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2020/11/28

1件〜100件

  • 株主優待イベント投資 2022/05結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2022年5月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • 株主優待イベント投資 2022/04結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2022年4月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • 株主優待イベント投資 2022/03結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2022年3月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • MagicalNutsを使った暗号資産(仮想通貨)bot

    先日の記事で、MagicalNutsが日中足に対応したと書きました。 yooce.hatenablog.com 日中足に対応して何がしたかったかと言うと、暗号資産(仮想通貨)botです。参入時期としては、3周遅れくらいな気はしますが…。 暗号資産botはPythonで実装するのが一般的です。暗号資産取引所(特にCEX)は、板情報や注文、ポジションを取得できるAPIを提供しています。Web APIなのでどの言語でもコールできるのですが、Pythonによる実装が充実している印象です。例えば、複数の取引所のAPIコールをラップしたCCXTがあります。 github.com 最近では、まちゅけんさんに…

  • MagicalNutsが日中足に対応しました

    MagicalNutsはこれまで、最短の足を日足としていましたが、日中足に対応しました。できることが増えるパッケージは、MagicalNuts.UI.TradingChartとMagicalNuts.BackTestです。 MagicalNuts.Primitiveに足種を表すPeriodInfoを用意しました。 /// <summary> /// 期間単位 /// </summary> public enum PeriodUnit { Second = 0, Minute, Hour, Day, Week, Month, Year } /// <summary> /// 期間情報 /// <…

  • 株主優待イベント投資 2022/02結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2022年2月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • 株主優待イベント投資 2022/01結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2022年1月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • システムトレード 基本と原則

    オーストラリアの投資家、ブレント・ペンフォールドによるシステムトレードの解説書です。 投資に必要な要素を「売買ルール」「資金管理」「心理」の3つに大別して解説し、巻末には十数名の著名システムトレーダーのインタビューがまとめられています。 私にとっては、本書で述べられているいくつかの具体的な資金管理戦略が特に参考になりましたので、ここではそれらをまとめておきたいと思います。本書中は先物の「枚数」を単位に説明されていますが、株式の「単元」に読み替えています。 固定リスク額 固定リスク額 = 口座残高 ÷ 資金のユニット数取引単元 = 固定リスク額 ÷ トレードリスク額トレードリスク額 = 仕掛け値…

  • 株主優待イベント投資 2021/12結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2021年12月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて…

  • 完走しました!

    ひとりアドベントカレンダー25日目です。やり切りました。最終日の今日は、アドベントカレンダーに参加した理由を書いておきたいと思います。 元々のWindowsアプリケーション版MagicalNutsは、私が投資本を読んで気になったことや思い付いたことを、過去の株価データを使って検証してきたことの寄せ集めでした。KAPPAさんの著書「東大卒医師が教える科学的「株」投資術」で言うエビデンスを得ることで、投資手法に自信を持つというやり方が私の性格ともマッチしていたのだと思います。 東大卒医師が教える科学的「株」投資術作者:KAPPA秀和システムAmazon 自分で開発して自分で使用してきたMagica…

  • C#による投資検証ライブラリMagicalNuts

    C#のアドベントカレンダー24日目に参加させていただきます。 この記事は、別のアドベントカレンダー「ひとりアドベントカレンダー C#による投資検証ライブラリMagicalNuts」に書き溜めた23日分の記事をまとめたものです。 qiita.com もの凄い長いので、ご興味の沸いたところだけでも読んでいただければと思います。GitHubやNuGetでも公開済みです。 github.com www.nuget.org MagicalNutsとは? MagicalNutsはC#による投資検証ライブラリです。使い方次第で、次のようなアプリケーションを実装できます。 株主優待イベント検証アプリケーション…

  • MagicalNutsの課題と今後の展望

    ひとりアドベントカレンダー24日目です。今日は、MagicalNutsの課題と今後の展望です。 MagicalNutsの課題 MagicalNutsの課題として、MagicalNuts.BackTestでは次のようなできないことがあります。 海外市場を対象としたバックテスト 日足以外のバックテスト 指値、逆指値 パラメーターの最適化 特に下3つは、著名なシステムトレードソフトであれば、どれも当たり前に持っている機能だと思います。 海外市場を対象としたバックテスト 米国株など海外市場を対象としたバックテストには、次の2とおりが考えられます。 資産を現地通貨で管理 資産を日本円で管理 前者の「資産…

  • MagicalNuts.UI.Baseのその他機能

    ひとりアドベントカレンダー23日目です。今日は、MagicalNuts.UI.Baseのうち、これまでに説明できなかった機能を2つ紹介します。 ControlExtensions ControlExtensionsは、C#組み込みのSystem.Windows.Forms.Controlにメソッドを追加するクラスです。 /// <summary> /// Controlの拡張を表します。 /// </summary> public static class ControlExtensions { /// <summary> /// Controlを左寄せします。 /// </summary> …

  • MagicalNuts.Primitiveのその他機能

    ひとりアドベントカレンダー22日目です。今日は、MagicalNuts.Primitiveのうち、これまでに説明できなかった機能を2つ紹介します。 MathEx MathExは小数点以下の切り上げ、切り下げをするクラスです。 /// <summary> /// 数値計算の拡張を表します。 /// </summary> public static class MathEx { /// <summary> /// 小数点以下の指定された桁数で切り上げます。 /// </summary> /// <param name="value">小数</param> /// <param name="digi…

  • バックテスト結果とその拡張

    ひとりアドベントカレンダー21日目です。今日は、バックテスト結果とその拡張方法を解説します。 MagicalNuts.BackTestを使ったバックテストの流れは次のとおりです。 バックテストの設定クラスArgumentsのインスタンスを用意 Controller.BackTestAsync()にArgumentsのインスタンスを渡してバックテスト実行 バックテスト結果BackTestResultのインスタンスを得る こうして得られたBackTestResultのメンバー変数は次のとおりです。 メンバー変数 説明 InitialAssets 初期資産 AdditionalInvestment …

  • 複数銘柄を対象とした売買戦略

    ひとりアドベントカレンダー20日目です。今日は、複数銘柄を対象とした売買戦略の実装方法を解説します。 システムトレーダー斉藤正章さんの著書「システムトレード発見のポイント」に次のような記述があります。 個別株の分析ができる米国製ソフ トで、日本でも知名度が高いのは「トレードステーション」と「ニンジャトレーダー」ではないかと思います。(中略)しかし、これら米国製ソフトでバックテストができるのは、基本的に一銘柄ずつです。数百~数千銘柄を対象にした「資金管理機能」が備わっていません。私にとっては、ここに最大の物足りなさがあったのです。 システムトレード発見のポイント ──売買ルールの着眼点から売買ポ…

  • ドルコスト平均法のバックテスト

    ひとりアドベントカレンダー19日目です。今日は、ドルコスト平均法のバックテストを解説します。 MagicalNuts.BackTestではドルコスト平均法のバックテストも可能です。バートン・マルキールの著書「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、ドルコスト平均法は次のように説明されています。 ドル・コスト平均法という言葉の難しそうな響きにおじけづかないでほしい。これは単に一定の金額を毎月もしくは毎四半期に、長期間にわたり同じ投資対象、例えばインデックス・ファンドを等額ずつ買い続ける投資方法のことである。同一金額の資金を同じインターバルで継続的に株式に投資し続けることによって、ポートフォリオの…

