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ダムのほそ道 https://nobee-dam.hatenablog.com/

コロナ禍で密にならないスポットとしてダムを訪れたのがきっかけで,県内のダムめぐりをはじめました。まずは,広島県の公式ページ掲載されている60基あまりを目指します。

のびぃ
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2020/12/28

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  • 広島104 栗迫池

    2月~3月は例年より雨天の日が多く、思ったほどダム活できず。久々のダム活。 広島県内のダム便覧に掲載されていないダム、栗迫池を訪れました。(2024.4.14訪問) 世羅町小国にある灌漑用アースダムです。(場所)ため池データベースでは、昭和時代の築造、堤高16.6m、提頂長142m、満水面積1aとされています。 天端と上流面。上流面は土のまま補強はなさそうです。 堤体正面全景。堤体真下へ行く最短ルートは害獣防止柵で入れないため、左岸側に回る必要があります。 堤体直下に続く左岸の道 堤体直下から見上げる。下の方は石積みで補強されています。 堤体途中に犬走があり、左岸から右岸に向けて水路が通してあ…

  • 近畿4 狭山池(大阪府)②(堤体下と博物館編)

    狭山池①(日本最古のダム)からの続きです。天端から堤体下に来てみました。狭山池の堤体全景を下側から見るのはほぼ不可能。一応これがいろいろ歩き回って下から天端までの斜面をおさめた一枚。 なぜなら平成のダム化工事と共に建設された狭山池博物館が堤体斜面に割り込む形で建てられているからです。 位置関係はこんな感じ。天端から博物館に直接移動できるようになっています。(国土地理院航空画像より) コンクリート打ちっぱなしのモダンなつくりの博物館。美術館みたいですね。ダムカードもここでもらえます。 博物館の入口へは定時に水が滝のように流れ落ちる通路があったり 吹き抜けの空間があったり、無料のため池資料館とは思…

  • 近畿4 狭山池(大阪府)①(日本最古のダム編)

    私用で河内長野に行くことがありまして、せっかくなので(というかこちらも目的の一つ)途中下車して狭山市にある狭山池を訪問しました。(2024.3.10訪問) なんばから南海高野線で大阪狭山市駅で下車。一つ手前に「狭山」という駅があって紛らわしいけど、こちらが最寄り駅。 駅から池に向かう途中にあったマンホール。そうそう。今回の目玉は… 飛鳥時代に最初の池が造られた現存する最古のダム!(看板は「ため池」ですが、現存最古のため池は奈良県の蛙股池とされているので、ダムとして最古というのが正確です。)洪水調節・河川維持目的(かつては灌漑目的)のアースダムです。 10分ほどで池に到着。一見普通の池でも、ここ…

  • 広島103 太郎谷ダム

    雨が降り続いて、ようやく晴れた2月最後の土曜日。前々から航空写真を眺めて気になっていた地元の山中にポツンとある、三原市の上水目的でつくられた「太郎谷ダム」。 このダム、ダム便覧に掲載がなく、市のWEBページにもその諸元は記されておらず、果たして堤高15m以上の「ダム」なのかと疑問に思っていました。 市に問い合わせれば分かるのかもしれませんが、市内だし行ってみたら諸元の表示などの情報が得られるかも…と好奇心×節約で行ってみました。(2024.2.24訪問) 地理院地図で見るとこんなダムです。貯水池だけ見るとまあまあな規模がありそうです。r55から太郎谷川に沿って龍王山に続く登山道を行くことになり…

  • 広島102 門前池

    広島県内のダム便覧未掲載ダムめぐり。番田池から福山市北部へ移動し、以前にも訪れた雨木池(これはダム便覧掲載ダム)のさらに奥(北)にある門前池へ。(2024.2.11訪問) 所在地は、福山市駅家町雨木。蛇円山の登山口に駐車スペースがあるので、ここに車を停めて歩きます。 堤高15.6m 灌漑用アースダム。令和2年に特定農業用ため池に指定されています。 天端です。記念碑のようなものは見当たらず、池の名を記した碑があるのみ。裏に大正四年と刻まれており、竣工年と思われます。 階段状の取水孔。トゲのある植物が伸びているので下りるのはやめておきます。(以前に刺さってひどい目に遭った) 洪水吐。こんなに藪化し…

  • 広島101 番田池

    ダム便覧未掲載ダムの発掘。柚の木池の次は、福山市神村町にある番田池(2024.2.11訪問) 堤高20.4mの灌漑用アースダム(R2 特定農業用ため池指定)Q地図では竣工年不明となっていますが、国土地理院の航空写真では、1947年の段階で存在を確認できます。 R2赤坂バイパスを神村西ICで下りてすぐ。テニスコートを奥に進むと そのまま天端になります。 一周200mほどの小さな池。 一応点検用ボートがあるみたい。 この上流面に限らず全面コンクリになっています。 階段状の取水孔。これがあるということは現役稼働中ですね。 小さくて細い洪水吐と放水路。この規模の池ならこれで足りるということか。 天端か…

  • 岡山県訪問ダム一覧

    2024年2月現在【あ】青野ダム旭川ダム泉谷池一の谷池有漢池大池大竹ダム尾坂池小阪部川ダム※奥津発電所貯水池(ダムではありませんが)落合ダム鬼ヶ岳ダム小原池恩木ダム恩原ダム (再訪) 【か】香々美ダム河平ダム草月ダム黒木ダム 黒谷ダム黒鳥ダム河本ダム極楽寺池 【さ】坂根堰昭和池(井原市)昭和池(津山市)昭和池(新見市)新池新成羽川ダム陶奥池杉谷池 【た】大正池(井原市)大正池(総社市)大正池(新見市)第2星田ダム高瀬川ダム竹谷ダム田原ダム千屋ダム津川ダム天神山池同道大池苫田ダム苫田鞍部ダム 【な】楢井ダム鳴滝ダム 【は】八塔寺川ダム日笠ダム日古木大池樋の内池日山ダム百間川河口水門(昭和水門・平…

  • 広島100 柚の木(ゆのき)池

    2022年春に広島県内のダム便覧掲載ダムを全踏破してから、次はダム便覧に掲載されていないダムを巡る、と宣言しておきつつも、1基しか行っておりませんでした。 どうしてもため池ばかりになり、訪問しやすい季節が限られるのと県外には訪れたい大きなダムがたくさんあったのとで後回しになってしまい。。。 …というわけで、久々に近場の新規ダムです。最初は、福山市高西町川尻にある柚の木池です。(2024.2.11訪問) 堤高15.5mの灌漑用アースダム。とはいっても堤体は表面がコンクリートで固められています。2022年撮影のストビュー画像ではまだ土なので最近施工されたのでしょう。 下1.5mは石積になっています…

  • 近畿3 立ヶ畑ダム(兵庫県)

    せっかく神戸に来たので、もう1基行けないかと訪れたのが立ヶ畑ダム。(2024.2.9訪問) 立ヶ畑ダムへの最寄りは、市バスの夢野町2丁目か石井橋ですが、慣れない街で路線バスに乗るのは億劫だったので、地下鉄の湊川公園駅から約2km歩きました。 上水目的、1905年竣工の日本で4番目に古い重力式コンクリートダムです。 布引五本松ダムにはなかったクレストとローラーゲートが設けられています。アーチとゲートの錆び具合がいかにもレトロでいいですなぁ。 微妙にカーブしている堤体。でもアーチ式ではありません。 天端も歩ける親切設計。地元の方が何人かウォーキングしていました。 烏原貯水池。布引五本松ダム竣工の1…

  • 布引五本松ダムへの道

    ところで、新神戸駅から布引五本松ダムに向かうハイキングコースの道中には、いろいろ興味深いものがありましたので、ここに記録しておきます。 ハイキングコースは新神戸駅の1Fから効果の下をくぐり、駅の北側に出たところからスタートします。人口150万の都市の新幹線駅近くとは思えないひっそり感。 スタートするとすぐに明治30年竣工の水道橋、砂子(いさご)橋を渡ります。レトロなレンガの高欄にこの先への期待感が増します。 少し進むと雌滝取水堰堤があります。布引五本松ダムとともに明治33年につくられました。よくみるとアーチ状の出口工が2回に渡って造り直されていることが分かります。上側3か所の穴は、かつての制水…

  • 近畿2 布引五本松ダム(兵庫県)

    神戸に日帰りで出かけ(ダムだけが目的ではなく)、前々から行きたかった神戸市内のダムを訪れました。 ダムファンであれば、みな崇める(であろう)布引五本松ダム。(2024.2.9訪問) 1900年(明治33年)竣工、日本で最初につくられた上水目的の重力式コンクリートダムです! 新幹線の新神戸駅の裏からハイキングコースを歩いて到着。 当時の工学大学校(現東大工学部)のバルトンの設計案では土の堰堤になるところを、水需要の急増に対応して、技術師の佐野藤次郎氏が粗石コンクリート積に変更。120年以上前につくられたのに、阪神大震災にも耐え現在も使われているなんて、当時の日本の技術の高さを感じます。 歯飾りも…

  • 山口17 一の井手ダム

    昼食をとって体調も少し回復したようで、これなら予定していたあと1基を巡れそうということで鐘楼亭から来るまで5分の一の井手ダムへ。(2024.1.8訪問) 上水目的のアースダム…ですが、浄水場と一体になっているので立入禁止。 フェンス越しに堤体を見ることができます。堤体にはツツジのような低木が植えられているようです。ダム便覧には堤高21mとあるけど、10mぐらいにしか見えない。 堤体前には貯水槽 浄水場ならではの設備。あまり使われていないような。実は需要減に伴って、周南市では一の井手浄水場を菊川浄水場に統合が計画されているようです。 何とか貯水池の姿を収めようと、ダム便覧の画像を手掛かりにおそら…

