chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
りすの本棚 https://risubooks.com/

読書好きの20代女子がオススメの小説をご紹介します!ミステリーが特に好きです♡

りすたろう
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/11/18

arrow_drop_down
  • 熱帯|森見登美彦|一冊の本からすべてが始まる。本好きにオススメの一冊!

    沈黙読書会。それは、1人1冊謎を抱える本を持ち寄って、その謎について語り合う会。住宅地の奥にひっそりと佇む二階建ての洋風のお店に足を運ぶと、まるで不思議な物語の入り口に立たされたような謎めいた雰囲気が漂います。そして、実際に、そこでは、「熱帯」という世にも珍しい小説から始まる不可思議な世界への扉が開かれるのです。謎に満ちた小説、「熱帯」の正体とは 沈黙読書会。それは、1人1冊謎を抱える本を持ち寄って、その謎について語り合う会です。会場である住宅地の奥にひっそりと佇む二階建ての洋風のお店に足を運ぶと、まるで不思議な物語の入り口に立...

  • 強運の持ち主|瀬尾まいこ|占いがあなたの一歩を踏み出すエールになる!

    その占いはきっとあなたの背中を押してくれる。読み終えたときには、きっと元気になれる、そんな一冊です。とっても軽くすらすらと読めるので、移動時間に読んだり、重めのお話に疲れてきてしまったときに読んだりするといいと思います。仕事や人間関係で疲れちゃったっていう人も、日々の癒しにぜひどうぞ。その占いはきっとあなたの背中を押してくれる。読み終えたときには、きっと元気になれる、そんな一冊です。とっても軽くすらすらと読めるので、移動時間に読んだり、重めのお話に疲れてきてしまったときに読んだりするといいと思います。...

  • 海辺のカフカ(上・下)|村上春樹|ただ「生きる」こと。

    少年は歪んだ世界から抜け出そうと、家出をした。向かった先は四国。どこへいくあてもなく、少年は自由で孤独だった。彼は高松へ降り立ち、ある私立図書館へ興味をそそられ、そこで暮らすようになる。その図書館の館長である美しくも諦観した雰囲気の女性と、さっぱりとした清潔感のある様子の中性的な美しさを持つ若い男性助手に出会う。Contents1 孤独な15歳の少年は旅に出る2 二つの軸の重なりが面白い3 シンプルでお洒落で哲学的な文章4 とにかく生きること5 最後に 孤独な15歳の少年は旅に出る 少年は歪んだ世界から抜け出そうと決意し、家出を...

  • 魔術はささやく|宮部みゆき|少年は魔の手に迫る。温もりとスリルが混在するサスペンス。

    Contents1 あらすじ2 感想2.1 孤独な少年を取り巻く温もりのある人々2.2 手に汗握るサスペンス!正当な裁きは必要か。 あらすじ ある女性はマンションの屋上から飛び降り、別の女性は地下鉄の線路へ飛び込み、そし... ある女性はマンションの屋上から飛び降り、別の女性は地下鉄の線路へ飛び込み、そして、三人目の女性はタクシーの前に飛び込んだ。一見すると、共通点は、どの被害者も綺麗な若い女性であることくらい。けれど、その共通点に気付く人が何人かいて。“私は他人を意のままに操ることができるのだよ。信じられないかもしれないが、できるのだ。”

  • AX|伊坂幸太郎|恐妻家の殺し屋の話。スリル満点の裏の顔。別の意味でスリル満点の表の顔(笑)。

    Contents1 あらすじ2 感想2.1 殺し屋兜、なんてチャーミング!2.2 死の恐怖に直面する話2.3 友達ってなんだ?殺し屋が考える友情とは2.4 愛妻家であり、恐妻家だよ あらすじ AXはグラスホッパー、マリア... 兜は一流の殺し屋なのに、家ではかなりの恐妻家。いつも妻の機嫌を伺いながらも、息子と三人で和やかで幸せな日々を送っています。兜に裏があることなど、家族はもちろん誰も知らない!チャーミングな兜にクスっと。スリル満点の殺し屋同士の対決にはドキドキ。ユーモア満天の傑作エンターテイメント!殺し屋兜とその家族の物語をご覧あれ。

  • 蛇行する川のほとり|恩田陸|儚く残酷な4人の少女たちのひと夏の物語。

    Contents1 あらすじ2 感想2.1 美しい少女2.2 美しい表現2.3 虚構の真実 あらすじ 本作は、4人の高校生の少女のあるひと夏の物語を描いています。9月に行われる演劇祭の舞台背景を描くため、憧れの先輩である... 本作は、4人の少女のあるひと夏の物語を描く。演劇祭の舞台背景を描くため、憧れの先輩に誘われて夏合宿を行うこととなった毬子。最初は有頂天だったが、その夏は次第に陰りを帯びる。彼女たちは、幼い頃のある事件に関する秘密を抱えていた。忘れていた記憶がよみがえるとき、明らかになることとは。儚く残酷で美しい少女たちのひと夏。

  • 理由|宮部みゆき|ドキュメンタリー的手法で社会問題に鋭く切り込むミステリー!直木賞受賞作。

    なぜ4人もの人がマンションの一室で死んでいるのか。都内の高層マンションの一室で発見された中年の男女と老婆の遺体、そして、ベランダから転落した男。彼らは一体誰か。誰が殺人を起こしたのか。その「理由」を、事件解決後に改めて一つの作品とするため、事件関係者一人一人に取材していくというドキュメンタリー的手法で描くミステリー。Contents1 現代社会の問題をミステリーで描く2 宮部みゆきさんが描く「家族」はすごい!3 人間の「自由」と「孤独」 現代社会の問題をミステリーで描く なぜ、4人もの人がマンションの一室で死んでいるのか。 都内にあ...

