・・) メスが、上流から巣穴ポイントに飛んできました。 オスも、続いて上流から帰ってくると、巣穴に直行です。 つがいは、何故か 同時進行で左、右と、数分おきに2のつの巣穴を掘り進めています。 やっと、右の穴は体がすっぽり入る程度掘れたよ...
前日降り続いた雨が上がり、一日置いて川辺を自転車で走っていると、カワセミの雌雄の鳴き交わす声が聞こえてきました。 そのポイントは、B地点とC地点の中間地点、中州が崩れて低い土手になっているところです。 鳴き声はCポイントのつがいで、巣穴を掘り出したところのようです。左右に2つの穴が開いていました。 左は直径5㎝ほど、右は直径10㎝ほどかと思われます。巣穴を開けた位置は、上下を礫に挟まれた土質が砂の様...
鴨川を散策していると、南から一羽のカワセミが飛んできた。ヒメジオンの伸びた茎に留まると、そこで魚を狙い始めた。 でも風で足場が安定しないのか、すぐに川面に顔をのぞかせた小さなブロック片に飛び移った。 カワセミはメスの成鳥だった。下クチバシと足が綺麗な赤色だった。随分営巣活動に励んでいたようで、お腹に白い抱卵跡が残り、頭の羽毛も擦れたようになっていた。 カワセミは小さくジャンプして、小魚を捕ってい...
(目先が緑色になったダイサギ) 繁殖期のサギたちは、目元の色が変わります。大きな変化ではありませんが、きれいな婚姻色がとても印象的です。 時期的に少し遅かったのですが、忘れないうちに掲載しました。 サギたちは、繁殖をコロニーを形成して、他のサギ類と一緒に集団で行うことが多いです。そのため鴨川などで見かけることも減ってきます。(ダイサギ)(目先が赤色になったコサギ)(コサギ)(アオサギ)アオサギは、...
A地点の橋桁で、カワセミのメスがジッと魚を狙っていました。 そこへ、ハクセキレイが飛んできました。 こちらもカワセミの写真を撮ろうとジッと狙っていたので、何もそこへ留まらなくてもと思いました。 ハクセキレイの繁殖期も5月から7月で、育雛期になると餌取りで多忙になりますが、抱卵期は主にメスの仕事だそうです。それで、カモと同じく川辺を飛んでいるハクセキレイの多くはオスです。 ハクセキレイがすぐ傍で飛び...
(6月11日 A地点の橋げたにて) この日、しばらく姿を見なかったA地点のオスと再会できました。橋げたのいつもの留まり位置、短い時間でしたが元気な姿を見ることができました。 前の子育て活動を思い出されます・・・A地点のカワセミペア (5月中旬頃の様子) 以下は4月に珍しく岸辺で餌取りしていた時の写真です。●A地点のオス(4月23日撮影) 岸辺に飛んで来て留まりました。 下流に向かって飛び立ちました。 そして...
支流に架かる小さな橋のたもとに、カワセミが留まっているのを見つけた。カワセミはこちらに気づくとすぐに飛び去ってしまった。 行政の草刈りで、ここの護岸の植物が刈り取られ、しばらく鳥たちがいなくなっていた。ここでカワセミを見たのはしばらくぶりだった。(今年、1月中旬の様子) 今年の初めに草刈り工事が行われ、完全な丸刈り状態になっていた。この時は絶望的な気分になっていたが、事情が変わってきた。 今は以...
所用があって、鴨川沿いの道を自転車で走っていた。いつも行く探鳥ポイントより少し南の場所だった。すると、昔、聞き慣れた鳥の声がした。高い声で、息を切らせる間もなく、ずっと囀っている。これは・・・・(ヒバリがいるのか!?) 少しワクワクしながら辺りを探す。 ヒバリの声を聴くのは久しぶりだった。10年以上前になるが、いつもの鴨川のポイントでもヒバリは囀っていた。カワセミを探して河原をうろついていると、出...
見た目は同じようなカワセミでも、性格は色々あるようです。ここB地点では、2羽の鳴き交わす声が、川辺から東岸の土手の梢に響き渡っていました。 このメスは、頭頂部も腹部も羽毛の擦り切れ、羽の傷み具合が目立ち驚きました。交際期間と見かけから抱卵後期かと思います。 一方、オスの方は綺麗な「はねツヤ」をしていて、首をかしげたくなります。どうやらこのカップルは、働き者の奥さんと暢気な亭主の組み合わせのよう...
