大リーグのスーパースター大谷翔平が、単なる通訳を越えて全幅の信頼を寄せていた水原一平。 その男が大谷の預金6億円を使い込んだとされる報道をきっかけに、「ギャ…
小説を読んで“映画を観ているみたいに” リアルなイメージが浮かび鮮やかな記憶が残る、オリジナルの手法「カットイメージ」を紹介します。 小説を読むのが大好きな人、苦手だけど読んでみたい人 どちらにもオススメです。
読んでから観た映画『凪待ち』【ネタバレ無し】 ギャンブル依存の心理
大リーグのスーパースター大谷翔平が、単なる通訳を越えて全幅の信頼を寄せていた水原一平。 その男が大谷の預金6億円を使い込んだとされる報道をきっかけに、「ギャ…
映画『キネマの神様』は、2021年公開。 監督;山田洋次 脚本; 山田洋次 朝原雄三 出演; 沢田研二 菅田将暉 永野芽郁 北川景子 寺島しのぶ 宮本信…
東野圭吾のガリレオシリーズは好きで、テレビドラマ(第1シリーズ)も見ていたし、前2作の映画、『容疑者Xの献身』と『真夏の方程式』も観た。 しかし、小説で読ん…
ビジネスマン経験のない私は、池井戸潤の小説はあまり読まない。 ドラマもほとんど観たことがないが、前々回、『アキラとあきら』を “観ながら読み”して、いいなと…
佐藤正午『鳩の撃退法』 小学館文庫(上・下)。 上下巻で文庫本約1100ページある。 これを今回も “観ながら読む”で攻略する。 映画は、2021年…
池井戸潤の小説『アキラとあきら』。 今回も映画を途中まで観てから、小説を読むことにする。 映画は2022年公開 監督;三木孝浩 脚本;池田奈津子 主演…
『罪の声』を読んで(観ながら読んだ 塩田武士『罪の声』)、私がその実力を買っている作家塩田武士が、主人公に俳優大泉洋を“あて書き”したという小説『騙し絵の牙…
観ながら読んだ 島本理生『ファーストラヴ』【ネタバレ無し】……のつもり
島本理生の直木賞受賞作『ファーストラヴ』。 ファーストラヴ (文春文庫)Amazon(アマゾン) 映画は、2021年公開、監督堤幸彦、出演は北川景子、中…
観てから読んだ村上春樹原作『ドライブマイカー』【ネタバレ無し】
2022年のアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(監督・脚本 濱口竜介 2021)。 Amazon Prime Videoの見放題に…
塩田武士『罪の声』(2016年刊。2019年講談社文庫刊)は、グリコ森永事件(1984~85)の真相に迫る小説である。罪の声 (講談社文庫)Amazon(ア…
「どくいり きけん たべたら しぬで かい人21面相」と書いた青酸カリ入りの菓子を店頭に置くなどの手口で、関西圏を舞台に複数の食品会社を脅迫した、グリコ森…
私が主催するカットイメージのセミナーや公開講座で常連のMさんが、「久しぶりに当たりでした。こんな物語を読みたかった」と言って勧めてくれたのが、横山秀夫『ノー…
観ながら読んだ 中山七里『護られなかった者たちへ』【ネタバレ無し マイナス評価あり】
映画『護られなかった者たちへ』は、2021年 瀬々敬久監督 出演 佐藤健 阿部寛 清原果耶……。 予告編で観た佐藤健の眼つきがすごくて強烈な印象が残り、小…
小説『人間失格』は高校生のとき読み、大学生で再読し、今回、映画『人間失格~太宰治と3人の女たち』(2019)を観て、このブログを書いている。人間失格 (新潮…
又吉直樹の小説『劇場』(2017)は、芥川賞受賞『火花』に次ぐ第2作。劇場(新潮文庫)Amazon(アマゾン)485円 無名劇団の脚本・演出家として、恋…
読みながら観た『ラストレター』(岩井俊二監督・脚本・原作)②【ネタバレ無し】
前回(①)の続き。 映画『ラブレター』(1995 岩井俊二監督 中山美穂 豊川悦司)の続編を思わせる『ラストレター』。 岩井俊二監督自身による小説『ラスト…
読みながら観た『ラストレター』(岩井俊二監督・脚本・原作)【ネタバレ無し】
映画『ラブレター』(1995 岩井俊二監督 中山美穂 豊川悦司)は二度観たが、私の好きな映画としては五本の指に入る。 今もラストシーンの記憶が鮮明に残ってい…
