台湾の怪談を紹介、考察しているページです。 日本とは似ていても少し違う、台湾の怪談。 独特の風味があります。 似たパターンの日本の怪談に飽き飽きしている方、是非ご来訪を!
1953年3月のこと。 夜十二時過ぎ。澎湖に住む50歳の産婆の家の扉が、激しくノックされました。 産婆は既に眠りに就いていたものの。その大音に、目を覚まし、扉…
台湾の民間信仰の一つに、「魂を覆い隠す」=「蓋魂」というものがあります。 生命や財産を失うなどの、不幸な運命から逃れられないというお告げを受けた人が、法師など…
一家の朝食に農薬が混入、二人が死亡し、四人が昏睡状態に陥った事件。 唯一朝食に手をつけなかった、13歳の娘・湯春花は。 警察に連行され、農薬を混入させたのは、…
1970年六月、嘉義県阿里山の平凡な一家で発生した、農薬殺人事件。 容疑者として、三人の人物が挙げられますが。 その一人、湯温成の婿である、江文伯には、しっか…
1970年6月のこと。 嘉義県阿里山に住む、先住民である湯一家七人は、朝食の席についていました。 白米、豚肉炒め、卵スープなど、一家は次々平らげて行きますが。…
日本統治時代、1911年2月のこと。 台南の善化という場所に、蘇水泉という男が住んでいました。 ある時、彼の近所に住んでいた男性が、首を吊りました。 幸い発見…
日本統治下の1902年、台中の牛埔仔に住む、黄吉という名の農夫にとって、 家に火事が起こるのが、日常になってしまっていました。 幸いなことに、火事が発生するの…
日本統治下の、1905年8月のこと。 台湾島北部の街・宜蘭に住む、陳という男性が、困り果てていました。 彼の家の中には、毎日のように、「紅い服の亡霊」が現れる…
日本統治時代の、1906年のこと。 黄榧という男性が、妻と養母と共に、台北市内の六館街という場所に住んでいました。 幼い頃に親に捨てられた黄榧は、その後、養母…
日本統治時代の、1897年12月のこと。 台北市南部にある河原の街・大稲埕に、40歳前後の王という男性が住んでいました。 普段から、飲む打つ買うの三拍子揃った…
日本統治時代、1905年のこと。 台南の呉という男が、友人の陳との、酒の席の会話の中で。 まず愛人を持って、その上で、正妻を迎えるつもりだ、 と話します。 陳…
金門島で戦火に遭い、身一つで台湾本島に向かう船に乗り込んだものの、船は漂流の果てに自分以外全員死亡。 ようやく台湾本島に到着した自身も、そこで漁師達に襲われ、…
1959年。台湾に住む40歳の女性・林罔腰が、突然。 自分は、金門島出身で、一年前に死んだ、朱秀華という名の17歳の少女だ、 と言い出しました。 勿論。 夫…
1959年のことです。 台湾西部雲林県に住む、林罔腰という名の40歳の女性が。 突然、夫の呉秋得に向かい、奇妙なことを口にしたのです。 実は自分は。金門出身の…
かつて。 日本最高峰が、富士山ではない時代がありました。 台湾が日本統治下だった時代、台湾にある、標高3952mの玉山が、「新高山」と呼ばれる、日本最高峰とな…
台湾西部に、嘉義という街があります。 この街の東北部の小さな山の上に、70ヘクタールほどのダムがあります。 「蘭潭」という名のこのダムは、300年前、当時台湾…
『東協広場の火事 ~台中の幽霊船①~ <実話怪談>』2019年11月5日。 台中駅前のショッピングモール・東協広場は、いつものような賑わいをみせていました。…
1995年2月15日、台中駅前のレストラン・衛爾康で大火災があり、64名が死亡。 台湾政府は大急ぎで、消防法などの改革に乗り出したのですが。 第一広場の上に、…
1995年2月15日夜七時。 バレンタインデーの翌日。台中駅前モールの近くにの西洋レストラン「衛爾康」は、大勢の人々で賑わっていました。 一階も二階も、全ての…
2019年11月5日。 台中駅前のショッピングモール・東協広場は、いつものような賑わいをみせていました。 カラオケ、ビリヤード場、ボーリング場などの店に、昼間…
