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Capetonianな暮らし http://capetonian.blog.fc2.com/

南アフリカ・ケープタウンに住む中で経験した、日本とは違った習慣・エピソードや、観光スポットの紹介をしています。

Yoshi
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南アフリカ
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岐阜県
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2020/10/20

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  • カーステンボッシュ植物園 2023年9月 ②

    今回はカーステンボッシュ植物園にやってくる鳥たちを紹介します。ピンクッションやエリカ属の花、ジャイアントハニーフラワー、極楽鳥花で蜜を吸う小鳥たちが見られます。 まずは、ジャイアントハニーフラワーに蜜を吸いにやってきた鳥たち。1枚目はケープメジロ(Cape White-eye)とミナミダブルカラードサンバード(Southern Double-collared Sunbird)、2枚目はケープカナリア(Cape Canary)です。今回写真が撮れませんでし...

  • カーステンボッシュ植物園 2023年9月 ①

    ウエストコースト国立公園に続いて、今年はカーステンボッシュ植物園にも花の写真を撮りに行ってきました。植物園にはたくさんの種類の植物が植えられているので、ウエストコースト国立公園とは違った花も見ることができました。 これらの花は、ケープを代表するフィンボスという植物の中の代表的なグループであるプロテア属の花です。最初の花は、キングプロテアで、南アフリカの国花でもあります。他の3つの写真は、ピンクッ...

  • ウエストコースト国立公園 2023年9月 ②

    前回、ウエストコースト国立公園の花を紹介しましたが、今回は公園内で見かけた動物たちを紹介します。花と違って動物たちは、カメラを向けている間、動いてしまうのと距離があるので、思った写真を撮るためにたくさんシャッターを押してしまいます。特に鳥たちはじっとしてくれないので、シャッターを切る前に飛んで行ってしまったり、ピントが合わなかったりして難しいです。 花畑のシマウマ(Cape Mountain Zebra)たち。シマ...

  • ウエストコースト国立公園 2023年9月 ①

    今月、2年ぶりに花畑を見にウェストコースト国立公園へ行ってきました。本当は8月中に行きたかったのですが、行ける日の天気が良くなかったりして、結局いつもより遅く行くことになりました。時期が遅くなったので、いつも鮮やかな色を見せてくれるオレンジ色(Namaqua Marigold)、黄色(Cape Weed)、白色(Rain Daisy)のガザニア系の花が少なくなっていました。今回多かった花は、紫色(マゼンタ色)のHongerblom(Senecio are...

  • ケープが登場する作品

    ◆ケープが登場する作品オランダ東インド会社が1600年代半ばに食糧補給基地としてケープに入植してからしばらくの間、ヨーロッパの人たちにとってケープは帆船で何か月もかかる遠い遠い未知の存在でしたが、イギリスが植民地化した1800年代に入ると、ヨーロッパで書かれた小説などにケープに関わるものが登場するようになったので、その頃にはケープの存在はヨーロッパに広く知れ渡っていたのかなと思われます。今回は、ケープに関...

  • ワインランド ⑱

    ◆見どころ(パール/ウェリントン)②●アフリカーンス言語博物館(Afrikaans Language Museum)この建物は、1860年頃にパールのワイン農家だったギデオン・マルヘルブ(Gideon Malherbe)氏によって建てられたジョージアン様式の住居です。1階はマルヘルブ家族が暮らしていた当時の様子をできる限り再現するよう、実際に使っていた家具や装飾品、道具などが展示されています。 マルヘルブ氏は、アフリカーンス語の普及を目指して187...

  • ワインランド ⑰

    ◆見どころ(パール/ウェリントン)①※パール山からパールとウェリントンの町を望む1657年にアブラハム・ガッベマ(Abraham Gabbema)率いる探索隊がこの一帯を探検し、1687年にはシモン・ファンデルステル(Simon van del Stel)の指揮のもと、ステレンボッシュ(stellenbosch)とは別に、ここにもフリーバーガー(Vrye Burgher:自由市民)たちを入植させて農地開拓を始めました。それ以降、この一帯は時代とともに穀物、ワイン、...

  • ワインランド ⑯

    ◆見どころ(ステレンボッシュ)④●週末マーケットケープタウンには、土曜日(週末)のみ開かれるマーケットがいくつもあり、ケープトニアンは家族や友人と出掛け、そこで食事をしながらおしゃべりしたり、ゆったりとした時間を過ごす人が多いです。ステレンボッシュにも土曜(週末)マーケットが開かれている場所があります。・ルート44(Rout 44)このマーケットでは、年に一回、日本の文化を紹介する「ジャパン・デイ」(ケープタ...

  • ワインランド ⑮

    ◆見どころ(ステレンボッシュ)③●バーガーハウス博物館(Burgerhuis Museum)ビレッジ博物館のブレッターマンハウスと同時期の1700年代終わり(1797年)に建てられた典型的なケープダッチ様式の住居とその当時の生活の様子を復元した博物館です。こちらも裕福な家庭の住居で、当時使われていた家具は豪華なものでした。正面にはケープダッチ様式に見られる立派な切妻屋根(入口の上の部分)があります。この切妻の形は、時代によっ...

  • ワインランド ⑭

    ◆見どころ(ステレンボッシュ)②●ステレンボッシュ・ビレッジ博物館(Stellenbosch Village Museum)こちらの博物館では、ステレンボッシュにフリーバーガーたちが移り住んだ1600年代後半から1800年代終わりまでの人々の生活の様子を展示・紹介しています。年代ごとに4つの建物に分かれ、それぞれの建物に案内人がついて紹介してくれます。(英語でですが)博物館のチケットを購入するこの建物では、ステレンボッシュにヨーロッパ...