  • 山口16 川上ダム

    島地川ダムで体調の異変を感じ、どうしようかと思ったものの、ダム活をやめるほどではないと思い、たとえ帰るにせよその経路にあるのでとりあえず行ってみようと川上ダムを訪れました。(2024.1.8訪問) 洪水調節・工業用水・上水目的の重力式コンクリートダムダムに正対して架橋している県道3号から。 これぞ「ダム」というイメージにピッタリの朱塗りのラジアルゲート 天端を右岸から進むとそのまま左岸の管理事務所の敷地に入るつくり。(左岸は公園があってそこで行き止まりです。) 川上ダムは、工業用水の需要増に伴って当初のダムから16m嵩上げされています。旧ダムを取り込む形で嵩上げされているので旧ダムの姿は見えま…

  • 山口15 島地川ダム

    向道ダムから再びR376に出て島地川ダムへ。(2024.1.8訪問) 洪水調節・河川維持・上水・工業用水目的の重力式コンクリートダムです。地図で調べると堤体下に行けそうな道はありますが、予習段階のストビューではかなりの悪路の上、進入可能なのか確認できなかったのでやめておきました。 天端は国道376。同じく天端が国道になっている菅野ダムは頻繁に車が通るのに、ここは滞在20分ほどの間に1台通っただけ。 世界初のRCD工法でつくられたダム。RCDとは何ぞやということはダム便覧や先人のレポートに詳しいので省きます。要は工期・コストを削減できたようです。 国営ダムにしては簡素なダムサイト。オイルショック…

  • 山口14 向道ダム

    温見ダムから北西に進み向道ダムを訪問。(2024.1.8訪問)年末に訪れた菅野ダムのすぐ上流にあたります。 洪水調節・工業用水・上水・発電目的の重力式コンクリートダム。(ダム便覧では洪水調節(F)が記載されていませんが、ダムカードの情報に合わせます。) 日中戦争のさなかに竣工した日本初の多目的ダム。下流の旧徳山市には軍工廠も多く水や電力の需要があったと思われます。 壁に埋め込まれるように設けられた発電設備。秘密基地みたいです。 戦前ダムに特徴的なすり鉢状の減勢工。 トーチカのようなゲート操作室。どこか戦争遺構の雰囲気。 ダム下は開放しているわりに天端は立入禁止。残念。 16万人を動員してわずか…

  • 山口13 温見ダム

    末武川ダムからそのまま川沿いを上流に進み温見ダムへ。(2024.1.8訪問) 灌漑・工業用水・上水目的の重力式コンクリートダム。 橋の右岸付近に車を停めて、徒歩で民家の前の未舗装道をダム下へ。薄暗い林を抜けると堤体が姿を現します。この瞬間が好き。 堤体真下まで行けます。左は小水力発電用の送水管。点検用の階段も昇ろうと思えば昇れる状態。ただ天端までつながっていませんし、危険なのでやめておきます。 久しぶりに「The ダム」という感じの赤いラジアルゲート。 ダム直下にわりと近年設置されたと思われる小水力発電所。家庭用の物置かと思うぐらいにコンパクト! ダム下からの利水放流 天端に上がってきました。…

  • 山口12 末武川ダム

    2024年のダム初めは、年末に引き続いて周南市近辺のダムへ。新年1基目は末武川ダムです。(2024.1.8訪問) 洪水調節・河川維持・上水・工業用水・発電と多目的のロックフィルダムダム直下はフェンスで遮られ、しかも手前に山の一部があるので全景が見えません。 天端も含めてダム湖の周回コースは文学の碑などが置かれた公園として整備され、ウォーキングやジョギングをしている人がちらほら。 やっぱりロックフィルはこの均整の取れた壮大な斜面が魅力ですね。ブッシュがないとなおよかったけど。 上流もロックフィル。水位の痕が地層のようです。 ロックフィルのもう一つの醍醐味は得てして巨大な洪水吐。 画像では分かりに…

  • 東海2 長良川河口堰(三重県)

    年末に名古屋に帰省した時の記録です。実家には駐車場がないため、公共交通機関を使ってのダム活。何とか歩いて行けそうな最寄駅を探すのもまた「ダムのほそ道」的楽しみ方。 さすがに前回の愛知池のように駅から徒歩5分というわけには行かず、JR関西本線長島駅(近鉄長島駅でも可)から約2kmの長良川河口堰へ。(2023.12.30訪問) 洪水調節・工業用水・上水目的の河口堰です。 長良川河口堰は、建設を巡って子供の頃かなり強い反対運動があった記憶があります。その後どうなったのでしょうか。 管理橋は通行止めになる日もあるようですが、歩行者は基本的に通行できるようです。 右岸の閘門(船の通り道) 右岸左岸それぞ…

  • 山口11 御庄川(みしょうがわ)ダム

    DamMapsで確認すると、菅野ダムを含め周南市周辺にはアースも含めてダムが密集しています。 菅野ダムから数キロ南に温見ダム、さらにその数キロ南に末武川ダムがあるわけですが、そこまで行くと、川上ダムや島地川ダムまで足を延ばしたくなってしまうわけで。 周南市南部~西部は雪の影響が少なそうなので、別の機会に回すことに。 ということでR376を岩国に戻るように東進し御庄川ダムへ。(2023.12.28訪問) 洪水調節目的の重力式コンクリートダム。乗馬クラブの前の道を抜けると天端です。(車は天端までで行き止まり) 天端は途中まで進入可能。砂防ダム並みに狭い天端。 五瀬ノ湖。周りの山の木の具合からこれで…

  • 山口10 菅野ダム

    水越ダムからR434を錦川に沿って菅野ダムへ。(2023.12.28訪問) 洪水調節・発電・上水・工業用水と多目的の重力式コンクリートダム R434がそのまま天端になっています。 まず天端で目を引くのは、天端を覆うように設置された取水設備の操作室。後付けされたもののようです。 こちらが従前の取水ゲート。ゲートを間近に見ることができます。 住宅のように立ち並ぶラジアルゲートの操作室。こちらも後から作り直されたのではないかと思われます。 天端から下流をのぞき込むと、発電用の水圧鉄管が存在感を出していました。 右岸で折れ曲がっている天端。コンクリのカーブが昭和っぽい。 天端を見つめるように立つ婦人像…

  • 山口9 水越ダム

    中原取水堰からそのまま南下して水越ダムへ。(2023.12.28訪問) 発電目的の重力式コンクリートダムです。菅野発電所の逆調整池(発電所からの放流水をいったん貯留して安定的に下流に流すための貯水池)の役割があります。 管理事務所は国道からようやく車1台通れる天端を渡って右岸側にあります。 天端の高欄は、山口県特有の黄色りガードレール(左)に合わせたものか。 取水設備も天端に設置され、発電ダムならではのゴテゴテ感。いい感じです。 上流側からみたところ。クレストゲートはラジアル3門なので角落ゲートは取水用ゲートなのでしょうか。 ダム湖にせり出す管理事務所。災害に耐えられるのか心配。 ラジアルゲー…

  • 中原取水堰(中原ダム)

    平瀬ダムからR434を経由して水越ダムに向かう途中、錦川第二発電所の中原取水堰に立ち寄りました。(2023.12.28訪問) ゲートの大きさのわりに高いゲートピラー。画像左側に放流工があります。 谷積みの越流面と壁面。レトロな感じがよいです。 こちらは取水口です。発電所の竣工が昭和2年なのでそのぐらいの時期に取水堰も竣工しているのでしょうか。アーチ型の取水口が昭和初期を物語っています。 魚道も整備されています。 グーグルマップ上では「中原ダム」となっていますが、堤高15mに満たない堰なのでダム便覧には掲載されていません。また、右岸側に渡る橋が地理院地図やYahooマップには描かれていますが、現…

  • 山口8 平瀬ダム(試験湛水中)

    生見川ダムからR187→R434と進み、今年堤体が完成し、この秋から試験湛水が始まったばかりの平瀬ダムへ。(2023.12.28訪問) 洪水調節・河川維持・上水・発電目的の重力式コンクリートダム管理道路がまだ工事中で真下までは行けません。 塔のように立ち並ぶ放水・取水操作室がカッコいい! ダムカードのもらえる錦川総合開発事務所は、ダムの管理事務所内に移設されていました。ナビが古い方を案内していたので、木谷原トンネル手前のこの看板を見落としたら迷うところでした。 建設には、錦川に堆積した砂礫を利用しており、コストにも環境にも配慮した優等生ダム。 雑草一つない真新しい天端。まだ立入禁止でした。 至…

  • 山口7 生見川(いきみがわ)ダム

    年の瀬も押し迫った28日、一足早く年末休暇を取って山口県東部へ。 山口県内には平瀬ダムなど平日でないとダムカードを受け取れないダムが何基かあります。カード集め自体はさほどしたいわけではありませんが、次なる目標の「コンプリート認定」のためには、已むを得ません というわけで、まずは生見川ダムへ。(2023.12.28訪問) 洪水調節・河川維持・工業用水・発電と多目的の重力式コンクリートダム。岩国IC→R2→R187→r2と進み、堤体下に到着。ダムカード配布ダムにしては珍しく堤体下まで車で乗り着けられます。 バッフルピアもあり減勢工はしっかりしています。 堤高90mは今回めぐったダムの中では最高の堤…

  • 近畿1 天ヶ瀬ダム(京都府)②(天端編)

    堤体下の記事はこちら⇒(堤体下編) 天端は改修工事中で、一日ずれていたら通行できないところでした。ラッキー。 高欄には、ダムの諸元や建設時のパネルと共に、ここ宇治川周辺が舞台となる「源氏物語」宇治十帖を紹介するパネルも展示されていました。ご当地感がありますね。 その宇治川の風景。宇治十帖の舞台はここから2kmほど下流になります。 ダム湖名は平等院にちなんで「鳳凰湖」。画像右手側に発電所の取水口があります。 上流側から。格子状のキャタピラゲートは予備ゲート。 発電所への取水口。モノレール式の塵芥運搬レールが備えられています。もう少し上流にトンネル式放流設備の取水口がありました。(写真撮り忘れ) …