映画『小説の神様』(2020)がAmazonPrimeVideoで公開されていたので、例によって“読んでから観よう”と思い、原作の相沢沙呼『小説の神様』(…
織守きょうや『記憶屋』(角川ホラー文庫) 前回、映画はあと回しにして、予告編も観ず、さらで読んだ。 すると、SFファンタジーとして純粋に楽しみ、結末の感動…
織守きょうや『記憶屋』 角川ホラー文庫 映画は2020年公開。 PrimeVideoで見放題になっていたが、今回は予告編も観ずに読み始めた。 読み終…
映画は、2020年、武正晴監督作品 主演:波留 原作:桜木志乃『ホテルローヤル』(集英社文庫) この映画が公開されたとき、一度、ブログを書いた。 桜木…
綿矢りさ『私をくいとめて』朝日文庫 映画(2020年) 監督・脚本:大九明子 出演:のん 林遣都 中村倫也(声のみ) 例によって、映画を途中まで観てから…
宇多田ヒカルの『嫉妬されるべき人生』 映画『パラレルワールド・ラブストーリー』のテーマ
パラレルワールド・ラブストーリーAmazon(アマゾン)400円 前回取り上げた、東野圭吾原作の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』のエンディングに流…
観ながら読んだ 東野圭吾『パラレルワールド・ラブストーリー』【ネタバレ無し】
東野圭吾原作の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』を、AmazonPrimeVideoで見つけた。 2019年 森 義隆 監督 主演;玉森裕太 共演…
発達障害?に悩む私が、なぜポジティブ、クリエイティブ教師に変貌できたのか
発達障害当事者会イイトコサガシ代表で、コミュニケーションのワークショップを全国で開催してきた冠地情(かんちじょう)さんとは、10年近いお付き合いです。 …
春休み3/26(土)、4/2(土) “イメージ読書術” オンラインセミナー
春休みに2つのカットイメージ・セミナーを開催します。 3月26日(土) 10:00~11:30 カットイメージ初級90分セミナー4月 2日(土) 10:00…
今日、3/6(日)の毎日新聞一面下段の書籍広告欄(三八広告)に、『映画を観ているみたいに小説が読める 超簡単!イメージ読書術』の広告が載りました。 2年前の…
私の著書『映画を観ているみたいに小説が読める 超簡単!イメージ読書術』の中で、ヘルマン・ヘッセの『シッダールタ』を全編、カットイメージ作業をして読んだ、とい…
私の瞑想の世界、その5回目。 前回、私の瞑想の中の「建物の入口」の扉(実はガラスの自動ドア)を開けるために、5つの「暗示ことば」を唱える、ということを書い…
松岡圭祐『アルセーヌ・ルパン対明智小五郎』と江戸川乱歩『黄金仮面』②
大好きな松岡圭祐の近現代史ものが久々に出た。 『アルセーヌ・ルパン対明智小五郎~黄金仮面の真実』 アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実 (角川文庫…
松岡圭祐『アルセーヌ・ルパン対明智小五郎』と江戸川乱歩『黄金仮面』①
松岡圭祐は、個人的趣味としてもっとも好きな作家のひとりである。 催眠療法家から小説を書き始めた『催眠』、『千里眼』の時代から読んでいる。『探偵の探偵』と『万…
『豊穣の海』四部作をはじめ、『金閣寺』、『仮面の告白』など三島由紀夫の小説は好きだが、『潮騒』は読んだことがない。 山口百恵、三浦友和主演の映画で有名な漁村…
2021.12.11「カットイメージ超入門60分セミナー」、オンラインで開催しました。 参加いただいた方のひとり、Oさんから次のようなご感想をいただきました…
映画『マチネの終わりに』(2019 西谷弘監督)は、早くにAmazon Prime Videoで公開されていたので、観ることができた。 天才的ギタリスト蒔野…
私の瞑想の世界、その4回目。 前回までで紹介した、私の瞑想導入法は次の2ステップ。 ①自律訓練法の標準練習の状態に一息で ②オリジナルの「イメージ指…
2022/1/10カットイメージ読書セッション 東野圭吾の短編作品を読む 申込み受付中