  • ワインランド ⑬

    ◆見どころ(ステレンボッシュ)①1679年10月にケープ総督として就任したシモン・ファンデルステル(Simon van del Stel)が未開の地を探検した際に発見した、農地に適した土地で、その半年後にはフリーバーガー(Vrye Burgher:自由市民)が移り住んで土地を開墾し始めました。また、ファンデルステル自身もこの土地を気に入り、「Van der Stel se Bosch」(ファンデルステルの森)という名前をつけ、自分の誕生日になると毎年ここ...

  • ワインランド ⑫

    ◆見どころ(フランシュフック)フランシュフックは山に囲まれたこじんまりした町で、山の斜面にはブドウ畑が広がっています。※フランシュフックの町の展望(Franschhoek Passより)かつてはオリファンツフック(Olifantshoek)と呼ばれ、象などの野生動物たちが歩き回っていた谷間に、フランスから避難してきたユグノーたちがこの地に移り住み、十分な道具もない中で農地を開拓して町になりました。現在は、ユグノーたちが開拓した...

  • ワインランド ⑪

    ●KWVの設立P.J. ハノン(P.J. Hannon)や、レイモンド・デュボア(Raymond Dubois)が協同組合型ワインセラーを提唱していた同じ頃、チャールズ W.H. コーラー(Charles W.H. Kohler)という人物が、1907年、南アフリカのワイン産業の保護と成長促進を目標に掲げた「植民地ワイン農家・ワイン商人協会」(Colonial Wine Farmers and Wine Merchants’ Association)を設立しました。※チャールズ W.H. コーラー(KWV Emporium展示物...

  • ワインランド ⑩

    ●ジャガイモ臭いワイン1700年代後半からコンスタンシアで生産されたコンスタンシアワインを除いて、オランダ東インド会社が入植した当初から、ケープで生産されていたワインはずっと質の悪い(評判の悪い)ワインでした。1800年代終わりのイギリスでは、ケープ産ワインのことを「惨めなゴミ」「極悪」「不潔」「ジャガイモ臭い」などと、思いつく限りのひどい表現がされていました。おそらくは母国でワイン生産をしていた人もいた...

  • ワインランド ⑨

    ●イギリス植民地時代1800年代に入り、ケープがイギリスの植民地になった後、イギリスでケープ産ワインの需要が高まりました。当時ヨーロッパではナポレオン戦争が起き、ナポレオンがイギリスの経済的な痛手を与えようと、大陸との貿易を禁止する大陸封鎖令を1806年に発令しました。これにより、イギリスにフランス産ワインが入ってこなくなり、それを補うために1813年にケープ産ワインに特恵関税(減税措置)を与えました。それま...

  • ワインランド ⑧

    ◆ワイン現在は世界中のコンテストで受賞するほど質の高いワインを生産しているケープ(南アフリカ)ですが、1900年代半ばまでは浮き沈みの激しい歴史を歩んできました。●オランダ東インド会社時代会社が入植してすぐに開墾して作った畑(現在のカンパニーズガーデン)にも、わずかながらブドウを栽培してワインを造ったようですが、ケープへの入植は貿易船への食糧供給が目的なので、ワイン生産は重要ではありませんでした※最初の...

  • ワインランド ⑦

    ◆フルーツ生産地1892年、あるイギリス人が夢を持ってケープにやってきました。彼の名前はハリー・アーネスト・ビクター・ピックストーン(Harry Ernest Victor Pickstone)といい、ケープで果樹の苗木屋を開こうと考えていました。※ハリー・アーネスト・ビクター・ピックストーン(ウェリントン博物館展示物より)彼は19歳の1884年に兵士として遠征に参加し、イギリスの植民地であったケープにやってきました。遠征から無事に帰還...

  • ワインランド ⑥

    ●山脈越えウェリントンまで鉄道が到達した翌年の1864年9月、さらに山脈の東にあるウースター(Worcester)までの鉄道建設が計画されました。この区間は南北につながる山脈を越える必要がありました。馬車が峠越えをしていたベインズクルーフパス(Bain's kloof pass)は蒸気機関車にとっては勾配がきつくて登れないため、蒸気機関車が越えられる峠(タルバに抜ける現在のNuwekloof Pass)まで迂回しなければいけなかったことや、山...

  • ワインランド ⑤

    ●乗合馬車1824年、ケープタウンとパールの間を週2回行き来していた郵便馬車に人を乗せて、旅客サービスを始めました。※場所は違いますが、鉄道が開通する前にケープタウンとWynbergというところを走っていた乗合馬車(年代不詳)(引用 ※01)1852年にはバス会社が設立され、翌年からケープタウンとパールの間を毎日乗合馬車が往復するようになりました。1845年にはステレンボッシュとドラケンシュタイン北部のタルバ(Tulbagh)と...

  • ワインランド ④

    ◆交通現在は舗装された道路が整い、ケープタウンからステレンボッシュやドラケンシュタイン地域にあるパールやフランシュフック、ウェリントンの町には、自動車で1時間ほど走れば行くことができます。●馬車道1657年にアブラハム・ガッベマ(Abraham Gabbema)らが探検して、ドラケンシュタイン地域はケープタウンにいたヨーロッパ人に広く知られるようになりましたが、探検以降しばらくの間、新たに訪れるヨーロッパ人はほとんどい...

  • ワインランド ③

    ◆ユグノー(Huguenot)1500年代後半、フランス国内でキリスト教徒の中のカトリック(旧教派)とプロテスタント(新教派=ユグノーと呼ばれていた)との間で宗教戦争(ユグノー戦争)が起こりました。(フランスはカトリックの国)1598年4月、アンリ4世による「ナントの王令」で(条件付きではあるが)信仰の自由が認められ、戦争は終結しました。 ※ナントの王令とフォンテーヌブローの王令(フランシュフックHuguenot Memorial Mu...

