ラッキーなこともたまにありますいわゆる余禄というやつですただし倫理的に好ましいものではありませんスジャータの話題が続きますが,今回は我ながらディープな?話題です。本来のスジャータとは仏教のなかに出てくる登場人物で,お釈迦様を乳がゆで救った娘さんのことです。なので,ホテルへやってくる肉体労働者を表現する例えにはふさわしくないのですが,まぁ恣意的に当てはめただけなのでご容赦ください。さてこれら労働者は...
根室出身の蟹屋がマイルを貯めて全国を行脚中。 現在は学生時代にやったアルバイトの話を連載中。
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前回から時給の話をしています途中から読んでいる方の利便性は無視しています m(_ _)mすると経営側が労働条件の改革を行いました労働条件の改革それは突然起こりました。しばらくなにも変化がない日が続いてきたのですが,経営者が変わって初めての労働条件の見直しが行われました。改革の要点は,フロントなどを兼務する場合の特別手当の廃止食事の配給を廃止し,1日390円の食事手当を支給物価上昇に合わせて時給アップ賞与の支給...
前回に引き続き,はたらくひとたちの素顔ですC勤もひざを詰めれば良い奴ばかりでしたさて今回からは少しだけ人事と労働環境に触れますこれまで時代背景について話しませんでしたが,この女衒シリーズの舞台はバブル崩壊直後の平成初期です。それなりに相場を勘案して欲しいのですが,時給はA勤が650円,B勤が700円,C勤は750円でした。ほかにフロント業務ができる方や,勤務日数が多い月は,3千円程度の手当がありました。近隣のバ...
働く人の素顔に迫っています前回はA勤とB勤の人たち今回はC勤からC勤で働く人の特徴さてここからは,あきらかに別枠になります。バラエティに富んでいる人たちが集まる楽しいC勤。労働者というより,集団という表現がふさわしい世界です。学生前述の通り学生は少ないのですが,外国人留学生はパラパラと入ってきました。留学生は情とかしがらみが無くサバサバしていて,合理的に拘束時間と時給にこだわる方が多かったです。目的意...
前回は夜勤を終えた様子についてでした。昼間の過ごし方は,健康管理に関わる重要なことが分かりました。今回は働く方々の素顔に目を向けることにします。はたらくおじさんとおばさんシリーズ#1以来ですが,ちょっと労務関係について真面目な話に戻ります。これまで深夜労働の大変さを強調してきましたが,24時間営業を途切れなく円滑に回すためには,どの時間帯においても手を抜くことはできません。C勤以外の従業員もいなくては...
前回は怒涛のハガシから,モラルや恥の商売の話をしました。今回の話題は,仕事を終えたC勤の様子です。ちょっと短め記事です。やっと終わった〜仕事ぉ!装著から夢中に追い込み続けたハガシでした。しかし山より大きなイノシシはいません。イノシシをいくら追いかけても,その山を制服することにはならないのです。9時になるとA勤の太いリソースが打ち寄せ,自分が夢中にこなしてきたハガシがチッポケだったことに気づいて…我に返...
群青色の女衒#4.5 我らは恥を扱う商売 - タブーと商売の狭間。
前回のハガシのつづきです。後半は職場で働く人達へ目を向けようと思います。ハガシの手順朝です。回転清掃の必要性がなくなったC勤たちはA勤の補佐に回ります。ハガシは補充作業がないので手ぶらで大丈夫です。何も持たないというだけで,疲労時にはずいぶん助かります。ボタンで緑ランプを消すと自動的にドアは解錠,そしてまずバスルームへ直行します。ドアの下に足マットをはさんで半開きにし,バスルームの蒸気を抜きます。次...
前回はC勤の楽しい食事シリーズ名についても言明しましたいよいよ長いC勤の夜が明けて朝を迎えますここでシリーズ名“群青色の女衒”についておさらいします。既読の方は読み飛ばして結構です。───おさらい─── 群青色の女衒空がなんとなく青みがかってくるのが,だいたい5時ころでしょうか。 季節によっては6時ころかもしれません。暗闇に包まれた夜の街を,東の空から群青の色が照らし始めます。ここでやっとシリーズの名...
