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  • からすのパンやさんのお話し 絵本 ”からすのパンやさん”

    からすのパンやさん 加古里子 作 加古里子)絵 いずみがもりで暮らす、からすのパンやさんに4羽の赤ちゃんが生まれました。 お父さんとお母さんは子どもたちの世話に大忙し。 お店はちらかったまま、黒こげパンや半焼きパンもできてしまう。 そのために、お客さんもいなくなり、どんどん貧乏に。 ある日大きくなった4羽の子どもたちが、そんなパンをおやつに食べていました。 それが友達たちの間で大好評。 みんなの意見を聞いて作るパンの種類もどんどん増えます。 森は大騒ぎになって行きます。 サボテンパンや雷パン、テレビパン・・・・もっともっとあります。 とても楽しいページです。 たくさん登場するカラスがみんな表情…

  • 子供たちが大好きな”どろだんご”遊び、の絵本です。

    どろだんご たなか よしゆき(田中義行)作 のさか ゆうさく(野坂勇作)絵 子どもたちの手と泥だけが主役の絵本です。 顔は出てきません。 泥に水をいれてこねまわし、何を作ろうか。 おだんご、おむすび、スープにクッキー。 鉄の玉、すずめのたまご、ぴっかぴっかのビー玉。 上から落として割れたら負けです。 誰のがいちばん固いかな? こんどは坂から転がして、こわれないでどこまで行くか、競争です。 泥だんごって、磨くとこんなにまできれいに光るのかって感激したことがあります。 まだやったことがなければ、この絵本を参考にぜひ試してみてください。 // ***************** おすすめブログ えほ…

  • ちゅうちゅうは、かわいい機関車です。絵本 ”いたずらきかんしゃちゅうちゅう”

    いたずらきかんしゃちゅうちゅう バージニア・リー・バートン 作 バージニア・リー・バートン 絵 むらおかはなこ 訳 ちゅうちゅうはまっくろな、ぴかぴかに光った、きれいなかわいい機関車です。 ちゅうちゅうを動かす機関士のジムは、みがいたり油をさしたり、よく世話をしてくれます。 機関助士のオーリーは石炭と水をくれます。 車掌さんのアーチボルドは出発時刻をしらせてくれます。 ちゅうちゅは多くの人やたくさんの荷物を積んで、大きな町から小さな町へ走って行ってはまた戻ってきます。 そんなある日、ちゅうちゅうは重い客車や貨車を引いて走るのが嫌になります。 絵本一人ならもっと早く走れるし、みんなの注目を集める…

  • 腕白ぼうやの夢の冒険物語 絵本 ”かいじゅうたちのいるところ”

    かいじゅうたちのいるところ モーリス・センダック 作 モーリス・センダック 絵 神宮輝夫 訳 多くの学校関係推薦図書あるいは選定図書に指定されている名作です。 ある晩、おおかみのぬいぐるみを着たマックスは、いたずらを始め大暴れします。 とうとう夕ご飯抜きで寝室の放り込まれてしまいます。 ところが寝室に木がどんどん生えてきて、森になり野原ができて波音まで聞こえてきます。 マックスは運ばれた船に乗って長い航海の途につきます。 1年と1日が過ぎて着いたところはかいじゅうたちのいるところ。 すごい声、すごい歯、すごい目玉、すごい爪のかいじゅうたちは、ぜひ絵本でご覧になってください。 マックスだって負け…

  • どうして、夜になると眠るんだろ? 絵本 ”ねむる”

    ねむる 長新太 作 長新太 絵 主人公のぼくは「ねむる」ということについて研究しています。 夜中に目を覚ましたら、まくらやふとんがいびきをかいています。 いびきをかいているわけだから、眠っているわけです。 朝、トイレもまだ眠っている。 牛乳パックもカップもトースターもトーストもパジャマだってグーグー、グーグー眠っています。 みんな生きているんだと思う。 だから眠ることもあるのでしょう。 みんなに言ったら、「寝言みたいなことを言うな」って笑われました。 先生は難しい問題だって。 夢についても研究してみたらどうかって言ってくれました。 最後にはこの絵本まで眠っているところが描かれています。 長新太…

  • もも太郎?のようなお話し、絵本 ”にん者 とうがん太郎”

    にん者 とうがん太郎 清水達也 作 篠崎三朗 絵 山奥の静かな村。 山にある畑に行った村人が村にもどってきません。 調てみると、山奥の岩穴に山賊たちが住み着き、山の畑を奪い、村人を働かせているという。 秋になって、村の稲刈りが終わると山賊たちが現れて、収穫のすべてを奪い取っていってしまいます。 村人たちは、集まって相談します。 村長が頼りにしたのが、むかし忍者の家系の太平。 困ったときの神頼み、ではなくじいさん頼み。 じいさんの残した一粒のとうがんの種。 蒔いてみると3日ほどで大きなとうがんが生りました。 家にもって帰って包丁を入れると中から「とうがん太郎」が飛び出してきました。 さあ山賊退治…

  • オオカミとヤギの不思議な友情のお話し ”ふぶきのあした”

    ふぶきのあした きむらゆういち 作 あべ弘士 絵 オオカミのガブとヤギのメイは秘密の友達だったが、その関係は森中に知られてしまう。 森のあちこちから二匹を噂するヒソヒソ声が聞こえてくる。 そんな声が二匹の耳に入った。 仲間を裏切ったガブをオオカミたちは絶対に許さない。 どこまでも追いかけて、八つ裂きにし、メイもその祝いに食べてやるというのだ。 二匹は東の空に横たわる遠い山の向こうへ行くことを決心する。 きっとそこには緑の森があり、深々とした草原があるに違いない。 しかしその道のりは長い。 ガブは腹が減ってくるとメイのおいしそうな匂いが鼻をつく。 オオカミたちの影が迫ってくる。 山道を登り始める…

  • 歌劇「魔笛」を絵本に。絵本 ”魔笛”

    魔笛 那須田 淳 作 ミヒャエル・ゾーヴァ 絵 モーツァルトの歌劇、「魔笛」の舞台美術を手がけたミヒャエル・ゾーヴァの原画を元に、再構成した珍しいオペラ絵本です。 「魔笛」はオペラの中でも難解だとされています。 それは展開の二面性にあります。 最初、王子は夜の女王から娘のバミーナ姫の救出を頼まれます。 姫をさらった太陽の司祭ザラストロは、今は亡き夫の太陽の王から魔力をも奪ったというのです。 ところが物語が進行すると、どちらが善か悪かわからなくなってきます。 つまり、ザラストロは、気まぐれ、嫉妬、物欲の化身となった夜の女王から娘を救い、叡智の神の名において人心を惑わす女王の呪いを解かなくてはなら…

  • 飼い主のみきちゃんがいなくなってしまった、シロのお話し 絵本 ”いつでも会える”

    いつでも会える 菊田まりこ 作 菊田まりこ 絵 シロはいつもみきちゃんといっしょ。 楽しくて幸せでした。 ところがある日、みきちゃんはいなくなってしまう。 ずっといっしょにいられると思っていたのに・・・。 花が飾られた白い十字架を見つめるシロ。 さみしくて、悲しくて、とても不幸になったシロ。 みきちゃんに会いたかった。 シロって名前を呼んで、頭をなでてほしかった。 そんなある日、目をつむるとみきちゃんの声が聞こえてきました。 いっしょに遊んだり、ご飯食べたり、頭なでたりできないけど、いつでも会えるって。 そうか、みきちゃんのこと考えればいいんだ。 いっしょに遊んだみきちゃんがそばにいる。まぶた…

  • 真っ暗な嵐の夜に出会ったヤギとオオカミのお話し。 絵本 ”あらしのよるに”

    あらしのよるに きむらゆういち 作 あべ弘士 絵 嵐の夜にヤギは壊れかけた小さな小屋で風雨をしのぐことになります。 そこへ誰かが息遣いも荒く、入ってきます。 光もなく真っ暗闇の中。 それはオオカミでした。 お互いに相手の姿が見えません。 こんな嵐の夜に一人ぼっちでは心細い。 お互いにそう打ち明けると自分たちの暮らしぶりなど話し始めます。 好きな食べ物は草と肉と違うのですが、自分と同じと思い込んだ二匹は妙に気が合ってきてしまいます。 では今度晴れた日に、一緒に食事をしようということになります。 顔がわからないから合言葉を決めます。 それが「あらしのよるに」。 さあ、二匹の関係はどうなっていくので…

  • ふかふかなそらまめ君のベット。。のお話し ”そらまめくんのベット”

    そらまめくんのべっど なかや みわ 作 なかや みわ 絵 そらまめの鞘は白い綿が入っているようでふわふわです。 そらまめくんの宝物である理由もわかります。 えだまめやグリーンピース、さやえんどうやピーナッツたちがそのベッドを貸してくれと言っても、そらまめくんはいろいろ理由をつけてノー。 ところがそのベッドがある日なくなってしまいます。 「ボクらにベッドを貸してくれなかったばつ」と最初は素っ気無かった友達たちも、そのうちかわいそうになって一緒に探してくれます。 何日も見つからなかったベッドをそらまめくんが発見します。 なんと、うずらのお腹の下に! 可愛くやさしいタッチの絵です。 シリーズ化されて…