  • ワインランド ②

    ●Stellenbosch1679年10月にケープ総督として就任したシモン・ファンデルステル(Simon van del Stel)は、就任早速、ケープ周辺の未開の土地を探検して回りました。目的は、貿易船に補給する食糧や、ケープに移り住んだ会社社員たちの食糧の需要が増え、食糧増産(穀物生産)するための農地に適した土地を探すためでした。1679年11月、ファンデルステルは兵士を引き連れて東に向かい、その夜は小川のほとりで野営しました。その小...

  • ワインランド ①

    ◆ワインランド南アフリカではワイン生産地をワインランドと呼び、それらの多くがある西ケープ州をいくつかの地域に分けて観光ツアーが企画されています。多くのワイナリが集まっているのがステレンボッシュ(Stellenbosch)と、フランシュフック(Franschhoek)やパール(Paarl)、ウェリントン(Wellington)が含まれるドラケンシュタイン(Drakenstein)と言われる地域です。これらの地域を中心に歴史や観光スポットなどを紹介し...

  • ダーバン(Durban) ③

    ◆インド人年季奉公労働者1848年、ダーバン近郊に住んでいたエドムンド・モアウッド(Edmund Morewood)は、いち早くサトウキビの苗を輸入してサトウキビ栽培を始め、1851年にナタールで初めて砂糖を生産しました。これをきっかけに、ナタールの農家が次々とサトウキビ栽培を始めて、耕作面積が広がっていきました。それに伴って、農場での働き手が必要になってきました。この時はすでに奴隷を使うことは認められず、新たな働き手を...

  • ダーバン(Durban) ②

    ◆サトウキビ プランテーションイギリスは、1843年にナタール共和国(現在のクワズールー・ナタール州の南側)をフォールトレッカーから奪い、ナタール植民地としました。イギリス人がナタールへ入植した当初は皮革や象牙の貿易が中心で、土地はまだ手付かずの状態でしたが、肥沃であることはわかっていました。入植者たちは農地への転換を進めるため、温暖で湿度の高いこの地に適した作物を探りました。1847 年から 1851 年にかけ...

  • ダーバン(Durban) ①

    ◆ナタール1488年にバーソロミューディアスがアフリカ大陸の南端を発見し、船でインドまで行けることがわかったあと、バスコダガマがインドへ向けて航海しました。バーソロミューディアスが到達したアフリカ大陸の南端を越え、未知の海岸を航行する途中、クリスマスの日に到着し停泊した場所に、「Terra do Natal」(テーハ・ド・ナタール:ポルトガル語で「クリスマスの地」)という名前をつけました。(引用 ※01)この地域に住ん...

  • ケープ半島 ⑭

    ◆ミューゼンバーグ●交通ミューゼンバーグのビーチまでも、サイモンズタウン同様、レンタカーか運転手付きの車両を使って行ってください。コンスタンシア(Constantia)経由(M3経由)で片道30分ちょっとかかります。・駐車場ミューゼンバーグのビーチ前に駐車場があります。いつも混んでいて空いているスペースが少ないのと、人が歩いているので、駐車場に入ったら徐行してください。●トイレカフェを利用して使わせてもらうのがい...

  • ケープ半島 ⑬

    ◆アクティビティ②サイモンズタウンの港でいろいろなアクティビティが行えます。●シーカヤック風や波が穏やかな日に限られますが、サイモンズタウンの港からシーカヤックに乗って、ペンギンコロニーの沖合まで行くツアーがあります。運が良ければ海を泳ぐペンギンを間近で見ることができるかもしれません。風が強かったり波が荒いと危険なので、ツアーに参加する場合は運営会社と事前によく連絡を取って安全に行なってください。条...

  • ケープ半島 ⑫

    ◆アクティビティ①●サイモンズタウン博物館(Simon’s Town Museum)この建物は古く、オランダ東インド会社時代、当時のケープ植民地総督ヨアヒム・ファンプレテンベルク(Joachim van Plettenberg)が、船を避難させる冬の期間、シモンズ湾に滞在するときに使用する住居として1777年に建てられたものです。その後、病院、郵便局、学校、税関、警察署、一部は法廷や刑務所としても使われていました。現在は、サイモンズタウン博物館...

  • ケープ半島 ⑪

    ◆サイモンズタウン(Simon’s Town)●交通ケープタウンの街の中心からサイモンズタウンの町までは、レンタカーか運転手付きの車両を使って行ってください。コンスタンシア(Constantia)経由(M3経由)で片道1時間くらいです。ホウトベイ(Hout Bay) → チャップマンズピーク(Chapman’s Peak)経由で行くと、もう少し時間がかかります。電車もありますが、危険なので電車で行くことはやめてください。・駐車場今回紹介しているジュ...

  • ケープ半島 ⑩

    ◆ミューゼンバーグ(Muizenberg)※ボーイズ・ドライブからミューゼンバーグのビーチを望むミューゼンバーグには、東に35kmほど続く白く長いビーチがあり、1年中サーフィンを楽しむ人たちが集まってきます。 ※ミューゼンバーグのサーファーたち1742年、オランダ東インド会社がシモンズ湾を船の冬の避難港として利用し始めました。オランダ東インド会社の拠点があるケープタウンとシモンズ湾を結ぶこの場所には、会社の前哨基地が置...