B勤との交代間際で多忙な時間をやり過ごしたC勤ですが,今回は休憩室での様子を話します。 後半ではシリーズ名“群青色の女衒”についても触れます。 前回はC勤フロントについて話しました。 ABC勤に共通して,夕方でも夜中でも出勤したときは「おはようございます」と挨拶します。 まるで芸能界のような慣習すが,なんでも短縮化するのはどの業界でもありがちですね。 たとえば402号は42(ヨンニィ)とか.回転清掃は回転。 ...
このシリーズにそろそろ飽きた方。 付き合いで読む辛抱強い方。 そして初見さんで一見さんの方。 いつもありがとうございます。 今回はC勤フロントのつづきです。C勤ルーム0時ころは混雑する魔の時間というのがお分かりになったと思います。 B勤が退勤間際でソワソワし始め,そのうちにC勤がボチボチと出勤します。 この時間は疲れ切ったB勤の動きが怠慢になり,一方で出勤直後のC勤は少数体制なので,いわばリソースが乏し...
いつもお越しいただきありがとうございます。 おかげさまで「いいね」ボタンの押下はほぼゼロ, FC2ブログの足あと履歴もまずありませんが, シリーズを完結させる意思は潰えません。 さて今回から,C勤の一日,というか一夜を紹介します。C勤フロントの引き継ぎ0時になりました。B勤さんが帰る時間です。 代わりにやって来るのが我らが友C勤です。 前記事の時間システム項で触れましたが,この時間帯は強制的に宿泊へ移行する...
ラブホテル。それは慈しみ深き男女に許された,ただ一つの🍑源郷。 みな様こんにちは シリーズは渦中ですが, ブログは過疎です。 これまでホテルの概況から始まり, A勤ルームとB勤ルーム,そして調理業務や駐車場整理について説明しました。 そろそろC勤の話題になる頃なのですが,C勤はいわゆる“なんでも屋”なので, 清掃とフロントはもちろん,調理と駐車場,他にも雑務も含めてオールマイティにこなさなければいけません。 ...
カテゴリー名に「R18」を加えてみましたが,たいした意味はありません。紳士淑女および好青年におかれましては自由闊達にご利用下さい。前回記事群青色の女衒#3.6 本懐を遂げるはB勤の本分にて候これまで(なぜか時代劇風に)夜勤帯のB勤を中心に話を進めてきました。フロントとルームに分かれ,調理などの付帯業務もこなしながら,多忙な仕事であることを理解いただけたと思います。そろそろC勤の話に進むところですが,ごめんな...
今回は3300文字を少し超える長文です。前回記事“#3.5塀を隔てる客人は4タイプにて候”では,ラブホテルのチェックアウト客には4タイプいるという話をしました。今回は,はなしを中の人に戻し,B勤スタッフが実際にどんな動きをしているのか説明したいと思います。はなしのつながりを良くするために,前々回の記事“群青色の女衒#3.4 B勤は忍者の掟を会得すべし”から引用します(既知の方は,ここを読み飛ばしても結構です)ではB勤...
寒気と大雪で全国的に雪害が広がっていますね。お出かけしないに越したことはありませんが,もし出かける必要がある方は,時間に余裕を持って出発しましょう。北海道の社会人は1時間前に行動します。移動に時間を要するのと,雪かきに時間が取られるからです。さて群青色の女衒シリーズは#3まで進みました。前回は,壁の向こうを行き交うお客様には4つのタイプに分かれるという話をしました。・恥じらいを保つ,標準タイプ・恥じら...
前記事#3.3“B勤は厨も営みの大事。軽視するべからず”では,B勤の調理係の話をしました。厨房の仕事はオプションで利益を追求するに当たって意外に重要な仕事なのですが,さて今回はいよいよ,メインであるルーム係について掘り下げます。A勤と違って,B勤は回転清掃がメインになるので,ルームに滞在する時間が少ないのです。なのでスタッフは普段,フロントの横にある休憩室を兼ねた待機場所にいます。ここで本格的な清掃(本掃)...