  • 満願|米澤穂信|人間のどうしようもない運命を描き、ざらり、どろりな結末が虜になる短編集!

    本作は、色とりどりのミステリー短編6編から成っています。満願は、「このミステリーがすごい!」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「ミステリが読みたい!」で三冠を取った話題作です。今まで読んできたミステリーとは一味違った魅力に惹きつけられます。ここでは、それぞれのあらすじと魅力をご紹介します。本作は、色とりどりのミステリー短編6編から成っています。満願は、「このミステリーがすごい!」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「ミステリが読みたい!」で三冠を取った話題作です。今まで読んできたミステリーとは一味違った魅...

  • レベル7|宮部みゆき|「レベル7まで行ったら戻れない」その言葉に秘められた衝撃の真実

    この物語は、一見別の話にも思える男女の記憶喪失と少女の失踪事件という2つの軸で進む話が次第に繋がりを見せ、ある一つの黒幕へと最終的に迫っていくサスペンス&ミステリーです。ぎゅっと濃縮された4日間の彼らの冒険譚にハラハラドキドキ間違いなしです。この物語は、一見別の話にも思える男女の記憶喪失と少女の失踪事件という2つの軸で進む話が次第に繋がりを見せ、ある一つの黒幕へと最終的に迫っていくサスペンス&ミステリーです。ぎゅっと濃縮された4日間の彼らの冒険譚にハラハラド...

  • 豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件|倉知淳|皮肉あり笑いありのミステリー短編!

    倉知淳さんといえば「猫丸先輩シリーズ」を始めとしたゆるめのミステリー短編がとっても楽しいですよね。本書も短編集ではあるのですが、皮肉な結末があったり、ちょっと近未来的な設定があったりといつもとは違ったテイストも味わえる作品集となっています。戒めや教訓、世の中の不条理など、黒い部分もユーモア溢れる筆致で描き出しています。とっても楽しいミステリー短編!ブラックユーモアも! 倉知淳さんといえば「猫丸先輩シリーズ」を始めとしたゆるめのミステリー短編がとっても楽しいですよね。本書も短編集ではあるのですが、皮肉な結末があったり、ちょっと近未来的な...

  • ネバーランド|恩田陸|4人の少年が抱えるそれぞれの「秘密」を明かすとき。

    舞台は伝統的な進学校の男子寮「松籟館」。冬休みになると多くの生徒が帰省する中、居残り組の4人は、緩やかな共同生活を送っていきます。「告白」ゲームを皮切りに明らかになっていくそれぞれの抱える秘密と深まる謎。やがて、孤独で自由な暮らしの中で、真実が見えてきて、それぞれが抱える鉛をその背から降ろして、前へ進んでいくのです。Contents1 あらすじ2 感想2.1 懺悔大会の始まりと恩田陸さんの作風2.2 「女」へのトラウマを抱える少年たち2.3 共犯関係が生み出す独特の雰囲気 あらすじ 舞台は伝統的な進学校の男子寮「松籟館」。冬休みにな...

  • からまる|千早茜|七人の男女の愛と「生きること」についての物語。研ぎ澄まされた感性を柔らかい文章で味わって

    本作は、七人の男女が恋や愛、生命について、生きることについて、自分の存在価値について、色々なことに悩みながらも、自分に自信を失いながらも、自分の弱さを受け入れて、強く「生きる」お話を短編で収録しています。全7話の登場人物たちはそれぞれ緩やかに繋がっています。Contents1 感想2 あらすじ3 おわりに 感想 本作は、七人の男女が恋や愛、生命について、生きることについて、自分の存在価値について、色々なことに悩みながらも、自分に自信を失いながらも、自分の弱さを受け入れて、強...

  • イブの憂鬱|唯川恵|仕事も恋もブルーな29歳の等身大の女性がもがきながらも一歩踏み出すお話。

    とってもブルーな気分で29歳を迎えた真緒。仕事では、それなりに上手くやってきたはずなのに、リストラの対象に。やりたいことだって見つからず、特技や資格なんてない。それなら結婚だ、と思って見合いを受けることにしたものの諦めから見合いを仕方なく受けたということを見抜かれてあっさりと断られてしまう。あらすじ とってもブルーな気分で29歳を迎えた真緒。仕事では、それなりに上手くやってきたはずなのに、職場の後輩からの思いがけない陰口にショックを受ける。突如リストラの対象にまでされて辞めてやろうかと思うものの、「やりたい...

  • 猫丸先輩の推測|倉知淳|日常に潜む謎をゆるーい猫丸先輩がきりっと推測!

    本作はまるーいお目目にふっさりとした前髪の神出鬼没の不思議な男、猫丸先輩が、日常に潜む謎を華麗に推測するお話です。短編六話から構成されており、どれもクスっと笑えるキャラクターたちのやり取りがとても愉快。謎こそ日常に潜むライトなものですが、着眼点が鋭くて毎回驚かされます。ミステリー好きにも初心者にもオススメの作品です。Contents1 ミステリ好きもミステリ初心者もきっとハマる2 簡単なあらすじ紹介3 終わりに ミステリ好きもミステリ初心者もきっとハマる 本作はまるーいお目目にふっさりとした前髪がチャームポイントの神出鬼没の不思議な...

