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野球×理学療法士 https://sakuraiku.hatenablog.com/

筋肉の仕組みや動きの仕組み・からだの仕組みなど、野球選手のためになる情報を、理学療法士の知識をフル活用して発信していきます!

こんにちは!野球、筋トレや体のことなど好きなことを書いています!興味があればみていただけると嬉しいです!

sakuraiku
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2020/10/25

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  • 骨盤の治療②

    治療戦略 恥骨結合異常に対する治療プロトコール 上方あるいは下方の恥骨結合異常 左上方恥骨結合異常 右下方恥骨結合異常 腸仙機能異常に対するプロトコール 右寛骨前方回旋 左寛骨前方回旋 左寛骨後方回旋 右寛骨後方回旋 右寛骨アップスリップ 左寛骨アップスリップ 右腸仙アウトフレア (寛骨外旋) 左腸仙インフレア (寛骨内旋) 仙腸関節機能異常に対するプロトコール 仙骨左回旋左傾斜軸(前方)仙骨捻転 仙骨右回旋右傾斜軸(前方)仙骨捻転 仙骨左回旋右傾斜軸(後方)仙骨捻転 仙骨右回旋左傾斜軸(後方)仙骨捻転 両仙骨前方位 (ニューテーション) 両仙骨後方位 (カウンターニューテーション) 参考文献…

  • 骨盤の治療

    治療戦略 恥骨結合異常に対する治療プロトコール 上方あるいは下方の恥骨結合異常 左上方恥骨結合異常 右下方恥骨結合異常 腸仙機能異常に対するプロトコール 右寛骨前方回旋 左寛骨前方回旋 左寛骨後方回旋 右寛骨後方回旋 右寛骨アップスリップ 左寛骨アップスリップ 参考文献 治療戦略 恥骨結合、すなわち結合組織に対する治療よりは始め、腸仙機能異常つまりアップスリップ、そして仙腸関節における機能異常に対する治療へと続ける そして、最終的には必要に応じて腰椎の領域における補償的な機能異常に対する治療を行う Greenman の治療順序として、評価の過程の早い時期に恥骨結合を治療することを推奨している …

  • 骨盤の評価③

    触診 腹臥位 殿溝と坐骨結節 仙結節靭帯 仙骨の下外側角 上後腸骨棘 腸骨稜 仙骨溝 仙骨の回旋 仙骨後方捻転(後傾)位での固定 スフィンクス検査/体幹伸展 腰椎屈曲検査 仙骨前方捻転(前傾)位での固定 腰椎スプリング検査 L5の位置-中立位 参考文献 触診 腹臥位 殿溝 坐骨結節 仙結節靭帯 仙骨の下外側角 上後腸骨棘 仙骨溝 L5 腸骨稜 大腿骨大転子 殿溝と坐骨結節 最初に殿溝の高さを観察し、触診によってその位置を確認する 次に、殿溝から坐骨結節に触れるまで母指を頭側へ移動する 母指を坐骨結節の底面に置き、その高さを確認する 仙結節靭帯 坐骨結節を触診した後、仙結節靭帯が触診できるまで母…

  • 骨盤の評価②

    骨盤安定性検査 後面像 前面像 メンズ自動下肢伸展挙上検査 検査手順 6つの要素について 1.後斜走スリング 2.前斜走スリング 3.体幹深部筋 4.反対側の寛骨の後方回旋 5.同側の寛骨の後方回旋 6.両側の寛骨の側方圧迫 立位体前屈検査 (腰仙関節機能異常) 検査手順 偽陽性所見 後屈検査 座位体前屈検査 (仙腸関節機能異常) 肢位1 肢位2 腰仙関節あるいは仙腸関節 ストーク検査 (片脚) 検査1:上部ポール 検査2:下部ポール 股関節伸展検査 (腰仙関節) 腰椎側屈検査 骨盤回旋検査 参考文献 骨盤安定性検査 sakuraiku.hatenablog.com 後面像 sakuraiku…

  • 骨盤の評価①

    骨盤安定性検査 後面像 前面像 メンズ自動下肢伸展挙上検査 検査手順 6つの要素について 1.後斜走スリング 2.前斜走スリング 3.体幹深部筋 4.反対側の寛骨の後方回旋 5.同側の寛骨の後方回旋 6.両側の寛骨の側方圧迫 立位体前屈検査 (腰仙関節機能異常) 検査手順 偽陽性所見 後屈検査 座位体前屈検査 ストーク検査 股関節伸展検査 腰椎側屈検査 骨盤回旋検査 参考文献 骨盤安定性検査 立位では以下のランドマークに注意して観察を行う 腸骨稜 上後腸骨棘 大腿骨大転子 坐骨結節 腰椎 殿溝 膝窩溝 下肢、足部、足関節肢位 (前面像) 上前腸骨棘 恥骨結合 後面像 患者は両下肢に均等に体重を…

  • 骨盤の評価 骨盤帯の機能異常②

    骨盤帯の機能異常 腰仙関節機能異常 (可動性不良) 寛骨の前方・後方回旋 寛骨の上方剪断 アップスリップ 寛骨の下方剪断 ダウンスリップ 寛骨のアウトフレアとインフレア 仙腸関節機能異常 仙骨の前方捻転 (正常の生理的運動) 仙骨の後方捻転 (正常ではない生理的運動) 両側性の仙骨前方捻転および後方捻転 可動性不良をどのように判断するか 左右のどちら側が固定されているか判断するための方法 両側性の仙骨前傾と後傾 恥骨結合の機能異常 左右どちらに機能異常があるかを判別する方法 参考文献 骨盤帯の機能異常 少なくとも14種類の潜在的な機能異常は骨盤帯の中で生じている 腰仙関節、仙腸関節、恥骨結合の…

  • 骨盤の評価 骨盤帯の機能異常①

    骨盤帯の機能異常 腰仙関節機能異常 (可動性不良) 寛骨の前方・後方回旋 寛骨の上方剪断 アップスリップ 寛骨の下方剪断 ダウンスリップ 寛骨のアウトフレアとインフレア 仙腸関節機能異常 両側性の仙骨前傾と後傾 恥骨結合の機能異常 左右どちらに機能異常があるかを判別する方法 参考文献 骨盤帯の機能異常 少なくとも14種類の潜在的な機能異常は骨盤帯の中で生じている 腰仙関節、仙腸関節、恥骨結合の領域に共存する そのすべてが同時に存在する筋骨格系の機能異常を見つけることも重要である 腰仙関節機能異常 (可動性不良) 以下の6種類の腰仙関節の機能異常もしくは可動性不良が存在する可能性がある 寛骨の前…

  • 仙腸関節スクリーニング

    仙腸関節スクリーニング検査の必要性 仙腸関節アライメント不良による症状の概念 仙腸関節の疼痛 フォーティンフィンガー検査 仙腸関節の疼痛出現パターン 仙腸関節誘発スクリーニング検査 1.FABER検査 2.圧縮検査 3.大腿スラスト検査 4.離開検査 5.ゲンスレン検査 参考文献 仙腸関節スクリーニング検査の必要性 例えば、下部腰椎と骨盤、または骨盤に疼痛を持った患者の場合、通常は基礎病理学に基づいた股関節のスクリーニングを実施する それは潜在的に背部または骨盤の疼痛は股関節に原因の可能性があるからである スクリーニングで陽性の場合、少なくとも、股関節の病理や機能異常をさらに調べる必要があるか…

  • 腰椎と骨盤の関係

    腰椎の解剖 椎間板 椎間板ヘルニア 椎間板の退行性病変 椎間関節 椎間関節症候群と病変 整形外科テスト 腰椎部 骨盤の機能異常の原因としての腰椎 参考文献 腰椎の解剖 腰椎を構成する個々の脊椎分節は5つあり、それぞれの椎骨は以下のような構造により構成される 椎体 棘突起 横突起 上椎間関節と下椎間関節 椎間孔 脊柱管 椎弓板 椎弓根 椎間円板:髄核と線維輪 『腰椎・腰部』に関する復習をしたい方はコチラ ⇩⇩⇩ sakuraiku.hatenablog.com 椎間板 隣接する腰椎の間には椎間板として知られる構造物があり、人間の脊柱には合計23に上るこの軟部組織性の構造物がある 椎間板は3つの部…

  • 大殿筋と骨盤の関係

    大殿筋の解剖学 起始 停止 作用 支配神経 大殿筋の機能 大殿筋の評価 股関節伸展の正しい発火パターン 歩行サイクルは継続した 胸腰筋膜と大殿筋・骨盤の関係 参考文献 大殿筋の解剖学 起始 腸骨の外表面(後殿筋線の後方)と腸骨の上および後ろの部分 仙骨および尾骨の隣接する後面 仙結節靭帯 脊柱起立筋の腱膜 停止 遠位部の深部線維:大腿骨の殿筋結節 残りの線維 :大腿筋膜の腸脛靭帯 作用 上部線維:①股関節外旋 ②股関節外転 下部線維:①股関節伸展 ②股関節外旋 支配神経 下殿神経 (L5、S1・2) 『大殿筋の起始停止や神経支配』について復習したい方はコチラ ⇩⇩⇩ 大殿筋の機能 機能的な観点…

  • ウォーミングアップ

    ウォーミングアップ 目的 意識して動かしてほしい筋肉 ストレッチ系 股関節 大腿四頭筋 腸腰筋 ハムストリングス 大殿筋 足関節 腓腹筋・ヒラメ筋 肩甲骨 僧帽筋 広背筋 肩関節 三角筋 上腕三頭筋 大胸筋 インナーマッスル 手関節 前腕屈筋群 前腕伸筋群 脊柱 脊柱起立筋 腹直筋 ウォーミングアップ 目的 身体を温める ⇒怪我の防止 ⇒身体を動きやすくする 意識して動かしてほしい筋肉 大殿筋 大腿四頭筋 ハムストリングス 腸腰筋 腓腹筋 前鋸筋 僧帽筋 広背筋 それぞれの筋肉の起始停止や神経支配について復習したい方はコチラ ⇩⇩⇩ ストレッチ系 股関節 大腿四頭筋 0:16~ www.you…