群青色の女衒#3.3 B勤は厨も営みの大事。軽視するべからず
前回#3.2まで,A勤(日勤)からB勤(準夜勤)の話題に入りました。今回はB勤の仕事の話題ですが,なかでも大事な仕事である,調理についてです。B勤のメインであるルーム係の話をする前に,軽視しがちな調理という仕事に触れます。B勤は夕方の利用なので飲食の注文がとても多いのです。事前に腹ごしらえタイプは18時ころから。事後に腹ごしらえタイプは20時ころのオーダーが増えます。腹ごしらえを情事の前後両方でヤるというサン...
群青色の女衒#3.2 B勤に至れしは いよいよもって巣窟への途となりけり
前回まで,学生時代にアルバイトをしていたラブホテルについて綴ってきました。・ホテルの概要・三交代制・日勤(A勤)の実情そして今回は,準夜勤(B勤)の話に移ります。B勤は17時から24時までの勤務なので準夜勤になります。B勤は仕事の精度より,とにかくスピードが求められる時間帯です。A勤の落ち着いた本掃とは異なり,回転清掃(通称「回転」)がメインなのです。どういう事かというと,この時間帯は,仕事が終わった男女...
群青色の女衒#3.1 A勤は周りが比較的に健全 - 日中にしかできない仕事
前記事では・アルバイトに採用された話・ホテルのロケーションの話などをしました。今回はその続きです。ラブホテルは年中無休で24時間営業です。したがってスタッフは,空き時間が出ないように3交代制で勤務します。ここでは分かりやすく日勤をA勤,準夜勤をB勤,深夜勤をC勤とします。日勤のA勤は,9時から16時の7時間(フロントは引き継ぎがあるので17時まで),準夜勤のB勤は,17時から24時の7時間,深夜勤のC勤は,24時から9...
さてシリーズ#1のつづきです。人生はじめて人さまからお金をもらって働くことになりました。まずはこのラブホテルがどんなところにあったか説明しましょう。【概要】このホテルの所在地は,いわゆる旧赤線地帯のど真ん中にありました。このロケーションを意識して,ブログのシリーズタイトルを“群青色の女衒”にしたのですが,群青色という表現の根拠は…,まぁ追々の話のなかで出てきます。さてまわりはソープランドとソープランド...
新年明けましておめでとうございます更新が滞り,年頭の挨拶しかしてないようなブログですが,新しいカテゴリー「群青色の女衒」を設けたのでその報告と,記念すべき第一回目の更新記事となります。学生のころ,場所は言えませんが,某茨城県の某水戸市の繁華街にあるラブホテルでアルバイトをしていたのですが,やはりここは,その頃の話をしたほうが良かろうかと,この正月に思い立ったわけです。まぁ暇な正月を過ごしていると,...
話題#49 楽天市場 - クーポン使えないなら始めから言えDAH
強制キャンセルされるという怪現象しかも繰り返すこと4回(笑)割引クーポンを使わないとなぜかキャンセルされない皆さまこんにちはまぁタイトルの通りなのですが,夜に出回る「割引」という虚偽の客寄せにはうんざりです。※今回の記事は画像はありません経緯を説明します。ある和服専門店の楽天ショップで買い物をすることにしました。そこでたまたま画面上に20%割引クーポンが現れました。なんのためらいもなくクーポンを獲得し...
話題 #4.3 資格 - カラーコーディネーターを受けてみた 栄光と田吾作
東京商工会議所取材のカラーコーディネーター検定試験®を受けてみた合格への道と,注意しなければならない落とし穴を説明いえ,お金は一切いただきません。お客様が満足さたら,それがなによりの報酬でございます。みな様こんにちは。だれも読まないブログを久しぶりに更新します。ほんと誰も読んでないので笑ってしまうのですが,かろうじてトーヨータイヤの回と,ポーチュガルの回が少し読まれている以外は,ほとんど大陸棚の藻...
