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Kamoshika Hiking https://kamoshikahiking.hatenablog.com/

ニュージーランド3000kmを歩いて旅した6か月間の記録です。 歩くこと、暮らすことの中で見えてきたものをつらつらと。 ロングトレイルを歩くことが好きです。 歩くように暮らし、暮らすように歩く毎日を送っています。

Kamo
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2021/01/25

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  • 余白と深呼吸

    それが今年2024年のテーマに決まった。 ちなみに去年のテーマは「淡々と生きる」だった。 昨年から急に始まった、テーマを決めて生きる一年。 このテーマは自分の頭の中で絞り出すものではなく、偶然的に出会った言葉をテーマとしている。 2023年は1月が始まってから、やけに「淡々と」という言葉に出会った。 占いだったり、SNS上だったり、読んでいる本だったり。 一度では終わらない、この言葉との出会いが偶然的に重なって、淡々と生きてみようと一年のテーマを決めたのである。 たくさんの言葉がある中で、「淡々と」という言葉が何度も飛び込んできたということは、無意識に自分がそんな生き方を求めていたのかもしれな…

  • TA DAY43: 店員さんからの警告

    目覚める。 ここのバックパッカーはなんと朝食食べ放題。 大盛食べて、ハミルトンの街を出発。 平坦な街の中心部から坂道を上って郊外へ。 病院の大きな建物がいくつもある。 ルート上に大きなスーパーがあったので食料調達。 9日分の食料を背負うのは久しぶりだ。 スーパーの横にドラッグストアがあったので、 店の外にザックを置いて中に入る。 オークランドでJさんにもらった足に塗る軟膏が少なくなっていたので、 新しいものを買うためだ。 店内をうろうろしていると、店員さんに声をかけられた。 「店の外にあるザックはあなたたちの?」 そうだと答えると、店員さんは続けてこう言った。 「誰かに荷物を取られてしまうかも…

  • 鳥たちはミタ

    いつも必ず誰かが見に来ます。 どんな話をしているのかな。 ニュージーランドの森は鳥たちの楽園みたいなところです。 鳥を主人公にしたマンガも描きたいなぁ。

  • TA DAY42: 今はインドカレー

    朝、Sさんのお家を出発し、Jくんと3人で歩き出す。 通勤時間だからか車がたくさん走っている。 次の街ハミルトン(Hamilton)まで10キロほど。 ハミルトンでは食料だけ調達して先に進もうと計画した。 住宅街を抜け、川沿いの遊歩道を歩く。 しかし、しばらくすると足が痛くなってきた。 痛みが出てくると速く歩けない。 Jくんも同じペースで歩いてくれていたが、 こんなペースに付き合ってもらうのは申し訳ないので、 素直に事情を伝え、ここで別れることにした。 今日はハミルトンの街でゆっくり休もう。 緑の印象が強かった遊歩道から建物の多いハミルトンの街へ。 メインストリートには何でもそろっていて、便利そ…

  • TA DAY41: 明るい森 茹でないブロッコリー

    鳥たちが一斉に鳴きだした声で目が覚める。 まだ外は暗く、テントの中は何も見えない。 これから昇ってくる朝日を心待ちに皆それぞれの歌を歌っているのだろうか。 明るくなるまで鳥たちのコーラスを聴きながら眠りの余韻に浸る。 朝食はKauri Laneのオーナーさんからいただいた アヒルの卵をいただく。 ゲスト用のキッチンをお借りして、 熱したフライパンにじゅわっと卵を落とす。 しばらく焼いてひっくり返し、 両面をしっかり焼いたアヒルの目玉焼きが完成。 人生初のアヒルの卵。ドキドキ。 弾力があるけれど味はあっさりしている。 これはおいしい。 朝から豪華な朝食。ありがたい。 昨日夕方に到着し、一緒に泊ま…

  • TA DAY40: 名前を呼ぶと愛おしい 愛がある場所は心地よい

    今日は21㎞歩き、今はKauri Laneという場所にいる。 今夜はここのお庭でキャンプさせてもらう。 この場所はとても美しく、何日でも滞在したい気持ちになる。 見晴らしの良いお庭。 オーナーさんの好きが集まっているのかなと思うインテリアたち。 勝手口のコンクリートには石やタイルの破片が埋め込まれ猫やお花のようにも見える。 そんなちょっとした遊び心。 こんなに美しい所で毎日の生活ができたらどんなに楽しいだろうか。 15時ごろここに着いてオーナーご夫妻と弟さんに会い、 シャワーを浴びて、洗濯をして、緑茶を飲みながらこの日記を書いている。 今朝は怖い夢を見て目覚めは最悪だった。 朝食はインスタント…

  • 本の森を歩く vol.5

    太平洋側はよく晴れています。 本の森を歩く。 さて、今日は「本の森を歩く」シリーズを始めるきっかけをくれた本のお話です。 日常的にテレビを見ない生活になり早7年。 芸能人と呼ばれる人たちの最新情報は7年前で止まっている。 ネットニュースを見ると知らない名前がこんなにも増えたのかと思う。 ある日、SNSのおすすめにある動画が流れてきた。 本当は著作権的によろしくないと思うのだけれど、 テレビ番組を短く編集したショート動画だった。 勝手に再生される。 いつもなら見ることなくサーっと下へスクロールしてしまうのだが、 その言葉を聞いて衝撃が走った。 「白って200色あんねん。」 そう、アンミカさんであ…

  • 本の森を歩く vol.4

    なかなかダウンジャケットの出番がやってきません。 本の森を歩く。 さて今回紹介するのは、 読んだ後に「よくやっています、花丸!」 と書いたメダルを首から下げてもらったような気持ちになった本です。 中村シュフさんの「主夫になってはじめてわかった主婦のこと」。 この本は図書館のカウンター横に置いてあった。 毎月テーマがあって、そのテーマに沿った本を司書さんが選び、 カウンター横に置かれている。 今月のテーマは「働き方」。 そこで紹介されていたのがこの本だった。 主夫と主婦と思われる二人のシンプルでかわいいイラストの表紙が目に止まった。 読んでみたいと思うと同時に嬉しさがこみ上げてきた。 それはなぜ…

  • 本の森を歩く vol.3

    みなさま、こんばんは。 本の森を歩く。 第3回目の今日は素敵な絵本の紹介です。 長新太さんの「あるけ あるけ」 この絵本を読んだ人はみんな歩きたくなっちゃうんじゃないでしょうか。 わたしもこの絵本を読んだら外に飛び出したくなりました。 長新太さんの世界観にはいつも驚きと感動を与えてもらっています。 だんだん寒さが厳しくなってきました。 外に出たくないなぁ。 でも家にいても寒い···。 そんな時はこの絵本を読んで、 えいやっ!と外に出て、 少し歩いて帰ってくる。 そうすると寒いと感じていた家の中が不思議と暖かく感じられるんですよね。 そしてお気に入りの温かい飲み物を片手に 再びこの絵本を開いたら…

  • 本の森を歩く vol.2

    早くも第2回目になりました。 本の森を歩く。 ニュージーランドの森を歩く日記はどうした?とツッコミたくなるところですが、12月に入ると色々な面で環境が整うので、そちらはそこで一気に書き進めたいと思います。 さて、本の話になりますが、わたしはとにかくエッセイが好き。 小説も多少読んだことはありますが、エッセイの方が本に入っていきやすい。 その人の人生、その人にしかわからないことが書いてあって、エッセイを読むと違う人生を生きる体験をしたような感じがする。 最近はゆっくり本を選ぶ時間がないので、既になんとな〜くその人のことを知っている、芸能人の方々のエッセイを読むことにハマっている。 最近読んだ芸能…

  • 本の森を歩く vol.1

    読んだ本を紹介するブログを書きたいな〜と思っていたところ、 今週のお題が「最近読んでるもの」。 なんてタイムリー!ということで 『本の森を歩く』と題して読んだ本を紹介したいと思います。 そう思ったきっかけも本なのですが、それはまた別の機会に。 記念すべき第1回目に紹介したい本はこちら。 私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE 「『これでいいや』で選ばないこと 『実は好きじゃない』を放置しないこと」 とある本屋さんのインスタグラムの投稿。 その日紹介されていたの本の帯のこの言葉を読んで体に電気が走った。 それが「私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE」との出会い。 これは読ま…

  • 秋の献立

    目覚めるとしっかりした雨。 気がつけばあっという間に10月半ば。 今日は外で遊ぶこともできないので、みんなで図書館に出かけた。 図書館に入るとわたしはさーっと一人の世界に入り込み、色々な本をパラパラする。 読み聞かせをする声は全く耳に入ってこない。 「引き寄せの法則」についてのマンガ本があったのでパラパラしてみる。 誰かから聞いたことがある法則だけど、 よく知らないから、どんなものだろうと思って。 最近は何か前に進めないことがあると それを漫画にしていて、 最終的に自分の問いに対する答えのような漫画ができあがる。 横に進めばいいんじゃないか、 今は止まっとけ、 戻ってみよう、などなど。 客観的…