  • 近畿1 天ヶ瀬ダム(京都府)①(堤体下編)

    平日に休みが取れたので、観光がてら日帰りで京都は宇治へ行ってきました。かねてから行きたかった「源氏物語ミュージアム」や宇治上神社・宇治神社を訪れた後、 平等院の対岸、観光客の全くいない道を宇治川沿いに上流へ歩を進め… 15分ほどで天ヶ瀬ダムへ(2023.12.7訪問)近畿圏での初のダム活。洪水調節・上水・発電目的のドーム型アーチ式コンクリートダムです。 ダム直下は発電所があって進入できないので、白虹橋から正面をじっくり観察。 右岸のこちらは旧志津川発電所。レトロなレンガ造りが趣あり。 左岸側で工事中の出口工は、天ヶ瀬ダムの治水能力を上げるためのトンネル式放流設備。トンネル本体の工事は完了し、周…

  • 岡山58 樋の内池

    岡山北東部のダムめぐり。最後は樋の内池です。(2023.11.26訪問)津山ダムからr6を南下。r339→r345と進み、奥田医院の前の隘路を上って到着。 灌漑用アースダム。実は最初の昭和池とは直線で2.5kmの距離。津山市北部をぐるっと回ってきたことになります。 ダム便覧では「おけのうち」と読み仮名が振ってありますが、先人の方も指摘しているように「ひのうち」という読みが正しいかと。Q地図のため池マップも「ひのうち」です。そもそも「樋」(ひ)と「桶」(おけ)は似て非なる字ですよね 津山盆地を見渡せる天端 洪水吐はなかなかの荒れっぷり 上流面に設けられた階段式の斜樋。同じ設備がもう一つあります。…

  • 岡山57 津川ダム

    黒木ダムからr75に戻り、因美線沿いに南下。r450に折れて川を遡上して津川ダムに向かいました。(2023.11.26訪問) 洪水調節・河川維持・上水・発電目的の重力式コンクリートダム ダム下は津山市が管理する「ラビンの里」としてキャンプ場などが整備されています。訪問時は冬期休業中。夏に来たら楽しめそう。 堤体下の津川発電所 車も離合可能な広い天端 地元の動植物をかたどったレリーフがはめ込まれています。 街灯がない、と思ったら高欄に所々こんなものが。ソーラー電池で夜間照明になるのかな? 整備されたダム下は箱庭みたい。堤高76mは本日訪れた中では最高です。 ところでさっきから写っている左上の黒い…

  • 岡山56 黒木ダム

    香々美ダムからr75をいったん上流側に進み、向きを南に変えて山を下り(このルートは冬期は閉鎖される)、r336に入って再び北上して黒木ダムへ。(2023.11.26訪問) 灌漑・洪水調節・発電・上水目的の重力式コンクリートダム岡山県初の農地防災ダムです。 地下に発電施設があると思われます。 あとちょっとのところで立入禁止。残念。 庭園風に整備された管理事務所周り。氷が張っていてトンボが氷漬けに!! 無骨な天端。いかにも高度経済成長期のダムという感じ。 こういうカービングは昭和初期~中期の雰囲気 右岸が急峻で左岸はなだらかなのが特徴 水鏡のようなダム湖の湖面。美しい静謐。 手動と自動のゲートが備…

  • 岡山55 香々美ダム

    岡山北東部のダムめぐり。津山市の昭和池から西進してr392→r75と北上して香々美ダムへ。(2023.11.26訪問) 灌漑・洪水調節・発電目的の重力式コンクリートダムダム下は右岸側にアクセスできました。(途中ダートあり) ジャンボジェットのエンジンを思わせるホーロージェットバルブ。ここから放水したらすごいだろうなぁ。 わずかに横長のラジアルゲート 副ダムから越流中 霧が晴れてヨカッタ 水力発電所(左)と右は揚水機かな? 左岸側の道から 堤体下はOKなのに天端は立入禁止。 記念碑と親柱の銘板。 ダム湖にはほとんど水がありませんでした。灌漑用なのでため池同様、農閑期は水を貯めないのですかね。 上…

  • 岡山54 昭和池(津山市)

    11月最後の日曜日、岡山県北東部のダムを巡りました。中国山地の深部なので冬場は雪で見学が困難になります。その前に、ということで。 最初は昭和池です。ダム便覧には岡山県内に「昭和池」というダムが3基ありますが、今回は津山市の昭和池。(2023.11.26訪問) 灌漑用アースダム。到着時は午前8時半ごろでしたが、冬の朝独特の霧に包まれています。 中国道院庄ICから北へ進み、r339→r334と進んで右岸側の天端に到着。右岸側はアクセス良好です。天端は舗装され、車も通行可能。 ダム便覧では満々と水を湛えている画像が多いのですが、この日はかなり水位が下がり、水は茶色く濁っていました。 上流面は谷積の石…

  • 山口6 見島ダム③(堤体下~島内散策編)

    天端到着までの記事(見島ダム①) ダム湖散策の記事(見島ダム②) 堤体下に来てみました。横長のせいか、堤高31mもあるように見えません。 ちなみに堤体は触ることができます。 極めて狭い導流壁。用水路レベル。 一応副ダム? 利水分水工 川幅が狭いわりに広い堤体下。田園地帯のアースダムなら時々見かけますけど。コンクリートダムでは珍しい。 名残惜しみながら堤体を後にします。 さて、ダムカードは本村港近くの萩市役所見島支所で受け取ります。「島カード」なるものもいただきました。 20周年記念カードをGet ところで、島ではランチが難しいとの前情報でしたので、本土で昼食を買ってきていましたが、それでも…と…

  • 山口6 見島ダム②(天端~ダム湖散策編)

    見島ダムに来るまでの記事はこちら⇒(見島ダム①) ダムサイトにはヘリポート。救急搬送等に使われるようです。 ところどころ高くなっている天端。クレストの上だけ高いというよくあるパターンではないようです。では何故? 地元のダムに掛ける思いがいろいろな所に。 一周に10分もかからない、ため池かと思うぐらいの小さなダム湖。島ダムなのでてっきり灌漑目的かと思いきや、洪水調節がメインです。 小さいながらも選択取水設備、曝気槽地を備えた本格的なダム。 減勢工も随分コンパクト。左の建物は、利水のためのバルブ操作室。 堤体下にはこの島の伝統の凧「鬼ヨーズ」の巨大なパネル絵。この島では全国凧上げ大会が毎年開かれて…

  • 山口6 見島ダム①(見島ダムへの船旅編)

    島根西部~山口のダム活遠征。2日目は山口県萩市の沖合い45kmの見島にある、見島ダムを目指します。(2023.11.4訪問) 中国地方ダムマニアコンプリート認定のためには、隠岐の島などの離島のダムカード3枚も集める必要があります。そのうちの1枚が見島の見島ダム。 益田市内から日本海を眺めながらR191をひたすら走って(途中で昼食を調達し)1時間ちょっとで萩港定期船乗り場に到着。車は1日300円で定期船乗り場前に停められます。3連休の中日でも十分停められました。 見島行きの切符を買います。往復切符は無いので、着いた港で帰りの切符を買う必要があります。 見島行きの「ゆりや」が入港してきました。わく…

  • 島根33 益田川ダム

    矢原川ダム建設予定地からR191を経て、この日最後のダムとなる益田川ダムへ。(2023.11.3訪問) 洪水調節に特化した重力式コンクリートダム 普段は水を貯めずに河川の水をそのまま流し、洪水時のみ水を貯める「穴あきダム」として、日本で初めて竣工しました。画像は上流側。川の水がそのまま流れています。 こちらは流木捕捉工 貯める必要が無いので常用洪水吐が河川の底部にあります。魚も行き来ができます。 サーチャージ時にはここはダムの底になります。どうも平成後期につくられた島根県のダムは親柱に花崗岩を使うことが多いようですね。 そういえば今日巡ったダムの半分ぐらいは堤体がカーブしてたなあ。 下流側。減…

  • 島根33 矢原川ダム(建設中)

    さて御部ダムから当初は益田川ダムに行こうと思っていましたが、予習段階で建設中の矢原川ダムに寄ってみようと思い、遠回りになりますがr48沿いの矢原川ダム建設予定地へ。(2023.11.3訪問)↓ダム計画はこちら www.pref.shimane.lg.jp 洪水調節に特化した重力式コンクリートダム。このあと訪れる益田川ダム同様、普段は水を貯めない「穴あきダム」になるようです。 DamMapsでもほぼ正確な位置にプロットされていますが、島根県の浜田河川総合開発事務所のWebページでは、サーチャージ時の浸水域や付け替え道路の位置が確認できます。 こちらは下流側約200mの地点にあたります。建設用の仮…

  • 島根32 御部(おんべ)ダム

    木都賀ダムからr34を南下。「御部ダム」の看板に沿って三叉路を右折。ダム湖上流から御部ダム天端に向かいます。(2023.11.3訪問) 河川維持・洪水調節・発電目的の重力式コンクリートダム 管理事務所前の水圧鉄管 晴天続きで水位が下がりオリフィス口と取水口が露出。 「みやび湖」の名はダムによって洪水被害が防がれている旧「三隅町」「弥栄村」「美都町」(いずれも浜田市に合併)の頭文字からとのこと。 オリフィスから放出される水は左右に分かれる落差工によって減勢されます。 右岸から。大長見ダムに続いてここもカメムシだらけ。。。 ダム下に来てみました。 オリフィスの形がアーチ型になっています。 ダム湖周…

