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風の道アートdiary https://cazenomici.hatenablog.com/

60代後半から透明水彩画を始めました。

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2021/02/02

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  • 欲しい絵の具が買えない

    一年余り絵を描いていない間にインフレが進み、急速に身の回りのものの価格が跳ね上がったのは切実に感じていましたが、それは画材にかんしても例外なく影響していました。 私が使用している絵の具は主にW&N社のものです。その中で、オーレオリンは一番に筆に取る黄色で、これに赤や青を足して欲しい色を造っていました。先日久々に絵の具を点検し、残り少ないこの黄色を補充しようとオンラインショップを当たったらえ?? 〜〜廃盤〜〜 ですと。製造が中止されているんですね。 いつの間に・・・。3原色の混色がようやく分かり始めたところなのに、その基本色が手に入らなくなるとは思いもよらず、ガックリです。 調べればシュミンケ社…

  • 風立つ日、廃駅にて

    水彩画を再開しました。やっと、です。 一年も休んでしまったため、手際は悪くいさぎよく色を置くこともできないけれど、また少しづつ描いていければと思っています。 廃駅のホーム <F4 ラングトン紙> 旧軽便鉄道の駅跡地でスケッチし、着彩は家で。水彩絵の具では白い花を描くのは難しく、風に揺れるコスモスは描けずじまい。 食事のこと・ 電気圧力鍋 夏頃より胃腸の具合が悪く食生活の見直しを始めました。その経過のメモです。 ー9月某日ー炊飯専用で使っていた電気圧力鍋の付録のレシピには、蒸し物、煮物、炊く、茹でるなど 約80種の料理が載っています。 これを使いこなそうと手始めに「ぶり大根 」を作る。 材料と調…

  • 近況

    久々に更新します。今日は年度末の週末ですね。仕事をしていた頃はこの日が大きな区切りであり、公私ともに新旧入れ替わりの中で、多忙を極めていたことを思い出します。 今も昔も、私にとって春は、”花粉症”に悩まされる季節でもあります。外出はなるべく控えなければなりません。それでも、家にいて窓の外の木々や草花、近隣の家並み、山の端、空の様子など飽くこともなく眺めていられるのはーーー現役世代の方々には、社会保障費やそれ以外にも負担をかけることを思うと、心苦しくありますがーーー申し訳ないほど嬉しいものです。そして読書も。誰にはばかることもなく、好きな本をゆっくり読めること。1日に20ページほどしか進まないこ…

  • 絵の探し物

    以前、雑誌で目にして心強く惹かれた油彩画があります。 またいつか ゆっくり見る機会が来るだろうと、タイトルと作者名だけは忘れぬよう頭の中に置いていました。 ⇩ ⇩ ⇩ タイトル 「サン・マメス六月の朝」作者 アルフレッド・シスレー タイトルも作者名も忘れるはずもありません。特徴ある地名、それにアルフレッド・シスレーは大好きな画家の一人です。シスレーはモネと同時代の印象派の画家。風景画では日本でも広く知られているから、探すのに苦労はしないだろうと鷹をくくっていました。 ところが、最近になってやっと重い腰があがり、この絵の追跡を試みたところ、タイトルから上がってきたのはなんと、記憶とは全く違う別の…

  • 絵の探し物

    以前、雑誌で目にして心強く惹かれた油彩画があります。 またいつか ゆっくり見る機会が来るだろうと、タイトルと作者名だけは忘れぬよう頭の中に置いていました。 ⇩ ⇩ ⇩ タイトル 「サン・マメス六月の朝」作者 アルフレッド・シスレー タイトルも作者名も忘れるはずもありません。特徴ある地名、それにアルフレッド・シスレーは大好きな画家の一人です。シスレーはモネと同時代の印象派の画家。風景画では日本でも広く知られているから、探すのに苦労はしないだろうと鷹をくくっていました。 ところが、最近になってやっと重い腰があがり、この絵の追跡を試みたところ、タイトルから上がってきたのはなんと、記憶とは全く違う別の…

  • ポチ袋

    このブログを見てくださる数少ない皆様、いつもありがとうございます。 静かに平穏に隠居生活を送るのを理想?!としていた私ですが、思いがけぬピンチの到来で、心身健やかならぬ日々を、如何ともし難く過ごしています。 絵はまったく描けていません。いつになったら?予測も立ちません。そのような訳で、気持ちが上向く時のくるまで、しばらくの間、ブログの更新は滞ると思います。 何も手につかない中、今日は節約を兼ねてポチ袋を作ってみました。お正月が来るので、せめてこれくらいはしようと。 5人の孫のお年玉用です。 スケッチブックの半端な部分を利用。封筒型に切り取り、フリー素材など参考にうさぎのアレンジ画。水彩絵の具は…

  • 鉛筆デッサン/軍手

    <画用紙に鉛筆> (昔描いたもの) この頃、絵を描くのが楽しくなくなってきました。「思うようにできない」の繰り返しで、気力が削がれてしまう。 インタヴァルを取る 先週、1年ぶりに息子家族のところへ行き、孫たちの一段と成長した姿を見て、驚き、喜び、元気をもらって帰りました。 ここでも夕方、ウォーキング。気持ちの良い日没でした。 また、ほんの数時間、同市に住む旧友と久々に会いました。20年以上経っていても、(内面は)お互い昔とちっとも変わらないのが、ただただ嬉しい。 友人と二人でこのお店に入りました。 三ノ宮センター街の2階、外のテラス通路から目についたダーツカフェ。二人ともダーツは全くやったこと…

  • ポツンと灯り

    野崎浜灯明台 <22×27 ラングトン紙> 昭和40年代頃までは稼働していた塩田の名残りで、今は湾の隅に忘れられたように立っている灯明台。向かいのフィットネスクラブの窓からは、煌々とした光が溢れていた。夕暮れの中で鉛筆描き、続きは想像で着彩したが、空と海に手を出し過ぎ、怪しさが増す。 最近は夕焼けがとても綺麗で、それを見たさに毎日30分ウオーキングが続いています。そして、好物の柿を食べて腹痛に。(柿胃石という症状があるらしい)コカコーラボトラースの強炭酸水を飲んだのが効いたのか、不思議にも病院で待つうちに治ったのですが。果物も摂り過ぎは怖いことを肝に命じました。

  • スケッチ

    一昨日、スケッチ会に参加した。成果はこの小品ひとつ。 溜川・旧水門あたり <12×17 マルマン> 9:30〜12:30の3時間半の予定で、 上手くいけば F 4サイズ が完成したかもしれない。が、ラフスケッチを描いた後、 大きいスケッチブックを開いたところで、通りかかりの人に声をかけられた。 地元の歴史に詳しい方だった。溜川の由来に始まり、備中松山藩、干拓工事、高瀬船の往来、出羽の羽黒山 etc・・話を聞くのは嫌ではないが、集中できない💦話は切れ目なく延々と続き、11時もゆうに回った頃ようやく去った。 快晴で光が眩しく、眼も心配だったから、大きい絵は断念。ラフスケッチに着彩して終わることにす…

  • 浜辺

    秋の曇り日、一人スケッチに行く 1ヶ月以上も水彩画を描いていない。パレットにしぼった絵の具は乾いて固まり、机にはうっすら埃が。次第にこれが違和感なくなり始めていたところ、昨日は急に涼しくなり、陽射しも緩そうなので、久々にフラっと絵を描きに出かけた。遠くへは行かず近隣で場所を探し、車から見えた海岸沿いの磯浜へ降りて描く。 まずは小さなサムネイル、のつもりが、結構描き込み。 <小型スケッチブック・マルマン製>百円とは思えない優秀なこのスケッチブック。滲みもそれらしく出る。 そして高価な(?)スケッチブックへ <21×27> stillman birn スケッチブック、シュミンケアカデミー絵の具 思…

  • あきらめる

    今年の夏は予期しなかった病気が、胃腸や眼や頭といったところに表面化してきて、体調面ではサイアクでした。 暑い季節の間中、これらの不調からなんとか脱したいとそれぞれの病院に通い、悪習慣をあらため、友人から情報を得ては試したり。痛みや変化に必要以上に敏感になって、不安のうちに多くの日々を過ごしました。なんと時間の勿体無い。そうして、今やっと気付いたのが、 あきらめること。 ⚪︎諦める:望んでいることが実現できないと認めて、それ以上考える(する)ことをやめる⚪︎明らめる:明らかにする(さとる) この両方の意味であきらめることにしました。 この間、気持ちを支えてくれたのは、やはり家族と友人。現状に感謝…

  • エスキース/2022年8月③

    昨日、人物のエスキース3枚目を描いた。区切りとして、ミュージシャン3人のエスキースは8月中に終わらせたいという自分なりの決め事があって、それはどうにか果たせた。やっつけ仕事になったかもしれないけれど、絵はいつもどれも不完全だし、反省の山。これも山を積み上げる一枚になり、わずかでも土台を支える経験値に入ると思いたい。 ストリートミュージシャン③ <34×25 ランプライト紙> ミュージシャンの三人目はギタリスト。足(下半身)から描き始めたにもかかわらず、全体を修正しているうち下がつまってしまいました。ご愛嬌。さて、このエスキースをもとに、少し大きい紙に一つの作品が描ければ良いのだけれど、今はその…