  • TA DAY39 : 雄大な川、楽しい散歩

    目覚める。 昨夜は遅くまで賑わっていたBarも 今朝はシーンと静かで、 時々ハイウェイを走る車の音が聞こえる。 朝食に山盛りのオートミールを食べ、8時半に出発。 草が腰の高さまである、急な坂道を上っていく。 いつものことだが、なぜか歩きながら自分のことが嫌になり、 テンションが下がる。 朝なのに。 こんなに天気のいい朝なのに。 そんな風にとぼとぼ歩いているわたしを見て、 シカが客観的なアドバイスをくれた。 わたしは歩いている時の姿勢が悪く、いつもしかめっ面をしているらしい。 そうなのかと思い、言われたところ直して歩いてみると、 歩くのが速くなり、呼吸もしやすく、気持ちがとても前向きになった。 …

  • バニラエッセンス

    わたしはプリンが好きである。 卵、牛乳、砂糖というシンプルな材料であんなにおいしい、ぷるぷるした食感のデザートになるんだから、感動的だ。 小学生の頃、「わかったさんのプリン」という本を読んだ。 最後にあるプリンのレシピを見てみると、材料も工程も簡単で驚いた。 これならわたしも作れそう。 そう思い、最初は友達の家で何人かで一緒に作った。 それからは家で一人プリン作りに没頭。 小学4年生の文集ではプリンの作り方について熱く語る作文も書いたりした。 それぐらい昔からプリンが好きだ。 3つの材料でとってもおいしい。 優しい味のプリン。 でも何かが物足りない。 そこで登場するのがバニラエッセンスである。…

  • 初めての刺繍

    奇妙なカモシカの刺繍が完成した。 刺繍に興味を持ったのは2018年。 やりたい!と思ってすぐに刺繍枠を買った。 何度か基本の練習をしてみたけど、ゴールがないと針が進まずそのまま寝かせてしまっていた。 そしてついに、随分長い昼寝からお目覚め。 おはよう。 しかし、刺繍をやりたいと思ったとき、わたしは実家にいた。刺繍枠がない。なんてこった。 家の空箱コーナーからお菓子の円形の箱を見つけ、くり抜いて布を洗濯ばさみで止めた。 即席にしてはそれっぽい。 そしてカモシカの刺繍が完成した。 雑な性格が作品ににじみ出ている。 しかし、こんなカモシカでも1つ作り上げたことでと急に面白くなってきた。 これはしばら…

  • 丁寧な暮らしに憧れていた

    丁寧な暮らし。 それはわたしにとって長年の目標だった。 その気持ちに拍車がかかったのが、映画リトルフォレストを観た20代前半の頃。 古民家で暮らし、自分で作ったり採ってきた食べ物を加工して保存して。 季節とともに移ろいゆく生きるための“仕事”がとても美しいと思った。 あの頃思い描いていた自分の理想の丁寧な暮らしと比べれば、 丁寧すぎるのではと思うぐらい今の暮らしは色々な季節仕事、日々の“生きるための仕事”がある。 丁寧すぎると書くと誤解を生みそうだが、 丁寧な暮らしを紹介する雑誌とかで見るようなおしゃれなものではなく、 丁寧度もかなり低いけど、 自分の基準からすると丁寧になった。ぐらいの「なん…

  • マオリ族の暮らし

    ニュージーランドのケリケリ(Kerikeri)にある マオリミュージアムに行った時の話です。 マオリ族の暮らしがよくわかるように展示されている とても面白いミュージアムでした。 今、私たちの暮らしは機械で、自動でできる時代。 特に何も考えずとも、ボタン一つでなんでもできてしまう。 マオリの人たちの暮らしは真逆で、先人たちの知恵と技術を使って 自分たちの手で暮らしを営んでいる。 なんてかっこいいんだ!と感動を覚えました。 さらにすごいなと思うところは、この暮らしが19世紀頃まで続けられていたこと。 つい最近、200年か300年前ではないか!! どの国でも先住民と呼ばれる人たちの暮らしは きっとこ…

  • TA DAY38: ウルトラライト入門講座

    朝6時。橋の下で目覚める。 斜めでぼこぼこしているところにテントを張ったので体が若干痛い。 朝ご飯にたくさんOATYを食べ、出発。 今日は15㎞先のMacer Motelを目指す。 15kmだけなんてほぼ0day!イエイ! なんて言えるようになった。 少しロード歩きをして土手に出た。 毎日寝る前にトレイルノートを読むのが日課になっている。 次の日のルートの情報を確認するために読んでいるのだが、 昨夜読んでいると何度も「stopbank」という単語が出てきた。 「ストップバンクってなんぞや?銀行に関係あることか?」 辞書はないし電波もないので調べられない。 そして、今日ここへ来て、stopban…

  • 雨の日さんぽ

    久々のしっかりとした雨。 天気がいいとあれやこれや 外仕事をしたくなってしまうけど、 雨の日は思う存分家の中で過ごす決心ができる。 そしてこの雨の日も家でゆっくり過ごすことに。 ずっと気になっていた冷蔵庫の掃除。 わー!なんだか新品みたい!と 掃除の成果を家族に見せびらかす。 冷蔵庫内が明るくなった。 料理へのやる気が湧いてくる。 昼ごはんの後は図書館で借りている本を読む。 ウォーキングについて書いてある文章を読んだら、なんだか無性に歩きたくなってきた。 レインウェアを着て、傘を持って長靴を履く。 雨の日に外を歩くなんていつぶりだろう。 傘に当たる雨音のリズムがいい。 目的地へ向かう道中で雨に…

  • TA DAY37: 慣れから見えてくる新たな世界

    目覚める。今日もいい天気。 ここ数日は森とこんな道路歩きの繰り返し。 旅が始まり1か月が過ぎた。 旅のドキドキワクワクよりも、 慣れというか、ちょっと同じ景色に飽きてきた、 という新しい感情が芽生え始める。 景色を楽しむというよりは、 歩きながら自分の中で色々なことを考え、 自分の過去や未来に思いを馳せたり。 はたまた、どうしたら世界は平和になるのか、 などといった壮大なテーマについて考えを巡らすことによって、 無意識のうちに「同じような景色」のなかにも 「違い」を見つけ出そうとしているような。 森に入ると結構ジャングルな感じで、 気温も高くなってきて蒸し暑く、上り坂では汗が噴き出る。 草をか…

  • TA DAY36: 違いから考える

    起きて朝食をすませる。 今日はClevedonというすぐ近くの町で買い物ができる日。 準備をしてClevedonまで少し歩く。 地図やトレイルノートの情報では結構大きな町かと思っていたが、 こじんまりとしたかわいい町だった。 お店もコンビニサイズぐらいの小さなデイリーショップがあるだけだった。 こういうお店は大型店に比べれば少し割高で品ぞろえもいいとは言えない。 でもこの中から自分たちが持ち運び、食べられるものを選ぶ。 ここでしか買い物ができない自分たちにとって、 こういうお店はとてもありがたい存在なのだ。 数日分の食料とお菓子、トイレットペーパーを1ロール買う。 大型店だとトイレットペーパー…

  • 楽しいサンドイッチ

    今年は久しぶりにGWを満喫しました。 今住んでいる地域はGWに行事があるので、 ここ数年はずっと家で過ごしていて。 今年は色々な事情が重なり、 GWに旅をすることになりました。 またあのカフェに行きたいなー♪ あの公園へ行ってみるの楽しみだなー♪ そんな浮かれモードで4月は過ぎ。 わたしは働き始めてからずっと カレンダー通りの休みではなかったので、 学生時代以来のGWとなったわけです。 久々のGWが始まってみると、、、 みんなが楽しそうにしている時に 自分も楽しいのってめっちゃ楽しい!! 混んでいるときに旅行するより 空いているときのほうがいい。 ずっとそう思っていました。 でも、 仕事に向か…

  • 手作りの食器

    昨年末に陶芸体験で作った食器を取りに行ってきました。 車で40分ほどドライブ。 作りに行った日は真冬だったので、冷たい雨と風のとても寒い日でした。 それがこの日はポカポカ陽気。 道端にはたくさんのお花。 誰かのお家のお庭にもきれいなお花。 春っていいなぁ〜。 るんるんドライブの末、器を受け取りました。 家に帰るまで新聞紙で包まれていた器たち。 開けてみると、、、 かわいい。とってもかわいい。 形は上手ではないですが、 あの日自分がこねて形を作った茶色いものが、 こんなに美しい姿で我が家にやってきてくれたのです。 今回は手びねりという方法で、 粘土を平らに延ばして型にはめ、 自分の好きなスタンプ…

  • 目線

    おばあちゃんにとって出川さんは男の子だった。 子どもの頃にテレビで見たときから わたしにとって出川さんはずっとおじさんだ。 でも、わたしも大人になったのに、 出川さんはおじいさんではなく、 おじさんをキープしているのがすごい。 出川さんおもしろくて好きなんです。 ニュージーランドにいた時も、 出川イングリッシュを見て、 めちゃくちゃ勇気をもらったんです。 そんなことを思い出した、 おばあちゃんとの会話の一コマでした。