  • 島根31 木都賀ダム

    長見ダムからそのまま周布川を下り、r34号を南下、30分ほどで木都賀ダムに到着。(2023.11.3訪問) 発電目的の重力式コンクリートダム水色のラジアルゲートが迎えてくれます。 天端付近は少し下流側に駐車できそうなスペースがあります。訪問時はたまたま管理人さんが天端に出ておられたので、声をかけると天端入口に停めてよいとりことで、お言葉に甘えて。 クランクする天端。無骨な鉄柵がいかにも発電ダム。 発電に利用しているが、当初は防災目的でつくられたらしい。実際洪水防止にも役立っているとのこと。 独特の字体。フォントマニアならフォント名を言い当てられるのだろうか。 水叩きはローラーバケット式。導流壁…

  • 島根30 長見ダム

    大長見ダムからそのまま右岸を下流に向けて隘路を進み、ほどなく長見ダムに到着。(2023.11.3訪問)駐車スペースがほとんどなく、点検艇に続く坂の手前に車を停めてダムに向かいました。 発電目的の重力式コンクリートダムです。 発電ダムならではの取水設備。点検艇までの坂は立入禁止。なのでこれ以上近くで見られず。 天端は被覆されたゲート操作室と一体化しています。(こちらも立入禁止) 1961年竣工ですが、戦前ダムを思わせる雰囲気。垂涎もの。 簡素な放流設備。フェンスで囲まれ、ダム下への道もなく、こうして遠巻きに見るしかありません。 せめて案内板で情報収集。 壮大な大長見ダムのすぐ下流で人を寄せ付けず…

  • 島根29 大長見ダム

    第二浜田鞍部ダムからr179を浜田ダムに戻る感じで南下。15分ほどで大長見ダムに到着です。(2023.11.3訪問) 河川維持・洪水調節・上水目的の重力式コンクリートダム。堤体がアーチダムの用にカーブしていて、ずらりと並ぶゲートレスのクレストが壮観。 天端はこざっぱりとしています。御影石の親柱はこちらが反射するほどピカピカです。 カーブする白い堤体は上流から見ると西洋の城壁のよう。 もみじが有名ということで「紅葉(もみじ)湖」。しかし紅葉はみられず。 天端には県章と紅葉をあしらったマンホール 色づいている紅葉を見付けて、堤体が入り込むようにパチリ。例年になく暖かい11月でここ中国山地でも紅葉は…

  • 島根28 第二浜田鞍部ダム

    第二浜田ダムの管理事務所から道路を挟んだ反対側に鞍部ダムがあります。(2023.11.3訪問) 重力式コンクリートダム。第二浜田ダムが満水になると右岸側から越水してしまうためにつくられたダムです。 天端は車も通行可能ですが、渡った先は行き止まり。本ダムと違って鞍部ダムの親柱にはレリーフはありません。しかし、もともとはあったような痕跡が気になる! ダム湖側。わずかに水が貯まっています。 下流側。遊歩道や広場が整備されています。 鞍部ダムの調査段階で、江戸時代につくられた石畳の「唐谷坂道」が発掘され、下流側にその一部が保存されています。(枯草に覆われてよく見えませんでしたが。)また、天端の右岸には…

  • 島根27 第二浜田ダム

    浜田ダムからr179を下流へ5分もかからず第二浜田ダムに到着。(2023.11.3訪問) 洪水調節・河川維持目的の重力式コンクリートダム センターラインもひかれた広々天端。国営ダムのよう。(第二浜田ダムは県営です。) 天端の親柱は、先に訪れた浜田ダムの再開発の際に切り出したコンクリートが使われ、地元の石州瓦の技法を使ったレリーフで、やはり地元の伝統文化である神楽の題材が描かれています。劇的Before Afterみたい。 治水目的ということで、普段は水を貯めない仕様。上流側を見ると定水位で河川の水を流しています。 左岸側から見ると、オリフィスの取水水位が左右で違うことが分かります。 随分「えり…

  • 島根26 浜田ダム

    島根西部のダムめぐり。周布川ダムからいったんR186に戻り北上、浜田ダムの上流にアプローチする市道を通って浜田ダムへ。 洪水調節目的の重力式コンクリートダム。 もともとゲート付きダムであったものを、2020年の再開発で普段はダムの水を貯めずにそのまま流す自然調節方式のダムに。正方形のクレストがゲートがあったことを思わせます。 天端は離合困難なものの、車両通行可能。 クレストの幅が狭いので導流壁は高め。自然調節のための流水が見えます。 副ダムのスリットは劣化防止のために鋼板で防護されています。治水に特化しただけはありますね。 1.5km下流の第二浜田ダムと連携して洪水を調節するため、第二ダムが満…

  • 島根25 周布川(すふがわ)ダム

    家族のコロナやら、自身の股関節痛やらで約2か月ぶりのダム活となりました。その枯渇状態を潤すべく、今回は泊りがけで島根西部のダムと萩沖の離島の見島ダムをめぐりました。 最初の訪問は、周布川ダム。(2023.11.3訪問) 中国道を加計スマートICで下り、R186→r52と進んで到着。 発電目的の重力式コンクリートダム。ほぼ全面越流に近い堤体とご対面…のはずが、まさかの逆光!多少の逆光はカメラの設定でカバーできますが、正対するには離れた下流に架かる県道から臨むしかなく、僕のカメラの性能と技術では対応しきれず… 西向きということを忘れていました。でもこれはこれで幻想的かな。 細い天端は立入禁止。 左…

  • 中国地方ダムマニア超級認定

    認定受けてきました。 昨年度は12月下旬まで認定を受け付けていたのに、なんと今年度は9月上旬まで!! そのことに直前に気付き、ギリギリ最終日に認定を受けました。 平日しか認定を受けられず、仕事の合間に休みを取って行く必要があったため、前回(上級認定)の時のように山間部のダムまで出掛ける余裕はなく。 やむなく広島の市街地から最も近い太田川河川事務所の高瀬分室で受けることに。 職員の方に高瀬堰をバックに記念撮影をしてもらいました。 高瀬分室で認定を受ける人は珍しいようで、職員の方から「河川事務所関係の方ですか?」と訊かれました。 ま、ダムマニア認定ですから普通は「ダム」で受けますよね。。。 さて、…

  • 山口5 屋代ダム

    Dam Mapsを見ると黒杭川ダム周辺には、先に訪れた黒杭水源池、黒杭川上流ダムの他に、畑の池、石井ダムがありますが、いずれもアースダムで夏場は十分見学できないだろうと思い、パス。 …というわけで、大島大橋を渡って屋代島(周防大島)の屋代ダムへ。(2023.8.27訪問) 洪水調節・河川維持目的のロックフィルダム。島のダムなのでてっきり灌漑用かと思ったら、治水なんですね。 堤体下は公園として整備され、天端からは海が見えます。対岸に見えるのは本土の琴石山。 堤体は下1/3が公園と一体化しているので、堤高46mもあるように見えません。 天端には地元の農水産物をあしらったアートが。 ロックフィルなら…

  • 山口4 黒杭川ダム

    黒杭川上流ダムからそのまま下流へ1km、黒杭川ダムに到着(2023.8.27訪問) 洪水調節・河川維持・工業用水目的の重力式コンクリートダム 黒杭川上流ダムから県道を下っていくと、水のほとんど溜まっていないダム湖が現れました。黒杭川ダムは、上流の黒杭川上流ダムと連携して洪水調節をするので、普段は水位を下げておくようです。 うすいグリーンのラジアルゲートがさわやかです。コンジットの取水口が見えています。上流ダムより40年ぐらい前に竣工しており、それまでは跡のついている水位まで水をたえていたのでしょう。 歴史を感じさせる天端。補修のカバーが一部外れていました。 せり出ているコンジットの操作室は上流…

  • 山口3 黒杭川上流ダム

    黒杭水源池からr7を南下すること5分足らずで黒杭川上流ダムに到着(2023.8.27訪問) 洪水調節・河川維持を目的とした重力式コンクリートダムその名のとおり、このあと訪れる黒杭川ダムの上流に治水機能を強化する目的で造られたダムです。(さらに上流にも黒杭水源池のダムがあるのだから、もうちょっとネーミングにひねりがほしいところ。) 特徴と言えば右岸側に折れ曲がる堤体。 堤高(48m)のわりに天端が広く車も余裕で離合できそう。(右岸側に車止めがありますが。) 導流壁は直線で小さめ。このダムの下流はすぐ黒杭川ダム湖につながっており、民家があるわけではないので、そこまでの防水機能は求められていないのだ…

  • 山口2 黒杭水源池(黒杭ダム)

    中山川ダムからR7を南下、黒杭水源池へ。ダム便覧では「黒杭ダム」となっていますが、黒杭川ダムでもらったパンフレットは「黒杭水源池」となっていたので、タイトル表示はそちらに従いました。 上水目的のアースダム。浄水場併設でないためか、なんのガードもされていません。アングラーの姿も。 黄色いトラス橋がいいアクセントになっている取水設備。 立ち入ることはできず。 上流面…腰たけほどの草がもっさり。谷積のリップラップも確認できず。 日の当たる下流面はさらにもっさり ちなみに天端を横から見るとこんな感じ。完全に藪化。T字型の洪水吐を見たかったのに…蛇だの虫だの出そうなので断念しました。 竣工記念碑もかろう…

  • 山口1 中山川ダム

    8月は何かと忙しく、連日の猛暑の上にガソリン価格も高騰しているのでダムから遠ざかっておりました。 本日は、息子を部活試合会場に連れて行ったついでのダム活です。とはいえ、せっかく県西部まで来たので、初の山口のダムへ!(厳密には、県境の弥栄ダム、小瀬川ダムをすでに訪れていますが。) 玖珂ICからアクセスの良い中山川ダムへ。(2023.8.27訪問)洪水調節・河川維持・上水目的の重力式コンクリートダム 平成初期のダム。駐車場も整備されたただっ広いダムサイト。お金かかってます、という感じ。 天端の車止めには鶴のような彫り物が。 梅がデザインされた高欄。臥龍梅と関係ある? 左右非対称の堤趾導流壁。ダム下…