  • エスキース/2022年8月②

    峠を越えたものの、日中の直射はまだまだ厳しい。眼のケアため、窓際を遮光遮熱のカーテンに変え、ブラインドをおろし、薄暗い中で絵を描く。これでは色の判別がなってないと思いつつ。 ストリートミュージシャン② <27×22 モンバルキャンソン紙> 前回の続きで、二人目はバイオリン奏者。肌色はもっと赤黒く、シャツもストライプ模様でしたが、明暗を見やすくするため自分の描きやすいように変えています。ほとんどの部分は一度塗り。影の濃い部分に少量の暗色を重ね塗り。実物の哀愁ある顔が表現できず、強面になってしまいました。

  • エスキース/2022年8月

    早く夏が終わってくれないかなーと待ち続けたこの2ヶ月。クマゼミにかわってツクツクボウシの鳴き声を耳にし、またトンボの小連帯が空を横切って行ったりするのを見かけ、やっと秋が来たかと安堵する。 描きたいものも思いつかず、昔のアルバムからエスキース(下絵)を起こしてみました。 ストリートミュージシャン① <34×25 ホワイトワトソン紙> フィレンツィエの広場で演奏していたトリオ。よく分かりませんが、この人はたぶんベース担当。楽器はコントラバスですかね?左足の影の部分をステイン系の絵の具で失敗し、楽器は重ねるたびに濁ったりで、無惨なことになりました。 💡 過ぎたるは及ばざるが如し。

  • トスカーナ風景

    <25×34 ランプライト紙> 季節は5月、イタリアはフィレンツェ。街を流れるアルノ川の左岸に、メディチ家ゆかりのピッティ宮殿という広大な屋敷があり、その敷地にあるボーボリ庭園を上へ上へと登ると天上庭ではこのようなパノラマがひろがっています。 訪れたのはもう10年も前ですが、たぶん今も景色はさほど変わっていないかと。当時の写真と記憶から起こしたので、スケッチでもなく中途半端なものになりました。 そのボーボリ庭園でのサプライズは、腰をおろした芝生の中で1ユーロ硬貨を拾ったこと!あんな広い芝庭で、、。もちろん届けませんでした。その帰り道、酷い通り雨にあってびしょ濡れになったりもしました。 外でスケ…

  • 橋と漁港

    今春のスケッチブックから これをもとに室内で描きました。 <22×25 ラングトン紙>絵の具:マイパレットの13色、ウィンザーニュートン。 少し前に描いた鐘楼のあるお寺の境内からの眺望で、左に小さく見えるのは瀬戸大橋です。眼の状態が良くないので、短時間を小刻みにつなぎあわせて描いています。

  • 草むら

    <25×17 ラングトン紙> 散歩道の途中で見たグラジオラスほか、桔梗やコスモス。奥は大きな木の茂み。野生化した草花はひょろっと細身で涼やかでした。 短時間しか手元作業ができないので、絵もブログも簡略になりますが、スローペースで続けたいと思っています。

  • デッサン/頭部

    時々は基本の振り返り。鉛筆デッサンをする。 あまり正確にできてないけど、練習ということで。 今、目に心配を抱えていて、細かいものを見たり、太陽光やブルーライトを浴びたくない心境です。パソコンやスマホも控えて、絵を描くのも短時間にしています。 <24×14 鉛筆デッサンの上に着彩> ノーマン・ロックウェルの油彩「信仰の自由」の一部分を模写しました。頭部より手が主題の絵です。

  • スマートウォッチをつけて外へ

    格安 スマートウォッチを買った 腕時計をしなくてもスマホがあれば、ほぼ支障がないので、ずっと時計をしないでいました。(あるのはあるんです、高級な時計が1個。でも電池が切れているし、困窮時には現金に替えられるようにと、ほぼ使用せずタンスの肥やしというものが💦) なぜスマートウォッチが欲しかったかというと、 睡眠測定ができる 歩数の計測ができる スマホを持ち歩きたくない 活動的になる など 、健康管理に役立てることと、 出不精を改めるためです。 そして 三日坊主の私は、これを楽しんでするためのツールがあれば使いたいところです。スマートウォッチのことは全くわかりませんが、Amazonで千円のクーポン…

  • 曇りの日、河口にかかる橋 <25×34 ランプライト紙> 車の往来が多く狭い路肩は危険で、数分の立ちスケッチもできそうにない場所。それでもここは興味深くて、ずっと描いてみたいと思っていた。見慣れた風景なので、写真をもとに家で描いてもなんとかなると思ったが、甘かった。興味をそそられる水面はどういった順序で描けば良いのかわからず、橋の色が馴染まず。気に入らなくて何回もやり直したが、代わり映えしない。実景に忠実に描いてガッカリする例になった。 💡 実力がともなわない辛さ、幾つになっても、まだ味わう。 叔母の訃報 親戚の中で絵を描いていた叔母がいました。親戚といっても母の従姉妹なので遠縁、ついに一度も…

  • ジニア

    ジニア・エレガンス種 派手でない鈍い色味のジニア(百日草)を、3本ですが植えています。庭でそれをスケッチしていましたが、今日は晴天、あまりに光が強すぎて目に悪いため、途中から部屋に入って仕上げました。 <27×22 ラングトン紙裏> 失敗した紙の裏を利用。うまくいかずまた捨てることになるかもと、新しい紙は節約した。植物だと神経質に描きすぎるのが私の嫌なところ。図鑑じゃないのにー。ここから部分的に輪郭線をぼかし、主題を明らかにしたら良いのだろうと思う。が、そのひと手間をかける元気なし。錆びた花色をうまく出せず見切り終了。 脳と腸のケア 長引く胃腸の不快感、原因不明の下痢や便秘のため、肉や油脂を控…

  • 変わり目

    季節の変わり目、運の変わり目、時代の変わり目 変わり目にも色々あり、関連する言い回しには、節目・分け目・境目・ターニングポイント・危機・難局・山・クライシスetcあります。 最近の社会情勢は、コロナのパンデミックに始まりロシアの軍事侵攻まで、世界中が大きく変化していて心穏やかではありません。この大きな変わり目にあって、戦争、物価の高騰、エネルギー危機、欧米の金融引き締め、円安。年金生活者と言えども先行きは心配です。 そんな中、週3日行っていたパートの仕事を辞めました。私にはちょっとした決断です。ここで辞めたらもう仕事は無いと思うし、申し分ない環境だったから惜しいという気持ちもあって、できれば長…

  • バラが咲いた

    雨が降り、日毎に成長する木や花。 このところ庭改造に燃えて絵がおろそかになり、さすがにこれではいけないと危機感が増して来ました。描きたい気持ちになるのを待っていても、何時になるかわからない。無理にでも手を付けなくてはと、恐るおそる描きました。 開花した黄バラ < ラングトン紙 37×22cm > 午後3時頃に花を摘み、ガラスコップに入れて描き始める。いつもより入念に鉛筆で下描きし、着彩は短時間。5時前には終わりました。久々だったので案の定、硬くなり調子が上がりません。地味です。 画像は、いつもデジカメで写したものをケーブルでPCに取り込んでいますが、これはスマホで撮ってGoogleフォトから直…

  • 神秘的で不安な絵

    今年は花粉の飛散が多いのか、外へ出ると速攻で鼻と目が反応します。どんなに風が気持ち良くとも、日向がうららかでも長居できません。それを口実に絵がストップしていますけれど。また、描けるときに描きましょう。 前回の油彩画と同じ人形をモチーフにした絵をもう一枚。私のプロフィール・アイコンに使用しているものです。 アクリルガッシュ <水彩紙・SM>ずいぶん前になりますが、受講していた美術通信講座の課題に「明るく陽光に満ちた絵」と「暗く神秘的で不安な絵」をそれぞれ一枚ずつ描いて提出というのがありました。サイズの指定があった以外は、画材もモチーフも自分の好きなものを使用して、自由に描いて良いというので、あま…

  • 草取り

    絵を中断して、家周りのことに時間を費やしています。 まず、ヒメイワダレソウのことを。家屋の横の通路に自然に生えたものですが、背丈は低いし見た目も可愛らしいので、雑草除けのグランドカバーにちょうど良い具合だと、喜んで放置していました。が、これがとんでもなく繁殖します。先日、エアコンの室外機に入り込んでいるのを発見し、時すでに遅しでしたが取り除くことにしました。地上に出ている部分をはがすと、茎が蔓状に長く伸びて至る所に根をおろしています。すべてはがして巻いて乾かし、3回に分けてゴミ出ししました。90リットルのゴミ袋6枚分でした。 そして、ヤマモミジを撤去。淋しくなるかと想像していたものの、庭全体が…

  • いちごさん

    あまおう・紅ほっぺ・ゆめのか、、 苺ブランドは色々あれど、苺に個性を見出すのはなかなか難しい。これは佐賀県産の”いちごさん”。描くために並べたり観察したりして、食べる頃には鮮度がおちてしまいました。 苺 <25×34> ランプライト紙 苺を描いたのは初めてで、表面の肌をどう描こうかと、ふと手が止まった。粒々の中心はゴマのような形で黄色、その周りの隆起は光が当たって白く輝いている。その白い部分の形状は網目のようで筆で塗り残すのは難しい。出来ないことはあきらめ、塊で苺の果肉が感じられるように考えながら描いた。 毎朝の訪問客。メジロ?「この木はもうすぐ無くなる予定。ごめんね〜。」これは高さを4mに切…