  • TA DAY35: 体が覚えているリズム

    起きる。今日もいい天気。 今朝は先にテントをたたみ、近くの公園まで歩いて朝食をとることに。 公園には水道もトイレもあるのでとてもありがたい。 ここの公園はボタニックガーデンもあったり、 すごくきれいに整備されている。 日本だとこの規模きれいな公園は有料のことが多いけど、 こんな素敵な公園を誰でも使えるっていいな。 みんなランニングやワンちゃんの散歩を楽しんでいる。 今朝は紅茶だけをわかして、 クロワッサンにサラミとチーズとトマトを挟んで食べた。 街が近いときはサンドイッチみたいなフレッシュなものが食べられていい。 ずっとゆっくりしたかったけど、出発。 しばらくロードを歩く。 足の痛みがなくなて…

  • 生きている

    花粉症のみなさま、今日もご無事だったでしょうか。 この地球上で生き抜いていくには、 時に自分の体を変化させなければ 他の生命体と共存できない。 そう思ってしまうぐらい 今年の花粉は猛威をふるっている気がします。 寒い冬が明け、 春という新しい芽吹きの季節は 新しいことを始めたくなる。 楽しい方向へのわくわく、どきどき。 が、花粉によって生きることで精いっぱい。 国産材をもっと使えるようになれば 花粉の量も少しは減るのでしょうか。 でも、もともと生きているだけで充分すごいですから、 新しいことを始めなくたって、 今日も呼吸ができていることに感謝して、 ゆるく、楽しく生きていこうと思います。 人間…

  • 好きな気持ちは誰かと比べるものではないけれど。

    改めて「好きなんですか?」と聞かれると返答に困る。 本当に山が好きな人たちの、山を語る時の目とか口調とか、 とにかく愛にあふれているし、 わたしはそこまでではないと自分で思う。 人と比べて、というよりは 自分が、好きです!と即答できない。 漫画を描いたり、生活をしたり、 もっと好きなものがたくさんあるからだと思う。 多分、山は好きよりの普通。 いや、でも好きなのだろうか。 漫画に描いているぐらいだから。 山が好きというよりは 歩くこととか、旅することとか そっちが好きなので、 山は行き先の一つというか、 そこへ行くには山を登る必要があった。 という感じかもしれない。 結局どっちやねんと言いたく…

  • TA DAY 34: やる気

    目覚める。 朝食をとり、Jさんに挨拶をしてキャンプ場を出る。 Jさんのおかげでわたしは今日、やる気まんまんだ! わたしは英語ができないこともあり、 この旅で人と交流することに憶病になっていた。 でも、みんなそんなこと思っていない。 みんなわたしと話をしてくれているのに。 話さなければ上達しない。 まずはそこを変えていかなければ。 積極的にいこう!まずはあいさつから! 人にはまだ出会っていないが、たくさんの羊に出会った。 1か所に集められている。 これからどこかへ運ばれるのだろうか。 川沿いの小道をずーっと歩く。 インソールのおかげか足の状態がかなり良い。 人はいないが、鳥たちは気持ちよさそうだ…

  • TA DAY33: 優しさに包まれたなら

    今日はわたしの靴のインソールを買いに行く。 そのため9時出発予定。 が、起きたら8時半だった。 ヨーグルトミューズリーを食べ、靴屋に向かう。 ケガによる足の痛みを少しでも緩和したい。 そこでインソールを買うことにした。 インソールって何?と思ったら中敷きのことだった。 今まで中敷きなど使ったことがなかったけど、試してみたらすごかった。 まず、土踏まずのアーチの高さが3種類ある。 わたしはミドルアーチのようだ。 そして靴のサイズに合わせ中敷きを切る。 履いてみる。 アウトドア用だからなのか、クッション性がすごい。 そして靴が今まで以上にフィットする。 衝撃もないので普通に歩く分には足の痛みをほと…

  • 靴を履くということ

    外では靴を履くものだと思っていました。 でも、それはわたしの中の常識で、 そんなのどっちでもいいんだと知ると、 なぜだか心が軽くなりました。 こうしなければいけないと思い込んでいることも 世界に出ればそんなのどっちだっていいこともあって どうしたいかは自分で決められるものなんだと 大げさですが、そう思いました。 靴を履かないといけないから履いている というわたしから 靴を履きたいから履いている というわたしに変わっただけのことです。 靴を履くという日々の小さな1つの行動も 今は自分で決めてそうしている。 事実は変わっていないけど 心のありかたが変わって それで心が軽くなったのでしょうか。 靴を…

  • TA DAY 32: 幸せのゼロ

    久しぶりの0day。歩かない日。 気がつけば18日連続で歩いていた。 距離の短い日はほぼ休憩のような気分だったので、 まさかこんなに休んでいなかったとは思わなかった。 昔、水泳の北島康介さんが週1回OFFの日を作っていると言っていたことを思い出す。 一流アスリートはちゃんと積極的に体を休める日を設けているのだ。 何流でもないわたしはもっと自分の体の声を聞かなければ。 今日休んだら足の痛みは少し良くなる気がした。 0dayが久しぶりすぎてやることがない。暇だ。 天気が良かったので、 1か月前に来た公園の大きな桜の木の下でごろごろする。 暑かったので靴を脱いで裸足でごろごろする。 わたしたちから少…

  • TA DAY31: 1か月ぶりの大都会

    久しぶりの曇り空。 ホリデーパークの近くの海ではこんな天気でも海を楽しむ人がちらほら。 今日はいよいよオークランドに到着する日。 遠足の日の朝のような、少しふわふわした気持ち。 今日は10㎞ほどほぼロードの道を歩き、 フェリーに乗ってオークランドへ向かう。 途中、第二次大戦で使われていたという施設を通る。 トロッコの線路だろうか。細いトンネルを歩いていく。 しばらく歩くと賑わっている街中に出た。 カフェやおしゃれなお店がたくさんある。 雨風がだいぶ強くなってきたので急いで歩いていると、 カフェからJさんとPさんが出てきてくれた。 Jさんはいつもトレッキング用のショートパンツを履いていた。 でも…

  • TA DAY30 : 大都会は目の前

    6時にバス停で目覚める。 細く硬いベンチの上で寝たせいか、体がバキバキに固まっている。 朝食はオートミールに昨日買ったオレンジを添えて。 フレッシュなものを食べられるって幸せ~。 トレイルノートによるとバス停から海まで下り、 腰ぐらいの深さがある海を歩いて渡るというルートになっている。 しかし、今のわたしの足の痛みでは海の中を踏ん張って歩くことは難しい。 今回はケガの回復を最優先し、迂回して道路を歩くことにした。 車通りも多く、町の大きさも大都会な雰囲気になってきた。 15km先にRegional Parkというものがあるようだ。 広い敷地のようなので、どこかでキャンプできそうな所があるかもし…

  • カニしか作らなかった日

    数年前の日記。 本当にこの日はカニだけを作って一日が終わった。 仕事から帰ってきて、家事は何も進んでおらず、 カニだけができていたという現実を目の当たりにしても 笑ってくれるパートナーには感謝である。 我が家の家事は完全にシェアしているけど、 休みの日は率先して家事をやりたいという気持ちはある。 この日は時間を忘れるぐらいカニづくりに没頭してしまった。 結局カニだけ作って満足したので、モービルは完成しなかった。 昔、占い師さんに手相を見てもらった。 「あなたはいろいろやるけど、あんまり長続きしないタイプ。 でもそれを続けていると、結局自分の中に何も残らないから、 意識して続けることはすごく大事…

  • TA DAY29: 初めての野宿

    目覚める。静かな波の音が聞こえる。 きれいな朝日を見ながら出発準備。 なんていい朝だろう。 今日の朝食はオートミール。 今まではパンやミューズリーを食べていたけど、 Jくんがオートミールを食べているのを見て初めて買ってみた。 とてもおいしく、腹持ちがいい気がする。 結構いいかも! すごい地層のみえる海岸線をずーっと歩く。 自然の造形はすごい。 少し前まで満潮だったのか、砂浜が湿っていて歩きやすい。 足元には様々な海藻が打ち上げられている。 しばらく歩くと町に出た。 家も人も多く、今までの町と違って都会的な雰囲気。 大都市オークランドが近づいている感じがする。 再び海岸へ。貝殻の破片がきらきらし…

  • TA DAY28: デボンシャーティーとカヤックの日

    テントの中で目覚める。今朝も快晴。 だが、起き上がると体がだるく、力が入らない。 少しお腹も痛い。 朝食は味噌汁とミューズリーとおいしいヨーグルト。 すごい組み合わせだ。ヨーグルトが濃厚でとてもおいしかった。 常備薬を飲んで腹痛は治まった調子が出ず暗い朝のスタートとなってしまった。 Puhoiの素敵な教会 ロッジを出て町に向かう。 ジェネラルストアで買い物をしていると、姉弟で歩いているJさんとPさんに再会した。 2人と海で別れた日から会っていなかったので嬉しかった。 Jさんと2人で話をしていて、最近どう?と聞かれたので、 足が痛いんだと言った。 「足が痛いことをちゃんとシカに言わなきゃだめよ。…