  • 美しい南の島のお話し ”南の島の星の砂”

    南の島の星の砂 Cocco 作 Cocco 絵 まっくらな空を削り、真っ青な海を削ってみると、隙間の向こうから色彩を持つ光が差し込んできて島ができ、木ができて、海にはさんご礁ができて、多くの魚たちや人魚が泳ぐ世界が現れます。 そんな絵になって見えてきます。 嵐が来て星は海に落ちてしまいますが、嵐が去って日が昇ると、落ちた星は島に打ち上げられています。 星の砂は宝石のように輝いています。 そしてまた空に上っていきます。 現実の世界の裏側に、こんな美しい世界が隠れているのかもしれません。 そんな世界を作者は上手に見せてくれます。 作者は沖縄のミュージシャン・・・。 なんと英訳と併記です。 // *…

  • お母さんを探してる、クマの子のお話し ”よるくま”

    よるくま 酒井駒子 作 酒井駒子 絵 夜の夜中にドアをたたく音がしました。 かわいいクマの子です。 夜来たから よるくま。 よるくまはお母さんを探している。 目が覚めたらいなかったんだって。 いっしょに探してあげる。 買い物に行ったんじゃないのかな? 公園で遊んでいるのかな? 電線の上にもいないし・・・。 もしかしてもう家に帰っているかもしれない。 草と土でできたよるくまのお家、やっぱりまだ帰っていない。 とうとうよるくまが泣き出した。 黒い涙。 あたりが黒くなってくる。 暗くなってくる。 あっ、流れ星!お母さんはみつかるのでしょうか? 月の光や星明りの中で、夢の世界を描いたような、美しい絵本…

  • ダンゴムシを観察した科学絵本 ”ダンゴムシ”

    ダンゴムシ 今森光彦 作 今森光彦 絵 毎日出版文化賞や産経児童出版文化賞大賞など数多くの賞を受賞した写真家、今森光彦氏のダンゴムシ観察記録です。 ダンゴムシは昆虫ではなく、エビやカニと同じ仲間で甲殻類だそうです。 脱皮するところを捉えた写真は、とても珍しいものです。 しかも身体の前半分と後ろ半分を違った時間に脱皮します。 身体の中でふ化させた子どもが、親の腹側から薄幕を破って出てくる様子は、動物の出産みたいと作者自身感動しています。 秋、作者はふ化した子どもたちと親虫を庭に返します。 ダンゴムシたちは自然に帰っていきました。 まさに科学絵本です。 科学の本質は自然を客観的に観察することです。…

  • こぶたの女の子のお話し ”オリビア サーカスをすくう”

    オリビア サーカスをすくう イアン・ファルコナー 作 訳 谷川俊太郎 イアン・ファルコナー 絵 オリビアは弟の世話をしてから学校へいきます。 真っ赤なアクセサリーや帽子やバックがよく似合う、こぶたの女の子。 学校ではみんなの前で休日に何をしたか、はりきって話します。 家族で行ったサーカスはみんな中耳炎にかかってお休み。 そこでオリビアが大活躍します。 入れ墨をした女になったりライオンの調教師になったり。 綱渡りや竹馬のりにジャグリング。 道化師にもなりました。 空中ブランコをして、トランポリンの女王にもなってしまいます。 サーカスを救った今や有名人です。 先生から本当の話ですかって聞かれて、オ…

  • 子育ては、大変。。のお話 ”ザガズー じんせいってびっくりつづき”

    ザガズー じんせいってびっくりつづき クエンティン・ブレイク 作 訳 谷川俊太郎 クエンティン・ブレイク 絵 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); しあわせなジョージとベラの二人のところへある日、ちっちゃなピンクの生き物が届けられます。 名前はザガズー。 絵本ではかわいい赤ちゃんに見えるのですが・・・。 すばらしい毎日が続きます。 ところがある日、ザガズーはキイキイ声でなくはげたかの赤ん坊に変わっています。 我慢できないと思っていると、ザガズーはちっちゃな象になって、家中をめちゃくちゃに。 今度はイボイノシシになって、家中がどろだ…

  • 北の海に住む人魚のお話し ”赤い蝋燭と人魚”

    赤い蝋燭と人魚 小川未明 作 酒井駒子 絵 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 北の海に住む人魚は、この世界で一番やさしいのは人間だと考えました。 そう信じた北の海に住む人魚が、生まれてくる子どもの幸せを願い、人間に託そうと考えます。 遥か彼方の海岸に火影が見えました。 人魚は海岸に向かいます。 その海岸には小さな町がありました。 その町の一角に、小さな蝋燭を売る店があり、老夫婦が細々と商いを営んでいたのです。 町人や漁師が山の上のお宮に参詣する際、そこで蝋燭を買うのです。 お宮に灯された蝋燭の火影は、遠い海からも見えました。 …

  • 70年以上も前の絵本です。”山ねこせんちょう”

    山ねこせんちょう 柴野民三 作 茂田井武 絵 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 山ねこ船長ボンシイク。 要するに反対から読めばクイシンボ。 大食いの山ねこは何でもお腹に入れてしまいます。 だから膨らんで、破けたところを縫う修理に13年13ヶ月13時間かかったそうです。 なんで14年1ヶ月13時間じゃないんでしょうね? とにかく経営していたホテルを売って船を買い、水夫を雇って船長になる。 そして船出。冒険の旅が始まります。 危険が迫ると武器は「大食い」なこと。 人だって船だってクジラだって何だって飲み込んじゃうんですから。 さあ…

  • 奇想天外、笑えるお話し ”わたしのうみべ”

    わたしのうみべ 長 新太 作 長 新太 絵 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 大好きな朝の海辺は誰もいなくて、波音が静かにしています。 木やビンや小さな貝が流れ着いてきます・・・。 このお話、こんな、おとなしい展開では終始しません。 次のページを開けると、なんと、いきなりオバケが流れ着いています。 「おーはーよー、ござーい、まーす」と言って。 次のページは、傘。 「今日のお天気は、どうなんでしょうね?」と。。。 次は・・・、もうこのくらいでやめておきましょう。 後は、読んでみてびっくりして、笑ってください。 子どもたちと一緒に…

  • NHKみんなのうたから生まれた絵本 ”まっくら森”

    まっくら森 利光晋世 作 本橋靖昭 絵 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 夜になっても暗くならない町。 だから空には星も月も見えない。 人々は、疲れているのに眠ろうとしない。 何もかも白っぽく、病気の町。 建物も人の身体も木も消えかけている。 「ぼく」はそんな町でたった一つ黒く光る石を見つけた。 他の人には見えない石。 その謎を知っている「まっくらさん」は森に入っていく。 ぼくはその後を追った。 現代は、闇が失われているのでは? 黒い石の光は闇を取り戻す原石かもしれません。 利光さんは谷山浩子さんとNHK「みんなのうた」で「ま…

  • まいごで、とてもきつねに似た犬のお話 ”まいごのフォクシー”

    まいごのフォクシー イングリ・ドーレア エドガー・ドーレア 作 うらべ ちえこ訳 イングリ・ドーレア エドガー・ドーレア 絵 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); フォクシーはとてもきつね(Fox)に似た犬だからフォクシー。 ご主人の少年のポケットに入っている骨を追って、町の中をさまよううちに迷子になってしまいます。 疲れ果て、お腹が減ってとあるドアの前で寝てしまいます。 ドアから出てきたのは太ったおじさん。 この人以外に親切で、フォクシーにお腹いっぱい食べ物をくれます。 おじさんの家には他にネコと雄鶏が一匹います。 少しなれて来…

  • ネコの町に生まれた犬のお話 ”フリックス”

    フリックス トミ・ウンゲラー 作 今江祥智 訳 トミ・ウンゲラー 絵 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); フリックスの両親はネコの町に住むめぐまれたネコ。 そして待ちに待った男の子が誕生しました。 名前はフリックス。 でもフリックスは犬でした。 ニュースにはなったけど、馴れるしかないので、ということでフリックスはすくすく育ちます。 ネコのように木登りも習ったし、犬だから泳ぎだってできる。 持ち前の気前の良さと、気立てのよさで人気者に。 成績だっていいし、音楽の才にも恵まれバイオリンを弾くようになります。 バイオリンはネコ向きの楽…

  • 石の収集に生涯をかけた父親のお話 ”あたまにつまった石ころが”

    あたまにつまった石ころが キャロル・オーティス・ハースト 作 訳 千葉茂樹 ジェイムズ・スティーブンソン 絵 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 絵本でノンフィクションは珍しいのですが、2001年度ボストングローブ・ホーンブック賞、ノンフィクション部門オナー賞受賞作品です。 作者ハーストの父親は子どものころから石を集めるのが好きで、まわりから「あいつのポケットと頭の中は石ころがつまっている」と言われていました。 大人になってガソリンスタンドを始めますが、店の棚にはやはり石が置いてある。 仕事は一生懸命やるのですが、大不況がきてう…