  • ケープ半島 ⑨

    ◆セントジェームズ(St James)1840年頃からフォルス湾にやってきたフィリピン人たちは、漁師として漁業に携わり、漁業の中心であったコークベイ(Kalk Bay)周辺に住み始めました。※1910年頃のコークベイビーチの様子(Manila Stepsの案内板より)また、フィリピンは当時スペインの植民地で、フィリピン人の多くは敬虔なキリスト教徒(カトリック)でもありました。彼らは日曜日になると、教会が一番近くにあるサイモンズタウン(...

  • ケープ半島 ⑧

    ◆フィッシュフック(Fish Hoek)●ドライタウン(Dry Town)1818年、フィッシュフック地区の土地は、当時のケープ植民地総督チャールズ・サマセット(Charles Somerset)からアンドリーズ・ブルーインズ(Andries Bruins)のいう人に付与されました。土地を付与する際の条件の一つとして、その所有権証書の中に、「酒場を営業しないことを条件に(Onder deze expresse conditis dat hy aldaar geen tapneering zal mogen drijven)...

    地域タグ:南アフリカ

  • ケープ半島 ⑦

    ◆ケープ半島の人々フィッシュフックの背後にある丘に、ピアーズ・ケーブ(Peers Cave)という名前の洞窟があります。 ※ピアーズ・ケーブでの発掘の様子(Fish Hoek Valley博物館展示物より)1927年からの調査で、この洞窟から人類の骨を含む1万年から1万5千年前の遺跡が見つかりました。フィッシュフックを含め、この辺りには先史時代から人の営みがありました。オランダ東インド会社が貿易船の冬の避難場所としてシモンズ湾を利...

  • ケープ半島 ⑥

    ◆鉄道1814年にシモンズ湾がイギリスの海軍基地になり、港や町(サイモンズタウン:Simon’s Town)が整備され発展していったと同時に、サイモンズタウンとミューゼンバーグ(Muizenberg)までの陸路も、当時の植民地総督チャールズ・サマセット(Charles Somerset)の指揮によって道路が整備されました。道路ができたことによって、ケープタウンからサイモンズタウンまで馬車や牛車で行き来することが可能になりましたが、岩場や砂...

  • ケープ半島 ⑤

    ◆イギリスの植民地1802年にイギリスとフランスの間で「アミアンの和約」が締結し、ヨーロッパに平和が訪れたかに見えましたが、実際は和約で取り決めたことが守られなかったために、ケープ植民地がイギリスからフランスの衛星国であったバタヴィア共和国(現在のオランダ)に返還された1803年、また戦争が始まってしまいました。(ナポレオン戦争)イギリスは再びケープ植民地がフランスに支配され、喜望峰まわりの貿易ルートが脅...

  • ケープ半島 ④

    ◆ミューゼンバーグの戦い1700年代の終わり、ヨーロッパで大きな混乱が始まりました。1792年、フランス革命に干渉するオーストリアにフランス革命政府が宣戦布告をし、これをきっかけに、ヨーロッパを2分する大きな戦争へと発展しました。ケープを統治していたオランダ東インド会社の本拠地であったオランダ(当時はネーデルラント連邦共和国)は、1794年の終わり(冬)に河川の凍結を利用され、フランス革命軍に攻め込まれて占領さ...

  • ケープ半島 ③

    ◆漁業貿易船が冬の嵐を避ける場所として、イッセルスタイン(Isselsteijn / Ysselsteyn)湾(のちにシモンズ湾)と呼ばれていた湾が適しているかを調査するよう、オランダ東インド会社が当時のケープ植民地総督のシモン・ファンデルステル(Simon van der Stel)に命じ、1682年から1687年にかけて調査されました。その際、ファンデルステルは、船の座礁を防ぐために暗礁の有無や水深などのフォルス湾(False Bay)の地形を調査した...

  • ケープ半島 ②

    ◆シモンズ湾への道のり冬の避難港として、シモンズ湾には港や小さな町が作られました。町には船が避難している間、一時的に滞在する船員だけでなく、町を建設する人々(奴隷)や港を守る兵士など、長期的に滞在(定住)する人も増え、ケープタウンの中心部からシモンズ湾の町まで陸路を使って物資を運ぶ必要がありました。※ケープタウンからシモンズ湾までの陸路(引用 ※01)ケープタウンの中心部から現在のミューゼンバーグ(Mui...

    地域タグ:南アフリカ

  • ケープ半島 ①

    皆さんがケープ半島の先端にあるケープポイントや喜望峰、ペンギンのいるボウルダーズを観光する際、たいていケープ半島のフォルス湾(False Bay)側の海岸を通って行きます。(引用 ※01)観光された方の中には、休憩や昼食を取るために途中の町に立ち寄られた方もいらっしゃるかもしれません。今回から、ケープ半島のこれらの町について紹介していきます。◆冬の避難港オランダ東インド会社が貿易船の食糧補給基地を建設するため...

    地域タグ:南アフリカ

  • コンスタンシア(Constantia) ⑤

    ◆コンスタンシア地区への交通手段コンスタンシア地区は、車で30分程度かかります。●ドライバ付き車両費用は少しかかりますが、訪問する場所や滞在する時間を自由に決めて回ることができます。1日使ってテーブルマウンテン登頂やカースティンボッシュ植物園訪問とも組み合わせて、コンスタンシアでワイナリ訪問(食事やワイン試飲)するのも一つの方法です。また、ワイナリの開いている時間に気を付けなければいけませんが、ケープ...

  • コンスタンシア(Constantia) ④

    ◆ケープワインの受難●帝国特恵関税オランダ東インド会社がオランダとアジアの間を往復する会社の船に食糧補給する基地を設立するため、ヤン・ファンリーベック(Jan van Riebeeck)一行をケープに派遣したのが1652年でした。それ以来、ケープはオランダ東インド会社の植民地でしたが、1795年から1803年までの1度目のイギリス占領時代のあと、1806年から2度目のイギリス占領(植民地)時代が始まりました。1800年代初めにヨーロッパ...