  • ロングトレイル思ひ出の味~よるごはん~

    旅の食事の記録、夜ごはん編です。 この旅で新しい食材に出会いました。 クスクスもハイカー仲間が食べていたのを見て、試してみました。 思っていたより膨らむし、お腹にもたまるし、さらさらして後片付けも楽だし、山ごはんのスーパーフードや!!と思ったのを覚えています。 日本の山ではパスタをしばらく水につけてゆでたりしていましたが、 ゆでこぼす水がもったいなかったり、湯量も多いのでガスも結構使います。 クスクスは水もガスも少量で済むところがとても助かりました。 インスタントのものは味が濃いので、 半年間それを食べ続けるのは結構辛い。 クスクスに味付きのツナやカレーをかけるとちょうどいい味で、 毎日食べて…

  • TA DAY27: まるで絵本の世界。かわいい町Puhoi

    朝5時に起きる。 ホットミューズリーを食べ、朝日を見ながらトイレを済ませ出発。 やっぱり今日も左足が痛い。 でもいい朝だ。 しばらくロードや砂利道が続く。 再び松林に入り、歩きやすい道になった。 土の上を歩くと足の痛みが少しマシになる。 今日持っている水は750ml。 水が少ないことを意識しすぎているからなのか、いつもより喉が渇く。 気温も高くなってきた。 再びロードを歩いて、Dan Bush Trackへ入る。 牧場歩きが始まったところの大きな木の下で少し休む。 再び歩き出した。が、その道は間違っていた。 柵越えの前まで戻る。 水が少ないこともあり、道を間違えてからちょっと空気が悪くなる。 …

  • TA DAY26: 地球に返す

    ふかふかの松のベッドのおかげで今朝は8時まで寝てしまった。 朝食はミューズリーとコーヒーを飲んだ。 最高!! コーヒーはスティック6本入りのものを買っているので3回しか飲めない。 それがまた特別感を与えてくれて幸せな気持ちになる。 出発の準備をしていると、シカがトイレから帰ってきた。 暗い顔をしている。 「どうしたの?」 「シューさんにトイレしてるの見られちゃった・・・。」 シューさんはわたしたちよりもかなり先に進んでいると思っていたら、近くでキャンプをしていたらしい。 そしてシカのトイレシーンに遭遇してしまったのだ。 「それで、どうしたの?」 「草の陰から顔だけ出して、ハ、ハローって言ったら…

  • TA DAY25: 刺さる

    早起きして出発。今日はすごい風。 牧草地を歩いていると風で草が波のように揺れる。 風が見えておもしろい。 ホリデーパークを出てから森に入るまではずーっと牧場の登り。 結構な急登。汗が噴き出す。 結構登ってきた。松がちらほら生えている。 ニュージーランドの松ぼっくりが大きくて笑った。 振り返ると町からこの丘を登ってくるハイカーたちが遠くに見える。 ジオラマみたい。 疲れたので休憩。 ジオラマみたいに小さく見えていたハイカーたちが実物大になり、 今度は彼らの背中が小さくなっていく。 結構ゆっくりしていたようだ。 そろそろ行くか。 ここから森へ。 しばらく牧場のフェンス沿いを歩いていく。 トゲトゲの…

  • TA DAY24: ニュージーランドの空と海とわたしの心

    久々にゆっくりスタートした朝。 空には今にも雨を降らしそうな重たい雲が。 ニュージーランドに来て初めて畑のような土地を見た。 牧場ばかりだったからなんだか新鮮。思わず写真を撮る。 雨が止んだ思ったら、ものすごく晴れた。 今日も空の青が気持ちよい。 暑くなってきたのでレインウェアを脱ぐ。 そうしたらまたすごい雨に。 レインウェアを着る余裕すら与えられない急な豪雨。 ザックカバーを被り木の下に逃げ込む。 なんとか雨をやりすごし、歩き出す。 しばらく道路を歩き、牧場歩きへ。 まためちゃめちゃ晴れてきた。 ニュージーランドの天気の変化は忙しい。 女心と秋の空、ニュージーランドの空。 2人のTAハイカー…

  • TA DAY23: 今日は何も考えない

    やや二日酔いの朝。 鳥ちゃんとオーナー夫妻に挨拶をする。 朝から雨が降っていたので久々にレインウェアを着て出発! 雨は降ったり、止んだり。Showerって感じの雨。 ニュージーランドの青空ってきれいなんだよなぁ。 久々に森を歩く。いい小道。 牧場歩き。 羊のおしりはかわいい。 この旅を始めてからまだ大雨の日にぶつかったことがない。 なかなかラッキーだと思う。 雨が止んだらレイン(下)を乾かしながら歩く。 あまり見た目はよろしくないが、歩きながら生活しているので致し方ない。 ザックが左に傾いている。これが左足を痛めた原因か。 牧場を抜けると海がずーっと見える道。きれい。 海岸に降り立った。 急に…

  • TA DAY22 : 痛みと共に

    目覚める。今日は足の痛みもなく大丈夫そう。 久々にスマホの電源を入れ、インターネットにつなぐ。 数日前の地震のニュースを見た日本の家族や友人からたくさんメッセージが届いていた。 無事だよ、のメッセージを返す。 たくさんの人に応援してもらっていること、そして心配もかけていることを改めて感じた。 わたしが今できることは無事にこの旅を終えてみんなにただいま!と言うこと。 今日は快晴!!気分も上がる。 初めはロード歩き。 起きた時は何ともないと思っていたが、ザックを背負い歩き始めると、再び左かかとに痛みが出た。 やっぱり痛めてしまったのかな・・・。 少しかばいながら歩く。 道路からこんな道になると少し…

  • TA DAY21 : 風と丘を下る

    前日に頑張って下った階段を朝から一気に登る。 登りきると景色が一望できたが、昨日の快晴から一変。 今日は重たい雲で空がおおわれ、風がとても強い。 私たちは昨日まで一緒に歩いていた4人組よりも早く出発した。 わたしはみんなより歩くのに時間がかかるのだ。 しばらくして、LくんとAくんが私たちに追いついた。 「Hey, カモ、シカ!It’s so windy!!」 フランス人のAくんは、親指を立てたイイネ!ポーズとウィンクをつけてそう叫んだ。叫ばないと風で声がかき消される。二人は強風の中を駆け下りていった。 フランス人のAくんは英語を勉強中。ニュージーランドに来るまであまり話していなかったらしい。 …

  • わたしの地元

    わたしは生まれてからずーっと同じ所で暮らしたことがない。 最初の引っ越しは6歳。次は10歳で大移動。そして就職で生まれ故郷へ戻り、海外へ、帰国後は未知の土地へと転々としてきた。 なので、昔からずっとわたしの地元はどこだろう?と思っていた。 生まれたところ?育ったところ?友達がいるところ?自分が一番好きなところ? 今日新しく感じた地元感。 何も意識せず身体が勝手に家に帰れるところ。 なんとなくほっとするところ。 思い出がいっぱいあるところ。 かな。

  • 長い停電のあとで

    昨年の年末、1週間ほど停電になった。 今まで散々電気のない生活をしていたことがあるから、そんなに困らんだろうと思っていたけど、自ら進んでその環境に身を置くのと、アクシデント的にそうなってしまうのはまた違った。 ずーっと暗いのがなんとなく、気分が落ち込む感じがするし、少し不便さも感じる。 夜に入っていたお風呂を朝ごはんのあとに持ってきて、夜は早く寝て朝はなるべくゆっくり起きて。 電気がないと冬はこんなに1日が短いのかぁと思った。電気があるってありがたい。 ろうそく生活は楽しかった。トルコで買ったかわいいキャンドル入れを久々に使ったり、誕生日みたいだった。 でもろうそくの炎でお風呂用のプラスチック…

  • 素直

    再び娘ぴょんちゃんからの学び。 以前ぴょんちゃんの好奇心について書きました。 kamoshikahiking.hatenablog.com さらにこの2ヶ月ぐらいで日本語の理解度がかなり上がったように見える。できることが増えるスピードが今までの倍、いや十倍。 やりたいことはとことん真似して、なんでもどんどん吸収していく。 常に自分はできるんだ!と自信満々。 できたらできたー!と嬉しそうに喜び、失敗してもめげないめげない。 めっちゃ素直〜〜〜(ほんわか〜) しかし、私にできていないことばかりではないか…。 私は結構昔から自分はこういう人間だ、と勝手に決めつけて、「いいな、やってみたいな」と思った…

  • ロングトレイル思ひ出の味~ひるごはん~

    ロングトレイル中の食事昼ごはん編です。 お昼はとにかく景色サイコー!なことが多いので、何を食べてもおいしかった!! できるだけ荷物を軽くしたいので、調味料を持つことはとても悩ましいことなのですが、ヌテラとマヨネーズは持っててよかった! 街に出てキャンプ場やバックパッカーに泊まっていたのですが、キッチンに油がないことも多いので、そんな時はマヨネーズで炒め物をしたり。ツナ缶の油で炒め物もよくしていました。 ニュージーランドのツナは味なしが売ってることあったかな?と思うぐらいフレーバーが豊富!ツナさえあれば毎日味を変えられるので、同じものを食べていても飽きることはほとんどなかった。 サラミは薄切りの…