  • 手数料の実装

    ひとりアドベントカレンダー18日目です。今日は、バックテストの手数料の実装方法を解説します。 手数料を考慮したバックテストを行うには、MagicalNuts.BackTestパッケージのIFeeCalculatorを実装します。 /// <summary> /// 手数料計算機のインターフェイスを表します。 /// </summary> public interface IFeeCalculator : IPropertyHolder { /// <summary> /// エントリー時の手数料を取得します。 /// </summary> /// <param name="state">バック…

  • バックテストの実行

    ひとりアドベントカレンダー17日目です。今日は、MagicalNuts.BackTestを使ったバックテストの実行方法を解説します。 バックテストを実行するにはまず、Argumentsというバックテストの設定を持つクラスのインスタンスを作る必要があります。そのコンストラクタを見てみましょう。 /// <summary> /// Argumentsクラスの新しいインスタンスを初期化します。 /// </summary> /// <param name="strategy">戦略</param> /// <param name="candles">バックテスト用ロウソク足の集合</param> /…

  • 売買戦略の実装

    ひとりアドベントカレンダー16日目です。今日は、MagicalNuts.BackTestを使った売買戦略の実装方法を解説します。 売買戦略はIStrategyを実装する必要があります。 /// <summary> /// 売買戦略のインターフェースを表します。 /// </summary> public interface IStrategy : IPropertyHolder { /// <summary> /// 参照するロウソク足の数 /// </summary> int ReferenceCandlesNum { get; } /// <summary> /// 非同期で準備します。 …

  • インジケーター等の設定ヘルパー

    ひとりアドベントカレンダー15日目です。今日は、インジケーターなどの設定ヘルパーを解説します。 次のようなものはハードコーディングするのではなく、都度設定できた方が良いですよね。 移動平均インジケーターの計算日数 インジケーターをチャートにプロットする色 バックテストの初期資産 MagicalNutsにはインジケーターなどの設定を補助する仕組みがあります。その最も基本的なインターフェイスがIPropertyHolderです。 /// <summary> /// プロパティ保持者のインターフェースを表します。 /// </summary> public interface IPropertyHo…

  • インジケーターをチャートに表示する方法(後編)

    ひとりアドベントカレンダー14日目です。今日は、昨日に引き続き、インジケーターをチャートに表示する方法を解説します。 ほとんどのプロッターはIIndicatorを継承したインジケーターを、チャートにプロットするために実装されると思います。その場合、IPlotterを直接実装するのではなく、IndicatorPlotterという抽象クラスを継承するのが便利です。次に、説明に必要な箇所のみを抜粋したIndicatorPlotterを掲載します。 /// <summary> /// インジケーターのプロッターを表します。 /// </summary> /// <typeparam name="T">…

  • インジケーターをチャートに表示する方法(前編)

    ひとりアドベントカレンダー13日目です。今日は、インジケーターをチャートに表示する方法を解説します。 MagicalNuts.UI.TradingChartでインジケーターをチャートに表示するには、IPlotterインターフェイスを実装します。 /// <summary> /// プロッターのインターフェースを表します。 /// </summary> public interface IPlotter : IPropertyHolder { /// <summary> /// Seriesの配列を取得します。 /// </summary> Series[] SeriesArray { get;…

  • MovingAverageCalculator

    ひとりアドベントカレンダー12日目です。今日は、移動平均を計算するMagicalNuts.Primitive.MovingAverageCalculatorを解説します。 昨日はMagicalNuts.Indicatorの説明のために移動平均インジケーターを自作しましたが、実際にはIndicator.MovingAverageIndicatorをお使いいただくのが良いと思います。これは内部でPrimitive.MovingAverageCalculatorを使っており、MovingAverageCalculatorは4種類の移動平均計算方法に対応しています。 /// <summary> ///…

  • MagicalNuts.Indicator

    ひとりアドベントカレンダー11日目です。今日は、MagicalNuts.Indicatorを解説します。 MagicalNuts.IndicatorはMagicalNuts.UI.TradingChartで表示するインジケーターや、MagicalNuts.BackTestの売買戦略で使用するインジケーターの実装に必要なパッケージです。インジケーターの実装には、Indicator.IndicatorCandleCollectionを使用しますので、まずはその基底クラスPrimitive.CandleCollectionを見てみましょう。 /// <summary> /// ロウソク足の集合を表し…

  • MagicalNuts.UI.TradingChart

    ひとりアドベントカレンダー10日目です。今日は、MagicalNuts.UI.TradingChartの解説をします。 MagicalNuts.UI.TradingChartはその名のとおり、チャートを表示するパッケージです。インジケーターの表示は後日説明しますので、今日はロウソク足と出来高の表示です。日足のロウソク足と出来高を表示するのは非常に簡単です。 Candle[] candles = ... TradingChart chart = new TradingChart(); ... chart.SetUp(); chart.SetDailyCandles(null, candles);…

  • その投資手法に再現性はあるのか?

    ひとりアドベントカレンダー9日目です。煽るようなタイトルになってしまいましたが、どなたかに向けたものではなく、私自身への問いかけです。 私は残念ながら大した投資家ではないのですが…、それでも、少しでも良い投資家になるために日々勉強しています。その一環で様々な投資本を読むのですが、紹介されている投資手法の再現性が書籍の中で示されているかどうかがいつも気になります。 例えば、バートン・マルキールの著書「ウォール街のランダム・ウォーカー」はインデックス投資のバイブルと評されている本ですが、投資手法の有効性や、時には理論が現実に沿わない事実を様々なデータを用いて示しています。 ウォール街のランダム・ウ…

  • MagicalNuts.Primitive.Calendar

    ひとりアドベントカレンダー8日目です。今日は、MagicalNuts.Primitive.Calendarを解説します。 /// <summary> /// カレンダーを表します。 /// </summary> public class Calendar { /// <summary> /// 非同期で準備します。 /// </summary> /// <returns>成功したかどうか</returns> public virtual async Task<bool> SetUpAsync() { return true; } /// <summary> /// 休祝日かどうか判定します。 …

  • MagicalNuts.ShareholderIncentive

    ひとりアドベントカレンダー7日目です。今日は、MagicalNuts.ShareholderIncentiveを解説します。 MagicalNuts.ShareholderIncentiveは昨日説明した株主優待イベント投資において、権利付き最終日の何日前に買って何日前に売ると期待値が高いのかを検証するパッケージです。サンプルとしてShareholderIncentiveSampleを用意しており、MagicalNuts.ShareholderIncentiveとMagicalNuts.UI.ShareholderIncentiveを使って、下図のようなアプリケーションを実装しています。 画面…

  • 株主優待イベント投資

    ひとりアドベントカレンダー6日目です。今日は、明日のMagicalNuts.ShareholderIncentiveの解説のために、株主優待イベント投資の説明をします。 株主優待を実施している銘柄では、その権利が発生する権利付き最終日に向けて株価が上昇する傾向があります。権利付き最終日の翌日、権利落ち日に株価は急落します。株主優待イベント投資は、この株価上昇の始めに買い、権利付き最終日までのどこかで売って、このトレンドに乗ることを狙う投資手法です。 株主優待イベント投資を実践する場合、権利付き最終日に向けた値動きを集計し、権利付き最終日の何日前に買って何日前に売ると期待値が高いのかを検証します…