  • 三月になれば

    確定申告と花粉症がやってきます 三月三日。近所の観光スポットでは「雛めぐり」イベントの垂れ幕が、その側を流れる橋の欄干に掲げられ春の到来を思わせます。 今日は税務署で確定申告を済ませ、耳鼻科に回って花粉症の薬、フェキソフェナジンを処方してもらって帰りました。 去年まで譲渡所得の損益通算を申告をしていたけれど、今年はそれも無くなり、公的年金および個人年金と給与の合算・医療費控除・保険料控除です。これなら税務署に行かずとも自宅で出来そうだけど、取りあえず窓口で説明を受けようと、申告会場へ行きました。(事前に整理券をもらって帰り、指定の時間に出直し。) 税務署での申告暑作成は従来パソコンが主流だった…

  • スーパーの産直野菜売り場で、マゼンダの色合いに惹かれ思わず手に取った蕪。絵のモチーフに使った後はソーセージやセロリと合わせてコンソメ煮にしました。 蕪 <34×25> ランプライト紙 このところ混色やら明暗やら、頭ばかり使って絵を描いていたので、ちょっと水彩技法の本を離れ、すぼら描き〜。息抜きになりました。 植木の撤去をする ここ数日間とても冷えました。外の水道の蛇口が凍ったのは久しぶりです。よりによってこの寒さの中、気づいてしまいました。庭の榊の木が困ったことになっていることに。当初の苗は30cmくらいだったのが5年で2m越え。隣地との境界ブロック際に植えたのもまずい。悩んだ末、植え替えるか…

  • 白い色

    私の透明水彩の習得は、主に書籍に依るものです。興味深い本を数冊、手元に置き、書かれてある内容を実践しています。一冊の本を信頼し、そこに書いてある項目を順を追ってやっていけば、自分であれこれ計画するより、余分な労力をかけず、系統だった学習ができると思っています。 今回のレッスンは、「白の輝き」。けれど、本のようには輝かない。白を輝かせるためのテクニックも示唆されていて、白の周囲に補色のハーフトーンを置くことがミソらしいが、その効果は実感できずじまい。未消化のまま、次に進むことにしました。 ポットと急須 <34×25cm> ランプライト紙 ランプライトの水彩紙を買う。エアコンの効いた部屋では、紙面…

  • 暗い色

    暗部こそ鮮やかに透明であって欲しい 今取り組んでいるのは、パレットの13色の絵の具で、濃く暗い色をつくることです。技法書によれば、純粋な顔料の絵の具であれば、輝きのある生き生きとした力強い暗色を作れるというのですが、絵の具に違いがあるのかと思うほど、技法書の色と自分の作った色が違いすぎる。年明けから3週間この混色をずっとやっています。しかし、未だ思うように美しい黒、または暗い色ができません。何事も難しいです。 木立と小屋 (暗部の練習) <24×36> kfsスケッチブック色の練習なので木々の細部は省略。白抜きの部分を塗り残すのに手間取りました。なるべく手で描きたいと思うから、マスキング液は持…

  • 庭作り

    絵の描けない日は、庭のことを書こう。 6年ほど前に、家の南側の人目につかない場所を、プライベートな空間にしようと自力で庭づくりを計画しました。真砂土の地面の土改良から始め、割れ石を敷いて園路を作り、継ぎはぎのレンガで花壇を仕立て、レイアウトが整うのを待ちきれず花や低木を植えたりと、出来上がりに期待を込めていろいろやってみたのです。が、ようやく3割くらい進んだ頃に、腰痛と手指の関節炎が悪化して作業を中断しました。元々、ヘルニアがあったし、腕力もないのに自分を過信したのがいけなかった。それっきり作業は頓挫し、フェードアウト。今、そこは ”洗濯干し場のある庭先” になってしまっています。農薬は使わず…

  • 想像で描く馬

    一度休むと絵が描けなくなります。明日にしようと思い、次の日になればまた明日、と。こんなテイタラクな自分は本当に絵を描くのが好きなのかどうか?本当は絵を描くことそのものより、絵を描く自分を誇示したいだけなのかもしれない。 描かないことがストレスでもあり、今日はどうにか一枚だけでもと、油彩で何度かモチーフにしたことのある馬を描きました。 馬① <34×24> kfsスケッチブック 韓国・ソウルの博物館で見た木彫りの馬がモデルです。一角獣のようでもあり、現存していたかどうか定かでありませんが、想像を掻き立てられる馬さんです。 馬② 途中 同じモチーフの2枚目。背景がうまく行ってない気がして、時間をお…

  • モノクロ透明水彩

    水彩画を知らなかった頃の、通信教育での練習作です。見本があり、説明に添って描くだけの簡単なもの。サイズはB5くらい。 この絵はブログを始めて間もない頃、一度掲載するも、こんなのではダメかなと思い、下書きに戻していました。日が経ち、比べてみて、今描いているものもこれも、大して違いはないような気がして、再掲です。 ワクチン接種後の熱にカロナールが効く 昨日、27日にコロナワクチン3回目を接種。1回目の後に腕の痛みがあった以外は、今まで特に副反応は無かったのに、今回は、当日夜から悪寒がして今日、昼に発熱。冬場の平常体温36度前後の私で、37度前半の熱は高熱でもないけれど、だるさが我慢できず、家にあっ…

  • 自己流

    パート仕事のない日、昼間は日当たりの良い部屋で2時間ほど絵を描き、合間に小豆を煮て、ぜんざいにして食べる。巷はクリスマス。一昨日は、2ヶ月間休んでいた太極拳クラスに行き、鈍った身体を久々に動かしたら、心配だった足は何ともなく、ゆっくり動きながら身体は温まり心地よい疲労感。 こんな日常が私を作っていて、怠けようが、頑張ろうが決めるのは自由で、どれが良くてどれが悪いということもない。 ただ、”今”という時間 ー自分の手にある確かなものー を、無駄に過ごしてしまうのはやめよう、と。ぼんやり過ごした後などはいつも、その思いが頭をもたげます。 入り江 <24×32> ラングトン紙 絵もこれが正解かどうか…

  • 茶色

    グレー、緑に続いて茶色の混色 習作 <25×34> 紙:kfsスケッチブック 以前はイエローオーカー、ローシエナ、バーントアンバーといった茶系の絵の具が必需でした。この度、パレットを変えてから、茶系は一本もありません。赤・黄を混ぜて、それに緑を足すと茶は容易にできるから、無くても問題なし。ところが、同じ色を一定して作れるかというとそれはなかなか難しく、毎回、微妙に違うものができます。自作の色見本と技法書を首っ引きで、時間のかかること。一つずつ、一段ずつ、と自分に言い聞かせながら試行錯誤しています。 小さい紙でワンポイントレッスン 暖かい影と、冷たい光の、描き分けをしてみる。 ダイソーで買ったス…

  • グレーと緑をまとめるグレージング

    鐘楼を描く お寺にある釣鐘のことを、私は屋根のある構造物を含めて「鐘つき堂」と言っていました。正しくは「梵鐘」しょうろうですね。 習作① <24×30> kfsスケッチブック細かい描写は抜きにして、グレーと緑を色の塊として配置する練習。実景に従って描くと茶系が目立ち、3色がまとまりなく分散しているような気もする。 この鐘つき堂から見下ろす港の風景は、昔から私のお気に入りでした。12月の初め、治りかけた捻挫の足を気にしながら、久々に、ここへ上がってみると、眼下の通りは、なまこ壁の土蔵や古い建物の大半が消え、屋並みの間に空き地がポツポツ。予想はしていたけど、なんか悲しい。残っている古い家にも、人の…

  • 今年〜来年にかけてグランマ・モーゼス展が開催されていますね。展覧会に足を運ぶには遠くて、画集でしか観られず残念です。モーゼスの絵は、気取りがなくて爽やかで、見ていて楽しくなります。緑と白の色使いが美しく、特に緑のバリエーションの豊富なこと!本人も好きな色を聞かれたとき、自分のエプロンの端を手に取って、そこにある緑をあげていたそうです。 本来、美しい自然の色であるはずのこの色は、私には少々、厄介な色でもあります。私が描くと大抵は、厚ぼったく淀んだ暗い緑か、蛍光がかった明るい緑か、もしくは生気のない中間の緑になってしまう。 難しいけれど風景を描くために無くてはならない大切な色。この緑を攻略できない…

  • 冬来る

    混色によるグレー作りを続けています。この色が似合う季節になり、一年がまた滑り落ちるように過ぎていったかと、焦りにも似た後悔が胸をよぎる anziana です。(anziana=高齢者。年寄りと書くには抵抗があるので💦)こんな時は、自分にこう言い聞かせる。Dovresti guardare il bicchiere mezzo pieno e non mezzo vuoto.「コップに水が半分しか入ってないって見るんじゃなくて、半分も入っていると見なきゃだめだぞ。」 残り時間は三分の一近くある、って具合に! 蒜山の着雪 <34×24> 紙:kfsスケッチブック、絵具:ウインザーニュートン 蒜山を…