  • 明日やろうは馬鹿野郎と遊牧民的思考の共存

    この記事は年末に書いていたものなのですが、長い停電や年末年始のイベントが色々あって放置して忘れてしまっていた。また今日までに色々自分の変化があったけど、「2022年年末の私」という意味で記録を残しておこうと思う。 **** 最近今日のはてなブログで紹介されているブログ記事を読むことがマイブーム。 色々な方のブログを読むのは楽しい。世界が広がる感じ。 そこで「書く習慣」の感想を上げていた方がいたので、それを読んでみる。 面白そうだったので、早速図書館で借りてみた。 このブログが最近よく更新されているように、書く習慣がつく内容だった。(私は本のレビューは書くことができないようだ。) この本の中で「…

  • DAY20:みんなの旅の楽しみ方

    まぶしい朝日で目が覚める。 遠くで波の音が聞こえて心地よい。 他のみんなはまだ寝ているようだ。 ピクニックテーブルで朝ご飯を食べる。 みんなも起きてきて出発の準備をしているとB&Bのオーナー夫妻がモーニングティーに誘ってくれた。(モーニングティー、アフタヌーンティー、素敵な文化だ。) 家の中に行くと、オーナーのお父さんがテレビを見ていた。 私以外のみんなは「昨日はすごい音だったね。」「眠れなかった。」 と話をしている。私は訳が分からずなんのこと?とShikaに尋ねた。 「昨日の夜、津波のアラートが鳴ってたんだよ。」 全く、全然聞こえなかった。 ニュージーランドの南島で大規模な地震があり、 その…

  • 尊敬する人

    漫画を描くようになってから、色々なものの見方が変わりました。 小学生の頃、ウォルトディズニーさんの伝記を読んだのですが、 全く内容を覚えていないのでまた読みたい。

  • ロングトレイル思ひ出の味~あさごはん~

    旅の間の食事の記録、朝ご飯編です。 数日の登山であれば食事はどんなものでもそこまで気にならないけど、半年の旅となると登山ではなく生活になっていくわけなので、やっぱり自分に合うものでないと辛くなってくる。。。 日本のスーパーとは品揃えも全然違うので、初めは苦労しました。 トレイルで出会った仲間たちからたくさん学び、 自分たちなりのニュージーランド△山ご飯のスタイルが完成! 紅茶オーティーの場合、オートミールは少し細かくなっているものがおすすめです。 形がしっかりしているOATY(オーティー)だと水分を含みにくいので、沸騰した湯につけるだけではあまり膨らみません。 トレイル上ではガスを節約したいの…

  • 出会いの数だけ学びあり

    この日の日記はこちら↓ kamoshikahiking.hatenablog.com ********************* KAMOSHIKA HIKING カモシカハイキング Te Araroa テ・アラロア ■Instagram - イラスト中心に更新しています。 @kamo.shikahiking ■You Tube - このセクションの動画はこちら↓ youtu.be ■LINE STAMP - カモシカハイキングのLINEスタンプです★ store.line.me store.line.me store.line.me *********************

  • 好奇心

    娘ぴょんちゃんの姿を見て思う。 つかまり立ちをしたり、伝い歩きをしたり、 パチパチしたり。 それらの原動力は彼女の好奇心。 あれを触ってみたい、 自分でやってみたい、 使ってみたい、 マネしてみたい。 そうして色々なことができるようになっている。 伸びしろしかないわ!と歌いたくなるぐらい伸びまくっている。 もしかしたら大人も、好奇心さえ失わなければ いつまでも伸びていくのではないか。 今日が一番小さくて 今日が一番大きい。 一生懸命な小さい大自然は今日もかわいい。 図書館で見つけたこの本の冒頭に 「自分(親)の成長」について書いてあった。 山本さんも書いていたけど、それを読んでドキッとした。 …

  • アウェイをいかにホームにするか

    先日娘ぴょんちゃんの10ヶ月健診があった。 6ヶ月健診はコロナ流行のため中止になってしまったので、3ヶ月健診以来7ヶ月ぶりの健診だった。 初めての3ヶ月健診の時は、どんなことするんだろう、どんな雰囲気なんだろうと出かける何日も前から緊張していたのを思い出す。 1ヶ月健診は生まれた助産院で見てもらったので、集団健診はこのときが初めてだった。 会場につくとたくさん赤ちゃんとお母さんがいるけれど、なんだかリラックスできず、待ち時間も長く、すごく疲れ切って帰宅したのを覚えている。 ぴょんちゃんの月齢が低かったり、自分の体力もまだ戻っていなかったことも原因だったかもしれない。 けれど今回は違った。 会場…

  • 【住】家族と自分の時間を大切にしたいから、私は今を生きることにした。断捨離します。

    この家に越してきて2年弱。 ああ、物が増えてきた。 もっと快適に暮らしたい。 そう思って押入れの荷物を整理することにした。 衣装ケースを開ける。 前回整理したときにいつか使うなと思い取っておいた物たちが出てきた。 うん、これはまだ使える。 これも。しまっておこう。 ····· あれ??? この光景前にも見たことあるぞ。 一度しまいかけたその物たちは大学時代に買ったものだった。 これまで何度も引っ越しをした。その度に私はこの物たちを目の前にして同じことを繰り返してきたのだった。 一般的に見ると自分は物をあまり持っていないほうだと思っていた。 だからこれぐらいは取っておいてもいいだろうと思っていた…

  • センスとは

    今日は陶芸体験に行ってきた。 娘ぴょんちゃんのお茶碗を作るために。 私一人のために先生は暖房をつけて待っていてくれた。 陶芸は10年以上ぶり。 最後に粘土を触ったのは高校生の頃。 陶芸の授業でマグカップを作った。 我が強い(?)私は当時のオリジナルキャラクターの絵を描いた。今見るとなんとも残念な作品になっている。 今日は間違ってもカモシカの絵など描かないぞと心に誓った。 ろくろは使わず、手びねりのお茶碗を作ることにした。 粘土をのばしたあと、型に当てて形を作り、スタンプで模様をつける。 この少しの作業でもセンスの無さが光ってしまった。 センスとは一体どのようにして磨かれるのだろう。 先生が言っ…

  • 私に1時間くださーい!

    家庭内平和を守るために一番重要なことは、妻であり母である自分がご機嫌でいること。 それをこの10ヶ月で学んだ。 最近は毎日空いてる時間にマンガもかけているし、掃除もできている。本も読めている。 やりたいことは大体できている。 でも、今日は完全なる自由時間が欲しかった。 完全に自分のものである1時間。 それは子が昼寝をしている間の1時間とは違う。 普段はいつ起きるかな、とそわそわしながら時間を過ごす。 乗ってきたー!いい感じー!ってところで「起きたよ〜!」の時間切れ。 まあまあやりたいことはできたし、いいか。 そんな毎日。 しかし、完全に自分のものである1時間は無敵!! 掃除をし、絵を書いて。あ…

  • 久々の町を満喫する in Kerikeri

    なかなかハッピーエンドで終われない。 この日の日記はこちら↓ kamoshikahiking.hatenablog.com ********************* KAMOSHIKA HIKING カモシカハイキング Te Araroa テ・アラロア ■Instagram - イラスト中心に更新しています。 @kamo.shikahiking ■You Tube - このセクションの動画はこちら↓ youtu.be ■LINE STAMP - カモシカハイキングのLINEスタンプです★ store.line.me store.line.me store.line.me **********…

  • 【TAまとめ読み】己と戦う牧場歩き

    ニュージーランドのロングトレイルを歩いた日記をマンガにしています。 インスタグラムで更新しているものをまとめてみました。 この日の日記はこちら↓ kamoshikahiking.hatenablog.com ********************* KAMOSHIKA HIKING カモシカハイキング Te Araroa テ・アラロア ■Instagram - イラスト中心に更新しています。 @kamo.shikahiking ■You Tube - このセクションの動画はこちら↓ youtu.be ■LINE STAMP - カモシカハイキングのLINEスタンプです★ store.line…

  • ゾーンに入った日

    あれは数ヶ月前。 娘ぴょんちゃんの離乳食が始まって間もない頃。 慣れない離乳食づくりが大変だったり、 食べさせて、お散歩に行って、家事をして と慣れない生活リズムに少し疲れていた時。 洗濯も掃除も朝ごはんの片付けも何もできてないけど、外に出たい衝動に駆られて散歩に出た。 いつものお散歩コース。畑に寄って少し野菜を収穫し、家に帰る往復30分の散歩道。 あの日はぽかぽか陽気で歩いているだけで気持ちがよかった。ぴょんちゃんもいつの間にか寝てしまった。 起こさないように抱きかかえて家に入る。 ぴょんちゃんの脱いだ服や朝食の食器がぐちゃぐちゃーっとなったキッチンに座る。 窓の外を眺めた。 。。。 。。。…

  • 楽で楽しい「できるだけおむつを使わない」育児②

    どうやっておまるを使い始めるようになったか書きたいな~ と思っていたら、いつの間にか80日も経っていて、 気が付けばぴょんちゃんは10か月を迎えていた。 前回の記事はこちら↓ kamoshikahiking.hatenablog.com あらら。1歳目前ではないか。1歳ってもっと後に来るものだと思っていた。 毎日洗濯だけしてたらあっという間に月日が流れていた。 こんな感じでいつの間にか大人になっていったりするんだろうな。 さて、できるだけおむつ使わないの現状ですが、 おまるイヤイヤ期を経て現在は「時々教えてくれる期」に入りました。 教え方も今日までいろいろな変化を遂げてきたわけですが、 最近は…

  • 楽で楽しい「できるだけおむつを使わない」育児①

    7か月になるぴょんちゃん(娘)はいつからかおむつでうんちをしなくなった。 時々おならと一緒にちょっとうんちが出てしまうことはあるけど、 その後ぷりぷりすることはなく、おまるにささげられるまで我慢している。 こんなにも早く排泄のお世話が楽になるとは思わなかった。 きっかけは数年前、まだ妊娠する前のこと。 おむつなし育児に出会う。 インスタでフォローしている人たちがおむつなし育児の投稿をしていた。 「へぇーおむつなし育児っていうのがあるんだー。」 最初はその程度の興味だった。 そしてぴょんちゃんが生まれる前、 図書館で「トイレットコミュニケーション」という本と出会う。 「おむつなし育児」がなんとな…

  • 【出産・子育て】今、この時を楽しもうではないか!