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ラッキーなこともたまにありますいわゆる余禄というやつですただし倫理的に好ましいものではありませんスジャータの話題が続きますが,今回は我ながらディープな?話題です。本来のスジャータとは仏教のなかに出てくる登場人物で,お釈迦様を乳がゆで救った娘さんのことです。なので,ホテルへやってくる肉体労働者を表現する例えにはふさわしくないのですが,まぁ恣意的に当てはめただけなのでご容赦ください。さてこれら労働者は...
みなさまこんばんはちょっと久しぶりの更新ですB勤もたけなわですポラロイドカメラに時勢が透ける今日も休憩利用で賑わうラブホテルが営業を続けます。フロントサービスのなかで,一風変わったサービスメニューがございました。それはお部屋で楽しめる,大人用の玩具の販売です。皆さまが想像するのは,日本古来より愛されるコケシ状のものや,互いの摩擦を軽減する潤滑油などの類でしょうか。ところがもう一歩踏み込んで,少しイ...
前編は脱線が長くて反省記憶を辿れば臭いで反芻若き記憶を眼裏に泛舟褐色の恋人スジャータが,宿泊確定の1時をお知らせしますさて時計は22時をもうじき周るところで,平日のチェックイン客にとって宿泊が確定する時刻です。ところがなかには早打ちガンマンがおりまして…「0時まで終わらせるから!」とか,「す…すぐ出すから…いや,出るから。…部屋を」と,まるでこの世が終わる勢いで駆け込むお客様もいらっしゃいます。システム的...
目的は単純ですが素性は単純ではありませんそれぞれ多様の出自や国籍です北緯14度からこんばんはこれまで前述したとおり,このホテルは繁華街から一丁程度裏にありました。七草になってしまいましたが今年もよろしくお願いします。この一丁程度というのが大切で,繁華街の区分けを感触的に伝える役割りがあります。─── 初っ端から脱線します ───わたしはブログのタイトルとおり,仕事や余暇で数多くの観光名所と繁華街を歩きました...
イン数-アウト数=ステイ数ところがイン数-アウト数>ステイ数がしばしば発生消えたステイ数はどこへ行った?窓のすき間からスキッパー当店は宿泊は前払いですが休憩は後払いです。どころが後払いであることを良いことに,しばしば無銭休憩する方がいます。当店では使ったことはありませんが,業界用語でスキッパーと呼ぶらしいです。さて208号室(通称ニーハチ)において,スキッパーが発生しました。この部屋は窓を開けるとフェ...
同じ時間に同じ服いつもの方が今日も来た人はみなパターン化するラブホテルも営業ですから,もちろん必ずおなじみさんが発生します。前々回のような夜蝶は迷惑なのでまったく馴染まなくても良いですが,気心を知れるとまでいかなくても,隠れて見えない糸で紡がれたような疎通が取れるお馴染みさんなら,こちらはおおいに歓迎です。さて今日もお見えです。ラブホテルはサービス業ゆえ常に目立つ看板を女衒の街へ恥じらいもなく輝か...
こんにちはと生まれたときはみんな無垢何が彼女をさうさせたかB勤の実際 - 顔が見えぬとも幸せは共有できるこちらB勤です。前記事は先払いした女性にまんまと逃げられてしまったという,露骨な被害ケースをご紹介しました。歓声で賑わうパーティのような女たちと,葬式帰りのようなお父さんの対比を静かにフロント内部から観察した私。経験値が明らかに上がる感触を覚えています。最後のオチがなかなかよろしかったのですが,あの...
世の中にはたまげた人がいたものだ <前回の記事>血の気が引くような,サーッという潮の音が聞こえます。この感覚は部長に叱責された以来かも知れません。『ウイーン』公僕は最後の望みを懸けて,そのもう一つの自動ドアに血眼で突進しました。そして禁断の区域へ続く,ミラーガラスが開くとそこには?!『ヒュ~』そこには夏の早すぎる終わりを感じさせる秋風が,郊外方面へ向かって吹いていました。さきほど止んだ雨で濡れた...