  • 箒とはりみとハタキ

    物入れに仕舞ってある掃除道具をアートな目線で眺める。 ミニマリストでもないし、断捨離もしない、けれど我が家はモノが少ないです。ここ十年来は旧態然の暮らしで、家電も家具も、使用に耐えられれば、古いものを買い替えることがない上、欲しいと思っても、しばらく考えているうちに物欲が削がれて、買わずに終わる。そして、万一、壊れた場合でも、そのモノがない状態でやっていければ買わずに済ませてしまいます。 そんな私が、迂闊に買ってほとんど使わず、物入れの中で記念物化しているのが、この”三種の掃除道具”です。 箒・はりみ・ハタキ 無垢材のフローリング床に優しいからという理由で、掃除機の代わりに棕櫚箒を使おうと思い…

  • ねずみ色

    水彩絵具の混色で、もっとも多種多様に作られるのが、グレー・灰色ではないでしょうか。呼び名がグレー、灰色、ねずみ色とありますが、どれも同じと考えて良いと思います。日本語では、この色のわずかな違いを様々に表現していますね。殊にねずみには多くの呼び名がありーー薄鼠・白鼠・銀鼠・利休鼠・藍鼠・紺鼠・丼(どぶ)鼠ーーなどなど。この日本人ならではの、色に対する繊細な感性は誇りに思うところです。これまでグレーには頓着せずにいましたが、侮るなかれ、この中間色を上手く使うことで、主役の色が引き立つのだと、今頃になって認識しました。目下、チューブ絵の具と水を溶いて、冷たくそして暖かいグレーの世界に浸っています。 …

  • 単純なパレット

    11月に入って、スケッチや作品としての絵は描いていませんが、むしろそれより大切な、水彩絵具の色と混色について考えています。今まで、木々を描くと、緑が汚いことに気付いていたし、暗い影を描くときに濁った感じになるのが気になっていました。遅かれ早かれこれらの疑問に向き合わなければ、同じことの繰り返しでしょう。 今後のために、いままで省いてきてしまった色の基本を、今一度、学び直そうと思います。 パレットに必要な色を絞り込む まず顔料の成分を知らなくては、のところから。顔料の性質や配合は、絵の具のパッケージから、あるいは技法書を頼りに確かめます。正確に覚えようとしても、これがなかなか頭に入りません。大ま…

  • 空を見て過ごす日

    老体には打撃だったけど 、足を捻挫したことで家時間が増え、暮らし周りの気になっていた諸々を考え直すには良い機会になりました。 太極拳は今月いっぱい休み、スケッチ会は当分の間見合わせることにし、無理な動きは避け、心身ケア重点生活にシフトです。 諸々の案件といっても、他の人から見れば取るに足らないものだと思いますが、かかりつけの歯科と眼科のこと、パート仕事、NISAのロールオーバーと投資信託のリバランス、庭づくり等々。 放置したアスパラ(食用) それでも一番気になるのは、やはり水彩画のことで、自分の思う方向に行っていないのではないか?という迷いです。スケッチに行っても、講座を受講しても、順応できず…

  • 薔薇にお詫びを

    自分の身から出た錆 西日本は晴天続き、ベストシーズン真っ只中です。恵まれた外出日和りというのに、何の予定もなく家でゴソゴソしています。少しの段差に引っ掛かり、足を捻挫してしまったから💦どこか行きたくても行けません。 怪我したり災難に会うと、後から色々と思うところが出てくるもので、今回の場合も、”自分の都合で薔薇の木を撤去したのは、やはり非道なことだった” と後悔する始末。「レオナルド・ダ・ビンチ」と間違えて買った名前不明のバラは、生育旺盛過ぎて困っていました。少しばかりの剪定では追いつかないため、ついにノコギリで根元まで切り戻し、ついでに地中を掘ってみたところ、根の中にコガネムシかカナブンかの…

  • 今できること

    何を描いても思うようにはいかず足踏みしています。上手に描こうとは思わないまでも、自分の思いが現せたらと紙に向かうのですが、たいていは思い通りにいかずヤケクソで終わってしまう。実力以上のものを求めても仕方ない。今できることをやるしかありません。以上、言い訳です。 先週末、久々に孫たちに会いに行き一緒に散歩した場所を、家に帰って1週間かけて描きました。紅葉の方はも少し手前で止めれば良かったのに、しつこく描いてしまった。ハワイ公園(神戸) <F4> ハワイ公園、現地です。ここだけ見ると本当にハワイに居るかのように見えませんか? 紅葉の公園 <F4> テレビ視聴はいつも夜7時のニュースだけなのですが、…

  • 神社秋景

    吉備津神社10月中旬、晴天。現地では鉛筆スケッチのみ、後は家で描く。 ①遠方から <F6> ホワイトワトソン紙 ②境内 <F6> ホワイトワトソン紙 (途中止め) 再開されたスケッチ会の10月例会は吉備津神社でした。神社仏閣を描くのは、どうにも気乗りがしないけれど、スケッチ初心者、選り好みしている場合ではないと思い参加しました。初めて行く場所で道に迷い、大幅に遅刻。もう行くだけで疲れる。さらに場所を決めかねて時間を費やし、肝心のスケッチは少しだけ。周りの人の描画の速さと出来栄えに圧倒され、またしても劣等感に打ちひしがれて帰ってきました。メンバーの方の作品は多種多様でとても参考になりますが、どう…

  • 用水路

    ありふれた道端の黄葉 <F4> ホワイトワトソン紙 10月7日、市の広報誌で募集のあった「地元の風景を描く」という大学連携講座に参加。講師は市内にある大学の准教授?と思われる中国人女性でした。机上の講義が終わって外に描きに出たら、西に傾きかけた日差しが真夏のようです。約30分強の短いスケッチタイムは、場所を選んでいる暇などなく、それでなくとも時間のかかる私は、下描きも満足にできませんでした。最後に各自の作品講評がありましたが、皆すでに色も着けて、ほぼ完成の人もチラホラいて。なんというハヤワザ〜。感心するばかりで終わってしまいました。 次の休日を待って再度出かけ、やり直したのが上の絵ですが、これ…

  • りんご

    ”きおう” 少し日焼けしていても初々しい <24×18> 紙:ランプライト 失敗した紙の裏面を使用。輪郭がないようで主題はハッキリと際立つ、そんな絵が描きたい。これはその練習だったが、始めて20分程で行き詰まる。 💡 どうしようもない時はしばらく時間を置いてみよう。 ランプライト紙は市立美術館の水彩講座で配布され、初めて使いましたが水持ちの良さは抜群。調べてみると絵の具の定着速度が遅く設計されているというので納得です。乾きが遅いのがスケッチなどの場合には不向きかもしれませんが、遅筆の私には合っていると思いました。 その水彩講座は、緊急事態宣言や蔓延防止対策などで休講を繰り返した末、3分の1を未…

  • 紙上のひとさら

    秋、何処かへ行きたい。体力のあるうちに、なるべく遠い所から旅行しようと計画したのは50代の頃。国内旅行も憚られる現在の状況で、図らずもそれは正解になったようです。再び海外旅行が出来るかどうかも怪しくなってきた今日この頃、昔食べたイタリアの美味しいものを、目だけでも味わいたいと、イラスト風に描いてみました。 🇮🇹 トマトのパスタ・リガトーニ フィレンツェ、シニョーリア広場近く郵便局前の”La posta"で。 🇮🇹 白インゲン豆のスープ煮 フィレンツェ、中央市場横のトラットリア"Sergio Gozzi"で。 🇮🇹 ピッツア・マルゲリータ サレルノ、店の名前は忘れたけれど、分厚くてカリカリの表面…

  • 富有柿 紙:ウオーターフォード<SM>絵具:ホルベイン所要時間:50分 山の果樹畑へ行った。栗を描くつもりで行ったら、ほとんど収穫済みで、落ちている栗はイガが茶色に干からびていた。代わりに柿を一枝折って持ち帰り、描く。 💡 紙が良いのと、馴染み深いモチーフで、悩むことなく描けた。 好物 果物が好きで、しっかり味わいたいため、朝食でなく夕食後に食べます。無花果が終わって、今は葡萄。マスカット類は高価で手が出ないからピオーネですけれど、これも美味しい。そして、まもなく最盛期になるのが、何十年来ずっと好きな食べ物の上位にある柿です。しかも私の好きなのは、熟れ過ぎてない歯応えのある富有柿。なんと経済的…

  • 川と彼岸花

    秋分の日の朝、晴れた空を見て急遽、絵を描きに行こうと思い立ちました。 片道約60km、車で約1時間30分、辿り着いたのは矢掛町の集落。山あいを流れる川と満開の彼岸花は、ちょっと感動ものでした。さあ、この景色を描こうぞ! と、道具を取り出していて、また「あれまあ?」 いつもの忘れ物 ( ̄◇ ̄;) イーゼルのパーツが1個足りない。そして水入れがない。タオルがない。ペットボトルに水だけは用意してある。イーゼルは無くてもどうってことないが、筆洗器が無いのは厳しい。どうやって筆を洗うというのか? 考えた末、パレットの一部分に少しの水を注いで溜め、なるべく筆を洗わず出来るところまでやってみたのですが。 描…

  • 蔦を描くには

    樹木の描写は難しく、立木一本を描くにも難儀するのに、壁一面の蔦となるとさらに難易度は上がる。 蔦壁がレトロな喫茶店 紙:モンバルキャンソン・F3 絵具:ホルベイン エル・グレコ、大正末期の建物です。小雨が降ったり止んだりで、窓から橙色の灯が透けていました。天候と人目が気になって現場でのスケッチはできず、家で描きました。壁面の蔦の葉をどう現すかーー。試したのは”スパッタリング”、筆を軽くはじいて紙の上に絵の具を散らす技法です。本と動画の見よう見まねで覚束ないのですが。これも練習、やってみます。最初は恐る恐る、一度上手くいくとそこから調子づいて全面展開、という具合。ちょっとやり過ぎたかな?片手の指…