  • 謎解きはディナーのあとで|東川篤哉|令嬢警官と毒舌刑事が贈る笑えるミステリー

    「謎解きはディナーのあとで」の小説は、シリーズ三作品と、筆者自選の傑作三篇に書下ろし一作品を加えたベスト版、「風祭警部の事件簿」という副題のスピンオフ作品、映画版を小説化した作品の全6作品からなります。 本作は、2011... 本作は、2011年本屋大賞を受賞し、櫻井翔さんと北川景子さんによってドラマ化、映画化もされた懐かしの大人気ミステリーです。宝生家のお嬢様であり、日々不可思議な殺人事件に四苦八苦する警察官でもある宝生麗子と、その忠実な執事であり、抜群の推理力と毒舌発言で麗子を驚かせ、怒らせる影山の掛け合いが楽しいポップなミステリーです。

  • グラスホッパー|伊坂幸太郎|殺し屋シリーズ第一弾!「押し屋」の行方を追え!

    あらすじ 本作は、グラスホッパー、マリアビートル、AXと続く伊坂幸太郎の殺し屋シリーズの一作目です。非合法的な商売を行っていることで有名な会社「フロイライン」の社長の馬鹿息子がひき殺された!?どうやらそれは押し屋の仕業ら...本作は、グラスホッパー、マリアビートル、AXと続く伊坂幸太郎の殺し屋シリーズの一作目。非合法的な商売を行っている会社「フロイライン」の社長の馬鹿息子がひき殺された!?どうやらそれは押し屋の仕業らしい。押し屋というのは、電車が通る線路や車道に人を押して殺すプロのこと。彼は何事もなかったかのように現場から逃走したが。

  • 開幕ベルは華やかに|有吉佐和子|舞台裏の人々の愛憎劇。突き抜けた天才女優の生き方。

    Contents1 あらすじ2 感想3 終わりに あらすじ 「二億円用意しろ。さもなくば、主演女優を殺す」 舞台は帝国劇場。著名な劇作家が突如仕事を降りることになり、来月に既に前売券完売の大舞台を控えた劇場の者たちは大混...「二億円用意しろ。さもなくば、主演女優を殺す」舞台は帝国劇場。著名な劇作家が突如仕事を降り、来月に既に前売券完売の大舞台を控えた劇場の者たちは大混乱。そこに開演直前に劇場にかかってきた一本の脅迫の電話。不可解な連続殺人が起こる。犯人の内に秘めた思いとは?華やかな舞台の裏の愛憎劇をユニークな筆致で描いたミステリー。

  • 霧越邸殺人事件(上・下)|恩田陸|未来を予言する不気味な館で起こる連続殺人

    吹雪の山荘に迷い込んだ劇団「暗色天幕」の面々は、そこで続発する見立て殺人に襲われる!?綾辻行人が生んだミステリーと怪奇の美しい融合が味わえる小説です。大ヒットとなった館シリーズとはまた違った静謐で神秘的な雰囲気の漂う作品...吹雪の山荘に迷い込んだ劇団「暗色天幕」の面々は、そこで続発する見立て殺人に襲われる!?綾辻行人が生んだミステリーと怪奇の美しい融合が味わえる小説です。大ヒットとなった館シリーズとはまた違った静謐で神秘的な雰囲気の漂う作品です。

  • 七月に流れる花/八月は冷たい城|恩田陸|夏のお城とみどりおとこの秘密を探るダークファンタジー

    七月に流れる花 夏流という街に最近引っ越して来た少女は、美術の時間に「夏の人を描いてください」という課題を与えられます。少女は漠然とひまわり畑にいる麦わら帽子の少女を想像して描きましたが、周りの子たちが描いていたのは皆同...彼女たちがここに集められた理由は何なのか。このお城がこんなにも世間から隔離されているのはどうして。仲間だと信じている少女たちは自分に何を隠しているの。次第に明らかになっていく「夏のお城」の謎とは一体何なのでしょうか。

  • ユージニア|恩田陸|あなたには『忘れられた祝祭』の全貌が分かりますか?

    Contents1 この世のすべてはノンフィクション2 名家を襲った大量毒殺事件を複数の証言者の視点から語る3 美少女が放つ存在感に魅了される4 おわりに この世のすべてはノンフィクション 恩田陸さんの作品ではよく語られ...本作品ですが、K市の名家で起こった大量毒殺事件の真相を数十年の時を超えて探っていくお話です。複数人の当時現場に居合わせた人や事件の捜査に関わった人々が証言者となって彼らが思う「真実」を語っていきます。読み進めるほどに謎が深まっていき、最後まで事件の本質がベールに包まれたような感じで終わる、そんな作品です。

  • ドミノin上海|恩田陸|抱腹絶倒のドタバタコメディ。25人と3匹の人生が交差する瞬間!