『突然走り出した老婆 ~花蓮神隠し事件①~ <実話怪談>』2014年夏。 台湾東部の町・花蓮を旅行中の、80歳の女性・彭が。 友人達と共に、近くの公園を散策…
監視カメラに映った、紅い服の少女 ~花蓮神隠し事件②~ <実話怪談>
80歳の老婆、彭が、突如山に向かい走り出した後、消息を絶ちながらも。 五日後。 失踪した現場から3㎞ほど離れた場所の、河原にあった巨石の陰に座っているところを…
2014年夏。 台湾東部の町・花蓮を旅行中の、83歳の女性・彭が。 友人達と共に、近くの公園を散策している際。 公衆トイレに行ったきり、中々戻ってきません。 …
清朝の頃。 台南の城西街に、裁縫師をする李という男性がいました。 かなりの職人肌で、縫い目が少しでも乱れると、もう一度最初から縫い直すほど。 こだわりが強すぎ…
『事件の起こるまで ~白曉燕誘拐事件①~ <実話怪談>』陳進興は、1958年の1月1日、台北市郊外の三重という土地で生まれました。 しかし父母は未婚の状態で…
1997年4月14日、白曉燕誘拐に始まった事件は、市街地の銃撃戦や、整形外科での惨殺などを経て、 三人の犯人のうち、二人は、警察との銃撃戦の末死亡。 残りの陳…
整形外科での三人殺害から一か月弱が経過した、11月17日。 日本人学校、アメリカンスクールがあり、多くの日本人や外国人、富裕層や外交官の住む地区、「天母」のほ…
8月19日の銃撃戦で、仲間の一人、林春生を失ったものの、 陳進興と高民天は逃走に成功、合流し、逃走を続けます。 しかし、銃撃事件以降、さらに警戒が厳しくなり、…
白曉燕を誘拐後、殺害。 その後、各地で犯罪を犯しながら、警察の捜査の網をかいくぐり逃走を続ける、陳進興・高天民・林春生の三人。 時の大統領・李登輝は、「犯人を…
白曉燕は殺され、犯人は逃走中。 台湾じゅうが不安に陥る中。警察は懸命の捜索を続けます。 5月24日、陳進興の義理の弟である張志輝を、犯人隠避、逃走援助の容疑で…
1997年4月14日に、陳進興・高天民・林春生によって誘拐された、白曉燕は。 誘拐直後、裸の写真を撮られ、左小指を切り落とされるという目に遭いますが。 当初。…
1997年4月14日。陳進興・高天民・林春生の三人は、台北市郊外にて、通学途上の16歳の少女・白曉燕を拉致。予め借りていた部屋へと彼女を連れて行き、麻酔を注射…
陳進興は、1958年の1月1日、台北市郊外の三重という土地で生まれました。 しかし父母は未婚の状態であり。 陳進興が生まれた翌年、父は母を捨てて別の女性と結婚…
『中秋節の怪異現象 ~洪若潭一家消滅事件①~ 』2007年、秋。 台湾西部・彰化の郊外、汐止鎮という、静かな街にて。 とある豪邸の、広大な庭に。 300名分…
「幽霊屋敷」の行く末 ~ 洪若潭一家消滅事件⑦~ <実話怪談>
2001年9月3日。洪若潭夫婦は、銀行を訪れ。会社の口座から、2200万元(約8000万円)もの現金を引き出します。 そして。何軒もの、債務がある会社を訪れ。…
火葬炉の扉を閉めたのは ~洪若潭一家消滅事件⑥~ <実話怪談>
三人の子供の捜索も終了し。 いよいよ、洪若潭夫婦の死に関する調査が、本格化して行きます。 彼らの心中は、疑いのないことでしたが。 何より警察の注意を引くのは、…
豪邸に住む、洪若潭一家が消え去り。 遺書に書かれていた通りに、焼却炉の中に洪若潭夫婦の死体が見つかった。 状況的には、心中でほぼ間違いないのですが。 誰が焼却…
豪邸の片隅に置かれていた、巨大な焼却炉の中で発見された、二つの死体。 早速、検視が行われます。 その死体は、大部分が灰と骨のみになっていましたが。 幸いなこと…
2001年秋、連絡も入れずに欠勤した社長を心配し、彼の住む家を訪れた一人の部下は。 ひと気のないその豪邸の、リビングの上に置かれていた、「遺書」という表題の封…
2001年9月5日、昼過ぎ。 彰化の、とある警察署に、緊急の通報が入ります。 ある会社の社員を名乗る人物が、言うのです。 社長一家が死んでいるようだ、と。 …
2007年、秋。 台湾西部・彰化の郊外、汐止鎮という、静かな街にて。 とある豪邸の、広大な庭に。 300名分の肉、1000本のウインナー、大量のビーフン、炒飯…