    またまた新カテゴリー! 出産・子育てについて考察していきます。 ロングトレイルの日記はいつになったら終わるのか・・・。 でも、今自分が最も興味があり、没頭していることについても 書いて整理して記録していこうと思うのです。 なぜなら、子育てってめっちゃ楽しい!あははー! っていう自分になりたいと思ったのです。 そして欲を言えばそんな世の中、日本、世界になったら 地球上のお母さんたちめちゃめちゃ楽しいんじゃないかって思ったのです。 もちろん子どもはとてもとてもかわいいし、 楽しいことが毎日いっぱいあるのに、 なぜだか自分の中で「子育て=辛い・大変・不安」 っていうイメージが先行してしまっていた。 …

  • TA Day19 : 優しい海の町

    日が昇る前に起床。 みんなは遅くまで飲んでいたのかまだ寝ている。 キッチンで朝食を作り、準備をする。 出発しようとするとJくんが起きてきて、 オーナーに途中まで車で送ってもらうけど一緒に行くか?と誘ってくれた。 私たちはトレイル上はできるだけ歩くようにしたいと思っていたので、 歩いていくよ、ありがとう!と言って一番にキャンプ場を出発。 この日のスタートはほとんど道路歩きだったのでサクサク歩く。 ロングトレイルの歩き方は人それぞれ。 道路も全部歩くのもあり、道路は飛ばして自然の中を充分に楽しむのもあり。 みんなそれぞれのペース、それぞれの気持ちで楽しめるのが ロングトレイルのいいところだと思う。…

  • 【衣・住】家電は家事から人を開放するのか

    少し前まで私は家事に追われていた。 朝起きてから洗濯、食事の準備、掃除、子どものお世話が毎日毎日降りかかってくる。 一つの家事が終わったと思ったらまた次がやってきて、 こっちが終わる前にあっちもやらなきゃ、こっちもやらなきゃ。 そして気が付いたら1日も終わりに近づき、 一番忙しい夕方の時間になりまた家事が迫ってくる・・・。 そんな日々を繰り返し、正直毎日疲れ切っていた。 もちろん、こんなブログなんて書く余裕もなく。 その時、ふとこんな疑問が。 昔の人はもっと手間のかかる暮らしをしていた。 今は便利な家電があるのに、どうしてこんなに忙しいのだろうか。 家電は家事から人を開放するのではなかったのか…

  • 海の向こうのキャンプサイト

    土砂降りの雨は止み、重たい雲のどんよりした朝。 昨日ゆっくり休んだからか、足の痛みも少し和らいだ。 テントがびしょ濡れだったのでぎりぎりまで乾かして出発。 持ち物が全体的に湿っている感じがする。 この日はNgunguru(ングングル)という町を目指す。 すごーく長い木でできた橋(Foot Bridge)を渡る。 人がぎりぎりすれ違えるぐらいの幅しかない。 海を渡った後は牧場や松林の中を歩く。短い時間で変化に富んで楽しいルート。 久々に30km近く歩いたので、Ngunguruに到着したころには結構疲れてしまった。 よぼよぼになりながらスーパーへ。リサプライ(買出し)をする。 スーパーの隣にTak…

  • 【衣食住】の研究を始めます

    ロングトレイルの日記もまだ全然初めの方で いつ終わるんだ?という感じのブログですが、 この度、衣食住の研究を始めることにしたため その分野についてもブログに記録をしていくことにしました。研究なんて言っていますが、ただのカモシカの日記です。笑 個人的に家事をしながら、衣食住とはなにか、 自分の中で経験し、考えたことを綴っていきます。別のブログを立ち上げたほうがいいのかと迷いました。 ですが、ロングトレイルを歩いた経験の上に今の暮らしがあるので、カモシカハイキング〜暮らし編〜としてスタートしていきたいと思います。それに飽きっぽい性格の私です。 この研究ブログもいつまで続くか、 Let's seeで…

  • Morepork ってどんな豚?

    鳥か動物かの鳴き声でなかなか眠れない夜を過ごしたが、 この日は5時に起床。 ミューズリーとピーナツバターをぬったクロワッサン (当時はクロワッサンなんていいものを食べていたのか!) で朝食をすませ出発。 朝の森は気持ちがいい! 昨日は夕方の薄暗い森で水もなかったから 少し心細い気持ちになったけど、 朝になるだけでこんなにも雰囲気が変わるのだ。 私は朝が好きだ。 しばらく歩くと、暑さなのか、ピーナツバターのせいなのか、 めまいのせいか分からないが、クラクラして気持ち悪くなる。 ニュージーランドのピーナツバターはうすい塩味で、 初めて食べた時は「うっ、何これ?!」と思うほど 当時の自分の口に合わな…

  • 自分の生きていた世界と今生きている世界

    朝目覚めると他のみんなも起きていた。 朝食をみんなで食べる。 アメリカ人のジェイくんは朝にオートミールを食べていた。 朝食にちょうど良さそう。今度買ってみよう。 私たちは準備が遅くなったので4人より少し遅れて出発した。 少し進んだところで4人が待っていてくれてまたみんなで一緒に歩く。 この日は山を下って町に向かっていたので、途中から携帯の電波が入るようになった。 「なにー!」 アメリカ人のジェイくんが叫ぶ。 どうやらアメリカ大統領選挙でトランプ氏が大統領になることが確定した というニュースを携帯で見たらしい。 ニュージーランドに来る前からアメリカ大統領選挙のことはテレビでよく見ていた。 しかし…

  • みんなで船に乗る

    素敵なキャンプ場で目覚め、ゆっくり朝食を食べる。 お店で買ったピザパンとクロワッサン。いい朝だ。 船の待ち合わせ時間は15時。 3kmの距離なのでゆっくりして10時頃キャンプ場を出発。 船着き場までは海沿いを歩く楽しい道だ。 途中でKerikeriで同じ部屋だったハイカーに出会い、船に一緒に乗る約束をした。 1時間のんびり歩く。 船着き場に到着。 まだ時間があったので、近くのMarina Cafeでランチをすることに! Fish&ChipsとStake&Eggとスムージーを注文。 スムージーのジーがthyという音だと初めて知って、なかなか伝わらなかった。 発音が難しい。 (今見てもおいしそう!…

  • マオリの文化に出会った日

    1日休んで体も回復。今日からまた出発! KerikeriのStone Storeから歩き始めるのですが、 マオリの展示があったのでせっかくなので見てから出発することに。 この日は25㎞歩く予定にしていたけど、 観光してから歩き始める余裕が出てきた。 Stone Storeの中はかわいい雑貨屋さん。 もしロングトレイル中でなければ、買いたいものがたくさんあった!! この石造りの外観もとてももかわいいね。 このあたりは公園のようになっていて池があったり、とてもいい散歩道。 絵本世界のようにかわいい景色。 Maoriの展示を見に行く。 ニュージーランドの先住民マオリ族の暮らしがとてもよくわかる。 中…

  • 大雨の0day

    久しぶりにベッドでぐっすり眠ることができた。 体も軽いし、いい朝だった。 鳥ちゃんは元気にまた歩き始めた。 鳥ちゃんを見送った後また眠る。 しばらくすると急に大雨に。 屋根があると雨でも何も気にせず快適に過ごせる。 ありがたい。 すごい雨で雷もなっている。鳥ちゃんのことが心配になった。 しばらくすると2人組のTAハイカーが部屋に駆け込んできた。 さっきKerikeriに到着したようで、足はドロドロだった。 2人はたまたま出会ってしばらく一緒に歩いているという。 2人はシャワーを浴びて町に出ていった。 しばらくすると大きな段ボール箱を抱えて帰ってきた。 郵便局にバウンス・ボックスを取りに行ったよ…