貪欲な界隈だから黒い乙女が集えばその後を男が追う快速列車で行こう - などとは許されません A勤を長く引っ張りましたが,今回からB勤に入ります。昼間とは異なり,B勤は夜の情事。お酒という媚薬の力で,男女ともに各所の間口が広がる時間帯です。さてこの日は欠員補充のため,B勤フロントを担当していました。フロント前には全面にガラスが貼られており,お互いの顔を見ることができないようにスモークがかかっています。...
前編とつないで読んで下さいA勤の実際 – 強く務めるA勤ルーム最後に清掃中を示す赤いランプを消すとセット状態になり,これで空室が全館のパネルで共有されます。同時にフロント前の客様パネルも点灯され,いつでもお客様が利用できるようになります。(!?ここで思い出した。清掃中を示すランプは緑だった。これまでの記事で全部間違っていたかも!?。赤は宿泊,黄色は休憩,緑点滅になってはじめて清掃誘導,そして緑点灯は清...
A勤の実際 – 強く勤しむA勤ルーム思ったより負担が大きいことで驚かれたかも知れませんが,中高年の女性がたくさん在籍している事を考えれば,それなりに長く続けられる仕事であることはご理解いただけると思います。それなりに自分の体力と相談すればよいのです。A勤の特徴はなんていっても仕事と休憩の区別がはっきりしており,時間に追われることはまずないことです。一部のフリークを魅了するアノC勤の魅力もさることながら,A...
初心な乙女の話は前回でおしまい今回はまじめな話題に戻りますさて戻れられるかなA勤の実際 – これぞ本業。ルーム係A勤ではB勤C勤ではキレイにできない部分を,本来あるべき未使用の状態に戻します。頭は使わず,ほぼ体だけを使う肉体労働でしたが,C勤明けの身にとってルーム係のキツさはなかなかなものでした。ではルーム清掃の流れを見てみましょう。まず2人ペアで班行動します。班で2フロアを割り当てられるのですが,班内でル...
在宅時間より勤務時間の方が長くなるバイト代は増えて食費と光熱費は減るバイト貴族に成り上がり,色情にハマるA勤の実際 – 積極的で不純な事由A勤残業は会社都合による消極的な理由でしたが,じつは自ら積極的に居残った…というか居直った残業をやることもあります。季節?限定ですが…。それはなぜかというと,春休みになると学生アルバイトが大量に入ってくるからです。お察しの通り,その学生たちが目的なわけです。入ってくる...
アルバイトという枠組みだけに収めたくないラブホテル談話しかしこんなブログを更新していて良いのだろうか目的が散漫になっているのはご愛嬌A勤の実際 – A勤の朝礼はC勤の終礼マルチタイプと褒められる毎日が続きます。なんでも知り尽くしてしまうと,サボり方も上達します。終わり時間の間際になると,よく誰も知らない屋上でサボっていました。近くに女子高があったのですが,校舎の窓に映る乙女の姿で目と心を癒やしました。手...
マネージャーは寝坊助女狐も休み代理で朝礼をこなしたは良いけどA勤の実際 – なんでも屋が正午をお知らせしますさて責任者が不在なのは,ノビノビと仕事に励むことができるのでむしろ好都合です。しかし問題はフロントをできる人がいないことです。いい忘れていましたが,正規のA勤フロントは遅刻の常習でした。出てくるのは昼過ぎです。早くて。遅刻マネージャーが遅刻常習犯の自宅に電話して,起こしてあげて,それから準備して...
ここまで簡単に終わると思って気楽に始めたはイイけど話題が豊富でなかなか終われないことに気づいたシリーズ群青色の女衒を今日も行くA勤の実際 – 責任者寝坊の朝礼ABCの三交代制の勤務形態は,ホテルによって日勤,夕勤,夜勤という言い方もします。開業以来,ひとときも休むことがなく営業を続けていることから,まさに不夜城という呼び名がふさわしいでしょう。眠らない営業のためには,それぞれの時間帯に責任者が配置されま...