  • ミニハードルトレーニング

    ミニハードルトレーニング 目的 鍛えられる筋肉 メリット トレーニング 走力系 ①ツースキップ ②ミニハードル走 (ハードル幅狭め・広め) ③一歩ドリル (正面向き) ④一歩ドリル (左方向・右方向) ステップ系 ①サイドステップ ②前後ステップ ジャンプ系 ①前後ジャンプ ②サイドジャンプ (左右交互、左方向、右方向) ③スクワットジャンプ ④リバウンドジャンプ (間2歩、連続) ⑤片脚ジャンプ (前歩行、右歩行、左方向) ミニハードルトレーニング 目的 走力の向上 ⇒ 盗塁を増やす ⇒ 守備範囲を広くする 俊敏性の向上 ⇒ リードからスタートや帰塁の一歩目の速さ ⇒ 守備での一歩目の速さ …

  • メディシンボールトレーニング

    メディシンボールトレーニング メリット 基礎筋力を強くすることができる 全身を連動させる動きを身につけることができる 瞬発力を高めることができる デメリット 故障のリスクがある 野球のパフォーマンスアップに繋がらない場合がある トレーニング ①サイドスロー ②プッシュスロー ③オーバーヘッドスロー 立位 ④オーバースロー 臥位 ⑤バックスロー メディシンボールトレーニング メリット 基礎筋力を強くすることができる 全身を連動させる動きを身につけることができる 瞬発力を高めることができる 基礎筋力を強くすることができる ボールやバットを使った技術トレーニングのみでは、基礎筋力を強くしていくには限…

  • 中殿筋と骨盤の関係

    中殿筋の解剖学 起始 停止 作用 支配神経 中殿筋の機能 中殿筋の評価 評価の必要性 解剖学的構造について 中殿筋の弱化による影響 参考文献 中殿筋の解剖学 起始 腸骨の外表面 (腸骨稜の下:前殿筋線と後殿筋線の間) 停止 大腿骨大転子の外側表面上の斜走隆線 作用 上部線維:①股関節外旋 ②股関節外転の補助 中部線維:①股関節内旋 ②股関節屈曲の補助 下部線維:①股関節外旋 ②股関節伸展 支配神経 上殿神経 (L4、L5、S1) 『中殿筋の起始停止や神経支配』について復習したい方はコチラ ⇩⇩⇩ 中殿筋の機能 片脚立位を行うとき、外側スリング機構を活性化させる この機構は同側の中殿筋、小殿筋、…

  • スポーツと栄養

    5大栄養素の役割と特徴 1.糖質 (炭水化物) 2.脂質 3.タンパク質 4.ミネラル 5.ビタミン ビタミンB₁ ビタミンB₂ ナイアシン ビタミンB₆ ビタミンB₁₂ 葉酸 パンテトン酸 ビオチン ビタミンC ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK 5大栄養素の役割と特徴 私たちは食品からエネルギーや栄養素を摂取して生命活動を維持し、トレーニングを行っている アスリートの場合、性別・年齢別・日常生活状況の違いだけでなく、実施する競技の特性やトレーニングの頻度などによっても必要な栄養素の量は異なる スポーツにおける栄養の役割と関係する栄養素を以下に説明する “栄養の役割” エネルギー…

  • スキルトレーニング

    スキルトレーニング 1.スキルとスポーツ技術・技能 2.スキルトレーニングの特性 3.スキルトレーニングの時期 4.スキルトレーニングの手段・方法 ①トレーニングでの反復量 ②集中と分散のトレーニング ③トレーニング手段の組み立て ④イメージトレーニング ⑤フィードバック ⑥トレーニング効果の定着 ⑦トレーニング期間 ⑧過剰学習 ⑨トレーニング効果の転移 5.スキルトレーニングの効果 ①認知的・意識的な段階 ②感覚と運動の連合段階 ③自動化の段階 スキルトレーニング スキルトレーニングでは、目指す動作に向けて動作を繰り返すことになるが、効果的に動作を改善するための手段、方法がいくつか報告されて…

  • 身体を絞る

    身体を絞る カロリー計算 消費するカロリー 基礎代謝 身体活動 摂取するカロリー 穀類 いも類・でんぷん類 豆類 魚・魚加工品 肉 卵・乳製品 嗜好飲料類 身体を絞る スポーツ選手はもちろん、そうでない方もスリムな身体を目指したいですよね! 今回は、そのために必要な “カロリー計算” について説明していきます! 食事制限や筋トレ、散歩などを普段からやられている方もいると思います。 それぞれの項目をもう一度確認することで、効率的に身体を絞ることができるようになると思います! カロリー計算 カロリー計算することをおススメします! “摂取するカロリー” と “消費するカロリー” のバランスで体重は変…

  • 体力のトレーニング

    1.体力の概念 2.行動体力の分類 ①形態 ②機能 3.行動体力の種類と特性 ①筋力とパワー ②パワーの大きさと運動時間 ハイパワー ローパワー ミドルパワー ③持久力 ④調整力 ⑤柔軟性 4.体力トレーニングの原理・原則 トレーニングの原理 ①オーバーロード ②特異性 ③可逆性 ④適時性 トレーニングの5つの原則 ①全面性 ②意識性 ③漸進性 ④個別性 ⑤反復性 1.体力の概念 体力は『行動体力』と『防衛体力』に分けることができる 行動体力とは、スポーツ活動などの行動を起こす能力、持続させるための能力、そして行動をコントロールする能力である これらは「作業能力」、「活動能力」にあたる 防衛体…

  • コーチの役割

    コーチの役割 コーチングとは? スポーツ指導者とは? 公認スポーツ指導者とは? 望ましい公認スポーツ指導者とは? 安全で、正しく、楽しいスポーツ活動の場を確保するために あなたが理想とするスポーツ指導者とは? スポーツの価値を伝える指導者 スポーツ指導者としての心構え 安全管理 スポーツ保険への加入 用具・施設の点検 コーチの役割 コーチングとは? コーチングについて復習した方はコチラ ⇩ sakuraiku.hatenablog.com スポーツ指導者とは? スポーツ指導者とは、プレーヤー自身が “なりたい” と思う自分に近づくために、その活動をサポートする存在である スポーツの意義と価値を…

  • コーチングとは?

    コーチングとは? 1.コーチングとコーチを定義する 2.グッドプレーヤーを育てる 3.グッドコーチになる 4.自己決定した行動こそパフォーマンスは伸びやすい モチベーションの向上 5.コーチの行動制御がプレーヤーの成長を妨げる 1.有形の報酬 2.制御的なフィードバック 3.過度な個人制御 4.脅迫的なふるまい 5.自我関与の促進 6.条件付きの関心 コーチングとは? 1.コーチングとコーチを定義する ビジネスにおけるコーチングは、部下が自ら答えを導き出したり、課題解決の方法を見出していくのを支援する方法論、つまりコミュニケーションのスキルとして用いている スポーツの立場から考えれば、コーチン…

  • 肘下がり 原因と改善方法

    肘下がりとは? 肘下がりの原因 1.コッキングからトップポジションの動きで腕を下げ過ぎている 2.胸を張る動きが少ない 3.股関節や体幹の回転の動きが使えていない 肘下がりの改善方法 1.ブリッジ(胸椎伸展) 2.体幹回旋 (腕は脱力して) 3.スローイング練習 肘下がりとは? 肘下がりとは? 肘が上がることによる2つのメリット プロ野球選手の肘の位置 について復習した方はコチラ⇩ sakuraiku.hatenablog.com 肘下がりの原因 1.コッキングからトップポジションの動きで腕を下げ過ぎている アーリーコッキングからレイトコッキングで腕を下げ過ぎてしまうとトップポジションで肘が下…

  • 肘下がり

    肘下がりとは? 肘が上がる(SSEラインが揃う)ことによる2つのメリット 1.強い球が投げられるようになる、球速が上がる 2.怪我の予防になる プロ野球選手の肘の位置 肘下がりとは? 肘下がりとは、字のごとく投げる時に肘が下がってしまうことを言います。 どこの位置に対して肘が下がっているのでしょうか? SSE(Shoulder - Shoulder - Elbow)ライン=両肩と肘を結んだラインに対して、肘が下がってしまいます。 画像引用:「肘を上げろ」とは?菅野智之のフォームから学ぶ、肘の高さの2つの基準 VICTORY では、肘が下がると何が良くないのでしょうか? 肘が上がる(SSEラ…

  • 発育発達期の心理的特徴

    発育発達期の心理的特徴 1.心理的特徴 (1)幼児期の特徴 (2)児童期の特徴 (3)青年期の特徴 2.心理的側面に配慮した指導 (1)子供の自信を育てる (2)才能の発達と指導 (3)適切なほめ方、𠮟り方 発育発達期の心理的特徴 1.心理的特徴 (1)幼児期の特徴 好奇心旺盛な時期であると同時に自我が芽生え発達する時期である 幼児期の思考は他人の視点に立って対象を客観的にとらえることができず、自己中心性に基づいていることが特徴である 幼児は仲間との遊びやケンカといった相互作用をとおして社会性を身に着けていく (2)児童期の特徴 児童期は平穏な成長を遂げる時期であり、論理的思考が発達し、道徳意…

  • 7歳までにできるようになりたい84の基礎的運動パターン

    心理学的にみた運動発達 基礎的運動パターン 3種類の基礎的運動パターン 姿勢制御運動 移動運動 操作運動 心理学的にみた運動発達 幼児期、自動機の運動コントロール能力の発達は、『基礎的運動パターン』の習得というかたちであらわされる 基礎的運動パターンとは、人間の運動に共通してみられる時間的、空間的に組織化された運動様式を意味する たとえば、『走る』という基礎的運動パターンは、短距離走、走り高跳びの助走、テニスのフットワークなど、それぞれのスポーツに応じて特殊化されているが、走るという運動パターンとしては共通である 人間は80を超える基礎的運動パターンを持つが、6~7歳頃までにすべての基礎的運動…