家でテレビを見ていると、平安神宮での花菖蒲の開花情報をNHKのニュースでやっていた。放送時は雨だったが、綺麗に咲き揃っていた。ネットで調べると、6月8日は秋と初夏に年2回だけ行われる無料公開日だった。 ちょうど先日、植物園のしょうぶ園を見そびれたところだった。これは行くしかない。 京都市地下鉄の東山駅を降りて神宮道を通り、巨大な鳥居の脇を抜ける(鳥居の下は車道)と、平安神宮の応天門が見えてくる。 平安...
タイミングよく、Dポイントで餌取りをするオスの姿を見ることができました。 給餌に追われているのでしょうか、今日もこのポイントでの餌取りは3分間でした。 上流から飛んできたカワセミのオスが、一本の高木に留まりました。高いところから、川面をジッと見ています。 繁茂した夏草の細い茎に留まることも多く、足元がおぼつかないため面白い動きをします。 ふらつくのを嫌ってか、地面に直接、留まったりもします。 獲物...
6月2日に、カルガモの親子を見つけて喜んでいたが、翌日以降、親子を探しても見つけられないでいた。 それから3日が過ぎたこの日、鴨川のほぼ同じ場所で元気そうに泳いでいるカルガモの親子を見つけた。はじめ親子はかたまって泳いでいたため、数が減ったように見えた。 先日見た時は、ヒナは7羽だった。残念なことだが、産まれたヒナが全羽生き残ることはまれなので、普通、時間が経てば数は減っていく。仕方ないかと少し諦...
(府立植物園なからぎの森 東池入口付近) 彩鮮やかな花々は大好きですが、心を癒してくれるのはやはり緑の木々です。新緑の頃と比べると大分深い緑色になってきました。強い陽射しも、木陰に入ると救われます。(なからぎの森 東池)(なからぎの森 西池付近)(蓮池で泳ぐカモ)(四季彩の丘)(盆栽・鉢物展示場)(くすのきの並木)(ばら園付近) これは駅に留まっていた京都市地下鉄の新型車両(烏丸線20系)です。令和...
前回の続きです。 満開のバラは十分に楽しめましたが、もう一つの期待だった『あじさい園』は、薄緑の若葉が多く、一部が咲いているだけでした。まだ早かったようです。(アジサイ) もちろんこの他にも、初夏を彩る大小様々な花が咲いていました。 ハスの蕾が出てました。この下に数羽のカモが泳いでました。(沈床花壇と噴水)(エキナケア パリダ)(キボウシ)(サラサドウダン) 家に帰っるまで気付かなかったのです...
6月の花々と言えば、バラや菖蒲、アジサイなどを思い浮かぶ。そろそろ賑やかに咲き始める頃だろうと京都府立植物園に行ってきた。 比叡山を借景にしたばら園には、数十種類のバラが植えられている。すでにピークを迎えているようで、タイミングとしては正に見頃だった。満開のバラに心が躍る。 この日は快晴のお天気で、暑さはさほどでもなかったが、撮影するには陽射しが強すぎて、うっかりすると花がテカテカに写ってしまう...
鳥影の薄い今日この頃ですが、水辺に垂れ下がった草むらからカルガモの集団が現われました。 丁度、一年前にもカルガモの親子に出会いましたが、今年はヒナが沢山います。 母カルガモは、用心深くあたりを伺い、そっと水面に進みでてきました。 すると、母鳥の両側から泡立つようにヒナが次々と現れました。 雛の数は7羽で、まだ巣立ちしたばかりのような大きさです。 7羽の雛の動きは予測不能で、数羽で広がったり、くっつ...
5月20日 オスのカワセミが、巣穴のそばでメスと交代待ちをしていました。 10分余り留まっていましたが、上流に向かって飛んで行ってしまいました。 5月29日 オスのカワセミが、巣穴のそばで10分余り交代待ちをしていました。こちらが暑くてまっていられないので、留まっている姿さえ見られるのは1週間に1度くらいです。 5月31日 雨の上がった午後から、1時間ほどメスの餌取りを見てきました。 橋げたのいつものポイント...