    東京駅を舞台にしたハチャメチャコメディ、「ドミノ」の第二弾として執筆された「ドミノin上海」。25人と3匹の人生がすれ違い、交差する瞬間を描くドタバタパニックコメディで、個人的に前作を超える面白さでした。上海という舞台の...東京駅を舞台にしたハチャメチャコメディ、「ドミノ」の第二弾として執筆された「ドミノin上海」。25人と3匹の人生がすれ違い、交差する瞬間を描くドタバタパニックコメディで、個人的に前作を超える面白さでした。上海という舞台の喧騒やカオスな雰囲気もこの作品のテンポの良い展開にすごくマッチしていてよかったです。

  • 水車館の殺人|綾辻行人|仮面の主人と美少女が住まう不気味な館で起こった惨劇とは?館シリーズ第二弾!

    「十角館の殺人」の衝撃に勝るとも劣らない、館シリーズ第二弾。山奥に佇むヨーロッパの古城のような巨大な館、「水車館」には、仮面を被った主人と美少女が、ベテラン執事と通いの家政婦と共に、世間から離れてひっそりと暮らしていまし...「十角館の殺人」と同様に一言で読者に衝撃を与え、精緻で美しいトリックの真相が繰り広げられます。これぞ、綾辻行人さんの作品だ!という快感が味わえます。論理的に構築された犯罪で終わらない非科学的な部分でもゾクゾクさせるラストは、ホラーにも精通した綾辻さんならではの面白さです。

  • 黒と茶の幻想(上・下)|恩田陸|4人の男女が旅で向き合う消えた少女の行方と自分自身の謎。

    学生時代からの友人である30過ぎの4人の男女はふとした思い付きからY島(屋久島)への3泊4日の登山旅行を思い付きます。元恋人を含む4人は、会社で責任のある立場になっていたり、結婚して子供がいたり、義父と上手くいってなかっ...神聖な雰囲気が漂い自らを包み込んでくるような森。沢山の森の中をひたすら歩きながら、4人は、突然消えた共通の知人、梶原憂理に関する謎を解き明かしていくと共に、それぞれが抱える己の謎について議論しつつ、過去の自分、そしてそれから地続きの現在の自分の奥底に眠っていた意識と向き合い、自分自身についての新たな発見をしていきます。

  • 屍人荘の殺人|今村昌弘|一時間半で世界は一変した。籠城を余儀なくされた事態で連続殺人の魔の手から彼らは生き延びることができるのか。鮎川哲也賞受賞作。

    神紅大学のミステリ愛好会会長であり、「神紅のホームズ」と呼ばれる明智恭介とその助手である葉村譲は、警察も顔負けの多くの事件を解決してきた天才探偵美少女、剣崎比留子と共に、映画研究部の曰くつきのペンションでの合宿に参加する...神紅大学のミステリ愛好会会長であり、「神紅のホームズ」と呼ばれる明智恭介とその助手である葉村譲は、警察も顔負けの多くの事件を解決してきた天才探偵美少女、剣崎比留子と共に、映画研究部の曰くつきのペンションでの合宿に参加することになります。そこで突如起こった密室殺人事件は連続殺人の幕開けでした。

  • Nのために|湊かなえ|4人の証言がパズルのピースのようにはまっていくとき浮かび上がる読者にしか分からない驚きの真実とは?

    「究極の愛、それは罪の共有」 ある日、高層マンションの一室で、資産家であり商社勤務の男とその妻の変死体が発見されました。現場に居合わせた4人の証言は、一見齟齬がないように思え、事件は解決となりましたが、実際のところは、嘘...ある日、高層マンションの一室で、資産家の男とその妻の変死体が発見されました。現場に居合わせた4人の証言は、一見齟齬がありませんでしたが、実際は、嘘にまみれていました。10年後、4人それぞれの視点から過去を振り返り、当時の真相をありのままに語るとき、初めて真実が明らかになる。4人それぞれが思う大切な人、Nとは誰なのか。

  • 悪女について|有吉佐和子|27人の男女が語る一人の女性実業家の華麗なる一生

    昭和の代表的女流作家、有吉佐和子さんの「悪女について」に令和のミステリーファンが熱狂しているということで、書店で思わず手に取ってみました。一人の悪女の一生を描くのに、悪女は一度も語り手にならずに、彼女を語る男女の証言のみで物語が成立するので、本当のところは彼女はどう考えていたのだろうと憶測が止まらなかったり、語る人によって浮彫りになってくる彼女の像が全く違っていたりするのがとっても面白い作品です。

  • 神様の暇つぶし|千早茜|ひと夏の甘くて苦しい恋にとてつもなく苦しくなる!

    あなたはその人が自分が生きる世界のすべてだと思うくらい人を好きになったことがありますか?そういう恋を経験した人、またそういう恋の真っ最中の人、忘れられない人がいる人は共感する部分の多い作品だと思います。こんな苦しい恋はしたくないと思いつつも、これほど誰かを好きになれるということに羨ましさを感じます

  • 麦の海に沈む果実|恩田陸|閉ざされた学園で「自分自身」を見つける物語。

    「麦の海に沈む果実」を簡単に言うと、学園もののダークファンタジーというところでしょうか。実際のところ、そんな簡単に言い表してしまうにはもったいない作品で、現実と記憶や幻想の世界を自由自在に操り、現在と過去、未来という時間を巧みに使って読者を楽しませる恩田陸さんにしか書けないジャンルの作品だと思います。

  • 死神の精度|伊坂幸太郎|6つの物語に6つの人生。6つの物語に6つの謎。

    「人間はいつか必ず死ぬ」この事実をあなたは本当の意味で理解していますか?死というものは人間にとってとても怖いことだから、深く考えていたらきりがありません。でも、「死神の精度」では、そんな人間にとってとても怖い「死」が間近に迫った人々の人生を覗き見ることで、死ぬこと・生きることについて新しい視点を得ることができます。人間の本質を突く伊坂ワールド全開の一作です。 あらすじ この物語の主人公は死神です。

  • 危険なビーナス|東野圭吾|独身獣医が美女と共に謎解きを。失踪した弟は見つかるのか?