カットイメージで短編小説を読み、話し合う「読書セッション」(2022.1.10)、申込み受付中です。 カットイメージのセミナーや講座を受講した経験のある…
読んでから観終えた 映画『フォルトゥナの瞳』 【ネタバレ無し】
前回、観ながら読んで、感動とともに読了した、百田尚樹『フォルトゥナの瞳』(新潮文庫)。 フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)Amazon(アマゾン)1〜4,045…
観ながら読んだ 百田尚樹『フォルトゥナの瞳』 【ネタバレ無し】
百田尚樹『フォルトゥナの瞳』(新潮文庫) 映画は、2019年公開 監督;三木孝浩 主演;神木隆之介 有村架純 フォルトゥナの瞳Amazon(アマゾン)2,5…
重松清の小説『ステップ』(2012年中公文庫)は、2020年 監督・脚本飯塚健、主演山田孝之で映画化された。ステップ (中公文庫)Amazon(アマゾン)1…
映画は、2020年 監督・脚本:飯塚健、主演:山田孝之。 ステップAmazon(アマゾン)500円 小説を読む前に、映画を観始める。 1歳半の娘を遺…
2020年 河瀨直美監督作品 主演:永作博美· 井浦新· 蒔田彩珠 原作:辻村深月朝が来るAmazon(アマゾン)399円 前回書いたように、映画と…
辻村深月『朝が来る』(文春文庫)。 小説を数ページだけ読んで、映画を観始めた。 2020年、河瀨直美監督作品。 主演は、永作 博美、井浦 新、蒔田 彩珠…
アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)Amazon(アマゾン)620円 コアなファンの多い伊坂幸太郎だが、ある意味独特な世界なので、うかつには人…
三浦しをん『舟を編む』(光文社文庫)は、2012年本屋大賞受賞のベストセラー小説。舟を編む (光文社文庫)Amazon(アマゾン)660円 2年ほど前に…
映画を観ながら再読した 百田尚樹『海賊とよばれた男』【ネタバレ無し】
百田尚樹『海賊とよばれた男』は、2013年の本屋大賞受賞作。 出光興産の創業者出光佐三氏をモデルにした企業小説である。 戦前・戦中から戦後の混乱期・復興期…
8月のセミナーで 映画を観ているみたいに小説を読む” 世界を体感して下さい
8月には、カットイメージのセミナーを3回開催します。 土曜以外なら参加できるのだが……、という声にお応えして、今月は振替休日や日曜、そして初めて夜間の開催を…
“読んでから読んでから観た” 冲方丁『天地明察』【ネタバレ無し】
2011年本屋大賞受賞作、冲方丁『天地明察』は、数年前に読んだ。 天地明察(上) (角川文庫)Amazon(アマゾン)1〜3,784円 天地明察(下) (…
映画『人魚の眠る家』(2018年 堤幸彦監督 主演:篠原涼子、西島秀俊)は、数か月前に観た。 人魚の眠る家Amazon(アマゾン) もし、自分の子どもが…
私の瞑想導入法。その3回目。 前回紹介したように、瞑想の姿勢をとり、目を閉じてストップウォッチをスタートさせたら、自律訓練法の標準練習の状態に一息で入って…
映画を観ながら再読する 恩田陸『蜜蜂と遠雷』②【ネタバレ無し】
映画『蜜蜂と遠雷』(2019 石川慶監督)が、Amazon Prime Videoでようやく観られるようになったのを機に、恩田陸『蜜蜂と遠雷』を、“映画を観…
映画を観ながら小説を読む 恩田陸『蜜蜂と遠雷』【ネタバレ無し】
映画『蜜蜂と遠雷』(2019 石川慶監督)が、Amazon Prime Videoでようやく観られるようになった。 いよいよ“読んでから観た”『蜜蜂と遠雷…
「カットイメージ」超入門60分、初級90分のオンラインセミナー 6~7月の開講予定
“映画を観ているみたいに小説が読める”「カットイメージ」のオンラインセミナー、6~7月の開講予定をご案内します。 5月から時間短縮でリニューアルしたセミナ…
観てから読んだ雫井脩介『クローズドノート』 【ネタバレ無し】
『望み』の“映画を観ながら小説を読む”実験で、雫井脩介の作品を初めて読んだ。 それで、以前、Amazon Prime Videoで観た映画『クローズドノート…