繁殖シーズンの今は、色々なヒナ鳥が出ている。 岸辺の大きな並木の樹上で、羽根をバタつかせて餌をねだるムクドリのヒナ鳥がいた。頭に白い産毛を生やしていて、まだ巣立って間もないようだった。 巣立ちビナは上に留まっていた成鳥に懸命に呼び掛けていたが、隣の枝にいた別の成鳥を見つけると、すぐに飛び移って行った。 ここでも懸命にエサをねだるヒナ鳥。 今度は成鳥の方が、嫌って離れていった。 エサを咥えていた成...
連日気温の高い日が続き、日陰のない地点で観察時間は短くになってしまっています。 一番南のD地点では、ここしばらくツガイの姿を見なかったのですが、この一週間で、オスが餌取に出ている姿を2度見ました。 予想としては抱卵が終わり、孵化したのではないかと思っていたのですが、どうなのでしょう。3週間前までは巣穴の下で、抱卵交代を待つオスの姿をよく見たのですが。 このオスは、頭部とお腹の羽毛の擦り切れ具合が目...
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巣穴の近くに、メスのカワセミが留まっていました。 しばらくすると、オスがやって来てメスの傍に留まりました。 互いに何か言っているようです。 すると、2羽がそろって飛び立ちました。 そしてオスは巣穴に入り、メスは向きを変えて飛んで行きました。 先ほどのやり取りは、「あなた、卵の面倒見なさいよ。 私はお腹空いてんだから・・・」とでも言っていたのでしょうか。 ちょっと距離が遠かったので、聞き取れません...
ヒバリのいる河川敷で、他の野鳥達の様子も見る事が出来ました。 コチドリペアが、上流から中州に飛んで来ました。 コチドリオスが「ピォピォピォピォ・・」忙しそうに小走りしています。 一方メスは、ジッとしたままです。 メスが先に移動した広い中州に、オスが飛んできました。 コチドリオスのメスへのディスプレイが始まりました。 風の強い日でした。飛び立ったノビタキが北風にあおられて中々前に進みません。...
ヒバリは、繁殖期以外は草むらの中に身を潜めて暮らしているようで、姿が見られません。 繁殖期を迎えたこの時期、活発になるオスの動きが見られる河川敷に出かけました。 あちこちから鳴き声はしますが、草むらから姿を現すのを辛抱強く待ちます。 アッ 出てきました!! ヒバリはあたりを警戒し、首を小刻みに動かし、急ぎ足で歩いたり走ったりします。 一瞬立ち止まっては、後ろの警戒もおこたりません。 草...
水飲み場の近くの桜園を通りかかると、つぶらな瞳のビンズイと目が合いました。 とそろりそろりと近づくと、周囲にいたらしい数羽が一斉に飛び散りました。 大木の横枝に飛んで、今度はオリーブグリーンの背中を見せてくれました。体の下面の淡い色に濃い縦斑、淡黄色の太い眉と濃い過眼線、どちらも対照的です。 もう一種、漂鳥に分類される似ている鳥です。 ビンズイはヒバリ属ですが、このアオジはホオジロ属です。 ...
鴨川南部に、カワセミの巣がありそうとの話しを聞きました。 そこは今月当初、鳴き交わしをしていたペアが営巣すると予想していた場所より、もう少し南の護岸でした。 ペアのメスが、オスとの抱卵交替を待っている所です。 巣穴は、前にすだれのように枯れた葦が覆いかぶさっています。 その位置は水面から約1m余りの高さで、大雨で削られたへこみがあり、付近には、いくつか試掘したような穴が開いています。 巣穴の付近...
「ヒリリヒリリ」と鳴くスマートな鳥は、夏鳥のサンショウクイです。 高木のキブシの高枝に止まった姿を、やっと捕らえました。 最初にカメラに収められた個体は、蜘蛛の糸を咥えていました。 巣材集めかとも思いましたが、糸に引っかかった虫を食べようとしていたのかもしれません。 集団は4,5羽いるようでで、水飲み場の周辺を飛び交っていました。 虫を枝葉で見つけると体勢を横にしますが、ほとんど枝...
春にから夏にかけてはヤマガラは虫を好んで食べます。 最近、ヤマガラがモミジの木に止まっているのをよく目にします。 時にはエナガのように、細枝を足指で握り宙吊りになっています。 モミジの茎や葉には、アブラムシが付きやすいそうです。 モミジにとっては、害虫駆除になりありがたいですね。 この右目の上下に茶色い斑のある個体は、シャクトリムシを捕まえました。 水場にやって来たヤマガラです。 こんな前のめ...