  • 岡山53 湯原ダム

    社口ダムから上流へ車を走らせること数分で湯原ダムへ。(訪問日:2023.7.17) 洪水調節・発電用の重力式コンクリートダム ダム下には温泉街があり、特に直下にはダムを眺めながら浸かれる露天風呂が! 6門並ぶローラーゲート。戦後復興の電力需要を賄うために建設された昭和29年竣工の重厚なダム。 着工からわずか3年で完成。 いかに電力需要があったかが分かります。 中国地方随一の湛水面積。画像左手奥の方にダム湖は広がっている。 直下には露天風呂があるので、下流はあんまり正面から撮影できません。(「撮影罪」の冤罪にならないためにも…) ああ、この昭和前期の無骨さ!! ダムカード配布枚数は岡山県で断トツ…

  • 岡山52 社口ダム

    約2か月ぶりのダム活となりました。そもそも梅雨時でOFFシーズンであったこともありますが、自身が病気で入院とその後の療養でダム活をひかえておりました。昨年もこの時期に体調を崩してダム活を休止しており、どうも梅雨時は鬼門です。 さて、リハビリがてらの久々のダム活は岡山県北部の社口ダムからスタート。(訪問日:2023.7.17) 発電用の重力式コンクリートダム。半分は自由越流式のクレスト、半分は3門のラジアルゲートと(画像では切れているけれど)排砂ゲートという珍しいつくり。 発電ダムならではのゴテゴテしたつくり。こういう感じ、飢えてた。 この水路はなんだろう。社口ダムから12キロ離れた湯原第二発電…

  • 岡山51 恩木ダム

    久しぶりのダム活。しかし、午後から天気が悪くなりそうだったので、比較的近場で済ませました。(といっても、片道135kmですが…)恩木ダム(訪問日:2023.5.28) 洪水調節目的の重力式コンクリートダム 農地の奥はもうこの時季草が深くなっていたので、少し離れたところから。 オリフィスの出口は水流が少しすぼむつくりになっているようです。 そのまま右岸の道を上ると天端。天端の左岸側はr66に通じています。(しかし、天端左岸側は直角に曲がらなければならないので、軽自動車でないと困難) 直線的な導流壁とシンプルな減勢工。 新緑に覆われる下流 しばらくダム活していないうちにすっかり緑が濃くなりました。…

  • 九州1 岩屋川内ダム(佐賀県)

    GWは高速割引がなく、道路も混むのでダム活はお休み…と思っていました。そして家族旅行(公共交通機関)で佐賀県の嬉野温泉を訪れ、何気なくグーグルマップで周辺地図を見ていると… 気付いたら家族を旅館に残し、往復8kmを歩いてきていました。我ながらあきれます。岩屋川内ダム 洪水調節・河川維持目的の重力式コンクリートダム(訪問日:2023.5.5) 昭和中後期のシンプルかつ無骨な天端 ダム便覧では「いわやがわうち」と読み仮名が振られていますが、川の名前は上流の地名から「いわやがわちがわ」と呼ばれます。ダム便覧は間違い? こういうコンクリのカーブがいかにも昭和 2門のラジアルゲートはグリーンに塗られてい…

  • 島根 24 淀原大堤(代官つつみ)

    江津市から広島に帰る道中,邑南町の淀原大堤を訪ねました。(訪問日:2023.4.23) 灌漑用アースダム なんとこのため池は,江戸時代(1820年)に浜田藩の出羽代官によって造られ始めたと。(だから別名「代官つつみ」となっています。)その後,流失したりして,完成したのは昭和10年。さらに平成に入って改修されています。 お・・・お代官様!あまりにも厳しすぎやしませんか・・・ 草の刈られたきれいな天端です。クマバチが飛び交ってましたけど 徒歩5分ぐらいで1周できるほどの小さなため池。名前負けしてます??? 上流面はコンクリートブロックで補強されています。 洪水吐。ゴミの流出を防ぐネットが張られてい…

  • 島根23 波積ダム(竣工前)

    続いては,江津市と大田市の境近くに建設中のダム,波積ダムです。(訪問日:2023.4.23)洪水調節・河川維持目的の重力式コンクリートダム 浅利駅方面から都治川に並行するr177を山に向けて進んでいくと,樹々の合間から白い堤体が姿を現しました。 見学者用に展望台や駐車場も用意されていました。 自然越流式のクレスト5門とオリフィス1門をもつ,平成中期以降の「量産型」ダムですね。 建設中とはいっても堤体はほとんどできており,周辺設備を建設している状態でした。当初計画では2022年度中に竣工だったようですが,現在は令和6年に運用開始予定となっています。 小さなデフレクターと切れ長のオリフィスが特徴的…

  • 島根22 八戸ダム

    4月3週目のダム活は島根県中部へ。まずは八戸ダムです。(訪問日:2023.4.23)上流からのアクセス路は災害通行止めだったので,旭ICからr329→r297と下流からアプローチ。3ケタ県道ですがいたって快走路でした。 洪水調節・河川維持・工業用水・上水・発電と目的の重力式コンクリートダム 管理事務所ではダムのことを詳しく教えてくれるらしい???萩・石見空港を利用して来た人は記念ダムカードがもらえます。 天端は車も通れる幅ですが,対岸の道が通行止めです。 天端でひときわ目を引く取水施設の真紅のローラーゲート ゲートをじっくり観察。触ることも可能! 桜井湖 島根の県営ダムの中では最大の貯水量 ダ…

  • 岡山50 日笠ダム

    八塔寺ダムから上流へr368を北上,そこからr90→r46と向きを南に変えて日笠ダムへ。(訪問日:2023.4.16) r46は岡山国際サーキットへのアクセス路。F1好きが多いのか,センターラインからはみ出してアウト・イン・アウトでコーナリングしてくる対向車が時々いて,ヒヤヒヤしました。(公道はサーキットじゃないぞ~!) 洪水調節・灌漑目的の重力式コンクリートダムです。 これといって特徴のない天端。上流側左岸は通行止めでした。 2か所のオリフィスから放流中。今日はまとまった雨の後だからか,訪問した全てのダムで放流・越流が見られました。 取水設備。水色の足場は水深によって動かせそう。 上流面。ち…

  • 岡山49 八塔寺川ダム

    和意谷池からr404を和意谷川沿いに3kmほど下り,そこから八塔寺川に沿って北上,八塔寺川ダムに向かいました。(訪問日:2023.4.16) 洪水調節・河川維持・上水目的の重力式コンクリートダムです。 まずはダム下から。こちらも昨日の雨の影響かオリフィスから滝のように放流中。 ダム下は整備されており,十数本の桜の樹があります。もう全て葉っぱだけでしたけど。 オリフィスのアップ。向こう側がはっきり見えます。 ダム下の分水工。 フーチングとは別に真っすぐ下りる階段があります。上り下りが大変そう。 左岸のフーチングと堤趾導流壁。堤体面に補修の痕跡がたくさん。漏水,大丈夫? 副ダムからも勢いよく放水。…

  • 岡山48 和意谷池

    今日は午後から中国地方各地は雷雨の予報。天気予報とにらめっこした挙句,午前中に効率よくめぐることができそうな岡山県東部の3基のダムへ。最初の訪問は和意谷池(訪問日:2023.4.16) 灌漑用ロックフィルダム r404は400番台の県道にしては珍しく快走路。天端に着くと,昨日の雨のせいかカーブした洪水吐で賑やかに越流中。 放水路はトンネル式。轟音と共に水が吸い込まれるように流れていきます。 別方向から。 轟音とはうらはらに若草の生えたのどかな天端。 上流面はおおむね谷積になっています。お堀と城跡みたいです。 周辺は岡山藩主池田家の茶房跡や墓所などがある歴史ある場所。 ユニークな窓?をもつ斜樋操…

  • 島根21 深山溜池〔大田市〕

    大田市近辺をめぐるダム活の最後は深山溜池です。(訪問日:2023.4.9) 灌漑用重力式コンクリートダム大田市中心部方面からR9号を東進。立神島を左手に見た後,波根川に沿って上流へ。 農地のどん詰まりのところで車両進入禁止の看板。これはダム便覧などで予習していたので織り込み済み。ここから歩いて進みます。 車を降りてからの距離は800mぐらい。ダムで道は行き止まりになります。鶯の声を聞きながらの森林浴ですけど,アップダウンがきつかったので最後は息が上がりました。 天端入口はがっちりフェンス。 細い天端は苔も生えていてなかなか味わいのある様子。 上流面。天端を支える脚,天端の陰になる所だけが妙に白…

  • 島根20 船堀溜池

    清瀧ダムから上流に進み,船堀溜池を目指しました。隘路を進み,あと2kmでため池への入口というところで えー!? 迂回をするか徒歩で行くか少し逡巡した結果,ちょうど駐車場もあったので歩くことに。地図のPに車を停め,片道約2km林道を歩きました。落石があったのは最初の200m(地図の赤部分)で,橙部分は隘路ながらも車で通れそうでした。さらに青の部分は離合もできる道幅。反対側には通行止めの看板は見当たらなかったし,車で通ればよかったと後悔。まあ,落石でバックで引き返す羽目になるよりましですかね。 というわけで30分ほど歩いてため池への入口(地図の青から緑への地点)に到着。まだ4月だというのに草木が鬱…