  • ほんとうにステキなおもちゃって何?のお話 ”ビロードうさぎ”

    ビロードうさぎ マージェリィ・ウィリアムズ 作 石井桃子 訳 ウィリアム・ニコルソン 絵 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); ビロードでできたおもちゃのうさぎは、ぼうやのクリスマスプレゼント。 他の値段の高いおもちゃや機械仕掛けのおもちゃはお高くとまって、自分たちこそほんとうのものだと思っている。 でも、うさぎにただ一人親切にしてくれる古い皮の木馬が言いました。 ほんとうのものは身体がどんなふうにできているかではないんだ。 心と身体に何かがおこることです。 それには、ぼうやが長い間、心からそのおもちゃを可愛がらなくてはならない。…

  • クリスマスイブにさびしい思いをしていた、ろばのお話です。 ”ちいさなろば”

    ちいさなろば ルース・エインズワース 作 石井桃子 訳 酒井信義 絵 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 雪の降る牧場を元気に走り回るちいさなろば。 でもなにかさびしい。 話しかける友達がいないからです。 女の子たちから今日はクリスマスイブだと教えてもらいます。 サンタクロースはロバにもプレゼントを用意してくれているでしょうか? その夜、サンタクロースのそりが牧場にやってきます。 サンタクロースは困っています。 トナカイの1頭が足を怪我してしまったのです。 サンタはろばに代わりにそりを引いてくれるように頼みます。 ろばは引き受け…

  • 図鑑のような絵本 ”ずらーりカエルならべてみると・・・”

    ずらーりカエルならべてみると・・・ 作 高岡昌江 写真 松橋利光 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); これは、お話絵本ではありません。 むしろ図鑑的な絵本です。 日本に住む43種類のカエルが登場します。 みんなでジャンケンすると水かきや指の様子ががわかります。 次は歌合戦。 鳴き声もこんなに違う。 親子で登場してもらうと、住む場所の違いから、それに適した口や目の様子がよくわかりますね。 どのおたまじゃくしがどの親ガエルかあててみてください。 実際のカエルがちゃんと写真で紹介されています。 後ろ足でバイバイ。 あれっ、指が6本ある…

  • イタリア歌劇から落語に、そして絵本に ”しにがみさん”

    しにがみさん 作 野村たかあき 絵 野村たかあき (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); おなじみ落語の「死神」、絵本版です。 金に困って死のうとした男が死神に助けられる。 死神から医者をやれと言われる。 病人の枕元に死神が見えれば助からないが、足元ならじゅ文を唱えれれば助かる。 そのじゅ文は「アジャラカ・モクレン・キュウライス・テケレッツのパア」、そして手を二回パンパンと打つ。 男はだんだん金持ちに。 ところが贅沢ばかりして、また金がなくなってくる。 さて、起死回生の策は? 6歳の子どもに読み聞かせたらじゅ文が気に入ってしまい、す…

  • にぎやかでたのしいおうちのお話 ”ぎゅうぎゅうかぞく”

    ぎゅうぎゅうかぞく 作 ねじめ正一 絵 つちだのぶこ (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); としおくんのうちは、八百屋さん。 キャベツにニンジンジャガイモ、サツマイモ、・・・。 たまねぎ、ピーマン、マツタケ、柿、栗、・・・。 やさいやくだものがたくさんならんでいます。 きっと、季節は秋。 お店にあるくだものややさいと同じように、 お店にはお母さん、お父さん、おばさん、おじさん、お兄ちゃんにおねえさん、妹もいます、 そしておばさんの赤ちゃんが泣いている。 ゆっくり寝そべっているネコもいます。 とにかく賑やかで羨ましい。 としおくんは…

  • 日本の古典を絵本にしたお話 ”かえるの平家ものがたり”

    かえるの平家ものがたり 作 日野十成 絵 斎藤隆夫 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 古典 の平家物語をどう描くのかと、興味津々にページを開いて読み出して、まず感心したのが語感。 リズムがよくて読む方も聞くほうも心地よい。 「祇園精舎の鐘の声」が「ぎおんの おてらの かねの おと」、 「諸行無常の響きあり」が「かぜが ふくと はなが ちる」、 「娑羅双樹の花の色」が「さらの き さらさら はなの いろ」、 「盛者必衰の理をあらわす」が「つよい かえるも ひっくりかえる」 と、たのしいです。 こんな調子でがま爺さんの琵琶の音に乗…

  • おじいさんとの思いでのお話 ”おじいちゃん わすれないよ”

    おじいさんわすれないよ 作 ベッテ・ウェステラ 訳 野坂悦子 絵 ハルメン・ファン・ストラーテン // ヨーストはおじいちゃんの椅子から動こうとしません。 おじいちゃんの入った棺を見つめると、涙が出てきます。 そんなヨーストにお母さんがおじいちゃんの赤い大きなハンカチをくれます。 このハンカチ、おじいさんとカーボーイごっこをしたときは首に巻いたし、海賊船を作ったときには旗になったし、日曜日に土手の向こうまで歩いたときにはたくさんのサンドイッチを包んだし、ヨーストがおじいさんの家に泊まるとき、約束を忘れないようにおじいさんは結び目をつくっていた。 こんどはぼくが結び目をつくる。おじいさんを忘れな…

  • おじいさんから親子3代のお話 ”おじいさんの旅”

    おじいさんの旅 作 アレン・セイ 絵 アレン・セイ // 作者の自伝的絵本ですが、お話はおじいさんの代に遡ります。 おそらく明治時代でしょう。 だから、やっぱり「むかしむかし、おじいさんは・・・」といった感じがしてきます。 おじいさんは若くしてアメリカに渡ります。 全米を旅した後、故郷に戻り結婚すると、またサンフランシスコに居を構えることになります。 生まれた娘が作者の母親です。 娘が大きくなってからまた故郷に戻ってきます。 作者が生まれ、おじいさんからカリフォルニアのことをたくさん聞かされます。 そして戦争が始まります。 たった32ページに3代にわたる時間が流れていきます。 おじいさんの故郷…

  • おじいさんがいつも話してくれるお話 ”いつも だれかが・・・”

    いつも だれかが・・・ 作 ユッタ・バウアー 訳 上田真而子 絵 ユッタ・バウアー // おじいさんはいつも話をしてくれます。 おじいさんは何をやってもうまくいったんだって。 高い木に登っても、深いところへもぐっても大丈夫。 けんかだってほとんど負けたことがない。 そのうち大きくなって、楽しいことばかりじゃなくなってくる。 戦争があって、食べるものがなくなって、それでも何とか仕事をみつけてがんばった。 そのうち結婚して、パパになって、家を建てた。 そのうちおじいさんになったんだって。 運がよかったって言っているけど、この絵本の絵をみればなぜ運がよかったのか、わかるようになっています。 いつもだ…

  • 作者のお父さんのお話 ”あたまにつまった石ころが”

    あたまにつまった石ころが 作 キャロル・オーティス・ハースト 訳 千葉茂樹 絵 ジェイムズ・スティーブンソン // 絵本でノンフィクションは珍しいのですが、2001年度ボストングローブ・ホーンブック賞、ノンフィクション部門オナー賞受賞作品です。 作者ハーストの父親は子どものころから石を集めるのが好きで、まわりから「あいつのポケットと頭の中は石ころがつまっている」と言われていました。 大人になってガソリンスタンドを始めますが、店の棚にはやはり石が置いてある。 仕事は一生懸命やるのですが、大不況がきてうまくいかなくなります。 職探しのつかの間やはり石を集めています。 あとがきで紹介されますが、結局…

  • 生まれてくる、赤ちゃんのゆりかごをみんなでつくるお話 ”あかちゃんのゆりかご”

    あかちゃんのゆりかご 作 レベッカ・ボンド 訳 さくま ゆみこ 絵 レベッカ・ボンド // 赤ちゃんがもうすぐ生まれてきます。 だからお父さんは揺りかごを作ります。 つくりながら、静かに揺れる舟や、高い木の巣の中で揺れる小鳥たちのことを考えます。 何日もかけてできあがると、お父さんは揺りかごの中で眠ってしまいます。 次はおじいちゃん。 ペンキで魚や動物たちの絵を描きます。 そしてまた何日かして出来上がると、中に入って眠ってしまいます。 次はおばあちゃん。 ベッドカバーの制作。 やっぱり揺りかごの中で眠ってしまいます。 そしておにいちゃんはおもちゃの舟や飛行機でモビールづくり。 やっぱり眠っちゃ…

  • いなかのおばあちゃんの・・ ”あかいでんしゃ きいろいなのはな”