仄明るい兆しは幻であったかかの日の記憶はじっと解放されることを待っていたA勤の実際 - いつもの朝礼おはよーございまーす。C勤のヤニ臭い職場に異類の閃光が切り込みます。のっぺりとした白い顔が横一列に並べば,タンスの湿気を帯びた白粉のかほり。モーニングセットのバターに混じり,朝の空気を霞ませます。五十路とも六十路とも,言うにはあまりにも上品すぎましょう。シワの深さに人生の年輪を垣間見ます。さていつものA勤...
さてC勤に向いている人それは人生を捨てる人あ…人生捨てたら人じゃないかC勤に向いている方1エクセレントな高時給を求める方2エキサイティングな深夜が好きな方3エキセントリックな危険に鈍感な方4エキスパートを夜行性哺乳類の観察で貫ける方1エクセレントな高時給を求める方自分の生活リズムにハマれば(多少は寿命は縮まるでしょうが,そんなことは気にしないはず)大きな苦痛はありません。それよりも時給の高さに注目しましょ...
前回はB勤ルームに向いてる方でしたその途中でへそを曲げたのですが…気を取り直してB勤フロントから続けますB勤フロントに向いている方調理がそれなりに得意頭の回転が早い方ルーム係との良いコミュニケーションを保てる方1調理がそれなりに得意夕方ころから続々と休憩利用で入ってくる時間帯です。いつも思うのですが,ほかで美味しい食事を取ってからヤりに来ればいいのに。たいした美味しくもないホテルの料理にワザワザお金を...
あなたならどこで働きますかここまでシリーズを読んできた方なら,どこかしらに,何かしらの感情を移入させ始めたと思います。自分ならどこの勤務帯で働きたいか?そういう興味が,ほら。すでに芽生えてますね。ではあなたは何勤派でしょう?昼間の仕事が中心の正統派。A勤でしょうか。夜間の仕事が中心の副業派。B勤でしょうか。それとも深夜の仕事が中心の巣窟でニャハハ。C勤でしょうか。選んだなかでは,ルーム係かもしれない...
前回から時給の話をしています途中から読んでいる方の利便性は無視しています m(_ _)mすると経営側が労働条件の改革を行いました労働条件の改革それは突然起こりました。しばらくなにも変化がない日が続いてきたのですが,経営者が変わって初めての労働条件の見直しが行われました。改革の要点は,フロントなどを兼務する場合の特別手当の廃止食事の配給を廃止し,1日390円の食事手当を支給物価上昇に合わせて時給アップ賞与の支給...
前回に引き続き,はたらくひとたちの素顔ですC勤もひざを詰めれば良い奴ばかりでしたさて今回からは少しだけ人事と労働環境に触れますこれまで時代背景について話しませんでしたが,この女衒シリーズの舞台はバブル崩壊直後の平成初期です。それなりに相場を勘案して欲しいのですが,時給はA勤が650円,B勤が700円,C勤は750円でした。ほかにフロント業務ができる方や,勤務日数が多い月は,3千円程度の手当がありました。近隣のバ...
働く人の素顔に迫っています前回はA勤とB勤の人たち今回はC勤からC勤で働く人の特徴さてここからは,あきらかに別枠になります。バラエティに富んでいる人たちが集まる楽しいC勤。労働者というより,集団という表現がふさわしい世界です。学生前述の通り学生は少ないのですが,外国人留学生はパラパラと入ってきました。留学生は情とかしがらみが無くサバサバしていて,合理的に拘束時間と時給にこだわる方が多かったです。目的意...
前回は夜勤を終えた様子についてでした。昼間の過ごし方は,健康管理に関わる重要なことが分かりました。今回は働く方々の素顔に目を向けることにします。はたらくおじさんとおばさんシリーズ#1以来ですが,ちょっと労務関係について真面目な話に戻ります。これまで深夜労働の大変さを強調してきましたが,24時間営業を途切れなく円滑に回すためには,どの時間帯においても手を抜くことはできません。C勤以外の従業員もいなくては...