  • 身体にしみるインドカレー

    Puketi Foest Hutまで来てしまえば次の町Kerikeriまであと10kmぐらいだと思っていた。 Kerikeriに着いたらまた0dayをとっておいしいものを食べてゆっくりしよう! とすでに休むことを考えていたけど、ここからまだ25kmもあるらしい。 想定外だったけど、今日も頑張ろう。 この日も鳥ちゃんと3人で歩く。 牧場の中を歩くルートだった。羊たちに癒される。 途中の牧場の入り口にTAハイカーのためにオレンジを入れてくれている袋が! まさかそんなことがあるのか。。。 久しぶりの新鮮なフルーツ!!おいしすぎる。涙 トレイルエンジェルさんありがとう。 こんな風に、自分も何か、人の心…

  • 初めての川歩き

    この日は朝から最高の天気。 鳥ちゃんと一緒にキャンプ場を出発! 誰かと一緒に歩くのは初めてなので楽しい。 鳥ちゃんは鳥の鳴き声のマネが上手で、 歩きながら鳥たちと会話しているようだった。 そして川に到着。 この日のルートは川沿いに沿って歩く道(?)。 初めてなので3人ともテンションが上がる。 えいやー!と靴のまま川に入った。 気温が高い日だったので気持ちがいい。 膝ぐらいまでの深いところもあった。 Waipapa Riverの分岐点。UpperとLowerがある。 川歩きの後はカウリ林を歩く。 傾斜がきついが、美しいカウリの木々に癒された。 森で見つけた自然の芸術。カモシカのようだ。 いつも2…

  • カウリの聖地

    この日は山道を入れてたくさん歩く予定にしていたので、 朝5時に起き7時に出発。 どろどろになった靴下とブーツにまた足を通さなければいけない! ああ~履きたくない、冷たいし、臭いし、と思いながら嫌々履いたけど、 歩き始めるとまたどろどろになるので、すぐに何も感じなくなった。 どろどろになりながら少し急ぎ足で山を下った。 3時間ぐらい歩き山を下ると、そこにはスーパーナイスビュー! ハイジごっこがしたくなるぐらいの景色だった。 昨日森の中で出会った3人組はこの見晴らしの良い場所にテントを張っていた。 昨日は暗くなるまで歩いていたようなので、ゆっくり起きたそうだ。 先に行くね、と3人を残して牧場を下っ…

  • どろどろ森での出会い

    前日遅くまで歩いたので、7時半に起床。 キャンプサイトはこんなにきれいなところだったのかと朝起きてから知る。 この日はMangamuka Routeを歩く。 森に入るまでしばらくは牧場わきの道歩き。 疲れたら15秒休憩(フリーハンド進化版)。 荷物を減らしたが、まだ重い。 もっと減らせる。 森に入ると今日も絶好調のどろどろ道。 トレイルノートにはMuddyと書いてある。 TAを歩いていなかったらなかなか出会わなかったであろう英単語。 Muddyだったが、幸い登りばかりだったので、 しんどさと勝負すればいいだけだった。 下りの恐怖にはできれば出会いたくない。 Muddy登りを歩いていると向こうか…

  • 3歩以上歩けない

    森歩き初日は10kmしか進めなかったので、翌日は4時に起床。 まだ暗い中テントの中で朝ご飯を食べて、、、二度寝。 結局6時に起床した。 初めての森でのトイレデビューも果たした。爽やかで最高! いざ出発。幸い足の痛みはなくなっていて、順調だ。 少しジャングル感のある森歩き。楽しいぞ。 朝の光を浴びた雨の後の森はとても美しい。 苔が好きなので、かわいい苔ちゃんたちにテンションも上がる。 しかし、楽しめたのもつかの間。 前日の雨のせいで道がどろどろ。 こんな泥の道は歩いたことがないぐらい、どろどろ。 登りの時はどろどろに慣れていないだけでさほど問題はなかった。 一番高い標高まで登り切り、さあこれから…

  • 初めての森歩き

    TAへ戻る日の朝。再びヒッチハイクでAhiparaへ戻らなければいけない。 2日前のヒッチハイクは運よく乗せてくれる人がいたけれど、 毎回そんなにうまくいくはずがない。 この日は平日だったので車通りも少ない気がした。 進行方向の車線にわたり、ヒッチハイクを始める前に気合を入れるため、 (本音は緊張するのでできるだけ始めるまでの時間を稼ぐため) 靴ひもを結び直す2人。 靴ひもを結びながら顔を上げると反対車線のお母さんと目が合った。 「車に乗りな!」 えー!?そんなことあるの?! まだ親指も立てていない状況で、乗せてくれる人が現れた。 お母さん、ありがとう。本当に優しい人が多すぎる国だ。 しかも、…

  • ヒッチハイクデビューとミニマリストまでの道のり

    朝起きると驚いた。 なんと、昨夜聞いた電子音の正体は鳥だったのだ!!! 黒い毛並みに緑の羽、のどの下に白くふわふわした羽毛がある素敵な鳥だった。 名前がわからないので、「電子音ちゃん」と呼ぶことにした。 この日は0day(全く歩かずに休む日)を取ることにしていた。 ニュージーランドに来る前に読んでいたTAハイカーさんのブログでは 90マイルビーチを歩き終わってKaitaiaで0dayを取っていたので、 私たちもまたKaitaiaへ戻ることにした。 Ahiparaには大きなスーパーはなかったので、食料も調達したかった。 ホリデーパークを出ようとするとTuatuaカップルと再会した! 昨日はお疲れ…

  • 英語の壁ーチャプチャプ事件

    Ahiparaではトレイルノートに書いてあったホリデーパークを目指す。 道が分からなかったので出会ったお兄さんが話しかけてくれて連れて行ってくれた。 私たちの足は疲れ切っていてお兄さんと同じペースで歩くことができなかったが、 途中何度も振り返ってくれて私たちが追い付くのを待ってくれた。 ああ、なんて優しい人が多いんだ。ニュージーランド。 ホリデーパークに着くとここもまた素晴らしい!!! ニュージーランドにはホリデーパークという名のキャンプ場があって、 コテージ、テント用のキャンプサイト、キャンパーバン用のサイトなど とても充実している。ホリパーは大体どの町にもある。 Ahiparaのホリデーパ…

  • 初めて着く町

    いよいよ100kmの海岸歩きも最終日。 この日は爽やかに5時半に目覚めた。 まだ他のみんなは寝ているようだ。 素敵なキッチンで優雅に朝食を作る。 だんだんとみんな起きてきてドイツからのTAハイカーたちと話した。 2人もワーホリで来ているらしい。 しばらくするとTuatuaハイカーの2人も起きてきた。 同い年ぐらいでオーストリアから来ているらしい。今朝も爽やかな2人だった。 これまで2泊キャンプ場で朝を迎えてきたが、 こうしてTAハイカーのみんなと話すのは初めてだった。 みんな同じ目的でニュージーランドという国に来て、 同じゴールを目指しているというだけで こんなにすぐに仲良くなれるものなんだな…

  • 海歩きのコツ

    3日目の朝、7:00に起床。 昨晩なかなか眠れなかったので疲れが取れなかったけど、 おいしいパンとチーズとスープとキウイを食べておなかいっぱい。 元気が出た!食べることは生きることだ! この日は昨日よりプラス2kmの30kmを歩く予定。 今日もまた人生で一番つらい日になるのでは?!とドキドキしながら出発した。 昨日までは「目的地を目指して歩く」ことを意識してしまっていたが、 今日は最初から2人でしゃべりながら歩いた。 海歩きが楽しい・・・昨日と全然違う! 2日目に1日フルで歩いてどのくらいの飲み水が必要かもわかったので、 1Lの水を減らしたのも大きな変化だった。 荷物が1㎏軽くなるだけでこんな…

  • 人生で一番つらい日

    テントの中で目覚めた。外はもう明るい。 起きて朝食をとる。この日はクリーム系のスープとパン。 パンは数日前に買ったものだが、少しカビが生えてきてしまった。 これからもパンを主食にしたいと思っていたが、意外と日持ちしないみたい。 また何を食べるか考え直さなくては。 テントをたたみ8:30に出発。 この日も雲一つないいいお天気で最高のスタート。 今日の目的地は28km先のキャンプ場。 90mile beachのセクションはキャンプ場以外のところではキャンプ禁止となっているので、2日目からいきなり28kmも歩かなくてはいけない。 28㎞も歩いたことはないから頑張らないと。 歩き始めは順調順調!低木の…

  • Te Araroa 1日目

    いよいよTe Araroaの旅が始まった。灯台からの景色を楽しみ、写真を撮った。 各国の都市と距離と方角を示す看板があり、「Bluff(ブラフ)」という文字が南の方角を指している。 ニュージーランドの最南端、Te Araroaのゴール地点。 今日から数か月、Bluffという目的地だけを目指して歩くことになる。 ここから3000km先のBluffとはどんな所なんだろう。今はまだ想像もつかない。 最初のセクションは90mile beach(ナインティマイルビーチ)。 Ahipara(アヒパラ)という町を目指し4日間で100.5kmを歩く。 一歩一歩足を踏み出し、背中に荷物の重さを感じる。 重い。で…

  • トレイルヘッドへ!