映画『西の魔女が死んだ』(2008長崎俊一監督)は、以前、Amazon Prime Videoで観た。 中学校に行けなくなった少女まいが、田舎の祖母(おばあ…
映画を観ながら小説を読む 恩田陸『夜のピクニック』 【ネタバレ無し】
恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を読んで、音楽をことばで描き切る表現力の確かさ・豊かさに舌を巻いた。 もったいなくて、映画はまだ観ていない。“読んでから観た『蜜蜂…
志賀直哉原作のドラマ『流行感冒』(NHK-BSプレミアム2021.4.10)が放送されるというので、まずは録画予約をしておいて、原作本をAmazonで取り寄…
前回、私の瞑想は「自律訓練法」から入ると書きましたが、その前に、瞑想の姿勢を紹介します。 見た目は座禅に近いですが、脚は組みません。 体が硬いのです。 二…
映画を観ているみたいに小説が読める カットイメージ・オンラインセミナー5月のスケジュール
“映画を観ているみたいに”小説が読め、集中力、記憶力も高まる読書法「カットイメージ・リーディング」。 5月のセミナースケジュールをお伝えします。 より多くの…
小説を読みながら映画を観る 辻村深月『ツナグ』【ネタバレ無し】
辻村深月『ツナグ』(新潮文庫)は、死者に一度だけ会わせてくれるという、使者(ツナグ)をめぐる5つの連作短編小説。 映画は、2012年公開(平川雄一朗監督)。…
映画を観ながら小説を読む 雫井脩介『望み』②【ネタバレ無し】
2020年10月公開の映画『望み』(堤幸彦監督 堤真一、石田ゆり子主演)を45分ほど観て、原作の雫井脩介『望み』(角川文庫)を読み始めた。 読み進めるうちに…
映画を観ながら小説を読む。 今回は、雫井脩介『望み』(2019角川文庫)。 映画は2020年10月劇場公開(堤幸彦監督)だが、早くもAmazon Prime…
このブログは、“映画を観ているみたいに小説が読める”「カットイメージ・リーディング」の魅力をお伝えすることが目的ですが、カットイメージのアイデアのもとになっ…
今回、20数年ぶりに深い瞑想習慣を取り戻した。 その秘訣は、雑念を手放すために「セドナメソッド」を用いたこと。 そもそも本気で瞑想習慣を取り戻したいと思っ…
私はかつて、自律訓練法を応用した自己流の瞑想を毎朝30分、9年ほど続けていた(瞑想・自己啓発)。 しかし、子どもが生まれたことなど生活の変化でその習慣は失わ…
映画を観ながら小説を読む 東野圭吾『麒麟の翼』②【ネタバレ無し】
東野圭吾『麒麟の翼』。 映画を観ながら小説を読む――。 途中までで映画を中断し、原作小説を読み始めた。 どんどんイメージの世界にのめりこんで、映画を越えて…
映画を観ながら小説を読む 東野圭吾『麒麟の翼』①【ネタバレ無し】
映画を観ながら小説を読む――。 朝井リョウ『何者』で実験して味をしめた。 今度はぜひミステリーで試してみたいと、東野圭吾『麒麟の翼』を選んだ。 映画は土井…
朝井リョウ『何者』の映画を30分残して中断したまま、原作本を読み始め、最後まで読み終えた。 その結論が、“この小説は、観てから読む。それがぜったいおすすめ…
朝井リョウ『何者』の映画化。 映画を途中まで観て、中断したまま小説を読み始めた。 群像劇の小説は、イメージづくりをしっかりしないと、人物の区別がつかなくな…
私はジムでランニングしながら、iPadでAmazon Prime Videoの映画を観るのが楽しみだ。 そこで、朝井リョウ原作『何者』(2016年 三浦大…
5月までのカットイメージのセミナー予定を「教育エジソン」の「セミナー/研修会」のページにアップしました。 3月6日(土) 9:30~12:00 …
映画化した小説を観てから読むか、読んでから観るか。 いくつかの映画化された小説でその考察を書きましたが、どちらがいいかは、小説によって違います。 イメージ…
「カットイメージ・リーディング」のアイデアのもとになったのは、私自身のイメージ瞑想体験です。 幼いころから今でいう「発達障害」の傾向があり、体育・音楽・図工(…