  • コンスタンシア(Constantia) ③

    ◆コンスタンシアワイン1700年代終わりにコンスタンシアという名前をヨーロッパに広めたのは、甘いデザートワインでした。当時のヨーロッパ、とくに王侯貴族の間でもてはやされ、プロセイン、イギリス、フランス王室などで飲まれていました。フランス皇帝だったナポレオン・ボナパルト(1769年8月15日~1821年5月5日)も流刑地セントヘレナ島で過ごした5年半(1815年10月17日~死去)、わざわざこのコンスタンシアワインを取り寄せ...

    地域タグ:南アフリカ

  • コンスタンシア(Constantia) ②

    ◆コンスタンシアの分割ファンデルステルが1712年に亡くなったとき、彼の4人の息子たちはケープにいませんでした。2人はケープを追い出されてオランダに、1人はインドネシアのアンボイナで知事を、もう1人は乗っていたバタビア(オランダ東インド会社のアジアの拠点:現在のインドネシア・ジャカルタ)行きの船が行方不明になっていました。そのためコンスタンシアの土地は息子たちには引き継がれず、3つの土地に分割されてオークシ...

    地域タグ:南アフリカ

  • コンスタンシア(Constantia) ①

    ◆コンスタンシア南アフリカ(特にケープタウン周辺)には多くのワイナリがあり、ワインの生産が行われています。日本でも南アフリカ産ワインが販売されているお店が増えましたね。南アフリカ(ケープタウン)に旅行で来られる方の中には、ワイナリ(ワイン)が目的で来られる方もいらっしゃいます。今回から紹介するコンスタンシア(Constantia)という地区は、南アフリカのワイン生産地の一つで、ケープタウンの中心から20kmほど...

    地域タグ:南アフリカ

  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ⑬

    ウォーターフロント内にあるダイヤモンド博物館は、コロナの影響でしばらく休館になっていましたが、再開したので行ってきました。◆ダイヤモンド博物館(Cape Town Diamond Museum)※博物館の入り口(受付)はこの右側にあります。ここはシマンスキー(Shimansky)という宝石店が運営するダイヤモンドに関する博物館です。博物館では、パネルや模型、実物を展示して南アフリカのダイヤモンド産業の歴史を紹介しています。また、博...

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  • ライオンズヘッド(Lion’s Head) シグナルヒル(Signal Hill) ⑨

    今回は山頂からの眺めを紹介します。山頂到着。やっと着きました。山頂の様子。手前の岩が一番高いところでしょうか。登っている最中、結構な人が私を追い抜いて山頂に向かってましたが、山頂に来るとほとんどいませんでした。う回路を回っている間に、みんな降りちゃったのかな?●山頂からの風景。 山頂から南側の風景。テーブルマウンテンとその背後にトゥウェルヴ アポスルズ(Twelve Apostles)が見えます。山の麓はキャンプ...

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  • ライオンズヘッド(Lion’s Head) シグナルヒル(Signal Hill) ⑧

    ライオンズヘッド登山の登りの後半です。ここから急に険しくなります。(場所G)最初のはしご。この下がグラーフウォータ層、ここから上がテーブルマウンテン砂岩の地層になります。明らかに岩の形(板状とサイコロ状)と大きさが変わっています。ここから岩をよじ登っていくような道になります。登山道のほとんどは木やコンクリートで足場を作っていないので、足をかけるところがなかったり、足場が小さかったりするので、両手で...

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  • ライオンズヘッド(Lion’s Head) シグナルヒル(Signal Hill) ⑦

    ライオンズヘッドの山頂まで登山してきました。数日前に雨が降り、前日も曇りがちで、天気が心配でしたが、登山当日は晴れて雲も取れてくれました。お昼前くらいに戻ってこようと9時くらいにスタートしました。登り慣れている人が多いせいか、ジョギングレベルの軽装で登山している人も多く、また、すでにこの時間でも上から降りてくる人のほうが多かったです。ルートの取り方で変わりますが、片道おおよそ3kmあります。(場所A)...

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  • ライオンズヘッド(Lion’s Head) シグナルヒル(Signal Hill) ⑥

    ◆登山ライオンズヘッドには山頂までの登山道があり、街の中心から近いことや比較的安全に登れる(と言われている)ことで、多くの市民(Capetonian)や観光客が山頂目指して登山しています。日中に登る人が多いですが、市民の中には日の出前に出発し、山頂で日の出を見たり、夕方出発し、山頂で日没を見る人たちもいます。登山道は円錐状のライオンズヘッドをらせん状に登っていきます。登山道は整備された歩道/階段ではなく、砂利...

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  • ライオンズヘッド(Lion’s Head) シグナルヒル(Signal Hill) ⑤

    <見どころ ②>◆ヌーンガン(Noon Gun)シグナルヒルの中腹には、毎日正午に号砲を撃っている大砲があります。この号砲は海上に停泊している船舶に正確な時報を知らせるために始めたもので、イギリスが2度目にケープを占領した1806年から毎日(現在は日・祭日を除く)号砲を撃っています。※ 記事を書いたとき、コロナでヌーンガンが一般公開されていなかったので、古い写真を使ってます。号砲を撃つ大砲は、最初キャッスル(Cast...

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  • ライオンズヘッド(Lion’s Head) シグナルヒル(Signal Hill) ④

    <見どころ ①>◆撮影スポット●ウォーターフロント(写真①)シグナルヒルの頂上付近からの眺めです。強風やケーブルウェイの運休でテーブルマウンテンに登れない日は、シグナルヒルに行って景色を楽しんでください。テーブルマウンテンに比べると標高は低いですが、ウォーターフロントに近いので、港を間近で眺めるのにはいいところです。(入場料もかかりませんし)●市内/ボ・カープ(写真②)シグナルヒルの麓にはボ・カープ、そ...