  • 島根19 清瀧ダム

    大田市と言えば世界遺産の石見銀山が有名ですけど,それとは反対方向の市の東部,清瀧ダムに向かいました。(訪問日:2023.4.9) 洪水調節用アースダム。灌漑用ではないアースダムは久しぶり。 天端に着いてまずインパクトがあるのはこのY字型の洪水吐。洪水調節目的だけあって立派です。 天端は車両進入禁止。右の「柵内立入禁止」は堤体や池側の柵の中に入ってはいけないということでしょう。 洪水吐の放水路を渡った先に天端があります。 天端からの眺め。堤体は石でリップラップされているようです。 上流側。かなり水位を下げています。右奥は放流設備。 常用洪水吐の取水口。 記念碑のデザインは,上流にある瀧群をイメー…

  • 島根18 三瓶(さんべ)ダム

    4月の上旬,島根は大田市付近の4基のダムをめぐりました。最初の訪問は三瓶ダムです。(訪問日:2023.4.9) 洪水調節・河川維持・上水目的の重力式コンクリートダムです。 r56を走って天端に着くと,右岸側の壁に大きなレリーフが迎えてくれます。三瓶の動物が描かれています。三瓶というと国引神話がありますが,神話の一場面というわけではないみたい。 天端は車両通行可能。天端の高欄にも魚や鳥などが描かれています。 左右で形の異なる堤趾導流壁。 堤体下の緑の屋根は発電施設と思われます。 さひめ湖 ダム便覧を見取るとどなたの画像でも濁っています。あまり水質が良くないのだろうと思われます。 ダム湖名の由来は…

  • 東海1 東郷調整池(愛知池)

    彼岸の墓参に合わせて実家のある名古屋に帰省。実家は車がなく,停める所もないので基本的にいつも公共交通で帰省します。ダムの多くは山間にあり,車がなければダム活なんて無理だ,と今までは思っていたのですが,ふとDamMapsを眺めていると,ここ車なくても行けるんじゃないの? というところを発見。…というわけで帰省中のダム活です。 東郷調整池(愛知池)灌漑・工業用水・上水目的のアースダムです。なんと名鉄豊田線米野木駅から徒歩5分,名古屋市中心部から電車でわずか20分の好立地!(訪問日:2023.3.25) 畔では桜がほぼ満開ですが,あいにくの天気で人はまばら。(カメラを持って帰省していないのでスマホ撮…

  • 奥津発電所貯水池

    今回のダムめぐりは恩原ダムの再挑戦で締めくくったのですが,実は途中で寄り道しておりました。それが奥津発電所貯水池です。(訪問日:2023.3.19)苫田ダムから恩原ダムへ向かう途中,R179から奥津温泉郷に入り,星の里キャンプビレッジに向かって(↑こんなむきだしの水圧鉄管を横目で見ながら)進んだ奥にあります。 恩原ダムからの水(厳密には上斎原発電所から放流された水)と羽出川方面から送水された水を貯め,奥津発電所に送る働きをしています。わざわざ訪れたのは・・・ こっ…これはバットレスダム? いえ,貯水をためる「水槽」を外側から見たものです。恩原ダムの堤体と同じバットレス構造なんですね。これを見る…

  • 岡山47 恩原ダム(再)(雪解けを待って再挑戦)

    苫田ダムからR179を北上。目指したのは2週間前に豪雪で見学を断念した恩原ダム。(2週間前の訪問時の記事)(訪問日:2023.3.19)あれから気温の高い日も続いたし,道路の積雪もなく山々の頂にも雪は見られないので大丈夫だろうと踏んで行ってみると・・・ (左)2週間前の天端,(右)この日の天端 (左)2週間前の管理事務所前,(右)この日の管理事務所前雪が全くないわけじゃないけど,これならいけそう,というわけで見学開始。 まずは先人のレポートにあった駐車スペース辺りから堤体下へ。 ・・・山道に下りたらまあまあ雪あるやんけ!スパイク長靴を履いているものの,雪にハマらないようにそっと歩いていきます。…

  • 岡山52 苫田ダム②(堤体中と堤体下)

    天端周辺はコチラ天端からエレベーターで見学室に行ってみました。 この下にエレベーターがあります。 堤体内B2の通路(監査廊はB3,4)。なぜかシンナーのような臭いがしており,換気のために扇風機が回っていました。 展示室に入るとガラス張りになっていてそこは放流中のラジアルゲートの真上! ゲートは少ししか開いていないのにすごい水勢 引張りラジアルゲートをじっくり観察できます。 堤体下へはいったん鞍部ダムの右岸を下りて,三叉路を「苫田ダム下流公園」方向に旧国道を進みます。 灰塚ダムのラジアルゲートと似ていますが,こちらの方がやや小さめ。ゲートの上は先ほど訪れた見学室。 下流側から見たラビリンス型自由…

  • 岡山52 苫田ダム①(天端周辺)

    苫田鞍部ダムから車で移動し,苫田ダム本体へ。(訪問日:2023.3.19) 洪水調節・河川維持・灌漑・工業用水・上水・発電とオールラウンダーな重力式コンクリートダムです。 鞍部ダムの右岸にとりつけられた道路を進むと,管理道路になり上流面が姿を現します。 予備ゲート群を観察。作業用の通路も見えます。さすが国営ダムは細部まで行き届いています。 放水の轟音が聞こえ,はやる気持ちを抑えながら天端を歩いて見て行きます。 これが苫田ダムのトレードマークともいえるラビリンス型自由越流頂かー。と思わず何枚もシャッターをきってしまいました。こうすることで越流量を増やすことができるのですよね。 何だ何だ?この神殿…

  • 岡山51 苫田鞍部ダム

    さて,矢谷ダムから塚谷運動公園付近に戻るともうすでに苫田鞍部ダムの堤体が見えています。(訪問日:2023.3.19) 洪水調節・維持放流・灌漑・工業用水・上水・発電と多目的の表面遮水壁型ロックフィルダム(ダムの目的は本体の「苫田ダム」と兼ねている?) 「鞍部」とは,簡単に言うと凹んだ地形の部分で,上の地理院地図で等高線を見ると,山に挟まれて低くなっている部分を指します。苫田ダムのダム湖が満水になるとここから水があふれてしまうために,鞍部ダムが建設されました。 全体に丸みを帯びた石が積まれています。巨石がクロス状に配置されているのは,景観に配慮したデザインだそう。 堤体下の地下入口。ピラミッドの…

  • 岡山50 矢谷池

    一の谷池からR179に出て1.5kmほど西進。塚谷運動公園に向かって国道から下り,矢谷池に向かいます。未舗装路とのことですので,国道の高架下をくぐった先の広くなったところに車を停めて歩きました。(訪問日:2023.3.19) 灌漑用アースダム ダムに向かって歩き始めるとすぐにこの札。「多くさん」(原文ママ)…それだけイノシシが出るってことか…。イノシシに遭遇するのも嫌だけど罠も怖い。 少し歩くと川沿いに無残なクオーレ(おそらく初代)が出現。ダム便覧の画像では,ボンネットが開いていたり,バンパーは外れていなかったりします。通りかかる誰かにいたずらされるのか,自然に劣化しているのか…この不気味さが…

  • 岡山49 一の谷池

    極楽寺池から小田地区を東西に貫く町道を西進し,一の谷池に向かいます。(訪問日:2023.3.19) 灌漑用のアースダム 天端までの道がストリートビューで確認できなかったので,念のため川の西の十字路のゴミステーション付近に車を停めて歩くましたが,御覧のような道で普通車で十分通れる道でした。 草がきれいに刈られ,すっきりした天端。 ザ・アースダムと言わんばかりに整った感じ。 越流しているように見えませんが,放水路には水が。山側から浸み出ているのかな。 階段式の取水孔。いい具合に苔むしてます。 極楽寺池ほど両岸の山が迫っておらず,開けた印象。 災害復旧事業として平成10年改修完了したことが記されてい…

  • 岡山48 極楽寺池

    3月3回目のダム活は岡山県北部の鏡野町へ。まずは極楽寺池(訪問日:2023.3.19) 灌漑用アースダム。深い谷あいでまだこの時間(午前9時)でも堤体の半分は陰っています。 極楽寺は奈良時代に開祖され,弘法大師にもゆかりのある歴史あるお寺で,アクセスも良好。おかげで底樋出口工も簡単に見ることが出来ます。 洪水吐からの放水路(左)とその下の減勢工(右)バッフルピアもあります。 天端は車も入れる広さ。(ただし左岸で行き止まり) 池の上流奥に極楽寺があります。周辺は桜がたくさんあり,花見の季節は美しい風景になると思います。 上流面は一見土に見えますが,コンクリブロックで補強されているようです。 洪水…

  • 神戸(かんど)堰

    斐伊川放水路事業記念館で神戸堰のことを知り,帰りしなに立ち寄ってみました。 洪水調節機能の転倒式可動堰です。ここには,昭和3年に竣工した灌漑用水を引き込むための旧神戸堰がありました。旧神戸堰は8連アーチで近代土木遺産にも認定されていましたが,斐伊川放水路事業における神戸川の拡幅に伴い廃止され,現在の可動堰が建設されました。 かつてのアーチ堰をイメージして,落差工はアーチ型に造られています。 転倒式ゲート本体はこちら。スクリーン上で水を透過させるようになっています。 魚道。かつては川の中央にあったそうです。 手前の段差は魚を魚道に誘導する誘導壁 アーチを落ちる水が涼しげです。(って3月はまだ寒い…

  • 島根19 斐伊川放水路分流堰

    島根のダムめぐり,締めくくりは斐伊川放水路分流堰(訪問日:2023.3.12) 洪水調節機能の可動堰です。島根半島からは,斐伊川を遡る形でr26に沿っていくと 「斐伊川放水路」を示す標識。この標識の手前に駐車スペースがあります。 記念館の模型。右側の斐伊川がしばしば氾濫を起こしてきたため,左側の神戸川に分流させる水路をつくり,洪水調節するのが放水路の目的。江戸時代から構想はあったものの,財政事情や戦争等で進まず,昭和56年にようやく着工し,平成26年に完成しました。起伏ゲート5門と制水ゲート(水色)2門をもちます。制水ゲートは両岸の1門ずつに設けせれています。 斐伊川側から見た分流堰。 起伏ゲ…