  • 時々、クロッキー

    昨夜はまた雨が降りました。天候不順で戸外スケッチには出かけにくく、もっぱら室内でデッサンやペン画を試みています。そしてクロッキーも時々、忘れた頃にしています。 人物 ⑴ 2B鉛筆、約15分 人物クロッキーはモデルがいなければなかなか描く機会がありません。近所に住む母がやってきた時に少しの間、座ってもらいました。これを描いたのは2ヶ月も前のこと。少し雑なため仕舞っていました。クロッキーは久々だったし、暑さもあって大雑把に。もっと陰気な表情をしていましたが、シワは省略し実物より綺麗に描いてあげました。本人は大喜びです。 人物 ⑵ 2002年頃 ずいぶん前、画材店の単発講座に参加した際に描いたもので…

  • 雨あがり

    通りを一つ入って、こんな家並みに出会うと嬉しくなる。 <22×28>紙:メーカ不明のスケッチブック所用時間:3時間くらい 色は1〜2回しか重ねていない。まだ描き始めの段階かもしれないが、雰囲気は出たので終わりにした。 💡 絵の完成時を見極めるのは難しく、まだタイミングが掴めない。 水彩紙のこと 私が主に使っている水彩紙は17年くらい前のものです。ブック式で合計3冊、通信講座の付属教材でした。2冊はマルマン製、他の1冊はメーカ不明です。どれも安価な紙と思われますが劣化はなく新品同様。練習にはこれで十分と使っていました。 水彩用具について、”絵の具・紙・筆”のうち、最も重要なのは”紙”とのこと。 …

  • 晴れた日

    空と屋根は補色対比 見かけは商業施設なのに、窓は殆ど閉まって人の気配のない一区画。南欧なら、さしずめシエスタ中といったところでしょうか。 <24×33> ホワイトワトソン紙 今回も暑いからと、現場で撮った写真をもとに描いた。けれど、その写真が問題あり。中心から外に向かって湾曲したように歪んでいて、どうも不自然に見える。それを想像で修正したのでややこしくなった。窓枠が揃わず何回も直したが、未だにチグハグなところがある。入念にデッサンし、3日間これに向き合い、2枚失敗して3枚目。おかしい箇所は分かっているし、もう一回やり直せば少しはマシになると思うけれど。もう、良い悪いは言うまい。飽きてきた。 💡…

  • 百日草

    「晩夏と初秋の色鮮やかさの真髄は何といっても百日草です!」 愛読書ヘルマン・ヘッセの”庭仕事の愉しみ”より抜粋。 ヘッセはとりわけこの花に深い愛情を抱いていたようで、咲き初めから枯れてゆくまでの過程を実に注意深く観察し、殊にその色調の変化を芸術家の目を持って称えています。日本ではいたって庶民的な花。私も以前はお供えの花、くらいに思っていました。が、このヘッセの百日草談に触れてからというもの、すっかり感化され、見る目がまるで変わってきました。 今春は体調が悪く庭のことは何も出来なかったけれど、来年は百日草を花壇いっぱいに植えようと思います。( 毎年同じことを考えているのに、ついぞ実行されていない…

  • 建物ウオッチングとペン画

    建物ウオッチング 外を歩く時にはいつも、建物や店舗の入り口・アプローチ・植え込みなど、つい絵になりそうな場所はないかと探します。最近は地方の町にもオシャレな建築物が増えてきました。世代交代なのかコロナが関係しているのか店舗の入れ替わりも多いです。つい最近も、あんこが美味しくてよく買っていた鯛焼き屋がいつの間にか別のお店になっていました。あれがもう食べられなくなったと思うとガッカリです。おまけに、そこに限らず新しく出来たお店は入るのがためらわれるような雰囲気のものが多く、急に敷居を高くされた年配者は遠巻きに「むむ・・」と、眺めるのです。 昭和の名残りを残す界隈が消えて行くのも時間の問題かと思うと…

  • 和庭にて⑵

    四角い池を描く <ホワイトワトソン紙・F6> 前回と同じ庭にある水場です。この池にはカメがたくさんいて池から這い上がったり飛び込んだり、盛んに動いていました。水面の映り込みをどのように描けばよいかわからず自分流でぼかし、思いつく技法?(たいしたものは無い)で描き進めたところ、次第に厚塗りになり全体に重々しい雰囲気になりました。水彩の良さである軽快感はどこへやら。木の根がなんだか怪しい様相にもなってきました。💡「なるべく手数を少なく」を、すぐ忘れてしまう。 描いた場所はここ 写真では端正な佇まいの池。絵の欠点が露わになる💦

  • 和庭にて

    アーチ状に枝を伸ばした百日紅 午前の明るい光が射す庭を描く。 紙:メーカー不明(kfsと表記ある)のスケッチブック できれば着彩までしたかったが、意外に人の往来があって長居はできず、写真を撮って続きは家で仕上げた。赤い屋根の彩度を落としたい、手前の木漏れ陽の影をくっきり描きたい、樹木の暗部を強くしたい、など不十分な点はたくさんあるが、技量が伴わないのでここまでで止める。 描いたのはこの場所 この日も雨になるかと思いきや、強い陽射しが照りつけて、日陰がなければ落ち着いてスケッチどころではありませんでした。 きちんと刈り込まれた植栽や苔むす地面。夏の風情を味わうには、やはり和風の庭が良いですね。簾…

  • カンナ

    晩夏を彩る黄色 <34×25cm> ホワイトワトソン紙・ホルベイン水彩絵具 子供の頃、毎年夏になると家の側の畑や学校の行き帰りに見かけた花。ほとんどが黄色でした。花びらは湿ったビロードっぽい感触だったように思います。つぼみの細長い部分が鶏の手羽先に見えてしまうけど、その形状がまた面白い。近頃はギョッとするような派手な橙色系のカンナも見かけるようになりました。 この絵は昨年デッサンしてそのままだったものを出してきて着彩したのですが、描き終えてから実物を見ようと久々に散歩に出ました。近くの散歩道は色々な花が植えられていて、カンナも確かあったはず。 う〜ん、雨のせいか緑ばかりで色が乏しい。でも、少し…

  • ゼラニウム

    几帳面な絵2点 濃いピンクが鮮やかなゼラニウム <34×25cm> ホワイトワトソン紙・ホルベイン絵具 ボタニカルアートのようで、内心はしっくり来ないです。それでも、描いたものは良し悪し考えず、なるべく残そうと思うようになりました。 それで、3月頃に描いて引っ込めたものも、再掲です。 クリスマスローズ <22×30cm> マルマンスケッチブック・文房堂ウォーターカラー 日照りから一転、今度は大雨になりました。瀬戸内海の直島ではこの前の台風で、シンボルアートである草間彌生の ”かぼちゃ” が暴風で海に流され、強化プラスチック製のかぼちゃは3つに割れたそう。ーー中からは何も出てこなかった。個人的に…

  • 自分を励ます言葉

    Dai , forza ! (ダーイ,フォルツァ) これはイタリア語で、相手を励ます言葉。我々が「さあ、がんばって!」と声をかけるのと同じ意味合いです。 日本語のファイト!だと強制的なニュアンスがないでもなく、受ける側には負荷になったりしますが、この Dai, forza ! には、いたわりの気持ちが感じられて、こちらを使いたくなります。 疲れた時、失敗した時、やる気の起きない時、私は自分自身に「 Dai, forza !」 近頃、絵を描く根気が無いと自覚しています。気持ちはあれど何故か持続し難く、半日も描き続けられません。昔なら1日中でも出来ていたのに。歳のせいか、性格の問題か、夏だからか。…

  • 投げ出したいのを我慢する

    水彩講座での練習作品です。 <40×31cm> ホワイトワトソン紙 この回は、少し遅れて行ったら良い場所に座れず、花は後ろ向き、花瓶は前向きという変な取り合わせだった。初っ端から気が乗らず、投げ出したいのを我慢してなんとか描き終えた。 市立美術館の講座は期間の半分を消化しました。最初の数回は水張りをしたものの、その後はほとんど技法等の説明はなく、各自自由に描くのが定例のようです。大抵は静物を卓上にセットして自分の好きな位置から描きますが、私が光の入り具合などを考えてウロウロしてる間に席は埋まり、椅子取りゲームのビリ状態になってしまいます。自分がノロマなだけの話かもしれないけれど、皆の決断の速さ…

  • 心の風景

    はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」 瀬戸内の小さな島、「犬島」。岡山市東区宝伝・久々井地区から3キロほどの沖合にあるこの島は、近年、産業遺産である銅の精錬所跡を中心に、アートの島として整備されています。同じ瀬戸内の直島と連携して芸術祭が催され、観光面でもPRされるようになってきました。 しかし、ここをを知る人は、近在住民でなければごく僅かであろうと思われ、観光開発される以前のこの島へ行ったことのある人は、さらに少ないと思われます。 私はひと昔前、この島で忘れがたい時間を過ごしました。ここで見たもの、触れたもの、記憶はだんだんと淡くなってはいますが、絵を描く源泉には今もその時…