『幼児が口にした、戦慄の証言 ~呉瑞雲事件①~ <実話怪談>』1987年、40年にわたり人々の自由を縛っていた、戒厳令がついに解除され。 人々が自由を手に…
呉瑞雲失踪事件に関し。 様々な偽証を行ってきた、母の陳桂梅。 流石に、警察もマスコミも、彼女の言動には呆れ果てていたのですが。 とりあえず、の気持ちで、彼女が…
呉瑞雲バラバラ殺人事件は。 呉瑞雲の母・陳桂梅にそう言えと教え込まれた、子供達の偽証であることが判明。 夫の姚正源は釈放され、殺人事件の捜索は終わりますが。 …
二人の幼児が、「パパがママの頭を持って行った」と証言したのは、10月上旬ですが。 その事件が起こったと考えられるのは、7月中旬のこと。 その時期から、母親であ…
「パパがママの頭を持って行った」5歳・4歳の兄妹が発したその言葉から巻き起こった、大騒動。 しかし、「ママ」である呉瑞雲の、死体も殺人現場も発見出来ず。 「パ…
幼い兄妹の証言に従い、呉瑞雲が解体されたという場所から、血痕を見出そうと、薬物を噴霧した、警察鑑識官ですが。 ――驚いたことに。 その場所から得られた血液反応…
1988年7月、台北に住む姚正源の妻・呉瑞雲が失踪。 その三か月後の10月上旬、呉瑞雲の母・陳桂梅に向かって放った、「パパがママの頭を持って行った」という、5…
「パパが、ママの頭を持って行った」 娘・呉瑞雲の失踪から約3か月後の、1989年10月4日。 婿である姚正源が席を外した隙に、二人の孫から、そんな恐ろしい証言…
1987年、40年にわたり人々の自由を縛っていた、戒厳令がついに解除され。 人々が自由を手に入れると同時に、悪人もまた自由を手に入れた結果。 台湾の治安が極度…
『台南バラバラ事件 ~日本人女子大生殺害事件①~ <実話怪談>』2019年1月24日。台南の警察に通報が入ります。 一人の大学生からのもので。何週間も母・…
その後。 犯人である、劉学強は、裁判にかけられます。 地方裁判所では死刑判決は出たものの、精神疾患の病歴が考慮され、続く裁判の結果、無期懲役刑が確定。 台中刑…
事件から一年後、劉学強の証言通りの場所から、遺体、遺品、凶器などの証拠品が、奇跡的に発見された。 最早劉の犯行は間違いないだろう、そう皆思いました。 とはいえ…
見つかる証拠と、それでも足りない証拠 ~日本人女子大生殺害事件⑪~ <実話怪談>
日本人女子大生、Mさん失踪事件に関して。 事件から一年後、重要参考人として、劉学強の身柄を確保しますが、劉の供述は二転三転。殺人の証拠を得られないまま、数日が…
発見される大量の骨 ~日本人女子大生殺害事件⑩~ <実話怪談>
遺体の場所について、二転三転する、容疑者劉学強の証言。 しかし、夕食を前にした劉の、「台南の崇明街の空き地に捨てた」という証言は、それなりの信憑性がありました…
空き地に頻発する怪奇現象 ~日本人女子大生殺害事件⑨~ <実話怪談>
Mさん失踪から一年、警察は懸命にMさんの遺体を探すも。容疑濃厚な劉の証言は、二転三転。警察は振り回されるだけ。 ようやく有力な証言を得たと思い、埋め立て地に向…
見つからない遺体 ~日本人女子大生殺害事件⑧~ <実話怪談>
高雄にて発生した、日本人女子大生、Mさんの失踪事件。 警察の懸命の捜査の結果、約一年後、タクシー運転手劉学強を連行、殺害の自供を引き出すことは出来たのですが。…
1990年4月7日。 昼過ぎ、高雄にて特急を降りたMさんは、駅近くにあるユースホステルへ向かっていました。 そこに。休日であった劉が、バイクで通りがかります。…
近付いて来る死者 ~日本人女子大生殺害事件⑥~ <実話怪談>
日本人女子大生、Mさん失踪事件の、重要参考人として連行された劉学強は、 開口一番、その日の日付を尋ね。3月4日であることを聞くと、泣き崩れてしまいました。 彼…
日本人女子大生・Mさんが、高雄で消息を絶って一年。 まるで手がかりのない中、ようやく、劉学強という容疑者が浮上し。 警察は、急いで彼の周辺調査を行います。 慎…
