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映画の天使だ金返せ! https://ken-cal-ab.jugem.jp/

映画ブログとして始めたはずが、7年の休止を経て、エッセイだらけになっています。特に一貫したテーマはありません。書きたいなと思ったものを、書きたいときに書いているだけです。

更新間隔はメジャーリーグの先発投手を目安にしていますが、ある日突然、故障者リストに入るかもしれません。 ガラスの先発4番手くらいで、ヨレヨレとやっていきます。 と書いたものの、日本のプロ野球の先発投手並みの間隔になっています。中4日は無理。メジャーはすごい!

フェリペ
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2020/10/30

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  • つゆだくが日本をだめにする

      「おまけ付き」という販売法は実に上手くできている。ビールの6缶パックに缶詰が付いていたり、ウィスキーにグラスや新商品の小瓶が付いていたり、歯磨き粉が20パーセント増量だったり、考え出すといくらでも例は思い付く。 おまけ付きの商

  • チャレンジしろ!電話するな!

      メジャーリーグの試合を見ていると、「おいおい、それはないだろう」という光景に出くわすことがある。 数年前から導入された、「チャレンジ」に関してである。審判のジャッジに不服を申し立て、ビデオ映像による再検証を求めるものだ。日本で

  • 「どういうことですか?」で形勢逆転

      人に何かを説明するのは難しい。どういう順番でどういう風に言えば分かってもらえるかを、相手の反応を見ながら考える。それで分かってもらえれば一安心である。  だが中には、何をどう説明しても分からない人もいる。こればかりは

  • 「レ・ミゼラブル」(2019)目当てで「レ・ミゼラブル」(2012)の記事にたどり着く人が多いので、「レ・ミゼラブル」(2019)についても何か書いておく

     (前置き)  はい、タイトルの通りです。もう映画批評は書くつもりがなかったのですが、このような個人的な事情で、「書くならこの映画だろう」と思っていました。ちなみに「レ・ミゼラブル」(2012)の記事はこちらです(「レ・

  • ビールを飲むなら差額を払え

      僕はかなりの倹約家で、無駄なことにはあまりお金を使わないし、少し大きな買い物をする時も、商品を吟味したうえで、自分をいったん落ち着かせないと決心がつかない。 周りから「ケチだ」と言われることもあるのだが、もともとこういう性格な

  • あそびのある映画

      ケーブルテレビの映画チャンネルで録画していた「長江 愛の詩」という中国映画を見たのだが、どうにも自己陶酔系の作りで自分には合わず、半分ほどで見るのをやめてしまった。  大まかにストーリーを説明すると、長江で貨物船の運

  • 200 coups

      このブログも今回で200回目です。少なくとも90人の貴婦人がお喜びかと思いますが、いつも以上に内容がないので、手短に済ませます。  「200は書く」というのは150回を超えたあたりからの目標だったので、どうにか達成で

  • 古典教師(ババア)の理不尽な仕打ち

      「言った」「言わない」の議論はとことん不毛で極力避けて通りたいが、不幸にも、その当事者になることもある。 真っ先に思い浮かべるのが、高校3年生の古典の授業である。あの時の仕打ちは、いま思い出しても腹立たしい。  古典

  • ビールかけは「最高でーす」

      コロナ禍で昨年は自粛となったが、プロ野球の風物詩といえば優勝チームのビールかけである。個人的には昔ほど野球を熱心に見なくなったものの、ビールかけは変わらず続いている。 屈強な男たちがずらりと並んだビール瓶を我先にと奪い合い、頭

  • スーパーのATMにできる行列

      スーパーのATMに行列ができているのを見ると、どうにかならないものかと思うし、対策を取ればどうにかできるとも思ってしまう。  大きめのスーパーやショッピングモールでは複数の銀行がATMを設置しているし、1行につき複数