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  • ウエストコースト国立公園(West Coast National Park) 2021年9月

    9月に入ってケープタウンにも春の気配を感じるようになりました。先月には大きな寒気が2度ほど南アフリカに入り込み、山間部では積雪して大きなニュースになりました。テーブルマウンテンの頂上にも雪が降って遊歩道がうっすら白くなったようです。その一方、植物たちはすでに気配を感じ、近所の道路脇や空き地には黄色や白色の花のまだら模様があちこちに現れ始めました。今年もウエストコースト国立公園(West Coast National Pa...

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  • ライオンズヘッド(Lion’s Head) シグナルヒル(Signal Hill) ③

    テーブルマウンテンやライオンズヘッドなどの山が特徴的な形をしているのは、山を構成する岩石(地層)が関係しています。太古の昔から長い年月をかけて形作られ、現在のような山ができました。テーブルマウンテンやライオンズヘッドに行った際は、足元の岩石にも目を向け、どうやってこのような形をした山ができたかを想像してみるのも面白いですよ。また、それらの岩石(地層)があることによって、過去にちょっとした出来事もあ...

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  • ライオンズヘッド(Lion’s Head) シグナルヒル(Signal Hill) ②

    ◆行き方●車(レンタカー)車でライオンズヘッドの登山口やシグナルヒルの頂上まで登ることができます。山を登るシグナルヒル通り(Signal Hill Road)は、街からクルーフネック通り(Kloof Nek Road)を登り、峠の交差点から入っていきます。(交差点には信号はありません)この交差点には、テーブルマウンテンに登るタッフェルバーグ通り(Tafelberg Road)やライオンズヘッドの海側に下るクルーフ通り(Kloof Road)も交差してい...

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  • ライオンズヘッド(Lion’s Head) シグナルヒル(Signal Hill) ①

    ケープタウン中心の西側にライオンが横たわっているような形をした山があります。 その形から、オランダ東インド会社が入植した1600年代から、頂上の高い側はLeeuwen Kop (Lion's Head)、低い側はLeeuwen Staart (Lion's Tail)と呼ばれていました。現在は、高い側はライオンズヘッド(Lion's Head)、低い側はシグナルヒル(Signal Hill)と呼ばれています。(1806年に頂上の低い側に大砲が置かれ、毎日号砲が撃たれているため...

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  • ホウトベイ(Hout Bay) ⑤

    ◆ショッピング●土産物店埠頭の駐車場に構える露店です。観光客が集まるところには、たいていこういう露店があります。オットセイ観光船の出航までの時間に覗いてみるのもいいです。思わぬ掘り出し物があるかもしれません。本当に買いたいものがあれば、値段交渉もしてみてください。買う気がないときは値段を聞かないほうがいいです。しつこく迫ってくるときがあります。 こちらは店舗を持った土産物店です。埠頭には南アフリカの...

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  • ホウトベイ(Hout Bay) ④

    ◆基本情報●行き方・車(レンタカー)港を訪問した後、チャップマンズピークドライブをドライブしたり、ケープポイント(喜望峰)方面やコンスタンシア(Constantia)地区のワイナリに向かうこともできます。自分が計画した旅程や気分に合わせて自由に移動ができるので、非常に便利です。ただし、日本とか交通事情が違うので、事故を起こさないよう、景色に気を取られないで、安全運転に心掛けてください。・タクシー(ドライバ付き...

    地域タグ:南アフリカ

  • ホウトベイ(Hout Bay) ③

    ◆見どころ●チャップマンズピークドライブ(Chapman’s Peak Drive)ホウトベイから海岸線に沿ってヌールトフック(Noordhoek)という地域に抜ける道路で、1915年から1922年にかけて作られた道路です。道路の海側は青い大西洋が広がり、山側は水平な地層が何層にも積み重なった断崖が続き、力強い自然を感じられる景色が見られます。 この道路はケープグラナイト(Cape granite)という花崗岩の地層(道路下の白っぽい地層)とマー...

    地域タグ:南アフリカ

  • ホウトベイ(Hout Bay) ②

    ◆アクティビティ●オットセイ島観光ホウトベイから大西洋に出たところにあるドイカー島(Duiker Island)という小さな島(岩場)にオットセイ(Cape Fur Seal)のコロニーがあります。その島のオットセイを見るために、港から観光船が出ています。観光船によっては、船の底(海面より下)にガラス窓がついているのもあって、水中を泳ぐオットセイを見ることもできます。 観光船のwebページに船の出航時間が書かれていて、Webペー...

    地域タグ:南アフリカ

  • ホウトベイ(Hout Bay) ①

    ホウトベイ(Hout Bay)は、ケープタウン中心から20kmほど南へ下った大西洋に面した湾です。港からオットセイのコロニーがある島(岩)までの観光船が出ていて、ケープ半島を観光するツアーに組み込まれていることがあります。ホウトベイ(Hout Bay)とは、木(木材)を表すオランダ語(Hout)から付けられた名前です。ケープには珍しく、かつてここには背の高い木が生い茂る森林が広がっていました。ケープはケープ植物区系界に属...