  • 街風景

    雨降り 全体が鉛色の夕方、濡れた路面にバスのバックランプが滲んでいました。 <23×30cm> 紙:KFSのスケッチブック絵具:ホルベイン時間:約3時間 もうすっかり梅雨は明けたようです。猛暑です。タイミングがずれましたが、少し前にはこんな雨の日がありました。描き終えて、真ん中の電柱が傾斜しているのが分かったけれど、大きく修正は出来ませんでした。今回の気付き → 時々、 後ろに下がって全体を見ること。描き込む部分と省略する部分を作ること。 You Tube を見て参考に 最近はYou Tube に水彩画のデモンストレーションが色々上がっていて、とても参考になります。描く手順、筆の使い方、絵具の…

  • 瞑想の時間

    ベニバナ(末摘花あるいはサフラワー) <18×15cm> 透明水彩花は終わりかけ葉は枯れかけ。それが良い味わいになります。小さいサイズにちょこっと描いてみました。庭の雑草がこれ以上放って置けない状況になっているので、今日は意を決して草取りをしました。蚊が多いので長袖・長ズボン・帽子・蚊取り線香と準備は万全。午前中の約2時間は曇り空でさほど暑くもなく、思いのほか捗(はかど)りました。生えている雑草の紹介です😅筆頭はクローバーですね。これが一番、地面を占領している。次に笹に似た草、チジミグサ? ササクサ?オキザリス、かたばみ、月見草、よもぎ、オニノゲシ、名前のわからないもの多数。雑草は地面を耕して…

  • フィエーゾレの坂道

    お遣いの帰り? <28×21cm> 紙:muse絵具:ホルベイン約3時間 2013年5月、イタリア・トスカーナ地方の村で出会った修道女のお二人。「Buon giorno ! 」早口のお喋りと早足でみるみる去って行く。とてもじゃないがスケッチなど間に合わなかった。ーーその時の写真から描きました。絵の中、左の植物は灰銀色をしたオリーブ、奥の背の高いのは糸杉です。 最近は暑くて、戸外で描くこともままなりません。旅を振り返りながら描くのも楽しいので、夏場はこれで過ごそうかなと思っております。 6月に読んだ本 最近、あまり読書をしていません。先月はと言えば、「風姿花伝」「過ぎにし夏、マーズ・ヒルで」と「…

  • 紅オクラ

    頂き物の紅オクラを描く <16×23cm>紙:マルマンスケッチブック絵具:ホルベイン所要時間:約2時間 今回もまず、サムネイル<ハガキ大>にラフスケッチ 下がり気味なので、習作は上部を詰めました。 ホーローのバットの白が、そしてその陰影がうまくいかない。今日は部屋が蒸し暑く、2時間もいれば気力減退で後が続きませんでした。赤いオクラは見るのも食べるのも初めてです。描いた後で早速夕食に使ったのですが、茹でてビックリ。↓↓ 左の2本が紅オクラ。色が抜けてこのように白くなっていました。味は普通のオクラと何ら変わりなく美味しかったのですが、生食でもしない限り赤色種を求める必要はない気がします。 水張りの…

  • 玉葱

    赤玉葱を描く 再開された太極拳のクラスに行って、メンバーの方が作られたという赤玉葱をいただきました。とても立派なのを3個も。一人では食べ切れるかどうか。 赤玉葱 <SM 16×22cm> 紙:ウォーターフォード絵具:ホルベイン 去年、水彩を初めて間もない頃に買ったウオーターフォード紙を久々に使った。私の持っている中では高級紙。練習にはマルマンのスケッチブックで充分なので、ずっと取っておいた。さすがに分厚い。そして目の荒さがいい!欲を言えばもっと目の荒いのが好きだけど、どうだろう?アルシュだのファブリアーノだのと聞くと羨ましいなと思う。上達したらぜひ試したい。 昔描いた黄玉葱 黄玉葱 <SM 1…

  • スモモを描きながら一年を振り返る

    スモモ <27×22cm> 紙:モンバルキャンソン絵具:ホルベイン 今日は日射が強そうで外に出られず、家で静物を描きました。先だって訪れた骨董屋さんで買った籠にスモモを盛ってみました。味は今ひとつパッとしませんが、色はみずみずしい朱赤で綺麗な”大石早稲”。 サムネイルスケッチ <ハガキ大くらい>をし、 さらに1枚試し描き <27×22cm> うまくいけばこの1枚で完成にしたかったが、この上に色が置けず(暖色ばかりで息がつまりそう。かと言って何色を重ねるのが良いか迷う。)もう一枚描くことにしました。 あらかじめ色を想定しないと迷走する羽目におちる ← 今回の学びでした。 ブログを始めて一年になり…

  • 初夏の参道スケッチ

    参道の家並み 6月10日、由加神社へ一人スケッチに行く。 絵は薄暗いですが、この日は晴天。数人の人と行き交うだけの閑散とした昼時、木々や屋根に陽光が眩しく、石段の上から見下ろした家並みは整然としていました。それにしても、これでは陽光や、静寂閑雅な雰囲気が伝わらないですね。もう一度描こうと思います。 木洩れ陽の石段 6月17日、由加山へ再びスケッチに行く。 実際はこの石段の下から見上げるように描いたのですが、出来上がってみると左に傾いていて、それを修正するうちに泥沼状態になって、没にしてしまいました。座った場所が左に傾斜していて体勢が歪み、直射日光を受けて紙の白さが目にきつ過ぎて、いつもならすぐ…

  • バラを描いてリフティングする

    シーズン後もポロポロ咲くバラ ドルトムント Dortmundドイツ、コルデス社作出。強健で花持ちも良いがトゲが多く鋭い。ドルトムントは香川真司選手が活躍したサッカークラブが有名ですね。 フランシーヌ・オースチン Francine Austinデヴィット・オースチン作出のイングリッシュローズ。 房咲きの小輪花で蕾は薄桃色。枝が細く葉色も薄い。我が家では土が合っていないのか生育が遅く花数が少ない。 リフティング技法 市立美術館の水彩講座は緊急事態宣言で6月末まで休講、太極拳クラスも同様に休止になりました。どちらも生活のリズムに馴染んできた矢先、また自学自習に逆戻りです。一人スケッチにも何度か出かけ…

  • 曇天のスケッチ

    今日はパート仕事のない日、昨晩から予定していたスケッチをしました。午前は雨。家の窓から見えるものを題材にします。 <26×22cm> 約20分 今回は構図を考えるための方法として、”サムネイル”を作成しました。 ハガキ大の紙に簡単なデッサンと色を置いて出来上がりの予想をたてるもの。この段階では右奥に数台の車が並んでいたが、ゴチャゴチャした印象だったので✖️に。いや、正直なところは描くのが難しいから止めたかな、と。 午後は雨があがり曇り空。菖蒲の花を描きに近隣のお寺へ行きます。 <34×24cm> 約30分 描きに行ったのは初めての場所で車で20分ほどの所。菖蒲やカキツバタなどは、池や川べりに群…

  • 郵便船

    現場で断念した後、やっぱり描きたくて写真をもとに家で描く 前夜、鉛筆デッサンしておいて、翌日着彩〜8割方できたところ。所要時間はここまで2時間くらい。ここで止めたいが、弱い感じがする。描き込まなければ練習にならいだろうから、一度休んで、また翌日に持ち越す。 郵政丸 <25 ×18cm> 完成 紙:muse絵具:ホルベイン所要時間:3時間8割方の絵の方が現実に近かったし、雰囲気も好ましかった。描き込んでそれらを壊したみたい。 この船が停泊しているのを見るのは初めてです。存在すら気づかないでいました。人口減少と橋の開通によって需要は激減し、現在の運行は一つの島のみらしい。”最大乗員数2名”の表記が…

  • 庭の花の習作

    庭の緑が日増しに濃くなっています。今年はもう梅雨入り。雨に降られる前にバラの枝を少し摘んで軽くしてあげました。その中から良さそうなものを瓶に挿して絵の題材にします。 ボウベルズ (bow bells) <F3> 名無しのバラ <F3> 紙:モンバルキャンソン絵の具:文房堂、ホルベイン所要時間:各2時間 ボウベルズはオースチン社のバラ。無農薬、手間かけずの私の庭で一番タフです。もう一つのバラは”レオナルド・ダ・ヴィンチ”の名札が付いていたので買ったが、咲いたら違っていた。(ダ・ヴィンチは濃赤色の花) この1週間余り、描いてもきちんと仕上がるものが無い。何事も経験、失敗も経験と思うけれども、こんな…

  • 失敗と思う絵、描きたい絵

    漁港風景の模写 <25×33cm> 紙:muse絵の具:ホルベイン、文房堂所用時間:2時間 失敗とも言える絵で人前に出したくないけれど、これが今の私の実力なので、仕方ないです。 お手本にした絵を見ながら、海面の様子を何度もイメージしようとしましたが、うまくできませんでした。模写の限界というか、自分の目で観ることの必要性を感じます。やはり現場・現物でのトレーニングに勝るものは無いようです。そんなこともあって、現地確認をするため、港へ行ってみることにしました。初夏のような陽射しの午後、それまでダラダラしていたのに、行くと決めたら元気が出て、この身の変わり様が我ながら可笑しい。 しかし、思い立って事…