  • 外国語の知識ひけらかしおじさん

      これまでにフランス語を8年あまりほぼ独学で学習し、どうにかフランス語圏で生き延びられるくらいにはなった。「ほぼ独学で」と言う通り、まったくの独学ではなく、フランス語の先生に付いている時期もあった。  3年ほど前にフラ

  • 有名人のサインを飾る飲食店

      髪の毛を逆立てて怒り狂うほどではないにしても、飲食店で有名人のサイン色紙が飾られているのを見ると嫌な気分になってしまう。  あれは一般客をないがしろにしていないだろうか。中には「わー、あの人も来てる。この人も来てるー

  • 寸止めのゲンさん

      ふと寸止めのゲンさんを思い出してしまった。といってもほとんどの人にとっては、誰のことか見当も付かないだろう。「ああ、あの人ね」という人がいれば、恐らく同年代で、子どもの頃の多感な時期に、あの人を見てしまったのだろうと想像する。

  • 外国語学習の超間接的な利点

      気が付くとかなり長い間、外国語の学習をしている。英語に本格的に取り組んで15年以上だし、フランス語も8年以上である。 2つの外国語能力を維持、向上させていくのは大変なのだが、何かしら英語とフランス語に触れることは日課になってい

  • ブルーベリーは過大評価されている!

      世の中は残酷かつ不公平なもので、まったく同じようにふるまっていても、良いイメージを持たれやすい人もいれば、悪いイメージを持たれやすい人もいる。  僕はどういうわけか、徹底的に悪いイメージを周囲に与えてしまうようで、(

  • にわかファンは悪なのか

      コロナ騒動のせいもあって、昨年(2019年)に日本でラグビーのワールドカップが行われたのがずいぶん大昔のことのようだし、違う惑星の出来事くらいにも思える。  「スポーツ熱は平和で良かったなあ」としみじみ感じてしまうの

  • スケボーはどこへ行った

      岡山市内の公園で、スケボー族が迷惑行為を繰り返す時期があった。  だいたい4人から5人の、高校生か高校を卒業したくらいの男性グループで、ダボっとしたズボンにキャップを斜めにかぶり、人によってはピアスも顔中に入れて、い

  • 文法書に文化はいらない

      前回、高校生向けの英文法の教科書Vision Questは最強だということを書いたが、実はまったく違うことを書くつもりだった。血が騒ぐのか何なのか、いつの間にか7年前(休止前)に書いていたような内容になってしまった。気を取り直

  • 文法の教科書最強説

      幸か不幸か、日本で暮らしていると英語を話す機会は一切ない。当然スピーキング能力は落ちるし、文法面の細かい知識もあやふやになる。「これではいかん」と思い立つことがたまにあり、そういう時は短期間で集中的に、文法書を音読する。&nb

  • なりたい私になるという詐欺

      新年の抱負のような改まったものでなくても、ちょっとした会話の中で「私は芯が強く輝いた女性になりたい」などと目標を語る女性がいる。男性の例はあとで考えるとして、まずは女性である。  僕はこういう会話がとにかく嫌なのだけ

  • 「将棋+ボクシング」の新競技

      将棋とボクシングを組み合わせて、新しい競技を作ろう。  と言うと突拍子がないが、何もないところから言い出したわけではない。 10年ほど前に見た海外のドキュメンタリー番組で、そのような取り組みがあったのだ。記憶が定かで

  • 映画字幕の「マイル⇒キロ」変換

    英語圏の映画、特にアメリカ映画を見ていると、字幕で「ここから8キロ離れたところよ」などと、何とも中途半端な距離表示がされることがある。これはもちろんマイルからの変換で、元のセリフは「5マイル」である。 「5マイル⇒8キロ」くらい

  • 死ぬまでに観たい50音の映画

      「フェリペさんはもう映画のことは書かないの?」と、少なくとも80人の貴婦人が心配されていることだと思います。「もう面倒くさいもん。そんな体力もないよー」と、僕も駄々をこねてしまうのですが、ならばと新しい趣向で何かやってみます。