    あかいでんしゃ きいろいなのはな 作 岩崎里香 絵 岩崎里香 // ぼくは夏休みに赤い電車に乗って、お父さんのいなかに行くのが楽しみ。 でも一番楽しみなのは、いとこのすみちゃんに会えること。 みんなと遊ぶのは楽しいけど、いなかの家の奥の部屋がきらい。 寝たきりのおばあちゃんがいるから。 すみちゃんはおばあちゃんに触ったり話しかけたりしている。 ぼくの方におばあちゃんの手が伸びてきたので、ぼくはすみちゃんを残して部屋を出た。 すみちゃん、怒っているかな? 次の年の春、おばあちゃんが亡くなった。 春のいなかは、なのはなでいっぱいだった。 おばあちゃんはきれいな花の山になった。 ほのぼのとした情景の…

  • 3びきのこぶたの話のような?? ”3びきのぶたたち”

    3びきのぶたたち 作 デイヴィッド・ウイーズナー 江國香織 訳 絵 デイヴィッド・ウイーズナー // 3びきのこぶたがいて、それぞれわらの家、木の枝の家、レンガの家を建てます。 そこへオオカミがやってきて、中に入れてくれと言いながら、こぶたを襲っていく話。 どこかで聞いたことがありますよね。 この本はこぶたたちの逃げ方がちょっと違う。 お話の絵本から抜け出して、別次元に入り込んでしまうのです。 するといろいろな話が同時並行的に進行しています。 王子に退治されそうになった竜を助けて異次元に引っ張り込んでしまう。 やっともとの話が見つかったので、3びきは戻ることになるのですが、オオカミは? 『かよ…

  • クリスマスイブのふしぎなお話 ”急行「北極号」”

    急行「北極号」 作 クリス・ヴァン・オールズバーグ 村上春樹 訳 絵 クリス・ヴァン・オールズバーグ // サンタクロースはいる、いない? 大人のなかでは、信じている人は、ほとんどいないでしょう。 大人になっても、サンタのそりについている銀の鈴の音が、耳に残っている人は多いようです。 クリスマスイブの夜、ベッドの中で銀の鈴の音を待っていると汽車の音が聞こえてきます。 窓の外には今にも出発しそうな汽車が! 乗ってみると子どもたちがいっぱい。 北極点に向からしいです。 やがて北極点が見えてくるが、そこはサンタのいる町。 サンタのそりにはあの銀の鈴があった。 映画にもなった「ジュマンジ」や続編「ザス…

  • 流された橋の上にきつねとうさぎ。。のお話 ”ゆらゆらばしのうえで”

    ゆらゆらばしのうえで 作 きむらゆういち 絵 はたこうしろう // 何日も降り続いた雨のせいで川は濁流になり、橋は散々に痛めつけられています。 そこへきつねがうさぎを追いかけてやってきます。 二匹が橋に乗ると、丸太一本になった橋は両岸から外れてしまいます。 微妙なバランスで釣り合い、二匹は身動きできなくなってしまいます。 はじめは罵り合っていた二匹も、時間がたち、夜になるころにはすることもなく、いろいろなことを話すようになります。 そのうちきつねはうさぎの寝息に気づきます。 このままでは濁流に落ちてしまう。 きつねは「命をだいじにしろ」って叫びます。 どんな決着がまっているのでしょうか? 登場…

  • 腹ペコさんと不思議な絵のお話 ”ヘリオさんとふしぎななべ”

    ヘリオさんとふしぎななべ 作 市居みか 絵 市居みか // ヘリオさん、フルネームはハラ・ヘリオ。 すぐに売れないお腹をすかせた画家だってわかります。 ある日、パンとおなじ値段だったので、なべの絵が気になって買ってしまいます。 おかげで昼食抜き。 絵を飾ろうとすると、裏に一枚の紙がはりついている。 『この絵にけっして落書きするべからず』。 もうおわかりですね、当然落書きしちゃうんです。 夜、目をさますと絵の中のなべはぐつぐつ煮えています。 おいしそうなシチューです。 おなかのすいたヘリオさんは食べたくてしかたがありません。 でも『・・・べからず』といった禁を破った場合、危ない目にあうのに決まっ…

  • 森永ヒ素ミルクからのお話 ”はせがわくんきらいや”

    はせがわくんきらいや 作 長谷川集平 絵 長谷川集平 // ぼくは、はせがわくんがきらいです。 どうしてかっていうと、いっしょにいたらおもしろくないからです。 なにやってもへただし、すぐにへたってしまうし、かっこうわるいからです。 はなたらすし、歯はがたがただし、手足はひょろひょろだし、目はどっちむいてるのかわからないし・・・。 これが作者の小さいころの姿だったのでしょう。 昭和30年、森永乳業徳島工場で製造されたドライミルクに、砒素が含まれていたことで多くの犠牲者が出ました。 同年4月生まれの作者は、このドライミルクを3缶飲んでしまった、と「あとがき」に書いています。 この本は、幼少のときの…

  • 手足の短い犬のお話 ”ヌードル”

    ヌードル 作 マンロー・リーフ 訳 福本友美子 絵 ルドウィッヒ・ベーメルマンス // 鼻も胴体もシッポもとても長い犬ヌードル。 でも背はとても低い。 足と手が短いわけです。 そんなヌードルがある日、骨の匂いを嗅ぎつけます。 そして土を掘ることに。 ところが体型が邪魔してなかなかうまく掘り進むことができません。 「こんなからだじゃなければいいのに・・・」。 やっとのことで掘り出した骨は不思議な骨。 犬の妖精がやってきて、願い事をかなえると言うのです。 では体型を、ということで理想の体型とはどんなものか、動物園にヒアリング調査に出かけます。 さあ、理想の体型がみつかるでしょうか? 「マドレーヌ」…

  • 学校でのトイレはキライ ”トイレにいっていいですか”

    トイレにいっていいですか 作 寺村輝夫 絵 和歌山静子 // 小学校に入ったばかりのオムくんはトイレがきらい。 休み時間には上級生がたくさん来て、オムくんは後回し。 意地悪な子もいて、とうとう逃げ出してしまいます。 でも国語の時間に我慢できなくなって、とうとう先生に「トイレにいっていいですか」って。 みんなに笑われながら、教室を出ると、不思議なことに、ネコやクマやライオンやネズミがいっしょに行ってくれます。 ワイワイガヤガヤ。 なんだか楽しくなってきます。 すっきりして振り向くと、だあれもいない。 みんなどこに行ってしまったのでしょうか? 確かに小学校に入りたての1年生はトイレが苦痛。 子ども…

  • 日常の風景を絵本にしてみた ”そして犬は走ってゆきます”

    そして犬は走ってゆきます 作 五味太郎 絵 五味太郎 // 町のいろいろな場所で、いろいろな人が、いろいろな仕事や遊びや家事や勉強やいたずらをしている。 そんな毎日の日常風景を絵本にしてみたらどうだろう。 でもバラバラの日常風景に、何か共通点はないだろうか? そうだ、犬を走らせてみよう。 どんな風景にも犬が走っていて、風景に糸を通すように、一つの首飾りが出来上がる。そんな絵本です。 // ***************** おすすめブログ えほん♪絵本♪えほん こころに残るすてきな絵本 100絵本 日本各地に残る懐かしい民話を楽しみます。 さかな🐟魚🐟さかな 日本の海で釣れる魚たち 100選 …

  • 大人の物語としても読めそう、とにかく怖いお話 ”うさぎのおいしい食べ方”

    うさぎのおいしい食べ方 作 きむらゆういち 絵 山下ケンジ // おおかみのゴンノスケは、思いっきりうさぎが食べたいと考えていました。 そこへタイミングよすぎるくらいに、うさぎが通りかかります。 ゴンノスケは勢いよく家を飛び出し、うさぎの後を追って「食べてやるぞ」と叫びます。 ところがうさぎはくるっと振り向いて「どうぞ、食べて」と言うのです。 小さいころから、どうせ死んじゃうなら、一番素敵なオオカミさんに食べられたいと思っていた、というのです。 最初、ゴンノスケも半信半疑ですが、うさぎのおいしい食べ方を教えてもらったばかりに、地獄(?)の日々が始まっていくのです。 うさぎがまるでファム・ファタ…

  • ちょっと怖いおおかみとうさぎのお話 ”うさぎのおいしい食べ方”

    うさぎのおいしい食べ方 作 きむらゆういち 絵 山下ケンジ // おおかみのゴンノスケは、思いっきりうさぎが食べたいと考えていました。 そこへタイミングよすぎるくらいに、うさぎが通りかかります。 ゴンノスケは勢いよく家を飛び出し、うさぎの後を追って「食べてやるぞ」と叫びます。 ところがうさぎはくるっと振り向いて「どうぞ、食べて」と言うのです。 小さいころから、どうせ死んじゃうなら、一番素敵なオオカミさんに食べられたいと思っていた、というのです。 最初、ゴンノスケも半信半疑ですが、うさぎのおいしい食べ方を教えてもらったばかりに、地獄(?)の日々が始まっていくのです。 うさぎがまるでファム・ファタ…

