日本書紀 巻第二十七 天命開別天皇 二十四 ・天智天皇10年の出来事 三
日本書紀巻第二十七天命開別天皇二十四・天智天皇10年の出来事三九月、天皇は、不豫(ふよ)の疾(やまい)となり,寝込んでしまいました。(或る本は云う、八月に天皇は疾病したと)冬十月七日、新羅は、沙飡(ささん)の金万物(きんまんもつ)等を遣わして、調(みつき)を進めました。八日、内裏で、百佛(ももほとけ)の眼を開けました。この月、天皇は,遣使(つかわしめ)して、袈裟、金鉢、象牙、沈水香(じむこう)、栴檀香(せんだんこう)及び諸々の珍財(めずらしきもの)を法興寺の佛に奉りました。十七日、天皇は疾病が彌留(りう)しました。勅して、東宮を喚び、臥内(おおとの)に引き入れて、詔して、「朕は、疾(やまい)が甚だしい、後の事を汝にまかせる」といいました。云々。ここにおいて、再拜(さいはい)して、稱疾(やまい)であると称し...日本書紀巻第二十七天命開別天皇二十四・天智天皇10年の出来事三
2022/10/13 12:00