街の商店街の一角では、ツバメの営巣が始まっています。 すでに育雛中のようで、雌雄が小さな虫を咥えて巣に帰って来ます。 雌雄の帰りが被ることもあり、メスはオスの餌やりが終わるのをそばで待っています。 オスの給餌の間隔は頻繁で、約5分おきでした。 オスツバメは、時折警戒するように高い所にとまってあたりを伺っています。 こちらは、鴨川の岸辺で土を集めているオスツバメです。 メスツバメは...
中州に生えているセンダンの木に、ノビタキが止まっていました。 樹高のあるセンダンは、虫を見つけるのに見晴らしがいいのでしょう。 尾羽を上下させ、時折小さくヒッヒッと鳴きます。 虫を捕まえるとそのまま舞い降り、食べているようです。間をおいてまた同じ木に戻って来ました。 葦原にはスズメの集団も居て飛び跳ねています。 スズメよりも小さいノビタキですが、葦原でのジャンプは高く、見ていて楽しくなります。...
高野川に4羽居たカワセミは、この1羽のオスが居残っているだけになりました。 穂先を落とした枯れ葦の茎に、カワセミは上手に止まりました。 背の高いから茎から飛び、葦原の向こう側に姿を消してしまいました。 再び対岸に現れた姿を見つけると、1秒でも長くそこに止まっていてと思います。 止まり木を下流に向かってチョンチョンと移動します。 鳥密度が低くなり、広くなった川はどこを飛んでも諍う相手は居ませ...
高野川の鳥見の帰り、思わぬ光景を見ました。 コサギの目先と足指が、婚姻色の薄紅色に変わっているのにも驚きですが・・・。 対岸の川淵に後ろ向きのコサギが1羽、ジッと水面を見つめ立っていました。 っふいにかがんむとクチバシを水面に突き刺し、挟んできたのは大きなヒキガエルでした。 あばれるヒキガエルを川に漬けています。 カエルが苦手な人は、続きを見ない方がいいかもしれません。実は私も苦手です・・・。 ...
(若鳥メス・3月) 3年前から観察しているカワセミの繁殖場所に、今年もカワセミのキャストがそろいました。只、今年は若鳥のメスが1羽多いのですが・・・。(ペアのオス・4月) 今日は、鴨川南部の欄干に止まるオスの姿を見る事が出来ました。 ここでは橋を利用したペアの待ち合わせや、巣穴へ魚を咥えて飛ぶ姿が毎年見られます。(ペアのオス・2月) 探鳥の行き帰りに通る橋ですが、橋の上から岸辺に止まるオスの姿を見...
いつものように鴨川沿いを自転車で北上しました。 桜が綺麗に咲いていますが、今は開花の終盤に差し掛かっています。例年より遅い開花でしたが、葉桜に変わり始めた木も増えてきました。(くいな橋北側の土手) 遊歩道の左側は、八重咲の白い大輪「シロタエ」、右側は「ソメイヨシノ」です。 花びらが風に操られ、雪のようにはらはらと舞い落ちてきます。 (JR西日本奈良線橋梁辺りの桜) 三角形に組んだ桁橋が、桜...
ヒレンジャクとキレンジャクの混群と言いたいところですが、混じっているのは1羽だけでした。 ヒレンジャクに混じって、キレンジャクはキヅタの実を食べています。 キレンジャクと言えば、尾の先が黄色い以外にも、下腹部も淡い黄色に見えます。 残念ながら、翼の先の黄色は、葉っぱに隠れて撮れませんでした。 太くて黒い過顔線はヒレンジャクとと違い、短いようです。 キヅタの実は熟するのが4月中旬頃と遅く、渡りの前...
2008年公開の映画、ジョン・ウー監督の『レッドクリフ Part I』をご存知でしょうか。今から1800年前の中国は漢の時代、三国志で有名な『赤壁の戦い』を扱った映画です。 その冒頭でキレンジャクが登場します。 開け放たれた離宮の外から、一直線に小さく鳴きながら、若く気弱な皇帝のもとへ飛んで行きます。そしてフィフィと口笛で呼びかける皇帝が差しだした手に止まります。 それだけで、野鳥好きな人は目を奪われたと思...