  • 平均値動きの推移の計算例

    ひとりアドベントカレンダー5日目です。今日は、昨日解説した平均値動きの推移の計算例を紹介します。 私は平均値動きの推移を書籍「スタバ株は1月に買え!」で知ったのですが、そこには具体的な計算方法は記載されていません。同書中の前年最終売買日の終値を100%として指数化した過去10年間の値動きの平均値の推移という記述を参考に、私は次のような方法で計算しています。 過去10年間の終値の前日からの増減率を計算 同月同日の増減率の平均を計算 前年最終売買日から順に前日の平均増減率に当日の平均増減率を乗算して平均値動きの推移を計算 ちょっとわかりにくいと思うので、2017年から2021年までの5年間の、1月…

  • 株主優待イベント投資 2021/11結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2021年11月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて…

  • MagicalNuts.AveragePriceMove

    ひとりアドベントカレンダー4日目です。今日は、MagicalNuts.AveragePriceMoveを解説します。 このパッケージは平均値動きの推移を計算します。私は、夕凪さんの著書「スタバ株は1月に買え!」で平均値動きの推移を知りました。 スタバ株は1月に買え!―10万円で始めるイベント投資入門作者:夕凪東洋経済新報社Amazon この本では「前年最終売買日の終値を100%として指数化した過去10年間の値動きの平均値の推移」と説明されており、私はそれを略して平均値動きの推移と呼んでいます。明日、計算例を紹介することにして、今日はまず、平均値動きの推移とはどんなものかを見ていきましょう。 下…

  • MagicalNuts.Primitive

    ひとりアドベントカレンダー3日目です。今日は、MagicalNutsで最も基礎的なパッケージMagicalNuts.Primitiveの、その中でも最も基本的なクラスであるCandleとStockの解説をします。 Candle Candleはロウソク足を表すクラスです。(解説に必要な箇所のみを抜粋しています。) /// <summary> /// ロウソク足を表します。 /// </summary> public class Candle { /// <summary> /// ロウソク足の開始日時 /// </summary> public DateTime DateTime { get; …

  • 投資検証環境徒然

    ひとりアドベントカレンダー2日目です。今日はプログラミングによる投資検証環境について、雑多に書いておこうと思います。 Python 昨日、MagicalNutsのパッケージとその機能を説明しました。 それらと同じようなことをしようと思った場合、まず筆頭に挙がるプログラミング言語はPythonだと思います。界隈で有名なUKIさんは、トレーディングのサイエンスと銘打ったQiita記事で、Pythonによる投資検証例を示されています。 qiita.com また、先日開催された日本取引所グループによるJ-Quantsという株価予測コンペでも、やはりPythonが採用されました。こちらは、機械学習を用い…

  • MagicalNutsとは?

    ひとりアドベントカレンダー1日目です。今日はまず、MagicalNutsとは何なのかを書いておきたいと思います。 MagicalNutsは元々、私が個人で開発、使用していた投資検証「Windowsアプリケーション」だったのですが、この度、C#による投資検証ライブラリとしてリリースすることにしました。既に、GitHubやNuGetで公開済みです。今年のアドベントカレンダーで、少しずつ解説していければと思います。 github.com www.nuget.org ご興味を持って読んでいただいているところ、いきなりお断りで恐縮なのですが、MagicalNutsはダウンロードしてそのまま投資検証ができ…

  • 株主優待イベント投資 2021/10結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2021年10月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて…

  • 株主優待イベント投資 2021/09結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2021年9月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • クオリティバリュー投資にエッジはあるのか!?【2/2】

    前回、日本株に対するクオリティバリュー戦略を検証しました。 yooce.hatenablog.com 今回は、米国株を検証してみたいと思います。 まずは、自己資本比率と営業利益率のフィルターの無い、クオリティバリューの定義、 PER10倍以下 ROE10%以上 だけを入れた場合の資産曲線を見てみましょう。 最大ドローダウンが53.0%と、安心して運用できるものではないですね。 これに、性能向上を期待して自己資本比率50%以上と営業利益率10%以上のフィルターを入れてみましょう。すると、資産曲線はこうなります。 なんと、悪化してしまいました…。利益の伸びが物足りなく年率2%にとどまっていますし、…

  • クオリティバリュー投資にエッジはあるのか!?【1/2】

    今回はバリュー投資の検証をしてみました。クオリティバリュー投資にエッジはあるのかどうかを見てみたいと思います。 ここでは、クオリティバリューの定義を、 PER10倍以下 ROE10%以上 としました。 日本株のうち、これらの条件を満たす銘柄を高ROE順に50銘柄買い付け、月初にリバランスするという戦略のバックテストを行いました。50銘柄に分散させているのは、「ウォール街のランダム・ウォーカー」の次の記述に因ります。 図3に示されるように、外国嫌いの内気なアメリカ人投資家にとっての黄金ナンバーは、いろいろな業種から選んだアメリカ株五〇以上の銘柄に等金額投資することである 50銘柄にまで分散させれ…

  • リスク・パリティ戦略の論拠を検証してみた

    バートン・マルキールの書籍「ウォール街のランダム・ウォーカー」で、「リスク・パリティ戦略」が紹介されています。 詳細は過去記事をご覧いただければと思いますが、「リスク・パリティ戦略」を簡単に言えば、低ベータ銘柄をレバレッジを高めて買い集めることで、ベータは市場平均並みに抑えながらリターンを高める、という戦略となります。 yooce.hatenablog.com 「リスク・パリティ戦略」の根底にあるのは次のような論拠です。 アメリカについても主要な外国市場につ いても、実際にはベータと実現リターンの関係は右上がりではなくフラットなのだ。 例えば、非常にべータが低い銘柄群を集めて、べータ=〇・五の…

  • 株主優待イベント投資 2021/08結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2021年8月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • 書籍「入門 株のシステムトレード」の売買ルールにエッジはあるのか!?

    過去の記事で、斉藤正章さんの書籍「入門 株のシステムトレード 利益が出るロジックのつくり方」に掲載されているロジックの、直近10年のパフォーマンスを私が開発する「MagicalNuts」で検証しました。 yooce.hatenablog.com 同書に掲載されている売買ルールのうち、例えば、その資金管理手法の1つは以下のようになっています。 「資金の配分方法」が「運用資金を5銘柄に分散」となっており、過去記事での検証もこれに則って行ったのですが、後になって、5銘柄にまで絞ってしまうと、売買ルールそのもの以外の、ファクターやイベントの影響を受ける可能性が大きくなってしまうのではないかと思いました…

  • 定量的モメンタム戦略の日経400への適用

    以前の記事で、「ウォール街のモメンタムウォーカー〔個別銘柄編〕」で紹介されている「定量的モメンタム戦略」の検証を行いました。 yooce.hatenablog.com 「定量的モメンタム戦略」を簡単に説明すれば、 過去1年間の株価リターンが良くて低ボラティリティで上昇してきた銘柄を、四半期ごとにリバランスする という戦略です。 以前の検証はS&P500構成銘柄を対象に行い、結果は次のようでした。 年平均成長率は18.43%、最大ドローダウンは32.72%です。同時期のS&P500インデックスの年平均成長率は11.54%、最大ドローダウンは33.9%ですから、定量的モメンタム戦略のリターンはS&…

  • 株主優待イベント投資 2021/07結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2021年7月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則【10/10】

    最終回です。 一貫性 本書では、企業の「基本理念と進歩への意欲」を、会社の隅々にまで浸透させなければならないと言います。 ビジョナリー・カンパニーになるためには、基本理念がなくてはならない。また、進歩ヘの意欲を常に維持しなければならない。そして、もうひとつ、基本理念を維持し、進歩を促すように、すべての要素に一貫性がとれた組織でなければならない。 この「一貫性」については、本書でも繰り返し述べられています。 説明してきた中心的な概念である「一貫性」の例を提示することにした。「一貫性」というのは、基本理念と目標とする進歩のために、会社の動きのすべての部分が協力し合っていることを意味する ビジョナリ…