    地域タグ:南アフリカ

  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ⑫

    ◆アクティビティ ⑥●クロックタワー(Clock Tower)この建物は、色ももちろんですが、歴史を感じる特徴的な形をしていて、ウォーターフロントの中で目立つ存在の建物です。これは1882年に港湾長オフィスとして、当時(ビクトリア朝時代)のゴシック様式を取り入れて建てられました。(窓と時計はイギリスのエジンバラから運ばれたものです)壁の色は、以前灰色でしたが、現在は赤色で塗られています。(黄色の時もありました)現在...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ⑪

    ◆アクティビティ ⑤●ノーベルスクエア(Nobel Square)ビクトリア&アルフレッドホテル(Victoria & Alfred Hotel)の隣にある広場です。ここには南アフリカでノーベル平和賞を受賞した4人の銅像が立っています。左から、アルバート・ルトゥーリ アフリカ民族会議議長(Albert John Mvumbi Lutuli)、デズモンド・ツツ名誉主教(Desmond Mpilo Tutu)、F.W. デクラーク元大統領(Frederik Willem de Klerk)、ネルソン・マンデラ...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ⑩

    ◆アクティビティ ④●Zeitz現代美術館(Zeitz Museum of Contemporary Art Africa) 元々、穀物貯蔵用の倉庫(サイロ)として使われていた建物を改装し、美術館として再生されました。細長い円筒形のサイロがいくつも寄り集まった形を、そのまま生かして建物自体が一つの作品になっています。地震の多い日本では絶対に作れないであろう不思議な内部空間を見る価値はあります。 美術館の最上階(6階:日本式に言うと7階)まで上る...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ⑨

    ◆アクティビティ ③●ツーオーシャン水族館(Two Oceans Aquarium)南アフリカの海岸には、2つの大きな海流が流れています。1つはインド洋からの南下する暖流:アグラス海流と、もう1つは南極から北上し、大西洋側に北上する寒流:ベンゲラ海流があります。この水族館では、この2つの異なった海流(インド洋:暖流と大西洋:寒流)に住む生き物の展示をしています。水族館内での体験として、潮だまりに生息する生物(ヒトデやヤドカ...

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  • ワイナリ訪問(Hemel en Aarde)

    先日、調査を兼ねて観光ガイド仲間とへメル・エン・アールデ(Hemel en Aarde)という地域のワイナリに行ってきました。へメル・エン・アールデという地域は、ホエールウォッチングで有名なヘルマナス(Hermanus)という港町の近くにあります。へメル・エン・アールデ(Hemel en Aarde)とは、「Heaven and earth」という意味で、山に挟まれた静かなところです。 日本の食材を取り入れたテイスティングメニューを始めたと聞いたの...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ⑧

    ◆アクティビティ ②●コメディクラブ食事やお酒を飲みながら、地元のコメディショーを楽しめるところです。コメディクラブの建物は、アルフレッド港にあるロビンソン乾ドック(Robinson Dry Dock)の水を排出するために、1892年に建てられたポンプハウスでした。アルフレッド港にあるロビンソン乾ドックは、今でも船の修理のために使われています。・営業日: 水~日曜日(webページにて要確認)・開場時間: 18:00 ショー開始:...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ⑦

    ◆アクティビティ ①買い物や食事だけでなく、ウォーターフロント地区で楽しめるアクティビティもたくさんあります。●ボート遊覧ウォーターフロントから観光船(ヨット/モーターボート)に乗ってテーブル湾や周辺の海岸をまわってきます。 30分の手ごろな港内クルーズや、スパークリングワインを飲みながら海上でサンセットを眺めるツアー、ウォーターフロント内のレストランの食事とセットになったツアーもあります。webサイトか...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ⑥

    ◆食事ウォーターフロント地区には数えきれないほどのレストランがあります。シーフード、肉料理、イタリア料理、インド料理、ファストフードなどいろいろあります。港なので皆さんシーフードを希望されますが、日本のように魚の種類も多くなく、焼いたり揚げたりしたものがほとんどで、刺身や海鮮丼のような生魚はありません。お店によってはSushiメニューもありますが、海外でよく見られるような、サーモンとアボカドを中心とした...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ⑤

    ◆ショッピング●土産物南アフリカにちなんだ(らしい)土産物は以下のようなものがあります。・ルイボスティ南アフリカのある特定の地域しか生育できないルイボス(Rooibos)という植物を発酵/乾燥させて作ったお茶です。紅茶に似たお茶ですが、カフェインが含まれていないので、最近日本でも人気が出ているお茶です。手ごろな値段なのと、軽いので手荷物が重量オーバーになることもないので、私もよく日本へのお土産として買います...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ④

    ◆交通●タクシー(ドライバ付き車両)ウォーターフロント周辺で付け待ちしているタクシーも多いので、帰りにも比較的利用しやすい手段です。ドライバ付きの車両だと、ウォーターフロントで食事をしたり、買い物をする間もドライバを待たせないといけないので、割高になります。(安心ではありますが)タクシーは従量制なので、乗車前にいくらかかるか聞いてください。(市内中心からであれば、100ランドもかからないはずです)ウォ...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ③

    基本情報(2020年11月現在)◆ビクトリアワーフ ショッピングセンタ(Victoria Wharf Shopping Centre)●営業日: 年中無休●営業時間: 9:00-21:00※ レストランについては、お店によって営業時間が違いますので、webページやお店に直接ご確認ください。多くのお店はお昼前頃から22時頃まで営業しています。●トイレ: ショッピングセンタ内にいくつかあります。●郵便局/ポスト: ショッピングセンタ2階(Upper Level)にありま...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ②

    ◆歴史②テーブル湾で停泊(補給)する船舶の増大と安全確保のため、大きな港(防波堤や港湾施設)を新しく作ることになりました。テーブル湾の新しい港の建設を始めるにあたり、イギリスのビクトリア女王の次男アルフレッド王子が、1860年9月17日に新しい港の定礎式(建物の土台となる最初の石を置く、建築を開始するための儀式)を行いました。実際は桟橋の上から海に瓦礫を落としたようですが、その様子を見物しに2万人もの人が集...