秋に渡って来て、随分と目を楽しませてくれたカモ達の渡りが始まっています。<高野川> 天気が良く水面は明るく、コガモ達が気持ちよさそうに泳いでいました。 クチバシから尾っぽまで焦げ茶色のトーンの美しいメスを見つけました。 居残り組も、いつ姿を消すのかと思うと寂しくなります。<鴨川> 鴨川に分散していたキンクロハジロが、下流域に集まって来て十数羽になっていました。 集団で渡りをするのでしょう、南下し...
(府立植物園) 170品種、500本と圧巻の桜が、遅咲きの桜もあり4月一杯楽しめます。(蹴上インクライン) 先週末に蹴上げに行きました。海外の団体客はじめ、ウエディングカップルが、思い思いに贅沢に桜を背景に取り込んでいました。(蹴上疎水) 右に見えるのは岡崎にある京都市動物園です。 疎水にはキンクロハジロ、ホシハジロ、オオバンが泳いでいました。(岡崎さくら回廊十石舟めぐり) 巡行待ちのお客さんが列を作って...
ノビタキのオスがカラシナに止まっていました。 先週見つけた時はメスもいましたが、今日はオス1羽だけでした。 川辺からの距離が、西岸の方が近いので逆光ではありますが、夏鳥の到来の雰囲気が。 虫を見つけて飛び立っては数メートル移動します。 舞い降りて見えなくなり、ひょこっと現れたりするのが、キンクロハジロやカイツブリを撮っている時の感覚になります。 カラシナは花盛りを迎え、小さなノビタキの体をどこか...
先月からカワセミのオスの縄張りに、2羽のメス(成鳥と若鳥)がやって来て諍いをしていましたが、オスが選んだのは成鳥のメスでした。 ペアがは高揚している感があり、甲高い大きな鳴き交わしの声が掘に響き渡ります。 オスの餌取りがふいに始まると、メスはその後を追います。 オスがそばの本流に飛んで行くと、メスは餌対岸に飛び、餌取りを始めました。 オスが距離を置くと、メスは気にし始めます。 「ここに居るよ」...
園内を歩いていると、樹上から『ヒィ、ヒィ、ヒィ・・・』とか細い割には、賑やかな鳴き声が聞こえてきました。 集団で、キヅタの実をもぎとって食べていました。 つるりとした滑らかな体の鳥で、はじめはイカルかなと思いましたが、カメラで確認するとレンジャクでした。 思わぬ出会いに大喜びです。今年の2月14日に高野川上空で見かけて以来です。尻尾を見ると朱い色をしています。ヒレンジャクでした。 ただ声はすれども...
(シャクヤク) 少し前の事ですが、京都府立植物園へ行ってきました。桜も終わり、辺りの様子も変わりましたが、今を盛りに咲き誇る花々が沢山ありました。やっぱり花は良いですね。(テッセン)(テッセン)(テッセン)(ナスタチウム)売店で売っていたナスタチウム(シャクナゲ)(藤の花)(ツツジ)(ミツバツツジ)(タンポポとイモカタバミ。野草も綺麗)(ジャノメクンショウギク)(シンガーソングライターの佐合井マリ...
鴨川の岸辺で、ツバメが土を啄んでいました。集めているのは泥と枯草です。 一羽飛んで来ると、間をおかずもう一羽が傍に飛んで来ます。雌雄のツバメのペアの関係は繁殖が終わるまで続きます。 ペアは巣材運びを共にしている様で、飛び去るときも同様の行動をとります。 左の尾の長いほうがオスで、右の短い方がメスです。それから、さえずっているほうがオスです。 オスは尾が長いほどモテるそうです。身体能力にすぐれ...
4月17日 ●10時20分・・・この日は巣立ち前日という事になりました。2時間ほどの観察です。 昨日から見ていると、給餌は巣の上の枝にぶら下がって給餌する親と、巣の下枝に留まってから給餌する親がいます。 どちらがオスでどちらがメスかはわかりません。●10時30分・・・親2羽一緒に飛んで来ていた給餌もバラバラになり、間隔が平均すると5分おきになって来ました。給餌の間隔が最短1、2分おきが続く時もありました。そこ...