  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則【9/10】

    第9回です。 生え抜きの経営者 一八〇六年から一九九二年までの間、社外の人材を経営者にしたビジョナリー・カンパニーは二社(一一・一パーセント)しかなく、比較対象企業の十三社(七二・二パーセント)を大きく下回った。 ビジョナリー・カンパニーには生え抜きの経営者が多いと言います。神話九の否定です。 神話九 根本的な変化を促すには、社外からCEOを迎えるべきだ。 なぜ、生え抜きの方が良いかと言えば、 要するに、ビジョナリー・カンパ二ーと比較対象企業の差をもたらしている最大の要因は、経営者の質ではない。重要なのは、侵秀な経営陣の継続性が保たれていること、それによって基本理念が維持されていることなのだ。…

  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則【8/10】

    第8回です。 「いきあたりばったり」という戦略 あとから見れば、すばらしい戦略だと思えるものが、じつのところは、いきあたりばったりの試行錯誤の結果であったり、「意図的な偶然」の結果であったりする。 悪く言えば「いきあたりばったり」、良く言えば「臨機応変」と言ったところでしょうか。この項は、私には非常に強く印象に残りました。神話八の否定になります。 神話八 大きく成功している企業は、綿密で複雑な戦略を立てて、最善の動きをとる。 本項では、3Mの例が多く取り上げられています。3Mはいきあたりばったり、臨機応変を地で行く企業ということです。 3Mが次にどう動くのか、だれにもわからない。本当にすごいの…

  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則【7/10】

    第7回です。 カルトのような文化 本書の著者ジム・コリンズらは、 ビジョナリー・カンパニーになるために「やさしく」「居心地のいい」環境をつくる必要はないことを学んだ。 と言います。神話七の否定です。 神話七 ビジョナリー・カンパニーは、だれにとってもすばらしい職場である。 その理由は、次のとおりです。 これらの企業につとめるのは、きわめて同質的なグループや組織に加わるようなものだと思える。自分に合っていなければ、入らない方がいい。企業の考え方を心から信じて、献身的になれるのであれば、本当に気持ちよく働けるし、成果もあがるだろう。たぶん、こんな幸せはないと思えるだろう。 しかし、そうでないのなら…

  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則【6/10】

    第6回です。 BHAG 本書では、ビジョナリー・カンパニーの特徴は「基本理念を維持しながら、進歩を促す」としています。その「進歩」を促すものの1つが「BHAG(ビーハグ)」です。 ビジョナリー・カンパ ニーは進歩を促す強力な仕組みとして、ときとして大胆な目標を掲げる。このような目標を、わたしたちは社運を賭けた大胆な目標(Big Hairy Audacious Goals)の頭文字をとって、BHAGと呼ぶことにした。 BHAGは神話六を否定します。 神話六 優良企業は、危険を冒さない。 また、BHAGには、条件のようなものがあります。 前進をもたらしているか。勢いをつくり出しているか。従業員はや…

  • 株主優待イベント投資 2021/06結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2021年6月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則【5/10】

    第5回です。 基本理念は「元々持っているもの」 本書では、ビジョナリー・カンパニーの特徴を以下のひと言に集約しています。 この点から、本書の中心になっている概念が導き出される。その概念とは、「基本理念を維持しながら、進歩を促す」であり、これこそが、ビジョナリー・カンパニーの真髄である。 「基本理念」と「進歩」のうち、まずは前者から見ていきましょう。基本理念が否定するのは神話三、四、五です。 神話三 とくに成功している企業は、利益の追求を最大の目的としている。 神話四 ビジョナリー・カンパニーには、共通した「正しい」基本的価値観がある。 神話五 変わらない点は、変わり続けることだけである。 本書…

  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則【4/10】

    第4回です。 ANDの才能 この表題も初見では分かりにくいですが、基本理念と利益の「二兎を追う」ことと捉えるのが良いと思います。「ANDの才能」が否定するのは神話三と十一です。 神話三 とくに成功している企業は、利益の追求を最大の目的としている。 神話十一 二つの相反することは、同時に獲得することはできない。 まず、ANDの才能の対義語である「ORの抑圧」とは何か。 「ORの抑圧」とは、逆説的な考えは簡単に受け入れず、一見矛盾する力や考え方は同時に追求できないとする理性的な見方である。 本書で言えば、「基本理念」と「利益」は同時に追求することはできない、というのが「ORの抑圧」です。 一方、「…

  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則【3/10】

    第3回です。 カリスマ的指導者よりも大事なこと 「時を告げるのではなく、時計をつくる」ために、「カリスマ的指導者」のスタイルは必須ではないと言います。 わたしたちがコンサルタントとして接してきた経営者のうち、じつに多くの人たちが、カリスマ的指導者に関する本や記事を読んで、自分のスタイルとの落差を感じて、質問している。「世聞の注目を集めるカリスマ的な指導力が自分のスタイルではないとすると、どうなるのか」。わたしたちの答えはこうだ。そうしたスタイルを身につけようとするのは、無駄な努力かもしれない。 神話二と十二の否定です。 神話二 ビジョナリー・カンパ二ーには、ビジョンを持った偉大なカリスマ的指導…

  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則【2/10】

    第2回です。 アイデアよりも会社づくり 本書では、「時を告げるのではなく、時計をつくる」という表現がたびたび登場します。その背景には、 ビジョナリー・カンパニーは、商品のライフ・サイクルを超え、優れた指導者が活躍できる期間を超えて、ずっと繁栄し続ける。 というビジョナリー・カンパニーの永続性があります。その実現のためには「アイデア」と「カリスマ的指導者」は必要ないと言います。 今回は、「アイデア」の方を見ていきましょう。神話一の否定です。 神話一 すばらしい会社をはじめるには、すばらしいアイデアが必要である。 まず、「アイデア」を持たずに創業したビジョナリー・カンパニーの例を挙げます。 ビル・…

  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則【1/10】

    ジム・コリンズとジェリー・ポラスによる、「ビジョナリー・カンパニー」が共通して持つ特徴をまとめあげた書籍です。 私が本書を手に取った時点で既に名著と言われていましたが、総じてその評価に異論は無く、大量の調査結果を分かりやすい論点にまで集約することに成功した、凄まじい本だと思いました。 本書の目的 初回の今回は、本書の目指すところをまとめておきたいと思います。まず、ビジョナリー・カンパニーとは。 ビジョナリー・カンパニーとはなんだろうか。ビジョンを持っている企業、未来志向の企業、先見的な企業であり、業界で卓越した企業、同業他社の間で広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与え続けてきた企業である…

  • 株主優待イベント投資 2021/05結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2021年5月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • 株主優待イベント投資 2021/04結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2021年4月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • インデックス投資は勝者のゲーム【4/4】

    最終回です。 インデックス投資を推す言葉 本書の著者ジョン・C・ボーグルは、各章の最後に「私の言葉だけを信じる必要はない」というコラムで、自らの論述を補強する他の人の言葉を引用していますので、最後にそのうちのいくつかをまとめておきたいと思います。 投資家はインデックスファンドを保有して、手数料と税金を低く抑えるべきである。これは疑う余地のないものだ(ジャック・R・メイヤー) インデックスファンドは、まったく苦労することなく、最小限のコストで市場の収益率を獲得する合理的かつ実用的な手段である(バー卜ン・G・マルキール) バンガード五〇〇インデックスファンドに敗れた九六%のファンドは、年に四・八%…