    長いバス旅も終わりKaitaiaに到着した。宿の前には「Te Araroa Trail Starts Here」と書いてある大きな看板があり、いよいよ始まるのだな、と実感がわいた。 ニュージーランドに来てから出発を延ばし延ばしにしてきたので、何度も始まる実感を感じることができている! 天気予報を見ると翌日は天気が悪そうなので、Kaitaiaで2泊することにした。ここまで延期してきたのだから1日ぐらいの追加の延期はどうってことない。せっかくなら天気のいい日にスタートしたい。 チェックインを済ませ、明後日TAに出発することを伝えると、Cape Reingaまでの行き方を教えてくれた。 TAハイカー…

  • 北へ!

    しばらくオークランド生活を満喫した。 居心地もよくなってきた。住めば都である。 しかし、私たちは歩きに来たのだ。いつまでもこの生活を続けるわけにはいかない。 SHIKAの体調も良くなってきたのでいよいよ北へ向かう準備を始める。 私たちが歩くニュージーランドのロングトレイル テ・アラロア(Te Araroa 略してTA)は、ニュージーランドの最北端Cape Reinga(ケープレインガ、レインガ岬)から始まる。そして最南端のブラフ(BLUFF)を目指して歩くというルート。日本でいうと北海道の最北端から九州の最南端まで歩くイメージ。南から北に向けて歩く人もいるが、北から南に向かって歩く人の割合の方…

  • 旅の準備

    朝目覚めると約束の時間をすぎていた。 「やばい、寝坊した!」 ベッドから飛び起き、バックパッカーのフロントに向かう。 昨晩の雰囲気とは一転。朝の雰囲気はさわやかで、これからの行き先の計画を立てている若者やコーヒーを飲みながら本を読んでいる人、掃除を始めようとしているスタッフがそれぞれ自分の時間を過ごしていた。昨夜は絶対にもう泊まりたくないと思っていたが、案外悪くない。 チェックアウトを済ませ、外に出る。明るい朝の陽ざしと少し冷たくからっとした空気にとても癒された。そして初めてニュージーランドの街の姿を見ることができた。 「ついにニュージーランドに来たんだ。」また少し実感がわいた。 旅の前に準…

  • 最初の晩餐

    到着は夜だったので、1日目の宿の予約はしておいた。 シティセンターへ向かうバスの運転手さんに宿の名前を見せると降りる駅で教えてくれるという。 ハグリット風の運転手のおじさんの優しさに触れて、ニュージーランドに来た実感がわいてきた~!と思った。 しかし、ニュージーランドはロードオブザリングである。 バックパッカーに到着し、チェックインを済まし、夕食を食べに出掛けた。 宿を出てすぐ向かい側にハンバーガーショップがあったので、そこに入ることにした。 ハンバーガーショップはメニューも店の作りも日本と似ている(日本が似せているのだと思うけど)ので、異国に来てドキドキしていたのが少し和らいだ。 とてもお腹…

  • ニュージーランドに到着!

    北京空港から再び飛行機に乗り、ニュージーランドのオークランド空港に到着する頃にはシカの熱も無事に下がっていた。 やっと今日まで目標にしてきたニュージーランドの地を踏むことができた。 出発してから色々あったが、無事に到着してほっとした。 今回の旅は初めは5か月を予定していたので、ワーキングホリデービザを取得していた。 入国審査でなんと答えるべきか、事前にワーキングホリデーをしている人のブログを読んだり、Te Araroaを歩いていた人の情報を参考にしたり、シュミレーションはしていた。 しかし北京空港の一件があって、外国語を話すことにナーバスになっていた。 もう人前で英語を話したくないな、ましてや…

  • 冷やすものを探す旅

    前回からの続き↓ kamoshikahiking.hatenablog.com SHIKAのおでこを触ってみると熱も上がっているようだ。 初めての長期海外滞在の1日目から自分がしっかりしなければいけない状況に少し緊張していた。 どうしよう。なんとかしなくては。 ひとまず何か冷やせるものを探しに行くことにした。 しかし、深夜になってしまったのでお土産屋さんやコンビニのようなお店は閉店している。 歩けども歩けども店らしいものもなく、両替をしていないので現金がなく自動販売機も使えない。 さてどうするか。さまよっているとハンバーガー屋さんを見つけた。 よかった、24時間オープンしているようだ。 ジュー…

  • 北京空港にて

    乗り換えの北京空港に到着した。 夕食時だったので、空港内の中華料理屋さんでラーメンのようなものを食べる。 ラーメンと呼んでいいのかわからないぐらいさっぱりしたラーメンとうどんの狭間のような麺料理。 日本では中華料理はこってりなイメージだが、北京の料理はあっさり系なのだろうか。 上品でとってもおいしい。いつか中国3千年の歴史が誇る食文化を旅してみたい。 次のフライトが深夜発だったので、しばらく空港内で仮眠をとる。 北京空港はとてもきれいな空港で、時間的に人も少なく、ソファもふかふか、快適に眠ることができた。 私はほとんどの物事が苦手であるが、唯一できる得意なことはどこでも眠れること。 海外旅行で…

  • 熱の原因

    風邪薬は預け荷物の中。隣にはしんどそうなSHIKA。 このまま飛行機に乗っていて大丈夫だろうか。 悪化しないだろうか。 よりによってこんな日に熱だなんて。 そんなことを思いながら、何かできることがあるわけでもないので時間が解決してくれるのを待つ。 前日まではそれぞれ実家で過ごしていて体調が悪いという話も聞いていなかったので、思い当たることを聞いてみる。 今回の旅では自然の中のトレイルを歩くことになり、何日も街に出られないこともあるため、念のために破傷風の予防接種をしていた。 「私は予防接種をした時に『今日はお酒を飲まないで』って言われたけど・・・?」 「あ・・・そういえば言われたわ。。。忘れて…

  • 出発の日

    ある年の10月、いよいよ私たちはTe Araroaの旅に出発する。 この日はとても天気のいい穏やかな気候だった。 前日までニュージーランドへ旅立つ実感もわかず、 家を出る時も普段仕事に行く時と同じように「いってきまーす」と言って出かけた。 この旅のために買ったまだ背負いなれていない60Lのバックパックを背負って、見送りに来てくれる母と一緒に電車に乗った。 空港に到着するとSHIKAの家族も到着していた。 そしてなんとそれぞれの友人も遠路はるばる空港まで見送りに来てくれていた。 荷物のチェックインを済ませ、家族や友人たちとの会話を楽しむ。 みんなで記念撮影をしたり、なんだかエベレストを登りに行く…

  • 歩くことを決めるまで

    ロングトレイルを歩くことはさらっと決めたけれども、 アウトドア人間ではない私がなぜ歩こうと思ったのか。 本当の始まりはいつなのか? それは小学生時代まで遡る。 (KAMOSHIKA HIKINGにちなんでここから私のことはKAMOと呼んでみます。) 小学生の時にアニメ「アルプスの少女ハイジ」と出会い、衝撃が走る。 藁のベッドで眠り、ヤギの世話をし、おいしいものを食べ、自然の美しさに感動しながら、1日が終わる。 「こんな暮らしがしたい。わたしは将来ハイジになろう。」と心に決めて、 いつか旅に出ることを夢見ながら小中高校生を過ごした。 あまり読書は好きではなかったが、ふと手に取った旅の本をきっかけ…

  • 始まりはお好み焼きとともに

    旅の始まりはいつも決まって突然にやってくる。 始まろうとしている合図と同時にスタートできる準備ができているかどうか。 少し遅れても、少し早くても、その時々で全く違った旅になるのだと思う。 ロングトレイルという長い旅へのスタートもある日突然やってきた。 何週間、何か月もかけて歩くロングトレイルという世界は私にとって関係のない世界だと思っていた。 山登りの経験もなく、アウトドアがたまらなく好きなわけでもない。 たまに自然の中に行くことは好きだけど、街の中で暮らしていくことも楽しい。 残念なことに運動神経はとても悪い。 そんなわけでパートナーがロングトレイルを歩くからと言って、「自分も一緒に歩く」と…

  • Te Araroa (テ・アラロア)の旅

    数年前に歩いたニュージーランドのロングトレイル「Te Araroa(テ・アラロア)」。 この旅での出会いや出来事がなかったら今の自分はいったい何をしているだろう。 歩く前の自分がどんな人間だったか、何を考えていたか思い出せないぐらい たくさんの経験をさせてもらった6か月間。 起きて、歩いて、食べて、寝る。 毎日シンプルな同じことの繰り返しの中に、こんなにも幸せが詰まっていること。 そして自分が自然、人、物など多くの支えの中で生きていること。 たくさんの大切なことに気づかせてもらい、 (嫌になるぐらい笑)自分と向き合うことができた時間。 そんな日々のできごとを振り返りながら書いていきたいと思いま…

  • はじめに

    90mile beach / New Zealand 今日からブログを始めることにしました。 日々歩くことや暮らすことを通して 見たもの、聞いたもの、食べたもの 色々な出来事をこのブログに綴っていこうと思います。 飽きっぽいのでいつまで続くか 興味のあることもよく変わるので どんな内容のブログになるか未知です。道のブログだけに。 まずはずいぶん昔のことになってしまった、 ロングトレイルを歩いた時の記憶と記録を遡りながら、 そして日々の暮らしの中で実験していくことも書ていきたいな~ と思っています。 つらつらと気の向くままに~。 一昨日の夕食のメニューは思い出せないのに、 4年も前になる歩いてい…

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