エナガの営巣中の巣を見つけました。ネットの写真で知っていましたが、実際に目の前の木の幹の又に張り付くようにあります。10㎝余りの長さの楕円形をした袋のような形でした。 巣の周りは枝葉で覆われているとはいえ、こんな人が誰でも通るような明るい開けた場所に作られているのに驚きです。(巣上の枝にぶら下がり給餌する親) 巣立ち前は、給餌の虫のサイズが大きくなります。 親は何故か2羽が一緒に飛んで来て、1...
クチバシいっぱいに、虫を咥えたヤマガラのオスが飛んで来ました。 これは給餌相手がいるなと思い、あたりを見まわすとヤマガラが2羽、隣の木に居ました。 1羽は飛び去りましたが、もう1羽はメスらしく、虫を咥えたオスが羽を打ち震わせアピールしています。羽を打ち震わせるのは、給餌を待つメスのアピールという認識がありましたが、ヤマガラは違うようです。他の野鳥と違って、さらにメス優位の生態なのでしょうか。 ...
スズメが、たくさんの綿毛を咥えて飛んで来ました。 ここの川淵の土手には、野草化したポピー、ナガミヒナゲシが咲いています。 スズメやムクドリなどの小さな野鳥達が、草の間から見え隠れする姿が、とても愛らしく見えます。 人が通ると、スズメ達はジャンプするように舞い上がってワラワラと飛んで行きます。 ムクドリは警戒心が強く、人が近づくと集団で電線や橋桁、及び土手の下に瞬時に逃げ去ってしまいます。 ムクド...
玩具の鳥のような色合いのソウシチョウは、クチバシの赤いのが成鳥です。ソウシチョウは江戸時代、鳴き声や美しい姿を鑑賞するためのペットとして輸入されたそうです。それが、鳴き声が大きく騒音問題となり、飼い主や売主が手放すなどして篭脱けどりと呼ばれるようになったんだそうです。 問題化されているのは、 同じ藪で繁殖する他の野鳥の生殖を妨げるためと言われています。 暗い茂みから、もぞもぞと10羽...
ウグイスのオスは、冬の間の体形から繁殖期はぽっちゃり型へと体形が変わるそうです。 特に目に付くのは、筋肉が付いてくる喉から胴につながる部分です。 ひらりと軽やかに枝移りしますが、ここまで膨らんでいたのかと思える体型になっています。この時期、オスは体重が2,3割増しになるのだそうです。 ウグイスは一夫多妻の鳥で、この時期途切れることなく囀っているのを耳にします。 囀り以外に連呼するように鳴くのは、...
この時期、川辺で大きな群れを成しているカモはヒドリガモだけです。 30羽から80羽程の群れが点在するように、淋しくなった川面をうめています。 土手でも集団で幅を利かせているように見えるいるヒドリガモ達ですが、人との距離が縮まるとお尻を振りながらスローな足取りで川岸まで歩き、大きな羽音を立てて飛び立ちます。 黄色と緑のコントラストを作る、カラシナと土手の上空を飛ぶヒドリガモは軽快そうに見えます。 何処...
今日は、久しぶりに鴨川下流域のすぐ西の支流にいたメスカワセミを見ました。 メスは本流の鴨川下流から飛んでくると、つがい相手のオス(4月4日掲載・カラシナを渡るカワセミ)を呼ぶような甘く大きな声で鳴きました。 しばらくカラシナの茎にじっと留まり、辺りを伺っていましたが、つがい相手のオスは現れませんでした。 メスは、餌取りモードに入りました。周辺で、獲物を次々に仕留めます。 このメスは...
彼、彼女ら、普通の鳥たち(もちらん私の勝手なイメージですが・・・)には、素晴らしい利点があります。(ツグミ) それは数が結構いるので出会うチャンスが多い事、そして近づいてもあまり逃げない鳥が多いこと。 だからアップで写真が沢山撮れます。カワセミなどは5m以内に近づくのは至難の業ですが、アオジなどは3mまで近づいても逃げません(時もあります)。(シジュウカラ) もっともポピュラーな鳥でも、シジュウ...