  • インデックス投資は勝者のゲーム【3/4】

    第3回です。 勝てるファンドを選択するのは難しい 本書の著者ジョン・C・ボーグルは、勝てるファンドをあらかじめ選択するのは難しいと言います。 ほとんどの投資家が投資信託全般の過去の期待外れなリターンを見て、こう考えるのだ。「確かにそうだ。だが自分は優れたファンドだけを選択するつもりだ」。聞こえは良いが、勝てるファンドをあらかじめ選択するのは、見かけ以上に難しいものである。 まず、そもそも長期に渡って存続するファンドが少ないと言います。 それらファンドのうち二八一本、つまり八〇%ほどが事業から撤退しているのである。 生き残れなかったファンドの中には、好成績だったが諸事情によって償還せざるを得なか…

  • インデックス投資は勝者のゲーム【2/4】

    第2回です。 コストがものを言う 前回で、 投資家であるわれわれは、集団として見た場合は株式市場のリターンを獲得しているのである。 ということがわかったわけですが、本書の著者ボーグルは、 投資で成功するということは、投資した企業がもたらすリターンのうち、ウォール街が手にする分け前を最小化し、実体経済(つまり、あなたがた読者である)にもたらされる分け前を最大化する、ということなのだ。 長期にわたって企業が生み出す大きなリターンを享受するためには、賢明なる投資家は金融仲介業者のコストを絞れるだけ絞らなければならないのだ。それこそがインデックス運用が行っていることである。そして、それこそが本書の主題…

  • インデックス投資は勝者のゲーム【1/4】

    ジョン・C・ボーグルによるインデックス投資本です。ジョン・C・ボーグルは、世界最大の投資会社、バンガード・グループの創業者です。 本書の主張は序文の最初に登場します。 株式投資で成功する戦略とは、アメリカの上場企業の株式すべてを、極めて低いコストで保有すること、である。 そうすることで、 これらの企業が配当や利益成長というかたちでもたらすリターンのほぼすべてを獲得することができるのだ。 と言い、本書は、大局的な視点でこの部分を解説し、インデックス投資のメリットを訴える、という構成です。 金融市場が実際にどのように機能しているかを理解すれば、企業がもたらしたリターンの公平な分配に預かることを本質…

  • 株主優待イベント投資 2021/03結果

    「株主優待イベント投資」を実践しましたので、その2021年3月優待分の結果を報告します。 私が実践した株主優待イベント投資手法は、羽根英樹さんの「イベントドリブントレード入門」に記載されていた方法を参考にしています。 yooce.hatenablog.com 違いを挙げると、私の場合は、株主優待権利付き最終日までの値動きの検証において、TOPIXとの乖離を見るようにしています。つまり、インデックス(TOPIX)よりも株価上昇が期待できそうな銘柄に投資するということですね。 それに加えて、以下の3点をクリアする銘柄に投資しました。 高ボラティリティでない株価上昇 権利落ち日に急落 年間を通じて権…

  • 財務3表一体理解法

    財務諸表に関する知識をわかりやすく解説してくれる「國貞3部作」の1つです。本書の他に「財務3表図解分析法」「財務3表実践活用法」があります。 私がそうだったのですが、本3部作を読んでおけば、ビジネス会計検定の少なくとも3級は取れると思います(過去問で出題のクセみたいなものを把握する必要はありますが)。 www.b-accounting.jp 本書は会計の解説書ですから、細かい部分の記述もあるのですが、ここでは私にとって特に参考になったキーポイントをまとめておきたいと思います。 財務3表 まずは、財務3表を構成する損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書は、それぞれ何なのか、という部分をま…

  • 敗者のゲーム【5/5】

    最終回です。 投資について 最後に、本書の著者チャールズ・エリスによる、「投資全般」に関する言及をまとめておきたいと思います。まずは、「長期投資」について。 本書の中心概念の一つは、株式への長期投資こそが最高のリターンをもたらす、というものだ。 何しろ運用のあらゆる局面で、主役は時間である。 最大の問題は、市場変動に耐えて株式を長期保有すればそのリターンが債券を上回るか、ということではない。投資家が期待リターンを実現できるほど株式を長期保有できるか?ということだ。 マーケットがどれだけ上がっても下がっても、常に冷静さを保とうとする。実は最も簡単な方法だが、ある意味では非常に難しい。飛行機に乗客…

  • J-Quantsに参加しました

    日本取引所グループによる「J-Quants」に参加しました。このエントリーは他の参加者の参考になるような知見は何もなく、ただの反省文です……(汗) www.jpx-jquants-info.com まず、「J-Quants」ですが、上記URLに、 投資にまつわるデータ・環境を提供し、個人投資家の皆様によるデータ利活用の可能性を検証する、(株)日本取引所グループによる期間限定の実証実験プロジェクト とあります。私なりにこのプロジェクトであったり、J-Quantsの延長を考えると、次のことが狙いではないかと考えました。 個人投資家たちを「正しい投資」に導くこと ここで言う「正しい投資」とは、投資を…

  • 敗者のゲーム【4/5】

    第4回です。 インフレは投資家の敵 さて、あらゆる投資家には一つの恐るべき、そしてあまりにも過小評価されている共通の敵がいる。インフレーションという敵だ。 本書では、インフレへの警鐘が多く見られます。 投資家が理解しなければならないのは、二種類のリスク、「市場リスク」と「インフレ・リスク」 である。 長期における最大のリスクは、インフレと、投資家自身が感情に左右されることで生み出す不要なリスクである。 インフレは投資家にとって、税金よりはるかに深刻な間題である。 税金とインフレが、恐るべき「金融市場の海賊」と呼ばれるのも、無理はない。 インフレを理由に、債券投資には否定的です。 元本、利息が安…

  • 敗者のゲーム【3/5】

    第3回です。本書の主旨はインデックス投資を勧めることにあります。 インデックス・ファンドはドリーム・チーム インデックス・ファンドは、面白くもおかしくもないが、とにかく結果が出る。 まずは、インデックス投資のメリットを見ておきましょう。 相対的に高いリターン……長期的に見て、全体の80%のアクティブ・マネジャーは市場平均に勝てず、どのマネジャーがトップ20%かを事前に見つけるのは、ほとんど不可能だ。 低コス卜……運用報酬と管理費用は、年率で0.1%(一般のアクティブ運用では1~2%)。1年間でポートフォリオの1割程度しか売買されないため、売買手数料が低い(アクティブ・ファンドでは、毎年ポートフ…

  • 敗者のゲーム【2/5】

    第2回です。 アクティブ運用の難しさ 本書では、様々な表現でアクティブ運用の難しさが述べられています。そのうちのいくつかを抜粋しておきます。 投資家は値上がり益を増やすために、大変な時間をかけて工夫をこらす。しかし、これは大きな間違いである。 なぜ、これらの投資行動の結果、超過収益を得られると確信できるのか。 いきなり辛辣な言葉ですが、 年間成績では約6割のマネジャーが市場平均を下回る。10年では7割、20年では8割のマネジャーが市場に負けている。 というデータが出ている以上、自問するべき言葉ではないでしょうか。続いて、機関投資家の行動への言及です。 企業経営者へのインタビュー、競争相手や取引…