  • 命を感じさせてくれるお話 ”いのちは見えるよ”

    作 及川和男 絵 長野ヒデ子 // エリちゃんの隣に住んでいるルミさんは目が見えません。 盲学校の先生をしています。 少しだけ目の見える夫のアキラさんはマッサージの仕事。 今、二人に赤ちゃんが生まれそうです。 そんなときにアキラさんがころんで骨折。 ルミさんもころんだショックで陣痛が始まってしまいます。 エリちゃんとママは大忙し。 でも無事に女の赤ちゃんが誕生します。 かいがいしく世話をするルミさんに、エリちゃんは「見えたらいいのにね」って言ってしまいます。 でもルミさん、「見えるよ。いのちは見えるよ」って。 命って目だけでは見えないんですね。 肌の感触や、泣き声の音、そして愛し合ったり、助け…

  • 時空を超えて、スペインを旅するお話 ”旅の絵本Ⅴ”

    旅の絵本Ⅴ 絵 安野光雅 // スペインの旅を描いた作品ですが、行き先は時間と空間を越えていきます。 19世紀末に着工したサグラダ・ファミリアは今だ完成せず、完成まで後100年かかるとも200年かかるともいわれています。 そんな建設風景が描かれているのでしょうか? そして馬に乗り、槍をもって風車に突進していくのは、あのドンキホーテでしょうか? もしかしたら闘牛風景の中にカルメンが見つかるかも知れません。 セビーリャの聖母マリアの巡礼とバンブローナの牛追い祭りはスペインの代表的な祭りとして登場しています。 スペインの南、アンダルシア地方はイスラム文化の栄えた地。アルハンブラ宮殿からギターの音色が…

  • 不思議な旅するベットのお話 ”旅するベット”

    旅するベッド 作 ジョン・バーニンガム 訳 長田弘 // パパといっしょにベッドを買いに出かけたジョージー。 古物屋で見つけたベッドは不思議なベッド。 どこでも自由に旅ができるベッドらしい。 買って家に持ち帰り、きれいに洗ってみると何か書いてある。 旅する際に唱えるおいのりの文句。 最後の、Mで始まってYで終わる文字がどうしても読めない。 ジョージーはその夜ベッドに入って「M~Y」の言葉をいろいろ試してみるが何も起こらない。 翌朝、ママやおばあさんは面白がってからかう。 夜、また試してみる。言葉はわかったのか? たぶんね。 だってベッドが町の上に浮かんでいる。 さあ、どこへ旅しようかな。 バー…

  • ナンセンス風味いっぱいのお話 ”校長先生のあたま”

    校長先生のあたま 作 長 新太 絵 長 新太 // もともと毛がなくてとがっていた校長先生のあたまが、最近ますますとがっていくのだ。 お医者さんにもわからない。 本人も気にしている様子。 そのうち一つの噂が広まってくる。 校長先生が、生徒に鉛筆削りを使わずに、ナイフで削るように命令したため、神様が生徒に味方して、校長先生の頭を毎日削っているのだという。 神様っているの? かあさんは忙しそうに「いる、いる」って。 まえだ先生も「もちろんいらっしゃいます」って。 ナゾはさらに深まっていく。 ついに真相の解明される日が来た。 はたして校長先生はエンピツになってしまったのだろうか? おなじみ長新太さん…

  • 大きなクマさんとちいさなヤマネくんのお話 ”もりいちばんのおともだち”

    もりいちばんのおともだち 作 ふくざわゆみこ 絵 ふくざわゆみこ // 森で一番大きなクマさんは小さなものが好き。 森で一番小さなヤマネくんは大きなものが好き。 だから二人(匹?)は森一番の友達になります。 ある日二人は森のケーキやさんでケーキを食べた後、苗の特別プレゼントをもらいます。 クマさんは一番小さな植木鉢、ヤマネくんは一番大きな植木鉢をもらいます。 そして二人とも大事に育てます。 そのうち、ヤマネくんの畑にはきれいな花がいっぱい咲きます。 もっとすごいのがクマさんの畑。 花がたくさん咲いてジャングルのようになります。 クマさんの畑にはやがて大きな実がなるのですが、ヤマネくんの畑は枯れ…

  • 平和村の子どもたちのお話 ”マリアンナとパルーシャ”

    マリアンナとパルーシャ 作 東ちづる 絵 東ちづる // 学校の近くで地雷を踏んだマリアンナの左足は曲がらず、もう走れない。 妹も弟も地雷で死んだ。 市場でママといっしょに買い物をしていたパルーシャは、兵士に撃たれ右足をなくし、ママは死んでしまった。 そんな戦争をしている国の子どもに医療の手をさしのべるのが平和村。 非営利の民間団体で、運営は募金とボランティア。 この絵本は、テレビでもおなじみな東ちづるさんが、ボランティアで訪れた、ドイツ平和村の子どもたちの姿を描いたものです。 傷ついた子どもたちは一生懸命生きようとしています。 みんな夢をもって・・・。 東さんがあとがきに書いています。 「平…

  • 海に浮かぶ不思議な島でのお話 ”プキプキとポイ”

    プキプキとポイ 作 ヤーミー(山本昌美) 絵 ヤーミー(山本昌美) // ヤッポ島に住む女の子プキプキとサルのポイは仲良し。 ヤッポ島は不思議な島で海に浮かびながら動いています。 どこへ行くのか誰も知りません。 そんなある日、プキプキとポイは虹の浜に倒れている女の子を発見します。 このヒッコイという女の子と心で話せるようになります。 ヒッコイは元気になり、島のみんなともなじんで楽しく過ごすようになります。 今日は島を取り巻く虹の渦の祭りです。 魚をたくさんとって、ごちそうをたくさんつくって、自然の神様に感謝します。 踊りを夜遅くまで踊って気がつくとヒッコイがいません。 どこへ行ったのでしょう?…

  • つつみあれいさんのデビュー作 ”ピーナッちゃんとドーナッちゃん”

    ピーナッちゃんとドーナッちゃん 作 つつみあれい 絵 つつみあれい // ピーナッちゃんとピーナッくんは仲良くデート。 ところがゴキブリが出てきて、ピーナッちゃんは壁に激突。 ぱっくり割れて、中からふたごのピーナツ。 ころがっていくピーナツをドーナッちゃんが見つけてぱっくって食べちゃうんですね。 結構激しいものがあります。 展開はさらにスリリング。 モンブラリンがドーナッちゃんをクリームロープで投げ飛ばしたり、落ちてきたドーナッちゃんを子どもが食べて、形が◎⇒Cになったから、目の検査で「右」って言われたり、かなり笑えます。 ちゃんと名医がいますからみんな大丈夫です。 きっと子どもたち、「えっー…

  • ドーナツときのこのこどもたちのお話 ”ドーナッちゃんとモンブラリン”

    ドーナッちゃんとモンブラリン 作 つつみあれい 絵 つつみあれい // ドーナツのドーナッちゃんが、きのこのママとじゅっつご(10人のこども)ちゃんと、しりとり遊びを始めます。 ドーナッちゃんの番は最後。 考えたあげく、「マロン」と言って負けになります。 ところがじゅっつごちゃん、マロンがどんなものかわかりません。 そこでドーナッちゃん、モンブランのモンブラリンの家に行き、後ろからそっと頭のてっぺんのマロンを拝借。 代わりに球根をのせて、ぬきあしさしあし、それ!いちもくさん。 少しずつじゅっつごちゃんに味見してもらって、マロンをわかってもらいます。 でも返さなくてはならないマロン。 寒い日が続…

  • 琵琶湖に浮かぶ沖島のお話 ”ぎんのなみおどる”

    ぎんのなみおどる 作 今関信子 絵 飯野和好 // 舞台は琵琶湖に浮かぶ沖島。 ようへいは沖島小学校の生徒。 文化まつりが近づいて、「たいりょうだいこ」のけいこに励んでいる。 午後、滋賀県の小学校5年生が順番に乗り、水のことを考える船「うみのこ」に手をふった。 おじいさんは漁師だが最近は漁獲高が減って、スーパーの袋が浮かぶ琵琶湖に嘆いている。 台風が去り、月が出た湖面に銀色の波が立ったとき、ばあちゃんは「べんてんさんの音楽会」の話をしてくれる。 文化まつりの日、ようへいたちがたたく、たいりょうだいこの音に銀のなみも踊りだします。 // ***************** 語り部さるたのおすすめ…

  • 信太山の幻想的な盆踊りのお話 ”きつねのぼんおどり”