  • 発育発達期の身体的特徴

    発育発達期の身体的特徴 1.身長の発育 2.骨格の発育 3.体重の発育 4.スキャモンの発育曲線 5.神経系の発達 6.神経・筋コントロール 7.筋と筋力の発達 8.エネルギー代謝量と最大酸素摂取量の発達 発育発達期の身体的特徴 1.身長の発育 発育とは、身長や体重、姿勢などの身体の形態的な変化を指す 身長の発育速度は、生まれてから成人(発育速度が1㎝/年 以下)になるまで、2回の急進期がある 第1の発育急進期は誕生から乳幼児までで、第2は小学校高学年から中学校期の第2次性徴期にみられる 画像引用:公認スタートコーチ(スポーツ少年団) 専門科目テキスト この第2の急進期は、身長発育速度ピーク年…

  • 書籍紹介②

    科学する野球 科学する野球 トレーニングの項目で紹介している参考文献になります。 一番の特徴としては、野球という複雑な動きを科学的に説明している点です! 技術や動作を指導する際には、どうしても感覚的や抽象的な言葉になってしまいがちです。 動作を科学的に検証し、データで把握したことを感覚的なものとすり合わせ、パフォーマンスアップにつなげることができます! sakuraiku.hatenablog.com sakuraiku.hatenablog.com sakuraiku.hatenablog.com sakuraiku.hatenablog.com sakuraiku.hatenablog.c…

  • マッスルエナジーテクニック治療

    マッスルエナジーテクニックとは? マッスルエナジーテクニック治療 マッスルエナジーテクニック治療の方法 最終域感を感じる位置(制限バリア) 急性期および慢性期 PIRとRIの比較 参考文献 マッスルエナジーテクニックとは? マッスルエナジーテクニック治療 患者の手足の抵抗が感じられる点、すなわち最終域感を感じる位置まで動かす それは、治療しようとしている患部における最終域感を感じるわずか手前の位置まで柔らかくする場合、特にこれらの組織が慢性期にある場合、患者にとってより快適な状態にすることができる 施術者によって加えられる抵抗に対しておよそ10~20%の筋力を発揮して、治療すべき筋または拮抗筋…

  • マッスルエナジーテクニック

    マッスルエナジーテクニックとは? マッスルエナジーテクニックの利点 過緊張な筋における正常な筋緊張への回復 筋力低下がある筋の強化 その後のストレッチのための筋の準備 関節可動性の改善 マッスルエナジーテクニックの生理作用 等尺性収縮後弛緩 (PIR:Post Isometric Relaxation) 相反抑制 (RI:Reciprocal Inhabition) 参考文献 マッスルエナジーテクニックとは? マッスルエナジーテクニックは、正確に制御された位置から、特定の方向に、遠位に加えられた圧力に対して、患者の筋が必要に応じて積極的に使用される、オステオパシーの診断および治療の一形態である…

  • スピンチェッカー

    スピンチェッカーとは? スピンチェッカーで練習するメリット スピンチェッカーとは? 両サイドがカットされているので、ボールを中心で握る習慣が身につきます 少しの乱回転でも大きく目に見えて変化するため、視覚確認も容易です 横回転などクセのある回転を改善したいプレイヤーに最適です スピンチェッカーで練習するメリット ボールの回転軸を確認することができる 回転軸の確認により、腕をどのように振っているのがわかる 回転軸を修正することでキレのあるボールを投げられるようになる www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com

  • キレダス

    キレダスとは? キレダスはどうやって使うの? キレダスで練習するメリット キレダスとは? 視覚的な投球改善を可能にしたKIREDASならボールを前で離す感覚が驚くほど掴める!効果が1日で分かる!投球指導に最適なアイテム! 投手はキレが出て低めも伸びる球に! 野手は正確なスローイングで矢の様な送球に! 全ての選手が怪我をしにくい投げ方に! 正しくボールを押し出すことができれば綺麗にキレダスを投げれます! キレダスはこんな方に使って頂きたい! 子供に正しい投球フォームを教えたい親や指導者 更なる球速や制球力UPをしたい方 長年野球をしてきたが、新たな気づきを欲してる方 スポーツの基本の投げる動作を…

  • 脚長差と骨盤

    脚長差の定義 脚長差のタイプ 1.構造的 2.機能的 3.特発的 脚長差の評価 立位バランス検査 脚長差と中殿筋の関係 脚長差と体幹頭部の関係 参考文献 脚長差の定義 脚長差は、一側の脚が他側より短い状態である その脚長差は実際の海保学的な差なのか、見せかけの差なのかどうか決定しなければならない その状態と様々な歩行パターンや走行力学の機能異常に結び付けて評価する 脚長差は側弯症、腰痛、仙腸関節機能異常、脊柱や股関節、膝関節における骨関節炎と同様に、姿勢機能異常に関連付けられる さらに、股関節、脊椎、下肢の疲労骨折でさえ脚長変化と関連が認められる 脚長差のタイプ 1.構造的 これは骨格系の実際…

  • 歩行と骨盤の関係

    歩行周期 踵接地 筋膜連結 参考文献 歩行周期 歩行周期は立脚相と遊脚相に分けられる 各歩行周期は立脚期における先行する脚の踵接地から始まり、遊脚期を経て、同じ側の脚の次の地面との接触で終了する 立脚期はさらに踵接地、立脚中期、推進期に分けられる 人間の歩行は非常に複雑で、調整された一連の運動である 歩行周期を簡単に捉えるには、相に分けて考えることである 立脚期は各歩行周期における体重を支える部分であり、踵接地で始まり、同側の踵離地で終わる 立脚期は一歩行周期の約60%を占め、遊脚期は約40%を占めると推定されている 踵接地 踵接地において、右足部が地面に接地する直前の身体の位置を考えると、右…

  • コアマッスルと仙腸関節

    コアマッスルとの関連 インナーコアユニット(ローカルシステム) 腹横筋 多裂筋 内圧の増幅 アウターコアユニット(グローバルシステム) 参考文献 コアマッスルとの関連 インナーコアユニット(ローカルシステム) インナーコアユニットは以下の筋より構成されている 腹横筋 多裂筋 横隔膜 骨盤底筋 インナーコアユニット 画像引用:骨盤と仙腸関節の機能解剖 骨盤帯を整えるリアラインアプローチ 腹横筋 腹横筋は最も深層に位置する腹部筋である 腸骨稜、鼡径靭帯、腰部筋膜、下位6つの肋軟骨に起始し、剣状突起、白線、恥骨に停止する 腹横筋の重な作用は腹壁において「引き込み」を介して腹圧を高めることである この…

  • 頚椎捻挫 治療編

    頚椎捻挫 頚椎捻挫における問題点 上位頚椎の安定性に重要な靭帯 上位頚椎の安定性のテスト 椎骨動脈のテスト 下位頚椎の神経系のテスト 治療 1.スタビライゼーション 背側の筋のスタビライゼーション 腹側の筋のスタビライゼーション 2.牽引 頚椎全体の牽引治療 セグメント単位の牽引治療 3.神経モビライゼーション 牽引を加えての神経モビライゼーション 神経モビライゼーション 参考文献 頚椎捻挫 頚椎捻挫は、頚椎の亜脱臼や靭帯に障害を受けるため、様々な神経症状を呈するようになる 視診では、頚椎の前弯角度の減少や斜頚位が認められる 主訴としては、めまい、耳鳴り、視覚障害、痺れ、疼痛等の症状を訴えるこ…

  • 頚椎捻挫

    頚椎捻挫 頚椎捻挫における問題点 上位頚椎の安定性に重要な靭帯 上位頚椎の安定性のテスト 蓋膜のためのテスト 1.牽引テスト 2.上位頚椎を屈曲位での牽引テスト 3.上位頚椎屈曲テスト 4.上位頚椎腹側並進テスト 翼状靭帯のためのテスト 1.側屈ストレステスト 2.回旋テスト 3.上位頚椎回旋テスト 4.側方並進運動テスト 5.環軸関節の後方安定性テスト 6.環軸関節の前方不安定性テスト 参考文献 頚椎捻挫 頚椎捻挫は、頚椎の亜脱臼や靭帯に障害を受けるため、様々な神経症状を呈するようになる 視診では、頚椎の前弯角度の減少や斜頚位が認められる 主訴としては、めまい、耳鳴り、視覚障害、痺れ、疼痛等…

  • 肩関節周囲炎

    肩関節周囲炎 1:病期と介入の考え方 1.発症直後 (炎症反応第1期) 2.炎症最盛期 (炎症反応第2期) 3.炎症収束期 (炎症反応第3期) 4.拘縮完成期 (結合組織治癒過程の成熟期に相当) 2:理学療法に併用される主な整形外科的治療 1.関節造影時のディステンション 2.全身麻酔下でのマニピュレーション 3.観血的癒着剥離術 + マニピュレーション 3:可動域運動を行う際の工夫 1.肩峰下滑液包、烏口下滑液包、三角筋下滑液包の機能維持・改善 2.肩峰下インピンジメントがある場合 参考文献 肩関節周囲炎 肩関節周囲炎は、微細損傷などの炎症を起こすきっかけ ⇒ 炎症反応の進行と収束 ⇒ 関節…

  • 尺骨神経麻痺

    尺骨神経(第8頚神経と第1胸神経) 運動枝 知覚枝 尺骨神経の外傷性障害と圧迫性症候群 近位尺骨神経障害 中位尺骨神経障害 遠位尺骨神経障害 尺骨神経障害による鷲手 フロマン徴候の陽性 腕神経叢を出た後の尺骨神経の走行 上腕の主要な神経欠陥経路:内側上腕二頭筋溝 上腕中央部での断面 尺骨神経管の出入り口と壁 参考文献 尺骨神経(第8頚神経と第1胸神経) 運動枝 筋枝(尺骨1/2から直接) 尺側手根屈筋 深指屈筋(尺側1/2) 筋枝(浅枝より) 短掌筋 筋枝(深枝より) 小指外転筋 小指屈筋 小指対立筋 第3・4虫様筋 掌側骨間筋 背側骨間筋 母指内転筋 短母指内転筋(深頭) 知覚枝 関節枝 肘…