  • 島根18 深山池

    湯屋の奥池から市道に戻り,25分ほど西進。r232→r23と進んで深山池を訪れました。(訪問日:2023.3.12) 灌漑用アースダム入口にフェンスがありましたが,特に立入禁止とはなっていなかったので,車止めと判断して中に入りました。 簡易な橋で洪水吐を渡って天端に入ります。 自然に溢水するタイプの洪水吐 放水路。減勢工もあってなかなかしっかりしたつくりでした。ダム便覧では1997年竣工となっていますが,これまた国土地理院の航空写真では1976年時点で池を確認できます。改修年が1997年なのでしょう。 上流面は,上部は土。水面下の部分は石で補強されているように見えます。 なかなかの堤高にみえま…

  • 島根17 湯屋の奥溜池(湯屋の奥池)

    柿原溜池からさらに西進,秋鹿地区を秋鹿川沿いに北上して湯屋の奥溜池へ。(訪問日:2023.3.12) 灌漑(・上水?)用アースダム 堤体下には簡易水道の浄水場らしきものが。それでダム便覧にはない「上水」を一応加えてみましたが,確認の必要があります。 天端。谷あいである上に曇ってきて光度が足りず,ぶれてしまいました。いかんいかん。 上流面は土のまま。取水用っぽいですけど,先がつながっていません。必要な時だけつけるのかな? こぢんまりとした溜池。春の農期を前に水をたたえています。 なぜか錦鯉が悠々と。冬でも水抜きされないのでしょうか。 自然に越流させる洪水吐。 堤体下の底樋出口工と思われます。 下…

  • 島根16 柿原溜池(柿原池)

    赤田新溜池からr264を西進し,柿原溜池へ。(訪問日:2023.3.12) 灌漑・上水用アースダム。 島根半島には無数の溜池がありますが,中でもこの柿原溜池は,農業用としては面積,貯水量とも島根県最大と思われ。周囲には100m前後の山しかないのに,よくこれだけ集水できるなと思います。 天端は上流側にフェンス。上水目的があるから? 上流面はコンクリです。堤体は中腹に犬走があり二段構成。 洪水吐。ホースは何のため? 越流式の洪水吐とは別に主導の水門がありました。 水門(手前)と洪水吐(奥)これに気を取られて,柿原神社側にある斜樋を見落としました。予習が足りませんね…。 底樋出口工(左)と洪水吐放水…

  • 島根15 赤田新溜池(赤田新池)

    先週鳥取遠征をしたばかりなのに,一週間後には島根のダムめぐりです。島根県東部は,途中無料区間のあるやまなみ街道で行くことができ,岡山に行くよりも安く済むので…我ながらあきれる熱中ぶりです。 今回は,島根半島のため池を中心にめぐりました。出雲大社や玉造温泉などの観光地は全て半島より南側にあり,ダム活でなければまず行かないロケーションです。 灌漑用アースダム ダム便覧では「赤田新溜池」となっていますが,Googleやため池データベースでは「赤田新池」となっています。一応,併記しておきました。 松江市街からr21を北上,r264を経て南講武北側の集落に入った奥です。 天端への道にはフェンス。「釣り禁…

  • 鳥取8 菅沢ダム

    一泊二日の鳥取ダムめぐり。最後の訪問ダムは菅沢ダム(訪問日:2023.3.4) 河川維持・灌漑・工業・発電目的の重力式コンクリートダム 米子側からR180をダム湖に沿って進むと上流面が見えてきます。ダム便覧の画像を見ると,ラジアルゲートの左の取水設備は最近設置されたもののようです。 さて,まずは天端を…と,なんと左岸の土砂崩れによる工事中のため天端は立入禁止!天端を渡る所までぐらい行かせてくれてもいいじゃないか~ 随分モダンな管理事務所。カードをもらいがてらそれとなく天端のことを聞いてみるも「なんでか立入禁止なんですよ~」と返されました。 天端を歩けないので展示室を見学する。水没する住宅(右)…

  • 鳥取7 大宮ダム

    大宮ダムは,今回の鳥取訪問で殿ダムとともに行きたかったダム。(訪問日:2023.3.4) 発電用重力式コンクリートダム発電×戦前ときたら僕の大好物です! r48から折れて川沿いにやや狭めの道を行くと,大宮ダムの上流面が姿を現す。 静まり返った秘境感漂うダム湖。 天端は残念ながら立ち入れないのでフェンス越しに。無骨なコンクリート高欄にクランクした天端。そしてゴテゴテした設備類。いかにも戦前の発電ダム。 必要なものだけを付けた,という感じがいい。ゲートピラーには管理橋が架かる。 こういうカーブがいかにも昭和初期。苔の感じも味わいがある。 建物自体は古くなさそうだけど,この巨大な取水設備構造は戦前な…

  • 鳥取6 賀祥ダム

    朝鍋ダムからr1を少し戻り,r160→R180と進んで賀祥ダムへ。(訪問日:2023.3.4) 洪水調節・河川維持・上水目的の重力式コンクリートダムダム左岸下まで車で行けます。さすが地域に開かれたダムに認定されただけあります(僕が思う意味じゃないんだろうけど)。 落差工の水流。間近で見るとなかなかの水勢。 クレストはさらに越流堤高を下げたスリットが特徴的。 コンジットのゲート操作室。鳥よけのネットが垂れ下がる。 左岸直下の発電所。さすがに立ち入ることはできない。 天端に上がってみます。 この日はゲートの塗装塗り替え工事中。化粧直しをしたばかりで水色が鮮やか。 工事のためにゲート操作室の扉が開い…

  • 鳥取5 朝鍋ダム

    鳥取のダムめぐり,東郷ダムの後,米子で一泊。2日目は朝から朝鍋ダムへ。(訪問日:2023.3.4) 洪水調節・河川維持目的の重力式コンクリートダム 天端は歩車分離したつくりです。(車止めがありますけど) 川に沿ってカーブした減勢工 先人の皆さんが撮っておられる取水塔。 平屋建ての管理事務所。道の駅などにありそうな建物ですね。 撮影をしていたら日が昇ってきました。朝鍋で朝日!朝ごはんここで食べればよかった。 朝日の当たりだした上流面。(画像ではよく分かりませんね・・・) 堤体下への道は立入禁止。ダム便覧には堤体下からの画像があるので,かつては行けたのかな?(一応,この柵の右側に川を渡る橋のような…

  • 鳥取4 東郷ダム

    百谷ダムから一気に西進し,湯梨浜町の東郷ダムへ。(訪問日:2023.3.3) 洪水調節・河川維持・灌漑目的の重力式コンクリートダム 堤体は右岸側が折れています。堤体に対して襟の割合が高いような。 天端からは東郷湖(手前)と日本海(奥)を同時に見渡せます。 さらにダム湖(梨水湖)も…と頑張ってみましたがこれが限界。ダムカードには海・湖・ダム湖が映った画像が掲載されています。(たぶんドローンか何かで撮ったのだろう) コンパクトなダムながら取水ゲート4門,水位低下用ゲート1門,制水ゲート1門もあるようです。しかし水面下なのか全く見えません。 地元の小学生の絵がはめ込まれたモニュメントも管理事務所も,…

  • 鳥取3 百谷ダム

    殿ダムから百谷ダムに向かいました。(訪問日:2023.3.3) 洪水調節・河川維持目的の重力式コンクリートダム1973年竣工で日本初のゲートレスダムなんだそうです。平成以降では小規模ダムはむしろゲートレスが主流ですけど。 扇形の減勢工とアーチ式ダムのような形状。ユニークな形です。 天端は一見普通ですが 弧を描いた越流面が上流側にせり出しています。 漸縮型導流壁や堤趾導流壁ができる前はこんなふうに流水を中央に集める設計をしていたのですね。 オリフィスゲート開門中 1973年竣工と決して「オールド」ではありませんが,なかなかのレトロ感。 ダム湖はさほど大きくなく,奥に湿原があります。 その湿原付近…

  • 鳥取2 殿ダム

    佐治川ダムの次に目指したのは殿ダム。鳥取ダムめぐりでぜひ行きたかったダムの一つです。(訪問日:2023.3.3) 洪水調節・河川維持・工業・上水・発電と多目的のロックフィルダム や~明神ダムの白い堤体も良かったですけど,こうして下から見る殿ダムスケールの大きさ,まるでピラミッドのようで美しい! そして巨大なカスケード式の放水路。水音がとどろきます。 何か神聖な場所のような感じがします。 間近に寄れますが柵がしてあります。柵がなくてもこの美しさを見たら畏れ多くて立ち入ろうとは思いません。 このスケールのロックフィルで落石はシャレにならんでしょうに・・・ パレードが似合いそうな天端 洪水吐も巨大。…

  • 鳥取1 佐治川ダム

    岡山の恩原ダムが不発に終わり,悶々としながら初鳥取のダムとなる佐治川ダムへ。(訪問日:2023.3.3) 洪水調節・河川維持・発電用の重力式コンクリートダム。R482を岡山側から鳥取に入り,アイスバーン状の下り坂を進む(去年買ったばかりのブリザックが役に立った!)とダムサイトに到着。 水色の巨大なラジアルゲート1門が迎えてくれます。 天端上流側に設置されているゲート操作室。 天端からはゲートのウインチを間近に見ることが出来ます。 スキージャンプ式の減勢工。雪が積もって本当にスキーのジャンプ台みたい。 ダム湖…というより幅広の川。取水設備より下流に網場を設置する意図はなんなのか? 取水設備(左)…

  • 岡山47 恩原ダム(雪で見学断念)