    獣医として働く伯郎のもとへ、弟である明人の妻だと名乗る楓という女性から突然、電話がかかってきます。カーリーヘアの髪が美しく、しなやかで肉感のある体が魅力的な彼女は、「明人が失踪してしまったので、行方を探すのを協力してほしい」という旨のことを伯郎に伝えます。弟が心配だったのか、この美しい女性を助けたいと思ったのか、伯郎は弟探しに協力することにします。

  • アリス殺し|小林泰三|夢の国の殺人とリンクする現実世界の死。アリスは食い止めることができるのか!?

    ハンプティダンプティが塀から落ちて粉々に割れて死んでしまった不可思議な出来事から始まる不思議の国の"連続殺人事件"が彼女を襲います。その事件が夢の中だから気にしなければ大丈夫、と割り切れないのがこの物語。現実と夢の世界はリンクしており、どうやら夢の世界で自分のアーヴァタールが死ぬと、現実世界の自分も死んでしまうらしい

  • 肩ごしの恋人|唯川恵|恋愛に仕事に、悩める女性たちが共感できる一冊!直木賞受賞作。

    三度目となる結婚の失敗にもめげない、自分の幸せにとことん貪欲な女、るり子。幼い頃から今まで勉強も仕事もまともにこなし、仕事にも恋にも現実的な考え方を持ちつつも、自分にとっての幸せに疑問を持ち続けるクールな女、萌。対照的な性格ながら5歳の時からずっと一緒にいる2人の生き様を真っ直ぐな言葉で爽快に描いた物語です。

  • 肩ごしの恋人|唯川恵|恋愛に仕事に、悩める女性たちが共感できる一冊!直木賞受賞作。

    三度目となる結婚の失敗にもめげない、自分の幸せにとことん貪欲な女、るり子。幼い頃から今まで勉強も仕事もまともにこなし、仕事にも恋にも現実的な考え方を持ちつつも、自分にとっての幸せに疑問を持ち続けるクールな女、萌。対照的な性格ながら5歳の時からずっと一緒にいる2人の生き様を真っ直ぐな言葉で爽快に描いた物語です。

  • 黄昏の百合の骨|恩田陸|百合に囲まれた洋館に次々と起こる不吉な出来事の正体とは

    どうして祖母はいつもこの洋館のあちこちに百合の花を飾り、洋館を百合の香りで充満させたのか。相次ぐ不審死や失踪の原因は一体何なのか。理瀬は自分の身に降り掛かる危険を回避することができるのか。嫉妬、憎悪、愛情など様々な人間同士の感情がぶつかり合い、絡まり、恐ろしいものへと豹変していくサスペンス&ミステリーです。

  • 黄昏の百合の骨|恩田陸|百合に囲まれた洋館に次々と起こる不吉な出来事の正体とは

    どうして祖母はいつもこの洋館のあちこちに百合の花を飾り、洋館を百合の香りで充満させたのか。相次ぐ不審死や失踪の原因は一体何なのか。理瀬は自分の身に降り掛かる危険を回避することができるのか。嫉妬、憎悪、愛情など様々な人間同士の感情がぶつかり合い、絡まり、恐ろしいものへと豹変していくサスペンス&ミステリーです。

  • ヴェールドマン仮説|西尾維新|記念すべき100冊目!軽快で残酷なミステリー

    西尾維新さん100冊目となる小説「ヴェールドマン仮説」。祖母は法医学者、祖父は推理作家、弁護士の母に検事の父を持ち、刑事のお兄ちゃん、ニュースキャスターのお姉ちゃん、探偵役者の弟にVR探偵の妹に囲まれた生活を送る吹奏野家のぼく。

  • 東京タワー|江國香織|年の差男女が織りなす儚い恋愛模様

    「世の中でいちばんかなしい景色は雨に濡れた東京タワーだ。」江國香織さんのこのお話は、悲しげに淡い光を放つ少し古びた懐かしい印象の東京タワーとよく合っていると思います。あくまで、昼間の東京タワーではなく、夕方や夜の少し寂しげな東京タワーです。毎度思うのですが、江國香織さんの世界観、言葉選びはとってもお洒落。

  • 夏の名残りの薔薇|恩田陸|現実か記憶の改ざんか。山奥のクラシックホテルに集められた金持ちたちの間の不穏な空気が物語を包むミステリー

    2020年8月に発売された新作、「スキマワラシ」が話題になっている恩田陸さんですが、今回紹介するのは山奥のホテルでのある一族が主催するパーティーが舞台の不穏なミステリーです。

  • 赤い長靴|江國香織|安心と孤独が入り混じる夫婦生活

    江國香織さんの小説は日常を美しく繊細に、しかし飾らずに描写したものが多いですね。「赤い長靴」はそんな江國香織さんが描く安心感と孤独感という相反する感情に包まれた夫婦生活の日常を場面を切り取って綴ってゆく連作短編集です。

  • 誘拐リフレイン|歌野晶午|人間の本質を見抜くJK探偵を誰も欺けない!