  • 敗者のゲーム【1/5】

    チャールズ・エリスによるインデックス投資の指南書です。 バートン・マルキールの「ウォール街のランダム・ウォーカー」や、「インデックス投資は勝者のゲーム」等ジョン・C・ボーグルの著書と並んで、インデックス投資本の筆頭に挙げられることが多いですね。 初回は「敗者のゲーム」と「稲妻が輝く瞬間」を見ていきたいと思います。 敗者のゲーム まず、「敗者のゲーム」とは何でしょうか。 私は、本書を読む前からインデックス投資本であることは知っていたのですが、「敗者のゲーム」という言葉から、「個別株で成果を上げられなかったお前ら敗者は、大人しくインデックス投資していればいいんだよ!」という、負けた者に相応しいゲー…

  • ウォール街のモメンタムウォーカー〔個別銘柄編〕【6/6】

    最終回は、「定量的モメンタム戦略」のパフォーマンスを確認してみたいと思います。 定量的モメンタム戦略のパフォーマンス 本書による「定量的モメンタム戦略」のパフォーマンス検証の結果は下表のとおりです。 「一般的なモメンタム」は「定量的モメンタム」から、ステップ3のカエルモメンタムアルゴリズムと、ステップ4の季節性を考慮したリバランスを省いたものです。 定量的モメンタム戦略はS&P500インデックスに対しアウトパフォームした上で、最大ドローダウンも比較的小さく抑えられています。(かなり大きな最大ドローダウンとなっているのは、1929年に始まる世界恐慌が入っているためです。) このように、リスクに対…

  • ウォール街のモメンタムウォーカー〔個別銘柄編〕【5/6】

    第5回は、本書の論述を凝縮した売買戦略である「定量的モメンタム戦略」です。 定量的モメンタム戦略 「定量的モメンタム戦略」の具体的な手順は以下のとおりです。 ステップ1で、1000銘柄からなるユニバースを決定する。 ステップ2では、1000の証券の一般的なモメンタムスコアを算出し、上位10%(100の高モメンタム株)を特定する。 ステップ3では、ステップ2で特定した100の高モメンタム株それぞれのカエルモメンタムアルゴリズム・スコア(低いほうが良い)を算出して、カエルモメンタムアルゴリ ズム・スコアに基づいてこれら100銘柄をランク付けする。このランク付けにしたがって、上位50銘柄(スムーズな…

  • ウォール街のモメンタムウォーカー〔個別銘柄編〕【4/6】

    第4回です。本書で紹介されている「定量的モメンタム戦略」は「中期モメンタム」を利用します。その理由を、実証的に説明している箇所を見ていきたいと思います。 中期モメンタム モメンタムには、3つのタイプがあると言います。 短期モメンタム(例えば、ルックバック期間は1カ月) 長期モメンタム(例えば、ルックバック期間は5年[60カ月]) 中期モメンタム(例えば、ルックバック期間は12カ月) まずは「短期モメンタム」のリターンを見てみましょう。 「短期敗者」は前月のリターンが悪かった銘柄、「短期勝者」は前月のリターンが良かった銘柄です。上表からは、「短期敗者」が「短期勝者」を大幅にアウトパフォームしてい…

  • ウォール街のモメンタムウォーカー〔個別銘柄編〕【3/6】

    第3回です。本書の論調は、バリュー投資家がモメンタム投資のエッジを認めて取り入れていく、というものです。 バリュー投資とモメンタム投資 まずは、バリュー投資とモメンタム投資の関係から。 バリュー投資とモメンタム投資は同じ行動バイアスのコインの表裏一体の関係にあるということである。 バリュー投資の場合、この予測エラーは大概の場合はネガティブなニュースに対する「過剰反応」として現れる。一方、モメンタム投資の場合、予測エラーは意外にもポジティブなニュースに対する「過小反応」(過剰反応と言う人もおり、これは否定できないが、大概は過小反応としてとらえられることが多い)ととらえられることが多い。 これは初…

  • ウォール街のモメンタムウォーカー〔個別銘柄編〕【2/6】

    第2回です。 モメンタム投資が機能する理由 モメンタム投資が機能する理由は、本書の中で表現を変えながら繰り返し述べられるものの、直接的でないために少々わかりにくかったのですが(汗)、なんとか私の理解をまとめておこうと思います。 本書では、モメンタム投資が機能する理由を、 行動バイアス キャリアリスク の2点にあるとしています。 私は、もう1点「平均回帰」を加えて、「行動バイアス」によって引き起こされた価格の歪みが「キャリアリスク」によって長期化し、やがては「平均回帰」によって是正されるため、というように理解しています。 本文を見ていきましょう。まずは冒頭の「序文」から。 じゃあ、みんなモメンタ…

  • ウォール街のモメンタムウォーカー〔個別銘柄編〕【1/6】

    ウェスリー・R・グレイ、ジャック・R・ボーゲルによる、「モメンタム投資」の解説書です。 「モメンタム」は簡単に言えば「価格の勢い」ですので、私は本書に対し、ウィリアム・オニールのCAN-SLIMや、新高値ブレイクのような投資手法が紹介されているものと想像していました。 読み進めていくうちに、本書は、仮説を立て、検証によって優位性を見出し、売買ルールに落とし込むというアプローチが多く、どちらかと言えばシステムトレード的な側面が強い内容だと感じました。 特に、本書で解説されている「定量的モメンタム戦略」が私にとっては非常に魅力的で、これの検証がしたくて「MagicalNuts」の開発に本格的に取り…

  • ウォール街のランダム・ウォーカー【8/8】

    最終回です。最後は、本書はインデックス投資の「バイブル」ですので、インデックス投資に関する記述をまとめておきたいと思います。 インデックス投資 まずは、手数料や管理費、税金といった「コスト」について。 投信やREITで運用する場合には、コストの差が鍵だということを思い出してほしい。低コストのファンドほどネットのリターンが高いことが、いろいろな検証の結果はっきりしてきた。 投資に関して、投資家にはどうしようもないことも多い。その最たるものが株価や債券価格の変動だ。しかしコストに関してはその意思さえあれば十分コントロールできる。そして税金に関しても、努力次第で相当節約できる。 もちろん、究極の低コ…

  • ウォール街のランダム・ウォーカー【7/8】

    第7回です。終盤2回はインデックス投資のバイブルらしく、インデックス投資に関する言及をまとめておきたいと思います。まずは、ドル・コスト平均法です。 ドル・コスト平均法 投資期間が二五年以上で、配当を全額再投資し、次に述べるドル・コスト平均法に従っ て追加投資を続ければ、株式のリターンは安全な債券や預金保険の対象となる貯蓄よりも高いリターンが得られると考えて、まず間違いない。 ドル・コスト平均法という言葉の難しそうな響きにおじけづかないでほしい。これは単に一定の金額を毎月もしくは毎四半期に、長期間にわたり同じ投資対象、例えばインデックス・ファンドを等額ずつ買い続ける投資方法のことである。 ドル・…

  • ウォール街のランダム・ウォーカー【6/8】

    第6回です。 リスク・パリティー戦略 本書で紹介されている投資理論の中で、私が最も興味を持ったのが「リスク・パリティー戦略」です。 ブリッジ・ウォーター社が大成功している要因の一つが、同社が開発した「リスク・パリティー」と呼ばれる運用戦略だ。 ブリッジ・ウォーター社は、「マーケットの魔術師」シリーズに登場するトレーダー、レイ・ダリオが創設した世界最大のヘッジ・ファンドです。 「リスク・パリティー戦略」の論拠を確認しておきましょう。 アメリカについても主要な外国市場につ いても、実際にはベータと実現リターンの関係は右上がりではなくフラットなのだ。 これに注目して、低べータ銘柄にフォーカスしたいろ…