  • 橈骨神経麻痺

    橈骨神経 運動枝 筋枝(橈骨神経から) 深枝(終枝:後骨間神経) 知覚枝 橈骨神経の外傷性障害と圧迫性症候群 近位橈骨神経障害 中位橈骨神経障害 遠位橈骨神経障害 近位・中位橈骨神経障害による下垂手 腕神経叢の後束を出た後の橈骨神経の走行 三頭筋裂孔 橈骨神経溝における橈骨神経の走行 肘窩深部の解剖 橈骨神経と回外筋の関係 参考文献 橈骨神経 運動枝 筋枝(橈骨神経から) 上腕筋(部分的) 上腕三頭筋 肘筋 腕橈骨筋 長橈側手根伸筋 短橈側手根伸筋 深枝(終枝:後骨間神経) 棘筋 指伸筋 小指伸筋 尺側手根伸筋 長母指伸筋 短母指伸筋 示指伸筋 長母指外転筋 知覚枝 関節枝(橈骨神経から) 肩…

  • 姿勢筋と相動筋 マッスルインバランスの影響

    不良な姿勢 疼痛スパズムサイクル 緊張(姿勢)筋と相動筋 姿勢優位筋群 肩 前腕 体幹 骨盤 下腿 相動優位筋群 肩 前腕 体幹 骨盤 下腿 筋の延長と短縮 姿勢筋の延長と短縮 相動筋の延長と短縮 姿勢筋群 相動筋 マッスルインバランスの影響 参考文献 不良な姿勢 不良な姿勢は多くの異なった要因によって生じる 身体、筋骨格システムの変形や不良な負荷でさえも要因となる 座位は長い時間同じ姿勢を保持しているので、ほとんどの人が抗重力能力や重心位置を修正する能力が低下している 疼痛スパズムサイクル 虚血は不良姿勢の初期における主要な疼痛原因となる 筋への血流は、ゼロから50~60%の収縮強度に達する…

  • 仙腸関節の安定性

    仙腸関節の安定性に関わる2つの要素 フォームクロージャー フォースクロージャー 仙腸関節の安定性 仙骨のニューテーションとカウンターニューテーション フォースクロージャー靭帯 参考文献 仙腸関節の安定性に関わる2つの要素 仙腸関節の安定性に影響を与える主要な要素は2つある ひとつは、フォームクロージャーである もうひとつは、フォースクロージャーである これら2つのメカニズムは、『セルフロッキングメカニズム』の理論を支持するものとして知られる フォームクロージャーとフォースクロージャーとは、セルフロッキングメカニズムにおける自動と他動の違いである 仙腸関節の剪断力は、特徴的な解剖学的形状(フォー…

  • 慢性腰痛症における体幹機能とアプローチ

    腰痛症における体幹機能のアプローチ 内腹斜筋の骨盤安定化機能とアプローチ ①立位での体重移動による内腹斜筋の促通 ②座位における内腹斜筋の促通 ③立位での一側下肢の前方ステップ 骨盤変位とそのアプローチ アプローチ ①骨盤前傾に対するモビライゼーション ②骨盤後傾に対するモビライゼーション ③恥骨前方変位に対するモビライゼーション ④腸骨後方変位に対するモビライゼーション ⑤仙骨前傾に対するモビライゼーション ⑥仙骨後傾に対するモビライゼーション ⑦仙骨側方変位に対するモビライゼーション 参考文献 腰痛症における体幹機能のアプローチ 腰痛症には器質的要因、機能的要因がある いずれの場合も体幹筋…

  • 上肢の運動器疾患における体幹機能とアプローチ

    上肢の運動器疾患における体幹機能とアプローチ 上肢のアライメント不良に関連する体幹機能 菱形筋群の機能不全 小胸筋の短縮 傍脊柱筋・腹部筋の機能不全 代表的アライメント不良 上腕骨頭前方変位 翼状肩甲 外反肘 上肢のアライメント不良に関連する体幹機能とアプローチ ウィンギングエクササイズ 参考文献 上肢の運動器疾患における体幹機能とアプローチ 運動器疾患の発生に関連する力学的負荷は『牽引』、『圧縮』、『剪断』の3つに集約される 生体には通常その3つの負荷が複合して加わっている 靭帯や筋などの軟部組織損傷は、直接的な打撲の場合を除いて牽引力によって生じ、骨軟骨損傷は牽引力、圧縮力、剪断力のいずれ…

  • 頚部と体幹機能に対するアプローチ

    頚部と体幹機能に対するアプローチ 1.頚部と胸郭の位置関係 2.脊柱起立筋による胸郭の運動制御に対するアプローチ 3.頚部周囲筋に対するアプローチ 体幹機能に対するアプローチ 1.骨盤の安定化 2.腹筋群による胸郭制御に対するアプローチ ①内腹斜筋による下部腹直筋の安定化 ② 外腹斜筋による上部腹直筋の安定化 ③腹横筋による腹直筋の安定化 3.胸郭と肩甲骨の安定化に対するアプローチ ①胸郭上での肩甲骨安定化に対するアプローチ ②胸郭上での肩甲骨の運動に対するアプローチ ③上肢運動時の体幹安定化に対するアプローチ 参考文献 頚部と体幹機能に対するアプローチ 1.頚部と胸郭の位置関係 頚部は最上部…

  • 歩行と体幹・股関節筋の活動

    歩行時における体幹筋の筋活動パターン 歩行時における股関節周囲筋の筋活動パターン 各歩行周期における体幹筋・股関節周囲筋の役割 1.立脚初期 矢状面 前額面 水平面 2.立脚中期 矢状面 前額面 水平面 3.立脚後期 矢状面 前額面 水平面 参考文献 歩行時における体幹筋の筋活動パターン 歩行中の体幹筋の筋活動は、腹筋群においてそれぞれ異なる筋活動パターンを示した 背筋群においては、多裂筋、最長筋、腸肋筋ともに類似した筋活動パターンを示した 歩行時における股関節周囲筋の筋活動パターン 中殿筋は立脚初期から筋活動が増大し、立脚中期まで筋活動が増大するパターンであった 内転筋は立脚初期および終期に…

  • PIR(等尺性収縮後弛緩法)

    PIRとは PIRの手順 患者の位置および肢位 筋の緩みをとる 等尺性収縮 呼吸と視覚の共同運動 PIRの実際 胸腰部脊柱起立筋 患者の肢位 方法 腰方形筋① 患者の肢位 方法 腰方形筋② 患者の肢位 方法 腸腰筋 患者の肢位 方法 大腿直筋 患者の肢位 方法 大腿筋膜張筋 患者の肢位 方法 梨状筋 患者の肢位 方法 参考文献 PIRとは PIRとは、PNFの contract-relax と筋エネルギー法 (muscle energy) を応用したテクニックである チェコの神経科医 Vladimir Janda によって開発された PIRの手順 患者の位置および肢位 患者にできるだけリラック…

  • バッティング 流し打ち

    流し打ちでのコースと高さの処理 流し打ちでは肘を伸ばさず、手首を速めに効かせる 流し打ちでは肩や腰の回転が少ない 流し打ちでは押し腕の脇が絞られ、グリップが走る バットヘッドを下げて、バットの上にボールを当てる 参考文献 流し打ちでのコースと高さの処理 流し打ちでは肘を伸ばさず、手首を速めに効かせる 最初に調べられたのは、内外角のコースに対する打撃ではなく、引っ張り内と流し打ちの動作の違いだった どちらにするかをあらかじめ指示してピッチングマシーンからのボール、つまり同じようなコースのボールを打ってもらい、その動作の違いが調べられた 打者の動作を上から撮影して、右打者の左肩・左ひじ・左手首・左…

  • 筋の長さテスト

    筋の長さテスト 1.腸腰筋 患者の肢位 方法 2.大腿直筋 患者の肢位 方法 3.大腿筋膜張筋 患者の肢位 方法 4.股関節内転筋群 患者の肢位 方法 5.単関節と二関節内転筋の鑑別 患者の肢位 方法 6.ハムストリングス 患者の肢位 方法 7.梨状筋 患者の肢位 方法 8.下腿三頭筋 患者の肢位 方法 9.胸腰椎伸筋群 患者の肢位 方法 10.腰方形筋 患者の肢位 方法 参考文献 筋の長さテスト 姿勢の評価や運動パターンテストで過緊張を疑う筋に対して、実際に『筋の長さテスト』を行い確認する このテストは関節可動域を確認するのではなく、他動的な伸張に対する抵抗感(エンドフィール)を評価する 可…

  • 運動パターンテスト (Janda のテスト)

    運動パターンテスト (Janda のテスト) 1.片脚立ちテスト 評価する項目 方法 所見 解釈 2.スクワットテスト 評価する項目 方法 所見 解釈 3.股関節伸展テスト 評価する項目 方法 所見 解釈 4.股関節外転テスト 評価する項目 方法 所見 解釈 5.体幹屈曲テスト 評価する項目 方法 所見 解釈 6.静的背筋持久力テスト 評価する項目 方法 所見 参考文献 運動パターンテスト (Janda のテスト) 過緊張筋は拮抗筋を抑制し、異常運動パターンの原因となる そして、異常運動パターンは特定の組織にストレスをかける原因となり、習慣化することにより機能障害や痛みを起こす 単関節筋には関…

  • バッティング バットの動き

    振り出しからインパクトまでのバットの動き バットの動きをつくってから振り始める 曲面を描くようにバットは振り下ろす バットは少しアッパースイングにする ボールと打撃面が直角に当たるように押し手を使う インパクト近くでバットを並進させる利点もある 参考文献 振り出しからインパクトまでのバットの動き バットの動きをつくってから振り始める スイング開始でのバットの動きを観察すると、2つのパターンに大別される 1つは、振り出しの際に肩の後ろで小さな回転をともなって出てくるパターン もう1つは、動き始めるとすぐにバットの重心が下へ動き出すパターンである 静止させたままのバットを振り出すことには無理がある…