    誘拐、また誘拐!?恐ろしく頭が切れるJK探偵がすべてをひっくり返す!ミステリーとして論理的であっと言わせるトリック満載で、人間として考えさせられるストーリーもあり、社会的な問題にも鋭く切り込んでくるという歌野晶午さんワールド全開のミステリーです。

  • 阪急電車|有川ひろ|一人ひとりに物語あり。隣のあの子の今日の物語は?

    レトロな内装が可愛い阪急電車の中でも全国的知名度の低い今津線。そんな片道たった15分のローカル線で起こる人々の日常に起こる小さな奇跡の数々。何気なくいつも乗っている電車の中に、風景のように佇み、普通会ったことも忘れてしまうような乗客たち。でも、そんな乗客一人ひとりにも悩みはあり、人生はあり、物語があります。

  • medium 相沢沙呼 【2020本屋大賞ノミネート!このミス、本ミス、ベストブック、三冠!】

    ミステリーに飢えている、可愛い探偵さんに飢えているという私と同じような心境のあなた!ぜひこの本をお手にとってみてください。霊視能力、降霊能力のある霊媒師と名乗る一見ミステリアスな女性、城塚翡翠と推理作家香月が、二人の力を合わせ、次々と事件を解決していきます。

  • ドミノ|恩田陸|抱腹絶倒のスピーディなドタバタコメディ。

    ドミノは、ある日の東京駅での数時間の様子を27人と1匹の視点から描いた超スピーディなドタバタコメディです。 ある子役は舞台のオーディションで薬を盛られ、過激派組織は東京駅で爆弾爆破について画策し、ミステリー研究会の学生たちは時期幹事長を巡る争いに心を燃やし、保険会社勤務の部長はどうにか締め切りに間に合うようにと、契約書類を死に物狂いで運ぶ。

  • 星降り山荘の殺人|倉知淳|どんでん返しミステリー

    倉知淳さんの代表作の一つ「星降り山荘の殺人」。文庫本でも結構分厚いですし、何となくタイトルからして、こわい!難しそう!という印象を受ける方も多いかもしれません。しかし、ユーモラスな筆致でとても読みやすく、密室殺人という王道のミステリー要素も強いので、ミステリー初心者にもおすすめの作品です!

  • マスカレード・ナイト|東野圭吾|犯人は誰!?好奇心を刺激するエンターテイメント小説!

    ある日、「練馬独居女性殺害事件の犯人が、大晦日の夜に、ホテル・コルテシア東京のカウントダウンパーティに現れる」という密告状が警察のもとに届きました。警察によるホテルでの潜入調査が行われることになり、新田は、再びホテルマンに扮し、鋭い眼光を光らせてお客様の怪しい動きを観察することに。

  • すべて真夜中の恋人たち|川上未映子|夜の闇に揺れる光のような恋

    「すべて真夜中の恋人たち」。芥川賞作家、川上未映子さんが織りなす究極の恋愛小説です。ずっと孤独の中で生きてきたわたしでしたが、あるとき柔らかな雰囲気の控えめな年上のある男に苦しいほどの恋をします。儚く、寂しく、美しい恋とその結末。恋とは何か、愛とは何か、孤独とは何か。

  • 流浪の月|凪良ゆう|【2020本屋大賞!】

    2020本屋大賞受賞作品、凪良ゆうさんの「流浪の月」。幼いころから世の中の当たり前や普通と思われている価値観に疑問を抱く主人公、更紗。そして、その引っかかりは婚約者、亮くんとの生活の中でも現れていきます。

  • あの夏が飽和する|カンザキイオリ|生きたい。愛されたい。死んじゃいたいけど。

    瑠花、千尋、武命。三人はそれぞれが溺れる海の中から這い出すことはできるのか。胸にぐさりぐさりと突き刺さる剥き出しの感情を表す言葉たちにページをめくる手が止まらない青春サスペンスです。今注目のアーティスト、カンザキイオリの衝撃のデビュー作。

  • あの日の交換日記|辻堂ゆめ|文章の力を借りれば何者にでもなれる

    あなたは交換日記をしたことがありますか?私は本作のタイトルを見たとき、小学生のころに友達としていたのを思い出してとても懐かしくなりました。口では言えない秘密を日記をしている仲の良い子だけに共有するというちょっぴり危険な体験は、私たちの絆を深めたものです。

  • ままならないから私とあなた|朝井リョウ|人間らしさとは何か。無駄にこそ宿る?

    幼馴染の薫と雪は、昔から異なる考え方を持っていました。薫は、無駄なものをそぎ落として、効率性を求めて生きています。一方、雪は、一見無駄なこと、遠回りなことにこそそこでしか出会えない価値があると考えます。薫は、どこまで「ままならないこと」が起きないよう自分を、他人をコントロールして生きていくのか。

  • 神様のボード|江國香織|骨ごと溶けるような恋

    草子は、かつて骨ごと溶けるような恋をした母、葉子と共に旅がらすとなって、数年おきに引っ越しを繰り返す生活を送っていました。どこかに馴染んでしまったら、あの人のところへは戻れない。あの人以外のところで馴染むことなんてできないと考える葉子は、愛する我が子と共に、神様のボードに乗って、様々な土地をふらりふらりと旅しながら暮らすのです。