  • 木のおたまを出すラーメン屋を糾弾する

      レンゲは素晴らしい。誰が考えたのだろうとさえ思う。  ラーメンのスープをすくうアレである。独特の底が深い形状で、スープがごそっとすくえて味わえる。磁器製のものでも安っぽいプラスチック製のものでも、金属製のスプーンのよ

  • 昔のテレビはひどかった

      テレビをまったく見なくなった。興味のあるスポーツ中継があれば見るが、それ以外となると、週に10分も見ていない。 ここでいうテレビはそのままいわゆる「地上波放送」で、ケーブルテレビの視聴もテレビに含めるなら、かなりの時間を見てい

  • 酒の甘口辛口

      日本酒は当たり前のように「甘口」「辛口」と分類されるが、あれは正確には「濃口」「薄口」である。前から思っていることで、そろそろ誰か言い出すだろうと待っていたのだが、誰も言い出さない。そういう意見も一部にはあるのだろうが、まった

  • ジェラルディンがやめた

      ジェラルディンがやめた。  そのことを知った時はショックだったし、決して大げさではなく、僕のフランス語学習において、ひとつの大きな何かが終わってしまうのを感じた。  といっても、フランス語学習者も含めて他の

  • 「写真をやってる」だと?

      「写真が趣味だ」と公言する人は、どうしてあんなに偉そうなのだろう。  もういきなり偏見なのだが、写真趣味の人の、他より一段高いところから発言する感じがたまらなく嫌だ。一部の人が鼻につくだけで、全員がそうでないとは分か

  • 焼いたホルモンがうまかった頃

      今ではまったく食べたいと思わないのだけど、若い頃にはホルモンが食べたくてどうしようもなくなる時があった。体が肉の脂を欲している、そういう感覚である。 そうなると迷わずスーパーでホルモンを買う。それもシマ腸を買う。腸壁がベージュ

  • ババアだらけのTV5MONDE

      ケーブルテレビの有料チャンネルTV5MONDEを契約して、フランス語の聞き取り能力向上に役立てているとは、以前延々と書いた。見るのは主に、気楽な旅番組や料理番組で、30分弱のものが平日の午前10時台に2本、午後0時台に1本放送

  • 書道ポエムをやめろ

      書道とポエムを組み合わせた、あの手のインチキっぽいものが嫌いだ。筆書きでそれっぽいメッセージをしたためて、ポストカードや色紙にしているアレである。 考えるのも嫌なのだが、適当に例を考えると、  「視線」 君のことなん

  • Amazon Kindleで電子書籍を出しました

      はい、えーと、タイトル通りです。告知です。 まあここまで、ほぼ7年ほったらかしでしたが、174の記事を書いてきたので、今回くらいはいいじゃないですか。  この度、12年前の2008年に書いた旅行記をAmazon Ki

  • TV5MONDEを語ろう (7)これで最後。誰におすすめ?

      TV5MONDEのレポートも今回でひと区切り。ダラダラと引き延ばす内容でもないし、どのようなチャンネルなのかと、大枠は伝えられた。今後さらに書きたいことがあれば、別カテゴリーを作って、そちらで細々とやります。  最後

  • TV5MONDEを語ろう (6)ニュースは見ないの?

      TV5MONDE契約のきっかけとして、ケベック発のニュースが見られるのも大きかった。カナダ国営放送Radio-Canadaの制作で、枠は毎日あり、15時半から25分ほど。録画しておいて、見られる日は見ている。  ケベ

  • TV5MONDEを語ろう (5)字幕は飛ばすもの

      前回、TV5MONDEの映画ラインアップは貧弱だという話をした。今回も映画の続きで、字幕について。そして今回も文句タラタラになってしまう。「TV5MONDEの魅力を伝える」と始めた割にひどいものだ。ただ、今回の内容は、現在では

  • TV5MONDEを語ろう (4)映画を見なくなったわけ

      TV5MONDEを契約したもともとのきっかけは、日本では普通に公開されない映画を見るためだった。昨年末から時間ができ、フランス語習得の本格化とともに、映画趣味も再開させていた。この10年ほど(特にこの5年)映画をロクに見られて