前回は怒涛のハガシから,モラルや恥の商売の話をしました。今回の話題は,仕事を終えたC勤の様子です。ちょっと短め記事です。やっと終わった〜仕事ぉ!装著から夢中に追い込み続けたハガシでした。しかし山より大きなイノシシはいません。イノシシをいくら追いかけても,その山を制服することにはならないのです。9時になるとA勤の太いリソースが打ち寄せ,自分が夢中にこなしてきたハガシがチッポケだったことに気づいて…我に返...
前回のハガシのつづきです。後半は職場で働く人達へ目を向けようと思います。ハガシの手順朝です。回転清掃の必要性がなくなったC勤たちはA勤の補佐に回ります。ハガシは補充作業がないので手ぶらで大丈夫です。何も持たないというだけで,疲労時にはずいぶん助かります。ボタンで緑ランプを消すと自動的にドアは解錠,そしてまずバスルームへ直行します。ドアの下に足マットをはさんで半開きにし,バスルームの蒸気を抜きます。次...
前回はC勤の楽しい食事シリーズ名についても言明しましたいよいよ長いC勤の夜が明けて朝を迎えますここでシリーズ名“群青色の女衒”についておさらいします。既読の方は読み飛ばして結構です。───おさらい─── 群青色の女衒空がなんとなく青みがかってくるのが,だいたい5時ころでしょうか。 季節によっては6時ころかもしれません。暗闇に包まれた夜の街を,東の空から群青の色が照らし始めます。ここでやっとシリーズの名...
B勤との交代間際で多忙な時間をやり過ごしたC勤ですが,今回は休憩室での様子を話します。 後半ではシリーズ名“群青色の女衒”についても触れます。 前回はC勤フロントについて話しました。 ABC勤に共通して,夕方でも夜中でも出勤したときは「おはようございます」と挨拶します。 まるで芸能界のような慣習すが,なんでも短縮化するのはどの業界でもありがちですね。 たとえば402号は42(ヨンニィ)とか.回転清掃は回転。 ...
このシリーズにそろそろ飽きた方。 付き合いで読む辛抱強い方。 そして初見さんで一見さんの方。 いつもありがとうございます。 今回はC勤フロントのつづきです。C勤ルーム0時ころは混雑する魔の時間というのがお分かりになったと思います。 B勤が退勤間際でソワソワし始め,そのうちにC勤がボチボチと出勤します。 この時間は疲れ切ったB勤の動きが怠慢になり,一方で出勤直後のC勤は少数体制なので,いわばリソースが乏し...
いつもお越しいただきありがとうございます。 おかげさまで「いいね」ボタンの押下はほぼゼロ, FC2ブログの足あと履歴もまずありませんが, シリーズを完結させる意思は潰えません。 さて今回から,C勤の一日,というか一夜を紹介します。C勤フロントの引き継ぎ0時になりました。B勤さんが帰る時間です。 代わりにやって来るのが我らが友C勤です。 前記事の時間システム項で触れましたが,この時間帯は強制的に宿泊へ移行する...
ラブホテル。それは慈しみ深き男女に許された,ただ一つの🍑源郷。 みな様こんにちは シリーズは渦中ですが, ブログは過疎です。 これまでホテルの概況から始まり, A勤ルームとB勤ルーム,そして調理業務や駐車場整理について説明しました。 そろそろC勤の話題になる頃なのですが,C勤はいわゆる“なんでも屋”なので, 清掃とフロントはもちろん,調理と駐車場,他にも雑務も含めてオールマイティにこなさなければいけません。 ...
カテゴリー名に「R18」を加えてみましたが,たいした意味はありません。紳士淑女および好青年におかれましては自由闊達にご利用下さい。前回記事群青色の女衒#3.6 本懐を遂げるはB勤の本分にて候これまで(なぜか時代劇風に)夜勤帯のB勤を中心に話を進めてきました。フロントとルームに分かれ,調理などの付帯業務もこなしながら,多忙な仕事であることを理解いただけたと思います。そろそろC勤の話に進むところですが,ごめんな...