  • 姿勢の異常 4つの不良姿勢と軟部組織移行部のストレス

    姿勢の異常と機能障害 標準的姿勢アライメント 脊柱彎曲による姿勢の分類 前弯型 後弯・前弯型 偏平型 スウェイバック 軟部組織移行部に対するストレスと機能障害 1.後頭下関節部 2.頚椎・腰椎移行部 3.胸椎・腰椎移行部 4.腰椎・仙骨移行部 頭部前方姿勢と機能障害 問題点 過緊張筋 弱化筋 胸椎中部機能不全と機能障害 問題点 過緊張筋 弱化筋 骨盤交差症候群と機能障害 問題点 過緊張筋 弱化筋 逆骨盤交差症候群と機能障害 問題点 過緊張筋 弱化筋 参考文献 姿勢の異常と機能障害 姿勢は遺伝的要素に加えて、環境、生活習慣、仕事スポーツなど後天的な要因によっても形成される 立位姿勢は重力に対して…

  • マッスルインバランスと姿勢の関係

    マッスルインバランスにの考え方による理学療法 マッスルインバランスの原因 姿勢筋と相動筋 主動作筋と拮抗筋の関係 頚部・上胸部の主動作筋・拮抗筋群関係 腰部・骨盤帯の主動作筋・拮抗筋群関係 マッスルインバランス改善の考え方 頚胸部の主動作筋・拮抗筋群の機能障害とその結果 僧帽筋上部線維、肩甲挙筋 大胸筋上部線維 小胸筋 菱形筋、僧帽筋中部・下部線維 脊柱起立筋群 頚部前方筋群 腰部骨盤帯の主動作筋・拮抗筋群の機能障害とその結果 腸腰筋 大腿筋膜張筋 大殿筋 股関節内転筋群 中殿筋 梨状筋 ハムストリングス 大腿四頭筋 脊柱起立筋 腹筋群 参考文献 マッスルインバランスにの考え方による理学療法 …

  • バッティング 腕の動き

    引き腕と押し腕の役割 両腕と体幹でできる三角形を保つ 引き腕を伸ばせば三角形はつぶれやすい 引き腕の力を使えるようにする インパクト近くで押し腕を急激に伸ばす 参考文献 引き腕と押し腕の役割 両腕と体幹でできる三角形を保つ 足で地面を押した力の反作用(地面反力)を受けて腰や肩を回転させた勢いは、腕を介してバットに伝えられる ボールを打つ能力と引き腕を持ち上げる肩の力(屈曲力)との相関が高いことや、引き腕の上腕三頭筋を強化すればバットに大きな力を加えられる、という報告からすると、バットを振るために引き腕の果たす役割は大きい 「両腕と体幹でできる三角形を保て」と指導されて、保てない打者はゴムチュー…

  • バッティング 腰の回転

    腰の回転による体幹の捩り 踏み出し足側を軸に腰を回転させる 腰が先に回って、肩は後から追いかける メジャーリーグの打者 日本の打者 体幹をすばやく捩ってすばやく戻す 肩を残して腰を回す SSC 身体を回転させるのではなく、バットを回転させる 参考文献 腰の回転による体幹の捩り 踏み出し足側を軸に腰を回転させる 足踏みをする中で投手側へ身体を移動させるし、フォワードスイングのために鉛直軸回りに身体を回転もさせる これらは主に脚の筋肉の働きである それを脚の動きでみると、軸足では横向きのまま投手側へ腰を押していき、脚を内向きに捩り込みながら(内旋しながら)伸ばして軸足側の腰を押す ステップして投手…

  • バッティング 地面反力

    踏ん張るのではなく足踏みする 地面を押す力の反力で身体を加速する 身体の移動を調整できる余力を軸足に残しておく 軸足の内側でタイミングをとる 参考文献 踏ん張るのではなく足踏みする 「両足でしっかり踏ん張れ」はスポーツでよく聞く言葉で、そうなっていると安定感がある しかし、野球のバッティングでで打者が地面を押す力を測ってみると両足でしっかり踏ん張る局面はない 画像は実際のフリーバッティングで左右それぞれの足で地面を押す力を測ったものである 打撃時の三方向床反力 (画像引用:科学する野球 バッティング&ベースランニング) これは右打者の場合で、右足(軸足)による力は一点鎖線、左足(踏み出し足)に…

  • 股関節外旋筋トレーニング

    股関節運動の捉え方 股関節外旋筋のバイオメカニクス 梨状筋 上双子筋・内閉鎖筋 下双子筋・外閉鎖筋 股関節外旋筋の筋交代テスト 股関節外旋筋のトレーニング 股関節の屈曲角度を考慮したトレーニング 股関節外転を意識したトレーニング 参考文献 股関節運動の捉え方 ニーイン&トゥアウトというアライメント異常を上位からの運動連鎖の視点で考えると、股関節内転・内旋位が問題となることが多い この問題の原因を股関節外旋筋の機能不全と捉えて、アプローチを行っていく 股関節外旋筋のバイオメカニクス 股関節外旋筋は、その走行から、多くは大転子に停止部を持ち、そこから扇状に広がるように起始部を持つ筋として捉えられる…

  • 偏平足

    偏平足の評価と理学療法 偏平足障害の病態 偏平足障害に対する評価 FPI-6 HFT ROM 筋機能 ウィンドラス機能 評価から得られるアライメントの情報 参考文献 偏平足の評価と理学療法 偏平足障害の病態 偏平足障害は『内側縦アーチの偏平化に伴う慢性的な足部・足関節の諸症状』と定義される 近年では、後脛骨筋機能不全(PTTD:Posterior tibial tendon dysfunction)という名称が用いられることが多い PTTDは、急性外傷やオーバースースなどによる滑膜炎や腱変性に伴う後脛骨筋の筋力低下、後脛骨筋腱の機能不全や痛みの総称である 偏平足障害の発生頻度は、内側縦アーチ構…

  • 足関節捻挫

    足関節捻挫の評価と理学療法 足関節捻挫の病態 足関節捻挫のアライメント評価の実際 評価によって得られるアライメント情報 アライメントからみた理学療法 距骨下関節・立方骨モビライゼーション 長腓骨筋エクササイズ 足趾伸筋および短腓骨筋のエクササイズ 参考文献 足関節捻挫の評価と理学療法 足関節捻挫の病態 足関節捻挫は代表的なスポーツ外傷の一つであり、その発生頻度は高い 中でも内反捻挫は70~77%と報告されており、発生機転は着地や方向転換時の内返し強制が大多数を占める 損傷部位は前距腓靭帯が65~73%と最も多く、前距腓靭帯と踵腓靭帯の複合損傷は20%とされている 前脛腓靭帯や腓骨筋腱、後脛骨筋…

  • 腰椎椎間板と椎間関節

    椎間板 髄核 線維輪 線維輪の線維方向と運動 離開 滑走 転がり運動 回旋 腰椎椎間関節 横断面における関節面の形状と機能 関節軟骨 関節包 滑膜 関節内組織 脂肪 半月様組織 参考文献 椎間板 髄核 髄核は粘液物質からなる半流動体であり、組織学的にはいくつかの軟骨細胞と、不規則に並ぶコラーゲン線維からなる 髄核に圧が加わると変形するが、容積は変化しない 髄核は主として体重支持に関与し、負荷を伝達し、線維輪を支持する働きがある 線維輪 線維輪は規則正しく配列されたコラーゲン線維からなる コラーゲン線維は層板を形成し、10~20枚の層板が髄核を包むように同心円状に配置されている コラーゲン線維の…

  • 腰部のバイオメカニクス

    腰背部の運動学 体幹伸展によって生じるストレス 体幹屈曲によって生じるストレス 腰部屈曲伸展による生体力学的影響 仙腸関節へのストレス 参考文献 腰背部の運動学 体幹伸展によって生じるストレス 腰椎伸展時は、前縦靭帯などの腰椎前方には伸張力、後方の椎間関節や棘突起などの棘間には圧縮力が高まる これに伴って椎間孔の直径は11%狭小し、脊柱管の容積も15%減少して脊柱後方へのストレスが増大する 死体による検討では、椎間関節包と後方靭帯への負荷はそれぞれ40%、20%に達するとされている 椎間関節の機能は、椎体間の動きを制限することと、軸方向の荷重を受けることである 腰椎椎間関節は上下2つの腰椎を結…

  • 下部体幹の筋群

    腹筋群の役割とその捉え方の視点 腹直筋 外腹斜筋 内腹斜筋 腹横筋 腸腰筋 胸腰筋膜 広背筋 多裂筋 腰方形筋 大腿筋膜張筋および腸脛靭帯 大殿筋 参考文献 腹筋群の役割とその捉え方の視点 腹筋群は、体幹の可動性と安定性に関わる 腹筋群の主な役割は、以下の3つがある 脊柱の安定化を図る 骨盤と脊柱の最適なアライメントを保つ 四肢の運動時での体幹や骨盤による代償運動を防ぐ 例えば、荷物を持ち上げるためには腰椎が安定していることが求められるが、腹筋群を収縮させることで腹腔や胸腔の内圧を高めて腰椎を安定させる 腹直筋 作用 体幹の屈曲と骨盤後傾、腹腔・胸腔内圧を高める 呼吸にも関与している 概要 腹…

  • 腰椎・腰部の機能解剖

    関節突起および椎間関節 椎弓根 各椎骨の特徴 腰椎の靭帯と椎間板 前縦靭帯 後縦靭帯 黄色靭帯 棘間靭帯 棘上靭帯 横突間靭帯 腸腰靭帯 線維輪 参考文献 関節突起および椎間関節 関節突起の関節面の形状は、腰椎の運動とその安定性に大きく関与している 上関節突起の関節面は、後内方を向き凹面をなし、下関節突起の関節面は前外方を向き凸面をなす 連結する2つの腰椎を側方から観察すると、上位腰椎の下関節突起は、下位腰椎の上関節突起の内側に位置する 仮に、連結した腰椎の上位腰椎を下位腰椎対し前方に滑らせようとすると、下関節突起が制動される さらに、上位腰椎を下位腰椎に対し回旋すると、回旋と反対側の上下の関…

  • 少年野球指導のポイント

    野球指導者の責務 子供には基本的な技術を指導する 子供には多くの種目を経験させる 発育発達状況を見極めるとともに、野球環境の変化にも留意する 参考文献 野球指導者の責務 子供には基本的な技術を指導する 子供に野球を指導する人向けのアメリカ本に、「指導者としての4つの責任」が書かれている 楽しめるプレイにする 安全なプレイにする 障害をもつ子供にも機会を与える 基本的な技術を教える これらは小学生頃の選手を指導する際の責任であって、特にこの時期「基本的な技術を教える」ことの責任は重い 自分が小学生の頃を思い出してみると、体育の授業ではマット運動、跳び箱、鉄棒といった体操競技でみられる運動を良く指…