タクシー運転手の奇行 ~日本人女子大生殺害事件④~ <実話怪談>
高雄のタクシー運転手の間で話題になっている、一人の人物がいました。 35歳の、劉学強という名のこの男性は。彼らの同僚、タクシーの運転手なのですが。 その劉の車…
1990年の台湾というのは。 それまで台湾の人々の自由を縛っていた、戒厳令が、1987年になってようやく解除され。 人々が自由を手に入れると共に。 恐怖政治が…
消息を絶った日本人女性 ~日本人女子大生殺害事件②~ <実話怪談>
1990年4月28日、 一人の小柄な日本人中年女性が台南の駅にて、懸命にビラを配っていました。 そのビラは。彼女の娘、Mさんについて。 見かけた人はいないか、…
台南バラバラ事件 ~日本人女子大生殺害事件①~ <実話怪談>
2019年1月24日。台南の警察に通報が入ります。 一人の大学生からのもので。何週間も母・張と連絡が取れていないので心配だ、と訴えます。 シングルマザーで一人…
『死者との三重婚 <怪談>』王という男性が、河原を歩いていた時のこと。 道路の上に紅包(ボーナスなどを入れる赤い封筒)を見つけた彼は、何気なくそれを拾い、…
王という男性が、河原を歩いていた時のこと。 道路の上に紅包(ボーナスなどを入れる赤い封筒)を見つけた彼は、何気なくそれを拾い、中を見た所、かなりのお金が入って…
『台北一の「凶宅」 <実話怪談>』錦新大楼と呼ばれるその建物は、1976年、台北都心部に建設された、14階建ての大きなマンションで。 台北一の「凶…
43年間で25人が死んだ、台北一の「凶宅」・錦新大楼 <実話怪談>
錦新大楼と呼ばれるその建物は、1976年、台北都心部に建設された、14階建ての大きなマンションで。 台北一の「凶宅」として知られています。 そう呼ば…
『録音された死者の声 <実話怪談>』2005年12月31日夜、王曉佩という名の19歳の女性が、范という名の男性の友人が運転するバイクの後ろに乗り、年越しパ…
2005年12月31日夜、王曉佩という名の19歳の女性が、范という名の男性の友人が運転するバイクの後ろに乗り、年越しパーティーの会場に向かっていました。 と、…
『奇妙な通報と、奇妙なメモ ~大園保険金殺人事件①~ <実話怪談>』二〇〇八年十月十三日夜九時四十分、台北郊外の大園という地域にある派出所に、110番通報…
警察に連行された三人、夫・兄・施は、 尋問に対し、黙秘を貫きました。 しかし。夫婦には、三人の子供がいました。その内一人が、こう証言したのです。 死の前日、彼…
殺された妻に、多額の保険金がかかっていた。しかもその受取人である夫は、多額の借金を背負っていた。 明らかに疑わしい夫ですが、しっかりとしたアリバイがある。 夫…
偽装結婚と多額の生命保険 ~大園保険金殺人事件②~ <実話怪談>
銃殺体として発見された女性は、自らの死に場所を記したメモを残していた。 勿論、即死であった彼女の、ダイイングメッセージなどではない。 彼女が生きている内にそれ…
殺された女性が残した、奇妙なメモ ~大園保険金殺人事件①~ <実話怪談>
二〇〇八年十月十三日夜九時四十分、ある派出所に110番通報が入りますが、 呼びかける警察の言葉に対し、一切返事はなく。二十秒ほどで、通話は切れてしまいます。 …
『首のない女 <怪談>』台北南東部郊外の丘陵地に、「猫空」という景勝地があります。 茶の名産地として有名なこの場所、週末ともなれば、多くの台湾人がロープウ…
台北南東部郊外の丘陵地に、「猫空」という景勝地があります。 茶の名産地として有名なこの場所、週末ともなれば、多くの台湾人がロープウェイに乗ってこの土地を訪れ、…
『五つの死体が並ぶ浴室 ~五兄弟密室殺人事件①~ <実話怪談>』二〇〇六年九月、台湾東部花蓮でのこと。 地域の住民数人から警察に、「ある家から悪臭がする」…
二〇一五年六月。 狩猟を行っていたアミ族の二人が、奥深い山中で二つの白骨死体を発見したのです。 その場所は、劉・林夫婦の家から、直接距離にして、一キロしか離れ…