映画 『君の膵臓をたべたい』は、封切りされた当時、映画館で観た。 膵臓の病でわずかな余命を宣告をされながら、底抜けに明るいヒロイン山内咲良。咲良を演じる浜辺…
『映画を観ているみたいに小説が読める 超簡単!イメージ読書術』で紹介している「カットイメージ・リーディング」をオンラインで体験できるセミナーです。 カット…
2021.1.30トークセッション報告② 参加された方の感想
2021.1.30 カットイメージ・トークセッション(ZOOM) 夏目漱石『三四郎』(冒頭)を開催しました。 少人数で、集中した意見交換ができ、私自身もとて…
2021.3.30トークセッション 夏目漱石『三四郎』イメージで気づく
2021.1.30 カットイメージ・トークセッション(ZOOM)のテキストは、夏目漱石『三四郎』の冒頭部分。 事前に5ページのテキストを送り、4ページ目まで…
東野圭吾『手紙』小説、映画、ドラマを詳細に比較した秀逸なブログ
前に、読んでから観た東野圭吾『手紙』の考察を書きましたが、映画ばかりかドラマも含めて、詳細に比較している記事を発見しました。「のべる村」さんが書いた、次の記…
前のブログ原稿を書き終えたその日に、映画『重力ピエロ』(2009 森淳一監督作品)を観た。 兄「泉水」役の加瀬亮くんと弟「春」役の岡田将生くんは私のイメージ…
“観る前に読んだ ”伊坂幸太郎『重力ピエロ』② 重力を超越した生き方
前回書いたとおり、物語の相当部分を占める兄と弟(あと父も)の超絶技巧の会話に、脳の疲労が大きく、長くは読み進められない。 しかし私は例によって、兄弟の会話も…
“観る前に読んだ” 伊坂幸太郎『重力ピエロ』① 超絶技巧の会話
伊坂幸太郎の初期作品はかなり読んだが、直木賞候補となった『重力ピエロ』はまだだった。 映画もあるのは知っているが、先に観るのが嫌で、どちらも手をつけずにいた…
2021.1.30カットイメージ・トークセッション 夏目漱石『三四郎』冒頭
“映画を観ているみたいに小説が読める”イメージ読書術」(カットイメージ・リーディング)を活用したトークセッション(ZOOM)のご案内です。 1月30日(土)…
カットイメージ体験セミナー(ZOOM)1/23(土)開催のお知らせ
お待たせしました。好評のカットイメージ体験セミナーを1月も開催します。 皆様のご参加をお待ちしております。 お申込みは、こちらから(こくちーずのイベントペー…
体験セミナー受講者Iさんの体験記『行間に引いた一本の線が教えてくれた彩がある世界』
昨年、カットイメージの体験セミナーを受講して下さったⅠさんが、『超簡単!イメージ読書術』を読んだご自身の体験を、素敵な文章にまとめてくださいました。 もと…
高校の国語教師である私は、自分が中学生・高校生だったころから、国語の授業に疑問を感じていました。 一方的に説明するだけの先生は、言語道断。それでも、当時…
東野圭吾の名作『手紙』。 弟を進学させたいばかりに、強盗殺人を犯してしまった兄。 その弟を苦しめる「殺人犯の弟」というレッテル。向上心を持って努力しても、社…
読書内容の嫌な記憶を気にならなくするには 12/12セミナー報告番外編
2020.12.12のカットイメージ体験セミナー(ZOOM)報告の番外編 参加されたBさんから、感想とともに質問をいくつかいただきました。 それらにお答え…
ご報告② 12/12(土)カットイメージ体験セミナー(ZOOM)
「カットイメージ体験セミナー(ZOOM)」、参加した方のご感想、続きです。 メールのやりとりの一部をご紹介します。 〈Bさん(女性)からのご感想〉 このセミ…
ご報告① 12/12(土)カットイメージ体験セミナー(ZOOM)
「カットイメージ体験セミナー(ZOOM)」を昨日、開催しました。 4名の申し込みがありましたが、ご事情で参加できない方が出て、2名だけで実施しました。 少人…
桜木紫乃の『ホテルローヤル』が映画になったというので、この機会に「カットイメージ」を意識して再読してみた。 桜木紫乃の小説はなぜか好きで、ほとんど読んでい…
カットイメージ体験セミナー(ZOOM)12/12(土)開催のお知らせ