    きつねのぼんおどり 作 山下明生 絵 宇野亜喜良 // お盆の三日目。 「ぼく」は河口でつりをしている。 お盆には、なくなったものの魂がこの世に戻ってくるという。 そのせいか、魚はちっとも釣れない。 後ろから声がする。 お盆だから魚も盆踊りに行ったんだろう、と。 振り返ると誰もいない。 対岸の向こうには黒い森が見える。 かつて、きつねが住み着いた森。 行ってはいけない森。 そこに雨が降ってくる。 岸の小船に飛び移ると、雨がやみ、船頭がのってきて、舟は動き出す。 行き先は? 幻想的な盆踊りの世界。 きつねと人の影が入り混じって、歌の中からはかない物語が浮かび上がる。 きつねうどんの由来とも言われ…

  • かいけつゾロリシリーズ ”まほうつかいのでし”

    かいけつゾロリのまほうつかいのでし 作 原ゆたか 絵 原ゆたか // パンツとパンダでパンツンダ、ネズミとミミズでネズミミズ、 コウモリとカサでコウモリガサ(これはそのまんま)、 これ悪い魔法使いに合体させられた動物たちです。 たすけを求められたゾロリ、「じゃあ魔法使いをやっつけてやる」とは言わない。 「魔法使いの弟子になって、いじめの魔法をおぼえて、世界中にいたずらしてやろう」と考えます。 子分のイシシとノシシを連れて、魔法使いをたずねる旅へ。 大冒険活劇が始まります。 絵本ページとマンガ調のページが上手に配置されていて、映画を見ているようにスリリングに展開していきます。 かいけつゾロリシリ…

  • お化けがみんなで、海水浴?のお話 ”お化けの海水浴”

    お化けの海水浴 作 川端 誠 絵 川端 誠 // お化け屋敷の面々が今年も海にやってきました。 一つ目小僧、ろくろっ首、三つ目の大入道、砂かけばばあ、とみんな昔からおなじみのお化けたちです。 からかさがビーチパラソルです。 砂かけばばあはここの海岸の砂がかけるには一番だと言って集めます。 ろくろっ首が深いところを泳いでいるかと思ったら、首を伸ばして余裕で海底を歩いていたり。 鬼たちもやってきて酒盛りが始まりますが、元気がない。 酒が大吟醸桃太郎に純米鬼ごろしだから、当然でしょう。 海から海坊主とタコ入道が来て、大宴会の始まりです。 普段悪役のお化けたちに、子どもたちもきっと親近感がわくと思いま…

  • 故郷の自然を感じさせるお話 ”オニヤンマ空へ”

    オニヤンマ空へ 作 最上一平 絵 市居みか // たけると両親は毎年夏の始にお墓参りをします。 その後、風の谷公園でおべんとうを食べ、魚とり。 今年は小さなどじょう二匹と大きなヤゴがとれました。 たけるには妹がいたけど、心臓の病気で生まれて7日しか生きられなかった。 何日かしてヤゴがオニヤンマに変身した。 山も川も見ず、風さえ知らなかった妹。 たけるは今にも飛び立とうとするオニヤンマを風の谷公園に帰してやろうと決心します。 たった一人で電車に乗り、バスに乗り、公園は近いはずだが夕立が・・・。 故郷の自然を感じさせる、懐かしさのある作品です。 // ***************** 語り部さる…

  • 国際アンデルセン賞受賞作品 ”おいしそうなバレエ”

    おいしそうなバレエ 作 ジェイムズ・マーシャル 絵 モーリス・センダック // 痩せて腹をすかせたオオカミが知らない街角に迷い込みます。 するとおいしそうな匂いがしてきました。 これはブタの匂い! それは近くの劇場からしてきます。 SWINE LAKE(白ブタのみずうみ)と書いてある。 SWAN LAKE(白鳥の湖)じゃないんですね。 チケットをうまく手に入れたオオカミはバレエを見ることに。 ところがバレエにはまってしまうのです。 どうしても夜の部も見たい。 でもブタも食べたい。 ボックス席で見るうちに、とうとうオオカミは舞台にジャンプすることに・・・。 「かいじゅうたちのいるところ」でコール…

  • いぬのおばけ?のお話し “いぬのおばけ“

    いぬのおばけ 作 長新太 絵 長新太 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 帰り道。犬が倒れている。どうしたのかな? おんぶして病院に連れていこうかな。あれ? ちょっと重くなったみたい。 だんだん大きくなってきている。 こんなことってあるのかな? いつのまにか、子犬が犬の背中にのっかっているし・・・。 やっぱりいぬのおばけかな? じゃあ、おばけのお医者さんにみてもらえばわかるかもしれない。え! 交通事故? なんか、かわい…

  • みなみの森のお話し “いちばんすてきなひ”

    いちばんすてきなひ 作 わたりむつこ 絵 クリハラヤスト 本庄ひさ子 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // みなみの森に春がやってきます。 森には「巨人の木」という大きな木があって、根元に野ねずみ家族の家ともぐらの家族の家があります。 そして太い幹には小人の家族が住む家があるんですね。 3人暮らしですが、今日はなんかそわそわして落ち着きません。 そのうちに「オギャー、オギャー」の泣き声。 なんと二人も! のねずみのネミー…

  • 小さなお友達のお話し “アンのプレゼント“

    アンのプレゼント 作 クリハラヤスト 山田花菜 絵 クリハラヤスト 山田花菜 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 月曜日、アンはナナちゃんから日曜日の誕生日会に招待されます。 でも何をプレゼントしようか考えると、おやつものどを通りません。 水曜日、お母さんからヒントをもらって、ついに決まりました。 自分で作るナナちゃん人形です。 木曜日に完成。 金曜日はずっとその人形といっしょ。 土曜日、なんだか離れたくなくなってきま…

  • 亡くなった妹との思い出のお話し “あたしのいもうと”

    あたしのいもうと 作 武鹿悦子 絵 樋口千登世 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 青い空のまるい雲を見ると、「あたし」は病気で死んだ二つ違いの妹を思い出します。 妹のえいこは、まるい雲になりたいと言っていました。 えいこは甘ったれで、お母さんを独り占め。 「あたし」はえいこの大事なチャウチャウを隠します。 そのチャウチャウは廃品回収に。 「あたし」の後ろめたさを軽くしてくれたのは、えいこの「あたし」に対するあるいたず…

  • 百年もがんばってる木と動物たちのお話し “百年たってわらった木“

    作 中野美咲 絵 おぼまこと 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 百年どうどうとがんばってきた木があります。 でも誰も友達ができない。 それでちょっと最近がっくりしてきました。 ツンと上にのばした枝やとがった葉っぱが、だらりと下がってきました。 すると動物たちが寄ってきたのです。 木の下に涼しげな木陰ができたせいです。 幹もツルツルでは鳥がとまりにくいのです。 今まで我慢しながらがんばって、かっこよくしようとしていた自…

  • おばけの人助けのお話し “舌ながばあさん“

    舌ながばあさん 作 千葉幹夫 絵 武建華(ウー・ヂェンホワ) 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 長くて丈夫な舌をもつ舌ながばあさんと、身体の大きな牙のある朱のばんは山に住むおばけ。 楽しみは人間をおどかすこと。 でも最近人間がちっとも現れない。 それならこっちから出かけてみよう、ということになった。 森をぬけると、なんと、ふもとまで木が全部切り倒されている。 ばあさんは心配になる。 こんなことをしたら大水になる。 村…

  • 夢を見ているようなお話し “星うさぎと月のふね“

    星うさぎと月のふね 作 かんのゆうこ 絵 田中鮎子 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // マトリョーシカは有名なロシアの民芸品。 入れ子構造になっていて、だんだん小さな人形になっていきます。 一番小さなマトリョーシカに願い事をして、元に戻しておくと願いがかなうらしい。 これがリセルの誕生日プレゼント。 リセルは「月のふねで星の国へ行きたい」と願い事をする。 行ける訳がない? もちろん行けてしまいます。 星の国にいるのが星…

  • 四季折々の子供達の姿をパシャ “心にパシャ“

    心にパシャ 構成 結城昌子 絵 いわさきちひろ 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // ちひろ美術館でおなじみの、あの、いわさきちひろさんの絵本。 といっても、実際の作品はもう40年近く前に、ある絵雑誌の表紙に描かれたもの。 この作品を、絵本作家でもあるアートディレクターの結城昌子さんが構成し直しました。 「パシャッ」はもちろんカメラのシャッター音。 四季折々の子どもたちの姿が、アルバム風に納められています。 絵本のまん中…

  • 四季折々の子供達の姿をパシャ “心にパシャ“

    心にパシャ 構成 結城昌子 絵 いわさきちひろ 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // ちひろ美術館でおなじみの、あの、いわさきちひろさんの絵本。 といっても、実際の作品はもう40年近く前に、ある絵雑誌の表紙に描かれたもの。 この作品を、絵本作家でもあるアートディレクターの結城昌子さんが構成し直しました。 「パシャッ」はもちろんカメラのシャッター音。 四季折々の子どもたちの姿が、アルバム風に納められています。 絵本のまん中…