今回は3300文字を少し超える長文です。前回記事“#3.5塀を隔てる客人は4タイプにて候”では,ラブホテルのチェックアウト客には4タイプいるという話をしました。今回は,はなしを中の人に戻し,B勤スタッフが実際にどんな動きをしているのか説明したいと思います。はなしのつながりを良くするために,前々回の記事“群青色の女衒#3.4 B勤は忍者の掟を会得すべし”から引用します(既知の方は,ここを読み飛ばしても結構です)ではB勤...
寒気と大雪で全国的に雪害が広がっていますね。お出かけしないに越したことはありませんが,もし出かける必要がある方は,時間に余裕を持って出発しましょう。北海道の社会人は1時間前に行動します。移動に時間を要するのと,雪かきに時間が取られるからです。さて群青色の女衒シリーズは#3まで進みました。前回は,壁の向こうを行き交うお客様には4つのタイプに分かれるという話をしました。・恥じらいを保つ,標準タイプ・恥じら...
前記事#3.3“B勤は厨も営みの大事。軽視するべからず”では,B勤の調理係の話をしました。厨房の仕事はオプションで利益を追求するに当たって意外に重要な仕事なのですが,さて今回はいよいよ,メインであるルーム係について掘り下げます。A勤と違って,B勤は回転清掃がメインになるので,ルームに滞在する時間が少ないのです。なのでスタッフは普段,フロントの横にある休憩室を兼ねた待機場所にいます。ここで本格的な清掃(本掃)...
前回#3.2まで,A勤(日勤)からB勤(準夜勤)の話題に入りました。今回はB勤の仕事の話題ですが,なかでも大事な仕事である,調理についてです。B勤のメインであるルーム係の話をする前に,軽視しがちな調理という仕事に触れます。B勤は夕方の利用なので飲食の注文がとても多いのです。事前に腹ごしらえタイプは18時ころから。事後に腹ごしらえタイプは20時ころのオーダーが増えます。腹ごしらえを情事の前後両方でヤるというサン...
前回まで,学生時代にアルバイトをしていたラブホテルについて綴ってきました。・ホテルの概要・三交代制・日勤(A勤)の実情そして今回は,準夜勤(B勤)の話に移ります。B勤は17時から24時までの勤務なので準夜勤になります。B勤は仕事の精度より,とにかくスピードが求められる時間帯です。A勤の落ち着いた本掃とは異なり,回転清掃(通称「回転」)がメインなのです。どういう事かというと,この時間帯は,仕事が終わった男女...
前記事では・アルバイトに採用された話・ホテルのロケーションの話などをしました。今回はその続きです。ラブホテルは年中無休で24時間営業です。したがってスタッフは,空き時間が出ないように3交代制で勤務します。ここでは分かりやすく日勤をA勤,準夜勤をB勤,深夜勤をC勤とします。日勤のA勤は,9時から16時の7時間(フロントは引き継ぎがあるので17時まで),準夜勤のB勤は,17時から24時の7時間,深夜勤のC勤は,24時から9...
さてシリーズ#1のつづきです。人生はじめて人さまからお金をもらって働くことになりました。まずはこのラブホテルがどんなところにあったか説明しましょう。【概要】このホテルの所在地は,いわゆる旧赤線地帯のど真ん中にありました。このロケーションを意識して,ブログのシリーズタイトルを“群青色の女衒”にしたのですが,群青色という表現の根拠は…,まぁ追々の話のなかで出てきます。さてまわりはソープランドとソープランド...
新年明けましておめでとうございます更新が滞り,年頭の挨拶しかしてないようなブログですが,新しいカテゴリー「群青色の女衒」を設けたのでその報告と,記念すべき第一回目の更新記事となります。学生のころ,場所は言えませんが,某茨城県の某水戸市の繁華街にあるラブホテルでアルバイトをしていたのですが,やはりここは,その頃の話をしたほうが良かろうかと,この正月に思い立ったわけです。まぁ暇な正月を過ごしていると,...