  • TV5MONDEを語ろう (3)気ままなケベック

      TV5MONDEを熱く書いていることで、人によっては誤解してしまうかもしれない。誤解があれば早めに釈明しておいた方がいい。あくまで個人的な尺度だし、誰かを貶めたりという意図もなく単純に、「TV5MONDEはそれほどおもしろくは

  • TV5MONDEを語ろう (2)時間がぐちゃぐちゃ

      TV5MONDEを契約したもともとのきっかけは、フランコフォニーの映画とケベックのニュースを見るためだったが、あまり興味が続かず、聞き取りの素材としても満足を得られなかったため、今では主に、普通のテレビ番組を見ている。&nbs

  • TV5MONDEを語ろう (1)バカ詳細レポートを目指して

      気が付けば8年近くフランス語の勉強をしている。数限りなく挫折と再開を繰り返しているので、その期間を含めるともう少し長いのだろうが、最後の再開からは8年近く、不思議なことに飽きもせず続いている。 8年の間でもダラダラしていた時期

  • 夢が覚えられない

      カズオ・イシグロの “The Unconsoled” (「充たされざる者」)という小説を読んでいる。1995年発表といくぶん古いのだが、現在までイシグロの超問題作という評価は変わっておらず、読んでいても

  • クロワッサンで朝食を

     若い頃から憧れ続けたパリ。遠い国の異なった世界でしかなかったパリに、中年を過ぎて移り住む機会を得る。そこで見たパリは、ある意味では予想通りだったし、ある意味では予想を超えていた。生きていく上で、現実と向き合う必要もあった。パリを

  • そして父になる

      僕は普段は日本映画をほとんど見ないし、見たとしても批評を書きたいという気にはならない。批判するにしても賞賛するにしても、「どぎつく」なりそうでためらってしまう。監督も俳優も、皆さまにおなじみの面々である。いくら客観的に書いても

  • ラーメンと毛筆

      車を走らせていると本当によく思うのだけど、日本のラーメン屋はどれもこれも似たような店構えになってしまった。昔ながらの小ぢんまりとしたところはともかく、新規営業の、特にフランチャイズのラーメン屋となると、見事なまでにそっくりであ

  • ネブラスカのかがり火

    bonfireという英単語を知っていれば、英語をそれなりに勉強した人かもしれない。単純に見える単語だが、それほど頻繁に使うものでもない。「火に関係している」とは分かっても、正確に意味が分かる人は多くないだろう。 bonfireは、「かがり

  • しおりヒモ

      昔からかなり真剣に思っているのだけど、ハードカバーの本に付いている、しおり用のヒモは、どうしても必要なものなのだろうか。背表紙の内側からにょろんと出ている、あのヒモである。  僕は生来かなり神経質で、本を読んでいると

  • 幽霊を信じるか

      「幽霊を信じるか」というのは、誰でも一度はされた質問ではないだろうか。「宇宙人はいるか」に匹敵する問いかけだと思うのだが、宇宙人は科学的アプローチが可能なのに対し、幽霊は(詳しくは知らないが)非物質的で、その解釈はどうしても非

  • 半学術的言語習得論 14.ラジオ英会話を聞き始めた頃

      学習塾や英会話学校で中高生を教えていて驚いたのは、多くの学校で、NHKのラジオ講座を副教材にしていることだった。高校生なら一般的な内容の「ラジオ英会話」だし、中学生ならより基本的な「基礎英語1〜3」を、学年に合わせて使っている

  • カナダにおける日本車バッシング

      F1が好きなのとはまったくの別ルートで、ここ数年、車に興味を持つようになった。YouTubeにはアメリカやイギリスの自動車専門チャンネルが結構あって、アップデートがあれば欠かさず見ている。 カルガリーで暮らしていておもしろかっ