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  • ウォーターフロント(V&A Waterfront) ①

    ◆歴史①オランダ東インド会社が、所有する貿易船の補給基地をケープに作るため、Jan Van Riebeeck一行がテーブル湾に到着したのが1652年。現在のキャッスル(Castle of Good Hope)が完成したのは1679年のことでした。(Chavonnes Battery Museum展示物)それ以来、船への荷物の積み下ろしは、キャッスルの近くに作った小さな木製の桟橋(Van Riebeeck's Jetty)を使っていました。※ その当時の貿易船は帆船で、沖に船を係留し、小...

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  • ボ・カープ(Bo-Kaap)地区 ⑤

    <見どころ ②>(引用 ※05)◆写真撮影場所 撮影ポイント①/② 撮影ポイント③/④(番号は地図上の撮影ポイントの番号です)わざわざこの地区でショッピングや食事をする必要もないでしょうが、興味ある方は立ち寄ってみてください。周りへの注意は忘れないでくださいね。◆ショッピング●アトラス トレーディング カンパニー(Atlas Trading Company)いろいろな種類のスパイスが売られているお店です。種類ごとに小分けしたスパイス...

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  • ボ・カープ(Bo-Kaap)地区 ④

    <見どころ ①>●ボ・カープ博物館(Bo-Kaap Museum)博物館となっている建物は1760年代に建てられたもので、ケープに入植したオランダ人たちが建てた当時のケープダッチ様式の特徴をそのまま残しています。(ボ・カープ (Bo-Kaap)地区 ①)博物館の展示物だけでなく、建物自体にも注目してください。この建物は1965年に国の史跡として指定されました。この博物館では、この地域に住んでいたケープ・マーレー(イスラム教徒)の...

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  • ボ・カープ(Bo-Kaap)地区 ③

    <ボ・カープ 基本情報>◆安全ボ・カープ周辺はホームレスが多いのと、犯罪(強盗)の多い地域です。過去に日本人が拳銃を持った強盗に遭遇してカバンを取られた事件がありました。私もこの周辺で人に絡まれ嫌な思いをしたことが何度もあります。歩いて家並みを見る際は、周りに十分注意してください。特に日没後に歩くことはやめてください。車の往来も多いので、家並みの写真を撮るとき、車にも気を付けてください。ここは観光...

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  • ボ・カープ(Bo-Kaap)地区 ②

    ◆ケープとイスラム教●シェイク・ユースフケープに最初に入植したのは、オランダの東インド会社でした。ですから彼らの多くはプロテスタント(オランダ改革派教会)でした。現在のケープにはいろいろな宗教徒がいますが、プロテスタントが一番多いです。ケープでイスラム教が広まったのは、シェイク・ユースフ(Sheikh Yusuf)という人がケープに連れてこられたことがきっかけでした。シェイク・ユースフは1626年にインドネシア・ス...

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  • ボ・カープ(Bo-Kaap)地区 ①

    Bo-Kaapはアフリカーンス語で「岬の上」という意味。ケープタウンの中心地にあり、シグナルヒルの東斜面に位置する地域です。ここはカラフルな色の家が並ぶ地域で、必ずといっていいほど観光案内や写真集に写真が使われます。(引用 ※01)この地域の住宅がカラフルに色付けされるようになったいきさつ(説)はいくつかありますが、奴隷として連れてこられた人々がこの地域に住み、その人たちがイスラム教徒であった(入信した)こ...

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  • ウェストコースト国立公園に行くとき

    West Coast National Parkまで花畑を見に行くには、ドライバ付きの車両を利用するか、レンタカーを借りて行くことになります。ドライバ付きの車両の場合、周りの景色を楽しみながら行けますが、自ら運転して行く場合は脇見せず事故を起こさないよう運転に集中して行ってください。West Coast National Parkへは距離があるので、丸々一日使うつもりで時間と心にゆとりを持ちながら慌てず行きましょう。◆旅程(引用 ※01)West Coast...

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  • ウエストコースト国立公園(West Coast National Park) 2020年9月

    今年もWest Coast National Parkに花を見に行ってきました。コロナの影響で今年は行けないかなと思っていましたが、国内の感染が落ち着いて公園も再開し、行けることができました。今回は9月の後半だったので、花の盛りは過ぎていましたが、花畑は十分広がっていました。去年は白色が多かった気がしますが、今年は黄色が多いかなと感じました。年によって変わるのか、時期によって咲く花が変わるのか、それとも気のせいか... ...

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  • カンパニーズガーデン (Company's Garden) ⑤

    <見どころ ②>◆サフランペアー(洋梨)ヤンファンリーベックの時代(1650年代)にオランダから持ち込まれて植えられた、カンパニーズガーデンの中で一番古い木です。一度幹が破壊された(たぶん縦に裂けた?)そうですが、生き残って今に至っています。幹が細い(幹の中央がなくなり、皮だけでつながっているような状態)ので支柱で支えられ、柵で囲われて保護されています。この写真を撮ったとき、一つだけ実がついていました。...

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  • カンパニーズガーデン (Company's Garden) ④

    <見どころ ①> ◆Arch for Archアデレー通りに面する入口にあるモニュメントは、「Arch for Arch」(アーチ フォー アーチ)という名前がついています。アパルトヘイト廃止の活動をしたデズモンド・ツツ名誉大司教(Desmond Tutu)の功績をたたえて2017年10月7日(デズモンド・ツツ名誉大司教の86歳の誕生日)に設置されました。彼はその功績から1984年にノーベル平和賞も受賞しています。ツツ名誉大司教には「The Arch」(アー...

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南アフリカ・ケープタウンに住む中で経験した、日本とは違った習慣・エピソードや、観光スポットの紹介をしています。

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