  • ウォール街のランダム・ウォーカー【5/8】

    第5回は、本書で紹介されている投資理論のひとつ、「スマート・ベータ」をまとめておきます。 スマート・ベータ スマート・ベータ運用は、追加のリスクを取ることによって期待リターンを高めようとする運用なのだ。 スマート・べータを支持する人たちは、全ての銘柄を時価総額加重で組み入れたポートフォリオは、必ずしも「最適ポートフォリオ」とは言えないと考える。それよりももっとシャープ・レシオが高くなるような組み入れ方がありうるというのだ。その鍵になるのが、「バリュー株対グロース株」、「小型株対大型株」、「モメンタム株対非モメンタム株」といった、いくつかのファクターにウエイトをかけてポートフォリオを構築すること…

  • ウォール街のランダム・ウォーカー【4/8】

    資本資産評価モデル(CAPM) 本書では、いくつかの投資理論が紹介されていますので、それらをまとめておきたいと思います。まずは「資本資産評価モデル(CAPM)」です。 先に、システマティック・リスクを理解しておく必要があります。 システマティック・リスクは市場リスクとも呼ばれ、個別銘柄やポートフォリオが市場全体の変動に対して反応する度合いを示す。銘柄やポートフォリオによっては、市場の動きに非常に敏感に反応するものもあれば、比較的安定しているものもある。この相対的な変動性、または市場に対する感応度の大きさは、過去の実績に基づいて推計することが可能で、ギリシャ文字のべータ(β)として広く用いられて…

  • ウォール街のランダム・ウォーカー【3/8】

    第3回です。本書はインデックス投資のバイブルでありながら、ファンダメンタル投資を実践する投資家に向けたアドバイスをまとめています。 ファンダメンタル投資へのアドバイス 本書の著者バートン・マルキールは、第5章9節と第15章2節を使って、ほぼ同内容のアドバイスを展開していますので、ここではそれらをまとめた内容を記載したいと思います。 ルール1 少なくとも五年間は、一株当たり利益が平均を上回る成長を期待できる銘柄のみを購入すること ルール2 企業のファンダメンタル価値が正当化できる以上の値段を払って株式を買ってはならない ルール3 近い将来、「最上の楼閣」作りが始まる土台となるような、確固たる成長…

  • ウォール街のランダム・ウォーカー【2/8】

    第2回です。本書の著者バートン・マルキールは、ファンダメンタル投資の難しさを指摘しています。 ファンダメンタル投資の難しさ ファンダメンタル投資は「ファンダメンタル(本質)価値」を推定する投資法です。 ファンダメンタル価値学派は、投資対象が普通株であれ不動産であれ、「ファンダメンタル(本質)価値」と呼ばれる絶対的な価値があり、それは現状分析と将来予測を注意深く行うことによつて推定できる、と主張する。 株式のファンダメンタル価値を推定する際に最も重要な作業は、その企業の将来における利益や配当を予測することである。一株の価値は投資家が将来得られると期待できるキャッシュフローの流列を、適切に割り引い…

  • ウォール街のランダム・ウォーカー【1/8】

    バートン・マルキールによる、1973年の初版発刊以来、多くの投資家に読まれている書籍です。 効率的市場理論を絶対視しているわけではない? まず、本書の主張は巻頭にいきなりまとめられています。 個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンド・マネジャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックス・ファンドを買ってじっと持っているほうが、遥かによい結果を生む そのため、本書を「インデックス投資のバイブル」と評す投資家さんが多数いらっしゃいます。 本書について私は、インデックス投資のバイブルであると同時に、「効率的市場理論のバイブル」でもあるというように聞いていました。さらには…

  • 入門 株のシステムトレード 利益が出るロジックのつくり方【4/4】

    最終回は、 第5章「システムの改良でパフォーマンスをアップ」で紹介されている、「過去の成績が良かった銘柄のみを売買対象とする」の検証と全体のまとめです。 過去の成績がプラスだった銘柄のみ抽出 「逆張り型売買ルール」で、まずは1990年3月1日~1999年12月末までの成績がプラスだった銘柄を抽出します。それらのみで行った、2000年初め~2010年11月16日までのバックテストの資産曲線は下図のとおりです。 これに対し、「MagicalNuts」で2001年1月1日~2010年12月31日までの成績がプラスだった銘柄で行った、2011年1月1日~2020年12月31日までの資産曲線は下図のよう…

  • 入門 株のシステムトレード 利益が出るロジックのつくり方【3/4】

    第3回は、第5章「システムの改良でパフォーマンスをアップ」で紹介されている、「シグナル数フィルター」を試してみました。 シグナル数フィルター 「シグナル数フィルター」というのは、「同日に買い判断が出た銘柄が一定数を超えた場合のみエントリーする」というフィルタリング方法です。つまり、市場全体の地合いを判断していることになります。 まずは、前回の「逆張り型売買ルール」に対し、「シグナル数50以上」のシグナル数フィルターを入れたものの、1990年3月1日~2010年11月16日の資産曲線です。 これを、「MagicalNuts」で2011年1月1日~2020年12月31日のバックテストをすると、 と…

  • 入門 株のシステムトレード 利益が出るロジックのつくり方【2/4】

    第2回は、本書第4章「シンプルな3つの売買ルール」で紹介されている売買ルールの、直近10年のパフォーマンスを見ていきたいと思います。 先におことわりしておきますが、いずれも芳しい結果とはなっていません。本書は売買ルールの「基礎」や「考え方」を紹介しているまでで、これらに高パフォーマンスを求めるものではないと考えています。 逆張り型の売買ルール まずは「逆張り型」です。売買ルール、バックテストの設定は以下のとおりです。 1990年3月1日~2010年11月16日の資産曲線は下図のとおりです。 これに対し、「MagicalNuts」の2011年1月1日~2020年12月31日のバックテストでは、 …

  • 入門 株のシステムトレード 利益が出るロジックのつくり方【1/4】

    斉藤正章さんによるシステムトレードの指南書です。システムトレードの基本的なロジックが具体的に記載されており、売買ルール構築のための考え方を学ぶことができます。 本書では、売買ルールのバックテストに、斉藤さんらが開発する「システムトレードの達人」が使われています。 システムトレードソフトでは、1つのバックテストの売買対象銘柄は1つであることが多いです。それに対し、システムトレードの達人は、1つのバックテストに対し複数銘柄を売買対象とすることができるのが特徴です。 本書は2011年初に刊行されたため、バックテストは1990年3月1日~2010年11月16日となっています。 私が開発する「Magic…

  • お金は寝かせて増やしなさい【3/3】

    インデックス投資のバックテスト 最終回の今回は、私が開発する「MagicalNuts」で、インデックス投資のバックテストを行ってみました。 銘柄は、本書でおすすめのインデックス・ファンドの1つとして、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」が紹介されていますので、それの基となるETFの「VT」としました。 2011年初から2020年末までの10年間、VTを毎月1日に50,000円分ずつ買い付けたバックテスト結果が冒頭のグラフです。つまり、ドルコスト平均法をとっています。 経費率は0.3%としています。VTの0.08%、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの0.212%よりも高い設定です。 …