  • 陽気なネイティブ、情熱的なお姉さん

    最近はいくらかマシになった気もするのだけど、テレビやラジオの英語講座のネイティブスピーカーは、どうしてあそこまで陽気なのだろうと思ってしまう。NHKラジオだと様々な言語の講座が立て続けに放送されるので、その異質さが際立ってしまう。&nbs

  • 半学術的言語習得論 13.普通にしゃべれ

    車の中ではいつもNHKラジオの第2放送を聞いている。株式概況や天気概況も、そこで使われる日本語が特殊で楽しいのだが、中でも楽しいのは語学番組である。ドイツ語やスペイン語やロシア語など、言語が違うのはもちろん、講座の組み立て方も違う。単語単

  • 半学術的言語習得論 12.語学学校に行くくらいなら

      アメリカやカナダで生活していたくらいだから、一般的な基準では、僕は英語が得意となるのだろう。日常生活でイレギュラーなことがあってもどうにか対応できるし、腹が立てば「バカヤロー、便所で寝てろ!」くらいのことは言える。 さぞ英語を

  • 「モネ・ゲーム」からコーエン兄弟を考える

    「モネ・ゲーム」は非常に期待していたのだが、オープニングクレジットで、すべて裏切られてしまった。というのも、チラシに「ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン」の名前があったから、てっきりコーエン兄弟が監督の最新作だと思っていたのだ。実際に

  • 半学術的言語習得論 11.語学ならば声を出そう

      英会話学校で教える前は(そこも辞めたが)、個別指導の学習塾に短期間勤めていた。そこで英語を教えていて驚いたのは、ほとんどの生徒が英文をまともに読めないことだった。生徒は主に中学生で、たまに高校生も教えていたのだが、簡単な文であ

  • 半学術的言語習得論 10.こんなフランス語学習書がほしい!

      新しいフランス語学習書を買った。中・上級者向けの学習書がないと以前に書いたが、アマゾンで探しているうちに、“Read &Think FRENCH”という本に行き当たった。解説は英語で書かれているものの、フランス語学習者

  • ホーリー・モーターズ

    映画について詳しいつもりでも、すべてを知っているわけではなく、知識には得意分野もあれば不得意分野もある。漏れや抜けもある。「ホーリー・モーターズ」を撮ったレオス・カラックス監督についても、一切の知識がなかった。それもそのはずで、寡作な監督

  • 半学術的言語習得論 9.スタンダードな英語

      3年前、4ヶ月ほど東南アジアを旅行していた。主に英語で現地の人とはコミュニケーションを取っていたのだが、比較的うまくいく国もあれば、うまくいかない国もあった。意外にも難しかったのが、英語を準公用語として定めているマレーシアであ

  • 半学術的言語習得論 8.母語と母国語

    ことばに関しては誰でも言いたいことがある。理想的な言葉遣いや心構えなど、言いたいことはいくらでもある。ことばはほとんどの人が使用するし、ことばは人間のコミュニケーションの基盤でもある。接する機会が多いだけに、何かしらの考えを持つのはごくご

  • 150 Blows

      今回で150回目の記事です。特に誰かに世話になった記憶もありませんが、おかげさまでここまで来られました。と、100回目の時にも書いた気がするな。これは節目の決まり文句にしましょう。 節目記事は、普段黙々と書いている反動で、フリ

  • 半学術的言語習得論 7.検定試験バカ

      フランス語を始めてもうすぐ1年。漠然と自分の中には3年計画があって、2年で簡単な小説が読めて、3年で少し難しいものが読めればいいなと思っている。 目標として、「フランス語検定2級合格」などと、検定試験を利用する人もいるだろう。

  • スタンリーのお弁当箱

      映画館に行った時のことを想像してみてほしい。チケットを買い求め席に着く。携帯電話の電源を切る。やがて時間になり、予告が始まる。予告も終わり、劇場は完全に明かりが落ちる。この時、あなたは映画への期待をいっぱいに膨らませているはず