  • 投手の体力トレーニング

    高強度・短時間の間欠的運動 投手の全身持久力はそれほど求められていない 厳しい全身持久力トレーニングを筋力トレーニングと併用すると、筋力は頭打ちになる トレーニング後は炭水化物といっしょにタンパク質を早めに摂る 参考文献 高強度・短時間の間欠的運動 投手の全身持久力はそれほど求められていない 運動に対する身体の反応を手軽にみられるのは心拍数である 野球の投球時の心拍数が報告されたのは1969年である 大学1年生の投手の試合中の心拍数である 大学1年生投手の試合中における心拍数 (画像引用:科学する野球 ピッチング&フィールディング) 画像の横軸には時刻とイニングが記されている 灰色の部分が投球…

  • 野球選手の体格

    野球選手のからだつきの特徴 大きなパワーを発揮するために筋肉量を多くする プロ野球選手と一般人の体格の違い プロ野球選手の筋肉量 環境が変わった時には体重の変化に注意する 野球選手の脂肪率は一般人とは変わらない 筋肉の太さは野球の練習内容に応じる 日本では身体の大きな選手が野球に集まっている 参考文献 野球選手のからだつきの特徴 大きなパワーを発揮するために筋肉量を多くする プロ野球選手と一般人の体格の違い 1990年頃のデータでは、日本のプロ野球選手の身長は180㎝、体重は80㎏くらいだった 一方、一般の男子大学生は170㎝、60㎏くらいだった 野手に比べると投手のほうが少し大きかったが、こ…

  • ピッチング グラブの動き

    グラブハンドの動きはボールスピードに貢献している グラブを体幹に近づけて回転させる グラブハンドを固定すると体幹の捩りが減ってしまう 参考文献 グラブハンドの動きはボールスピードに貢献している グラブを体幹に近づけて回転させる 投球腕を振るまでのこととしてもうひとつ、非投球腕(グラブハンド)の役割を考えておきたい 細かい動かし方は置いといて、踏み出し足を着地する前にグラブハンドを打者のほうへ伸ばし、身体を回転させる時には小さく畳んでグラブを体幹に近づける こうすることで素早く体幹を回転でき、ボールスピードに貢献すると考えられている テニスのサービスでも、ラケットを持っていない腕を伸ばしておいて…

  • 投球数と投球スピードの関係

    投球数の増加と投球スピードの低下 全力で150球投げたら3日以上は休む 試合でも投球数が増えれば投球スピードは落ちる 球速が落ちるのは乳酸が筋肉に溜まるからではない 球速の低下は全身持久力と関係しないが、筋力とは関係する 投球数が増えると動作も変わる 投球スピードは落ちないようにはできない 参考文献 投球数の増加と投球スピードの低下 全力で150球投げたら3日以上は休む メジャーリーグでは1人の投手の投球数を100球程度までとしている これは故障を防ぐためだが、投球数が増えてスピードが落ちてきて打たれるのを防ぐためでもある 疲れてくればスピードが落ちてくるのは当然だが、どのように落ちてくるのか…

  • ピッチング ボールスピン

    ボールの回転軸の向きと回転数 5つの要素が球筋を決める 回転軸と回転数の影響 純粋なバックスピンのためには前腕と掌を進行方向に向ける ボールスピンによって球筋がずれる カーブでは手背屈を小さく、回外を大きくする 参考文献 ボールの回転軸の向きと回転数 5つの要素が球筋を決める 同じ 140㎞/h のボールを投げても打たれる投手と打たれない投手がいる 投げられたボールの出どころ(リリース位置)、投げ出す角度(投射角)、ボールスピード、ボールスピン、そして縫い目の向きによっておよそ決まる これらのうち、リリース位置、ボールスピード、ボールスピンによって投射角はおよそ決まる リリース位置は重要で、左…

  • ピッチング 指導者が着目する投球動作

    熟達した指導者が着目する投球動作 指導の着眼点は多岐にわたる 指導者は体幹の回転の良し悪しを重視している 幅広い年齢層に適用可能な着眼点がある 参考文献 熟達した指導者が着目する投球動作 指導の着眼点は多岐にわたる 中学生から大学生まで25人の投手の動作ビデオを11人の熟練した指導者にみてもらって、投球動作の指導上の着眼点を調査した それによると、以下の点が明らかになった 投球腕や体幹に対する指摘が最も多かったが、いずれも指摘全体の約20%であり、着眼する部位は眼から足先まで多岐にわたっていた 指摘が多く、かつ同じ党首に対する評価が一致していたのは、『ストライド期の “くの字” 姿勢など投手を…

  • ピッチング 遠投とスピード・トレーニング

    遠投とスピード・トレーニング 速投と遠投の投げ方の違いは上胴の傾きにある 遠投で肩の外旋と水平伸展が大きくなることに注意する 腕のしなりと胸の張りをつくる 肘内側や肩前面の障害には注意 スピード・トレーニングにするための遠投がある 遠投とボール初速度 ボールスピードへの効果と動作への効果 重さの違うボールを併用したトレーニングで効果が表れる 参考文献 遠投とスピード・トレーニング 速投と遠投の投げ方の違いは上胴の傾きにある 遠投は、全身、特に脚や腰を大きく使って投げるようになる効果、ゆったりとバランスよく投げられるようになる効果があるとして、投手の練習に取り入られている 昔から取り入れられてい…

  • ピッチング 脚と腕のマッチング

    脚と腕のマッチング 子供は腕の振りが重心移動より遅れがちになる 脚からのエネルギーを腕にマッチングさせることが重要 身体重心の移動スピードと右手のスピード 軸脚に体重を乗せているうちに腕をテイクバックする 腕を振るのではなく、引きずる バネを引き伸ばして縮めるように動かす わかりやすいポイントでマッチングを確認する 踏み出し足裏全体を着地したころに腕の力を入れる 脚と腕のマッチング例 参考文献 脚と腕のマッチング 子供は腕の振りが重心移動より遅れがちになる 脚からのエネルギーを腕にマッチングさせることが重要 投げたり、打ったりではエネルギーを主として生み出すのは脚、それを使うのは腕である した…

  • ピッチング ボールリリース

    指の反動動作 手首のスピードが最大の時に指を曲げて長く保つ スピンを速くしてマグナス力を大きくする スピン量の違いとボールの軌道 マグナス力 ボールスピンを利用して抵抗力を変える 伸びるボールとは? ジャイロボール ボールの握り方を変えてスピン量を増やす 参考文献 指の反動動作 手首のスピードが最大の時に指を曲げて長く保つ 指の関節には、根元から中手指節関節(MP)、近位指節関節(PIP)、遠位指節関節(DIP)がある 手指の関節 (画像引用:科学する野球 ピッチング&フィールディング) 投球動作におけるこれら関節の動きとボールスピードとの関係を分析した報告がある 手首のスピードが最大になって…

  • ピッチング コントロール

    腕の振りとコントロール 余分な動きを減らしてコントロールを良くする コントロールタイプとスピードタイプ 腕の動きを直線的にすればコントロールは良くなる 腕を直線的な軌道で動かしてコントロールを良くする 腕を直線的に動かす リリースポイントによる投球のばらつきの特徴 オーバスローで肘を曲げ、肩を早く回すとコントロールは乱れる コントロールとスピードは相反する 軸足の位置やストライドの長さの違いによるコントロールへの影響 ボールの重さを変えてトレーニングしても、コントロールへの影響はない 参考文献 腕の振りとコントロール 余分な動きを減らしてコントロールを良くする コントロールタイプとスピードタイ…

  • ピッチング 投球動作のタイプ

    投球動作のタイプ別の特徴 投球動作のタイプの違いは体幹の傾きにある アンダーハンドでは肩の前方、サイドハンドでは肘の内側にかかる力が大きい 投球動作のタイプによる肩甲骨位置の違い 投球動作のタイプによる最大外旋後の違い 指導によってタイプ別の特徴が現れる 投球動作のタイプにより優位となる動作がある 参考文献 投球動作のタイプ別の特徴 投球動作のタイプの違いは体幹の傾きにある 投球動作はオーバーハンド、スリークォーター、サイドハンド、アンダーハンドの4つのタイプに分けられる ボールリリース時の体幹に対する投球腕の肘の位置によって分けられる ピッチング動作の類型 (画像引用:科学する野球 ピッチン…

  • ピッチング 腕の振り

    体幹の回転と腕の振り 体幹や肩のエネルギーを腕に流す 上肢の運動学 エネルギーの源 体幹に沿って腕を挙げる テイクバック 体幹の動きを腕に転移させる 腕を伸ばしてから肩を内旋させる 手首では親指側から書士側に斜めに掌を曲げる 参考文献 体幹の回転と腕の振り 体幹や肩のエネルギーを腕に流す 上肢の運動学 投球動作の中で腕の振りは複雑な動きだけに注目を集める 肩には4方向の動きがある 腕を前に上げ下げする動き(屈曲・伸展) 横に上げ下げする動き(外転・内転) 水平に開いたり閉じたりする動き(水平屈曲・伸展) 上腕の長軸まわりの回転(内旋・外旋) かなり自由に動く分、動きの個人差は大きくなる 肩関節…

  • ピッチング ステップ編②

    脚の踏み出し時の体幹の捩り 肩は開かず体幹の捩りを保ち、その後一気に腰を回す 前額面での動きの特徴 水平面での動きの特徴 肩が腰を追い越してボールを前で放す ボールを身体の前で放す SSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル) コアスタビリティー・トレーニングで体幹の安定性向上を図る 投げ方による体幹回転の違い コアスタビリティトレーニング 参考文献 脚の踏み出し時の体幹の捩り 肩は開かず体幹の捩りを保ち、その後一気に腰を回す 前額面での動きの特徴 日本人の投手には軸足でDrop and Drive するタイプが多いと思われる そして、Drive による体幹の移動を踏み出し脚でしっかり支え、…