  • 四季折々の子供達の姿をパシャ “心にパシャ“

    心にパシャ 構成 結城昌子 絵 いわさきちひろ 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // ちひろ美術館でおなじみの、あの、いわさきちひろさんの絵本。 といっても、実際の作品はもう40年近く前に、ある絵雑誌の表紙に描かれたもの。 この作品を、絵本作家でもあるアートディレクターの結城昌子さんが構成し直しました。 「パシャッ」はもちろんカメラのシャッター音。 四季折々の子どもたちの姿が、アルバム風に納められています。 絵本のまん中…

  • 不思議な笛のお話し “虎落笛 もがりぶえ“

    もがりぶえ 作 富安陽子 絵 梶山俊夫 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 強い風のせいで雲まですっかり吹き飛ばされた青い空。 そこに凧を上げようと子どもが原っぱにやってきます。 すると、あれくるう草の海から、不思議な声が聞こえてきます。 「きょうの虎はでかい」。 だから「虎落笛」を吹けというのです。 そうなんです、虎落笛は虎狩のとき虎を追い出す笛なのですね。 吹かなければ凧を壊すと言われて、しかたなく子どもはそばのカ…

  • 月夜の国道を走るバスと少年のお話 “月夜のバス“

    作 杉みき子 絵 黒井健 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 月夜の海岸に走る国道。 少年が一人歩いている。 国道は海に突き出た黒々とした岬の先から、ヘッドライトを次々に生み出している。 それがベルトになって、海岸の輪郭をふちどっている。 昼間はいる人影も、夜には見当たらない。 横断歩道での信号待ち。 前をトラックや乗用車、オートバイ、ダンプカーが通り過ぎる。 見慣れた路線バスが来た。 いつもと様子が違っている。 窓い…

  • アイヌに伝わる昔話 “熊神とカパラペポンス“

    熊神とカパラペポンス 作 萱野 茂 絵 石倉欣二 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // これはアイヌに伝わる昔話です。 高い山をまもる熊神は、心の美しいアイヌが狩をしているところにわざと近づきます。 そして身体に矢を受けます。 アイヌ社会では自然の資源も神が人間に与える、贈り物と考えます。 つまり熊神は、おいしい肉と暖かい毛皮と肝から取れる薬を熊として人間に送る(贈る)わけです。 文化人類学でも贈り物と交換は大きなテーマ…

  • 大昔へタイムカプセルで行くお話

    作 みなみ らんぼう 絵 篠崎三朗 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 砂漠で羽の生えたクジラの死骸が見つかる。 そのうち空をとぶクジラの群れが大地に落ちてきた。 何故こんなことになったのか? ウータン博士は「昔、森の仲間だったクジラは、地球の変化につれて、敏感に姿を変えてきたからだ」という。 そこでクジラを救う代表たちは、タイムカプセルに乗って、その謎を探りに大昔に出かけることになった。 大昔の森で見たものは? クジ…

  • 野球少年のお話

    海をかっとばせ 作 山下明生 絵 杉浦範茂 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 今年から野球チームに入ったワタル。 でもまだベンチ。 夏までには何とか試合に出たい。 そこで秘密練習開始。 毎朝、海までランニングして素振り100回。 誰もいない海岸で練習していると、大きな波がワタルを襲います。 気がつくと一人の少年が立っています。 少年はワタルの話を聞くと、海に入って、波の向こうからボールを投げてきます。 ワタルは夢中で…

  • おじいさんクジラと飛行グモのお話 ”海のやくそく”

    海のやくそ 作 山下明生 絵 しまだ しほ 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 海の上に新しく島が生まれたとき、最初に住みつく動物は? 答えはクモ。 風に乗ってやってくるんです。 これを飛行グモといいます。 でもこのお話に出てくる、南の島で一旗上げようとした飛行グモ、着陸地点はクジラの頭だったんです。 それもおじいさんのクジラ。 南の島まで運んで行ってくれることになりました。 そのうちお互いに気心が知れてきて、嵐も乗り…

  • くまのぬいぐるみと小さな女の子のお話 ”ゆりくまさん”

    ゆりくまさん 作 立原えりか 絵 牧村慶子 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // ゆりくまさんはぬいぐるみのくま。 デパートの売り場で買ってもらえる日を待っていたのですが、誰も買ってくれない。 それならばということで、歩く練習、しゃべる練習を日々積み重ね、可愛い女の子といっしょに暮らすためにデパートを脱出します。 マリちゃんと暮らすようになってからも、ゆりくまさんだけがマリちゃんの言葉がわかります。 だからマリちゃんの欲…

  • かんがえるカエルのお話 ”もっとかんがえるカエルくん”

    もっとかんがえるカエルくん 作 いわむらかずお 絵 いわむらかずお 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 講談社出版文化賞絵本賞を受賞した「かんがえるカエルくん」の続編。 2部構成になっています。 第1部は、カエルくんとネズミくん、夜はどこから来るのか考えています。 あの木の根元から、あの草の根元から夜が来るらしい。 どうして暗いの? 何で静かなの? コマとコマの間が時間的に何十秒かの展開で、絵本なのに動画を見ているよう…

  • 楽しかった夏の思い出 “まほうの夏“

    まほうの夏 作 藤原一枝 絵 はたこうしろう 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 退屈しているケイとユイ兄弟のもとに一通のはがきが届きます。 「遊びに来ないか」、田舎のおじさんからです。 さあ、二人の夏休みが始まります。 すぐ、真っ黒に日焼けした田舎の子どもたちと友達に。 虫捕りはすりむいたり、川にはまったり、蚊に刺されたりで大変だけど、どしゃ降りにあってもなんだか気持ちがいい。 お風呂に入ってすぐご飯。 とりたての野…

  • 子供の成長を思い出すお話 “ぼくがあかちゃんだったとき“

    ぼくがあかちゃんだったとき 作 浜田桂子 絵 浜田桂子 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 今日はぼくの6歳の誕生日。 おじいさんやおばあさんも来て、誕生日パーティー。 料理を作りながらお父さんが、ぼくの生まれたときのことを語りだす。 病院の廊下で待っていたときのこと。 昼寝て夜起きておっぱいを飲んでいたこと。 初めて笑ったときのこと。 病気になって、自分がなったほうがましだと思ったこと。 立ち上がったこと。 歩き始め…

  • 昔あった、開かずのふみきりの話 “ふみきり“

    ふみきり 作 いわぶち やすじ 絵 いわぶち やすじ 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 以前、京浜急行が京急蒲田から羽田に向かうとすぐ、第一京浜国道と交差しました。 そこに、この問題の「ふみきり」がありました。 ラッシュ時は開かずの踏み切りになり、渋滞もひどくなりました。 この踏切の1日を描いたのがこの絵本。 さまざまな都市の抱える課題が凝縮されています。 2002年WPC EXPOテーマビジュアルコンテスト大賞を受…

  • 周りのいろんなことに興味がある年ごろのお話 “ひとりでかえる“

    ひとりでかえる 作 つお みちこ 絵 つお みちこ 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 学校からぼく一人で帰ることになったけど、ちょっと心細い。 仲良しの犬もいないし、カラスもいない、ザリガニもいない。 あっ、トノサマガエルがいた。 追いかけているうちに、田んぼにバシャーン。 どろんこで家に帰ると、服の中からトノサマガエル、ポケットからタニシ。 びしょびしょの本とノートといっしょにおたまじゃくし、あめんぼ、どじょうまで…

  • 自然のオーケストラのお話 “トーテンくんのオーケストラ“

    トーテンくんのオーケストラ 作 ジミー大西 絵 ジミー大西 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // あのジミー大西さんの描いた絵本です。 荒れ果てた大地に一人立つトーテンくん。 これきっとトーテンポールのことでしょうね。 大きな木がトーテンポールに見えるくらい、枝も葉も実もなくしてしまい、動物たちから見放されています。 動物たちが好きだった音楽が失われてしまったからです。 トーテンくんは音楽を奏でようとします。 それには新…

  • こねずみのぼうけんのお話 “ティモシーとサラとたからのちず“

    ティモシーとサラとたからのちず 作 芭蕉みどり 絵 芭蕉みどり 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // ティモシーとサラは双子のこねずみ。 ある日、隣のスーザンの庭で不思議な地図を見つけます。 どうやら以前に住んでいた、変わり者のトムからの挑戦状のようです。 3人(匹?)は謎を解き進んでいきますが、あるきっかけで、病気で寝たきりのミリーに、協力してもらうことになります。 ミリーは鋭い指摘をします。 はたして宝物はみつかるで…

  • ほんとに強いかな? “スーパー仮面はつよいのだ“

    スーパー仮面はつよいのだ 作 武田美穂 絵 武田美穂 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 読み終わった子どもに、「どう?スーパー仮面て本当に強いの?」って聞くと、「そんなでもないな」という返事。 でも小学1年生には身につまされるようで、続けて3回も繰り返して読んでいました。 スーパー仮面のパワーの秘密はチョコやクッキーだから、ニンジンは食べなくてもいいのだ。 そして正義を守るためには宿題やテストをしているヒマもないのだ…