    1泊2日で初の鳥取のダム活に出掛けました。泊りがけのダム活も初挑戦です。(ついにマニアの域に入ったか?) さて,鳥取メインといいつつ,最初は岡山県の鳥取との県境近くの恩原ダムを訪問。(訪問日:2023.3.3) 発電用のバットレスダム…のはず。津山市内のR179を北上していた時点では,遠くに見える山に冠雪が見られるだけで道路には影響ありませんでした。ところがR482に入る辺りから道路に積雪が見られ,何とか恩原ダムの天端横に到着するも,このありさま。 それでも車に積んでいたスパイク長靴に履き替え,シャベルで雪をかきながら天端に近付くことを試みます。 一応洪水吐からの放水路は確認できました。 管理…

  • 岡山46 草月ダム

    続いてr33を北上,右折して阿新広域農道に入り井原地区の奥,草月ダムへ。(訪問日:2023.2.26) 灌漑用重力式コンクリートダム。 ダムにつながる林道はダートなので,井原集落の奥の少し広い所に車を停めて歩きます。左手に何やら構造物。かつての水路跡でしょうか。 谷底を進む道。大部分は日が当たらず雪がうっすら。そばを流れる川の水音だけが響き,冷えていても気持ちのいいハイキングです。 分水工(左)ろ過装置(右)など林道沿いにはいろいろなものが。 …これは水車の残骸!? かつては水車で水を川からくみ上げて水路に流していたのではないかと思われます。徒歩ダム活はこういう発見の楽しみがあります。 林道入…

  • 岡山45 湯野ダム

    今日は岡山県西部で未訪問の2基を訪れました。1基目は湯野ダム(訪問日:2023.2.26) 灌漑用ロックフィルダムです。r33→r438(隘路)→上流側からアプローチ…と予習をしたつもりでしたが,入口を間違えて明らかに普通車では無理なダート道に。バックで引き返して車を停め,そのまま雪のうっすら積もったダート道を歩き,なんとか天端左岸に着いたので良かったものの。結構なタイムロス。 左が左岸への入口(徒歩のみ),右が右岸入口(車も可)。予習が足りませんでした。 というわけで,左岸から歩くと天端手前でこの取水設備の所に出ます。 ワイヤー柵の天端 左岸の道はグーグルはもちろん,地理院地図にさえもなく,…

  • 岡山44 横尾池

    横尾池は決して旭川ダムの周辺というわけではないのですけど,中途半端な位置にあって行きそびれていたので,帰り際に寄りました。(訪問日:2023.2.12) 灌漑用アースダム r61号沿いすぐに天端があります。 1944年竣工。戦時中にできたんですねえ。 上流面もアースです。 こうして見るとごく普通のため池ですけど 決して美しいとは言えません。アクセスが良い割に人は少ないので不法投棄が多いのかもしれません。農業用水としての水質が心配です。 変わった形の洪水吐 斜樋操作部は,囲いがあるだけです。 堤体はきれいに管理されているようです。 堤体下の底樋出口工です。この日は勢いよく水が流れていました。 ア…

  • 岡山43 日山ダム

    旭川ダムからr30-R53-R484-奥吉備街道と進んで日山ダムへ。(訪問日:2023.2.12) 灌漑用重力式コンクリートダム道路状況に関する前情報により上流からアプローチしました。r456を通った後だとたいしたことはありません。 天端はゲートレスなのにクランクしてます。取水設備があるためです。 1971年竣工なのになかなかのオールド具合です。僕はこういうの好きですけど。 天端灯の無残な姿。 手動の取水設備があります。すぐ下流に農地が無いので,いったい受益地はどこなのだろうと。ちなみに下流には昨年末に訪れた河平ダムがあります。 nobee-dam.hatenablog.com ひっそりとした…

  • 旭川第二ダム

    実は旭川ダムには下流から向かったため,先に下流の第二ダムを訪れました。 「ダム」と名がついてますが堤高13mほどなのでダム扱いにはならず,「取水堰」です。右岸側3門と左岸側3門で越流堤高が違うのが特徴。 ペンキが塗られてスタイリッシュに見えますけど,昭和29年竣工。ここからも送水して発電をしていますが,旭川ダムの逆調整池の役割も持っています。 天端(というか管理橋)は立入禁止。 ところで久米南町の舟木谷池からナビで旭川ダムを設定したら,ちょうど第二ダムのすぐ下流側に出てくるr456を通ることに。これがまたなかなかの隘路でした。車幅いっぱい。ガードレールなし!対向車来なくてよかった~。遠回りだけ…

  • 岡山42 旭川ダム

    本日のメイン?ともいえる旭川ダムです。(訪問日:2023.2.12) 洪水調節・河川維持・上水・発電目的の重力式コンクリートダム7基連続でため池を見てきたので,久々のコンクリートダムは新鮮に感じます。 10門のラジアルゲート。かっこいい! 意匠をこらした門柱 発電ダムならではのゴテゴテした排砂・取水設備。 昭和中期らしい無骨な天端。 昭和50年代に再整備された取水設備 上流側にせり出す堤体上部。ラジアルゲートと対をなすカーブ 減勢工には遺跡みたいな構造物跡が。建設時のものでしょうか??? こういうカーブのある減勢工は昭和初期っぽい。戦前から建設が始まっていたから? いろいろ面白いものが見えます…

  • 岡山41 舟木谷池

    続いては舟木谷池を訪れました。(訪問日:2023.2.12) 灌漑用アースダムR53からローソン上神目店を上籾方面に折れて登っていくと,棚田の広がる風景が現れ,「美しい森ビジターセンター」の手前になります。 天端は道路になっています。左岸側にちょっとスペースがあるので停めて散策。…といっても短い天端ですが。 等高線のある地理院地図で見ると,このあたりは台地になっています。高低差60mぐらいの竜王山の周りにため池がたくさんあり,よく台地の上の部分でこれだけ水を集められるなあと思いました。 先人の方によるとフロートタイプの取水設備のようです。 堤体はなかなかの急こう配。だから下りるのはやめました。…

  • 岡山40 新池

    昨日に続いて岡山のダムめぐり。2日続けて行くなんて,広島県内全踏破を目指して居た頃みたいです。せっかくのダム活シーズン(特にため池系)なので。 というわけで今日は旭川ダム周辺をめぐりました。まずは新池。(訪問日:2023.2.12) 灌漑用アースダム新池は,旭川が蛇行してできた元品田の集落の奥にあります。 神社の前のスペースに車を停め,害獣防止柵を開け閉めして林道を歩きました。ひんやりとしていても心地よい空気です。(花粉症の私の大敵の杉林でしたが。標高の高いここはまだ花粉の時季ではないようで。) 林道の途中で分水工を発見。画像右側が上流で,上側が川の本流のようです。 10分ほど歩いて天端に着き…

  • 岡山39 泉谷池

    岡山最西部のため池めぐりの最後は泉谷池。(訪問日:2023.2.11) 灌漑用アースダム天端への道が分からず,近くで農作業をしていた方に聞いてたどりつきました。 天端は害獣防止策ががっちりしてあって入れませんでした。 小ぶりながらも深めにつくられた洪水吐の放水路。すぐ下に民家があるからでしょう。 斜樋は,操作ハンドルを使う時だけつけるようです。階段式の斜樋もありました。 ほぼ満水で上流側が補強されているか分からず。 ウグイス色の池。 あれれ?堤高13.6mって刻まれてますけど。 Q地図では堤高11.9m。いずれにしてもダムの条件である15mに満たないようです。さっきの昭和池と共にダム便覧から消…

  • 岡山38 大正池(井原市)

    天神山池からそのまま道なりに下っていくと大正池です。(訪問日:2023.2.11) 灌漑用アースダム 天端付近に停めるスペースがなかったので,少し下流側の離合スペースに停めました。だからササっと済ませた感じです。 その名のとおり大正四年竣工…天神山池と同時期につくられたようです。 天端は冬でも草ぼうぼう 洪水吐からはもう少しで越流しそう 下流の眺め 階段状の取水孔。比較的新しい物のようです。 堤体を右岸から。天神山池を見た直後だからか,管理状況が気になります。 天神山池より集落に近いはずなのに,妙に秘境感がある池でした。これで岡山県に(ダム便覧では)3基ある大正池はコンプリートです! nobe…

  • 岡山37 天神山池

    さて昭和池から歩いて通行止め地点まで戻り,上流側から回り込む形で天神山池を目指しました。(訪問日:2023.2.11) 灌漑用アースダム 天端。不思議な形のベンチが。 むむ!この穴の感じは… これですな。(旧斜樋)ベンチにするとはなかなか洒落た使い方ですなあ。 ちなみに新しい斜樋はこちら。 日当たりも良く,気持ちのいい場所です。 堤体は途中に犬走があり,最下部はコンクリートで固められています。ダム便覧では堤高25.5m,Q地図では17m。コンクリート部まで入れたら25mぐらいかな。 底樋出口工。真下に行く道は見つけられず。 先人の方々も言われるように,よく整備されています。岡山県から防災重点た…

  • 岡山36 昭和池(井原市)

    Dammapsを見ていますと,岡山県の最も広島県よりに4基並んで表示されています。当初から目を付けていましたが,全てアースダムなので時季(冬)が来るのを待って訪れました。最初は昭和池(訪問日:2023.2.11) 灌漑用アースダム 広島側からですと,r103から折れて北上し,上野・吉井方面の看板に沿って進むと…そのまま吉井に抜ける道は,全面通行止めの看板。とはいっても,ここまで来られればOKなので,ここに車を停めて昭和池に向かって歩きます。 昭和池への道は歩きやすい林道。昨日の雨でぬれた落葉と土の甘いにおいが立ち上ります。 15分ほど歩くと天端左岸に到着。 上流面は石で補強。 以前の有漢池ほど…

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