お待たせしました。 初めての方でもご参加いただける「カットイメージ」体験セミナーを、ZOOMによるオンラインで開催いたします。 2020年12月12日(土)…
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大リーグのスーパースター大谷翔平が、単なる通訳を越えて全幅の信頼を寄せていた水原一平。 その男が大谷の預金6億円を使い込んだとされる報道をきっかけに、「ギャ…
映画『キネマの神様』は、2021年公開。 監督;山田洋次 脚本; 山田洋次 朝原雄三 出演; 沢田研二 菅田将暉 永野芽郁 北川景子 寺島しのぶ 宮本信…
東野圭吾のガリレオシリーズは好きで、テレビドラマ(第1シリーズ)も見ていたし、前2作の映画、『容疑者Xの献身』と『真夏の方程式』も観た。 しかし、小説で読ん…
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池井戸潤の小説『アキラとあきら』。 今回も映画を途中まで観てから、小説を読むことにする。 映画は2022年公開 監督;三木孝浩 脚本;池田奈津子 主演…
『罪の声』を読んで(観ながら読んだ 塩田武士『罪の声』)、私がその実力を買っている作家塩田武士が、主人公に俳優大泉洋を“あて書き”したという小説『騙し絵の牙…
島本理生の直木賞受賞作『ファーストラヴ』。 ファーストラヴ (文春文庫)Amazon(アマゾン) 映画は、2021年公開、監督堤幸彦、出演は北川景子、中…
2022年のアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(監督・脚本 濱口竜介 2021)。 Amazon Prime Videoの見放題に…
塩田武士『罪の声』(2016年刊。2019年講談社文庫刊)は、グリコ森永事件(1984~85)の真相に迫る小説である。罪の声 (講談社文庫)Amazon(ア…
「どくいり きけん たべたら しぬで かい人21面相」と書いた青酸カリ入りの菓子を店頭に置くなどの手口で、関西圏を舞台に複数の食品会社を脅迫した、グリコ森…
私が主催するカットイメージのセミナーや公開講座で常連のMさんが、「久しぶりに当たりでした。こんな物語を読みたかった」と言って勧めてくれたのが、横山秀夫『ノー…
映画『護られなかった者たちへ』は、2021年 瀬々敬久監督 出演 佐藤健 阿部寛 清原果耶……。 予告編で観た佐藤健の眼つきがすごくて強烈な印象が残り、小…
小説『人間失格』は高校生のとき読み、大学生で再読し、今回、映画『人間失格~太宰治と3人の女たち』(2019)を観て、このブログを書いている。人間失格 (新潮…
又吉直樹の小説『劇場』(2017)は、芥川賞受賞『火花』に次ぐ第2作。劇場(新潮文庫)Amazon(アマゾン)485円 無名劇団の脚本・演出家として、恋…
前回(①)の続き。 映画『ラブレター』(1995 岩井俊二監督 中山美穂 豊川悦司)の続編を思わせる『ラストレター』。 岩井俊二監督自身による小説『ラスト…
映画『ラブレター』(1995 岩井俊二監督 中山美穂 豊川悦司)は二度観たが、私の好きな映画としては五本の指に入る。 今もラストシーンの記憶が鮮明に残ってい…
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織守きょうや『記憶屋』(角川ホラー文庫) 前回、映画はあと回しにして、予告編も観ず、さらで読んだ。 すると、SFファンタジーとして純粋に楽しみ、結末の感動…
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私が主催するカットイメージのセミナーや公開講座で常連のMさんが、「久しぶりに当たりでした。こんな物語を読みたかった」と言って勧めてくれたのが、横山秀夫『ノー…
映画『護られなかった者たちへ』は、2021年 瀬々敬久監督 出演 佐藤健 阿部寛 清原果耶……。 予告編で観た佐藤健の眼つきがすごくて強烈な印象が残り、小…
小説『人間失格』は高校生のとき読み、大学生で再読し、今回、映画『人間失格~太宰治と3人の女たち』(2019)を観て、このブログを書いている。人間失格 (新潮…