  • 水彩画の水張り

    水彩画の水張り する・しない? ”水張り” (描いている間に、水によって紙が曲がったり歪んだりするのを防ぐための下準備。)水彩画を描く人のうち、この作業をしているのは何割くらい居るだろう? 水張りしたものに描いているのを見たことがなく、アマチュアの多くは省略していると思われます。 先日の美術館講座で、この水張りを習いました。これは、自学で教本に沿ってしたことの検証(大げさ💦)になるテストパターン。結果は、講座と自学での差異はほとんど無く、正しく理解できていたと言えそうです。 <自学での状況> 用具:水彩紙・パネル・水張り用テープ・刷毛・水の入った容器 水張りテープを四辺のサイズに合わせて、4本…

  • 独学+α

    新しい風が吹くように 4月、私の生活にも少しの変化がありました。パート仕事を週3日に減らしたこと、太極拳を本格的にやろうと決めたこと、市立美術館の水彩講座を受講すること、・・・たわいもないことばかりですが。 このうち、3つ目の”水彩画の講座を受講する”については、やや迷い、内心は今も複雑です。水彩画を独学で習得しようと思い立ったのは今年のはじめ。 自分の目指す画風の見極め→ 書物を入手→ 模写から入る。そして、この模写の効用を生かしつつ、 習作を描く→ 問題点の抽出→ 修正 → オリジナル作品へ応用 と、自分流のマニュアルを作り、実践しているところです。 基本的な技術を覚えることと、画材に慣れ…

  • シロツメクサ

    シロツメクサは強い 庭の状態がひどいことになってしまい、手が付けられません。誠にお恥ずかしいことですが ⤵️⤵️ 踏まれても枯れず、どんどん増えるシロツメクサです。匂いも強く、蜂もたくさん寄って来ています。いつかはやらなくては。草取りを!!しかしながら、腰通と、加えて、病み上がりの軟弱な身体では、なかなか腰があがらず、そうこうしている間に草はどんどん成長してしまいました。1日に1時間ずつでも、これから徐々に草取りしようと思っているところです。 シロツメクサ 紙:モンバルキャンソンF3絵の具:文房堂、ホルベイン所要時間:3時間。 シロツメクサからは強い生命感を感じます。絵にそれが希薄なのは、自分…

  • 公園のジュリアン君

    散歩〜スケッチ 数日前、穏やかな陽気に誘われて、一人スケッチに出かけました。近隣の散歩道は、平日の午前中は人影もなく、道の両脇に咲いている花々に吸い寄せられるように近づき、触れたり匂ったり。左右にふらふらと蛇行しながら気の向くままに歩き、 途中、園芸店に立ち寄り、色のまばらな店先を覗いて、新しい苗を物色。そして、普段は通らない道沿いの河口と思われるほとりに、朽ちたトタン壁の古い建物を発見して、絵になるだろうか?としばらく眺めたり。20分ほどの散歩でも、興味を引くものが色々と目に入ります。 木立ちの模写と、風景の習作 スケッチに先がけて、今回は樹木の模写をしました。 模写 ⑤木立ち、主に茂み <…

  • 春色

    春ですね。 庭にはチューリップやムスカリが咲き、一気に春色になりました。毎朝、狭いながらも自然を感じることのできるこの空間をパトロールして、季節を味わうのは、暇人ならではのありがたい日課になっています。 ただ、腰痛持ちには草取りはめんどうなもので、時には、土の部分を減らして楽したいと思うこともあります。今も、足元は、じわじわとシロツメクサに占領されつつあるのですが、荒れた庭にもそれなりの風情があり心和ませてくれます🍀 花粉症があるので、この時期、外にはあまり出ていません。3月に再開されたスケッチ会も欠席したし、この調子でいくとますます出不精になってしまいそうです。 花の絵を模写して、習作を描く…

  • 楽しくてもスローペースで

    小休止していました 2月の後半、体調を崩してしばらく絵を描いていませんでした。入院と自宅療養を含め二十日間近く、食べては寝るだけを繰り返し、やっと回復しました。コロナではなかったことが幸いです。 自分のしたい事、それは概ね楽しい事、と思われます。その楽しいことをして疲れるのも妙な話ですが、私は絵を描くとすごく疲れる気がします。昔、油彩をやっていた頃から、そのことは度々感じていました。もちろん、今回の病気は風邪が発端で、日頃の体調管理ができていないことにあります。が、絵を描いて何かしら消耗することは、実感としてあります。少し怠慢なくらいがちょうど良いのかもしれません。絵は楽しみながら、ゆっくりで…

  • 水彩画を独学で習得するために

    水彩画を独学で習得するために考えた自分なりの方法 美術系の学校は出ていない私、これまで絵画の基礎はすべて独学で学んできました。この度の水彩画も自力でなんとかやろうと企んでおります。昨年夏から半年間、やみくもに本を読んだり、ビデオを見たりしながら、ゴミのような習作を何枚か描いてきましたが、どうやら空回りしていた気がします。 どんな絵を描きたいか? この点が定まらなかったのが、手応えのない理由の一つでした。始めたばかりで、こういう作風の絵を描きたい、と決めるのは難しいのですが、自分の趣向というものはおぼろげながらも胸の内にあるもので、それと全くかけ離れたものを求めることはあまり無いと思います。その…

  • 物忘れ&早とちり

    鉛筆デッサン(模写) 過去に描いたものです 週末はいずれも春の暖かさ、絶好のスケッチ日和でした。土曜は朝からスケッチに行かなくては!と、まるで強迫にも似た義務感を覚えおちつきません。一方でなぜか行くのがためらわれ、ぐずぐずしているうちに昼が過ぎ、3時近くになって、やっぱり行こうと、あたふた準備する。この前、鉛筆を忘れたので、今日は一番にそれを用意し、水、ペットボトルでにわか作りの筆洗器をこしらえ、その他もろもろをエコバックに放り込む。もう時間的に余裕はないのに出かけました。 目的地の港です。 岬のように突き出たところから港側を眺めた図で、キラキラした波の模様が眩しく、赤い屋根の家々も明るくて、…

  • 水仙の香り

    スイセンを描いてヘッセの詩を思い出す 紙:ウォーターフォード SMサイズ 裏面 絵具:文房堂所要時間:2時間 農協の朝市へ行って桃の花を買いました。大きな桃の枝の束に、水仙が一緒に結えられていて、可哀想なくらい窮屈そうでした。オマケ程度に添えられたこの水仙は良い感じ。桃の方は枝が大きく、花は小さい。どうも絵にするのが難しそうです。今日は仕事が休みだから時間はたっぷりあったのに、確定申告の書類に目を通したり、片付けをしたりして、遅い時間になって描き始めました。夕食後、ダイニングテーブルに置いて描いた水仙です。描いている間中、部屋の中はとても良い香りに満たされていました。 スイセンの香りはほろ苦い…

  • 一人スケッチにトライ

    苦手なものを描いた やっと「スケッチに行こう!」という元気が出て、一昨日、行ってきた。行き先は生まれ育った所。寂れた港町です。現地の友人にお願いして、何ヵ所か良さそうな場所を教えてもらい、その中の一つ、大銀杏のある寺の門前を描きました。 鉛筆を忘れてしまい、スケッチブックに筆でデッサン 水彩紙に下描き、薄く着彩 ここまでで、30〜40分くらい。 描き出し、早る気持ちで筆を持った。ゆるい午後の光が陰らなないうちに、出来るところまで進めようと没頭。が、なぜか描きにくい。う〜ん、おかしい?とよく考えたら、強度の近視なのにメガネをかけていなかった。老眼もあり、手元はメガネが無い方が見やすいから、ややこ…

  • ビスクドール

    ビスクドール (顔と手足が磁器製の人形) 紙:モンバルキャンソンF3絵具:文房堂所要時間:3時間 題材の人形の大きさは、座った状態で、縦25・横幅20cmくらい。描いたのは昨年のクリスマス。もう少し手を入れるつもりだったけど、手の入れようがわからなくなったので、これで完成。実物の服の刺繍と首周りのレースは渋い金色です。レース部分の金色をどうやって現せばよいのか? 結局は赤の上に黄色を重ねたのですが、どう見ても金色には見えませんね。マスキング液は持っていないし、あったとしても、うまく使いこなせる気がしない。今は絵の具に慣れるのに手一杯です。 今日は3ヶ月に一度の、歯のメンテナンスの日。 歯科検診…

  • 白い花

    紙:モンバルキャンソンF3絵の具:文房堂 写真から描くことについて 季節外れですが・・。夏の花、木槿(ムクゲ)です。ご近所の庭にあって、毎年夏の終わり頃、塀越しにこぼれるように咲き、その下を歩く度、いつか描きたいと思っていました。昨年の大晦日に写真を見ながら下描きと下地塗り。昨日、続きを描きました。たくさんの葉っぱをどう描いたら良いのやら、全然うまくいきません。投げやりになって、葉の茂っている部分は省略し、曖昧にし、そして最後はグチャグチャに。あー、またいつものパターンだ。これはあきらめようと、スケッチブックから破り取り、紙ゴミにすべく置いていたのですが、時間が経って思い直し、捨てるのをやめま…

  • ベアト・アンジェリコの翼あるもの

    ベアト・アンジェリコのように絵を描けたら、なんと幸せなことか。 私の好きな画家はベアト・アンジェリコ、好きな作品は「受胎告知」です。他にも好きな画家、好きな絵はたくさんありますが、この画家のこの絵は他と一線を画すものです。 今日はアントニオ・タブッキの短編、”ベアト・アンジェリコの翼あるもの”を読みました。手元にはないので図書館で借りて読むのですが、借りる人がいないのか、たいていは書庫にお蔵入りしているので、リクエストして読ませていただきます。いつ読んでも心洗われる思いがし、これを読むと、下手でも自分なりに描きたいものを描こう、という気になれるのです。 ページ数にして18Pくらい、20分もあれ…