  • ピッチング ステップ

    体幹を支える踏み出し脚 軸足の股と膝を曲げて地面を後ろに押す力をつくる ステップの軌道からわかること 地面を押す力 押し出す動きのタイプの違い 軸足の股関節を伸ばす、そして引き付ける ステップの意味 エネルギーの流れ 踏み出した脚の膝や足首は固める 踏み出し脚のエネルギーの流れ 踏み出し脚の使い方 軸脚が踏み出し脚の動きをつくる ステップの長さと向き 踏み出し脚の練習法 参考文献 体幹を支える踏み出し脚 軸足の股と膝を曲げて地面を後ろに押す力をつくる ステップの軌道からわかること 投球すれば地面に足跡が残る ステップの着地跡はステップの方向を知るのに用いられる 一方、プレートの前にできる軸足の…

  • 投球動作分析と投球障害部位

    概要 肩関節にかかる関節間力 投球障害につながる投球動作の特徴 投球障害部位を探る 肩峰下インピンジメント インターナルインピンジメント 腱板疎部損傷 棘下筋・小円筋の損傷 投球動作の特徴からの身体機能評価 障害を起こしやすい投球動作の特徴 (最大外旋、ボール・リリースでの肩-肩-肘ラインの逸脱) 上半身の身体機能評価のポイント 下半身の身体機能評価のポイント 肩甲骨の向きと位置を調整し、胸郭に固定する能力の低下 参考文献 概要 野球投手の投球動作は、投球側下肢に溜めた力を指先まで伝える高速で緻密な全身運動である 投球障害肩の多くは、いわゆる over use からの身体機能低下により投球動作…

  • 膝前十字靭帯損傷②

    前十字靭帯損傷のメカニズム 力学的要因 疫学的な調査から 前十字靭帯再建術後の影響 再建グラフトの組織学的治癒と力学的強度の経時的変化 前十字靭帯再建術が膝関節の機能や運動に及ぼす影響 炎症症状 術創部の瘢痕化と癒着 再建術後の歩容 参考文献 前十字靭帯損傷のメカニズム 近年、前十字靭帯損傷の予防に注目が集まっているが、その発生メカニズムは明らかとはなっていない 現在は、膝関節運動と前十字靭帯負荷(張力や歪み)との関連を調べた研究や、前十字靭帯損傷の発生に関する疫学的研究により、前十字靭帯損傷の発生に影響が大きい因子については明らかになりつつある 前十字靭帯損傷の発生メカニズムには以下の3つの…

  • 膝前十字靭帯損傷

    概要 前十字靭帯損傷時の病態 受傷直後の病態 機能的な病態 運動学的な病態 大腿脛骨関節 歩容の病態 前十字靭帯不全膝の病態 理学療法を展開する際のポイント 術前 術後 前十字靭帯再建術後の可動域制限 膝関節周囲筋群の機能改善 patella valgus rotation 参考文献 概要 膝前十字靭帯は膝関節の安定性に重要な役割を果たしている 完全断裂した場合は自然治癒が期待できないため、靭帯再建を含め、膝関節のさまざまな機能を回復させることが治療に求められる 近年の理学療法プロトコルの発展により、より早期に受傷以前の競技レベルまで復帰することが可能となってきている 未だ前十字靭帯損傷が重篤…

  • 膝半月板損傷

    概要 半月板の構造と機能 機能解剖 運動学 バイオメカニクス 荷重分散機能 関節の安定化機能 半月板損傷の分類と発生メカニズム 発生原因 断裂の様式 原因動作 半月板損傷の理学療法評価 問診 視診・触診 関節可動域 筋力 特殊検査 スクワッティングテスト 姿勢および動的アライメント 参考文献 概要 半月板損傷は膝疾患の中でも発生頻度が高く、日常的にみられる疾患の一つである 半月板損傷の治療では、損傷部位や範囲などを考慮した保存療法が施行されるか、観血療法として半月板切除術、半月板縫合術が選択され理学療法が施行される 半月板損傷の程度や範囲、損傷形態、受傷機転などは千差万別である 個々の病態の正…

  • 膝関節の機能解剖②

    動的安定化機構 前・後方制御機構(伸展機構) 膝蓋骨の役割 膝蓋大腿関節の運動生理学 大腿四頭筋の役割 内・外側制御機構 内側の筋性制御機構 外側の筋性制御機構 歩行時の膝関節の機能 歩行中の重心の位置 立脚相における膝関節の役割 遊脚相における膝関節の役割 参考文献 動的安定化機構 前・後方制御機構(伸展機構) 伸展機構に最も寄与するのが膝蓋大腿関節の機能である 膝蓋大腿関節は、膝蓋骨の内外側関節面と、それに適合した大腿骨顆間窩、および膝蓋骨を取り巻く膝蓋支帯とこれらの原動力となる大腿四頭筋から形成されている 膝蓋骨の役割 膝蓋骨は逆三角形をした骨組織であり、膝蓋大腿関節の前方に位置する 大…

  • 膝関節の機能解剖

    膝関節の静的安定化機構 膝関節の基本構造 骨性構造 靭帯性構造 半月の構造 関節包 膝関節のアライメント 安定化機構 局所解剖と役割 内側部 外側部 膝窩部 内部 膝関節の運動生理学 屈曲・伸展 軸回旋運動 参考文献 膝関節の静的安定化機構 膝関節の基本構造 膝関節の4つの構造について理解する必要がある 骨性構造 靭帯構造 半月の構造 関節包 骨性構造 膝関節は、大腿骨、脛骨、膝蓋骨の3つの骨組織からなる 内側・外側大腿脛骨関節と膝蓋大腿関節の3つの関節から構成されている 大腿骨下部は大腿骨頚部との間に約18°の内捻角を形成する よって、大腿骨遠位で約18°の大腿骨内捻を認める 大腿骨遠位部で…

  • 肘関節の機能解剖

    肘の骨・関節の構造とその機能 腕尺関節 腕橈関節 近位橈尺関節 肘の軟部組織の構造と機能 内側側副靭帯 外側側副靭帯複合体 橈骨神経 尺骨神経 関節包 滑液包 斜索 参考文献 肘の骨・関節の構造とその機能 肘は上腕骨、尺骨、橈骨により、腕尺関節、腕橈関節、近位橈尺関節という3つの関節を構成する複合体である 構造と機能というポイントとして、次の4つがある 肘屈曲ー伸展と前腕回内ー回外という2方向の運動を担う 肘屈曲ー伸展には腕尺関節が大きく寄与する 腕橈関節は関節面が狭い構造から自由度が高い 近位橈尺関節は前腕回内ー回外に寄与する 腕尺関節 腕尺関節は、上腕骨と尺骨の間に存在する一軸性のらせん関…

  • 肘内側側副靭帯損傷

    肘内側側副靭帯損傷の概要 肘内側側副靭帯損傷の保存的治療法と観血的治療法 保存的治療法 観血的治療法 肘内側痛の病態と病態把握 肘内側側副靭帯損傷 病態とバイオメカニクス 病態把握 尺骨神経障害 病態とバイオメカニクス 病態把握 後内側インピンジメント 理学療法 筋力増強運動 ストレッチ 参考文献 肘内側側副靭帯損傷の概要 肘内側側副靭帯損傷は、肘関節脱臼や脱臼骨折などの外傷に伴う急性損傷と、投球に代表される繰り返し牽引力が加わり微細損傷が蓄積される慢性損傷に大別される 野球選手の場合は、微細損傷の蓄積によって内側側副靭帯機能不全が起こり、肘関節不安定症を呈することが問題となる 20世紀末から…

  • 肘離断性骨軟骨炎と理学療法

    肘離断性骨軟骨炎の病態 機能解剖の観点より 運動学の観点より 投球動作時のバイオメカニクスの観点より 観血療法と保存療法の選択 病期分類 病巣部位による分類 肉眼所見による分類 肘離断性骨軟骨炎に対する理学療法 肘関節の炎症症状への対応 肘関節のアライメントおよび可動域への対応 前腕橈側のセルフストレッチ 近位橈尺関節のモビライゼーション 遠位橈尺関節のモビライゼーション 肘内反ストレッチ 肘関節屈曲伸展時の橈骨頭の可動性の改善 肩甲胸郭関節および肩甲上腕関節の機能への対応 肘周囲筋機能への対応 参考文献 肘離断性骨軟骨炎の病態 機能解剖の観点より 腕橈関節は上腕骨小頭と橈骨頭で構成されており…

  • 下腿・足部の疲労骨折

    疲労骨折の概要 骨形成型 骨吸収型 骨硬化型 下腿・足部の疲労骨折のメカニズム 脛骨疲労骨折 腓骨疲労骨折 Jones骨折 参考文献 疲労骨折の概要 疲労骨折はどのような競技でもオーバーユースにより生じ得る 脛骨が一番多く約50%を占め、次いで大腿骨と中足骨が多く、この3部位で約85%を占める 発症年齢は男女とも12〜13歳であり、16〜17歳にピークを迎える 疲労骨折はX線分類で骨形成型、骨吸収型、骨硬化型の3型に分類される 骨形成型 全体の82%を占め、皮質骨の亀裂骨折に対する骨膜反応像がみられ、旺盛な仮骨形成により治癒する 脛骨疾走型、腓骨・中足骨・大腿骨の疲労骨折が骨形成型にあたる 骨…

  • シンスプリント

    シンスプリントの発症メカニズム シンスプリントの鑑別 下腿コンパートメント症候群 下腿疾走型疲労骨折 シンスプリントの発生因子 性差 体格指数の増加 内側縦アーチの低下 競技特性 シンスプリント治療のための臨床推論 マルアライメントの改善 ストレッチング テーピング 参考文献 シンスプリントの発症メカニズム シンスプリントの発症メカニズムは、筋腱の牽引損傷に起因するものと、脛骨への曲げ応力が加わるものの2つの理論がある 後者は骨実質への微細損傷に起因すると考えられており、近年報告が増えている シンスプリントはふくっ数に分類する試みがなされている TypeⅠ:脛骨前内側の疼痛で、骨の微細損傷によ…