父親である劉が、長女をワイヤーで縛り付ける写真。母親である林が、そのワイヤーを買いに来ていた監視カメラの映像。 動機はともかく。夫婦が、五人の子殺しの実行犯で…
五兄弟が、狭い浴室で窒息死した状態で発見され。父母は、助けを求めるようなメッセージを残して行方不明。 当初は、強盗団が五兄弟を殺し、夫婦を拉致したと考えられた…
二〇〇六年九月、台湾東部花蓮でのこと。 地域の住民数人から警察に、「ある家から悪臭がする」という通報が寄せられます。 その夜、警察がその家を訪れ、ノックをしま…
『死者が入れた枕カバー① <実話怪談>』1988年6月、深夜二時過ぎ、基隆の消防局に急報が入ります。 タクシー運転手からのもので、 駆け込んできた女性から…
逮捕されたのは、二十歳前後の、三人の男性でした。 彼らの証言によると。 その夜五福ホテルの205号室に宿泊していた彼ら。 その内の一人・王は、夜三時頃、宿の主…
1988年6月、深夜二時過ぎ、基隆の消防局に急報が入ります。 タクシー運転手からのもので、 駆け込んできた女性から、「五福ホテルに二人の怪我人がいるから、通報…
『ビルに消えた母娘 <実話怪談>』2008年1月下旬のこと。 台湾中西部に位置する彰化という街で、奇妙な失踪事件が起こります。 37歳の女性、劉は。 その…
2008年1月下旬のこと。 台湾中西部に位置する彰化という街で、奇妙な失踪事件が起こります。 37歳の女性、劉は。 その夜、夫婦喧嘩直後に、4歳の娘を連れて、…
『体を奪う亡霊の話① <怪談>』謝は新人弁護士として、忙しく働いていました。 弁護士の試験に合格するまでの彼は、裁判所では鮮やかな活躍して勝訴を勝ち取る、…
深夜までオフィスに残り、必死に働く謝。そんな時、扉がノックされたに、誰も入って来ず、外まで出て確認しても、誰もいない。 エレベーターも、違う階に止まっている。…
謝は新人弁護士として、忙しく働いていました。 弁護士の試験に合格するまでの彼は、裁判所では鮮やかな活躍して勝訴を勝ち取る、プライベートでは派手で贅沢な生活を送…
https://ameblo.jp/kaidan-taiwan/entry-12645666947.html『自分の死体のありかを教えた幽霊の話 <怪談…
二〇〇四年、七月初頭。台湾を襲った大きな台風により、台湾各地で、大きな水害が発生します。 橋が何本も流され、道路が途絶され、各地で停電や断水も発生。 しかもそ…
https://ameblo.jp/kaidan-taiwan/entry-12645411957.html『冥銭についていた物 <怪談>』今から40年…
今から40年ほど前のこと。 台北郊外のある食堂に、出前を依頼する電話が入りました。 早速、注文通りの牛肉麺、魯肉飯などを作り。一人の従業員が指示された住所へと…
https://ameblo.jp/kaidan-taiwan/entry-12645196255.html 『白衣の女と、消えた銃弾① <実話怪談>』19…
七歳の子供は、言うのです。 その夜。三人は、いつものように川の字になって眠っていました。 しかし夜中、少年は尿意で目を覚まします。見ると。父は熟睡していますが…
1990年代の、花蓮という街での話です。 景と言う名の男がいました。彼には、妻と七歳の子供がいました。 一家は、景の家族と同じ家で、共に暮らしていましたが。 …
『社長室の方頭刀 <怪談>』清朝末期(19世紀半ば)、泉州(現在の中国福建省)に、周成という料理人がいました。 折しも、台湾の景気が良いことを伝え聞いた彼…
清朝末期(19世紀半ば)、泉州(現在の中国福建省)に、周成という料理人がいました。 折しも、台湾の景気が良いことを伝え聞いた彼は、商売で身を起こそうと思い立ち…
https://ameblo.jp/kaidan-taiwan/entry-12644903965.html 『取りつかれた女① <怪談>』台湾東部の街…
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