  • ちいさな生き物たちのお話 “ゴイサギはみていたのかな

    ゴイサギはみていたのかな 作 かみやしん 絵 かみやしん 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 昼は樹木で休み、夕方から川や池で魚を採るのがコウノトリ目、サギ科のゴイサギ。 このゴイサギがウトウトしだしたところから物語りは始まります。 蛙が水に飛び込むと、トンボがびっくりする。 芋虫が足を滑らして池に落ちると、カマキリががっかりする。 虫や動物たちの行動は、小さな引き金になって、次々と事件を引き起こします。 その展開は円…

  • たのしいおばけの日のお話 “きょうはすてきなおばけの日“

    きょうはすてきなおばけの日 作 武田美穂 絵 武田美穂 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 学校に行く道でかわいい女の子のおばけが出現。 おまわりさんに助けてもらおうとしたら、おまわりさんもおばけ。 みどりのおばさんも、みどりのおばけ。 みどりの日はあるけど、みどりのおばけって初めて! そう、次々におばけが出てきます。 学校の先生はテストのおばけ。 わかりやすい!校長先生はたぬきのおばけ。 家に帰って、お母さんも、お父…

  • 化けの玉をもったキツネとだましあい “ずいとん先生と化けの玉“

    ずいとん先生と化けの玉 作 那須正幹 絵 長谷川義史 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 化けの皮をかぶったキツネが人をだます。 とよく言われるが、実はこれは間違いで、本当は化けの皮ではなく、「化けの玉」らしいです。 「化けの玉」をもつキツネだけが人を化かすことができる。 と、このへんまでくるとほとんど落語の世界ですが・・・。 ずいとん先生、キツネの子供の病を治してあげたまではよかったのですが、欲が出て、この「化けの玉…

  • ともだちってなんだ? “ともだち“

    ともだち 作 谷川俊太郎 絵 和田誠 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // ともだちってなんだろう? 見開きいっぱいの絵ですから、35の答えが描かれています。 例えば最初の答え。 ともだちって、 かぜがうつっても へいきだっていってくれるひと。 次のページ。 ともだちって いっしょに かえりたくなるひと。 簡潔ですね。 すべての見開きページがこのくらいの文章で表現されています。 それもそのはず、文章は詩人で有名な谷川俊太…

  • 園児たちのお遊び? “にんじゃごっこ“

    にんじゃごっこ 作 梅田佳子 絵 梅田俊作 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 園児6人が忍者ごっこを始めます。 舞台は自然に囲まれたある町の保育園。 でも子供たちの方言は土佐の高知? 忍者たちはそのうちに、オニ退治をしようということになりますが、年少さんたちを守るため、そして鬼の子オニタを助けるためです。 独身のやよい先生も6人といっしょに参加しますが、結構こども目線。 やよい先生ばかりでなく、回りの大人たちも結構真…

  • ふたごのチンパンジーのお話 “いたずらふたご チンプとジィー“

    チンプとジィー 作 ローレンス・アンホールト 絵 キャサリン・アンホールト 訳 角野栄子 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // チンパンジーのチンプとジィーはふたごでいたずら盛り。 バナナがなくなったのでママと一緒に買い物に出かけます。 買い物はつまらないので、さっそくふざけっことかくれんぼ。 はい色の岩が見つかりました。 一番大きな灰色の岩の上に、ママの買い物籠を発見。 入っちゃえ!ところが岩が動き出しました。 岩の正…

  • 小さな象と王様ライオンのお話 “きみはおおきくてぼくはちいさい“

    きみはおおきくてぼくはちいさい 作 グレゴワール・ソロタレフ 絵 グレゴワール・ソロタレフ 訳 武者小路実安昭 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 小さな象が動物の国の王様ライオンのところへ行きます。 しだいに二人(二匹?)は離れがたい兄弟のような親子のような絆が生まれます。 王様は何でも知っていて、小象に教えます。 王様は小象にとっていつも大きな存在です。 ところが小象が大きくなって、王様より大きくなると、王様の小象…

  • ちょっと変わった男の子の話 “ウエズレーの国“

    ウエズレーの国 作 ポール・フライシュマン 絵 ケビン・ホークス 訳 千葉茂樹 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // この絵本、何歳向きかわからないところがあります。 興味を持つ子は2歳くらいからでも。 わけがわからなくても、惹かれるところがあるらしいです。 ウエズレーはちょっと変わった男の子。 夏休みに、不思議な種を育ててウエズレー文明をつっくってしまうのです。 その植物をもとに食料はもとより、衣類や機械や新しい遊びま…

  • 種の神様のお話 “さくらさひめの大しごと“

    さくらさひめの大しごと 作 古田足日 絵 福田岩緒 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 日本の昔話のように穀物の神様をベースに、スケールの大きな物語が展開します。 ところが主人公はとても小さなさくらさひめ。 たねの神様です。 さくらさひめが母親の言い残した言葉にしたがって、海の向こうの大きな土地に、稲や麦など五穀を伝える大冒険が繰り広げられます。 でてくる神様たちのキャラクターにそれぞれ特徴があります。 子供たちはキャ…

  • 弱虫ゴリラのお話 “こしぬけウィリー“

    こしぬけウィリー 作 アンソニー・ブラウン 訳 久山太市 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 主人公ウィリーは弱虫ゴリラです。 ほんとにゴリラかな?って思うほどやせていて小さい。 ハエももころせず、向こうが悪くても、とにかく誤ってしまう気弱な性格なんです。 そんなウィリーが一つの広告を見て、一念発起するのでした。 はたしてウィリーの努力は報いられ、腰抜けから、さよならして、ハッピーエンドになるのでしょうか。 絵がかわい…

  • 絵だけの絵本 “ピエロくん“

    ピエロくん 作 クェンティン・ブレイク 絵 クェンティン・ブレイク 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // この絵本は、絵だけで文章が一切ありません。。 6歳の子供にみせたら “ある日ピエロくんは、なかまの人形と一緒に捨てられてしまいました。 ひとりゴミ箱からぬけだして、助けてくれる人を探しました。 女の子が話を聞いてくれました。 でもお父さんとお母さんと一緒に行ってしまいました。 仮装大会に出て、妖精の女の子と仲良くなっ…

  • 悲しい白鳥家族のお話 “おおはくちょうのそら“

    おおはくちょうのそら 作 手島圭三郎 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 6歳の子供が「この本、保育園で2回読んだけど、2回とも悲しかった」と評価しました。 北の空に飛び立たなければならない季節に、飛び立てない白鳥の家族。 重い病の子供がいたからです。 他の家族たちはみんな飛び立っていきます。 湖は淋しくなりました。 お父さん白鳥は、ついに思い切って飛び立つことを決心します。 飛び立つ5羽の白鳥、飛び立てず、家族の後を…

  • 不思議なゲームのお話 “ザスーラ“

    作 クリス・バン・オールスバーグ 訳 金原瑞人 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // 映画にもなった「ジュマンジ」はジャングル探検。 今回、ウォルターとダニー兄弟は、その続編ゲーム「ザスーラ」を発見する。 ゲーム盤には宇宙が描かれていて、遠く離れた星ザスーラを目指す升目が続いている。 ダニーはウォルターに相手にされないので、サイコロを振ってしまう。 家はいつの間にか宇宙空間へ。 流星群が家を襲って天井には大きな穴が。 ま…

  • 楽しい海賊のお話 “陽気なロジャーと海賊アブダルとなかまたち“

    作 コリン・マクノートン 訳 渡辺鉄太 語り部さるたのおすすめブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おすすめ美しい日本の言葉 百人一首 おすすめ写真と短歌 心がおどる絵本達 日本の海で釣れる魚達 // ロジャーはいつも情けない顔をしている。 父さんのせいだ。 スペイン金貨に目がくらんで海賊の仲間になってしまったらしい。 それいらい母さんはいつもこわい。 そんなとき、ロジャーにも海賊になるチャンスが訪れる。 アブダル船長とその仲間たちとの出会いだ。 きれい好きできちんとした母さんの生活ぶりをロジャーから聞いた海賊たちは、それを地獄と感じる。 物…

  • 不思議な畑のお話 “はたけのカーニバル“

    作 田島征三 絵 語り部さるたのブログ おすすめ絵本 百選 おすすめ日本の釣り魚 百選 おすすめ日本の歴史上の人物 百選 おじいさんが出かけたあとの畑で大カーニバルが・・・・・・。 ニジュウヤホシテントウがプチトマトでへたくそジャグリング、そこにトマトとゴーヤが加勢します。 ニンジンたまのりはうまくいくかな? 土の中からジャガイモ、ナガイモ、ゴボウもでてきてにぎやかに。 そこへおじいさんも酔っ払って帰ってきて、ねぎボーズとおどりだします。 空中ブランコにみんなでのって、かぼちゃものったら重くなってきて、ゴッキーン。 さーたいへん。 でも最後のページが最後じゃなくて、ほんとうの最後は裏表紙ってい…

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