  • お金は寝かせて増やしなさい【2/3】

    第2回です。 本書を読んで特に感じたのが、「今のインデックス投資環境は恵まれている」ということでした。 そこで、本書「第5章 涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」と、購入者限定無料プレゼントとして配布された「国内インデックス投資黎明期の嘘偽りなしの黒歴史」から、インデックス投資環境の変遷に関する部分を抜き出しています。 では、前回以降のインデックス投資環境の変遷を見ていきましょう。2004年頃です。 しかし、日本のインデックス投資環境としては、野村ファンドネット証券が突然の事業廃止をしたり、ソニー銀行のインデックスファンド「MONEYKitスタンダード」シリーズが繰上償還となり、私のポー…

  • お金は寝かせて増やしなさい【1/3】

    水瀬ケンイチさんによるインデックス投資の解説書です。 本書を読んで特に感じたのが、「今のインデックス投資環境は恵まれている」ということでした。 そこで、本書「第5章 涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」と、購入者限定無料プレゼントとして配布された「国内インデックス投資黎明期の嘘偽りなしの黒歴史」から、インデックス投資環境の変遷に関する部分を抜き出してみました。 初回の今回は、水瀬さんがご自身のブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」を始められる時期までです。 まずは、2000年頃。 懸案の外国株式インデックスファンドは「ダイワ投信倶楽部外国株式インデックス」というファンドで、MSCI…

  • 2020年の投資総括

    2020年の投資総括をしたいと思います。 上図は、今年の日経平均株価の動きです。2月下旬からの凄まじい下げがコロナショックで、2番底を警戒する向きもあったと思いますが、金融緩和を背景に、その後は多少の調整を挟みつつもほぼ上げ続けました。 こうして見ると、11月からの上げはかなりの急勾配であることがわかりますし、大納会としては31年振りの高値で引けました。 コロナウィルスに翻弄され続けた一年でしたが、年初にはアメリカとイランの緊張、日本ではオリンピックの延期、首相の交代、アメリカでは大統領選挙と、実に様々なことが起こりました。 アメリカとイランの緊張は、2020年の振り返り記事等を見てもあまり取…

  • バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか【2/2】

    本書第二話「七つの知恵」の後半3つです。 第五の知恵 自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ 自分の庭に実った無花果や葡萄を食べることは、人間として喜びとするところです。自分自身の住まいを持ち、誇りをもって手入れできる庭を獲得することで、人は自信を持ち、何をするにしてもいっそう努力するようになります。ですから、すべての人々に、自分とその家族を嵐から守ってくれる家を持つことをすすめます。 「賃貸 vs 持家」という構図で語られることの多い話題ですが、本書では「持家」をすすめています。 日本の持家はリセールバリューを出しづらいと言われ、なかなか結論の出しにくい議論だと思います。上記引用は時代…

  • バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか【1/2】

    資産形成のための考え方を、物語を通して説いた書籍です。 本書の主旨は、第二話の「七つの知恵」にまとめられていますので、それらを見ていこうと思います。 今回は前半4つです。 第一の知恵 財布を太らせることから始めよう さてみなさん、ごらんのとおり、人間が金を稼げる仕事や商売はたくさんあることがお分かりでしよう。金を稼ぐ方法の一つひとつは、すべて金の流れであり、各々の仕事によって金の流れの一部が自分の財布へと流れるよう、常に向きを変えているというわけです。 これは労働による収入のことを言っており、これが起点になります。 財布に十枚のコインを入れたなら、使うのは九枚まででやめておくのです。 稼いだ金…

  • 億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術【4/4】

    最終回です。 疑似債券法とEPS成長率法 本書では、実際にバフェットが用いていたと言われる「疑似債券法とEPS成長率法」の、具体的な計算方法が説明されています。まずは、疑似債券法です。 企業の本質価値を計算するのではなく、将来の株価を予想し、それにもとづく期待収益率を計算するのである。そのためには、今後10年間の1株当たり株主資本(BPS)の予想が必要となる。これは過去のトレンドや、株主資本利益(ROE)から配当性向を差し引いた値などを成長率として、直近のBPSを将来に延長することによって計算できる。次に、この10年後のBPSに予想ROEをかけて10年後の1株当たり利益(EPS)を求め、この予…

  • 億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術【3/4】

    第3回です。 一貫して高いROE ROEが一貫して非常に高い企業を、バフェットは投資適格銘柄の条件と考える。 バフェットがROEを重要視するベースとなる考え方は次のとおりです。 企業の株主資本利益率(ROE)は債券の額面に対する利率に相当し、1株当たり利益(EPS)は債券の利子にあたる。たとえば、1株当たり株主資本(BPS)が10ドル、EPSが2.50ドルの株式に投資をする場合、額面に対して25%(2.50ドル÷10ドル=25%)の利子が得られる「疑似債権」に投資するのと同じことと考えるわけである。 何故「一貫して高いROE」が重要かというのは、実際にその威力を見ていただくのが良いと思います。…

  • 億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術【2/4】

    第2回です。 買い場 どのタイプの企業が長期的なファンダメンタルズ(基礎的条件)から見て有利かを知るだけでは十分ではない。同時に、どの銘柄に対していくらで投資するのが適正化も知らなければならない。 株式投資の収益率は、購入時の株価水準に左右される。これがバフェットとグレアムが到達した結論である。 バリュー投資の始祖といわれるグレアムまでが出てきていますが、バフェットは買値にもこだわっています。 本書では絶好の買い場として、4つのケースが挙げられています。 相場全体の調整や暴落 全般的な景気後退 個別企業の特殊要因 企業の構造変化 大きく分ければ、前者2つが相場全体、後者2つが個別銘柄要因だと思…

  • 億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術【1/4】

    この本は、ウォーレン・バフェットの銘柄選択術を伝授するために書かれたものである。 とのことで、著者のひとり、メアリー・バフェットはウォーレン・バフェットの息子の元夫人で、両著者とも長年バフェットの投資行動を身近でつぶさに見てきた人物とのことです。 バフェットが重要視する投資の観点が述べられ、特に、バフェットが用いていたといわれる、「具体的な期待収益率の計算方法」が紹介されているのが特徴です。 コモディティ企業と消費者独占企業 「消費者独占力」の強い企業――これがバフェットが求めてやまない企業群である。 まずは、消費者独占企業の反対、「コモディティ企業」の8つの特徴から見ていきましょう。 低い売…

  • トレード用チャートコントロール

    私が開発する「MagicalNuts」で使用しているチャートコントロールをGitHubで公開しました。 github.com Basic Usage ロウソク足チャートの表示 TradingChartは株価データを持ちませんので、まずは何らかの手段で日足データを取得し、下記Candleクラスのインスタンス配列を作成してください。 public class Candle { public DateTime DateTime { get; set; } public decimal Open { get; set; } public decimal High { get; set; } publi…

  • 【株主優待イベント】権利付き最終日前後のアルファ

    以前、私が開発する「MagicalNuts」で、株主優待権利付き最終日前後の値動きを検証する機能を実装しました。 yooce.hatenablog.com 今回は、株主優待銘柄単独の値動きではなく、市場全体の動きを除いたアルファ部分のみの動きを検証してみました。 冒頭のグラフは、鳥越製粉(2009)のアルファ部分のみの動きです。権利付き最終日の鳥越製粉と市場全体(ここではTOPIX)の価格差を0とみなし、権利付き最終日前後の両社の価格差をグラフ化しています。 銘柄単独の下図とは様相が違って、権利付き最終日の65日前頃に上昇しますが、その後は市場全体と比べて、特別上がっているわけではないというこ…

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