  • 神様のボード|江國香織|骨ごと溶けるような恋

    草子は、かつて骨ごと溶けるような恋をした母、葉子と共に旅がらすとなって、数年おきに引っ越しを繰り返す生活を送っていました。どこかに馴染んでしまったら、あの人のところへは戻れない。あの人以外のところで馴染むことなんてできないと考える葉子は、愛する我が子と共に、神様のボードに乗って、様々な土地をふらりふらりと旅しながら暮らすのです。

  • 人類最強のヴェネチア|西尾維新|人類最強の請負人、哀川潤が連続殺人犯に挑むノンステップミステリー

    人類最強の請負人、哀川潤は、天才で可愛い19歳にして心理学の権威の女の子、軸本みよりと、かの赤神家のお嬢様お付きのメイド長、班田玲と共にヴェネチアで起こった二つの謎を解き明かすことになります。

  • マスカレード・イブ|東野圭吾|仮面を保つホテルマンと仮面を剥がす刑事が出会う前のそれぞれの物語

    マスカレード・ホテルで連続殺人事件の共に立ち向かった、優秀なホテルマンの山岸尚美と敏腕刑事である新田浩介が出会う前のそれぞれの物語。"ホテルにはいろいろな人間がやってくる。…彼らは皆、仮面を被っている。だから、ホテルマンは、決してその仮面を外そうとしてはならない。

  • 探偵少女アリサの事件簿|東川篤哉|笑えるミステリーで元気をチャージしよう

    ロリータファッションに身を包む頭の切れる美少女、アリサは、探偵の両親のもとに生まれた女の子。自らも探偵としての才能を持ち、何でも屋で働くヘタレ三十路男、橘と共に事件を解決していきます。軽快なタッチとユーモアあふれる登場人物たちのやり取りを思う存分楽しんじゃいましょう。短編全4編収録。あなたは、アリサより先に事件を解決できますか?

  • まち|小野寺史宜|自分の大切なものを見つめて歩む

    瞬一は高校卒業後、故郷を出て、東京で暮らし始めます。瞬一は、コンビニや引っ越し屋でバイトをしながら、アパートの隣人と会話を交わしながら、いつの間にか東京での生活に馴染み、じいちゃんの言った通り、最初は思いもしなかったような人と交わり、自分を見つめ、成長していきます。

  • 世にも奇妙な君物語|朝井リョウ|オチがすごい!

    朝井リョウさんが大好きだという「世にも奇妙な物語」を自らの短編小説で表現したいと思い、実現したこの小説。朝井リョウさんというと青春小説というイメージが強いですが、この短編小説は、独特の世界観とオチにびっくりというまさに朝井リョウが贈る「世にも奇妙な物語」なんです。

  • 男ともだち|千早茜|恋愛小説の形に留まらないある女の不器用でたくましい生き様を描いた話。

    主人公、神名葵は、自分の描きたいものを描くために、イラストレーターとして日々仕事に勤しんでいます。そんな神名は、関係の冷え切った恋人の彰人との同棲生活を送りながら、自分勝手な愛人、真司と時に抱き合うという生活に苛立ちながらも、それを止められずにいました。そんな神名のもとに、大学時代をずっと共にした男ともだち、ハセオから突然電話がかかってきます。

  • マスカレード・ホテル|東野圭吾|敏腕刑事×ホテルマンで、犯人の仮面を剥がせ!

    都内で起こった3つの殺人事件は連続殺人事件だろうと警察は踏み、捜査を進めていました。そして、調査から分かったこと、それは、4つ目の殺人事件の舞台は、「ホテル・コルテシア東京」になりそうだということでした。第4の殺人が起こる前に何としてでも犯人を捕まえたい警察は、総動員で、ホテル・コルテシア東京の従業員やお客様になりすまし、監視をすることに。

  • 木曜組曲|恩田陸|5人の女たちから次々と明かされる天才小説家の死を巡る謎

    まるで鳥かごのような独特の空気感が流れ、そこだけ時間の流れが違うような別世界のような感覚になる白い洋館に、今年も5人の女たちが集まります。この白い洋館は4年前に謎の死を遂げた天才耽美派小説作家、重松時子の自宅であり、彼女の命日である2月の第二週目の木曜日を挟んだ三日間、毎年彼女と関わりのあった5人の女性たちはこの洋館に集い、飲食を共にし、話に花を咲かせるのでした。

  • デリバリールーム|西尾維新|“我が子”の幸せで安全な出産のために妊婦たちは戦う!

    参加費、50万円。"我が子"の幸せで安全な出産のために、妊婦たちは立ち上がる!儘宮宮子。15歳、女子中学生、妊娠6ヶ月。大学教授のママからは愛を、小説家のパパからは恋を学んだ宮子は普通なら有り得ない理由で子を身籠りました。 そんな宮子のもとへ「我が子の幸せで安全な出産と将来を得るチャンスを与えます」という趣旨のいかにも詐欺らしい招待状が届きます。

  • 首折り男のための協奏曲|伊坂幸太郎|伊坂ワールドだから許される!憎めない殺し屋と泥棒ここにあり。

    この小説は、別々の雑誌に書いた7つの短編を一つのお話にまとめ上げたものです。伊坂さんお得意の時空のねじれで読者を翻弄したり、お馴染みのキャラクターであるプロの泥棒、黒澤が持ち前の頭の良さと冷静さで依頼人たちをあっと言わせたり。なんともスピーディなエンターテイメント!これぞ伊坂幸太郎さん!