  • カンザスで食う(まさかのシュートアウト) 7.シーザーサラダ

      カンザス大学に留学中、ローレンスでは牛肉ばかり食べていた。加えて、カンザスシティで作っているビールである。9か月間飽きずに食べ続け、飲み続けた。まともな感覚を持っている人なら、「野菜は食っていたのか?」と疑問を持つかもしれない

  • 東南アジア書けるものなら 20.F1中継を見よう(ベトナム編)

      マレーシア編を書いた勢いで、ベトナム編も書いてしまう。といっても、ベトナムでF1を見るのは、他の国と比べると、はるかに容易だった。ベトナムは安宿であっても設備がよく、8ドル程度でエアコン、シャワールーム付きの部屋に泊まれる。当

  • 映画批評に必要なもの

      先日、インターネットで検索して、他の人が書いた「魔女と呼ばれた少女」の批評を読んでいた。自分で批評を書いた後である。僕はいろいろと事情があり、他の人の映画評や映画紹介に近寄らないようにしているのだけど、ごくたまに「自分は世間か

  • 東南アジア書けるものなら 19.F1中継を見よう(マレーシア後編)

      翌日日曜。決勝も平穏に始まった。リモコンは隠してあるが、彼らが現れる気配もない。だからといって安心もできない。1時間の予選とは異なり、決勝は長丁場である。大きなアクシデントがなく進んでも、1時間40分くらいにはなる。奴らが来る

  • 東南アジア書けるものなら 18.F1中継を見よう(マレーシア前編)

      久々にF1中継の話、今回はマレーシア編である。ただ先に断っておくと、僕が滞在していたのは2010年であり、3年経った今では、中継事情が大きく異なっていると思う。というのも昨年からF1中継は国際的に大変革が起こっており、大手スポ

  • 魔女と呼ばれた少女

      「魔女と呼ばれた少女」は2012年制作の、カナダ、ケベック州の映画。ケベックからは「ぼくたちのムッシュ・ラザール」「人生、ブラボー!」といい映画が続けて入っているので期待していたが、「魔女と呼ばれた少女」は、どうも主題と演出が

  • 東南アジア書けるものなら 17.ロブスターだ!フカヒレだ!

      東南アジアでは基本的に、小さな食堂や屋台で、現地の人が普通に食べるものを食べていたのだが、もちろんそれだけではなかった。ごくたまに、ほんの少し立派なレストランに入り、いくぶん値の張るものを食べていた。毎日焼き飯やヌードルでは飽

  • 東南アジア書けるものなら 16.魅惑のピーナッツソース

      東南アジアで訪れた国で料理が一番うまかったのは、文句なしにインドネシアである。「他の追随を許さない」という表現は、インドネシア料理にこそふさわしい。何者が相手であれ、その先の先を行っていた。 このように書くと、「いや、私が食べ

  • 半学術的言語習得論 6.「英語好き」と言われても

      流暢かどうかはともかくとして、僕の一番得意な外国語は英語である。アメリカで言語学を勉強するのに英語が必要で勉強したし、現地でもサバイバルのために勉強していた。結果、日常生活であれば、あまり困らないくらいにはなった。 そういう話

  • Barbara

     Barbara(Germany, 2012) Felipe’s rating: 9 out of 10      Barbara is an astonishing f

  • 東南アジア書けるものなら 15.市場に溺れる

      東南アジアでの大きな楽しみは、各地の市場を見ることだった。町によって、中心部にあったり、少し外れにあったりである。大きな街では、大市場、小市場と分散していることもある。形態はどうであれ、そこには「人が食う」ことへの根源的なエネ

  • 半学術的言語習得論 5.バカにされて言語学

      前回フォニックスについて書く際、基本的な考え方をインターネットで調べていたのだが(図書館で専門書でも借りた方がよかったのだろうが、そこまで労力をかけるような文章ではない)、検索ですぐにヒットするような、信用度が高いとされるサイ