  • 檸檬

    先日ちぎったレモンです。枝ぶりを考えずに切ってしまい、配置に苦労しました。いい形に置けないまま妥協して描き出したせいか、今ひとつ手応えなし。ゴミ箱に入りかけた絵です。が、なんとかならないかと、しつこく2時間近く手を入れ続けました。根気負けして終了した後は、これが自分の現状なんだと冷静に受け止め、問題点を考えます。 背景をどうすればよいのか?今は、思いついた色でウォッシュの練習をかねて、ただ漠然と塗っているだけ。その題材に相応しい処理をするべき。事前に考えをまとめておく。 日中の光の変化に惑わされて、焦ってしまう。影がマチマチになっている。静物を描くなら、光源を一定に保つこと。 レモンの肌の質感…

  • 栗の木

    山の畑へレモンを取りに行って栗の木をデッサン。 家から車で10分、山というより丘といった方が良いか、海の見える長閑な場所に果樹畑があります。畑はどんぐりの落ち葉が絨毯のように積もって、その上を歩くとふかふかと気持ちいい。枯葉の下にはもう萌黄色の草芽がのぞいていて、季節は春に向かっていることを感じます。レモンの木は成長が早く、苗木から6年ほどで3メートルくらいの大きな木になり、実もたくさん。少しずつちぎって持ち帰り、絞り汁と蜂蜜を加えてホットレモンでいただきます。 帰り際、栗の木が目に止まり、15分ほどデッサンする。昨日は暖かかったけれど、じっと立っているうち風が冷たくなってきたので着彩前で終了…

  • ハレの日は心をリフレッシュをしてくれる

    初孫の百日祝いデッサン 2011年頃 ここ4、5日は温暖なこの地方も 最低気温 が マイナス4℃、最高気温も2℃の日があり、その冷たさに震え上がっています。 昨日は5人目の孫の1才の誕生日。内輪でささやかな祝いの席を設けました。 一升餅は背負って立つことができ、 選び取りは電卓にまっしぐら。 小さな孫を囲んで皆、暫しの間、昔に返って笑い過ごしました。コロナ禍の中、閉塞的な生活を続けざるを得ない状況で、人と話して笑う機会は減っています。待ち遠しかった孫たちの帰省も外出はいっさいせず、家の中で遊ばせただけですが、明るい声が響いて、私には一服の清涼剤となったひとコマです。家族みんなに感謝。また明日か…

  • 夕陽に染まる金柑

    紙:モンバルキャンソン・F3絵の具:文房堂所要時間:2時間 三脚イーゼルが意外にも使えそうなこと ネットで注文していたイーゼルが年末、届きました。”ホルベイン・水平イーゼル3段式WL-63”です。高さと傾きの調節ができ、重さ0・98gと非常に軽い。戸外スケッチ用にあった方が良いかと思い購入しましたが、組み立てて試しに使ったところ、室内でも十二分に役立つことがわかりました。 机上に紙を水平に置いて描く場合は、遠近が取りにくいですが、これならば目線のズレが少なく、時々、後ろに下がっての確認ができます。かつ、作品に水や絵の具ををこぼしたり、散らしたりという心配もない。途中で止めるときもそのままの状態…

  • デンドロビューム

    紙:モンバルキャンソン F3絵の具:文房堂(ヴァイオレット・サップグリーン・ウルトラマリン・クリムソンR) ウインザーニュートン(ウインザーレモン)所要時間:2時間 小型の鉢に咲くデンドロビュームです。本物はピンクがかっているのに、ピンク系の絵の具がない。仕方なく紫で描きました。メアリーさんの本にはキナクリドンローズを推奨しているので、それが欲しいのですが、ネットで探しても見つかりません。先日画材を注文した時に、キナクリドンレッドがあったので、試してみようかと思いつつ、節約家の私、買いそびれてしまいました。持っている絵の具を使いこなす!と、息巻いてみたものの、どう混ぜてもピンク色をつくるのは無…

  • 椅子に想う〜天童木工のイージーチェア

    今日は実用とアートの両面から、椅子についての話です。 美しくて座り心地の良い一人掛けの椅子が欲しくて、ずっと探していました。最近、腰痛の悪化に伴い座面の硬い椅子に長時間座ることが苦痛になってきて、必要に迫られ、ついに購入しました。 天童木工とブルーノ・マットソンのコラボレーションで誕生したMathsson Seriesのイージーチェアです。呼称、Margarita。 フレームはホワイトビーチ(ナチュラル色)、張地は布(アクリル・ウール混)、キャンバス地の上にクッションが重なったハンモック構造。木部の手触りがつるつると滑らかです。フレーム が想像以上に白かったですが、これは経年により多少の変色が…

  • 五重塔のある風景

    場所:総社市、備中国分寺周辺 紙:マルマンスケッチブック 絵具:文房堂 所要時間:60分 現地での鉛筆スケッチと、その場で撮った写真を参考にして描いたものです。このスケッチ画では、鉛筆の下描きの代わりに水彩絵の具の薄いグレーで大まかなデッサンをし、明暗の差を見ながらウエットインウエットで着彩しました。国の重要文化財に指定されている五重塔は、それ自体が絵になりますからあえて強調せず、周辺の里風景と、空の雲が印象的だったので、そちらを主にしました。 雲を描くのは最初のウォッシュにすべてがかかっています。まだ技術が及ばないためモクモクとした量感が出せません。また、実際には手前に枯れ野原があって、赤茶…

  • デッサン/人物

    クロッキー帳、2B鉛筆所要時間:約45分 実物を描きたいのですが、モデルがいないので写真をもとに描きました。手の大きさには注意したつもりなのにやや小さく感じます。(手のひらを広げた大きさは、顔と同じくらい。)長くなると集中できなくなるので、1時間以内を目安にしています。 スケッチ会の再開 以前、スケッチグループに入会したことを書きました。コロナの状況が収まるまで、一堂に集まって行う会の活動は中止されていましたが、数日前、10月例会実施の案内がありました。GoToキャンペーンに乗じてというのでもないでしょうが、戸外でのスケッチは3密を避けながら行うことが可能だと判断してのことと思われます。私は初…

  • 鉛筆デッサン/自分の手を描く

    クロッキー帳、2B鉛筆使用所要時間:各15分くらい鏡を置いて、映った自分の左手を描きました。右手のように見えるトリックです。 水彩の本 図書館で水彩画の入門書を借りて読んでいるうち、これはと思う1冊がありました。読書はもっぱら図書館を利用するので本を買うことは稀になりましたが、この本はじっくり何回も読みたいと思いネットで購入しました。 ”水彩で描くポートレート”(メアリーホワイト著)です。 日本人作家による入門書では、「にじみ」とか「ぼかし」などの技法を大々的に取り上げ、初心者向けに手っ取り早くそれらを習得するべく解説しているものが多いのに対し、この本では水彩画の歴史から用具、技法、制作に必要…

  • モノクロ透明水彩

    透明水彩 ・黒色のみ使用 通信教育での練習作です。見本があり、説明に添って描くだけの簡単なもの。絵の具に慣れるための第一段階でした。 部屋のレイアウトを考える アトリエの片付けが終わりました。ガランとして気持ちいいです。今は、ここで太極拳ができます。(そんなことをしている場合か?) 処分するものは無くなり、ここからは使い勝手のよいように部屋を整える作業になります。 部屋のレイアウトはだいたい決めていますが、欲しい本棚とキャビネットがなかなか買えず、これまた時間がかかっています。ネットで検索したり実店舗へ出向いたり、色々やってはみたものの、希望通りのものがないので、急ぐものは妥協してでも早くそろ…

  • 秋のバラ

    紙:maruman(16×12cm)絵の具:文房堂 所要時間:1時間30分 バラの名前は、オータムサンセット。香りがとても良いです。開花から2日ほどで咲ききって、 あっという間に散っていくので、その間に何度も顔を近づけてかぐわしい匂いを堪能します。題材は花ですが、興味はガラス瓶を透過する光です。光っている部分を塗り残すのを忘れてしまい、水でふき取って、かろうじて白い光を表現しました。稚拙な小品ですが、見えたままが描けて自分なりには好ましいものになりました。 光や光の反射、それに影、これらを上手く描けたら制作がもっと楽しくなるのだろうと思います。

  • ビアレッティでエスプレッソを

    紙:ウォーターフォードSMサイズ 絵の具:文房堂 所要時間:2時間 秋になると紅茶やコーヒーが味わい深くなりますね。今日は食器棚にしまってあったコーヒーメーカーを描きました。これはイタリアの一般家庭ではおなじみの La moka・ビアレッティ。一人用なので高さ13cmくらいの小さなものです。何年か使って内部のゴムパッキンが傷んでしまい、今は使っていないのですが、部品があれば交換してまた使うつもりで取っています。水を下に、細挽きのコーヒー粉を中間に入れ、ガス火に直接かけるだけ。簡単にエスプレッソができます。作りは単純でも味は良いので、面倒なマシーンを買おうという気になりません。 このビアレッティ…

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