  • 濱地健三郎の霊なる事件簿|有栖川有栖|ホームズみたいな心霊探偵登場!?ミステリと怪奇の融合を堪能して。

    心霊探偵、濱地健三郎のもとには、死者の呪いや祟り、執念の存在、つまり怪奇的な理由なしには原因が分からないような出来事に悩み、藁にも縋る思いで、探偵事務所の扉を叩く人々が集まってきます。濱地は、信頼できる助手、志摩ユリエと共に、死者の声に真摯に耳を傾けながら、ときには優しくときには厳しく、事件を解決していきます。

  • 小暮写眞館|宮部みゆき|一枚の写真から始まる優しく切ない現代ミステリー

    ごく普通の高校生、英一と少し変わり者の彼の家族が引っ越したのは、古い店舗付きの一軒家でした。その名は「小暮写眞館」。 どうして新築ではなくわざわざこんな古びた家をローン付きで買うのかと嫌気がさしつつも平凡に暮らすはずだった英一のものへ小暮写眞館と関わる一枚の不気味な写真が持ち込まれます。

  • 体育館の殺人|青崎有吾|一本の傘から導き出される驚きの真実。鮎川哲也賞受賞作。

    風が丘高校の旧体育館のステージで発見された放送部部長の刺殺体。ステージへと繋がる扉はすべて鍵が掛けられているか、人目が常にあり、なんと"密室"でした。その密室で唯一被害者と二人きりになれた卓球部部長の佐川にかけられた疑いを晴らすため、卓球部の後輩である柚乃は、アニメオタクのダメ人間でなぜか学校の部室に住み着いている!?という学年成績トップの噂の天才、裏染天馬のもとを訪れます。

  • ホワイトラビット|伊坂幸太郎|誘拐犯、泥棒、警察。スリル満点の騙し合いが今、始まる!

    誘拐犯の妻が誘拐された!?仙台の住宅地で起こった、起こした?人質立てこもり事件。なぜかそこに巻き込まれた泥棒を生業とする男やオリオン座の蘊蓄大好きなコンサルタントオリオオリオ、かつて大切なものを失った敏腕警察官、人質とされた一家も訳ありで!?騙し騙され進んでゆく物語の結末とは?きっとあなたも騙される。スリル満天、スピーディーな伊坂マジックの世界へようこそ。

  • 屋上の名探偵 市川哲也 忘れてはいけない「正義感」を永遠に。

    「名探偵の証明」シリーズの若き名探偵、蜜柑花子の学生生活を描いた学園もののミステリー。様々な事件を快刀乱麻に解決してきたという噂の転校生、蜜柑。そんな蜜柑の力を頼って屋上に訪れた少年、中葉。最初は「もう推理なんてしない。」と断っていた蜜柑でしたが、中葉が推理の披露をするから、それまでの調査を手伝うという条件で、蜜柑は再び探偵としての活動を始めたのでした。

  • 名探偵の証明シリーズ|市川哲也|名探偵の苦悩と栄光をフレッシュな筆致で描く

    【名探偵の証明|市川哲也|《鮎川哲也賞受賞作》探偵とは何か】あらすじ事件解決率ほぼ100%を誇り、1980年代の推理小説界に「新本格ブーム」を巻き起こしたほどの敏腕探偵、屋敷啓次郎。しかし、時は経ち、屋敷も60代になり、探偵活動も年中休業中。隠居生活のような日々を送っていた。

  • 忘却探偵シリーズ|西尾維新|全巻あらすじ・感想|順番に!

    西尾維新さんといえば物語シリーズでしょ!という方も多いと思いますが、今回は私の大好きな忘却探偵シリーズをご紹介します。タイトルに巻数が記載されていないので、順番通りに並べて分かりやすくしてみました。とはいっても、どの巻から読んでも大丈夫なシリーズで、実際私もバラバラの順番で読みましたけれども。

  • 葉桜の季節に君を想うということ|歌野晶午|巧妙な叙述トリックとどんでん返し。読み直したくなること必至のミステリー!

    今回は、日本推理作家協会賞、本格ミステリー大賞、このミス第一位と、あらゆるミステリーの賞を総なめにした歌野晶午のミステリー、「葉桜の季節に君を想うということ」をご紹介します。まさかの叙述トリックに、え?え!?と後半かなり驚かされ、どんでん返しまで待ち構えるというお話です。

  • 準教授・高槻彰良の推察シリーズ|沢村御影|全巻あらすじ・感想

    常に怪談や怪奇事件に遭遇することを心待ちにしているイケメンで変わり者の民俗学准教授、高槻彰良と、高槻先生のもとで、調査を共にするアルバイトをしている不思議な能力を持つ地味メガネキャラの男子学生、深町尚哉が己の正体を明らかにするためにも、日々怪奇事件に立ち向かうシリーズです!

  • 十角館の殺人|綾辻行人|館シリーズ第一作目にしてデビュー作。驚愕の結末を味わって。

    綾辻行人の館シリーズの第一作目、「十角館の殺人」。互いを著名なミステリー作家の名前をあだ名として呼び合う推理小説研究会の面々を脅かす謎の殺人予告。「次に殺されるのは誰か」、「犯人は隣のこの友人か」。張り詰めた空気感の中、殺人は実行に移されていく。驚愕の結末に鳥肌が立ってしまいます。

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、りすたろうさんをフォローしませんか?

ハンドル名
りすたろうさん
ブログタイトル
りすの本棚
フォロー
りすの本棚

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用