  • 東南アジア書けるものなら 14.欧米化のひとつおぼえ

      ベトナムに到着し、ホーチミン・シティ(サイゴン)の喧騒を後にしてからはしばらく、ムイネーというビーチタウンに宿泊していた。しかし、それほどリゾート地として開発が進んでいるわけではなく、海岸沿いに道路が走り、その脇にゲストハウス

  • 東南アジア書けるものなら 13.タイ大好き日本人

      ラオスに滞在していたのは、2010年の4月下旬から5月上旬にかけての2週間ほどだった。駆け足ではあるが、査証なしでの滞在期限が15日とあって、これは仕方がない。そして、ラオスに入って気が付いたのだが、この期間はそのまま日本のゴ

  • 東南アジア書けるものなら 12.話を聞かないベトナム人、話をよく聞くラオス人

      ベトナムからラオスに入ってすぐに感じたのは、ラオス人の英語能力の高さだった。当然のことながら個人差はあるし、話をしたのはホテルや食堂や銀行の従業員がほとんどで、純粋に一般的な言語状況は分からないにしても、ラオスではコミュニケー

  • 半学術的言語習得論 4.部外者がフォニックスをあれこれ言う

      英単語の読み方は難しいとよく言われる。スペリングと音が一致しないことが多いからである。Englishも「エングリッシュ」とは言わず「イングリッシュ」と発音する。またよく言われるところではoftenの[t]が抜けていたり(発音す

  • きっと、うまくいく

      傑作を見てしまった。本当にいい映画を見ると、鈍器で頭を殴られたようになる。これはドラッグのようなもので、映画を見続けているのは、この感覚を味わいたいからなのだろう。 2009年制作のインド映画「きっと、うまくいく」は傑作だった

  • 東南アジア書けるものなら 11.アル中世界遺産ホイアン

      東南アジアで訪れた国で一番ひどかったところを挙げると、文句なしにベトナムである。あの国はひどかった。人は金儲けのことしか考えてないし、外国人を見ればぼったくることしか頭にない。食べ物もそれほどうまいと思えなかった。ベトナム料理

  • 半学術的言語習得論 3.語学の才能

      世の中にはざっくりと、外国語習得に才能は関係ないという人と、才能は関係あるという人がいる。どちらの考えにも理論的な拠り所はあるのだが、やはり語学は才能次第である。 人間の脳は10歳から12歳を超えると、母語以外の言語の習得が困

  • 東南アジア書けるものなら 10.ラオスで滝を見る(後編)

      食事を終えて、コーヒーショップに向かう。片道50キロ近くを走った後では、バイクの発進もほぼ無意識で行える。いつもの手順でエンジンをかけ、スロットルを開けて走り出す。 はずだったのだが、今回はいつもと違う。あろうことかバイクの方

  • 半学術的言語習得論 2.学習書がない

      フランス語の学習を始めて9か月あまり、毎日続けることで簡単なセンテンスは分かるようになったし、サバイバルでいいのなら、どうにかパリでもモントリオールでも生きていけるだろうというところまでは来た。 初級の知識を総点検しつつ上を目

  • ご当地映画はブームなの?

      香川県で映画好きとして暮らしていて驚いているのだが、香川では昨年から今年にかけて、やたらとオール香川ロケの映画が公開されている。いわゆるご当地映画である。知っているだけでも4本が香川での先行上映を終えているし、待てば他にも出て

  • 半学術的言語習得論 1.両極端な英語論争

      「日本人に英語は必要か」という議論が日本人は好きである。僕が物心付いた時からそういう議論はあったし、両親が物心付いた時もあっただろう、祖父母が物心付いた時にもやっていたかもしれない。 これだけ長い間議論を続けられるというのは、

  • ハッシュパピー バスタブ島の少女

    かなりの数の映画を見ているとゴミ映画に行き当たるのは決して珍しくない。これはもう朝起きたら風邪気味だったというくらいのもので、風邪で自殺などしないように、ゴミ映画のひとつやふたつで映画趣味をあきらめたりはしない。 それでも中には、もう本当

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