『普通の人々』と言う映画を憶えていらしゃるでしょうか・・・ロバート・レッドフォードが初めて監督をして、いきなり作品賞、監督賞等4部門でアカデミー賞を獲った作品です。 ごく普通の幸せな小さな家庭が、長男の事故死をきっかけに家族の絆が崩れていく・・・ そんな内容だったように思います。1980年の作品で、自分はまだ大学生だった頃です。もう40年以上経ってしまいましたが、甚く感銘を受けた記憶があります...
先日、京都府立植物園を訪ねた時には、まだ桜の花が沢山残っていました。ピーク時よりは少し花が瘦せてしまった印象ですが、枝垂桜を中心に桜の華やかさを味わえました。 最近は街を歩いていると、入学式で着飾った子供たちや、初々しい新社会人の姿をよく見かけます。花と合わせて春爛漫と言いたいところですが、寒の戻りで、朝夕寒い思いをしています。数日前は、あやうく風邪を引くところでした。皆さんの地域ではどうだった...
先日、ヒバリを見つけた岸辺へまた出かけました。 今回は地上で盛んに囀っていたのですぐに見つかりました。おまけに、少し離れてはいますがもう一羽ヒバリがいました。 ヒバリは雌雄同色なので、どちらがオスかメスかの区別は難しいです。換羽を立てている方がオスのように思えますが、そうとも限らないようです。 2羽は少しづつ距離を縮めていきました。もう出来上がったカップルなのでしょうか・・・ と、そこへ闖入者が...
今日は所用で、午後4時を回ってからの1時間ほどの観察です。 つがいのオスが、K橋の南側に留まっていました。オスは、じっと川面を見つめていましたが、足で小さくリズムをとり始め、瞬時に飛び込みました。浮上してくると、橋底の奥に入ってしまい、下からのぞいても姿は見えません。 しかたなく、橋の北側移動にしたとたん、橋の南側で甲高い鳴き声があがりました。他のカワセミの侵入だったのか、メスが飛んで来たのかわ...
橋桁に飛んでくる野鳥達の中には、カワセミ以外にも、セキレイやイソヒヨドリがいます。 今朝は、公共施設の屋上で、途切れることなくさえずるイソヒヨドリのオスを見つけました。何事かと思う位の声量に、通勤途中の人達の視線も集めていました。 その後、すぐそばの橋桁に飛んで来ました。 セキレイやイソヒヨドリは、ここで何を狙っているのでしょう。 イソヒヨドリのオスが、しきりとジャンプを繰り返しています。 橋...
モズのオスの縄張りに、メスが飛んで来てカラシナの茎に留まりました。 メスは同じ場所に、じっと留まったままです。 しばらくすると、オスが飛んで来てカラシナに留まりました。2羽の距離は最初は5m程ありました。 モズのメスは、オスが近づいてくると他の野鳥達と同じように、羽を打ち震わせていました。 急接近です。オスがメスの留まっているカラシナの茎に飛んで来て給餌しました。 咄嗟のことに、ピント合わせ...
今日は2時間半の観察です。オスは魚を咥えて約1時間おきに丘陵地の巣穴に向かって2回飛びましたが、3回目はないようです。K橋の橋桁で休憩をしている様子でした。 1時間余りしても給餌がないためか、メスがK橋に向かって飛んで来て橋をすり抜け、すぐ北の右岸に留まりました。 するとオスはメスの様子を伺うように、橋から飛んできて鳴き交わし、周辺をクルリと飛ぶと上流に飛んで行ってしまいました。 その後を追うと、上流...
鴨川南部の岸辺を自転車で走っていると、去年の初夏、ヒバリに出会った事を思い出した。近くまで来ていたので、少し足を延ばしてみようと考えた。 で、行ってみて驚いた。『草地がない・・・・』 目の前に広がっていたのは、平らにならされた茶色い土の地面で、少し先には大きなショベルカーが2台並んでいた。 愕然とした。 この日は土曜日。多分、平日なら大きな音を立てて重機が地面を叩いている姿が想像できた。ただ今は...
K橋にオスが飛んでくる姿が見られるようになりました。そして、餌取り姿を見、鳴き交わす声を聴き、穴掘りメスのお相手はこのオスだということがわかりました。 オスはメスがいないと、獲った魚を咥え東側の丘陵地に飛んで行きます。巣穴もすでにできているようです。 このオスはというと、K橋からさらに300m程下流及び、すぐ西側の支流を縄張りにしていました。 それが2週間程前から、この高架橋で姿をよく見るようになり...