ヨーロッパに住んでいたころ、友人たちが誕生日にケーキやクッキーを焼いて持ってくることに最初は驚きました。 でも、よく考えてみると、誕生日は「自分が生まれた日」であると同時に「自分を産んでもらった日」であり「育ててもらった月日を思い出す日」でもあるのです。 (自分で両親のもとに生まれることを決めてきたのだから、産んで、育ててもらったという表現の方が適していると今では思います。) この感覚はヨーロッパに出る以前から持っていた感情ですが、いまいちどう表現したらいいのかわかりませんでした。 彼らに教わったのは、自分からもてなしてみるということ。 やってみると、感謝の気持ちが顔を出しやすくなっていること…