  • アキレス腱炎

    アキレス腱炎の病態 病態の分類 アキレス腱付着部症 付着部以外のアキレス腱障害 アキレス腱炎の発生要因 アキレス腱炎の理学療法における評価 問診 動作観察・分析 各種検査・測定 ①痛み ②腫脹・熱感 ③静的アライメント ④足部機能 ⑤筋の状態 ⑥筋力 ⑦運動協調性 ⑧周囲径 ⑨関節可動域 ⑩関節動揺性・不安定性 ⑪関節弛緩性 ⑫その他 アキレス腱炎に対する理学療法 参考文献 アキレス腱炎の病態 アキレス腱周囲に痛みを訴えるものを総じてアキレス腱炎と称する 病態の違いを区別するために、アキレス腱周囲に痛みがあるものはアキレス腱障害と称されることが多くなっている アキレス腱障害は、踵骨付着部より約…

  • 腸脛靭帯炎

    腸脛靭帯炎とは 腸脛靭帯の解剖学 腸脛靭帯炎の発生機序 腸脛靭帯炎の発生要因 ①個体要因 ②環境要因 ③トレーニング要因 腸脛靭帯炎の評価 問診 理学療法評価 ①整形外科的評価 ②ファンクショナルテスト ③動作分析 腸脛靭帯炎の理学療法 参考文献 腸脛靭帯炎とは 腸脛靭帯炎は膝関節側面に生じる最も一般的な障害である 腸脛靭帯炎は、走り始めでなく、ランニングおよびサイクリングの距離の増加とともに出現し、膝関節屈伸時に膝関節外側に刺すような痛みが生じる 局所所見として、大腿骨外側上顆顆上の腸脛靭帯に圧痛、軽度の腫脹、屈伸に伴う轢音が認められる 性別の発症率は、男性が女性の2~9倍であった 腸脛靭帯…

  • 梨状筋症候群

    梨状筋症候群とは 梨状筋症候群の発症メカニズム 梨状筋周囲の解剖学的破格の問題 梨状筋と坐骨神経の解剖学的破格がある場合 梨状筋と坐骨神経の解剖学的破格がない場合 椎間関節の問題 仙腸関節の問題 梨状筋症候群の評価 問診 画像所見 圧痛 疼痛誘発テスト SLRテスト 仙腸関節ストレステスト 関節可動域・タイトネス 脊柱可動性 筋力・感覚 アライメント 梨状筋症候群の理学療法 梨状筋周囲へのアプローチ 椎間関節・仙腸関節へのアプローチ 動作修正のアプローチ 参考文献 梨状筋症候群とは 梨状筋症候群とは、坐骨神経が骨盤出口部で何らかの原因によって梨状筋から圧迫や刺激を受けて臀部や坐骨神経支配域に疼…

  • 仙腸関節の運動②

    骨盤の運動 仙骨軸 傾斜軸 生理学的運動(前方運動固定/ニューテーション) 仙骨左捻転左傾斜軸 仙骨右捻転右傾斜軸 生理学的運動のまとめ 非生理学的運動(後方運動固定/カウンターニューテーション) 仙骨左捻転右傾斜軸 仙骨右捻転左傾斜軸 生理学的運動のまとめ 仙骨捻転のまとめ 仙骨左捻転左傾斜軸 ニューテーション 仙骨右捻転右傾斜軸 ニューテーション 仙骨左捻転右傾斜軸 カウンターニューテーション 仙骨右捻転左傾斜軸 カウンターニューテーション 参考文献 骨盤の運動 仙腸運動や腸仙運動、恥骨結合運動について復習したい方はこちら ⇩ 仙骨軸 6タイプの仙骨軸が存在する 傾斜軸 左傾斜軸は、左仙骨…

  • 仙腸関節の運動

    骨盤の運動 仙腸運動 ニューテーション カウンターニューテーション 腸仙運動 前方回旋運動 後方回旋運動 恥骨結合運動 仙腸運動と腸仙運動の組み合わせ 両側の運動 前屈 両側の運動 後屈 仙骨の片側(一側)の運動 参考文献 骨盤の運動 基本的に、骨盤帯には3つの主要な運動がある 寛骨上での仙骨の運動からなる仙腸運動 仙骨上での寛骨の運動からなる腸仙運動 対側の恥骨に対する一側恥骨の運動である恥骨結合運動 仙腸運動 仙腸運動には、2つの主要な運動様式がある ニューテーション(仙骨屈曲) カウンターニューテーション(仙骨伸展) この仙骨の双方向性の運動は、体幹の前屈・後屈とともに生じる 仙骨の片側…

  • 野球肘発生メカニズムの捉え方

    野球肘とは? 野球肘発生メカニズムの捉え方 throwing plane concept 7つの不良な投球フォーム TER (Total External Rotation) single plane と double palane フォームとエネルギー伝達効率との関係性 参考文献 野球肘とは? 野球肘について復習したい方はこちら ⇩ 野球肘発生メカニズムの捉え方 throwing plane concept 7つの不良な投球フォーム ①pie thrower type 機能的な double palane で、手掌を上に向け肘を伸展させた横振りのフォーム 当動作が未熟な学童期の選手 ②dar…

  • 骨盤マルアライメント 治療

    この記事を読んでわかること・骨盤マルアライメントの治療について・治療の進め方について 仙腸関節障害の治療の進め方 ①リアライン相 ②スタビライズ相 ③コーディネート相 治療技術 ①組織間リリース ②補装具療法 ③運動療法 ④筋機能向上トレーニング ⑤動作修正 参考文献 仙腸関節障害の治療の進め方 骨盤マルアライメントを伴う仙腸関節障害の治療を、次の3相にて行う リアライン相 :骨盤のアライメント修正する スタビライズ相 :得られた良好なアライメントを保つための筋機能向上を図る コーディネート相:骨盤マルアライメントを再発させる動作を修正する この治療法を『リアライン・コンセプト』と名づけ、あら…

  • 骨盤マルアライメント 評価方法と原因因子

    この記事を読んでわかること・骨盤マルアライメントについて・マルアライメントと原因因子について 骨盤マルアライメント ①骨盤マルアライメントの影響 ②寛骨対称性の評価 ③仙骨マルアライメント ④大殿筋・胸腰筋膜によるフォースクロージャー ⑤股関節の可動世紀制限とマルアライメント マルアライメントと原因因子 ①解剖学的因子 ②不安定性・関節弛緩性 ③滑走不全 ④筋機能不全 ⑤マルユース 参考文献 骨盤マルアライメント 骨盤マルアライメントとは、『骨盤の歪み』として表現される 骨盤マルアライメントは、腰痛を主とする骨盤周囲の痛みの原因や、ランナーがしばしば訴える「荷重がかけにくい=荷重伝達機能障害」…

  • 仙腸関節機能障害の病態

    この記事を読んでわかること・仙腸関節機能障害の評価方法・骨盤輪不安定症について ・鼡径部痛症候群について 仙腸関節機能障害の病態 組織損傷 症状 運動機能障害 防御反応 仙腸関節機能不全により生じる病態 骨盤輪不安定症 鼡径部痛症候群 鼡径管の病変 恥骨結合の病変 内転筋機能不全 病態分析・評価 ①問診 ②姿勢・移動動作観察 ③疼痛検査 ④基本動作による疼痛誘発テスト ⑤疼痛誘発テスト 参考文献 仙腸関節機能障害の病態 マルアライメントがもたらす応力集中の結果として生じる症状または病態を『結果因子』と呼ぶ 結果因子には以下の4つが含まれる 組織損傷 症状 運動機能障害 防御反応 組織損傷 組織…

  • 肩関節上方支持組織の癒着

    この記事を読んでわかること・夜間痛の原因とその治療方法・肩峰下インピンジメントの原因とその治療方法 ・上腕二頭筋長頭腱炎の原因 烏口肩峰アーチ下の拘縮 第2肩関節における烏口肩峰アーチ下の滑走障害 肩峰下圧と夜間痛 腱板疎部周辺の拘縮 上腕二頭筋長頭腱の周辺組織の損傷 上方支持組織の伸張テスト 肩関節の伸展可動域 第1肢位での外旋可動域 結帯動作 運動療法 腱板と肩峰下滑液包の癒着剥離操作 上前方支持組織(棘上筋前部線維・肩甲下筋上部線維) 上後方支持組織(棘上筋後部線維・棘下筋上部線維) 腱板疎部(烏口上腕靭帯)拘縮の伸張方法 烏口肩峰アーチ下の拘縮 第2肩関節における烏口肩峰アーチ下の滑走…

  • 肩関節包靭帯の拘縮の評価方法

    この記事を読んでわかること・肩関節包靭帯の機能解剖・肩関節包靭帯の伸張テスト ・肩関節包靭帯の運動療法 機能解剖 静的安定化機構の伸張肢位とその機能 上方構成体 下方構成体 前方構成体 前上方関節包・SGHL・CHL 前方関節包・MGHL 前下方関節包・AIGHL 後方構成体 後上方関節包 後方関節包 後下方関節包・PIGHL 肩関節包靭帯の評価方法 前上方関節包・SGHL・CHLの伸張テスト 前方関節包・MGHLの伸張テスト 前下方関節包・AIGHLの伸張テスト 後上方関節包の伸張テスト 後方関節包の伸張テスト 後下方関節包・PIGHLの伸張テスト 肩関節包靭帯の運動療法 前上方関節包・SG…

  • 小胸筋の圧痛好発部位と運動療法

    この記事は次のような人におススメ! 小胸筋の圧痛部位と運動療法を知りたい! 機能解剖 臨床的特徴 圧痛好発部位 評価方法 運動療法 リラクセーションおよびストレッチング 治療法を選択する基準は? 機能解剖 小胸筋の作用は、肩甲骨の下制と前傾である さらに、菱形筋・肩甲挙筋との協調運動により肩甲骨の下方回旋に関与する 烏口突起を前方に引き、肩甲骨下角が胸郭から離れる(肩甲骨前傾)運動が生じる 肩甲骨が固定された場合には、肋骨の挙上に関与し、吸気を補助する 烏口突起と胸郭を結ぶ小胸筋を屋根として、その深部を鎖骨下動脈・鎖骨下静脈・腕神経叢が通過する 臨床的特徴 小胸筋症候群 小胸筋が直接肩から上肢…

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